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May 17, 2011

糧@2011 J.League Division1 第11節 サンフレッチェ vs Fマリノス

初黒星、だけど視界は曇っちゃいない。

2011 J.League Division1 第11節

サンフレッチェ 3-2 Fマリノス @ 広島ビッグアーチ「糧」
F.Marinos:43'中澤佑二 69'中村俊輔
Sanfrecce:17'&33'李忠成 67'ダビド・ムジリ

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"欲しかったビッグセーブ"、DF小林祐三"好事魔多し"(→37'天野貴史"問われるのは質")、栗原勇蔵"釣られて、逃して"、中澤佑二"終わったなんて言わせるな"、波戸康広"何もしないの罪"(→72'長谷川アーリアジャスール"埋没")、MF中村俊輔"1G1Aも…"、谷口博之"諸刃の剣"、小椋祥平"苦しい仕事"、兵藤慎剛"支えて走って"、FW小野裕二"好事魔多し"(→58'金根煥"詰めるべきはディティール")、渡邉千真"広島キラー、だったんだけどなぁ"

サンフレッチェスタメン:GK西川周作、DF森脇良太(60'一発赤)、中島浩司、横竹翔(→70'盛田剛平)、MF森崎和幸、森崎浩司、ミカエル・ミキッチ、山岸智、FWダビド・ムジリ"超絶キープと絶品パスの当たり外国人!"(→73'山崎雅人)、李忠成、佐藤寿人(→63'高萩洋次郎)

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《review》

互いに隙を伺いつつ見合うような静かな立ち上がりを経て、一気にゲームが動き出す。横浜の攻撃を凌いだ広島が素早く攻撃に移行。戻りきれず空いた右サイドのスペースでミキッチにボールが渡ると、波戸もアプローチしきれずフリーでクロス。中央には李忠成と佐藤寿人、マークに付くのは中澤佑二と栗原勇蔵。実力者同士のマッチアップ、ここでクオリティを魅せたのが佐藤寿人。内側に切れ込むフェイクを絡めてファーに流れる「プルアウェイ」の動きで勇蔵を欺きフリーとなると、勇蔵慌てて前を塞ぎに行くも佐藤寿人の選択は折り返し、この落としを李忠成がいつぞやのハイライトのように左足ボレー振り抜く!飯倉、反応し手に当てるも勢い御しきれず弾いたボールがゴールイン、先制点を許してしまう。寿人の意図のある動き、ミキッチの精度伴うクロス、李と寿人のイメージの共有、相手を褒めたくなるような攻撃だったにしても、攻撃後の対応として展開からクロス、シュートに至るまで全くと言っていいほど相手にプレッシャーが掛からず。好き放題やられれば、それはやられても致し方ない。

これで流れが完全に広島に。攻めに出たい横浜をあざ笑うかのように後方でボールを動かしてチェイスをいなし、バイタルにスペースが出来ると前にボールを入れる。連動した質の高いポゼッションに加え、新加入のムジリの複数人に囲まれても奪われないキープ、ランニングを活かすパスに翻弄され、次々と裏を突かれる。劣勢。そして、今度は個人技に屈する。森脇の縦パスに寿人が落ちつつヘッドで叩き李忠成へ、ここから李忠成ショー。トラップ際を狙った勇蔵のスライディングをいなし、ゴール方向へスピードアップすると裏通りで佑二をぶっちぎる。そして最後は小林祐三のカバーの一寸先に左足アウトでニアサイドを抜く。横浜が誇る堅牢なディフェンダー陣を1人で「射抜いた」。これはもうどーしようもない……。これで2点ビハインド。

悪いことは続くモノで接触プレーで打撲を負った小林祐三が交代せざるを得ない状況に。守備面では苦しんでいたモノの攻撃面では好調だっただけに残念…ここで交代カードを一枚減らしてしまう。ネガティブなファクターばかりが並ぶ中、終了間際左サイドCK、俊輔のアウトスイングのボールが西川の飛び出しのミスを誘い、がら空きのゴールに佑二がヘッドで叩き込んだ。希望の1点。

