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June 29, 2009

accident@2009 J.LeagueDivision1 sec.15 vs ガンバ

何よりも残念のは、収束していたベクトルがバラバラになってしまったこと。

チームとして、トライ&エラーを繰り返しながら積み上げてきたものが、ビハインドによる焦燥感によって失われてしまった。

もう一度、原点に立ち返ろう。組織として、チームとして、一丸となって戦うために。

2009 J.League Division1 第15節

Fマリノス 1-2 ガンバ @ 日産スタジアム「accident」
F.Marinos:20'松田直樹
Gamba:52'遠藤保仁 54'橋本英郎

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"背負うべき十字架"、DF田中裕介"久々の失態"、栗原勇蔵"見つかった新たな「ライバル」"、中澤佑二"チームを狂わす存在感"、小宮山尊信"果敢"、MF小椋祥平"狂う感覚"(→71'金根煥)、松田直樹"功罪"、兵藤慎剛"反省の試合"(→77'長谷川アーリアジャスール)、FW狩野健太"乗れない"(→60'坂田大輔)、渡邉千真"最後のチャンス、決めてこそストライカー"、山瀬功治"雨に沈んだNo.10"

ガンバスタメン:GK松代直樹、DF加地亮、中澤聡太"どうでもいいけど、結婚おめでとう!"、山口智、下平匠"匠なるステップワーク"、MF橋本英郎、明神智和、遠藤保仁、二川孝広(64'山崎雅人)、FWレアンドロ"恐ろしきスピード&テクニック"(→89'佐々木勇人)、チョ・ジェジン(→46'ルーカス)

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(´-`).o0お約束となりつつありますが、レポは回避……もやもやしてて、自分の中で未だにこのゲームを消化しきれない感じです。

(´-`).o0ゲームに関しては、「冷静」に振り返れば妥当な結果なのかも知れない。プレーのクオリティは相手に分があった。滑るピッチの上での技術力、精度、ミスの頻度といった繋ぐ力の差から、スピードやリズムのコントロール、イメージの共有に至るまで、この辺はガンバの質を前にすると、Fマリノスの粗さが目立った。また、局面での攻防に置いても劣勢であったことは否めない。裕介が下平に対して後手を踏み、勇蔵・佑二はレアンドロの爆発的なスピードとテクニックにかなり振り回され、浮くようなポジショニングをするルーカスも捕まえきれていなかった(中盤に下がったのはありがたかった)そして、修正しきれていない組織的欠陥と致命的なあり得ないミス。負けて然るべき内容と結果であることは否めない。

(´-`).o0敗戦に関しては致し方なし、というのはわかってる。ただ、冒頭の通り、収束していたベクトルがバラバラになってしまったという事が何よりも残念であり、受け入れ難かったり。ビハインド後、余裕を持ったことで蘇ったガンバの流麗なポゼッションに対し、チームとして意思統一できず散発的な「個」のアプローチに終始してしまったことにしても、奪った後に狙いを共有することもなく、ただばたばたと焦ってスピードを上げてミスを繰り返したことにしても、そこに「チーム」は存在しなかった。交代策に関しても、アタッチメントのような交代にすぎず、「チーム」として戦うための意図を込められていたようには思えない(個人的には調子はよくなかったけど健太を中盤に下げ、前線に坂田を入れるスタンダードな形に戻してほしかった、帰る場所があるのだから……)結果、Fマリノスは「チーム」で戦うことを放棄してしまったように見えた。「チーム」として、同じベクトルを向き、一丸となって戦うことの重要性を掴んだはずなのに……と思うと歯がゆい思いがどうしても出てきてしまう。まあ、あくまでもエキストラな出来事で、掴みかけていた萌芽が残っていればいいのだけど。

(´-`).o0それと、チームマネジメントとしてうまく回せなかったこと。佑二が戻ってきたことで、マツが中盤に押し出される、兵藤が一列前に押し出される、健太が前線に押し出される、坂田がベンチに追いやられる。この変化がチームとして積み上げてきたバランスを変質させてしまった。坂田から健太に変わったことで裏へのアクションが減少してスピード感が失われ、健太からマツに変わったことで健太・兵藤・小椋で共有していたバランスが崩れる。積み上げたことで最も大きな利点は迷いなくプレーできるようになったことだと思うのだけど、その迷いを自ら生み出してしまった感が強い。「チームとして」というより、各選手に委ねられている部分が大きいからこそ、プレーヤーの入れ替わりによってプレーの質が大きく変化してしまうのは致し方ない部分ではあるけれど、改めてチームとしての熟成の浅さが露呈してしまったのかなーと。

(´-`).o0ただ、これに関しては一概に責められない。変えなきゃよかったじゃん、って言うのは簡単。実際、それが可能な状況だったからこそ、それで行ってほしかったのが本音(佑二・勇蔵・マツの内一枚がベンチに座ることになったとしても、ね)。ただ、長いシーズン、怪我もあれば、コンディションを落とすことも、出場停止もある。11人だけで戦いきることは出来ない。だからこそ、誰が入ってもある程度機能性を落とさないようにチームと機能するグループを大きくしていく、広げていくことが次の課題になっていくのかなと。ま、この辺はティンカーマン・コーキチ監督だからこそ、緊急的な課題。てか、もう熟成でいいし、ある程度腰を落ち着けてやっていく時期だと思うよ。それと、マツは中盤では難しい。いい意味で奔放で感性に優れ驚きのある、悪い意味で組織的な従順度の低いプレーヤーは現状のシステムでは少々周囲の選手達の良さを消してしまうし、負担を強いる。チームとしての機能性を考えると、バックラインの方がいい。中盤で使うならそれこそ健太か、マツか、ぐらいの考え方かも知れん。

