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April 19, 2010

当たり前の幸せを噛みしめて@2010 J.LeagueDivision1 第7節 モンテディオ vs Fマリノス

まず、試合が出来た事。

そして、試合に勝てた事。

そんな当たり前の事にいつも以上に幸せを感じた一日。

J.League Division1 第7節

モンテディオ 0-1 Fマリノス @ NDソフトスタジアム「当たり前の幸せを噛みしめて」
F.Marinos:64'坂田大輔!!!

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"守護神へ"、DF波戸康広"安定感"、中澤佑二"エアバトル"、栗原勇蔵"迷惑千万でも破綻なく"、田中裕介"絡んで走って止めて回って"、MF小椋祥平"カードは貢献の証"、金井貢史"軽いうまさと軽いミスと"、中村俊輔"戻らないコンディションと変わらない打ち出の小槌"(→90'水沼宏太"今シーズン初出場!")、山瀬功治"キレキレ"、FW坂田大輔"値千金!"(→90'+2'清水範久)、渡邉千真"苦闘"(→79'パブロ・バスティアニーニ)

モンテディオスタメン:GK清水健太、DF宮本卓也、西河翔吾、石井秀典、石川竜也、MF宮沢克行(→56'宮崎光平)、佐藤健太郎、秋葉勝(→87'下村東美)、北村知隆(→74'金根煥)、FW古橋達弥、田代勇三

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*新幹線の車窓ではずっと真っ白、季節外れの大雪には戦々恐々、試合出来るのかなって思いながらスタジアムに着いて、試合が始まったら始まって攻守に置いて「あれ?大丈夫?」って内容で決して満足できるゲームではなかったけれど、ちゃんと試合が開催されて、久々の勝ち点3、素直に嬉しい!万々歳!

*ナビスコ初戦同様、セットプレー一発による決着。互いに互いの守備を崩しきれず、非常にシュートの少ないゲーム展開だっただけに必然の結果だったのかも。セットプレーに置いて結果を引き出せるクオリティが横浜にあって、山形になかった。それが勝負の綾だったかな。希有なキッカーがいて、警戒せざるを得ない強烈なターゲットがいる、それは大きな武器であり、拠り所となる。綺麗に、圧倒して勝てる試合なんてそんなに多くないし、上に行けば行くほどほんの僅かなディティールが勝負を分ける事も多い。だからこそ大事にしていきたいよね。

*今回に関しては。左サイド、少し角度のあるところからのFK、ファーの佑二・勇蔵に警戒がされる裏をかいてのニアサイド、俊輔のアウトスイングの低いキックに坂田がダイビングヘッド!こういうバリエーションが出てきたのはいい事かな。勇蔵・佑二は嫌でも警戒されるし、彼らとて、強く警戒されればそう簡単には獲れない。その中で他の選択肢を作っていく事は大事、今回は最も近い場所で坂田の瞬発力を活かすパターンを使った訳だけど、勇蔵・佑二の次に期待できるであろう千真や裕介を使ったり、スイープで功治のボレーなんて形があったって良い。沢山のパターンをシーズンを戦いながら作って相手の警戒を散らしていきたいよね。貴重な得点パターンだからこそ、大事に大事にしていきたい。

*ま、勝ったわけだけど攻守に置いて質の高いプレーが出来た訳じゃない。攻撃面、流れの中でのゴールを奪うどころか、この試合シュートは8本(うちセットプレーで3本、全て後半。後半は実質的な流れの中でのシュート0)実効的な要素は数えるほどで山形の4-4ゾーンを崩しきるには至らなかった。このゲームに関して目に付いたのは攻撃の核とならなければならない二人のプレーヤーの不調かな。楔が収まっても適切なタイミングで裁ききれず雑なパスでチャンスを広げられない渡邉千真、そして怪我の影響か繊細なタッチに狂いが見られ、ボールキープもパスも判断も本来の精度と質を発揮できなかった中村俊輔。攻撃の取っかかりとなる部分でミスが繰り返されるとリズムも出ないし、崩しにチャレンジする頻度も減る。個人の出来の問題(千真は相手ディフェンスとの相対的な問題でもあるけれど)だから、彼らの状態が良くなれば……とは思うけど、俊輔は怪我を抱えたままでなかなか回復には至らないし、千真もポストワークに意識を引かれて自分のプレーを見失ってしまっている状態。最もゴールを獲らなければならない選手と、最もゴールを生み出さなければならない選手がこの状態なのははっきり言って心配。千真は一度休ませた方が良いのかなぁ、ただ、千真はこの課題を継続して取り組んでなんとか乗り越えて欲しいなぁ……とは思うけど。

