« New Challenge!!! -F.Marinos Youth '10 Season Preview- | Main | 当たり前の幸せを噛みしめて@2010 J.LeagueDivision1 第7節 モンテディオ vs Fマリノス »

April 14, 2010

スコアレスが示した現在地@2010 J.LeagueDivision1 第6節 Fマリノス vs セレッソ

攻め落とせなかった、獲りきれなかった。

繰り返さない為に、糧とする為に、このゲームは無駄に出来ない。

2010 J.League Division1 第6節

Fマリノス 0-0 セレッソ @ 日産スタジアム「スコアレスが示した現在地」

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"嘆く前に出来る、アクチュアルタイムの意識"、DF波戸康広"見本となるやりきる意識"、栗原勇蔵"代表ショックを振り切って"、中澤佑二"代表ショックを引きずって"、田中裕介"持っていた鍵"、MF小椋祥平"欠かせない男に"、狩野健太"付けなきゃいけないアクセント"、兵藤慎剛"やりきらないは「悪」"(→66'齋藤学"おかえり!/何も出来ない現実")、清水範久"悪くはないけど良くもない"(→55'パブロ・バスティアニーニ"頼もしき部分と粗い部分と")、FW山瀬功治"顔出し始めた兄「気質」"(→81'中村俊輔"ほど遠くとも作り出す違い")、渡邉千真"ジレンマ"

セレッソスタメン:GK金鎮鉉、DF上本大海、羽田憲司(→87'黒木聖仁)、茂庭照幸、MF高橋大輔、アマラウ、マルチネス(45'一発赤)、尾亦弘友希、乾貴士"凱旋はほろ苦く"(→83'藤本康太)、香川真司、FWアドリアーノ(→86'家長昭弘)

-----------------------

*相手の手を押さえ、数的優位も得て、終始主導権を握りながらも、「防衛戦」に入ったセレッソを攻め落とす事が出来ずスコアレスドロー。結果はもう一言、残念。

*前後半通じて、相手の金看板である香川・乾をほぼ押さえ込み、アドリアーノの強引な独力打開に手を焼いたにしてもやらせなかった。カウンターに関しても冷静に対応出来ていたし、セットプレーもきっちり跳ね返す。相手の攻撃をシャットアウトした上で、主導権を握った訳だから、後必要だったのはゴールのみ。しかし、そのゴールが獲れなかった……まあそこがこのゲームの全てかなと。

*正直言って隙のない相手ではなかったと思う。甘さの見えた部分、捕まえきれない部分はあったと思うし、やりようはあったはず。ただ、相対的な意味で相手にとって嫌な事というのをチームとしてどれだけ考えられていたのか、というと疑問が残る。例えば前半、相手の中盤はある程度自由にボールを持たせてくれる、その状況下で周囲と連動しない散発的なアプローチで自ら穴を「作ってくれる」ような甘い対応が見られた。しかし、そういう部分を見い出し、突けたかというとそうじゃない。あくまでも「自分達」の形をなぞるようなプレーしかできていなかったんじゃないかな。サイドを起点に、楔を入れて、コンビネーションを絡めて……決して悪い事じゃない。けれど、それが相手にとって怖かったかというと……違うよね(しかもサイドに「釣り出す」イメージとか、引きつけてスペースを作るとか、デコイが絡むとか……なかったよね)5バック気味に幅を保ち、中央はきっちりと人数を揃えて対応できる訳だから。もし、相手の隙を突くという意味で考えるなら、サイドではなく低い位置でボールを動かして、「穴を作り出す」アプローチを引き出し、生まれた穴を使うイメージを共有して、連動したコンビネーションが作り出せればより相手は怖かったんじゃないかな?

*後半に関しても同じ傾向は見られた。数的不利となった相手の守備は、一度深い位置に入るとMF含めてとにかくポジションを落としてボックス内に人垣を作るような形になってた。この状態では、一枚はがしても、マークを外しても、すぐに次のカバーが飛んでくる、なかなかコースも空かなければフリーにもなれない。綺麗に「崩しきる」のが難しい状態だったのは間違いない。ただ、実際下がるきっかけのない状態では多少リトリート気味とはいえスタンダードなポジショニングでコースを切るようなポジショニングで対応しようとしていた。その相手に対して手数を掛けずに「1本目の楔」をスイッチに無理矢理にでも崩しきるイメージがあったら?簡単ではないけれど、少なくともボックスの中に6枚7枚入る人垣は生まれなかった。しかし、選択したのはチャレンジするのではなく失わずに攻撃を続け、崩しきる可能性を探る事だった。フリーになれなければ戻す、前が空かなければ戻す、やり直してもう一度。確かに失わないというのは、相手の攻撃の機会を与えないと言う事。意義のないプレーではない。しかし、やりきらずにやり直す事でどんどん相手の守備陣形は整い、人垣が生まれていく。相手にとって怖かったのは、強引にでもやりきる事だと思うし、局面を打開するようなチャレンジをしていく事だったんじゃないかな?