(´-`).o0それと、特に健太や兵藤に言えることだけど、ポジション・求められる仕事に合わせて自分のプレーを変えていく、アジャストしていくことも覚えていかないとね。ポリデント……じゃなくてポリバレント。健太はサイドで手を広げてボール呼んでたけど、もっとダイナミズムを付随するようなレシーブアクションが必要だと思うし、自ら絡んでいくような意志を持たないと……。それこそ、昨期に表現していたギラギラした運動量全開でプレーしてほしい。兵藤はもっと強引に、サポートやアクションに関しては悪くないけど、やっぱり怖さが足りない。もっと強引にゴール狙い行ってほしいし、それも出来なくないはず。まあ、若くあまり経験のない選手にプレーする意識をころころ変えさせるのは酷な気もするんだけどね……

(´-`).o0プレーディティールに関して。チームとしてプレーの効能を意識することも必要かなー。裏に抜けることで相手のラインを後ろに引っ張る、引っ張ることで中盤のゾーンが広がりプレーしやすくなる。大きくサイドを変えることで相手の首を振らせる、振らせることで数的優位を生み出し、中央のマークにズレを生む。この日はかなり同サイド・狭い位置でのコンビネーションに執心していたけど、力業の感は否めず、難易度の高い崩しを常に求められる状態で、実効力は決して高いといえなかった。ミスの頻度も高かったし。全てに置いて言えるのは自己満足的なプレーで終わらないこと。目的はゴールを奪う、相手を崩す。そのためには相手が嫌がることをしていく必要があるし、布石を打っていくことも必要。いい攻撃が出来るようになってきた、実効力も上がってきた、だけどあくまでも状況が整っていてこそ、だと思うから。

(´-`).o0まあ局面に置いてきれいなダイレクトパスが紡がれたり、細かい崩しとか、変化であったりと、チームとしてよくなっている部分が表現できたシーンもあるから一概には言えないんですけど、ね。なんか、とりとめなくなってきたから、もうやめる。

(´-`).o0最後に飯倉、ファインプレーのトレードオフとしてリスクを掛けるのは基本Noだと思う、GKってポジションはね。絶対、とまでは言わないけど、高い確率で処理できる、そういうタイミングぐらいがちょうどいい。若く、経験も浅い、思い切りのよさが信条、その中でミスが生まれるのは仕方のないこと、事故みたいなもんだ。彼の思いきりの良さがチームを救うこともある。そう考えれば一概に責めることは出来ないし、責めるつもりもない。ただ、このミスで失ったもの、勝ち点、信頼、そしてチームの上昇気流など、その重みを背負ってほしい。それを背負って、初めていっぱし。ちなみに2度目だからね、3度目はなしにしようね。とりあえず、坊主、いっとくか?

(´-`).o0↑冗談です、飯倉ギャルに殺される……

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ま、そんな感じですか。さっさと切り替えて最強大宮との一戦に思いを馳せようと思います。うーん、石原怖いよ藤田怖いよ……藤本も調子いいんだよなぁ……なんだ、恐怖感満載だ……。

にしても、天皇杯やらナビスコのことを考えていたからこそ、勝ちたかったなぁ……借りを返したかった……ま、ナビスコで今度こそ。

ということで、ここまで。

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(´-`).o0なんだかまだスタジアムには「アーリアトラウマ」を抱えている人が多いのね。そろそろ吹っ切ろうよ、粘着しすぎ。ヒステリックにぎゃーぎゃー言うのはどうなの?この日プレー的には繋ぎの役割はある程度こなしてたと思うし、ロストにつながったのはリスクのあるチャレンジプレーだけでしょ、守備は相変わらず下手だけど変化の兆候も見られるはず。前も書いたけどフットボールはミスゲーム、ミスも許容していかないと単にストレス溜まるだけでしょ。ましては仮想敵みたいにして……なんだか誰と戦ってるの?って感じ。Fマリノスの未来はは若い選手が作る、そうしないと未来はない。だからこそ、ある程度許容していく事、我慢していく事も必要だと思うけどね。じゃないと、うちには「香川真司」も、「山田直輝」も、生まれない。

(´-`).o0しましま、予約しました。うーん、連勝出来たら験のいいシャツになったんだけどなー。背番号?内緒。

(´-`).o0写真は仕事帰ってきたらあげます……最近こんなん多いな。感想やらアドバイス(強調!!!)も待ってます!!

(´-`).o0写真出来ましたー、午前中に上げようとしたらメンテナンス、帰ってきて出来るかな……と思ったらシステムトラブルとか……。ま、ココログいじめるのはかわいそうなので。枚数少なめです。よろしかったらどうぞー。

2009/6/28 J.League Division1 sec.15 Fマリノス vs ガンバ @ 日産スタジアム(picasa/me)

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June 27, 2009

あなただけにこっそり教える前日練習。

喧噪も、困難も、みんなで同じ方向を向いて、一丸となって乗り越えよう。

そんな思いを持って沢山の人が訪れたマリノスタウンの前日練習をこっそりとあなただけに……。

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まずは、超強力なガンバオフェンス陣に対峙するディフェンス陣。

佑二が戻ってくるというファクター。ただ、浦和戦ではチームで意思統一したいい守備が出来た。そういう状況の中でコーキチ監督がどのような選択をするのかは、非常に気になるところ。

ただ、今日に関してはみんなリラックス。いい顔してた。沢山声を出して、子供のように楽しむマツ、ストイックな雰囲気を醸しながらも顔は朗らかだった佑二、ミニゲームでは相変わらずストライカーな勇蔵、全員出場か、はたまた誰かが弾かれるのか、誰が出るにしてもいい仕事してくれる、と思いたい。

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サイドは、これまで同様のパフォーマンスをしてくれれば。守るときはきっちりとゾーンを埋めながら1vs1で負けない、攻めるときは思い切って勇気を持って長いランニングをして出て行く、そして思い切って仕掛ける。要はメリハリ、二人とも今まで通りやってくれれば十分やれる。

裕介にしてもコミーにしても現状の調子は上々。裕介はレッズ戦のプレーを見て感じたことだけど「責任感」が出てきた。奪われたら奪い返す、上がったらやり切る、締めるところは締める。サイドの選手としてすべきことをしている感じ。コミーはようやく「らしさ」が出てきた。昨シーズンのインパクトの強い活躍によりどうしても警戒度は強いけど、その分縦への突破が冴えてる感もある。守備面でも目を覆いたくなるようなプレーは減ってきたし……3年目にしてようやくバランスを掴んだのかも。

とにもかくにも二人とも、頑張れ!てか、二人で一緒にカードもらうなよ!