*少しの希望は、ハイサイドに起点が出来たときに、綺麗なダイレクトパスにダイナミズムアクションが絡んでうまく局面打開出来たシーンかしら。ボールが動く中で局面打開する最後のパスのイメージを共有出来ている時は凄いスムーズなプレーが出来る。基盤となるのはパス&ムーブだと思うし、信頼関係だとも思うから、後は頻度を高く!かな。このゲームでは2回?うーん、少ない。それと坂田効果ね。裏に引っ張る、ラインの裏を狙う。そこで深みが生まれる。ポゼッションからの楔だけじゃないボールを前に運ぶ術という意味で効果はやはりでかい。わかっていたことではあるけど、やっぱり意義があるわけです。深みが出来ればボールも動かし安くなるし、裏があるからガンガン前には来れなくなる、さすれば楔も入りやすくなる。繋げないときに逃げ場になれる。和司さんがどう考えるかは別にして、坂田効果は大きいよ。

*守備に関しては、整理が付いていない、という印象。一つは攻撃時のオリジナルポジションの意識なんだけど、特にポゼッション時かな。ミドルゾーンでボールを繋ぐ中で中盤4枚全員が右サイドに寄るというシーンがあったりしたのだけど、あれは守備面であり得ない。あの状況でもし失って逆サイドに振られたらもの凄い危険な状況になってしまう。サイドチェンジの受け手として幅を確保する事も大事だし、その意味を分かってたはずだし……。小さい事だけど、そういう穴が守備の破綻を招く事もある。

*そしてもう一つ、幅を広く使う相手に対してのサイドハーフとサイドバックのマーキング。相手サイドバックがボールを持ったときにトップがいくのかorサイドハーフがいくのか、相手サイドハーフが少し落ちて張ったときにサイドバックが付いていくのかorサイドハーフを落とさせるのか、結局整理が付いていないからふわっとしたまんま浮かせて展開されて後追いの状態になる。これはナビスコのジュビロ戦もそうだったけど、全く修正されていない。サイドバックを行かせるならスライドすればいい話だし、中央の枚数足りなくなるならボランチを一枚落としたって良い(小椋はセンターバックでの経験も積んでるし)守備に置ける連動、と言う意味でサイドハーフとサイドバック、サイドバックとセンターバック、スライドと人数合わせ、その連動をもっとスムーズに、そして受動的ではなく能動的に対応出来るようにならないと。中央を固めるって意味では不安もあるのだけど、ここはプライオリティの高い修正必須項目だと思うよ。

*まあ勝って兜の緒を締めよじゃないけど、修正すべき部分、もっと積み上げなきゃいけない部分もあると思うので、そこは今後に向けて、ね。一歩一歩、うん。

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【選手評】

飯倉→ピンチの数は多くなかったとはいえ、あの一本(石川のロングスルーパスがセットで前残りしていた西河へと繋がって1vs1に発展したシーン)やられてたら全てが変わっていたかも知れない。それだけにこのシーンを凌いだビッグセーブは大きな価値がある。飛び出しのタイミング抜群、キャッチもハイボールも破綻なく。哲也が前戦大きなミスをした後だけに、ポジションを確固たるモノにしたゲームだった。

波戸→俊輔がふわふわとポジションを離れ、守備時には苦しい対応を強いられたモノの落ち着いて「あげさせない」「抜かれない」対応できっちりと締めた。中央の絞りに関してもきっちり出来る。後はサイドハーフとのマーキングの整理。チームでやらないのなら選手主導でコミュニケーションを取りながらやってほしい。

佑二→田代とのエアバトルも時折飛び出してくる古橋や北村にもきっちりと対応、セットプレーも集中して破綻なく。守備陣の我慢が報われたゲームとして、少しイライラも収まったかな。ただ、ビルドアップで適当な浮き球を出すのはダメ。細かい部分でちょっと粗くなってしまっているから丁寧なプレーを心がけたい。

勇蔵→佑二同様、ハイボールでの競り合いも地上戦もきっちり対応。押し込まれる場面でも良いポジショニングとマーキングでズレを作らなかったという意味で、集中力を保ってプレーできていた感。クンファンを「迷惑」と言ってたけど、それでもクンファンにも見せ場作らせなかった辺りは先輩の意地かしら。

裕介→エンドライン際での1vs1の対応、クロスへの対応などきっちりと。未然にピンチを防ぐ。攻撃面でも豊富な運動量で上下動、直接的な実効性こそ見せれなかったけれど、チームに不足しがちなオフ・ザ・ボールでの動きをもたらした。攻守に「安定」してたし、これぐらいをスタンダードにして欲しいかな。