*そして、主体的な要素。決定力……って言ったらそれまでなので、個人的に思うこと。選手個々が「もっと良いプレー」をするための意識をもっと高めなきゃいけない。僕の持論として、素晴らしいプレーが3つ4つ積み重なると必ず大きなチャンスが生まれるって思ってるんだよね。一つ、素晴らしいクオリティのプレーがあれば、その素晴らしいプレーによって次にプレーする選手がよりよいプレーをする為の土壌を整えられる。ただ、それを意識してないプレーというのはかなり多い。不必要に浮かせるパス、雑なトラップ、ターンの向き、ボールの置き所、レシーブアクションとパス出しのタイミング、その場凌ぎのプレーをしてる。自分のプレークオリティさえ高められない状況下で、次の選手によりよい状況を与えることは出来ないよね。逆に尻ぬぐいさせてるような感すらある。本当に小さい事だと思うけれど、こういう部分が積み重なって、最後のフィニッシュであったり、ラストパスの精度に繋がっていくんだと僕は思う。ゴールが決まらないのは、シュートを打つ選手、ラストパスを出す選手だけの責任じゃない。チームとして、1人1人がよりよいプレーをする事、パスを繋ぐサッカーだからこそ、もっと高い意識を持たなきゃいけない。

*まあこれが今の現実だと思う。引かれた相手に対して獲りきれない、優位に立ったゲームをモノにし切れない。それが今のFマリノスの力だと思う。ただ、そういうモノを得る為には一朝一夕には行かないし、決して前に進んでいないのかというとそういうわけでもない。小さな部分かも知れないけど、良くなってる部分もある。楔を入れていく事に関しては引き出す意識、決断力が伴ってノッキングする回数は大きく減った。千真のポストプレーも対峙する選手のレベルを選ぶとはいえ多少精度を保てるぐらいには上達してる。小椋のリスクとバランスをマネジメントする部分の成長は目を見張るほど。ま、この試合では全く支離滅裂でメッセージの伝わりづらい交代をしていた和司さんの交代策同様に、今は少し我慢かな。下を向かずに少しずつでも質を高めながら、うん。千里の道も一歩から、じゃないけど。

-----------------------

【選手評】

飯倉→あんまり守備機会がなかったので特にないんだけど、一つだけ。アクチュアルタイムの意識ね。押し上げる時間を待つのは大事だけど、それにしたって時間を掛けすぎ。勝ってる試合ならまだしも、同点だし。フィールドプレーヤーのリズムを崩す一因になりかねない。そういう意識を持たないと。飯倉はセットに時間を掛ける傾向ある。無駄。

波戸→悪くはなかったと思う。プレッシャー掛けてサイドに寄せた香川や乾をきっちりと周囲の選手と囲い込んでやらせなかったし、攻撃に関してもやりきる意識は高い。実際スピードもないし、独力打開する技術は持ち得ないけど、簡単にサポートに来た選手に預けて裏に走る、そのやりきる意識は非常に高い。後はそのクオリティだね。相手をより引きつけてより良い状態でクロスをあげる、そのクロスの質やタイミングをあげる。

勇蔵→代表ショックは感じられず。アドリアーノも問題にしなかったし、香川・乾もきっちり。セットでの集中力も高かった。攻撃面でも業を煮やして出て行って放ったボレーなど、非常に惜しかった。あれはセレッソを打開するキーの一つだったんだよねー、後方から意外性ある選手がダイナミックなランニングでゴール前に入っていく、と言う意味で。決めたかったが難しかったかな。

佑二→ワースト。スローイン時にアドリアーノに入れ替わられたシーンは目を覆いたくなるほど酷かった。それでフォローに入るべき選手がいなかったことを周りに当たり散らすなんてやめてください。不必要な浮き球やバウンドパスを用いるのは悪い癖。集中力低く、「代表ショック」を引きずってるんじゃないの?と言われて言い訳できない出来。ちゃんとして、ほんとに。

裕介→3つの決定機、一つは決めて欲しかったのが本音。ダイビングヘッドに関しては完全フリーだったしね。ただ、あそこに入っていける裕介の積極性は買い。大きく弧を描いて裏を獲れるのは裕介の良さだしね。守備に関しても大きな破綻はなく。

