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September 11, 2009

閉ざされた道@2009 J.League YamazakiNABISCO Cup SemiFinal 2ndLeg vs フロンターレ

不本意なるリスタートの練習も、結果を出すことだけを見据えたフットボールも、スタジアムで作りだした雰囲気も、僅かな可能性を信じ、諦めないという意志が詰まっていた。

それでも叶わなかった。またしても道は閉ざされた。

未だに悔しさは消えない、後悔の念は強い。この敗戦から何を学ぶべきなのか、何を捉えるべきなのか、未だに答えは見えない。

しかし、フットボールは続いてく。

2009 J.League YamazakiNABISCO Cup SemiFinal 2ndLeg

Fマリノス 1-1 フロンターレ @ 日産スタジアム「閉ざされた道」
F.Marinos:68'p山瀬功治 Frontale:90'+5'ジュニーニョ

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹(87'一発赤)"可能性繋げた80分、可能性潰えた10分"、DF田中裕介"再びの壁"、栗原勇蔵"火、吹かず"、松田直樹"悪夢の再来はならずとも"、小宮山尊信"こじ開けられず"、MF河合竜二"担った秩序"(→77'水沼宏太"涙")、長谷川アーリアジャスール"貴重なる経験値"、兵藤慎剛"糧にすること"、狩野健太"なすべきこと、なさねばならぬこと"(→46'山瀬功治"責務果たすも")、FW渡邉千真"課題と向き合うルーキー"(→46'坂田大輔)、金根煥"現実を担った戦術核"

フロンターレスタメン:GK杉山力裕、DF森勇介、井川祐輔、伊藤宏樹、村上和宏、MF寺田周平、谷口博之、養父雄仁(→65'田坂祐介)、FWレナチーニョ(→69'横山知伸)、鄭大世(→89'黒津勝)、ジュニーニョ

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・未だにうまく言葉に表すことが出来ない、うまく消化出来ない。だからあんまり色々は書けないです。ごめんなさい。ただ、フットボールは続いていく。だから前を向く、って感じです。明日試合ですし。

・その中で感じたことを断片的に。このゲームを考える上での前提。内容は二の次、とにかく結果だけを見据えた。そして導き出された答えが、クンファンをトップに置いてロングボールを当てて圧力を掛けていく非常に無骨で割り切ったサッカー。そして、点を獲るために監督曰く「不本意」なセットプレーも整備し、ファーサイドの勇蔵という狙いを共有した。この一戦に向け、望むべく結果を獲るために、チームとしてやるべき事をやった。その所為は非常に素晴らしいことだと思うし、チームにとって小さいにしても前進だと思ってます。

・ただ、ディティールを詰め切れなかった。長いボールを中心とした攻撃を見据えてはずだけど、中盤は繋ぐ欲を捨てきれず、攻撃構築に絡もうとポジションを下げる。そうなれば最前線との距離が自ずと開き、ロングボールの次の展開に置いて適切なポジショニングを獲れず、セカンドボールを拾えなかった。狙いを徹底するのであれば、4バック+2ボランチで幅を保ちながら攻撃を形取り、2列目の選手がクンファン・千真に近い位置でセカンドボールを拾う、もしくはフリックの受け手として飛び出す役割、ボックスの中に入っていく「アタッカー」的な役割を担うべきだった。あくまでもロングボールは布石、セカンドボールを拾って二次・三次と厚みを加えていくことで圧力を掛け続けることが出来れば良かったと思うし、それが相手にとってはより嫌なことだったのではないのかなと。

・そしてセットプレー、ファーで勇蔵を狙う、それはいい。ただ、その先を選手達が見据え切れていなかった。ファーでフリーとなって直接決めれれば、それで文句はないけれど、折り返してそれを狙う、ファーに切れるボールを拾って更に攻撃に繋げていく意識があっても良かった。ある程度オープンな競り合いなら勇蔵は競り勝てる、ただ、それだけで深みや奥行きがなかったのかなと。

・普段やっていないことをやり始めた中で、手段だけが先立ち、目的を捉えきれなかったのだと思う。はっきり書けば見通しが甘く、都合良く考えすぎていたと思う。深みがなかった。やっぱりそこは監督の思慮遠望不足として指摘せざるを得ない。ただ、選手にも責任はある。ピッチの上で狙いを捉え、その上で何をすべきかを判断し、それを実行に映す力が欠如していた。それは真摯に捉えて、今後高めていくしかないと思う。

・そしてゲームが決まった「事件」。ゲームの各所で感じられていたけど、フロンターレに対してプレッシャーは掛けられていたとは思う。常に続く競り合いによる選手一人一人の消耗、クンファンの推進力がもたらしてくれた先制点、そして数的不利、それでも保っていたアドバンテージがありながら彼らは間違いなく追いつめられていた。だからこそ、失った「10分」に対する後悔は残る。飯倉の愚行が全てを壊してしまった。掛け続けたプレッシャーも、ゲームを動かすために切ったラストカードも、全てが水泡に帰した。それは事実であり、逃れられない事であると思う。

