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August 29, 2009

嵐のような90分@2009 J.League Division1 第23節 レイソル vs Fマリノス 

背信、瓦解、誤審、劇弾、落胆。

嵐のような90分間だった。

そんな嵐の中で、捉えなきゃいけないこと。

チームとして、組織として、同じベクトルを向き、1つとなって戦うと言うことなのかも知れない。

2009 J.League Division1 第23節

レイソル 1-1 Fマリノス @ 国立競技場「嵐のような90分」
F.Marinos:74'小宮山尊信 Reysol:87'Own GOAL

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"記録はならずとも"、DF田中裕介"蓄積疲労との戦い"、栗原勇蔵"そのキャプテンマークは飾りか?"、中澤佑二"3番張り倒せ"、小宮山尊信"意地!"、MF松田直樹"背信の罪は重い"、小椋祥平"最大の被害者"、狩野健太"戻らない輝き"(→61'兵藤慎剛"戻りつつある大学の記憶")、山瀬功治"最も縁遠き"姑息な選手"に仕立てられ"(58'黄×2=赤)、FW坂田大輔"欲しいのはゴール"(→61'長谷川アーリアジャスール"超絶キープと超決定機逸")、渡邉千真"欲しいのはフィニッシュ"(80'河合竜二"あなたが恋しい")

レイソルスタメン:GK菅野孝憲、DF藏川洋平、朴東赫、近藤直也、小林祐三"なあ、腕引っ張ってたんだろ、なあ、シャツ掴んでたんだろ?"、MF小林慶行(→76'北嶋秀朗)、杉山浩太(→74'大谷秀和)、大津祐樹、菅沼実、FWポポ"弾丸クロス"、田中順也(→46'フランサ"周囲の信頼が魔術を活かす")

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・内容として非常にネガティブなモノで、挙げ句の果てに誤審とはいえ数的不利に追い込まれ、と逆風吹く中で掴んだチャンスだったからこそ勝ち点3を手にしたかった。強いチームを作るのは1つ1つの積み重ねであるからこそ、こういうゲームを獲ることで自信を積み重ねたかった。だからこそ、非常に残念、そして無念。

・本当にいろんな事があったゲームでした。二文字で連ねていったのですが、まずゲームを揺るがした「誤審」。審判も人間だし、間違いもあるのは仕方ない部分もあるから、云々言うのは好きじゃないのだけど、今回のは間違いなく「誤審」。本人も認めたし。プレーの状況として、既に半分自らの身体が前に出る優位な状況、ポジションは未だボックス外、自ら倒れて「ファール」を貰うことに大きな「得」はない状態。その状況で「貰いに行く」ことは正直あり得ない。元々、彼は「貰いに行く」プレーヤーではないし、そんな姑息なプレーヤーであるならば、大怪我もしてないし。ま、ゲームの流れが変わり、膠着した展開に動きが生まれたのは皮肉だけど、どちらにしてもこういう展開は誰も望んでいないはず。正直言って自重して欲しかった。まあ過ぎてしまったことは仕方がないけれど。

・次、「劇弾」。意図しない「外的要因」によって動かされたゲームの中で、数的不利になって本当に苦しくなった。中盤を制圧され、サイドで主導権を握られ、どんどん崩される。押し込まれるシーンが長く続いた。ただ、このアクシデントがチームのベクトルを1つに収束してくれた。ある程度押し込まれることを許容し、来るべきチャンスと虎視眈々と待つ。そしてそのときが来たら、他人任せにせず「自分」で何とかしてやろうという意志を発する。そうして生まれたコミーのゴール、抜群に素晴らしかった、そして興奮した。切れ込む動きと縦への突破、二つの選択肢を巧みにちらつかせながら、相手を翻弄して、完全に背中を獲って縦に抜け出し、強烈に打ち抜く。サイドアタッカーらしいシュート。コミーにとっても、観衆にとっても、溜まった鬱積を吹っ飛ばす見事なプレーでした。展開的に多くの人数を掛けることが出来ない状況下、ゴールを得るためには「個」でなんとかするしかない、その中で「個」で点を取ってくれたコミー。「小宮山尊信」というプレーヤーの価値を証明したゴールだったのかも。ほんと、ゴラッソでした。