小椋→累積3枚目、とはいえ、アレは行かなきゃいけないシーン。チームの為のカード。プレー自体は多少ミスはあったにしても、相変わらず高み安定。楔の本数も多いし、守備に関しても「パッキング」によるヘルプで何度もボールを奪うなど非常に実効力高い。ラストパスのアイデアは……なんて言うのかな専門外。ただ、出すシーンが増えてきているからその辺も勉強かな。今や欠かせない存在。

金井→顔出ししてはユース仕込みの軽妙なタッチで中盤のハブとなり、サイドのスペースに流れて「オーバーラップ」するなど、非常に幅広い動きで攻撃に絡む。守備面でもオーバーラップして空いたポイントを埋めるなど、特色が良く出たプレーぶり。東京戦よりも前に出てプレーに絡むプレーが多かったのは小椋とのコンビだからかな、こなせるのは金井らしい。ただ、軽いミスも散見。1vs1の対応、ミスパス、そこも「軽い」。良い軽さと悪い軽さが同居している感じ。でも印象はポジティブ。

俊輔→上記の通り、出来は最悪に近い。下らないミスが多すぎるし、キープもやっとこさ。俊輔のミスは他の選手に比べて影響が大きいんだよね。周囲は中村俊輔が「溜めてくれる」「出してくれる」と考えてるから走る訳で、そこでミスが起きると、走るのやめちゃうかも知れない。そうなったら俊輔の存在価値って凄い下がってしまう。俊輔はその信頼を裏切るようなプレーをしてはいけない。まあ怪我もあるし、一応結果も残したからさ、きつい事は書きたくないけど、ね。

功治→ドリブルキレキレ、対面のディフェンスを全く問題にせず、囲まれても抜いていく。そのキレは頼もしかったし、攻撃構築に苦しむチームに置いて拠り所となった。多少下がったり、寄り過ぎたりとポジショニングにばらつきがあった事、そして最後の部分で粗くなっていた事はあるけど、この状態を維持してくれれば。ナビスコもナイスゴールでした。

坂田→今シーズン初スタメンで初ゴール、溜まった鬱積を自らのゴールで吹っ飛ばした。見事見事。実際思うところもあったと思うのだけど、それを結果で跳ね返して存在価値を証明するってのは逞しいね。上記の通り、坂田が入った事による効果は大きい。裏を狙う事は相手にとって嫌な事。やっぱり最後は坂田になるのかも。とにかくナイスゴール!

千真→うーむ……ペナアーク付近でボールを受けてターンしてシュートに持ち込むシーンが数回あったのは千真らしかったけど、ポストの部分がねぇ。技術的には「ひとつ」多い。一個目で収まらない、余計なタッチが挟まる、その余計なタッチの分だけ時間が掛かって囲まれる。ヘッドアップできない、だから周囲の動き出しを捉えきれず的確なタイミングで出せない。シュートに持ち込むときはイメージングが出来てるからプレーがスムーズだけど、ポストに対しては刻々と状況が変わるからイメージしにくいのかな。体の使い方やボールの置き所とか工夫の跡は見えるし、引き出し方もうまくなってはいるけど……ね。で、ポストに意識を裂きすぎて千真の良い部分であるゴールに向かう、ゴールを狙うという魅力がスポイルされてる感じは否めない。チームとして求めてしまっているから致し方ない部分もあるけど、本当にこれで良いのか、と言う気はする。千真が沢山獲らないとウチは上に行けない。千真を殺すなら功治なり俊輔なり健太なり兵藤なりジローが千真の分だけ獲らなきゃいけない。ただ、それはちょっと難しい気がするんだよね……。千真に取らせる形を確立したい。千真頑張れ千真。

にいにい→この日はあんまし。

宏太→初出場おめ。

ジロー→坂田のお疲れセレブレーションと時間稼ぎ。

和司さん→一つ学んだね、交代で時間を使う。良いサッカーは出来なかったけど、こういう形で結果を引き出せたのは凄い良い事。現実的にならざるを得ないゲームもこれからもっと出てくるはずだしね。現実的に勝ち点を積み上げながらトライしていくしかない訳で、それは途上段階に置いては通らざるを得ない道。まだまだこれからよ。

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今シーズン3勝目、素直に嬉しい。勝ち点を積み上げなきゃ夢は見れないから。色々と課題もあるけど、ひとつずつひとつずつ、だね。

ということでここまで。最後に試合運営に尽力された山形のスタッフ、及びボランティアの皆様、本当にありがとうございました。試合が出来る喜び、改めて噛みしめました。

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(´-`).o0写真も撮って参りました……暗かったり明るかったりで光の加減が……てか最近良い写真が撮れてない。。腕があれだから・・わかってるわかってるよ・゚・(つД`)・゚・よろしかったらどうぞー。

( ´∀`)つ ミ 2010/4/17 J.League Division1 sec.7 モンテディオ vs Fマリノス @ NDソフトスタジアム山形(picasa/me)

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