・彼が「80分」可能性を繋ぎ止めていたのは間違いない。数ある決定機を凌ぎ、ゲームを決定づけさせなかったことは非常に素晴らしかったし、チームを救ってくれた。しかし、大きな仕事をしたからと言って、その可能性を奪うことが許されるわけではない。本日、裁定が下り、彼は残り試合半分の出場機会を奪われることになった。この時間ずーっと後悔して欲しいし、反省して欲しい。自らを律しきれず、冒した愚行、二度と繰り返さないために自らを戒めて欲しい。それだけ大きな出来事だったと思うから。

・終盤のベンチワーク。120分を見据えたベンチワークは個人的にはいらなかったと思う、実を捉えることが先で、その後を見据える状況ではなかったと思うから手を打つのは構わない。ゲームを動かさなければならない立場であったからね。ただ、パワープレーに推移すること、チームのバランスを崩すことが正しかったのか。これはよく考えて欲しい。マイボールでなければゴールは生まれない、ボールを奪えなければ攻めれない。そういう意味で失策だったのではないだろうか。勇蔵が前線に張る、松田が前に上がる、中盤で秩序を担っていた河合もピッチから去った。その結果、後方の強度を落ち、テセには自由を与えられる、そして相手の攻撃回数が増える。ディフェンスは息をつけるし、攻撃が出来ることでリズムが変わる。正直、相手を助けてしまう采配だったと思う。リスクを負うことは必要だけど、バランスを崩すことで攻めれなくなるのは本末転倒。焦りなのか、経験不足なのか、錯乱したのか、答えはないけれど、失敗から学ぶのは監督も同じ事なのではないかな。

・最後に。本当に悔しい、未だに悔しい。向き合うのを拒否したくなるほど、苦い記憶である。未だに、映像も見れていないし、見たいとも思わない。ただ、嘆いても、喚いても未来は変わらない。でも、いつかくる次の機会の時に、今度こそ壁を越えれるように、この失敗が糧となり、成功に繋がるように、この負けを活かそう、って強く思う。そのためにも、過去に引っ張られず前を向いて進んでいくことが必要だと思う。それは明日のゲームから。

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ふぅ……ちょっと苦行でした。なんかどうしてもこの敗戦を自分の中に消化出来て無くて、そんな気持ちで更新するのってあんまり好きじゃなくて……でもやっぱりさ、やらないと次に迎えないような気がしたので、前日ながら更新させて貰いました。なんかむちゃくちゃでまとまってない感じで申し訳ないっす。

ということでここまで。明日は朝早いので寝ます。広島、行ってきます。

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(´-`).o0サンフレ戦展望をついったに書いたので転載。

tw1 ここから広島を考える。ストヤノフ出てくるかどうかは一つのキーだろうなー。ナビのゲームでもチームのクオリティ一気に上がったし。局面を一気に変えてしまうフィードは虚を突かれてバタバタしちゃうからなー。

tw2 コンパクトな陣型を保つ前提で考えるとストヤノフに強めにアプローチするにはラインを高くしなきゃいけない。けどスペース出来ると寿人がどんどん素晴らしい動き出しで突いてくる。怖がってライン下げればストヤノフへは甘くなる。ジレンマ。

tw3 いかに選手を捕まえるかは大きなテーマ。寿人は言わずもがな(プレッシャーきつくしてサイドに押し出したい)問題は後方からのダイナミズム。受け渡すか、付ききるか、はっきりさせないと開幕の繰り返し。柏木より高柳や青山が怖い。柏木が外に流れ、寿人警戒集める、見切れない所を突いてくるから。

tw4 裕介のとこは特に心配。目線切るのが早くて裏取られる傾向あるし。対面の服部公太もどんどんダイヤゴナルに入ってくるし・・ミキッチ-コミーは考えない。攻めて押し込め、受けに回ったら厳しい。

tw5 攻撃面では比較的ポジションを動かすチームだからスペースは出来てくる(マネジメントの意識は凄く高くなってるみたいだけど)前に人を残して、インターセプトから出来れば一発でそのスペース使えると。外張らせてズラして裏とか。

tw6 正直同じ土俵で戦うのは分が悪い。チームの熟成度、繋ぎの安定感(ミスの頻度)、攻守の切り替え、オフ・ザ・ボール時の意識、単純な運動量、贔屓目に見ても・・。だからこそ足元見つめてその相手に勝つ努力をするのは大事だと思う。

tw7 開幕戦以来のベストでの邂逅。相手はJ1の舞台を見据えて勝つための術を見いだしスタイルを調整して進歩してる。うちはどうかな。ちんちんな惨敗の開幕からどれだけ前に進めたか、それを計るには格好のゲーム。さてさて。

tw.ex 個人的にアーリアと小椋をスタメンで使って欲しい。彼らの今シーズンのスタートはあのゲームだから。その記憶を払拭することで自信深めてほしい。ま、願望だね。

(´-`).o0すいません、でもまあ出さないよりは……と思って。ケータイ撃ちなのでいつもにもまして拙い文章ですけど(思いつきだし)で、しゃしーん。って見たくないか……でも一応ね。よろしかったらー。
2009/9/6 J.League YamazakiNABISCO Cup SemiFinal 2ndLeg Fマリノス vs フロンターレ @ 日産スタジアム(picasa/me)

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Comments

『いってらっしゃい。』
みんなが探しているものが、なにかひとつでもふたつでも、みつかりますように!

