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July 29, 2009

ミスゲーム@2009 J.LeagueDivision1 sec.19 vs ジュビロ

蒸し風呂のようなピッチだとしても、ナイーブなレフェリングだとしても、疲労が蓄積していたとしても、だ。

集中力散漫に、緩慢なプレーを繰り返していては、フットボールの神様はほほえまない、決して。

90分間、集中を保ち、強き勝利への希求を持ってフットボールと向き合うこと。

それが出来て初めてフットボールの神様に選ばれる権利を備えると思うから。

2009 J.League Division1 第19節

ジュビロ 1-1 Fマリノス @ ヤマハスタジアム「ミスゲーム」
Jubilo:6'李根鎬 F.Marinos:50'金根煥

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"繋ぎ止めた勝ち点1"、DF天野貴史"顕在化した弱点"(→46'小宮山尊信"高まる危機感")、栗原勇蔵"そのプレーに胸を張れますか?"、中澤佑二"無様なるアジアNo.1ディフェンダー"、田中裕介"最後まで走り続けて"、MF小椋祥平"真摯なる姿勢"、松田直樹"喉元過ぎれば熱さを忘れるって感じですよね、わかります"、兵藤慎剛"動いてなんぼ"(→46'坂田大輔"活力を担う")、狩野健太"マイボールと縦への意志"(→77'渡邉千真)、山瀬功治"胸を張れる真摯なプレー姿勢"、FW金根煥"くじけない!"

ジュビロスタメン:GK川口能活、DF駒野友一、大井健太郎、茶野隆行、山本脩斗、MF西紀寛(→52'成岡翔)、那須大亮、山本康裕、ジウシーニョ(→24'上田康太)、FW前田遼一、李根鎬"凱旋"(→79'カレン・ロバート)

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(´-`).o0試合が明日に迫ってしまったので・・印象だけ。

(´-`).o0総じて、ミスゲーム。ミスが絡んでゲームが動き、ミスが試合の流れを変え、ミスが勢いを絶つ。残念ながら、下位に沈むチーム同士のゲームと揶揄されるようなゲームだったのかなぁと。

(´-`).o0その中で最も残念だったのが、自我を失い、集中力を欠き、責任を押し付け合い、意志や思考の無いプレーをしてしまっていた選手がいたこと。この日のピッチ上は蒸し風呂のように暑かったのだろうし、連戦が続き疲労が蓄積されてつつある状況の中では致し方ないのかも知れないけれど、そんなプレーをしてしまった選手がピッチにいることは非常にネガティブ。チームのモラルは地に落ち、プレーのクオリティも当然ながら上がっていかない。この日のようなパフォーマンスではフットボールの神様はFマリノスに微笑んでくれないんじゃないかなと。

(´-`).o0内容に関しては、特に攻撃に置いて課題が浮き彫りとなるゲームだったのかなぁと。ジュビロの前への姿勢の伴う4-4のゾーンに対し、攻撃構築の第一歩目からかなり苦しんでいた訳だけど、これが今のFマリノスの現状を示しているのかなぁと。前線は動き出せど躊躇と逡巡のためにスペースへとボールが出てこないため、結果、ほとんどの選手が足を止め、前に入り込んだままゴールに背を向けた状態で足元にボールを求めることが多くなる。そんな状態では狙われているから後ろからは楔が出しづらく、横パスが多くなっていく。横パスを繋ぐ中でプレッシャーを掛けられてプレーの精度が落ち、悪い奪われ方からカウンターを浴びる(ジュビロは楔に対してインターセプトに狙いを定め、奪った後はシンプルに手数を掛けず、ダイヤゴナルにサイドに流れるアタッカーを使う形で意思統一していたかな)停滞の中での負のループのような状態に陥りつつあるのかなぁと。どっちが悪いとかそういう問題ではなく、チームとして噛み合っていないということを強く感じてしまった。うまくいくときは、一発で前の動き出しを察知して使えたり、連続性・連動性のある動き出しが出てくることでボールを引き出せたりして、ボールがうまく流れるのだろうけど、停滞のループに嵌るとなかなか噛み合っていかない。シーズンが進む中で選手間で意識の齟齬が生まれてきたり、コンディション的な問題からプレーの質が低下していったりと、「ズレ」に繋がる要因はいくらでも見いだせる。一試合一試合、しっかりと自分たちのプレーを鑑みて点検していかないといけないのかも。個人的に感じるのは足元足元のえせポゼッション意識が高まり始めてる気がする。あんまり良くない傾向かも・・。

(´-`).o0守備に関しては、セットプレーに関して少し改善の後あり。ニアはゾーンだけど、マンマークを併用し始めて、ある一定の成果があったんじゃないかな?まあ相変わらずファーで一発やられそうになったけど(あれは大外の選手を見切っちゃってるから……)一定の進歩です。まだまだ色々と攻撃面含めセットプレーは修正していくみたいだから、この辺は期待したいところ。通常の守備に関しては、危機察知というか、少しずつ少しずつ緩く、遅くなっていることに危機感を感じてしまったり。特に佑二と勇蔵のところ。察知が遅く、相手の動き出しに対しての初動が遅れることで常に後手を踏んでいる感じがある。読みが聞いていないというか、漫然と言うか。特にこの試合沢山あったサイドバックとセンターバックの間をダイヤゴナルに抜けていくサイドのスペースに流れるプレーに対しての察知はその傾向が顕著だった。前を横切られて初めて気づいて後追い、みたいな。夏バテなのかなぁ・・うなぎくえうなぎ。

(´-`).o0選手評はこの試合に関してはなし、罵詈雑言になっちゃいそうだし。まあこの日どうしようもなかった選手達は、功治や小椋、裕介(コミー、坂田は交代組の積極的な姿勢も、かな)のプレー姿勢に何かを感じて欲しいな。真摯なプレー姿勢って、苦しいときほどわかるよ。すごくね。

(´-`).o0そうだそうだ、交代策のマネジメントについて、ね。ハーフタイムで交代大作戦、確かに効果はあるのよ、それは間違いない。スタメンで使ってみて、相手との相対的な要素含めて良い選手、悪い選手って試合始まらないとわからない部分もあるし、そういう部分では手早い修正をして効果が出てるっていうのは良いことだと思う。ただ、後出しじゃんけんというか、スタメン選出の失敗という側面も否めない。そして何より交代枠の減少ということのリスクもあるかな。このゲームに関しては「代えるべき選手」「手を加えるべきポジション」というのがもう少しあったと思う。ただ、ハーフタイムで二枚のカードを切ってはもう切れるカードは残ってなかった。これからより暑くなってコンディション的にも厳しくなるから、その中で無駄にカードを切ってしまうというのはいかがなものか?と言う感じはする。特に中盤はあぶないあぶない、3番の人はカラータイマー60分で付いてるよ。

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ふいー、とりあえず仕上げられて良かった。にしても、ミッドウィークに試合があるとあわただしいね。まあひきづらなくていいから切り替えられてちょうどいい。大事なゲーム、アドバンテージはあっても、油断なんてとんでもございません。今のチームは一試合一試合、目の前の試合をしっかりやっていくことが大事だと思うし。

ということでここまでー。

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(´-`).o0ユースは快進撃中、よきかなよきかな。今年は福島には一度も行けなかったけど、そういうときに快進撃しちゃうんだから因果なモノだねぇ……でもそんなのはどうでもいいの、選手達が厳しいスケジュールの中で良い経験をしているというのはとても素晴らしいこと。明日はセレッソ、関西プリンス王者にして昨シーズンの冬のファイナリスト、強いと思います。U-18のストライカーもいるし……でも良い相手、しっかり戦って、もぎとってこい!