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中盤も佑二の復帰で構成が変わるかも知れない。ただ個人的にはこのトライアングルを変えないでほしいと思ったり。それぞれがバランスを考えながらもいいところを出せるようになってきたこともそうだし、彼らが「効率よく」、そして「継続して」走れるようになってきていることもある。

特に楽しみなのは小椋かな。アンカーとしての役割と「マムシ」としてのプレーディティール、その中で兵藤の後ろ盾を得て「マムシ」プレーが解放される瞬間のエネルギーってのは凄いくる。ボランチとして「我慢」と「解放」は、小椋をさらに大きくしてくれると思うので、彼にアンカーを担ってほしいかなーと。マツもいいんだけどね。

ちなみに兵藤、健太はやってくれないと困る選手。健太、待ってる、超待ってる。

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アタッカー陣は、好調継続って感じがひしひしと伝わってくる。充実のプレーがそうさせるのか、いきいきとした表情が続いてる功治、リラックスしながらも虎視眈々って感じの坂田、そしてミニゲームだろうとなんだろうとシュートばっかり打ってそのシュートが決まりまくる千真、うんうん。

彼らのプレーでチームを文字通り引っ張っていってほしいし、勢いをつけてほしい。特にレッズ戦で冴えたカウンターかな。押し込まれる展開の中で、彼らの技術や推進力で劣勢を挽回する、てか点獲っちゃうことでチームを助けてほしいし、導いてほしい。てか、次は坂田でしょ、ガンバキラーだし。

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てな感じでした。ちなみに、最後には選手全員が並んで、挨拶してくれました。いい雰囲気であることは間違いないと思うので、後は試合できっちりやるだけ!一丸となって、ね。

6/28!14:00!日産スタジアム!Fマリノスvsガンバ!

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

ということでここまでー。

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(´-`).o0残りの写真はこちらで……よろしかったらどうぞ……。
2009/6/27 トップチーム練習 @ マリノスタウン Pitch-A(picasa/me)

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June 23, 2009

一丸!@2009 J.LeagueDivision1 sec.14 vs レッズ

目の前のゲームに集中し、一つ一つのプレーに注力し、チーム一丸となって、揺るがずに戦い抜いた。

そんなチームを誇りに思う。

2009 J.League Division1 第14節

Fマリノス 2-0 レッズ @ 日産スタジアム「一丸!」
F.Marinos:59'渡邉千真!!! 65'山瀬功治!!!

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"一歩一歩積み上げる守護神への階段"、DF田中裕介"タフに、エネルギッシュに"、栗原勇蔵"横浜の壁→"、松田直樹"崩壊せず"、小宮山尊信"覚醒"、MF小椋祥平"我慢の経験"、兵藤慎剛"苦しみの先に"(→88'長谷川アーリアジャスール"ひとつひとつつみあげて")、狩野健太"魅せた「違い」"、FW山瀬功治"冷静に、情熱的に"、渡邉千真"逃さない!"(→89'水沼宏太"課された役割")、坂田大輔"掴んだ!"(→83'金根煥"4-3-3→3-4-3")

レッズスタメン:GK都築龍太、DF山田暢久、坪井慶介(→67'高橋峻希)、田中マルクス闘莉王、細貝萌、MF鈴木啓太(→89'濱田水輝)、阿部勇樹、原口元気(→67'セルヒオ・エスクデロ)、山田直輝"警戒されるという難しさ"、FW高原直泰、エジミウソン

生憎の空模様、思惑が大きく外れたプロモーションもあってか、日産スタジアムはレッズ戦とはいえ少々寂しい数字。しかし、FマリノスがFマリノスであるために、ナビスコで積み上げた手応えを先に繋げるために、絶対に負けられないゲーム。また、横浜開港150周年記念ユニフォームを纏っての試合、普段とは趣の違うボーダー。しましま。

そんなゲームのスタメン、Fマリノスはナビスコ大宮戦と全く変更無し。代表のオーストラリア遠征の際に体調を崩した佑二に無理はさせず。この辺はコンディション重視のコーキチ監督らしい選択か。対するレッズは対照的に闘莉王、阿部、都築といった代表勢を揃ってスタメンに起用。チーム事情としてバックラインに怪我人が続出している中で起用せざるを得ない状態をとも言えるが、シビアな日程なだけにコンディションは気になるところか。彼らがスタメンに戻ったことで、ナビスコで形となっていた部分は元通り。ボランチでプレーする機会の多かった細貝は左サイドバック、人生初のセンターバックを無難にこなしていた山田暢久も右サイドバックに。

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試合展開

【我慢の先に】

激しい中盤での鍔迫り合い、そしてゴール前のチャンスと互いに見合うことなく前に出た立ち上がり、激しい攻防を経てリズムを掴んだのはレッズだった。攻撃に置いては山田直輝を核に細かく人とボールが動く「コンビネーションサッカー」を堂々と表現、守備ではコンパクトな陣形を維持しながらバランス良くボールホルダーに速いアプローチを敢行、細かなラインコントロールも冴える。そんなクオリティの伴うレッズのプレーにFマリノスは完全に振り回された。

