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May 12, 2010

回帰の成果@2010 J.League Division1 第11節 レッズ vs Fマリノス

新潟での苦杯から中2日、回帰へと舵を切った事で取り戻した「逞しさ」

この一勝は大きい!

2010 J.League Division1 第11節

レッズ 2-3 Fマリノス @ 埼玉スタジアム2002「回帰の成果」
F.Marinos:6'&60'渡邉千真!!! 44'兵藤慎剛!!!
Reds:20'柏木陽介 49'エジミウソン

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹、DF天野貴史"状況判断向上のススメ"、栗原勇蔵"痺れる快足FWとの対峙"、中澤佑二"いってらっしゃい!"、田中裕介"バランスとキーマンと"、MF兵藤慎剛"一発回答!"(→90'水沼宏太"落ち着いてる、かぁ")、狩野健太"意欲全開、反撃開始"(→77'金井貢史"一年前の反省を糧に")、小椋祥平"もっともっと"、中村俊輔"いってらっしゃい!"、FW山瀬功治"脅威の粘り腰"(→82'坂田大輔"このままじゃ終わらない、よね?")、渡邉千真"スーペル千真"

レッズスタメン:GK山岸範宏、DF平川忠亮、坪井慶介(→82'エスクデロ・セルヒオ)、山田暢久、宇賀神友弥(→66'原口元気)、MF細貝萌(→87'ウィルフリード・サヌ)、阿部勇樹、ロブソン・ポンテ"最後なの?"、田中達也、柏木陽介"ユニの色が変わっても天敵は天敵"、FWエジミウソン

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*超快晴で気温がぐんぐん上がる中での大アウェイ連戦、好調浦和に良く勝った!良く勝ちきった!新潟での苦杯から中二日、肉体的にも精神的にもいいリカバリーが出来て、戦意充実で戦い抜き、勝ち点3を持ち帰る事が出来たのは、チームにとってとてもポジティブ!本当によかったー!

*試合展開、目まぐるしくスコアが動くゲームとなりました。狭いゾーンを縫うようにターンした俊輔のパスを受けて前を向いた千真が中に切れ込みながらダイナマイトシュートをニアサイド凄いところにぶち込んで先制。しかし、レッズも反撃。収縮するFマリノスディフェンスをあざ笑うかの如く連続するパス&ムーブでいなすなどクオリティの高さを示すと、見事な展開から(天野のアプローチを引き出した宇賀神が生まれたスペースへとダイレクトで流し込み、その狙いを把握した田中達也がスペースに流れてボールを収め鋭い切り返しから素早くGKとDFの隙間を突くクロス、ファーに走り込んだポンテが丁寧にダイレクトで折り返して最後は中央で柏木が押し込む)で同点に追いつく。その後も熟成度の差が現れる形でレッズがペースを握り、ゴールに迫るも得点には至らず(阿部勇樹のペナアーク付近からのFKはバー、田中達也のミドルシュートもバー)。そんな展開の中、突如訪れた前半終了間際の好機、飯倉のフィードが一気に敵陣へと飛び、千真と坪井が競り合いノータッチで裏に流れる、バウンドしたボールの処理を目測誤ったのか宇賀神が触れず、そのボールに反応したのがこの日スタメン復帰した兵藤、飛び出す山岸より一寸先に触る形で流し込んだ。このゴールでリードして折り返す。

*後半に入っても全体的にレッズ優位のリズムは変わらず、開始間もなくセットプレーからレッズが追いつく。右からのアウトスイングのボール、一度は小椋がクリアするも、その流れを読んで競り合わずにセカンドボールを拾えるポジションに動いていた細貝が狙い通りセカンドを拾って柔らかいクロス、これをDFの隙間でフリーとなっていたエジミウソンが頭だけでコースを変えるテクニカルなヘッドで決めた。再びの同点、その後は一進一退。しかし、2度ある事は3度ある、3度Fマリノスが先手を打つ。左サイドから功治が坪井と併走しながらドリブルでボックス内に進入すると、エンドライン際での競り合いを制して中央へラストパス、これを詰めていた千真が押し込んだ。その後、攻め手を強めるレッズはアタッカーを次々投入するも、チーム全体である程度リトリートしてブロックを形成して耐え凌ぐ。そしてホイッスル、レッズ戦5連勝!てな感じでした。

*このゲームで最も印象に残った事は、玉際の粘りであったり、執念という部分かな。奪われてもすぐさまディフェンスに転じ簡単に前へ運ばせない、奪われそうになっても体を張り、足を絡める。その意志が各所に感じられ、そのプレーが相手の攻撃を未然に防ぎ、マイボールを保ち、ゴールにまで繋がった。フットボールの根本であり、本質とも言える玉際含めた「戦い」を1人1人が頑張れた事が、このゲームの趨勢を変えたんじゃないかなと。赤く染まる埼玉スタジアムに戦意を掻き立てられたのかな?