(´-`).o0しゃしーん。よろしかったらどうぞー。
2009/7/26 J.League Division1 sec.19 ジュビロ vs Fマリノス @ ヤマハスタジアム(picasa/me)

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July 23, 2009

twitter、はじめました。

Twitter_2
(´-`).o0ちょっとしたお知らせ。

(´-`).o0更新間隔が超まちまちなるーぶろの中の人が、「twitter」なるものをはじめました。サイドバーに設置しました。。

(´-`).o0今更?とか、なんでまた?とか、思われるでしょうが、まー出会いとはそういうモノです。

(´-`).o0まあきっかけはnariさんがオフィシャルニュース流すよ!ってエントリ見たからなんだけど。↓該当記事
twitterでオフィシャルニュースを配信中です(narilog)

(´-`).o0なんだかフォローしたりされたり出来るみたいなんで、その辺お待ちしてます。恐らくたいしたこと書かないけど。

(´-`).o0ということいまいちまだちゃんとついったーのことをわかってない中の人からのお知らせでした。

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July 20, 2009

ただ、ただ、勝ちたかった@2009 J.LeagueDivision1 sec.18 vs アルビレックス

勝ちたかった、ただ、ただ、勝ちたかった。

万博で掴んだ手応えを「勢い」に変換する意味でも。

新潟で味わされたロスタイムの悪夢の借りを返す意味でも。

前半の不出来をリカバリして可能性を感じさせた後半のパフォーマンスを昇華する意味でも。

そしてスタジアムが一体となって作り出した雰囲気を成就させる意味でも。

このゲーム、勝ちたかった。

それでも、前を向いて、次こそ勢いに乗れるように、流れをつかめるように。下を向いてはいられない。

2009 J.League Division1 第18節

Fマリノス 1-1 アルビレックス @ 日産スタジアム「ただ、ただ、勝ちたかった」
F.Marinos:47'坂田大輔
Albirex:24'矢野貴章

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹、DF天野貴史"粘り強く、逞しく"、栗原勇蔵"問われるべき欠如と姿勢"、中澤佑二"大忙し"、田中裕介"悔やまれる一瞬、屈しない姿勢"、MF小椋祥平"自作自演、ではあったけれど"、松田直樹"意外性の男"、水沼宏太"悔恨は次への布石に"(→46'坂田大輔"3戦連発、坂田の夏到来")兵藤慎剛"献身・豊富の先に"(→78'長谷川アーリアジャスール"残した足跡")、山瀬功治"沈黙の前半、覚醒の後半"、FW渡邉千真"もっともっともっともっと"(→70'金根煥)

アルビレックススタメン:GK北野貴之、DF内田潤、千葉和彦、永田充、中野洋司(→74'ジウトン)、MF本間勲、酒井高徳(→89'デビッドソン純マーカス)、松下年宏、FW矢野貴章、大島秀夫"凱旋"、ペドロ・ジュニオール

梅雨が明けて、本格的な夏!って感じの天気にはならなかったモノの、蒸し暑くてたまらん……ただ、暑さに負けてられません。リーグ戦もここから折り返し、巻き返さないと!

そんなゲームのスタメン、Fマリノスはミッドウィークのガンバ戦からは3つの変更点が。まずサイドバック、コミーの出場停止に伴って裕介を本職の左に、天野を右に据える。2つめがガンバ戦のゲームプランの核を担ったクンファンがベンチスタートとなり、出番の無かった千真がスタメン復帰。そしてサプライズな3つめ、宏太をスタメンに抜擢・若手起用するよ!っていうコーキチさんの意志を感じるところ。対するアルビレックスは、出場停止のマルシオ・リシャルデスの代わりにルーキー酒井高徳、千代反田の代わりに千葉を起用、予想の範囲内。ボールの出所となるリシャルデスの不在は大きいと思われるが、好調新潟はその山も越えてしまうのか……。

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試合展開

Fマリノスは、ショートパスでの崩しを狙うモノの2列目の3枚が中央に寄りすぎて相手の網に掛かり、なかなか楔が入らずほとんどの攻撃がノッキング。対するアルビレックスはペドロ・ジュニオールの独力打開が目立つ展開だったが、数度鮮烈な突破こそ見せたモノの粘り強い天野、カバーに意識を裂き激しく絡みつく小椋の抵抗もあってかなかなか突破口を開けず。互いに数度決定機こそ迎えたモノの(Fマリノスは天野の精度の高いクロスに松田が飛び込んで合わせるも北野セーブ、アルビレックスはCKからゾーンの網に掛からないファーでフリーとなったオーシがフリーでヘッドもゴールカバーに阻まれ、右サイド内田のインスイングのクロスに松下中央で合わせるも枠上)、攻め手が見いだせない拮抗した序盤となっていた。

しかし、唐突にゲームは動く。ハーフライン手前、右寄りから最終ラインの千葉がフリーでFマリノスディフェンスの裏へフィードを飛ばすと、矢野が反応。初動の早さと視界から消える質の伴うダイヤゴナルランで対峙していた裕介を手玉に取り、完全に抜け出す!浮き球を胸で収めると、飛び出してくる飯倉の右を落ち着いて抜いた……うわっちゃぁぁぁ。カウンター型のアルビ相手に先制点は痛い……ただ、裕介をあんまり責められない。確かに視野から外されて完全に見失った、マークミス。でも動き出しが素晴らしかった、これは認めざるを得ない。貴重な失敗体験。出所にプレッシャー行けてたら……たらればか。

ビハインドを負ったFマリノスだが、相変わらずアルビの守備網をかいくぐることは出来ず。トップの千真、そして2列目の選手は効果的な予備動作や互いを活かすようなコンビネーションもなく、スペースない状態で前は向かせてもらえず。スタメン起用となった宏太は、動いてはいたモノの無軌道すぎて周囲の理解は全く得られず空回り気味。結局、効果的なタイミングでスペースに飛び出すのはサイドバックのみとなり(裕介はそれでチャンスを掴んだけど…枠捉えきれず、千真のいい落としから抜け出したのはすてきだったんだけど)、前半のうち閉塞状況を破る術は見いだせなかった。ゲームプランなのか、選手達が好んで狙っているのかは定かではないが、人数多くスペースのない中央での崩しに固執した選択はクレバーとは対極。ロストのリスクを冒すだけのような攻撃は自己満足的なものと言わざるを得ない。前半はビハインドで折り返す。

前半の流れから考えれば妥当とも言えるがこのゲームもハーフタイムでベンチが動く、宏太を諦め坂田を投入。そんな後半、交代策もあってか雰囲気の変わったFマリノスは開始直後から猛攻。警戒強い中央を避け、サイドからの攻撃に方針転換。アルビ守備陣に対応する間を与えないまま、一気呵成に攻め落とす。左サイドで高い位置で起点、サポートに入った松田に落とすと見据える先は大外、ストレート系のボールで相手のラインの裏へ、そこに天野が走り込む!天野は小さい身体を折りたたむように叩き付けるヘッドで中央に折り返し、これがずるっとゴール前にすり抜け、最後は坂田!!!ダイレクトで押し込んでネットを揺すった、キター!比較的警戒の薄いサイドを有効的に使えた良い攻撃、これでいいこれでいい。マツ→天野→坂田、きれいな流れだった。

勢いに乗ったFマリノスは次々とチャンスを作る。ハイサイドで功治、坂田が前を向き、それに呼応する形でサイドバックもタイミング良くオーバーラップを掛けてサイドを攻略する(裕介のクロスに千真が足裏で合わせる!も北野正面)積極的にミドルも狙う(小椋惜しかった!少し前に出ていた北野の虚を突く形のミドルも間一髪手を伸ばして凌がれた)スタジアムもヒートアップ、一気呵成に逆転と言わんばかりに「来い!来い!」とトランス状態に突入。しかし、北野が立ち塞がり逆転には至らない。