しかし、劣勢の中で勇蔵の素晴らしいカバーリングや飯倉のビッグセーブ(山田直輝のインスイングのクロスに闘莉王が抜け出してダイビングヘッド!オフサイドだったけど)など、最後の最後で我慢すると、徐々に展開がFマリノスに向く。時間が経つに連れて焦れてきたのかFマリノスがほとんど対応し切れていなかった細かなパス&ムーブによるテンポある攻撃構築が長いボールを多用する形に変質、そのロングボールを勇蔵が次々と撃墜する事で奪い所が生まれると、セカンドボールを拾う形で中盤が前を向き、攻撃の第一歩となっていく。そして、トランジッションが繰り返されると、保たれていたレッズのコンパクトな陣形を維持することが困難になり、窒息状態だった中盤がようやく息を吹き返す。こうしてFマリノスはゲームを劣勢をはね返した。そんなこんなでゲームの様相が変化し始めたことで予兆が垣間見える中、ようやくこの試合初めてのビッグチャンスが訪れる!

サイドから入った楔を千真が受けるとスイッチするように功治がダイナミズムを付随して追い越す!千真、来れに合わせてタイミング良くボールを流す!このコンビネーションでレッズのディフェンスラインを出し抜くと、功治は一気にゴールまで持ち込んで都築との1vs1、功治は飛び出してきた都築の鼻先で方向転換して飛び出しをいなすと、後は守護神無きゴールにぶち込むだけ!しかし、功治はこのビッグチャンスをモノに出来ず……角度が無いところから狙ったフィニッシュはゴールカバーに入った細貝に凌がれてしまった……。くぅぅぅぅ、ただ、序盤の劣勢を考えれば、よく盛り返したといえるか。前半はスコアレスで折り返し。

【流れを掴む、状況に応じる、そして試合を締める】

前半終了間際にようやく掴んだ流れ、この勢いを後半に入っても継続し、ショートカウンターからチャンスを作る!中盤のこぼれ球を兵藤がピックアップすると、前線が動き出す。その中で功治がピッチを斜めに切り取るようなダイヤゴナルランで裏へ飛び出すと、兵藤もその動きを見逃さずにスルーパス!これでレッズのラインを打開すると、その勢いのまま功治は強烈にニアを打ち抜く!しかし、これは都築のセーブに阻まれた……。とはいえ、前半闘莉王の細かなラインコントロールにやりこめられていた感もあっていただけに、これで主導権を奪い返したか。流れはある、チャンスも作れる、そんな展開の中で欲しくて欲しくてたまらない先制点、そんな願いを叶えたのはFマリノスが誇るリアルストライカー。

飯倉の速いスローを起点に裕介を経由してピッチ中央右よりで健太にボールが入ると、健太は流れを切らずに前を走る坂田へと鋭いスルーパス!これがサイドバックとセンターバックの間をえぐり、完全に局面打開!坂田はこのパスの勢いのままサイドからゴールへと突き進む!レッズディフェンスも帰ってくるが、坂田は冷静にタイミングを外して中央から詰めてきた千真へラストパス!都築もニアを締めていたこともあり、がら空きのゴール、千真きっちり!うおー、千真ー!てゆうか、素晴らしいカウンター!!!美しい!!!飯倉の速いスローから淀みなく縦に繋がっていく過程も美しければ、健太の糸を引くようなスルーパスも美しい!!!そして坂田のスピードに乗ったドリブルから、最後まで崩しきる!!!本当に素晴らしい!!!これで先制すると一気に乗った!

一度は縦の突破を阻まれ奪われたボールを裕介が全速力で戻って原口から奪い返すところが起点、そこから裕介は一気にスペースをドリブルで突き進む!そして、相手陣深くからクロスを上げきる!このクロスに対し、千真がニアに飛び込む形で「潰れる」と、こぼれたボールに対しては後ろから押し上げた健太の元へ、相手が必死にブロックに入るところで健太らしさ全開、相手を嘲笑うかのように併走してゴール中央に入ってきた功治へとダイレクトのエロパス!功治は豪快にダイレクトボレーでぶち込む!キター!功治キター!これまた素晴らしい流れ、裕介の責任感溢れる守備からの前へ駆け上がるエネルギッシュなプレー、常に求め続けてきたニアで「潰れられる」フォワードの存在、そしてこれぞ狩野健太というべき相手を出し抜くディティール、獲るべくして獲ったゴール、決めたのが功治ってのがね、看板を飛び越え、ゴル裏へ向かい、そして力強きガッツポーズ!濡れる!

これで2点リード、Fマリノスはこのアドバンテージで一気に方向転換。意思統一を図った上でチーム全体でリトリート、2列目の選手含めてブロックを形成する現実的な守備にシフト。スペースが消しながら、プレッシャーをじわじわと掛けていく落ち着いた守備を見せる。多少、小椋や兵藤が最終ラインに吸収されてバイタルが空いてしまう傾向もあったが、それでもこの現実的な守備はレッズの攻撃を制御し、一定の効果を見せる。そして、この守備で奪ったらこの試合で実効力抜群のカウンターでレッズを押し込む。ゴールに繋がりそうな期待を含ませるディティールの詰まったプレーもあり、追加点の期待も抱かせる。

そんなピッチの好循環に乗せられたか、コーキチ監督のベンチワークにも冴え。エスクデロ、高橋峻希が入り、又闘莉王も上がってくる状況をしっかりと把握した上で、坂田に代えクンファン投入、3バックにシステムチェンジ。これでゴールにしっかり鍵を掛ける(クンファンとコミーの受け渡しがうまくいかなくて一本やばかったけどね)そして、終了間際にはアーリア、宏太に前から追うことを伝えた上でピッチに送り出し、彼らもその期待に答える形で献身的に相手を追い回す。これまでのように生きた心地のしないような劣勢に陥ることなく、余裕を持ってアドバンテージを守ってホイッスルを迎える!うん、ナイスゲーム!ナイスゲーム!

