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October 22, 2009

全てを変えたゴラッソ@2009 J.League Division1 第29節 Fマリノス vs グランパス

何も起こらぬままホイッスルを迎えていたら、きっと誰もが煮え切らない感情を抱えたままスタジアムを後にしていたことだろう。

しかし、一振りで全てを変えた。

歓喜に包まれたスタジアム、笑顔咲く帰り道、そして美味しい美味しい勝利の美酒。

それだけ大きな価値あるスーペルゴラッソだった。

狩野健太、ばんざーい!

2009 J.League Division1 第29節

Fマリノス 2-1 グランパス @ 日産スタジアム「全てを変えたゴラッソ」
F.Marinos:30'坂田大輔!!! 89'狩野健太!!!!!
Grampus:5'吉田麻也

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF天野貴史"あまのっち劇場"(→74'田代真一)、栗原勇蔵"負傷にマケズ"、中澤佑二"代表ぼけ"、田中裕介、MF松田直樹"仕事しろ"、河合竜二"不調がもたらす混乱"、長谷川アーリアジャスール"功罪"(→82'清水範久"ホーム凱旋復活")、狩野健太"鬱積を吹き飛ばすスーペルゴラッソ!!!Stay GOLD!!!"、FW坂田大輔"天野さんのおかげです"、渡邉千真"勉強勉強"(→71'金根煥"ディフェンスやれて嬉しいです(本音)")

グランパススタメン:GK広野耕一、DF田中隼磨"標的"、竹内彬、吉田麻也、阿部翔平、MF杉本恵太(→72'津田知宏)、吉村圭司、三都主アレサンドロ、マギヌン(→63'ジョシュア・ケネディ)、FWイゴール・ブルザノビッチ(→46'小川佳純)、巻佑樹

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*劇的で、衝撃的で、鮮烈な一発。試合中に感じていたストレス、鬱積といった感情も全て吹っ飛んでしまいました。このゲームの全てがこのゴールに集約されていると言っても過言ではないぐら本当に最高の一発でした。超値千金の金髪王子の一発、最高!!!

*終了間際、交互に決定機が訪れるような展開を見ても、どちらに転んでもおかしくないゲーム。そんなゲームをこういった形でもぎ取った価値は限りなく大きいと思ってる。確かに内容は良くなかった。数字的にもさして現状を変えるような効果はないのかも知れない。ただ、この勝利がもたらす効果は間違いなくあると断言出来る。ひとつひとつの「イイプレー」に結果が伴うことで裏付けのある自信となる。身を削るように汗を流し、身体を張ったプレーヤーが報われる。そして何よりもエモーショナルな瞬間を味わった観衆が「又来よう」と思えるきっかけとなり得る。今、この勝利が目に見える何かをもたらすことはないとしても、先に、未来に繋がる意義が合ったと思う。未来のために、今何が出来るのか、そういう意味でひとつひとつを積み重ねていかなければ、道は開けないと思うしね。

*まあ喜ぶところは喜ぶとして、ここからは反省会。辛めです。テーマとしては、「モラル」。

*鹿島戦から、チームとしてシステムを固定し、意図と目的を持って組織で守ることに取り組んできたと思っているのだけど、このゲームに関しては全くと言っていいほどそれが出来なかった。それは、コンセプトやグラウンドデザイン以前に個々の選手が責任を果たさなかった事に原因があると感じました。

*現状のチームは、ある程度リトリートした状態で4-4のゾーンを形成することでスペースを消し相手の攻撃を迎撃する(鹿島・川崎)、もしくは高いゾーンでボールを奪うために高い位置から積極的にアプローチを仕掛ける(浦和・名古屋)という二つの守備手法を相手の特徴に合わせて使い分ける形で戦っている感があると感じてます。ただ、どちら手法を用いるにしても変わらないこと、それは各々がそれぞれに課されるタスクを遂行する必要があるということ。それは目的を成す上で個人が負う責任であると思うのだけど、その責任を全うすべき選手の「モラル」が低く、その責任を全うしない選手がいるとどうなるか。それがこのゲームに表れていたのかなと。

*2つの守備手法で共通するのは、ボールを失った後にすぐにチームタスクのために必要な行動があるということ。ゾーンであれば、オリジナルポジションを埋めるために一刻も早く戻る、プレスであれば奪われた状況にも寄るけれどボールサイドへプレッシャーを掛けたり、その動きに連動して挟み込むことであったり、周囲に生まれる選択肢を消すことが求められる。しかし、それをサボったりおざなりにすればどうなるか、ゾーンを埋めきれず穴が空く、プレスが空転し相手の攻撃を制御出来ずに攻め込まれる、組織が成り立たなくなるということになる。

*前置きが長くなってしまったけれど、このゲームに関しては前から行く形を選択したと思ってます。しかし、機能したとは言い難く、相手の細かい繋ぎにいなされ、後追いの守備状況が非常に多かった。何故そうなったか、中盤の選手達の切り替えの意識が乏しく、サボる選手が多数見られたから。そうなれば当然、後方にスペースが空き、残されたディフェンスは後手を踏む。苦しい状況での対応を強いられる。負担が掛かりチームにひずみが生まれる。又、ひとつひとつのアプローチに奪う意志が伴わずプレッシャーがプレッシャーとならない状況にあった。これは組織的に意図を持って守備をしようとしているチームにとっては由々しき問題であるんじゃないかなと。