終盤、蒸し暑い気候も影響してか両チームとも間延びし、オープンな攻め合いに。その中で両チームとも動く。Fマリノスは疲れの見える千真をクンファンに、走り回った兵藤をアーリアにスイッチ、アルビレックスは天野の積極的な仕掛けに振り回されていた中野をジウトンにスイッチ。その交代選手の中で存在感を見せたのがアーリア。ボールに触りながらサイドに流れる大きな動きを見せてチャンスを作る。特に左サイド裕介との絡みでエンドライン際まで切れ込むプレーは彼の技術も相まって大きなチャンスとなるが、ラストパスが中に詰めた選手に合わず……。

残り時間わずか、勢いそのまま攻め込みたいFマリノスだったが、疲労もあってか良い奪い方をしながらもミスでロストしたりと勢いに乗り切れず、逆にカウンターからひやっとするシーンも。それでも前への姿勢は失わず作り出したラストチャンス、中央アーリアの鋭いスルーパスから功治がラインをすり抜け、角度のないところからのフィニッシュ!しかしこれも北野に抑えられた……結局アルビレックスを攻め落としきれずにホイッスル。1-1のドロー。

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*悔しい……。力不足と言われたらそれまでなんだけど、これを獲れば……というゲームで獲りきれずに波に乗りきれない、という流れは余りにももどかしい。うー、って感じです。

*たらればなんだけど、前半から後半のようなパフォーマンスが出来ていたら違う結果を導き出すことが出来たんじゃないかな、とは思う。前半と後半で何が違ったのか、と言うことを考えると、ひとつは効率性、もうひとつは能動性、と言う部分にあるんじゃないかなと。まず、効率性という部分。アルビの4-3の守備ブロック、アンカーの本間、その両隣に松下・酒井がいて、彼らは基本中央の警戒、サイドはウイングを下げる形で対応する。まあ簡単に言えば中央は常にスペースが消されている状態にあった。ただ、前半のFマリノスは執拗にその中央を破ろうとした。楔のターゲットとなるポイントは常に中央、そのサポート含むコンビネーションに関しても当然中央、色々やっても基本はスペース消されている中で完全に警戒下の元でのプレーとなるわけだから、精度は落ちるし、前を向かせてはもらえない。佑二が業を煮やして何度か持ち出したとき、裕介・天野が攻め上がった時にようやく相手を動かすことが出来ていたけど、アタッカー陣はその状況に気づけずに45分を非効率なプレーを繰り返してしまっていた。それに対して後半。何らかのアクションがあったのか、起点となるポイントがサイドに移った。アルビレックスに置けるサイドは、中盤がスライドもしくはウイングが落ちてヘルプという形こそ獲るモノの、基本サイドバック一人がスペースを担う。だからスペース自体はある。その状況を早いタイミングで使うことが出来れば、起点は作れる。まあ、その起点に応じてダイナミズムなりサポートが絡んでいくわけだけど、スペースがあるからプレーの精度も上がるし、質も上がる。相手が動けば中央も緩くなる。うまく攻撃が流れるのは偶然じゃない。攻撃構築の部分でリスクを冒さなくて良いというのは効率性の面では前半に比べて遙かに効率的だったのは言うまでもない。コーキチさんは切り替えの警戒という大枠の部分を選手達に伝えたみたいだけど、この辺はある程度スカウティングすれば試合前にもわかることだと思うので(システムとそれに派生するメカニズムの問題)、もう少し踏み込んでもいいのかなーと。本来ならば、選手達にピッチ内でその状況を捉え、自ら修正するぐらいの適応能力を見せてもらいたいのだろうけど。

*能動性……って思ったけど上の部分が長くなっちゃったから、簡単に。よく言われる「もたされる」「動かさせられる」的な話。前半に関しては前を押さえている部分もあってか、完全に後ろは持たされてた。で、持たせている間に塞ぎながらもボールホルダーにプレッシャー掛けて精度を落とさせて……というのが相手の狙いだったと思う。事実、その狙いはある程度嵌ってた。実際、「もたされる」「動かさせれる」というのは相手があってのことで、自分たちだけの問題ではないのだけど、意志の問題でもあるのかなと。後半は受け手・出し手共にチームとして能動的な意志を持っていたのでわかりづらいかも知れないけど、前半で唯一その意志を持っていたのが佑二かなと。前に持ち上がることで相手を引きつける、自分が前に上がることで閉塞した状況を変える、そういう意志を持ってプレーしてたからこそ、何かが起こりそうな雰囲気があったはず。まあリスクの問題もあるし、なかなか難しい部分はあるけど、この辺はチーム全体が持たないと、また閉塞病がやってきてしまうので、常に持ち続けるような形が出来ると良いなぁと。課題ですね。

*なんだか堅いですね。まあとにもかくにも相手をしっかり見ながらも、ガンガン行こうぜ、ってことです。じゃ、簡単に選手評。まずは……天野!うん、素晴らしかった。正直とても心配してました、相手が悪い…PJはやばい……って。でも、スコーンとやられたのは数度、上がったあとの裏を疲れたのも数度あった程度、小椋のバックアップもあって、かなり抑えられていたと思う。地上戦であれば、粘り強い守備はかなり頑張れる、というのはよくわかった。で、攻撃参加ね。アシストに繋がったプレーにしてもクロスフェイクをうまく使った突破にしても、サテで見せているとおり、元々非常にアグレッシブで高い位置で活きる選手、この辺は周りのサポートもあって強気で出しに行ったことが実った。攻守両面でこの2試合で十分自分の力をアピールしたのは間違いない。4年間を経て、この活躍、待ちわびていた方には改めて、良かったねぇと……(しみじみ)た・だ、コンタクトはさすがに厳しいし、サイドバックのセンターバック的役割という部分では永続的に弱点となり得るので(コミーとあまのぴでファー狙われたら、目をつぶらざるを得ない)、今後あまのっちを継続的に使うのであれば、チームとして考えなきゃ行けないと思う。やられちゃった、しょうがないと言う問題じゃないと思うし(それはコミーも同じ)、端から弱いことはわかっているわけだから。

*アーリア、久々に途中交代で良い仕事してくれました。ゴールは導き出せなかったけど、スペースのある状態で自らのスキルと積極性でチャンスを沢山作り出したことはとてもポジティブ。ガンバ戦そんなに良かったとは思わなかったけど、何か掴んだモノがあったかな、プレーに自信が感じられてうれしい限り。守備に関しても相変わらず簡単に後ろを獲られて後追いになっちゃう部分はあるにしても、身体を張ると言う部分はコンスタントに出来るようになってきた。後はこれを続けること、ポジションを掴むためにはね。

*坂田ナイスゴール、3戦連発、坂田の夏到来です!坂田も少し変わったかな。山形戦のゴール、で、新潟戦のゴールと、いいところ入ってくるようになって、点に絡んでと、その意義を捉えつつあるのかも。スペースに抜け出すだけじゃない、ストライカーとして点を取る術を見いだしつつあるのはうれしいこと。これだけ結果を残しているわけだから、スタメンで使わざるを得なくなってくるんじゃないの?まあ、交代でこの効果を考えると、ベンチに置いておきたい駒でもあるけどね。

*宏太……残念だったねぇ。正直、一発獲るまではこんな感じになっちゃうのかなー。周りが見えてないし、空回り気味。がつがつしてるのはいいことなんだけど、それが実効性に繋がっていない、周りとテンションがあってないという部分は考えないといけない。難しい部分ではあるけど……。とにもかくにもこの失敗を糧に、としか言いようがない。頑張れ頑張れ。頑張ってるのはわかってるけど、いろんな意味で頑張れ。

