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May 01, 2010

完敗@2010 J.LeagueDivision1 第8節 Fマリノス vs アントラーズ

「ちゃぶられた」

この一言に尽きる。

ただ、完敗の中に「強くなる」ヒント詰まってた。

ただでは転ばない、この完敗も進化の糧に。

2010 J.League Division1 第8節

Fマリノス 1-3 アントラーズ @ 日産スタジアム「完敗」
F.Marinos:30'渡邉千真
Antlers:21'李正秀 51'小笠原満男 60'マルキーニョス

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"なす術なし"、DF波戸康広"無念の途中交代"(→49'藤田優人"問われる質")、栗原勇蔵"凌げた場面、凌げなかった場面"、中澤佑二"重き荷、体調不良では支えきれず"、田中裕介"無力感"、MF小椋祥平"もがれたアクション"、中村俊輔"狙われた「信頼関係」"、兵藤慎剛"問われる「チャレンジイズム」"(→76'狩野健太)、FW山瀬功治、渡邉千真"再覚醒への第一歩"、坂田大輔(→90'+1'パブロ・バスティアニーニ)

アントラーズスタメン:GK曽ヶ端準、DF内田篤人、岩政大樹、李正秀、新井場徹、MF小笠原満男、中田浩二、野沢拓也(→85'青木剛)、遠藤康(→71'フェリペ・ガブリエル)、FW興梠慎三(→89'伊野波雅彦)、マルキーニョス"10年目の100ゴール、おめでとう!おめでとう(怒)"

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*完敗。素直にそう思います。耐えるべき時を耐え、隙を見定め、狙い所を共有し、逃さない。プレーディティール、精度、連動性に至るまでひとつひとつのプレーのクオリティも非常に高く、「王者」の力ってやつを感じさせられたゲームでした。うん、強かった……。

*ゲーム展開として、前半はある程度渡り合えてた。ミスを犯せば速い攻撃に晒され、サイドで崩しきられるシーンも散見されたが水際で阻止したり、決定機逸にも助けられて、失点をセットプレーによる「1」で収め、俊輔の大きな展開を起点に波戸の素晴らしいインスイングのクロスを千真が決めた事で追いついて流れを引き寄せた。意図した展開ではないにせよ、ここまでは良かった。ただ、後半だよね。明らかに鹿島のフットボールが「横浜の弱点」に狙いを定め、鋭さを増していった。この変化がゲームの趨勢を大きく変えたのかな。

*鹿島の狙いの一つ目は、拙いビルドアップの目立つバックライン、特にサイドバック。2トップが縦のコースを消しながら外に逃げるようにチェイシング、そこにボールが出るとサイドハーフが蓋をする、ボールの流れと共にトップが挟み込む。本来なら前へボールを運びたい、しかし中盤やトップは後ろの選手に捕まえられている状態。追いつめられて選択するのは戻すか、抜きに行くか、アバウトな縦パスしかなく、その無理なチャレンジを強いる事でボール奪取へと誘った。これはロストの原因に仕立て上げられたサイドバックだけのせいではなく、彼らに選択肢を与えられなかったチームとしての拙さの現れでもあると思う。現状の質の伴わない足元重視のパスサッカーが鹿島にとって見れば格好の狙い所となっていたのだと思う。

*そして奪えばスイッチが切り替えて動き出しているマルキ・興梠へとシンプルにボールを供給、オリベイラが明かした通り、スピードというミスマッチの活用。サイドに空くスペースを時には裏へ、時にはハイボールを競ってセカンドボールを拾う事で高い位置に起点を作る。攻め切れればベスト、攻めきれなければサイドを細かいパス交換で崩す。そのセカンドオピニオンとなるサイドの崩しのクオリティがこのゲームの決勝点を導きだし、ファーストオピニオンとなるカウンターでトドメ。試合運びの巧みな王者に対しての2点ビハインドは死刑宣告と同義だった。

*弱点を見極める目、その弱点を突くタスクを漏れなく隙なくやりきれる遂行力、そもそものプレーのクオリティ……差があったのは事実。この差は改めて受け入れなきゃいけない。例えば「パスを繋ぐ」という事に対する意識。鹿島は足元にパスを付けない。常に空間にボールを流し、受け手がその意図を感じてそのポイントに「移動」してパスを繋ぐ。状況を大きく変えるプレーではないけれど、ほんの数mでも動きながらパスを受けることで、動きが伴い相手が読みづらくカットしづらい、瞬間的にプレッシャーを感じずにプレーできる時間が作れる。凄い小さな事で、根本的な部分だけど、そこに鹿島のクオリティを感じた。

*蛇足かも知れないけど、逆にFマリノスの方は、現状足元で「足を止めて」パスを受けようとする事が多い。パスがずれてミスになったシーンでレシーバーが足元差して「ここにくれよ」的なゼスチャーをしてる事があったりするけど、それが端的に示しているかな。足を止めてパスを受けようとすると、相手はそのポイントに狙いを定める事が出来るし、アプローチも行きやすい、となると常にプレッシャーが掛かる状況でのプレーが強いられる。だから、前を向けない、良い状態でボールを持てない、プレーに閉塞感が生まれる。まあ凄い小さな事だし、状況を動かす要素ではないのだけど、その小さな事の積み重ねが最終的なプレーの精度に跳ね返ってくると僕は思う。前のプレーの質が次のプレーの質を高める事もあれば、その逆も然り、これは摂理。そして、どちらの方がポジティブなのか、自明の理。挑戦者であり、道半ばであるからこそ、見習うべき部分は見習いたい。

*まあその他にもあるのだけど(相手のダイナミズムアクションに対するマークの部分での責任感、センターバック2枚が引き出された部分に見る状況把握と必要なプレー選択、4-3-3における守備分担とボールの動かし方などなど)、きりがないので……。失敗は成功の母、じゃないけど、失敗体験には多くのヒントが詰まってる。ただの敗戦で終わらせるにはもったいない、凄い意義のあるゲームだったと思うからこそ、この敗戦を次に、先に活かしたい。悔しいけど、現在地としてそういう場所にいる事は事実だから。その事実を受け入れてね。ま、前向いて、次は勝てるように、そのために今何が出来るか。うん。

*あ、そうそう、鹿島の細かい繋ぎの中で必ず最後は「裏のスペースへのダイナミズムアクション!」ってパターンは凄い取り入れて欲しい。相手を抜く、後ろやら横に戻す、そういうパターンがあっても良いけど、オフ・ザ・ボールのアクションで崩す、と言う意識は今の停滞しているチームにとって大事かなーと。それをやるのが基本サイドバックだけになっちゃってるけど、他の選手もやるべきだし、受け手として「動く事」の意識付けを徹底する意味で意味のある事だと思う。鹿島のように相手の視線を引きつけ、最後は「視野外から相手の背中を取る形で」とまでは言わないからさ。

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ということで当日になってしまいましたが、ざっと……選手評はなしで……。千真ナイスゴール!千真が調子を戻してきてるのはポジティブだよー。ということでここまで。今日は、勝とう!

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(´-`).o0写真も一応撮ってきましたー。特に売りはないんですけど……よろしかった見てやってください。

( ´∀`)つ ミ 2010/4/24 J.League Division1 sec.8 Fマリノス vs アントラーズ @ 日産スタジアム(picasa/me)

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