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May 02, 2011

「負けない」力@2011 J.League Division1 第8節 Fマリノス vs エスパルス

笑顔の再会が各所に溢れたホーム開幕戦。

その笑顔を守った「負けない」力。

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2011 J.League Division1 第8節

Fマリノス 1-1 エスパルス @ 日産スタジアム「負けない力」
F.Marinos:86'兵藤慎剛!!! S-Pulse:80'p大前元紀

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"笑顔守ったビッグセーブ"、DF小林祐三"すり抜けた「ヒーローチャンス」"、栗原勇蔵"足攣っちゃった……"(→81'金根煥"戦術兵器")、中澤佑二"踏ん張って、踏ん張って"、波戸康広"大前番に数的不利の苦しい仕事"(→81'狩野健太"反抗の第一歩")、MF中村俊輔"復調"、小椋祥平"秩序の守り役"、谷口博之"縦横無尽"、兵藤慎剛"チーム救う同点弾!!!"、FW小野裕二"決めてりゃ勝ってたな、No.10/閉塞破るランニング"、渡邉千真"目覚めは次節に"(→74'長谷川アーリアジャスール"着実に")

エスパルススタメン:GK山本海人、DF辻尾真二、エディ・ボスナー、平岡康裕、太田宏介、MF岩下敬輔、山本真希(→66'アレックス)、枝村匠馬、FW大前元紀、小野伸二(→76'高原直泰)、伊藤翔(→84'児玉新)

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《review》

好ゲームを展開した名古屋戦・鹿島戦とは違う様相を呈した立ち上がり。最終ラインからのビルドアップに難があるのを見定めてか前から追うことで圧力を掛け、ボールを奪えば強烈な4枚が揃う中央のスクエアを避けてサイドに起点を作り、インサイドハーフが寄ることで生まれる数的優位を使って崩す。横浜の強いところ、脆いところを研究したかのような狙いが嵌り、序盤の主導権は清水が握ることに。

劣勢の立ち上がりとなった横浜だったが、ゲームが落ち着くと反撃。小野裕二・谷口博之のダイナミックなランニングをシンプルに使って深みを作ると、細かいコンビネーションや浅い位置からのクロスでチャンスを作り出す。しかし、複数回あった決定機は悉く決めきれず。右サイドセットプレー、俊輔のインスイングボールに合わせた裕二の叩き付けたヘッドは山本海人の正面。飯倉のキックを巧みな浮き球処理で収めた千真が抜けだして生まれたカウンター、最後は長い距離をランニングして飛び出した俊輔へとラストパスが出るが左足アウトサイドのシュートは山本海人にこれまた凌がれる。そして、前半最大の決定機、左サイド中村俊輔のピンポイントのアーリークロスにマークを外した谷口が中央でダイビングヘッド!しかしこれは僅かに枠を逸れる。リズムを奪い返すも先制点は奪えず、スコアレスで折り返す。

後半に入って、攻め合いの様相。横浜が俊輔のスルーパスに千真と入れ替わるように飛び出した裕二が1vs1のチャンスを作り出したかと思えば、清水は交代で入ったアレックスがスローインからシンジのダイレクトでの落としを受けるとボックス内から強烈なシュートを放つ。しかし、清水・山本海人、横浜・飯倉大樹が好守。互いにゴールが割れないまま最終局面へ。

均衡が破れたのは80分、この日再三縦横無尽な動きでボールに絡んでいた大前の果敢な仕掛けが実る。左サイドから中央にカットイン、ボックスに入るタイミングで波戸に寄せられバランスを失うとコースに入っていた小椋と衝突、はね飛ばされるような形で倒れ、これがPK判定。微妙な判定……(最後小椋に衝突するタイミングでかいくぐるようにボールを前に出してるのが効いたかなぁ……)抗議するも当然実らず、このPKを大前が自ら決めて清水が先制。

ビハインドを負ったFマリノスは、勇蔵(足攣ったこともあったか)に代えクンファン、波戸に代え健太を投入、前線に3枚を並べるスクランブルで攻勢に出る。その中で光ったのがこの日キレを見せていた中村俊輔、サイドから俊輔らしいキックフェイクで対面の相手を揺さぶりクロスで好機演出。そして、その俊輔の仕掛けから迎えたチャンス、左サイド右足でのクロスと見せかけ縦に抜け出し左足で柔らかいクロスを中央に、兵藤が少し触るような形で大外に流れたボールをクンファンが長い足でボレー!この窮地は山本海人が身体を投げ出し足に当てて凌ぐ。しかし、このリフレクションを谷口が身体を倒すように胸で中央に折り返し、最後は兵藤が蹴りこむ!ゴール内から必死に山本海人が掻き出すもこれはゴールラインを越え、同点ゴール!俊輔のクロスに対して、ボックス内に5枚(谷口・兵藤・アーリア・クンファン・裕二)が飛び込む迫力あるプレーとなったし、その中央の厚みに応える形で俊輔も素晴らしいフェイクからイイクロスを上げた。スクランブル成功!