*裕介、新チャントロールアウトおめ!長かったねぇ…で、本当に逞しくなったよねぇ、以前ならああいう失点に繋がるミスが他のプレーにも影響しちゃっていたけど、このゲームに関しては取り返してやろうとどんどん前に行って実効的なプレーを繰り返した。良いランニングで惜しいシーンも何度も作ったし…千真の決定機に繋がったクロスは久々にいいのがあがった。久々の本職も違和感なし、コミーもうかうかしてらんないね。つぎはどうなるかしらん。

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ま、次ですね、下を向くような内容じゃないし、あとは結果に繋げるだけ。それが一番難しいけど、やり続けるしかない。ジュビロは李根鎬戻ってくるらしいけど……。

ということでここまで。

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(´-`).o0練習試合は…遅刻したらすでにまなたんが怪我で下がるという……なんとまぁ……苦しい時期だけど、今出来ること、考えられることを我慢してやっていこうね。この時期の我慢と努力がいつか花開く、って考えて……うん。

(´-`).o0曽我きゅん久々にみれてうれしかった。相変わらずかわええのう。髪の毛直す仕草とかキックの姿勢とかあんまり変わらないから、それもまた一興。やひーがきっとうまく育ててくれるわ。頑張れ、超頑張れ。

(´-`).o0ということで、しゃしーん(ちなみにこのゲームのね、練習試合のはまだまとめてないの。よろしかったらどぞー。
2009/7/18 J.League Division1 sec.18 Fマリノス vs アルビレックス @ 日産スタジアム(picasa/me)

(´-`).o0乗りかかった船というか、せっかくなので練習試合の写真もまとめてみましたー。数は少ないですがよろしかったら。

2009/7/19 TM 筑波大 @ マリノスタウン Pitch-A(picasa/me)

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July 18, 2009

完遂@2009 J.League YamazakiNABISCO Cup QuarterFinal 1stLeg vs ガンバ

ガンバシフトとも言えるリトリートディフェンス、オフェンシブな姿勢を貫く相手に生まれる隙を徹底して狙うカウンター、勝つためのゲームプランの完遂。

その完遂によって掴んだものは限りなく大きい。アウェイゲームでの勝ち点3、アウェイゴールとなる3ゴール、そしてこのゲームを通して得た自信、大きく大きく準決勝へと近づいた結果。

ただ、まだ何も手にしてはいない。

この勝利に満足することも、慢心することもなく、ひとつひとつ、全力を出し切ろう。

2009 J.League YamazakiNABISCO Cup Quarter Final 1stLeg

ガンバ 1-3 Fマリノス @ 万博記念競技場「完遂」
Gamba:49'中澤聡太
F.Marinos:40'p山瀬功治! 68'坂田大輔! 85'松田直樹!

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"聞こえた声"、DF田中裕介"鮮烈!"、栗原勇蔵"more Concentration!"、中澤佑二"戻りつつある勘"、小宮山尊信"最後の一滴まで"、MF松田直樹"ヘロヘロの中で魅せた一発"、小椋祥平"レギュラーポジションへの意志"、長谷川アーリアジャスール"30分間の適応時間"(→75'田代真一"クローザー")、FW山瀬功治"きっちり!"(→46'狩野健太"芽生えた危機感")、金根煥"対ガンバ決戦兵器"、兵藤慎剛"秩序守るリーダーシップ"(→46'坂田大輔"Master of Expo'77")

信じられないミスで落としたリーグ、昨シーズンのナビスコと天皇杯、積み重なった借りを返すべく乗り込んだ万博でのナビスコ準々決勝1stレグ。この日の大阪はとにもかくにも暑い!蒸し暑い!全国的に暑かったみたいだけど、関東とは違う感じ……スタジアム前ではミストサウナなんてことをやっていたけど、それでもやっぱり暑い……。

そんなゲームのポイントとスタメン。Fマリノスは、直前の山形戦でのショックをいかに払拭するかが大きなポイントだったが、その中でコーキチ監督はショック療法といわんばかりのメンバー変更を断行。センターフォワードを千真からクンファンへ、兵藤を一列前に上げて、中盤の構成は松田、小椋、そしてアーリアを抜擢。千真、坂田、健太がベンチに座る。好調を維持していたと伝えられていたアーリア、そして久々のトップスタメン起用となったクンファンの出来には興味津々。対するガンバは、怪我で離脱した加地を除けばベストメンバーか。こちらも前節清水にこっぴどくやられており、リカバリが鍵。

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試合展開

想定通り、ポゼッションはガンバが握り、Fマリノスは守備に重きを置きながらカウンターを狙う展開に。しかし、オープニングシュートはFマリノス。開始早々、右サイド裕介からのグラウンダーの折り返しを兵藤がうまく入り込んで落とし功治がミドルを狙うという新しいアタックライン機能する形。しかし、その後はガンバペース。ある程度ブロックを作る形で最後のところはやらせなかったモノの、ルーカスの抑揚のあるプレーを起点に崩されたり、レアンドロのスピードにはっとさせられたりと、気の抜けない展開。

しかし、30分を過ぎると少しずつ流れに変化が。ここまでほとんど前を向いてプレーできていなかったアーリアがようやく前を向いて仕掛けるプレーをしてきっかけを掴んでポジティブな雰囲気が出来ると(これは僕の思いこみかなぁ……)、その流れを活かす形で大きなチャンス、ロングスローがそのままボックス中央にポジションを取った兵藤へと繋がると、中澤聡太を背負いながら流れるように足裏でコントロールしてフィニッシュへ……というところで抱きかかえられるように倒される、このプレーにホイッスル!スポットに向かうはNo.10、札幌時代に同じ釜の飯を食った藤ヶ谷が相手、思い出されるいつぞやのナビスコ準決勝……やりづらさもあっただろうが、ここはエース、きっちりと逆を取って先制点!兵藤、功治、ようやく彼らが仕事をしてくれた。貴重な貴重なアウェイゴールに沸くアウェイスタンド。

これでガンバは更に前に出てくるが、Fマリノスはカウンターに冴えを見せる。特に素晴らしかったのが、オフサイドとなったモノのアーリアがネットを揺らしたシーン。CKをクリアしたところから高い位置にポジションを獲っていた功治に繋がると、一気に4人の選手が駆け上がり、4vs2の数的優位なカウンターに発展。功治は複数の選択肢の中で右サイドに展開(ここで工夫があれば……もう少し……)、裕介が持ち上がってボックス角からグラウンダーのボールを流し込み、そしてボールに合わせて斜めにカットインしたアーリアがスライディングで合わせる!飛び出すタイミングのところでラインの外に押し出されてオフサイドとなってしまったものの、流れは抜群に美しく、そして迫力のある展開だった。貴重なアウェイゴール一気に流れを引き寄せたまま、前半を折り返す。

後半開始のタイミング、リードしていたFマリノスがここで動く。2列目の功治・兵藤を下げ、健太・坂田を投入。しかし、再びの悪癖、セットプレーがFマリノスの勢いを絶つ。左サイドからのセットはショートコーナー、すぐさまキッカー遠藤に戻されると、アプローチしきれぬままフリー同然の形でエンドライン際からクロスを許してしまう。高精度のボールはもう触るだけでいいといったポイントへと飛び、ゴール中央ゾーンの隙間に入り込んだ中澤へ吸い込まれるように……中澤は角度を変えるだけ……決まった……今度はガンバサポ歓喜、しかし、同点、アドバンテージは我にあり。

