« 完敗@2010 J.LeagueDivision1 第8節 Fマリノス vs アントラーズ | Main | 学習能力@2010 J.League Division1 第10節 アルビレックス vs Fマリノス »

May 04, 2010

アイドルからヒーローになった日@2010 J.LeagueDivision1 第9節 Fマリノス vs ジュビロ

Js_pic_yfmjbl_amanofirstgoal

その姿勢が、そのスピリットが、長き時を経て実を結ぶ。

おめでとう、あまのっち!

2010 J.League Division1 第9節

Fマリノス 1-0 ジュビロ @ 日産スタジアム「アイドルからヒーローになった日」
F.Marinos:76'天野貴史!!!!!!!!

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"勝利の秘訣は無失点!"、DF天野貴史"アイドルからヒーローになった日"、栗原勇蔵"撃ち抜けずも撃ち抜かせず"、中澤佑二"ちょっと~大丈夫~?"、田中裕介"防戦も破綻せず"、MF金井貢史"大いなる貢献"(→90'+1'長谷川アーリアジャスール"おかえり!")、中村俊輔"本調子にほど遠くとも"(→85'狩野健太"皆が待ってる「復活」")、清水範久"黒子"(→67'パブロ・バスティアニーニ)、山瀬功治"キレ持続、運動量持続"、坂田大輔"走って走って"、FW渡邉千真"1トップという「鎖」"

ジュビロスタメン:GK八田直樹、DF駒野友一、加賀健一、李康珍、朴柱昊、MF那須大亮、上田康太、西紀寛(→78'荒田智之)、成岡翔(→68'船谷圭祐)、FW前田遼一、李根鎬

-----------------------

*あまのっちのJ初ゴールでの勝ち点3!本当におめでとう!そしてありがとう!このゲームはこれに尽きます。ピッチではなかなか出番がなく貢献できない中でそのキャラクターでチームを盛り上げ、サポーターに笑顔をくれるアイドル的存在だったあまのっちが、ピッチでヒーローになった日だからね。なかなかチャンスが訪れない苦しいときも、常に前を向き、努力を重ね、踏ん張って来た選手だからこそ、それを知るチームメイトも、スタジアムに集うサポーターも、皆が自分の事にように喜び、称える。本当に幸せな空間だった。正直、目頭熱くなったよ、うん。

*そんなめでたく、記念となるゲームの内容、なんだけど、印象としては決してポジティブではなかった。ナビスコでの完敗を経ての「再戦」の趣もあった中で、最初のゲームとは毛色が変わったとはいえ(ナビスコでは激しく前線からプレッシングを掛けられ、攻撃構築出来ずに押されまくった)、前回同様ジュビロの安定感増す4-4のゾーンを崩しきるに至らなかった。ポゼッションする時間は長く、シュート数も上回り二桁を記録、スタッツだけを見るのであれば決して悪い印象はない。しかし、ポゼッションする時間帯は長くともボックス内でのフィニッシュチャンスを作り出す事は出来ず、シュートのほとんどが相手のディフェンスラインの前からのミドルシュート。相手の組織守備を攻略できなかったと思う。

*何が原因かと言われると、はっきりは見えてこない。核となるプレーヤーのコンディション不良、各選手の中に生まれ始めている逡巡や迷い、手探り状態とならざるを得なくなる新たなシステム(4-2-3-1)への変更……様々な要素が絡み合っていると思うから。ただ、アタッキングエリアでのアイデアやチャレンジ、オフ・ザ・ボールの能動的なアクションは減少傾向にあり、コンビネーションも「噛み合わなく」なってきている。これは決して楽観視できるモノではない。……現状では連戦だし、問題点が浮き出てきても時間を掛けて修正する時間がない。そして、何よりもチームの構築段階であることを考えると、余り多くは望めない、という取り方も出来る。ただ、良かったときの要素が消え、出来ていた事が出来なくなっているような感じも受けるだけに……不安の残る内容だったのかなぁと。

