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June 07, 2010

繋げた希望@2010 J.League YamazakiNABISCO Cup GroupStage sec.6 ヴィッセル vs Fマリノス

「決勝トーナメントに行きたくないならこのままでいい」

ハーフタイムにこんなコメントが出てきてしまう程、どーしようもないゲームだった。

近づく夏を感じさせる暑さに足が止まり、ピッチの特性にも順応出来ず、致命的なミスを重ねる様は見ていられないほどに酷かった。

こんなゲームはしちゃいけない。そう、「決勝トーナメント」に行くのなら、絶対に。

2010 J.League YamazakiNABISCO Cup GroupStage Day6

ヴィッセル 1-1 Fマリノス @ ホームズスタジアム神戸「繋げた希望」
F.Marinos:75'齋藤学!!!!!
Vissel:60'ポポ

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"2度目の苦杯"、DF金井貢史"痛恨の経験"、栗原勇蔵"坊主にしてこい"、小椋祥平"坊主にしてこい その2"、田中裕介"怒らなきゃいけない爆弾トス"、MF松田直樹"走れないという十字架"(→63'狩野健太"復権の時は今")、兵藤慎剛"流れを変える影響力を"(→88'水沼宏太"次は宏太の番だぜ")、山瀬功治"一列落ちて消えた存在感"、FW坂田大輔"不運もあるけれど"(→46'齋藤学"チームを救う果敢なるカットイン、プロ初ゴール!!!")、渡邉千真"我慢しなきゃいけない"

ヴィッセルスタメン:GK徳重健太、DF石櫃洋祐、北本久仁衛、河本裕之、松岡亮輔、MFポポ"飯倉キラー"、三原雅俊、エジミウソン、ボッティ、FW吉田孝行"知性のラン、ツボを知る目"、茂木弘人

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*結果が負けじゃなかったことだけが救い。前節の湘南戦で自信を掴んだはずのチームがどうしてここまでパフォーマンスを落とすのか、はっきり言って理解出来ない。主体的な要素(コンディショニングやモチベーション、メンタルバランス)、相対的な要素(高い位置から穴のない陣形でシビアに寄せるプレッシャー、お家芸とも言える4-4ゾーン、意識の高さを感じさせるモラルと運動量、ホームピッチの特性の理解度)、理由は様々だと思うけれど、それにしたって酷すぎる。怒ってますよ。こんなの認めちゃいけないと思うから。

*まず一つ、コンセプトの根幹とも言うべきポゼッションが全くと言っていいほど出来なかった事。大きな要因は選手達の動く意識の低下。気温が上がり、能動的な意識が失われて足が止まる。顔を出す選手が減る状況となれば、ボールの流れが淀む。淀んだところに強くプレッシャーを掛かると、ボールホルダーは余裕を失う。爆弾を押しつけるようにプレッシャーの掛かっている選手にボールを預けて逃げる。この連続だった。とにかく選択肢が生まれてこない。下げても状況は変わらず追いつめられ、蹴っても精度は保てず収まらない。攻撃構築は壊滅的な状況で、相手のチャンス製造器だった。こんな状況はちょっと浮かばない。湘南戦では相手のプレッシャーを細かいパスでいなしては次々とアタッキングエリアに入っていった、清水戦でも攻撃構築に苦しみながらも決断力溢れる楔から好機を作っていた。しかし、この日に関してはそのスイッチを入れる以前の問題、根底から揺らぎ、「サッカーにならなかった。」

*それに加えて、なんとかボールを奪っても、又すぐに低い位置で簡単にボールを失う。集中力の欠如、無理なチャレンジ、精度のブレ、意志の齟齬……理由は様々だけど、自陣でのロストという致命的なミスを前半だけで両手を満たすほど冒せば、危なくないわけがない。奪った瞬間というのは、攻撃に転じようとポジションを崩す。その瞬間に奪われるという事はより危険な状況での応対が強いられる。はっきり言って前半スコアレスで折り返せたのは幸運でしかない。もちろん当然リズムが出来るわけもない。

*守る部分でも非常に気になった部分があった。ホムスタのピッチは硬く非常にボールが弾む、ファーストプレーで分かっていたはずなのにバウンドボールに対しての目測を誤る事が何度も見られた。インテリジェンスの欠けている証拠。しかもそれをセンターバックがやる。まず弾ませない、跳ね返す、基礎でありセオリーと言う要素を守らずに弾ませては目測を誤るなんてあり得ない。リズムの出来てきた後半にさえ、そんなプレーが出ていたのだから、本当に救いようがない。このピッチ状況はひとつひとつのファーストコントロールにも影響を与え、ロストに繋がっていただけに難しいピッチであったのは間違いないけど、状況に順応する力が欠けていた。