とはいえ、このゲームに置いてはアドバンテージを失い、又流れも途切れた。ガンバのポゼッションを耐える時間が続く……しかし、カウンターを狙う意識は全く衰えておらず、驚愕の突破が一気に雰囲気を変えた。健太のボール奪取からアーリアとのワンツーで裕介が中盤を突き抜けると、そのままの勢いで対峙したプレーヤーを豪快な「裏街道」でぶち抜く!少々長すぎる前への持ち出しだったが、ガンバのカバーが遅れていたこともあり、一人スルーパス状態で自ら追いつく!ここで裕介、ボックス内に入ったクンファンではなく、後ろからプッシュアップしてきた坂田へマイナスのグラウンダークロスを選択、狙いを捉えたかマツは思わせぶりなスルー、そして坂田!僕の頭の中にはダイレクトずどん!の絵が広がったが、坂田の選択は空いた左のスペースへと丁寧に持ち出して流し込むようなゴール隅へのコントロールシュート!藤ヶ谷の対応を許さず……お見事!素晴らしい!千真が乗り移ったかのような冷静なフィニッシュ(笑)にしても、このカウンターも抜群にダイナミックで美しかった。裕介のスーペル突破からマツのスルー、そして坂田のフィニッシュ、いいよいいよー。これでアウェイゴール二つ、そして勝ち点3に大きく前進!

再びのビハインドとなったガンバは、アタッカーを入れ替え。二川に代えて佐々木、その佐々木を右サイドに張らせて、サイドアタックを強化。展開としては完全にガンバのハーフコートゲーム。しかし、Fマリノスはスカウティング通りと言わんばかりに、クンファンを一人前線に残し、残りの選手はボックス付近までリトリートして強固なブロックを形成。健太、坂田もほとんどの時間を守備に割き、スペースを消しに掛かる。又、残り15分と言うところでアーリアに変え田代を投入、田代はバイタルをケアしながら、この日アクセントとなるような嫌らしいプレーをしていたルーカスをマンマーク気味に監視、ボールが入ったらすぐさまアプローチ、起点を潰しに掛かる。

時間が無くなる中でガンバは、チョ・ジェジンに代えて播戸を投入。しかし、これはFマリノスを助ける交代策。ハイボールを競れるチョ・ジェジンが消えたことでクロスターゲットが無くなり、サイドからの攻撃にも迫力が減退した。そして、最終局面、信じられない事が……坂田がロングスローでトップのクンファンに入れると、クンファンフリックで後ろに流す、その流した先には何故か松田直樹!この即興的コンビネーションでガンバディフェンスを出し抜くと、マツは一気にゴールに突進。そして、ベテランフォワードのように冷静に藤ヶ谷を抜いてだめ押しの3点目!もうわろてまう!よろめきながらゴール裏に走り、セレブレーション。やっぱり何かをやらかす男だねぇ。これで勝負は決した。

ここ数シーズンの失敗を払拭するようなアウェイゴール3発、そして2点差の勝利、限りなく準決勝に近づくアドバンテージを携え、Fマリノスは横浜へと帰還した。

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超現実的といっても過言ではないリトリートしブロックを形成するガンバシフトからの、効率と実効性伴うカウンター。全ては勝利のために選択された最短距離。

その中で思い出せたことがあるんじゃないか。

誰もが競争の渦中にあるという現実、チームで意思統一を守ることの意味、そしてランニングにしてもドリブルにしても思い切ってエネルギーを出し切ることで生まれる可能性、自分たちのフットボールを追求する裏で忘れ去られたことがこのゲームには沢山あったと思う。

このゲームで取り戻したモノ、掴んだモノ、今度こそ次に、先に、未来に繋げよう。

そのスタートは又明日から始まる。

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*試合日の夜は取り乱しましたが、本当にうれしかった。ああいう経緯があった中でのリベンジマッチ、決して簡単なゲームではなかったけれど、理想的な結果、狙い通り・思い通りのゲーム運び、Fマリノスに風が吹いた。本当に良かったです、そして行けて良かった、このゲームを目に出来て本当に幸せです。

*まあ、シニカルな見方をすれば、「ガンバシフト」という形でガンバに対するプランニングというのがリーグの「常識」となりつつある中で、エネルギーであったり、パワーが衰退している相手があっさりと嵌ってくれた……なんてことも言えるんだけど、それを置いておいてもFマリノスの選手達はそのゲームプランの意図を捉え、ピッチ上できっちりと表現出来たことは誇っていい。又、他のゲームでも活かせるような要素というのが沢山あった。例えば、チームとして意思統一して守ること、鹿島戦や名古屋戦、川崎戦とモメンタムが相手に流れたときにいかに我慢するかというテーマを持って臨んでいたけど、いつの間にか忘れ去られてしまって、結局拙いゲームを繰り返すようになってしまった。でも、このゲームで再び意思統一して、しっかりと守りきる体験をした。どんなゲームにでも、苦しい時間・耐えなければならない時間は来る。だからこそ、この体験は今後を見据える意味でも意義があったと思う。

*それと、もう一つ、スタメンをいじった中で、小椋のパフォーマンスに見えた「競争意識」のポジティブな循環。正直中断空けのスタメン争いはどこか予定調和な部分があったと思う。はずせない、はずしたくない、といった部分で良いパフォーマンスをしながら「不条理」に押し出された小椋。彼にも思うところがあったと思うけど、それをパフォーマンスに反映した。足を止めず、闘争本能丸出しで相手に襲いかかり、足ごと刈るような潰しも見せ、進化の点である決断力を感じさせるリスクあるチャレンジパスも出し、チームのためにバランスも見て、と自分の出来る最高のプレーを出して認めさせようという意志に溢れてた。こんなプレーされたら色々な判断基準はあるにしても、監督は簡単には彼を外せない。彼がこのゲームで何度相手から何度ボールを奪ったのか、何度良いプレーをしたのかと考えたら、彼の存在価値を認めざるを得ないからね。まあこれはハングリー精神旺盛でタフな面たるを持つ小椋だからこその表現だったとも言えるんだけど、競争原理が思いっきり働いた良い結果だと思うんだよね。枠は11しかない。じゃあ自分が出るために何をしなければならないのか、そういうことを小椋は全ての選手に示したと思う。こんなプレーを今度は千真であったり、健太であったり、坂田にして欲しい。いや、学や金井や宏太にもして欲しい。アーリアももちろんね。試合に出るために、メンバーに入るために、これぐらいやらなきゃだめなんだよ。で、そんな精神がチームに蔓延したら……もっとチームは活性化すると思う。佑二やマツが激しいプレーにキレるぐらいの環境でもいいじゃん。がつがつしなきゃいかんよ。

*カウンターに関しては、言い方悪いけど小手先傾向の強まっていた中でダイナミズムの重要性が改めて示されたんじゃないかな?もちろん、細かいパスムーブやコンビネーションプレーは否定しない。ポゼッションによる崩しを求められる展開もある。事実、可能性もあると思うし、積み上がってるとも思うからね。ただ、最後のところではああいうダイナミックな動きが欲しいし、小さなスペースでも躊躇やとまどいを振り切って、能動的に走りきるような意志があってほしい。足元だけで崩せるほど甘くないからこそ、オフ・ザ・ボールの動きの意義を、ダイナミズムの実効力をこのゲームで選手達が捉えてくれると良いなぁと。それと、安易にスピードダウンせず、カウンターに出れるようなタイミング・相手の陣形の時はスピードアップにプライオリティを置いても良いと思う。時に単調になりすぎる嫌いもあるけれど、躊躇をなくす矯正という意味では必要かなと。スクランブルアタックですよ、意識的には。