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逆風吹きすさぶ中での我慢、得点を導き出した美しきプロセス、アドバンテージを維持するリトリートディフェンス、全てに共通して感じたのは一体感。

それは、喧騒の中で、圧力の中で、選手達の思いが一つのベクトルに向かって収束していくようだった。

決して、この喧騒を望んでいた訳じゃない。けれど、この喧騒が又Fマリノスをひとつ強くする。

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*本当に最高!いいゲームをして、レッズに勝った!それは代え難い喜び。正直もっとシビアなゲームになると思ったし、実際レッズのクオリティが落ちるまでは本当に厳しい展開だった。ただ、チームとして一丸となって、一体となって、プレーに集中して、ゲームに臨んだことでこういうゲームが出来た。まあその一因が外部的な刺激によるものだとしても、チームにとって本当に素晴らしい成功体験になるんじゃないかなと。

*贅沢を言えば、レッズの良い時間帯にもクオリティで対抗して、上回りたかったのが本音。ただ、それが出来ないときに我慢して、流れが来るのを待って、その流れを掴むという「試合巧者」的なゲームが出来たというのは若いチームにとって素晴らしい体験なのではないかと今、しみじみと思ったりします。一試合の中では必ず良い時間帯と悪い時間帯がある、潮の満ち引きのように常にゲームの奥底でうごめいてる。そういう要素を敏感に感じ取り、その必要性を理解した上で、プレーに反映する。そういうことが出来たというのはこれまでのFマリノスとはちょっと違う部分。今後、Fマリノスが続けて勝っていくために、ステップアップしていくために、必要不可欠な要素だと思うので、この体験を大切にして欲しいし、今後もこれが継続できるようになって欲しいなと。

*それにしても、ゴールへと繋がるカウンターは本当に美しかった……。この辺は選手間の信頼関係が構築されてきている証拠かな。動き出しのスケールが大きくなったというか、ダイナミックになっていっている感じがするんだよね。この日何度も良いランニングがあった功治や坂田も、長い距離のランニングの本数は間違いなく増えているし、サイドバックの二人も労を惜しまず良いランニングをしてる。出てくると思えば選手達はそれをエネルギーにして走れる。そういうことを信じられる選手が増えているからこそ、カウンターの中でも選択肢が増え、美しいプロセスを描くことが出来ているんじゃないかなーと。ただ、これはまだ完全に根付いたモノじゃない。出し手が躊躇してばかりでは消え失せてしまう、受け手が出し手を信じられなくなれば消え失せてしまう、選手に委ねられる要素が大きいからこそ、継続して、満身無く、意識高くやり続けないとね。それがチームのスタンダードになれば、チームのフットボールは常に可能性溢れるモノになると思うし。

*さて、選手評。僕的なMOMは……勇蔵!勇蔵がいなかったらこのゲームは間違いなく違う方向に進んでた。でも、勇蔵が素晴らしいパフォーマンスをしたことで苦しい時間帯失点せず我慢できて、勝利に繋がった。それは本当に良い仕事だと思うんだよね。常に集中力を維持して漏れてくる部分を鋭くカバー、相手の攻撃が変わってからは完全に制空権を握って攻撃の第一歩となるクリア、抜群の存在感だった。状態の戻りつつある高原、怖いエジミウソンと、簡単な相手じゃない、でも、この日の無双勇蔵は彼らでさえ、パーフェクトに近い形で抑えられる。改めて勇蔵のポテンシャルの高さを感じた一戦だったのかも。このゲームに懸ける思いも強かったんだろうから、そういう部分がパフォーマンスに出たのかな。常にこれが出来ればもう一枚の青いシャツに袖を通す時が来る。勇蔵は国内で燻ってちゃいけないんだから。

*そして、裕介&コミー、両サイド、wktk過ぎる!裕介は自信持ってプレーしているよね。ドリブルにしてもそうだし、長いランニングにしてもそうだけど、とにかく迷いがない。失敗しても自分でカバーする責任感があるし、安心してみてられる。コミーも赤いユニフォーム見て覚醒し始めたかな。この日は縦への突破、フィニッシュを意識した中への切れ込み、両方ともキレが出て来て、コミー復活を印象づけた。良いコンビネーションの終着点としてミドルを放ったシーンにしてもそうだけど、攻めてこそコミー。また近いうちに獲ってくれるんじゃなかな。守備に関してもここのところ安定してきた。この日はぶち抜かれることもなかったし、あんまり怒られることも無かったんじゃないかな……。とにかくお疲れ、次もお願い、二人でカードをもらって揃っておやすみだけは勘弁な!

*アタッカー陣も良かった。オフサイドトラップに絡め取られるシーンが続いて多少動きが減退してた感もあったけど、カウンター時のダイナミックな動き、抜群。関与意識を保ってしっかり走ってるから、最終的に選択肢が増えて、相手は絞りきれない、だから攻撃に実効性が増す。千真-功治ラインとかも意志が通じ始めて良い崩しがあったし、坂田も動き方を捉え始めたか、サイドでスピードを生かすシーンが増えた、積極的だったし。この3人が活き活きとプレーしていればチームは勢いに乗れる。とにかくこの調子を維持して欲しいな、そしたらきっと又点は獲れる。千真愛してる!功治最高!坂田サンキューな!