・ただ、このゴールの前には伏線があったと思ってる。コミーが決める前の過程に置いて、流れを持ってきたプレーがあった。そんなプレーを見せてくれたのがアーリアと兵藤、交代で入った二人。普段であれば、どちらかと言えば「協調」的プレーイズムを持ちながら取り組むタイプであり、強引なプレーは余り見せない選手ではあるけど、置かれた状況の中では彼らは「自分」が何とかするという意志に溢れていた。フォローがいないからとバックパスやサポートを待つキープに逃げるのではなく、強引にでもゴールに突き進んだアーリア、前が開き、ゴールマウスを視野に捉えた刹那、躊躇なくロングシュート放った兵藤。普段とは正反対の意志を見せた事でチームに灯った火を大きくしてくれたんじゃないかなと。奇しくも最もそういった意志を示して欲しい二人。これがフラットな状況でも出てくるとしたら……彼らにとってはターニングポイントとなるのかも知れない。

・ただ、更なるドラマが待っていた、それが「落胆」だね。残り10分、河合を中盤の底に据えてバイタルの警戒態勢を強化して守りきる体勢を整え、チーム全体も時間を使うことにスライドしてゲームクロージングに入った。これ自体は間違っていないし、その手はずとしても悪くなかった。ただ、それでもやられてしまった。斜めの速いグラウンダーパスがボックス手前のフランサに入る。彼のキープに対して収縮して奪いに行くも奪いきれず、この収縮がスペースを生む。そして、この恩恵を受けたのが出し手となったポポ、フランサの隙間を縫うようなパスに反応して完全にサイドを崩しきると、シュートのようなニアサイドへの速く低いクロスボール、これがニアに飛び込んだ北嶋と競り合いながら足を出した佑二の足先をかすめ、ネットに突き刺さる……オウンゴール。残り3分+α、後少しのところで耐えきれなかった・・。

・この結果に対して、人によって様々な捉え方があって然るべきだと思う。逃げに入る時間が早かったと感じた人、松田を前に残した采配に疑問を感じた人、ポポを自由に浮かせていた左サイドのディフェンスに問題を感じた人、はたまたその前の展開で軽率なクリアミスで苦しい状況を更に苦しい状況に追い込んだ右サイドのプレーに疑問を呈す人もいるかも知れない。でも、その全てが正しいんじゃないかと思う。全てが複合的に合わさった上での結果だと思ってるから。守り切れていたら大きな自信に繋がっていたと思うけど、そこまでは神様が許してくれなかった、と言うことかな。小姑なような事を言えば、結果こそ付いてきてはいたけれど致命的なミスに繋がるような集中力を欠いたプレーがここ数試合各所に見られるだけに、そういうところで無駄に消耗してなければ守り切れたかも。でも、結果に関しては一言「しょうがない」で済ませてもいいんじゃないかな。

・結果は「しょうがない」でいい、ただ、しょうがないで終わらせて欲しくないのが前半のどうしようもないパフォーマンス。そこで最後、「背信」と「瓦解」。これは前半の無秩序かつ無責任なプレーをしていた松田直樹のプレーを指してます。この日の彼はボランチのポジションに課される役割を放棄し、無軌道なプレーを繰り返す「自由」をはき違えたプレーをしていた。ビルドアップに置ける低い位置での組み立ての参加を放棄してふらふらと前線に上がり、パスを引き出すためのアクションを起こさずその場で要求するだけ、サイドやアタッカーのサポートもせずに自らの欲求のままポジションを移し、切り替えの意識は皆無でバイタルケアは小椋一人に押しつける……はっきり言って組織の一員としての役割など全く無視した背信行為である。そんな選手がいる組織が機能するはずもなく、大宮戦で一様の進歩を見た機能性は攻守両面で一気に低下。チームとしてバラバラになってしまった。