*セットプレーに関しては……ヤットのキックが素晴らしかったことは間違いない。キーパーでれない、本当に狭い「GKとDFの間」を突くコースに通すキックを蹴られたら対応するのは難しい。流れ的にショートが絡んで、ニアに釣られたことでゾーンのポジショニングバランスがずれて、スポットが生まれてしまったのが直接的な原因。なんだけど、どちらにしてもカバーが効かないよねぇ、ゾーンの中でのカバーは不可能。そう考えると、柔軟性という面では少々問題があるねぇ。次もでかいからなぁ……この辺は継続して考えていきたい。

*選手評!個人的MOMは小椋(上記記載済)、簡単に!スーペルドリブルに神を見た裕介、この日はとにかく攻撃意識だよね。切り替え速く、長い距離を苦もなく走る。そのランニングへの意識や量という面でチームに大きな恩恵を与えてる。ここはコミーと違うところかな。次節は恐らくコミーが出場停止で、しかも相手のキープレーヤ二人がいる。裕介の仕事は大変だけど、がんばって。クンファン、もう戦術兵器だよ、カウンターの中での存在感はやばかった。その中でよく走ってくれたし、非常に良かった。身体能力の高さに相手は辟易してて全てのプレーに主導権があったと思う。これで千真も危機感増すはず。楽しみだー。アーリア、最初はとにかくとまどってたし、何をしたいのかすら見えてなかったと思う。アングルの角度も悪く、ボールを受けても下げてばかり、起用の意義を捉えきれなかったみたいだけど、ひとつのプレーで持ち直せたのは良かった。あれぐらいさわって、前向いて、絡んでいく、そんな姿勢が大切。まだ周囲とのコンビネーションは未成熟。アーリアが自分がこういうプレーがしたいんだという意志を示すことも必要だと思うよ。

*コーキチさん、ナイス采配、ナイスゲームプラン。本当に良かった。次も驕らず騒がず、しっかり相手をリスペクトした上で、プランニングを立ててください。

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って、明日はもう試合、とにかく激動だなぁ。でも明日のゲームものすごい大事。だから気合い入れていこう。うん。

ということでここまで。次も全力、出し切ろう!

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(´-`).o0写真も上げましたー、行けない人も多かったと思うので写真も多め、どうでも良い写真も多いけど。コメントも続々募集中ですよ!

2009/7/15 J.League YamazakiNABISCO Cup QuarterFinal 1stLeg ガンバ vs Fマリノス @ 万博記念競技場(picasa/me)

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July 16, 2009

叫びたい! -ナビスコカップ準々決勝ガンバ戦を終えて-

まだハーフタイムが終わっただけ、まだ何も決まっていない。ただ、これだけは言わせて……





























美しいわけでも、質の高い内容でもなかったけれど、勝利へ意志を感じさせる価値あるゲームでした。そして何より大きなアドバンテージを持って横浜に帰れること。まだ借りを返したわけではないけれど、これ以上の喜びはありません。

本当によかった!

とりいそぎ!とにかくよかった!

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(´-`).o0詳しい内容やら写真は又帰ってから……とにかくこの喜びを伝えたかったの。万博が風雲急を告げ、トリコロールのシャツを纏った自分を恨めしげに睨む姿を見たとき、正直本当に気持ちよかった。これがアウェイの醍醐味かも、性格悪いけど。とにもかくにも、もう少々お待ちを。

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July 15, 2009

敗因と未来。

逃避気味のエントリを上げたら、皆様に沢山コメント頂きまして……少々反省しております。

改めて、苦いゲームを正視して、チームの今を考え、そして未来を考えたいと思います。

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【敗因】

勝つべきゲームだったからこそ、勝たなければならないゲームだったからこそ、その理由を求めようとすると様々な見方が出来る。

直接的に失点に繋がる要因となったゾーンによるセットプレーディフェンス、追加点を奪えないまま終盤まで勝負を引き延ばしてしまったオフェンス陣のクオリティ、チームとして突き詰めてきた戦術を徹底し勝負をつなぎ止めたモンテディオと意思統一を図りきれずに漫然かつ惰性的なプレーで隙を見せたFマリノスにあった勝負への姿勢の差、最善を尽くすひたむきな姿勢を貫いたモンテディオと甘さの残るプレーに表れたようにひたむきさを欠いたFマリノスメンタリティの差……それぞれが敗因として十分な説得力を持つモノであり、又ひとつでも携えていれば、この敗戦はなかったのかも知れない。

しかし、事実として、Fマリノスは敗因となり得る要因を沢山抱え、その全てがゲームに影響する形で勝ち点を落とした。その事実は変えられないからこそ、その事実を重く受け止め、チームとしてその要因に目を向け、改善していく努力をしなければならない。

ただ、根深く巣くう問題でもあれば、一朝一夕には行かない問題もある。今回のゲームを例に取れば、メンタリティ、戦術熟成という部分が当てはまるが、これは中・長期的な視野を持って粘り強く取り組んでいくしかない。

現状、明日にはミッドウィークにナビスコ準々決勝のガンバ戦が控える中で今出来ることは、小さなディティールの部分での修正、そして勝利への姿勢といった部分なのかも知れない。

セットプレーのゾーンでの対応、たとえば現状マンマークせず、全てをゾーンで守ろうとしているが、少し目線を変えてみてもいいのではないか。キープレーヤーに対してはマンマークを付け、それ以外はゾーンで守るといった方法に変えてみたらどうだろう。逆に基本マンマークに変更し、最も危険な位置にFマリノス1のエアマスターである佑二にゾーンを任せてみたらどうだろう。必ずしも凝り固まる必要はないし、失敗を糧にブラッシュアップしていけばいいと個人的には思う。振り返るまでもないが、現在敷いているゾーンマークには弱点がある。強い選手・弱い選手がそれぞれゾーンを受け持つため強い部分と弱い部分のムラが出来やすいこと(山形戦・西河翔吾)、後方から勢いを持って走り込む相手に屈してしまうこと(名古屋戦・吉田麻也)、埋めきれないゾーンは事実上フリーとなってしまうこと(山形戦・小原章吾)、ゾーンに人を掛ける余り相手に突きつける槍がなくなりより人数を掛けられ脅威に晒されること(東京戦・中村北斗)……弱点が失点に繋がってしまっている事実を重く見たとき、方針変更も然るべきなのではないだろうか。

そして、勝負への姿勢。これは個々の選手に求めたい。メンタリティとして相手によってムラが出てしまうのは、すぐには直らないかもしれない。しかし、一人のプロとして、一人の男として、このままで終わらない。誰もが勝ちたい気持ちを持っているはずだし、勝ち続けてタイトルを勝ち取りたいという気持ちがあるはず、その気持ちをプレーに表すことでピッチに表れるプレーも変わっていくのではないかな。よりシビアで速いアプローチをする、よりひとつひとつのプレーに対しての意識を高める、苦しくてもデコイとなろうとも長い距離を走る、コンタクトプレーなども避けずに戦う、苦しいところでも踏ん張って運動量を維持する、責任を果たす、後一歩を出す……これらがピッチに表れたら、チームとしてのパフォーマンスの質は絶対に引き上げられる。

いくら嘆こうが、いくら後悔しようが、出てしまった結果は変えられない。しかし、未来は変えられる。だからこそ、この敗戦を糧に、繰り返さないための努力をしていくことが今のチームには求められている。

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【未来】

確かに落胆は大きく、大きな傷を残す敗戦だったのかも知れない。

しかし、それでもこの敗戦が全てを否定するモノなのかといえば、それも又違うのではないだろうか。

確かに結果には繋がらなかった、現状を見ても安定して結果を残すには至っておらず、チームとしての力不足という烙印を押されても致し方ないのかも知れない。しかし、紆余曲折を繰り返しながら、前進している部分もある、漸進と読み替えなければならない部分もあるかも知れないが……。

例えば、中盤での速いテンポでのボールムーブ。頻度こそ少ないが、目を見張るようなダイレクトパスの連続による局面打開、連動性のある動きと呼応するようなパスムーブ、そこには大きな可能性を感じた人も少なくないのではないだろうか。このプレーがよりゴールに近い位置で、相手の最終ラインを崩すような実効力を持ったとき、このチームはひとつ上のステップに進めるのではないだろうか?