Posted by: raichi | September 12, 2009 at 12:40 AM

このゲームで分かったこと
①今年チームはこのまま明るい話題が無く終わってしまいそう…
②2003(2004でしたっけ?それくらい遠い過去のタイトル)の哲也同様、
『歴史は必ず!!!繰り返す』-これは本当に真実ですね~~。
飯倉には、タイトルマッチを踏ませてあげたかったけど、こんなことではそんな資格はなかったですね。

広島へ。道中気をつけてください。

Posted by: tsutomarinos | September 12, 2009 at 10:11 AM

広島遠征ですか。
良いなぁ。我が家は少し遠征を控えております。

なんだろうなぁ。
川崎は前にタレントが揃っていて、その各個人に試合を決める力がある。
翻って、ウチの前の選手には、まだそこまでの力は無いように思える。
・・・まぁ、それは日本サッカー全体の課題というのが自分の認識。

結局は、1stレグの2失点があまりにも痛かった。

飯倉の退場はあまりにも愚かではあったけど、後ろから試合を見ていた彼はかなり精神的に追い込まれていたんだろうとも思う。
・・・ただ、それでも彼は仲間を信じて我慢しなければならなかったのだけど。

ともあれ、あの敗戦から選手達が何かを得てくれていれば良いというのも自分のスタンスです。
今日の試合でそれが少しだけでも見えれば良いのだけど。


「フットボールは続く」というフレーズを聞くと、「フットボール アンチ クライマックス」というJSPORTSの番組を思い出しますです。
・・・あれは良い番組でした。

Posted by: おおうち | September 12, 2009 at 11:20 AM

raichiさん、レスが遅れてごめんなさい><コメントありがとうございます。

探してたものは見つかりませんでした……でも、本当に行けて良かったです、はい。今を改めて感じられましたから。

で……諸事情でお忙しいようですが、とにもかくにも身体には気をつけてください。Fマリノスと一緒に、そしてお帰りをお待ちしてますから!

そして、来れない寂しさを少しでも穴埋め出来るように(時折脱線しちゃったりしてますが)僕も細く長く続けていきますから。

これからもよろしくお願いいたします!

Posted by: いた | September 15, 2009 at 07:13 PM

tsutomarinosさん、レス遅れてごめんなさい。コメントありがとうございます。

>①

今のところ、ということにしておきます。難しい状況にありますが、小さな光はあると思ってます。未来に繋げていくためにも、今が大事なのかなーと。

>②

むー、本当にそうですよねー。もの凄い高いレベルで集中していて、その過度の緊張がああいう愚行に走らせてしまったような気がしてならないです。

飯倉だけじゃないですが、タイトルマッチを体感するというのは本当に貴重だと思うので、早いところ若い選手達にはその経験を積んで欲しいのですが、その権利を掴み取るのは自分たちですから、次の機会こそこういう悔しい経験を生かして欲しいなと。

お気遣いありがとうございました。非常に厳しい試合でしたが、改めて今のFマリノスを知ることが出来たことは良かったと思います。

ではでは、又よろしくお願いいたします。

Posted by: いた | September 15, 2009 at 07:14 PM

おおうちさん、レス遅れて申し訳ないです。コメントありがとうございます。

家族の幸せや暖かさを持たない分の幸せと言うことで・・>遠征

>フロンターレとFマリノス

勝負強さ、と言う部分は意識の差かも知れませんね。良い意味でフロンターレのアタッカー陣には「自分で」というエゴがあるし、その責任から逃げていないということは感じています。

フォワードして自分が決めると言う意志はとても大事なことだと思っています。現代フットボールではFWにも様々な仕事が課されますが、千真にはその仕事で牙を抜かれないようになって欲しいなと。

>飯倉

tsutomarinosさんのところにも書きましたが、この日の飯倉の集中力は非常に素晴らしいモノがありました。しかし、張りつめていた分だけ切れやすくなっていたのかなーと。まあ高い授業料となってしまいましたが、これからの選手ですからこれを糧にしてもらうしかないかなー。

もちろん、他の選手も同じですね。沢山の苦い経験をしている中で、それをいかに消化し、次に繋げていくのか。反省するだけではなく、ピッチに反映出来るように、はい。

僕も「フットボールアンチクライマックス」大好きでした……またやって欲しいなぁ……

ではでは。

Posted by: いた | September 15, 2009 at 07:14 PM

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