*このゲームに置ける大きなファクターとしてあげられるのが、健太・兵藤をスタメンに戻し、システム的にもこれまで取り組んでいた4-4-2に戻した事。この回帰によって、選手達の動きが久々に噛み合ったのかなーという印象。千真がボックスの幅で仕事をし、功治が幅広く動きながら前を向いて仕掛ける役割分担出来ていた事、溜めを作りながら攻撃に変化を与える俊輔に加えて中央でボールを散らしながら高い位置に進出してプレーに絡む健太が存在感を発揮した事で二つのポイントが出来た事、時折複数人が絡む連動した形が見られた事(特に右サイド)など、ここ数試合では余り見られなかった部分が戻ってきた。チームの熟成度、プレーのクオリティの差から劣勢に立たされる事も多かったとはいえ、個々の特徴がそれぞれに出ていたし、そのプレー内容は希望の持てるモノだったのかなぁと。後は継続して、この試合で得た手応えを確信に変える事、より熟成度を高めて質の高いプレーを出せる頻度を高めていく事だと思う。

*守備面は……まあ相変わらずかなぁ。レッズのクオリティ伴うパス&ムーブに後手になり、ボックス内及びペナ付近での応対が多くなってしまって苦しかったよね。「どうやって奪うのか」「どの位置で奪うのか」という部分がチームとして定まりきっていないので、相手の攻撃に対し受動的な対応に回らざるを得ず、その中で個々の判断でアプローチに行くタイミングが異なるため、周囲の選手はそれを見て合わせなきゃいけなくなる。1失点目(※別途)はまさにそこを突かれた形。チームとして前述の要素に加えて、シチュエーション的にここは誰が行こうとか(そもそもアプローチなのかウェイトなのか)、こういう状況の時は最後まで付いていこうとか、そういう約束事が決まってないからこそ、こういう事が起きてしまう。今の状態は決して良い状態ではない。早急な整備が必要かなぁと。

※兵藤の戻りが遅れる中で天野が遅れ気味にハーフライン付近サイドに張った宇賀神へのアプローチするもそのアクションによってサイドにスペースが生まれ、そのスペースに飛び出すクイックネスに富む田中達也に対応するために勇蔵がずれるも素早い切り返しにまでは対応しきれずクロスを許す。中央の枚数は減ってしまっている状態で、俊輔がポンテを離した事で、ポンテはフリーでラストパスが出せる状態。最後は柏木が中央で押し込んだ。天野のアプローチから生まれたスペースがズレを生み、そもそもの破綻の原因となった訳だけど、宇賀神にあのポジションでのフリーで持たせる事がどれだけの危険度なのか、と考えると過剰だったかな。そして、俊輔がポンテを捕まえなかった事に関しても、ルーズな対応が目立つ。責任の問題でもあるけれど、ね。

*まあ、とにもかくにも良く戦って、自分の良さをそれぞれに出して、大アウェイで勝ち点を持ち帰る事が出来たのは何を置いてもポジティブなのですよ。うん。本当に嬉しかったし、こういうのがあるからやめられない……。刹那的な事かも知れないけど、目の前の試合でしっかり取り組んでいくことでしか、道は開かれないと思うしね。いやー、よかった。

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【選手評】

飯倉→2失点ともほぼノーチャンス、まああれだけサイドを振られたりすると、GKとしても予測が付きづらく難しい局面ではあったかな。クロス対応やシュートへの反応で締めるところは締めた。アシストは狙い通り、なのかな?お見事。飯倉のキックの精度は武器になるよ、意識も高いしね。

天野→1失点目の過剰反応はやっぱり反省。あそこで宇賀神をフリーにしてもそこまでリスクはなかったと思うし……自らが出て行く事で生まれるスペースを意識しなきゃいけない。状況判断の部分、余り下では勉強してた様子はなかったからなぁ……。その他の場面ではかなり苦しんではいたけど、粘り強く対応した印象。攻撃参加時は連動した攻撃の一端を担っていたし、サイドチェンジの受け手としても機能。

勇蔵→難しい応対が増えていた中で何とかしていた印象。まあ攻撃参加の多い選手だからこそ、スピードある勇蔵の存在は大きい。田中達也とのマッチアップは見応え充分。ちょっと負担が大きすぎるかなと言う気はしないでもないけど、その辺のクオリティを上げるためにも中心となってやっていかなきゃいけない存在ではあると思う。

佑二→細かいミスは相変わらず……なんだけど、リトリートしてリードを守る時間帯では堅牢さを見せてくれた。監督が何もしないのであれば、リーダーとして、状況判断の善し悪しのガイドラインを作って欲しいとは思わなくもない。まあ1選手の範疇を超えているのかも知れないけど。