例えば、選手の成長。期待され、出場機会を得ている若き才能達。雌伏の時を過ぎ完全に主力として一本立ちした裕介、役割が変わりながらもずば抜けた身体能力と適応力でどちらでも期待出来るクンファン、意欲的な姿勢でプレーに取り組むことでひとつひとつ課題を消化して進歩する小椋、経験を重ねることで影響力を高め今や欠かせない軸となった兵藤、波こそあれど高い技術と溢れるアイデアで創造性を付与する健太……彼らはそれぞれに苦しい時期を過ごしながらも、今や欠かせない戦力だ。そして今は結果も手応えもつかめず苦しんでいる宏太やアーリア、学に仁に金井に陽介にドンホがプロの水に慣れ彼らのように壁を乗り越えたとき、このチームは底上げされ、更なる高いステージに上れるのではないだろうか?

確かに苦しい時期であり、チームに疑念を持つべきなのかも知れない。でも僕は信じたい、今直面している壁を乗り越えてくれることを、この可能性を明るい未来に変換してくれることを。楽天的かも知れないけれど、僕は信じたい。だからこそ、下を向かず、前を向きたい。

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まー、なんていうのかな?大阪行くのに後ろ向きな気持ちでは行きたくないわけです。やっぱり期待を持って、希望を持って行きたいなと。それに選手達を信じないで何を信じるって言うんだ?みたいな。人それぞれであって、僕はこうする、ってだけなんですけど。自分に言い聞かせる意味も含めて、少々希望な感じにしました。

とにもかくにも明日はアウェイゲーム、ネガティブな気持ちは横に置いて、ね。せっかくこういう機会に恵まれてるわけだから、うん。ということでここまで。す。楽しみですよ、はじめての万博だし!

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(´-`).o0ガンバさんも状態は良くなく(うちがプレゼントしちゃった以外は黒星続き……)色々といざこざやら、大幅な変更やらと……なんだかめんどくさい感じになりそうだなぁ……。読みづらいし……。ただ、no more LastSeason!まずはアウェイゴール、うん。

(´-`).o0ちょっと思ったのはちゃんと書かないで投げっぱなしにした方がコメントもらえるんじゃないかと(苦笑)シビアな意見もあったりと、答えに窮したりもしてるのですが、コメント頂けるとうれしいわけで……ということで今後絶賛募集中!ということでよろしくお願いいたします。

(´-`).o0そんなこと良いながら夏バテ中……冷房病かも……でもそんなんに負けてらんないのよー!

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July 11, 2009

………@2009 J.LeagueDivision1 sec.17 vs モンテディオ

逆転負け。

何かが折れてしまいそうなほどショックで、受け入れきれないほどきつい。

一言でこのゲームを表現出来たら良いのだけど、何も浮かんでこない、何も考えられない。

でも、水曜日にナビスコの準々決勝が待ってる、来週もリーグ戦はある。

だから、この結果を、この事実を、この現実を受け入れて、前に進もう。

………、悔しいなぁ。

2009 J.League Division1 第17節

Fマリノス 1-2 モンテディオ @ ニッパツ三ツ沢球技場「………」
F.Marinos:2'坂田大輔
Montedio:79'西河翔吾 85'小原章吾

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹、DF天野貴史、栗原勇蔵、中澤佑二、小宮山尊信、MF松田直樹、兵藤慎剛、狩野健太(→81'水沼宏太)、FW山瀬功治、坂田大輔(→69'小椋祥平)、渡邉千真(→80'金根煥)

モンテディオスタメン:GK清水健太、DF宮本卓也、西河翔吾、小原章吾、小林亮、MF宮崎光平(→74'財前宣之)、秋葉勝、渡辺匠(→64'佐藤健太郎)、宮沢克行、FW北村知隆(→68'赤星貴文)、長谷川悠

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(´-`).o0今日はもう寝る。寝て、切り替えて、それで前向いて大阪行く。ん、もう終わってしまったことはしょうがないから、変えられないから。でも、未来は変えられる。だからがんばろう、きっついけど。みんな苦しい、みんな悔しい、だからみんなで一緒に、一丸となって、ね。こういうときこそ、ね。

(´-`).o0采配とか、集中力云々とか、それぞれのディティールとか、色々言いたいことはあるけど、これは心の中に仕舞う。はき出しても仕方ないことだから。ただ、偶然の勝ちはあっても偶然の負けはない、必然の負けしかない。それは心に刻みたい。理由がある、意味がある。うん。

(´-`).o0写真は又明日にでも。うん。寝れないので、もう上げちゃいます。よろしかったらどうぞ。コメント、アドバイス、歓迎。

2009/7/11 J.League Division1 sec.17 Fマリノス vs モンテディオ @ ニッパツ三ツ沢球技場(picasa/me)

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July 07, 2009

進化のヒント@2009 J.LeagueDivision1 sec.16 vs アルディージャ

連動感溢れる崩しを見せて可能性を感じさせた前半よりも、過去を思い起こさせるような閉塞感に苛まれた後半にこそ、進化のヒントがある。

勝利を引き寄せる力強さを得るために、現実から目を背けてはいけない。

そんなことを思った大宮の夜。

2009 J.League Division1 第16節

アルディージャ 0-0 Fマリノス @ NACK5スタジアム大宮「進化のヒント」

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"悪夢を振り切って"、DF田中裕介"ついに訪れたそのとき……"、栗原勇蔵"隣人を見て思うことはないか"、中澤佑二"伝えるべきこと、感じるべきこと"、小宮山尊信(→82'金井貢史"勝負は次節")、MF松田直樹"メモリアル/運動量と意外性のトレードオフ"、兵藤慎剛"彼の犠牲は正しいか"、狩野健太"髪の輝きと共に"、FW山瀬功治"3rd Actor"、渡邉千真"進化の跡は周囲を生かすポストに"(→85'金根煥"作ったチャンス")、坂田大輔(→69'水沼宏太"問われる結果")

アルディージャスタメン:GK江角浩司、DF塚本泰史"魔弾、炸裂せず"、冨田大介、マト、波戸康弘"メモリアル"、MF藤本主税(→79'土岐田洸平)、橋本早十、金澤慎(→46'片岡洋介)、パク・ウォンジェ、FW石原直樹"危険なるストライカー"、藤田祥史

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*勝てたゲームとも感じられるし、勝ち点1を得れたことを喜ぶべきゲームとも感じられる。その感じ方は人それぞれ、互いに勝ち点3を得るチャンスはあった中でその決め手を欠いたからこそ、勝ち点を分け合う形となったのかなと。僕の感想としては、ただただ、勝ちたかった。前節の失敗を払拭する意味でも、これまで成し得なかったことを成し遂げる成功体験を得る意味でも、このゲームが欲しかった。まあ、それが叶わなかったことはとても残念……。それにしてもこのカードに巣くうジンクスってのはやっかいなものになっちゃってるなぁ…。

*内容面では良いとも悪いとも……良かった時間は良かったし、悪い時間は悪かった……だから、良いとも悪いとも。ただ、これが今後を考える意味でとても大きなテーマになるんじゃないかなと。良いプレーを表現出来ているときと表現出来ないときの差異はなんなのか……。主体的な要素・相対的な要素・コンディション・メンタル・状況……全ては複合されて形として表れるわけだけど、この大宮戦ではその答えがはっきりと出たゲームだったと思う。