更に、この勢いのまま同点ゴールを狙う横浜は、FKのチャンス!右寄り30m付近からのポイントには狩野健太と中村俊輔、蹴ったのは俊輔!ファーサイドを狙った強烈なシュートで急襲、イイコースに飛ぶも僅かに枠内に収まらずポスト直撃。勝ち越しまではならず。Fマリノスのホーム開幕戦はドローで幕を閉じた。

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《impression》

/negative/

・序盤の攻防に今のFマリノスの課題が表れたか。最終ラインからのビルドアップはプレッシャーを掛けられると途端に機能停止に陥ってしまう傾向が強い。特にサイドバックにボールが渡ったタイミングで前を塞がれてしまうと……。ボールホルダーの自助努力(受ける前の状況把握や予備動作など)が足りない部分もあるが、レシーバーとなるべき選手達のパスコースを作る動きが乏しかったり、距離が遠かったりと、ボールホルダーが「逃げづらい」状況に陥ってしまっているのは間違いない。プレッシャーがない状況であれば視野を確保して様々な選択肢を見出すことが出来るけど、ある状態であれば視野が狭まり余裕を失う。それを鑑みて、周りの選手は動かないと、ね。

・また、ボールの動かし方。サイドにボールを預けるときに「なんとなく空いてるから」と適当に動かすから追いつめられちゃう。預けるタイミングで周りの状況がどうなっているのか、それを的確に把握した上で預けてあげないと……。能動的であるはずのポゼッションが1人の「考えない」プレーのリアクションでは意味がない。

・で、4-3-3の相手に対してのサイドでの対応、かな。この日は特にサイド、ということになるのだけど、キーとなるのはインサイドハーフを誰が見るのか、その時にゾーンをどうするのか、ということかな。システム的に既に捕まえるべき選手を持つ中で、その担当ゾーンにインサイドハーフが入れば当然数的不利に陥る。ゾーンをブレイクしてヘルプに行く必要があるとは思うけど、その時に生まれるスペースのカバーであったり、受け渡しだったり、そういう部分がまだ曖昧かなーと。名古屋戦でも小川佳純のランニングにかなりかき回されたけど、今回に関しても顔出してくる山本真希や枝村を捕まえきれず、サイドを剥がす手助けをされてしまった。色々な考え方が出来るけど(どこかを捨てるか、攻撃の枚数を削るか、割り切るかの3つ)、3トップ+外起点を採用しているチームは結構あるから、1つ答えを持っておいてもいいのかも。

・端的に。チャンスに点を獲ること。先に獲れていれば勝てたゲーム。ねぇ、裕二?

/positive/

・プレッシングに苦しんでいた状況に置いて、大胆なランニングを使うことで閉塞した展開を動かせたこと。4月のヴェルディとの練習試合にも見られた形だけど、細かい繋ぎに執着せずシンプルにスペースに飛ばしていくことで深い位置に起点を作り、それに合わせて押し上げていくことで攻撃に転じることが出来た。相手が前から来てるということは後ろにスペースが出来るということ。良い状況判断が出来ていたと思う。谷口のダイナミックなスペースへのランニングにしても、裕二のサイドに流れてのランニングにしても、使ってあげれば身体の強さを活かして何とかキープ出来ちゃう部分もある。見殺しにせずに使っていくことで彼らの中にある「動き出し」の意欲を消さないようにしていきたい。ポゼッションもスペースパスも攻撃構築の「手段」の1つに過ぎないのだから。

・押し込んだ後の攻撃のクオリティは決して低くなかった。ぶっちゃけ俊輔のコンディションが上がってきてことが大きいけど、谷口が最前線に入ることとシンプルなクロスが噛み合ってる感はあるし、細かいコンビネーションやサイドバックのタイミングの良いオーバーラップも悪くない。だからこそ、チャンスは作れた。後はラストパスの精度を高めること、そして決めきるだけ。続けていきたい。

・結果として、負けなかったこと。ホーム開幕戦、勝ち点1。端的に捉えれば決してポジティブではないけれど、残り10分のところで先制点を喫した展開から考えれば「負け」ゲーム。そんな苦境を跳ね返せたことは、1つの進歩と捉えても良いのかな、と。最終ラインを一枚削り、前線に厚み。そして、最前線にクンファン。パワープレーオプションが結果に繋がったことは、意図を持って中断期間取り組んだ監督・スタッフの準備の勝利(いや勝ってないが)チームとして幅を拡げられたと言う点でも喜ばしいこと。負けない力、逞しい、うん。

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《gallery》

2011/4/29 J.League Division1 第8節 Fマリノス vs エスパルス @ 日産スタジアム(picasa/me)

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(´-`).o0まあ、残念ながらホーム開幕戦は引き分け……沢山の人に来て頂いたので勝利の歓喜を味わって是非ともリピーターに……と思ったけど、まあこればっかりは、ね。最初はどうなることかと思ったけど、良い雰囲気で良かった。

(´-`).o0約4ヶ月ぶりのホームゲーム、本当に長かった。久々にお会いする方々に沢山挨拶出来たりしたのは本当に嬉しかったです。今年も頑張りましょう、って前向きな感じが嬉しいな。みんなで!ですね。

(´-`).o0って、GWの連戦はまだまだ続く訳で!バシバシ頑張るしかないですね。次は浦和戦!千真来い来い!

(´-`).o0あ、これ超格好いい!nariさんやるなー!ということでご紹介!

カッコイイ2011選手紹介ムービーをどうぞ!(narilog)

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Comments

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