« 木村浩吉の功罪 -功- | Main | 二人の夢が叶った日。 »

December 21, 2009

木村浩吉の功罪 -罪-

遅くなりましたが、続きです。

※前回のはこちら→木村浩吉の功罪 -功-(LooseBlog)

-----------------------

【罪】

・代償なき模索の果て

勝ったり、負けたり、勝ちきれなかったり、追いついたり。

連敗はなくとも、連勝もなく、その結果収まった定位置となりつつある中位

その極めて不安定な成績に終わった原因の1つとして、彼のチーム構築に置けるポリシーに代表されたチームマネジメントに理由を求めたとしても異論はないと思う

本来、定石となる「Winning Team Never Change」という格言にもある通り、勝ったチームはいじらないというのがセオリー、しかし、彼の辞書にはその言葉が存在しないのではないかと思わされるかの如く、「Winning Team」への執着も見せずに変化を求めていく。

しかし、そのマネジメントの浅はかさは結果を持って思い示される。

例えば、初のアウェイでの勝ち点3、初の逆転勝利、ここから!という機運高まったタイミングで迎えたFC東京戦。噂の大駒の加入を見越して中断を待たずに3バックから4バックへのシステム変更に踏み切ったが、そのプレーは全てが手探り、様子を見ながら、周囲と合わせながら……。バランスとマネジメントに意識が向く余り能動的なプレーイズムが失せ、閉塞感に苛まれた中でセットプレーからの強烈なミドルに沈んだ。

例えば、ナビスコカップ準決勝を翌週に控える中で迎えた夏休み最後のリーグ戦となるジェフ戦。「川崎対策」を見越して直前で試した逆三角形のトレスボランチシステム+ショートカウンターを狙うゲームプランを携え試合に臨むも、特徴も狙いも重ならない相手に当然ながらゲームプランは嵌らず、怪我で欠場となった河合の代役として入った田代の「経験の浅さ」も相まって、全く機能せず。失った「45分間」の代償は大きく、ラッキーな勝ち点1にとどまった。

的確なバランス、明確になる役割、研鑽されるコンビネーション、積み上げていくことで得る手応えを例え失ったとしても、よりよきモノを追い求めて模索する姿勢は意欲的かつ高尚に映らなくもない。しかし、その急激な変化に即順応出来たら苦労しない。全てが無に帰した中で、又イチからバランスや役割を模索することを強いられ、その過程の中で勝ち点を落としていく。

まさに「スクラップ&ビルド」、そんな犠牲を強いても見出そうとした「定型」。しかし、シーズン終盤、本来1年間の集大成とも言うべき時期のFマリノスのフットボールのクオリティは余りにお粗末なモノだった。チームとして何を狙い、何を表現しようとしているのか、その目的すらはっきりと見えない曖昧で怠惰なフットボール。結局、チームとして何も積み上げられないまま終わってしまったようにしか、僕の目には映らない。

3年契約の1年目、もしかしたら「スクラップ&ビルド」の過程で生まれた瓦礫の山から「宝」となる部分を見出す為に必要な過程だったのかも知れない。しかし、慎重さや思慮深さを欠いた継続性・一貫性なきチーム作りでは明るい未来を想像させるだけの説得力を欠いたのは紛れもない事実。

自らの職を賭し貫いたポリシー、その賭けに負けた「罪」は、自らの職を失うことで支払われた。

-----------------------

(´-`).o0はい、第2弾です。でも、まだ終わりません。最後に浩吉さんのシーズン総評としてもう1エントリー続きます(ちなみにまだ書き上がっておりません)「罪」という言葉を使うのは正直心苦しい部分もあるのですが、まあその辺は「功罪」というタイトルを付けちゃったんで、ご理解いただければと。てか、きつい書き方になってしまった……。

(´-`).o0ユース、負けちゃった……試合を見ていない僕に言えることは何もないけど、胸張って帰ってきて欲しいな。今シーズン、成し遂げたことが無に帰す訳じゃない、真摯にフットボールに取り組んできたその過程が失われる訳じゃないんだから。3年生は本当にお疲れ様でした。本当にみんな良く成長したし、うまくなった。でもこれで終わりじゃない。成し遂げられなかったプロへの道は、ユニフォームが変わっても同じだから。又、トリコロールのシャツに袖を通す日が来るように、待ってるからね!

(´-`).o0ま、そんなこんなでかなり無気力状態になっていますが、早めに続き書きます。で、コメントいただいてますが、全て書き終わってから、お返事します。というか、この状態でいただいてしまって良かったのか……と思ったりしてます。ほんと遅筆でごめんなさい。

|

« 木村浩吉の功罪 -功- | Main | 二人の夢が叶った日。 »

Comments

こんばんは。
コーキチさんの罪、仰るとおり一番はシステム面の継続性の無さでしたね。特にホーム京都戦でのフォーメーションはもう何試合か見たかった。クナン・千真の2トップに功治・狩野が絡んで京都に怖さを与え続けてた感があっただけに。佑二がいなかったということもありその場しのぎの策だったかもですが、京都のような引いてくるタイプのチームには効果的だったように思います。
ユースは残念でした。けど、近年成し得なかったことをやってのけたのは事実。ひとりもトップ昇格なしというのはどうなんでしょう。。。谷口みたいのが量産されないことを祈ります。
しかしこの時期は移籍関連で落ち着かないですね。。。この成績でこの状況、仕方ない部分はあると思いますが。

Posted by: Jinke | December 21, 2009 at 06:31 PM

Jinkeさん、レス遅れてごめんなさい。コメントありがとうございます。

一年間積み上げれば、相応の成果を得ることが出来たんじゃないかと思う反面、彼はFマリノスに最適なシステムやメンバーの組み合わせ、戦術を探っていたのではないかと、今になって思ったりしています。まあ、今となっては……という感じではありますが。

京都戦……(記憶探索中……)

千真をセカンドストライカーとして、クンファンをポストにしたやつですね!マツとアーリアが非常に良かった時かしら?

様々な側面があり、相手に拠る部分もありますので、一概には言えませんが、選手の組み合わせとしては嵌った試合だったのかな、と思ってます。

まあどんな組み合わせで、どんな相手でもある程度自分達のやりたいことを表現出来るだけの力を付けること。戦術的にも個人としても、その先に安定して勝ち点を積み重ねることが出来るようになるのではないでしょうか。

ユースに関しては……又そのうちやろうと思ってますが、谷口の例を挙げるのは少々……確かに可能性のあるコはいると思ってます、が、その反面彼らがトップチームに上がってすぐさま出場機会を得る可能性は余り高くはないと思ってます。そういう意味では大学というステップを踏むことで実戦経験を積んだり、自らと向き合って人間的に成長することで、プロに相応しい力を付けてからでも決して遅くないのかなと。無理な昇格は彼らの人生をねじ曲げてしまうことになってしまいますし。

移籍関連は……毎朝gkbrです……でもこれもまたフットボールの1つの醍醐味、ですかね。本当はもっといい話題で盛り上がりたいですが……

ではでは、本年中はお世話になりました。又来年もよろしくお願いいたします。

Posted by: いた | December 31, 2009 at 07:45 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77106/47073059

Listed below are links to weblogs that reference 木村浩吉の功罪 -罪-:

« 木村浩吉の功罪 -功- | Main | 二人の夢が叶った日。 »