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August 01, 2009

尊き敗戦@2009 J.League YamazakiNABISCO Cup QuarterFinal 2ndLeg vs ガンバ

敗戦。

それでも、最後の一線は越えさせなかった、アドバンテージは守りきった。だからこそ、上に進める。その事実は限りなく尊い。

一つ目の借りは返した、さあ次は2年前の凄惨たる敗北の借りを返しに行こう。

2009 J.League YamazakiNABISCO Cup Quarter Final 2ndLeg

Fマリノス 1-2 ガンバ @ ニッパツ三ツ沢球技場「尊き敗北」
F.Marinos:23'長谷川アーリアジャスール
Gamba:16'明神智和 74'レアンドロ

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"救いの神"、DF田中裕介"二度目はないよ、下平君"、栗原勇蔵"パートナーを失って"、中澤佑二"眼窩底骨折という衝撃"(→41'田代真一"若さ故の過ち")、小宮山尊信"コミヤマ、カクセイノチョウコウアリ"、MF小椋祥平"神様仏様蝮様"、松田直樹"スクランブル"、兵藤慎剛"2列目の役割と適性"(→69'狩野健太"あと数センチ……"、長谷川アーリアジャスール"踏み出した2歩目"、山瀬功治"何故下げた……"(→62'坂田大輔"最後のカウンターのトラップミス、万死に値する!")、FW金根煥"身体能力-経験=もう少し"

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DF安田理大(→63'佐々木勇人)、中澤聡太、山口智、下平匠、MF明神智和(→86'寺田紳一)、橋本英郎、遠藤保仁、二川孝広、FWルーカス"肘はだめ"(→49'播戸竜二)、レアンドロ

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(´-`).o0拙い試合運びもあってかなり苦しんでしまった2ndLeg。多くの時間帯でゲームを支配され、特に後半は反撃の糸口が掴めないままかなりシビアな状況に追い込まれた訳ですが、なんとかかんとかアドバンテージを守りきっての準決勝進出。本当に良かった本当に良かった。トーナメントだからね、結果が全てだからね、上に進めるという事実は尊いです。

(´-`).o0 正直なところ、もう少しアドバンテージを意識してプレーして欲しかったのが本音。前半、特に引くわけでもなく、スタンダードな形でゲームに入ったのはいいけど、バランスを考慮せず行きすぎてしまう傾向がちょくちょく。バランス的にかなり危うい状況となっていたけど、アドバンテージを持っているチームとしてそれは正しかったのかな?そして後半、勇蔵・松田・田代の3バックに変更して後ろを固めるものの、枚数の減った中盤は完全に後手に回り、相手の攻撃をただ受けるだけの形になってしまったこと。奪っても可能性の薄いディフェンス手前へのクリアでボールを「捨てる」だけ、後追い気味のアプローチに行くも簡単にいなされて穴を開ける、足が止まることで後ろからの攻撃参加への対応に付いていけない。その結果、局面的に数的不利に陥り、デコイランに翻弄されてフリーマンを作られてはクロスを上げられるシーンが頻発した。まあ結果として踏ん張ってはね返して、アドバンテージを守りきったわけだから結果オーライなんだろうけど、非常に拙いゲームマネジメントだった。

(´-`).o0そんな拙いゲームマネジメントにおいて、特に気になったのが曖昧で漠然としたディティール。例えばクリアのボール、9枚が引き、クンファンだけが残る状況、競り落としたところでサポートはおらず、マイボールとする可能性は低い。それなら、徹底的にクリアボールは相手ディフェンスラインの裏へ飛ばす(上空に風が舞って軌道が変わる難しい条件だったけど、ね)クンファンが何かを起こすかも知れない、相手がクリアせざるを得ない状況に陥ってマイボールに出来るかも知れない、繋がらないとしても、跳ね返されてセカンドボールを支配されるよりは時間が稼げる、息が入る。「守る」と言うことに関しても、もっとテーマを持って守りたい。「相手にボールを持たせる」というのであれば、ミドルゾーンでは釣られることなくコースを切りながらスペースを消すことに徹したって良い(その代わり、ボールが横に動く際に常に入ってくるポイントを予測して徹底的に楔を潰しに行く狙いを定める)それぐらいやってはじめて相手にボールを「持たせている」感覚になれるんじゃないかな?全てに共通しているのは中途半端に、曖昧にしないこと。行くなら行く、引くなら引く、やるなら徹底的に。チームとして何となく意識を摺り合わせているだけではなく、もう一歩踏み込む形で「狙い」を持ち、突き詰める事が必要なんじゃないかなと。監督はそういうの嫌がるかも知れないけど、ね。