*まず表現出来ていた時間帯。この試合で言えば前半、ということになるのだけど、その中で目立ったのが複数人が連動してコンビネーションを見せたシーン。ハイサイドに楔が入り、そこに後ろからサポートアクションが間髪入れずに入り、その動きに連動してゴールに向かうアクションが絡むことで局面を打開する。基礎的なポスト→サポート→ダイナミズムの流れだけどボールの動きとしては非常にハイテンポ、ほぼダイレクト、多くて2タッチ。高速のコンビネーションが成立することで、相手の守備陣に対応を許さなかった。こういったパフォーマンスが表現出来た主体的要因を上げてみると、ポジショニングに置ける高さのギャップと距離感、選手の主体的なアクション意識、そして逡巡なき姿勢。相対的な要素としては、ニュートラルな状況の中で4-4のゾーンが開き気味で、ポゼッションを制御するフォアチェックも効力は薄く、楔を入れやすい状況があった。以前のアルディージャの4-4-2のゾーンと比べると甘さが残っていたと言える。

*それに比較して表現出来なかった時間帯、まあ言わずもがな後半。相対的な要素に大きな変化があったことをきっかけに(ハーフタイムのタイミングでメンバーチェンジ・システム変更を施して守備を整備、リトリート気味にラインを設定し、2ラインの間にアンカーを置く事で中盤のスペースケアを強化、アプローチを控えてゾーンを形成することに重きを置いた結果2ラインのスペースもコンパクトになった)いつもの大宮戦の如く、ゾーンディフェンスを前に手をこまねく状況に陥った。アタッカー陣は狭まった2ラインの間で窒息、ボールレシーブアクションの幅が小さくなって相手ディフェンスラインに吸収される状態のままフラットなポジショニングで足元にボールを要求することに終始。その状況下、当然の事ながら楔を入れることに逡巡を伴うようになり、横パスが増えてノッキング。サイドバックが早々に高い位置を取ってビルドアップを放棄するため幅を使ってボールを動かすことも出来ず。起点が作れないから後方からのサポートにも逡巡が伴い、サポートの遅れにも繋がっていた。又、中盤は運動量が減退した松田の影響を受け兵藤が前に掛かれずサポートの質自体も低下していたことは否めない。結果、連動した攻撃は霧散した。

*あくまでも僕の目に映った変化なんだけど、これだけの良いときと悪いときで差がある。元々、選手間でのコンビネーションを主軸に置き、個々の感覚が強調されたチームだからこそ、こういう事が起きてしまうのは想定の範囲内。ただ、これでは安定して成績を残すことはなかなか難しい。佑二の言葉にもあったけど相手が分析してきたとき、アドバンテージを得て現実的な戦い方にシフトしたときに何が出来るのか、チームの真価が問われる。そして、この試合の後半が現状の熟成度といえるのかも知れない。ただ、今のチームの課題として明確に捉える良い機会でもあると思う。まだ出来ることは沢山ある。アタッカー陣が意図を持ってデコイになることも厭わず動き出し、その狙いを汲んでその動きによって生まれたスペースを使うといった協力姿勢の伴うボールレシーブアクション。サイドバックが前方への欲を抑えビルドアップに関与することでボールの動く幅を保ち(サイドバックを前に押し上げることを強調するなら、アンカーが落ちてセンターバックが広がる以前の形でも良い)、楔を入れやすくする状況を作るボールムーブ。佑二が時折見せたリスクを負ってでも持ち上がって引きつけるような自助努力。それぞれがポジションに課された役割を全うすることでシステムの機能性を保つ責任感。そして何よりもリスクにも怯まず、積極性を保ち続ける勇気……技術的にも上げられる……一本のパスの質、トラップの質、運動量の維持、ボディシェイプ、ボールの置き所……きりないな。とにもかくにも、ここで課題と向き合わなければ、進化も栄光もない。一朝一夕にはいかないかも知れない、ただ、自分たちのフットボールを貫く強さを育むためには絶対必要な課程だと僕は思う。向き合って欲しい、そして腰を据えて取り組んで欲しい、そのための我慢なら僕は喜んでしたいと思う。

*後は選手評、少しシビアに。アンカー松田は意識を変えないと厳しい。その印象は今回更に強くなった。元々走れる選手じゃないけど、集中力の欠如も伴って、周囲への負担を強いてる。そんなチームのへそに置くことがプラスになるとは思えない。このポジションに求められるのは秩序とバランスを保ち、周囲を支えること。現状真逆。運動量で選手を繋ぐ唯一無二の存在である兵藤に自らの放浪の尻ぬぐいを強いる状態はチームの機能性を犠牲にしている。ここでプレーするのであれば、自己犠牲精神をもっと保つこと。偉大なる先人(450試合出場)を見習うと良いと思う。

*勇蔵も後半になって一気に集中力が切れた。マークがぼやけたことが要因かなーと思ったけど、そんなんじゃ困る!それとお隣にいる佑二が腐心しながら楔を入れていた姿を見て、もう少し感じて欲しい。ビルドアップに置ける参加意識の乏しさは繋ぐサッカーを標榜する上では結構致命的な欠陥(ま、それをいったらサイドバックもそうなんだけど)、隣にいる選手にボールを渡すだけでは展開は動かない。ちなみに出来ることは知ってるよ?あくまでも意思の問題。

*兵藤に求めたい、強いリーダーシップ、真のリーダーシップ。身を粉にして秩序なき中盤のバランスを保つことに奔走するのではなく、その秩序を取り戻すための周囲への働きかけが欲しい。ふらふら放浪するマツへの働きかけ、停滞する前線への強い動き出しの働きかけ、自らが走り秩序を保つだけでは限界がある、状態を正常化させて、その上でその運動量を生かす。じゃないと常に徒労で終わり、自らのプレーの質も上がらない。この日の割を食ったプレーに納得しちゃだめ、絶対に。あれは間違っているのだから。

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うーん、なんだかもやもや。ただ、こういうゲームも無駄にしたくないよね。ただ、佑二のコメント読んで、ちょっと希望はあるかなと思ったり。チームでその課題を共有出来れば変革が訪れるかも知れない、みたいな。だからこそ、今回はシビアに書いちゃいました。

ま、試合はまたすぐ来る訳だし、とにかく前を向いて。へこたれてる場合じゃないぞ、自分!ということでここまで。

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(´-`).o0天気保って良かった、これは本当に良かった……土日準備ばっちりだったから、いつでもこいやーって感じだったんだけどねー。

(´-`).o0ユースは終了間際の劇弾で何とか挑戦権を持ったまま最終節に望めます。かなり苦労したけどねー。でも茨城行って良かった、ユースもがんばってます。是非来週日曜は関東一を決めるゲーム(予定)の応援に!FC東京深川グラウンド!(行ったこと無いけど)(そして朝早いけど)

(´-`).o0写真、よろしかったらどうぞー、曇り空ー、ナイトゲーム、条件悪いと腕の悪さが……あっはっは。でも、このアルバム内の兵藤の写真はうまく撮れたなーと自分でお気に入り!まあふつうなんだけど……良いタイミングって感じなの。どうでもいいか、すいません。てかユースの写真も見たい人いるかしら……大して取ってないけど(本当数枚、試合に集中して写真どころじゃなかったのよ)、見たかったら上げますのでリクエストくださいー

2009/7/4 J.League Division1 sec.16 Fマリノス vs アルディージャ @ NACK5スタジアム大宮(picasa/me)

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