小椋→出来自体は非常に良かった。攻撃の起点となるマルチネスに狙いを定めての起点潰し、乾・香川を追いつめるパッキング、カウンターケアの為のポジショニング、しっかりと守備面でチームを下支えしてくれた。後ろから顔を出してラストパスを出すシーンが多く、そこは専門外というか、クオリティを付随する事が出来なかったのは残念だけど、チャレンジする意識は買い。後は練習だね、ひたすら。小椋のような意識を他の選手が持たなきゃいけない。

健太→俊輔不在時にアクセントが付かないのは健太の仕事量が足りないから。「ちゃぶる」じゃないけど、引きつけることであったり、予測を外す、アイデアを付与することがもっとあって良かったと思う。配球するだけじゃなくて、そういうクオリティを乗せていってこそ健太の存在価値がある。いいクロスが何本が上がってたし、セットのキックで一発欲しかった……。

兵藤→動きに関しては良いと思うのよ、ただ、その先、だよね。繰り返しになっちゃってるけど、この日は特にそのやりきらない意識が相手を助けてしまったと思う。一枚剥がす、無理にでも仕掛ける、そういうチャレンジの意識が著しく欠けると思う。うまく周りを使うとか、周りのクオリティによって自分のプレーのクオリティが左右される感じがあるけど、それじゃ物足りないな。もっと出来るはず。

ジロー→存在感薄く、実効力も低く。パスを引き出して前に繋ぐ、というのはこなしていたけど、前回ほど効果的な感じは見受けられなかった。もっと掻き回して欲しかったかな。

功治→細かく。機会は少なかったにしても、決めるべき所で決めれなかった。て少しやりすぎるというか適切なタイミングでのプレー選択という意味では少しズレがあった。俊輔がいないとずるずる下がっちゃう。千真との位置関係が遠く、互いに分離した関係になってる感有り。色々と細かい部分で修正しなきゃいけない部分が出てきた気はする。

千真→ポストに関してはうまくなってると思う。プレッシャーの強弱に差異はあるけどチームに求められる部分はある程度出来るようになってきたかな。ただ、それによりゴールから遠ざかりシュートチャンスに絡む事が減っているのが大きな問題。にいにいとのコンビの方がゴール前に入れるのかな、という気はする。ヘッド決めて欲しかった。

にいにい→コンディションが上がってきて、動きの幅が広がっているのは凄い良い事。幅広く動いてのポスト、などは千真の得点力を蘇らせるキーとなるかも知れない(役割分担的な意味で)ただ、オフサイドラインであったり、笛の基準には苦しんでるかな。

学→復帰おめ!正直グッときた。ただ、カウンターからのシュート一本では……仕掛けるべき所で仕掛けず、パスを繋ぐ為の媒介だけであったらジローのままでも変わらない。自分の良さ、何を評価されたのか、そういう事を考えてピッチに立って欲しかった。失敗しても良い、まずはやりきる事。

俊輔→短い時間で決定機を2本演出。コンディション悪い割には価値は示した。ただ、決めてもらえず。FK壁超えないね……。代表でなくて良かったんじゃないかなぁ?←

-----------------------

とにもかくにも、また次、だね。磐田、山形、簡単じゃない。ただ、目の前の試合に全力で、真摯に取り組む事でしか、積み上がらないしね

ということでここまでー。

-----------------------

(´-`).o0ナビ・ジュビロ戦は行けません……しょんぼり。結果的にも内容的にも、少し停滞感というか消化不良のゲームが続いてるから、すっきりしてきて欲しいな。負け組で構わんよ

(´-`).o0写真又撮ってきましたー。あ、乾の事をちらっと書こうと思ってたんだ……忘れた。もういいや。あんま変わってなかったなー。そんな乾くんも撮りました、よろしかったらどうぞー。

( ´∀`)つ ミ 2010/4/10 J.League Division1 sec.6 Fマリノス vs セレッソ @ 日産スタジアム(picasa/me)

|

« New Challenge!!! -F.Marinos Youth '10 Season Preview- | Main | 当たり前の幸せを噛みしめて@2010 J.LeagueDivision1 第7節 モンテディオ vs Fマリノス »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77106/48081359

Listed below are links to weblogs that reference スコアレスが示した現在地@2010 J.LeagueDivision1 第6節 Fマリノス vs セレッソ:

« New Challenge!!! -F.Marinos Youth '10 Season Preview- | Main | 当たり前の幸せを噛みしめて@2010 J.LeagueDivision1 第7節 モンテディオ vs Fマリノス »