*中盤、兵藤と小椋にはちょっとだけ苦言。贅沢かも知れないけど、あれくらいのプレッシャーならもっと勇気持って引き出して繋がないと!緩くなってから繋げるってのは当たり前、もう少し逞しくなって欲しいな、シビアかも知れないけど。それと、小椋は守るとき引きすぎない、最終ラインに吸収されない。カバーは大切だけど、バイタルをケアするのが第一だから。で、健太ね。まだ気の抜けたプレーのロストは散見されるけど、エスプリ伴うプレーが増えてきて、得点を導き出す。それが狩野健太の存在価値だよね。もっともっと出来るし、やってほしい。てか、フリーキック、見たいなぁ……。

*最後にコーキチさん、ナイスクローズ!ナイスゲームプラン!クンファン入れて3バックとか、相手が落ちてくるとか、いーね。リトリートは指示だったのか、選手達の自主的な変化なのかわからないけど、積み上げてることは感じられる。もっともっといいチームにしよう、まだまだこのチーム、よくなるよ!お前にいわれなくともわかっとるわ!と切り替えされそうだけど(苦笑)

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また調子に乗ってしまったようです。少しテンション落として書こうと思ったのにー。まあいいや、嬉しいもんはしょうがない。

ということでここまでー。

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(´-`).o0ただ、雨は残念だったなぁ、雨さえなければもっとお客さん来て、このサッカー見てもらえて、リピーターになってくれたかも知れないのに……。まあ地道にやっていくしかないね。欲かきすぎてもいいことないし(苦笑)

(´-`).o0縞々はかわいかった……ただ、背番号は確かに見づらい……うちの選手達だから別に背番号無くても大丈夫だけど、知らない選手だったら見分けは付きづらい。白抜きにすべきだったのかもねぇ。てか予約しないと(文句付けながら買う)何番にするかなぁ…

(´-`).o0写真は後で作るのでしばしばお待ちをー。

(´-`).o0今節の写真、まとめましたー。お待たせ?誰も待ってないって?それは失礼。雨の日は厳しいですな。
2009/6/21 J.League Division1 sec.14 Fマリノス vs レッズ @ 日産スタジアム(picasa/me)

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June 22, 2009

中村俊輔、エスパニョール移籍に思うこと。

ただ、ただ、残念だ。

帰ってきて欲しかった、彼が再びトリコロールのシャツに袖を通し、プレーする姿が見たかった。

彼の経験を享受すること更に若い選手達の成長を促進させてくれると思ったから、一人のプレーヤーとして今のチームにない付加価値をもたらしてくれると思ったから、彼の持つロイヤリティが苦しい経営を助ける起爆剤となると思ったから、そして何より、日産で、三ツ沢で、様々なアウェイで、彼が生み出すファンタジーを毎週見れることが本当に楽しみだったから。

しかし、それは叶わなかった。再び、道は分かたれた。

でも、今、プライドを持って、一丸となって、Fマリノスの旗の下戦ってくれる選手がいる。

だから、僕は決して悲観も絶望もしない。

俊輔がこなくても、FマリノスはFマリノスであり続けるのだから。

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横浜獲得断念、俊輔はエスパニョールへ(nikkansports.com)

横浜が獲得断念 中村俊のスペイン移籍決定(sponichi Annex)

俊輔、エスパニョールへ 横浜Mが獲得断念(スポーツ報知)

温めてきた夢、ついに実現=中村俊、日本代表の後押しにも(時事通信)

*全てが決まって思うこと……、俊輔が決めた道なら、僕はそれで良いと思ってる。そしてこの決断、中村俊輔「らしい」のかも知れないなぁと。「サッカーがうまくなりたい」ということを自分の中心軸に置き続けてきた「求道者」であるからこそ、困難が待ち受けようと挑戦者であり続ける。そして何より、常に見据えてきた「夢の舞台」。そう考えると、凄いすっきりする。そして、そんな俊輔だからこそ一緒に夢を見れた。まだ続く挑戦の道、又夢を魅せて欲しいし、素直にスペインで頑張って欲しい。ワールドカップに繋がるシーズンだし、日本のエースとしてスペインでも足跡を残して欲しい。まずは、しっかり休んで、怪我を治して、ね。

*まあこんな事書かなくても良いかなぁと思うけど、一応。今後も俊輔応援するよ、これまでと変わらず!僕にとって俊輔は特別だし、横浜が世界に誇る「ウルトラレフティ」なんだから。

*そして、社長含めたフロントに関して。交渉の真相はわからないから何とも言えない。火のないところに煙は立たないじゃないけど、不手際があったのかも知れない。フットボールプレーヤーの資本である要素を無視するような敬意を欠いた提示があったのかも知れない。ただ、もう全ては済んだこと。強いて言えば、この反省をしっかりして、「契約更改」で同じことを繰り返さないでほしい。今在籍する選手に敬意を持ってきっちりと交渉に当たって欲しい。イメージダウンも叫ばれる中、ルールが変わり、厳しい交渉になる可能性もあるけれど、これ以上がっかりしたくないから、ね。

*ただ、やっぱり残念だなぁ、見たかったなぁ、No.「25」のシャツ、着たかったなぁ……。

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ということで、それじゃ次はレポートで。本当に気持ちよかったんだから!俊輔帰って来なくったってやれるんだから!

ということでしばしお待ちをー。

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(´-`).o0勇蔵さんのコメントにはぐっとキタ。勇蔵さん最高っす。『今、マリノスのユニフォームを着て何とか出来るのは俺たちだけ』……かっこよすぎです、ソースはないけれど(苦笑)産経ウェブソースプリーズ!!!

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June 20, 2009

あなただけにそっと教える前日練習。

いよいよ、再開!!!

6/21!14:00!日産スタジアム!Fマリノスvsレッズ!