*元々出来ないとか、そういうことならここまで辛辣な言葉は並べない。でも、各々出来ることを知っている、それを現に見ているわけだから。健太は昨シーズンもっと相手をシビアに追っていたよね?運動量も切り替えも速かったよね?アーリアは鹿島戦でオリジナルポジションに戻ることに必死で取り組んでいたよね?ヘロヘロになりながらもその意志は強く持っていたよね?マツはチームのためにプレーするときは自分が前に出るのではなくもっと周囲のカバーやサポートに意識を裂くよね?本当のピンチの時は全力疾走するよね?そういうことだと思う。攻撃面でのタスクもあるのは百も承知。それでもやらなきゃいけない。じゃないと、いつまで経っても勝ったり負けたりを繰り返して、タイトルには手が掛からない。この状況を打破出来ない。

*これに関しては、監督のマネジメントの問題でもある。ダメなときは自らの采配をもって選手に示さないと、もっと大きなモラルハザードが起きる可能性だって否定出来ない。事実、ピッチで自らのタスクをこなさずに責任を果たさないプレーヤーがいることはピッチの上での秩序が崩れている証拠。フットボールの内容だけで冷徹な采配を振るうタイプではないけれど、情だけではチームは立ちゆかないし、強くはならない。モラルを保つために、締めるところは締めて欲しいし、示して欲しい。それも又監督の大きな仕事のひとつだと思うから。

*個人的には、チームタスクに対して従順に、そして精力的にこなしていた兵藤や小椋がベンチに座っている状況(怪我やサスペンションの絡みもあるけれど)がある中で、タスクをこなさないプレーヤーがピッチに立ち続けていることが理解出来ない。この状況に対して彼らがどう思うかな。こういう「不条理」な状況が生まれていることは、非常に危険だとも思う。

*僕は、強くなって欲しい、もっとイイチームになって欲しい。てか、優勝したい。でも、Fマリノスの中には歪みがあるように感じてしまう。もっとシビアに、真摯にフットボールと向き合う必要があるんじゃないかな。

*何だかずれてきたので、とりあえずはここで締め。大変失礼いたしました。悪いことばっかりじゃなくて良いことも。攻撃面だね。崩しきってのチャンスが作れていること、コンスタントにゴールが獲れるようになってきたことはチームとして前に進めて来たのかなと言う印象を持ってます。プライオリティが定まって受け手と出し手のイメージがリンクし始めた速くシンプルなスペースユーズ、健太とアーリアのアイデアがリンクし始めたバイタル付近でのダイレクトを絡めた崩しなど、形が見え始めていることが大きいのかなと。ディフェンス陣も後方で時間を掛けるのではなく前に入れる意志を持ってプレーし始めているのもいい。後は中盤中央でプレーする選手がプレーの関与意識を高く持って、アーリア・健太を下げさせないように攻撃を組み立てられれば、もっとスムーズに攻撃は回るようになるのかなと。これは要継続。

*選手評、特別扱いはやっぱり健太!本当に嬉しいです。昨シーズンの輝きが消え、くすぶっていた感じもあっただけに、こういう刺激的なきっかけを掴んでくれた事がとにかく嬉しい。他の部分でも攻撃面に関しては本当に危険な匂いが立ち始めた感じある。セットのキックの質が上がってきた、周囲との理解が進んでイメージの共有をし始めた。コンセプト的に彼のパスセンスがチームタスクの中で大きなウェイトを占め始めているだけに、ここから載ってくればチームとしても進歩出来るかなと。まあ守備は……上記の通り。もっとやれ、うん。

後は簡単に。哲也、ポジションを失った苦い相手を前にいきなり失点シーンは酷だったかなノーチャンス。でも凌ぐところで凌いでいたからこそこの劇的がある。天野、ナイスクロス、ナイスアシスト、初のお立ち台おめでとう!守備面でもサイズの怖さ・身体の強度で怪しい部分はあったにしても、地上戦でも粘り強く、タフに対応していた感。交代策は戦術的要因か。坂田、良く決めた、よく走った。最近こればっかりだけど、本当に良い仕事してくれてます。

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なんだか負けた後の空気になっちゃってて申し訳ないですが、まあ勝ったからこそと言うことでお許しください。でも偽らざる気持ちです。たまにはいいでしょ?てか、勝ったし!

ということで、ここまで。更新遅れちゃって申し訳ないですー。


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(´-`).o0この日は黒船祭でしたがまあ雨も降ってて残念だね。でもやっぱり祭はイイよ、マリノスが勝つ前提ではあるけど。

(´-`).o0しゃしーん。雨+夜は条件悪すぎ、それでもよろしければー。

2009/10/17 J.League Division1 sec.29 Fマリノス vsグランパス @ 日産スタジアム(picasa/me)

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