(´-`).o0とはいえ、準決勝に進んだわけです。アーリア点獲ったし。そう、そのアーリア、変態でした!山口にアプローチされながらも長いリーチとボールコーディネーションの良さを活かす形で前を向くプレー、あれこそアーリア(最初のトラップが……まあいいや)そして、局面打開は必ずワンツー、それがアーリア、てな感じのらしいプレーが成就した訳で、ちょっと驚いてしまいました(そして喜ぶタイミングがずれちゃった)ゴール以外にも、アタッキング・サードでのアクセントとなるプレーがどんどん増えてきているし、時折見せる鳥肌モノのスルーパスもあった。守備も下手だけど頑張ってる、身体も張れるようになったしね。まあ、見てくれた人はわかると思うけど、味方にまでぶーぶー言われていた春先と比べてもかなり良くなったと思う(強いて言えばやっぱり90分は厳しいこと、それと守備を強く求められる展開には向いてない)あとは、こういう自信を1つ1つ積み上げて確信に変えていくことだけ。とにもかくにも、継続です。とりあえずぶーぶー言ってた人はアーリアに土下座だな。まあそれは冗談だけど、長い目で見て上げてください、若い選手みんな可能性があるわけだから(複線)

(´-`).o0(複線)で、田代。甘さが出た、経験のなさが出てしまった、と言うことなのかな。早々に不必要なプレーでカードをもらって、持ち味の積極的な前へのアプローチに規制を掛けざるを得なかった。そして、受動的な姿勢でプレーしてぶち抜かれる。苦いよね。読みを活かした出足の良さ、積極性、そういう部分に良さのある選手だからこそ、カードをもらうと言うことが自分のプレーにどういう影響を与えるのか、それを学ばなきゃいけないし、佐々木にぶち抜かれたシーン、本当に尊い経験になったはず。でも、こういう経験をし、自らの血肉にして初めてハイブリッドなプレーヤーへの階段を上れると思う。だからこそ、この失敗を大切に。

(´-`).o0ちょっと脱線。ガンバのパスサッカーには凄い感心してしまった。久々に遠藤・二川・橋本・明神と西野さんが変えたくないと思ってる4枚になったのかな?この4人の密接な関係というのはパスを繋ぐというテーマに置いて凄いお手本になるのかなーと。ここに出したら相手が来るだろうから出したらすぐにダイレクトで落とせる場所に動こう、楔に反応して相手がアプローチに来たらスペースが出来るからタイミング計って入り込もう、デコイになることでこいつを引きつけてフリーマンを作ろう、そんなイメージが瞬時に描かれている感じ(特にサイドのフリーマン作りは芸術的、特別凄い事をしてる訳じゃない、外からのオーバーラップと中央へのカットインのランニングのタイミングを合わせることでサイドを警戒するプレーヤーを釣る。パス的には一本。でもそれだけでフリーマンを作る。見事すぎる)ただ、やっている事はそんなに難しい訳じゃないんだよね。密接な距離感の維持、連続性のあるフォローとサポート、次を予測する頭脳、スペースやフリーマンを見つける眼、正確な技術、高いボール関与意識、パスを繋ぐために大切なエッセンスをしっかりと意識してプレーしているに過ぎない。Fマリノスもなんだかんだ言ってパスを繋ぐサッカーがしたいんだと思うけど、そのために必要なエッセンスってガンバほど意識は出来ていない。足りない部分をあのパスムーブを通じて感じて欲しいかな。何故ガンバのパスがあれだけ繋がって、Fマリノスのパスがあんまり繋がらないのか、答えがあると思うから。