後半に入り、谷口のスタートポジション自体を高く上げ、3トップのような形で圧力を掛ける横浜。しかし、負の連鎖なのか、今度は小野裕二が負傷退場…2枚のカードが負傷による交代…クンファンが入る。

ただ、そのクンファンが大仕事、小椋のスペースパスに中央から抜け出し独走、背走する森脇に引き倒され、森脇を退場に追い込む。数的有利。しかし、このFKはリフレクション含めてモノに出来ず。逆に警戒していたはずの広島のカウンターが火を噴く。森崎和がアプローチをいなして最前線で走る李に抜群の精度のフィードを通すと、李は勇蔵・波戸を引きつけつつ後方から走り込むムジリを捉えて、優しいラストパス。ムジリは飛び出す飯倉の上を抜くチップキック。これで3点目……。技術あるチームの素晴らしいカウンター、森崎のところは塞いでいたはず、李のところも捕まえたはず。しかし、何も出来ずにやられた。特に李に渡ったところ、あそこでスペースに出て2枚釣り出されたところでカバー出来る選手はもうだれもいなかった…ファールで良かった。プレーの流れを切りたかった。囲むだけで何も出来なかった悔いの残る対応……。

その後もカウンターに脅かされつつも前に出る横浜。俊輔が中央からミドルシュート、低い弾道のボールはバウンドして伸びたかコースに入っていた西川をすり抜けて決まりまたしても1点差に。しかし、ここから次の1点が遠かった。パワープレー気味にロングフィードを前線に入れるもその質は伴わず、また狙いも曖昧、直接合わせて決めたいのか、ポイントを作りたいのか、そもそもどちらのサイドから入るのか、皆が手探りの中で進めてしまった結果、実効力の伴うモノにはならず。

結局ゲームはこのまま、又しても広島の地で返り討ちに合い、今シーズン初黒星となった。

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《impression》
/negative/

・警戒していたはずのカウンターでの3失点。前節に引き続き、ポゼッションして、人数を掛けて攻める中でのリスクマネジメントのなさを露呈してしまった。ある程度前から塞いで…という意志は見られたけれど、後ろはラインが結構深く設定していたのでスペースが出来て、そのスペースに起点を作られ……というのが目立った。前と後ろでの意志の齟齬は否めず、といったところかな。そもそも前からのアプローチの実効力という部分でも足りなかったかなーと思うし、せっかく遅らせても戻り切れずセットし切れていない状況を見ると、まだ切り替えのスピード含めて足りないというのが素直なところ。これまではゾーンを形成して、バイタルのスペースを圧縮して守ることで堅牢な守備を作り上げれたけれど、ポゼッションする時間が増えたことでポジションを崩し攻めることで秩序を保ちきれなくなってるだけに、この部分の落としどころを早いとこ見つけたい。

※これは個人的な意見だけど、カウンターを受けた際にもっともっとシビアな意識をもたないと。例えば、もっとファールをうまく使いたい。3失点目の波戸と勇蔵が李を捕まえた時点の状況を考えれば、最後方の選手があそこにしかいない状況になってたわけで、あそこで「潰すしかない」状況に追い込まれてた。でも、二人の選択はディレイ。で、状況を変えることが出来ないままフェイクにいなされ、ラストパス出されて決められた。他にも中央で波戸が捕まえたけど緩いアプローチで展開されてカウンター浴びるとか、そういうのが凄く多い。潰すべきところでは絶対に潰す、ファールという手段を使っても。カードもらわない程度に、危なくない位置ならファールのがよっぽどいいよ?したたかってそういうことじゃん。