ということで久々に見に行けたマリノスタウンでの前日練習で選手の表情をこっそりとあなただけに……。

※ちなみに前日練習なので、内容はリラックスした雰囲気での軽めのメニューでしたー。

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まずは気になる代表帰りの佑二。こんな記事も出てたりと、明日の出場は微妙とのことだけど、表情は明るく、又居残りで40~50分ぐらいダッシュを絡めたランニングをして調整してました。まあ後はコウキチさんの判断、どうなることかな。

次は、カピタン。思わぬ長期離脱となってしまって苦しかったと思うけど、ここに来てようやくようやく部分合流という形で復帰。久々に河合がボール蹴ってるところ見れて、凄い嬉しかった。今日はミニゲームにも参加して、サッカー楽しんでました。流石にまだ試合は難しいと思うけど、今はとにかく焦らず、ゆっくりとトップフォームを取り戻してもらえれば。

レッズ戦といえば、大ブーイングの標的とされる功治。ただ、そんな気負いはいっさい感じられず、ずーっと笑顔。ナビスコ予選通じて好パフォーマンスをしていたし、コンディション的に良い状態を維持できているみたいなので、何となくやってくれそうな予感!と期待を膨らませちゃってます。

昨シーズン、リーグ戦ではレッズ相手に3発浴びせたコミー。チームのスタイルが違って、昨シーズンほど高い位置で、結果に繋がる仕事は出来ていない感じはあるけれど、このゲームをきっかけに昨シーズンのような感覚を取り戻してくれればと。相手の右サイドは今シーズントップフォームを取り戻した感のある山田暢久、そしてライジングスター・原口元気と骨のあるプレーヤーだけど、ガンガン行って欲しいな。

佑二が出場出来るかわからない、マツも負傷の不安があり、クンファンも代表帰り、そうなると期待が高まるのが勇蔵のパフォーマンス。まあ相変わらず飄々として、掴み所のない感じだったけど、明日は高原・エジミウソン相手にばしっとやって欲しいな。特に高原はトップフォームを戻しつつあり、チームへの貢献度も高い。高い位置で起点作られるとFマリノスとしてはきついし。期待してるよ!

マツに練習中「ダイナモ!」と呼ばれてた兵藤。この日も、その呼び名に違わずよく動いて、汗をかいてました。声も出てたし、元気そうで何より。明日も彼の運動量がチームにとって大きな拠り所となるはず。蒸し暑くなりそうだけど、彼が走らなきゃチームは回らない。チームのために明日もお願い!

健太は居残りで飯倉相手にフリーキック練習をこなしてました。少しずつ4-3-3に慣れて、自分の仕事が少しずつ掴めるようになってきたのかな。ただ、まだ昨シーズンほどの輝きも存在感も出し切れちゃいない。もっと出来るし、もっとやってもらわないと困る。個人的には、FKが決まって「STAY GOLD」でセレブレーション!っていう流れを体感したいわぁ。是非明日。

小椋、何故か彼のいい写真が撮れちゃう不思議。この日もマツとの絶妙の掛け合いが見られたりと、明るいキャラクターで練習盛り上げてました。ここのところ進歩著しく、非常に見ていて楽しみな存在。ビッグゲームで更なる進歩を見せてくれると嬉しいな。キーマン山田直輝をどこまで捕まえて潰せるか、彼が明日のゲームの趨勢を握る。

そして、マツ。練習中のマツはとにかく騒がしい(笑)小椋と共にとにかく盛り上げてくれる。この辺はチームの雰囲気も考えてやってくれてるんだろうね。膝のテーピングもないし、休みも挟んだからコンディション的には悪くないはず。佑二の状況次第ではアンカーでの出場の可能性もあるけど、どちらにしてもいいパフォーマンスを期待。客が多いと燃えるっしょ。

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非常に好天で暑かったけど、全体的にとても明るい雰囲気でいい準備が出来てるんじゃないかなと、希望的観測。まあ、タクティカル的な要素や連携などは昨日までの練習で詰めているはずなので、それは明日の試合で見せてくれることでしょう。2週間ぶりの試合、しかもビッグゲーム、存分に堪能したいですね!

ということで、明日日産スタジアムでお会いしましょう。当日券もまだまだございます、是非その目でこのビッグゲームを!

ということでここまでー。

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(´-`).o0その他の写真はこちら。まなたんがまた髪を……。まあ暑いけどさ、のばした方がかわいいのに……
2009/6/20 トップチーム練習 @ マリノスタウン Pitch-A(picasa/me)

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June 13, 2009

4度目のワールドカップ出場決定に寄せて。

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今や、アジア屈指の強豪となり、当然の義務となりつつある事だとしても、その価値が薄れることはない。

偉業を成し遂げた結果、日本は4度目のワールドカップへ行く。

改めて、おめでとう!そして、お疲れ様!

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2010 FIFA WORLDCUP SouthAfirica Asian Final Qualification

Uzbekistan 0-1 Japan @ Pakhtakor Stadium,TOSHKENT
Japan:9'S.Okazaki!

sports navi

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Japan 1-1 Qatar @ Yokohama International Stadium,YOKOHAMA
Japan:2'OwnGoal Qatar:53'pA.H.Yahya

sports navi

*ちょーっと時機を逸した感がありますが、改めて!4度目のワールドカップ出場決定ですよ!めでたいです、本当にめでたい。分不相応なアジア枠4.5の恩恵とか、潰し合いにすら至らない無風の天国グループとか言われたりもするけど、広大なアジアを舞台に多大な負担と対峙しながら戦い抜く。それはウズベキスタン戦のホイッスルの瞬間、理不尽なレフェリングと激しい猛攻を耐え抜いた中澤佑二と楢崎正剛の熱き抱擁の時に見えた表情が物語るとおり、戦っている張本人にとって本当に苦しく、そして険しい道程だったんだと感じた。それだけに、その「偉業」には大きな拍手を送りたい。本当によかった、そして本当におめでとう!