(´-`).o0脱線しすぎた。まあ、この試合に限らないことだけど、試合によって洗い出された課題をしっかりと見つめて、どんどんブラッシュアップして質を上げていく。地道な作業だけどこういうことを続けていくしかないのかなと。もどかしい時期だけど、勝利で覆い隠されない課題が見いだせると言う意味では意義はある。だからこそ、それをしっかり見つめて、向き合ってほしいなと。特に京都戦が終わったら中断期間だしね、ここ大事よー。

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体調不良で死んでまして、少々遅れてすません。って、当日ですね、今日は京都戦、色々書きたいけどhamatraで書いたのとかぶるから、是非スタジアムでもらって読んでみてくださいな。今日こそ勝つ!

ということでここまでー。

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(´-`).o0で、しゃしーん。今回は到着が遅れたこともありまして、枚数少なめ。てか、感想とか、色々書いてくれちゃっていいんだぜ?是非お待ちしてます。

2009/7/29 J.League YamazakiNABISCO Cup QuarterFinal 2ndLeg Fマリノス vs ガンバ @ ニッパツ三ツ沢球技場(picasa/me)

(´-`).o0ついったーもいっぱいフォローして頂いたりしてありがとうございました。ぶつぶつぶつぶつしてます。ちょっと楽しくなってきたー!たいしたことしてないですけど、よろしかったら是非。

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Comments

2度目の投稿です。
会社帰りで、キックオフ2分遅れで席に、ガンバゴール裏サポの隣になってしまったのですが、アーリア!のゴールを目の前で見れました。
彼はボランチ育ちながら、守備が上手くない(特に1対1)。
なので、リーチの長いキープ力やワンタッチが生きる守備に対する責任の低い2列目でレギュラーを取ってほしい(開幕戦からの成長が伺えますね。)新潟戦でマイナスのパスを出してしまった同じ状況で、しっかりシュートで終えれたのが、よかった!

中澤のケガですが、頭部を打ってピクリとも動かない選手を試合を止めず1分半以上放置した家本主審の判断に怒りすら覚えます。
呼吸が止まっていたらどうするのか!!かつてセリエAのウディネーゼのキーパーが同じ状況で相手選手にゴールマウスを投げ出してまで人工呼吸し、ガゼッタの採点で10が付いたことがあったのですが、それだけ頭部への事故にはケアしなければならないですよ。
家本主審は問題があると耳にはしていましたが、全部においてイラっとさせる判定のように思えました。柔らかく注意すりゃいいのに、血相かえて怒鳴るような注意だったり(ガンバの若い下平選手がダイビングしたときとか…)

ガンバが誰にとらせるか(レアンドロ)がハッキリしていました。3枚目に山崎ではなく、寺田を入れた采配とか見事だと思います(前線の交通渋滞よりも自由に出来るバイタルで勝負しよう!なんて)。その場その時のストロングポイントを抑えるやり方と、西野さんの6年の積み重ねの差は大きいと思います。でも西野さんの引き出しも尽きてきたような気もしました。

強い川崎と2試合できるのは若い選手にとって大きいと思います。特に飯倉にはタイトルマッチ(決勝戦)の経験をさせたい。気は早いですが…

Posted by: tsutomarinos | August 01, 2009 at 11:52 AM

ありがとございます。

攻め込まれるシーンが続くところ。
クリアなのか?奪ってカウンターまで持ってくのか?の映像が目に浮かんでしまう…。
今季、かなり前から気になってた点がまだ修正されてないのですねぇ。
これは、ピッチの判断で改善できることなのではないでしょーかねぇ。
あの時間帯が続くと、みてるだけでも息切れしちゃう。
で、やられちゃうとダメージおっきくて。
トラウマ化する前に、話し合って改善してもらいたひ。

ガンバの中盤は、もはやひとつの生き物。
黄金期のジュビロの中盤にも優ってるように思います。
他のチームに学ぶことって、ほんといろいろある。
そういう目で見られるかどーかなんだけど。