・現状、谷口のランニングは閉塞した状況に刺激を与える大きな武器となっているけれど、それを支える術がないと組織を保ちきれない。これも上記に重なる部分だけど、彼が空けたスペース、彼の守備面で担っていた役割をチームとしてどうやって埋めていくのか。小椋1枚が底で潰すにも限界がある訳で、チームとしての約束事が必要だなぁと改めて感じた。兵藤や俊輔が低いゾーンでスペースを埋める、ラインを押し上げてプレースペースを消す、失った後の切り替えをもっともっと速くシビアにやっていくことで時間を作る、もしくは谷口を「いない」ことにして4-3で守る形を作り出す。まあ手法は様々…なんだけど、バランスを崩して攻めていると言うことに関してチームとしてもっと意識しなきゃいけない。谷口個人のことを言えば、実効力は保っているとは思うけれど、闇雲に行きすぎ。頻度は考えなきゃいけない。相手も分かってれば警戒しようがあるわけで…。

・パワープレーのディティールも詰めておきたいところ。クンファンがいて、千真がいて、谷口がいて、最後には勇蔵も上がって、と沢山人数を掛けたけど、あんまり効果的ではなかったよね。まあこれもやっぱり意志共有と狙い、かな。この日は深い位置のファーサイドを狙うも西川に飛び出されてキャッチされることもしばしばだったけど、着弾点はぶっちゃけ浅い位置でイイと思うのね。折り返すことを考えればファーサイドにでっかい選手を置き、他の選手はその折り返しを狙う。狙ったサイドで上げられずサイドチェンジしてでっかい選手がニアに来ちゃったらセットし直す…もしくはフリックでなだれ込む、とか。小さな、そして当たり前のことだけど、そのイメージを持っていることで動きが変わる、整理される。ぶっちゃけクンファンはほぼ負けないだろうし、勇蔵も助走を付ければ高い。だからこそ、うまく高さを「使う」というのを考えておきたいところ。ロングフィードを直接ヘッドでズドン、とかは考えるな、考えちゃいけないんだ!←

/suggestion/

チームが抱えていた病巣を突かれ、広島の地でまたしても悔しい思いをすることになった横浜。

しかし、無為な敗戦ではなかった、と思ってる。

「去年と違って詰めるところがあいまいじゃない。一つの形をやり切ることで、次の課題が出る」

中村俊輔の言葉が示す通り、選手達は何をすべきかをしっかりと感じ取ってくれている。

1つの失点、1つの敗戦はマイナスでしかないけれど、そのマイナスを糧とすることでプラスに出来る。その理由を見出し、修正し、質を高めることでチームはもっと強くなる。

だからこそ、前を向いて、受け止めて。

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《gallery》

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(´-`).o0はい、広島行ってきましたー。また勝てなくて……(´・ω・`)まあ前向きに行きたいなーと。

(´-`).o0試合後に多くの皆様の飲み会に参加させて頂いて、騒いで笑って、敗戦の痛みを忘れさせて頂きましたー。広島で久々に美味しいモノ食べた気がする……←お好み焼きのソースも牡蠣も苦手な人

(´-`).o0ま、また次ですね。元気出してホームゲーム!

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Comments

いたさんこんばんは。遠征ご苦労様でした。TV観戦でしたが、典型的広島との負けゲームといった感じでした。特にミキッチをどう抑えるか注目してましたが、波戸さんが随分縦突破警戒してたのか距離取りすぎに感じたその瞬間にピンポイントクロス。。。やっぱミキッチいい選手です。李君もなんか去年あたりから化けたなって感じで、別人のようでしたね。あの2失点目の突破があったからこそ、波戸さんにしろ勇蔵にしろ3失点目の彼への応対はああならざるを得なかったのかなと思います。思わぬところでカズマとクナンの2TOPになりましたが、こういう形じゃないんだよなーと思いながら見てました。でも俊様の「次への課題」というコメント、期待できます。こういう試合でもしっかり存在感を示しているところが去年と全く違いますね。明日は今季初参戦、俊様の切り返しにだまされるのを楽しみにしてます。気合で応援!

Posted by: Jinke | May 20, 2011 at 10:11 PM

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