*守備面。前回の対戦に比べてロストの回数、シチュエーションに変化があったこともあり、サイドで主導権を奪われて押し込まれ続けるというのは回避できたし、サイドハーフが駒野とパク・チュホに対して意識を裂き、遅れてもしっかりとスライドして前を塞ぐ、捕まえるという作業を丹念にやっていた。広範囲に動いてヘルプしていた金井の動きも非常に効いていたと思う。それでも決定機が磐田の方に多かったのは、やられてはいけない部分で局面的に甘い対応があったり、マークがずれてしまったり、相手の動きを捕まえきれなかった事に起因するのかなと。

*例えば、この日最大の決定機である前半の前田から李根鎬に長いスペースのパスが通ったシーン、前田にボールが入ったところでボランチの二人が前を塞ぎきれず事実上フリーの形でパスを出させてしまった事、そして李根鎬のプルアウェイしてボールを引き出すアクションに佑二が反応できずあっさりと裏を獲られてしまった事、両方とも非常に緩い対応であった事は否めない。ジュビロの2トップは非常に能力が高く、簡単に抑えられる相手ではないとはいえ、もう少ししっかりと寄せるなり(まず前田の局面は前を向かせては……)、捕まえるなりしないと(ボールの軌道と李根鎬のプルアウェイを同一視野に入れるのは難しいとはいえ、ボールを切るか、捕まえに行くか、決断が必要だった)、良い流れが出来ていても、人数を揃えて守っていても全てが水の泡。ここは個人の問題である方が大きいかな。特に佑二はここ数戦失点に繋がってもおかしくない「ミス」が必ずある状態、集中力の問題なのか、体調の問題なのかは定かではないけれど、少々お痛が過ぎる。しっかりして、ほんとに。

*勝ったけれど、決して内容的にはポジティブではない状態。ただ、それでも勝てた事、勝ち点を積み上げられた事に意義があると思ってる。もちろん結果が全てという時期ではなく、過程も大事だけれど、結果が自信に、そして数字が先へ、未来へのモチベーションに繋がる。過程の中に見える課題はチームとしても意識していると思うし、後はそれをシーズンを戦う中で修正していけるか。まだまだ途上段階、悲観も楽観も必要ない。今はただ、前に進むだけ、うん。

-----------------------

*選手評はなし、と言いたいところだけど、ひとりだけ、あまのっち!改めてJ初ゴール、そしてチームを勝利に導く初ゴール、おめでとう!ありがとう!あのシーンは普通ならサイドバックが入ってこない(くるべきではない)シチュエーションではあるのだけど、その英断がゴールに繋がった。リスクテイク、と言う意味で彼の思い切りの良さが実を結んだ、と言う事だね。しかもああいう泥臭い形での飛び込み!アマノッチらしかった。ゴール以外の局面、というと攻撃面。サイドチェンジの受け手としての役割をタイミングの良い顔出しでボールを引き出し、中村俊輔を経て良い展開の一翼を担っていた事、そして、積極的かつ能動的なプレーイズムを持っていた事はポジティブ。アタッキングエリアでどうしても閉塞感に苛まれてしまう中で変化を付けるアクションを起こせるというのは大きかった。守備面では決して安心して見れる、というのはないけれど、粘り強く対応する事で大きな破綻はなかった。高さを問われる局面もサイドで守勢に回る事が少なかった事もあって、非常に少なかったし。まあとにもかくにもこの日は結果が全て。ヒーロー!ナイスゴール!

-----------------------

とにもかくにも、勝ち点3、この1勝がチームの未来を切り開く、と思いたい。もっと出来ると思うし、出来るようにならなきゃいけない、とも思うけれど、焦らずに一歩ずつだね。

ということでここまで、明日は新潟!勝つよ!