そうですかぁ。アーリア、そんなにイケてましたかぁ。
おふぃさるの写真も、イケてました。
クナンやアーリアは、手足が長いので、瞬間をきりとってもカタチが美しい(笑)。
そこを、もっともっと、プレーにいかしきってもらいたいです、チームとして。

長々と失礼しました。
本日の京都戦分も、楽しみにしています。

体調には、お気をつけて。

Posted by: raichi | August 01, 2009 at 01:14 PM

tsutomarinosさん、こんにちわー。コメントありがとうございます。

アウェー側と言うことはゲームが堪能出来たと言うことですね!アーリアのゴールもそうですし、後半はほとんどアウェー側のピッチでゲームが推移していましたし(苦笑)

アーリアは「シュートを打てば良かった」と新潟戦後のコメントを出していましたが、その通り最後は冷静にコースを突いて決めてくれましたね。元々ワンツーであったり、細やかな技術に売りというか良さがある選手でしたので、ああいうところに入っても自らを見失わないと言うのがあったのかなーと。彼らしい少し身体を流しながらのフィニッシュはまさにらしいプレーでした。その後も自信を深めたプレーが見れましたし、今度こそ本格化してくれるのではないだろうかと期待してます。

>佑二と家本さん

確かに頭部の怪我は様々な要素がつきまといますので、一度ゲームを切るのが妥当だったのかも知れません。家本さんも見ていましたし……見ていたからこそ流せたのかも知れませんが。ここのところ、家本さんはそんなに悪い印象はなかったのですが、この日に関しては……でしたね。

>ガンバ

4人の連携感と最後の崩しのイメージ、ガンバらしいサッカーを表現されたからこそこれだけ難しいゲームになったのかなーと思います。あれをまともに抑えるには自らも頭を動かして次を複数人で消しながらシビアなアプローチを仕掛けないと難しい。Fマリノスとは積み上げてきているモノが違いますから、そこに差があるのは致し方ないかなとも。

Fマリノスとしては、今後を考える意味で何を積み上げてるのか、もう少し考えないといけないのかなーとは思います。目的意識をはっきりさせないと。

>準決勝

仰るとおり、いい経験の場になりますが、勝ってこそ、だと思います。成功体験掴んで欲しいですね。そう、ファイナルの舞台の空気感、それは若い選手達に感じて欲しい!

ではでは。

Posted by: いた | August 02, 2009 at 04:49 PM

raichiさん、こんにちわー。コメントありがとうございます。てか、ありがとうなんてとんでもないですー。

>攻め込まれるシーンが続くところ。

まあ、チームとして共通の絵が描けていないから、その場しのぎのプレーになってしまうのかなと。そういう意味でこういった細かい部分もシミュレートし突き詰めれば、チームとしての質は上がるのかなと。

ただ、その部分を「選手の自主判断」という形で放っておいちゃう指針なので、失敗したり苦しんだり初めて目が付く感じになっちゃう。確かに言い過ぎてしまうと選手達の自主自立性が育たず、アクシデントに対応出来なくなる、と言うことがあるのでしょうが……。

戦術のもたらす効果、監督の言葉の重み、そういうものを意識しているのかも知れないですが、どんなに整備したところで100%ピッチで起きる出来事をカバー出来ないのだから、ある程度のガイドラインを作ることは悪くないと思うんですけどね。まあ、考え方の違いですから……(諦観)

>学ぶこと

本当にそうですよねぇ……、著作権とかないんで、いいところはどんどん学んでチームに取り入れてもいいと思います。岡ちゃんですら、まだまだ学ぶ姿勢を持ってますし、コーキチさんも真摯に貪欲にそんな姿勢を持って欲しいなと。監督1年生ですし。

>アーリア

言葉は汚いですが、「見たか、このやろー」ってぐらいに素敵でした。
少しずつ自分の技術の活かし場所、活かし方を見いだしつつありますので、今後後は継続していくことだけが課題です。きっと今度こそ本物になってくれると信じてます。

ではでは、又よろしくお願いいたします。京都戦は鋭意制作中です、体調はたぶん大丈夫っす!中断だから、存分に悪くなってもおっけーかなーと(笑)

Posted by: いた | August 02, 2009 at 05:05 PM

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