裕介→少しクロスの対応での甘さが垣間見えたりはしたけれど(佑二・勇蔵の存在に頼ってる感じ)、全体的にはよく我慢した。攻撃面であまり「使ってもらえない」事も多く、消化不良感は否めないけど、右サイドがかなり積極的に上がっていた事もあってバランスを意識してプレーしているのは「先輩」のなせる業かな。

小椋→新潟戦でイマイチ、浦和戦は復調傾向もまだ本調子とは言えず、かな。ただ、流れを読みボール奪取ポイントに入って挟み込んでボールを奪うシーンは多かったし、守備に重きを置きながらチームの秩序を守る仕事に従事してくれた。小椋自身も「やりやすかった」というシステム、継続してくれると良いなぁ……。小椋が輝かないとこのチームは苦しい……。

健太→出来自体は非常にポジティブ。沢山ボールに絡んで攻撃の起点として攻撃に変化と幅をもたらし、動き自体も低い位置から高い位置まで様々な箇所に顔を出していた事を考えれば少なくない。その中でクオリティの伴うパスや連動性を感じるダイナミズムアクションを見せるなど、価値を示した。守備面でも身体張って頑張っていたしね。危機感がそうさせたのかはわからないけど、とにかくこれぐらい出来る訳だから、試合によっての波を減らしていく事。これだけ出来る選手が試合に出ないのはもったいないわけだしね。

兵藤→久々のスタメン復帰で結果を残した事、良かった……。オン・ボールでのリスクチャレンジという面ではその機会が少なかったけど、動きの部分では「最前線」に飛び出すという意識を強く感じたし、サイドでボールを引き出して、周囲の動き出しと絡むプレーが出来ていたのは良かった。周り次第、の部分はあるけどそれが兵藤の特長でもあるし。守備面では意識を裂いて最後まで走り続けた印象。空くポイントにずれたりしてたしね。真面目な選手だからやらないことはないので安心。

俊輔→高い位置の方がやっぱりいいね。点には絡まなかったモノの高いテクニックで相手をいなしてボールを動かす、そういうプレーが随所に見られた。ラストボールの頻度自体はそんなに多くなかったけど、攻撃の起点となるプレーが周囲を活かすし、流れを作る。そういうプレーをするという意味で高い位置の方がリスクが低いかな。ただ、低い位置でのロストは減点対象。守備面でのマーキングに対する「責任感」と言う面でももう少しやってもらわないとこまるかな、チーム的には。

功治→あのドリブルは濡れた。ああいうプレーも又功治の良さだよねぇ、強い、簡単に奪われない。それと奪われそうになっても体を付けて簡単に奪われないように、繋がせなかったりするプレーも良かった。トップ起用の方が個人的にはイキイキとして見えるけど、彼自身はどう感じているのだろう?責任感が強いから中盤やると色々と余計な事し始めるけど、トップ起用の時はなんとなくそういうものから解き放たれてる感じするんだよね。制約なく動きの幅も大きいし。

千真→千真大好き、愛してる。スーペルミドルにストライカーらしいシュートで2発。もう言う事はありません。この日は坪井・山田暢に対して高さ・強さでもアドバンテージがあって気持ちよくプレー出来ていた感じ。ミスはあったにしてもヘッドでのフリック含めたポストもスムーズだったしね。ただ、やっぱり千真は前向いて、ゴール狙ってなんぼ。意識を引かれないようにチームとして「千真に前を向かせる」ことが大事だなぁと思った。千真は乗り越えた、良かった良かった。千真かわいいよ千真。

金井→昨シーズンのヒールパスミスやら低い位置でのファールをしっかりと頭の中に入れてたのは素晴らしい意識だと思う。小椋に低い位置でのスペース管理を任せて金井が幅広く動きながらアプローチに行く役割分担で数度ボール奪取に絡んだ。きっちり締めてくれたと思うし、役割をこなしてくれた。成長した、ってことだね。

坂田→守る展開の中でカウンタータスクを担って、充分にこなしたかな。彼自身これに満足するって事はないと思うけど、坂田みたいな選手がギラギラしてくれるとチームは活性化するし嬉しい。

宏太→気負わず……かぁ。ちょっと泣けるよ。

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いやー、やっぱり埼玉スタジアムで勝つのは本当に嬉しい、気持ちいい。正直今回に関しては何で勝てたのか不思議だったりするのだけど、それでも勝てちゃうんだから相性なのかな……まあすぐにナビスコで対戦もあるし、チームのクオリティとしては間違いなく劣っていたということを考えれば浮かれてばかりもいられないと思う。締めていこう。

ということでここまで、わしょーい!

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(´-`).o0また写真撮ってきましたー。埼玉スタジアムはアウェイ席に座るので珍しく縦方向でした。うんうん。それもまた一興って感じでしょうか。よろしかったらどうぞー。

( ´∀`)つ ミ 2010/5/8 J.League Division1 第11節 レッズ vs Fマリノス @ 埼玉スタジアム2002(picasa/me)

(´-`).o0コメント返信遅れてます……今日帰宅後必ず!すいません………

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