-----------------------

(´-`).o0写真も撮ってきましたー。ちょっと新しい試みしてみました。まあ大したことではないんですが。トリコロールランドも常に挑戦を続けてますよ!よろしかったらどうぞー。

( ´∀`)つ ミ 2010/5/1 J.League Division1 sec.9 Fマリノス vs ジュビロ @ 日産スタジアム(picasa/me)

|

« 完敗@2010 J.LeagueDivision1 第8節 Fマリノス vs アントラーズ | Main | 学習能力@2010 J.League Division1 第10節 アルビレックス vs Fマリノス »

Comments

こんにちは
たしか天野は飯倉や、田中、狩野と同期のはずでしたね。
背丈の成長も、出番も出遅れ気味でした。
ポジション的に途中出場が見込めるタイプではないし、
マリノスというチームは質はともかく、層だけはいつも厚い(乾もマイクも借りパクされる)し、
アーリアの後輩、兵藤・渡辺の大卒に追い抜かれるし、
長い間ポジション的につらい日々だっただろうに、よくぞこの日を迎えたと思います。
サイドバックの流出が相次ぐ中(卓上カレンダーの5月は小宮山なんですけど…)、 彼のような選手を大切に育てて、穴埋めしていけば、悪いチームにはならないと思います。

『起点がない!』って言ってるようですが、わしゃ、アーリアのセカンドトップ復活希望じゃ!
あのさばき、とキープ力を相手のバイタルでやったら、絶対効くって!
中村や、金井、小椋など3列目からトップにくさびを入れるタイミングで、つぶされて(つぶされたときに無理に、むきになって取り返そうとするから、小椋の警告が多くなる悪循環)、ショートカウンターを狙われていると思います。

ちょっと中盤すっ飛ばして、ロングボールを使うことも多少は必要でないかな~。
(清水とか、ロングボールで、DFライン下げて、アンカーとの距離を間延びさせて、その出来たスペースにセカンドトップが潜り込むくるのがあたってるますよね。)
【アーリアの起用&ロングボール『も』活用する】
でいかがでしょうか?

Posted by: tsutomarinos | May 06, 2010 at 12:19 PM

tsutomarinosさん、こんにちわ。コメントありがとうございます。

>天野

幸宏もそうでしたが、なかなか出場機会が巡ってこない状況下の中で長き雌伏の時を経て、こういう形でヒーローになってくれるというのはチームにとってもとてもポジティブだと思います。現状なかなか試合に出れていない選手、そして下部組織でプレーしている選手達にとって大きな励みになると思いますし、彼自身・監督も言っていましたが身体的に恵まれなくてもやれるんだという事を示したという意味でも意義は大きかったのではないでしょうか。こういう風に地道に努力している選手がいるというのはクラブの力、なのかなーと。

>アーリア

チームとして試行錯誤している段階で怪我があったりと、一時競争から離れてしまったので改めて仕切り直しになってしまい、その中で一つのスタンダードができあがったというのは彼にとって不運だったかも知れませんね。

プレーとして「収める」能力の高さや周囲を使うクオリティの高さを考えると間違いなく適性はあると思っていますし、実際序盤は機能していたので又機会は巡ってくるのかなーと思っていますが、いかんせんエースが嵌った事を考えると難しい部分もあるかも……。予備動作や動きの幅、そして自ら「獲る」という意識とその実効力という部分では功治に分があるような気がしますから。

>ロングボール

そうですね。状況によってはこういうプレーも必要になってくると思います。新潟戦なんかは特にそういう状況だったと思いますが、例に出されていた清水を比べるとヨンセンという存在、そしてチームのコンセプトの中でのサポートアクションが組み込まれているという部分でちょっと差異があるので……同じようには出来ないかな。何よりも意思統一とかも必要になります。(繋ぐときは意識が後ろ向き、蹴るときは前向きの意識が必要)その辺をうまく整理することが必要になるかなと。レッズ戦の兵藤のゴールなどは、フィード一発ですが、アレをやりすぎると単調になり、また攻撃の時間が短くなるため守備陣が苦しくなります。

まあ状況に応じて、というのが一番大事だと思うので、その辺の状況判断と意思統一をうまく行えるように試合や練習でクオリティを高めていって欲しいなと。

ではでは、又よろしくお願い致します。

Posted by: いた | May 13, 2010 at 09:19 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77106/48268320

Listed below are links to weblogs that reference アイドルからヒーローになった日@2010 J.LeagueDivision1 第9節 Fマリノス vs ジュビロ:

« 完敗@2010 J.LeagueDivision1 第8節 Fマリノス vs アントラーズ | Main | 学習能力@2010 J.League Division1 第10節 アルビレックス vs Fマリノス »