*ただ、これだけ低調なパフォーマンスながら、健太が中盤でボールを引き出しては散らしていく事でリズムを作り、学が左サイドでボールを引き出してカットインから攻撃の取っかかりを作る。交代選手が存在感を見せて流れを変え、劣勢を押し返し、そして獲った同点ゴール(※)。これは彼らにとって大きな自信となったと思うし、チームにとっても「逞しさ」という事を示す大きな結果だったと思う。グループリーグ突破に希望を繋いだと言う意味でも、もちろんね。

※ジローのパスを受け中盤空いたスペースを学が中央ドリブルからミドルシュート、強烈な弾道でゴールに向かうも弾かれる。このリフレクションを再びジローがピックアップすると、右サイドを兵藤を経由して功治に繋ぐ形で崩し、功治がグラウンダーのクロス、中央で学が押し込んだ!

*幸運な事にも、次の日に行われた清水-磐田は清水の勝利で終わり、その結果浦和に勝てばグループリーグ突破が決まるという状況になった。反発の価値、低調なパフォーマンスの反省、神戸戦で得た教訓を生かして、浦和戦にぶつけて欲しい。繰り返しちゃいけないし、糧にしなきゃいけない。そういうゲームだったと思うから、ね。

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【選手評】

特別扱いは、当然まな!プロ初ゴール!ほんとうにおめでとう!プロに入って最も素晴らしいパフォーマンスだったと思うし、久々に僕の好きな齋藤学らしいパフォーマンスだったかな。ハイサイドでボールを引き出して相手を剥がし、中央に切れ込んでズレを生む。そこからフィニッシュに持ち込むのはもちろん、預けてバイタル中央に起点を作る、引っ張って空いたサイドのスペースを使う、齋藤学のドリブルによって大きな効果が生まれていた。そしてゴール、だからね。素晴らしいパフォーマンスに結果が付いてきた、誇って良いと思うし、胸を張って欲しいな。守備面でも決してうまくはないし、強くもないけれど、役割は果たしている。戻る、塞ぐ、それだけはやれてた。それを続けていく事でチームメイトから信頼されると思う。今は身体の調子も良い、凄いイメージでプレー出来てるのは間違いない。自信を持ってどんどんやってけばいい。どんどんいっちゃえ!本当におめでとう!

*健太、うん、もっと出来るとは思うけど、狩野健太の価値は示したし、リズムを変えた立役者となってくれた。ふわっと浮いてボールを引き出して、ボールを繋ぎながら高い位置でプレーをオーガナイズするプレーは今のチームには健太しかできないプレー。だからこそ、現状には満足して欲しくないし(してないだろうけど)もっともっとアピールして復権してきて欲しい。こんなもんじゃないと思うし。周囲のアクションをもっと促しても良いかな。ロストのシーンとか出し所なくなってたし。

*宏太、出場機会は非常に短かったけど、一個大きなプレーがあった、終了間際サイドからのクロスに対して石櫃が飛び込んできたシーン、サイズで劣るながらしっかりと身体を寄せてシュートを許さなかった。こういうfor the Teamの姿勢がこれまでの宏太には少し足りなかったと思う。チームのためにまず仕事をする、その上で自分を出す。このプレーは本当に価値があった。素晴らしかった。こういう価値が自分の価値と評価を上げる、うん。

*先発メンバーはなし、ほぼ罵詈雑言になっちゃうからね。次はしっかりね、うん。

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ふう……すいません……なんか残念な感じで。本当は学くん初ゴールおめでとう!的な祝賀モードで行きたかったんだけど……流石にね。

でも、可能性は残った、勝てば上に上がれる。だからこそ、次は絶対に同じ轍を踏まず、良いパフォーマンスを出して、テンション上げて戦って勝つ。それだけに集中していきたいな。

ということで明後日19:00、日産スタジアムに集合!ってことできょうはここまでー。

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(´-`).o0写真撮ってきましたー。今回はフル充電!ただ、日が強くて陰になっちゃってる部分も……それと清水戦結局エントリ書ききれなくて、写真だけでもと思ったので乗せておきますね、ぱるちゃんかわいいよ。

( ´∀`)つ ミ 2010/6/5 J.League YamazakiNABISCO Cup GroupLeague Day6 ヴィッセル vs Fマリノス @ ホームズスタジアム神戸(picasa/me)

( ´∀`)つ ミ 2010/5/22 J.League YamazakiNABISCO Cup GroupLeague Day3 エスパルス vs Fマリノス @ アウトソーシングスタジアム日本平(picasa/me)

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