・試合を見ながら、河合の不在を心から嘆いた。練習中の怪我もあってベンチからのスタートとなったわけだから仕方ないのだけど、あまりの差異に愕然とした。テンポ良くボールを動かし、細かくポジションを修正しながら必要なポイントで逃げ場を作る、バイタルから動きすぎず危険なエリアを常にケア、その存在が周囲に安心感を与え高いパフォーマンスを引き出す。チームを支えるキャプテンに相応しいパフォーマンス。彼がいることでチームとしてのベクトルも揃い、「チーム」として機能していた。それに比べての松田直樹のプレーは全くの対極、周囲に自らの役割を押しつけ、自らがやりたいことをやる。役割を押しつけられた選手達は特徴をスポイルされていく。特に小椋は見ていて痛々しく感じるほど。バイタルをきっちりと埋めてくれる河合と組んだとき、後方の憂いなく相手のボールを能動的に狩りにいき抜群のパフォーマンスを見せた選手が、相方が変わるだけで、自信なさげに不安そうにプレーする。常に大きなスペースを独りで担い、受動的な守備を強いられ、簡単にいなされていく。小椋にとっては受難以外の何者でもない。

・何故あんなプレーが許されるのか、それが不思議でしょうがない。僕に人事権があったら、ハーフタイムを待たずにベンチに引っ込める、チームにとって悪影響でしかないから。もちろんピッチの誰もがわかってたはず、彼が仕事をしていないことを。でも誰も何も言わない、暴君が肩で風を切りながら闊歩するのを諦観する。裸の王様と一緒。プロのチーム、正常な組織を維持するためならば、言うべき事は言わないと。監督ももっとシビアに考えるべきじゃないか。曖昧で、甘えのある環境だからこそ、こういう「勘違い」した選手を生み出すと思うし。

*そして、このゲームを通じて捉えるべき事。それは改めて「チーム」としての秩序を保っていくこと、「組織の一員」としての役割を果たしていくことこそ、現状のチームに必要なことなのではないかということ。システマティックな、タクティカルなチームになれと言うのではなく、最低条件として一人一人が課された役割を果たすことで組織としての正常化を図ることなのかなと。数的不利になったとき、チームが1つの方向を向き、チームとして大きなエネルギーを生み出した。そんな状況を常に作るためにも、意思統一の枷となるエキストラな要因はなるべく排除すべき。一人一人がポジションに課される役割を果たすこと、そこがスタートラインになるんじゃないかなと。

・今回に関しては選手評は無し。

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最後は少々シビアになってしまいましたが、まあ本音と言うことで。時間を空けて、ある程度冷静な気持ちで書いてみたのですが、思い出せば出しても未だに彼のプレーが許せない。まあ、だからといってどうと言うことはないのですが、明日のゲームではそんなくだらないわだかまりを溶かすような名誉挽回のプレーを見せてくれるといいなぁと日和見しております。

まあ実際、何度もあったことだから……と思うと、しょうがないかーと思ったりもするんですけど、相変わらず腹立つのは諦観・達観出来ずに、「いつかは大人に…」なんて思ってるからでしょう。まあわかってますけどね、直らないだろうし、いつまでもこういう選手なんだろうって。それがきっとかわいいんだろうし。かわいくないし、甘やかす人間がいるからダメなんだと当たりたくもなりますが。

とにもかくにも、次は迫ってる。自分の気持ちはさておき、前向きにいかないとね。もやもやしてるから、明日は元気に!

ということでここまで。

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(´-`).o0これだけ辛辣に書きながら、しましまユニはNo.「3」だったりするわけです。

(´-`).o0これだけ更新を後回しにしたのは、twitterに引きこもってるとか、じーじぇねの魔力に負けてるとか、疲れが酷くてすぐ寝ちゃうとか、そういうわけではありません><

(´-`).o0で、写真もさらっと。ついでに東京戦のも。よろしかったらどうぞー。
2009/8/22 J.League Division1 sec.23 レイソル vs Fマリノス @ 国立競技場(picasa/me)

2009/8/16 J.League Division1 sec.21 FC東京 vs Fマリノス @ 味の素スタジアム(picasa/me)

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