*世間の認識として「当然の義務」となりつつあるワールドカップ出場なんだけど、個人的にも日本のサッカー界にとっては現状必要不可欠なモノだと思ったりする。右肩上がりの時代を終え、停滞に戸惑いと焦燥感を募らせる日本にとっては、世界への挑戦こそが停滞を破るために必要な刺激。世界といかに戦うのか、そのために何をすべきなのか、本来ならばそれは普段の時から持つべき意識なのかも知れないけど、目の前にその敵があるのかないのかではやはり違う。目標と定め、それを追い求める力こそ、停滞を突き破る力になり得ると思う。そして、それがもし失敗したとしても、その失敗から学び、考え、次のアテンプトに繋がる。だからこそ、日本にとって「ワールドカップ」って舞台は稀少であり、必要なものなのかなと。そして、それを自分達の手で掴み取った。非常に価値のあることだと思います。

*ゲームの方はというと、やっぱり簡単じゃないんだな、というのをひしひしと感じた。キリンカップで示された岡田監督の目指す技術と機動性能を前面に押し出すハイブリッドなフットボールに対して非常に期待感も高まっていたのだけど、なりふり構わない強い意志を元に激しくタフに戦ってくる相手に対してはうまく表現することが出来なかった。長い芝やレフェリング、自分達のモチベーションやコンディションなど様々なエクスキューズがあるのだろうけど、やっぱり「本番」は違う、ってことなんだろうね。わかってはいたけれど、ね。

*考えてみたら、日本らしいフットボールで勝利を導き出したってゲームは予選の中ではそうそうなかったような気もする。結果が全てのコンペティションだからこそそうなったのかも知れないし、僕がキリンカップで大きく持ち上げた日本の「表現力」「具現力」がまだまだ足りなかったのかも知れない。ただ、粘り強く、そして我慢強く結果を導き出すために戦い続けたからこそ、今がある。それは内容とは又別の部分、勝負を司る日本の「強さ」があったからこそだと思う。白と黒だけでは勝負が決まらない、内容が良い方が勝つとは限らない。フットボールのもう一つの摂理の中で、日本の「逞しさ」を示したのかなーという気がしてます。

*そういうゲームだからこそ、内容を問うのは野暮ってもんなんですが、ウズベキスタン戦でも、カタール戦でも何故キリンカップのような美しきフットボールを表現できなかったのか、という部分は世界と戦う上での大きな課題なのかなとは思った。前述の通り、ウズベキスタン戦はタシケントの長い芝の影響でパススピードが上がらなかったこと、カタール戦では人間の摂理とも言える達成感から来るモチベーションの低下と疲労、そして相手の「ワールドカップに行きたい」という意志がそれをさせなかった、とも言えるのかも知れない。ただ、チームとして結果が問われるからこそリスクを避ける、そんな意識が裏側にはあるんじゃないかな。躊躇が伴えばせっかくのグループで共有しているイメージもズレが生じる、勇気や決断を欠けばビルドアップやオーバーラップの質や迫力も又比例して落ちていく……。綺麗事かも知れないけれど、結果を求めるためにチームとしてのフットボールを犠牲にすることが、今の日本代表にとっては余り正しいことだとは思わない。もちろん、出れなければ全てが無意味なモノで一概に否定することは出来ないけれど、世界の舞台でも結果が欲しいことは変わらないはず。その中で必要以上に怖がってほしくないし、玉砕覚悟でやって欲しいというキモチが少なからずある。ましてや、このチームはロスト後の高速トランジッションからの病的なファーストアプローチというマネジメントもあるわけだから……。恐れを捨て、信じる道を突き進む……、本当に難しいことではあるけれど、今後は世界を向こうに回して日本のフットボールを表現できるよう「逞しさ」を育んで欲しいかな。

*まあ、それは今後かな。強豪とやったり(出来ればガチに近い形で)、失敗を体験したり、そういう中でチームとしての「表現力」「具現力」をつけていくってことになるのかな。てか、今の心境として、この言葉(詩?)がぴったり。

この道を行けばどうなるものか

危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし

踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる

迷わず行けよ 行けばわかるさ

*そういうことー。

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ふー、とにもかくにも、まーオーストラリア戦もあるから、まとめるにはちょっと早いんだけど。え?カタール戦?まあ、選手も人間だからさ、仕方ないんじゃない?目標が達成できました!ってなったらやっぱりどこか抜けちゃうことがあっても仕方ないんじゃないかな。それをわーきゃー責めたりしてもねぇ……。まあ世界と伍そうとする中で強化試合の一つが無駄になってしまったこと、眼前で見れるゲームがこういう感じだったことは残念ではあったけどね。

ということでここまで。サテ行ってきます。

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June 09, 2009

尽くした人事@2009 J.League YamazakiNABISCO Cup GroupStage sec.6 vs アルディージャ

「人事を尽くして天命を待つ。」

まさに、この言葉に尽きる。

すべきこと、できることはやった。

結果がどうあれ、求められることを導き出した意義は小さくない。

2009 J.League YamazakiNABISCO Cup Matchday6

Group A/アルディージャ 1-3 Fマリノス @ NACK5スタジアム大宮「尽くした人事」
F.Marinos:31'山瀬功治! 44'渡邉千真! 76'狩野健太!
Ardija:27'OwnGoal

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"可能性を守ったビッグセーブ!"、DF田中裕介"走りで、柔軟性で示す存在感"、栗原勇蔵"後半のアプローチこそ正しい"、松田直樹"OGがあなたで良かった"、小宮山尊信"さあ、もっともっとこい!"、MF小椋祥平"再び始まった急速進化"、兵藤慎剛"ハードワーカーは止まらない"、狩野健太"役割分担で蘇る輝き"(→78'田代真一)、FW山瀬功治"見つけた「輝く場所」"、渡邉千真"間髪入れず2発目!!!"(→69'長谷川アーリアジャスール"出し始めた「色」"、坂田大輔"後は乗るだけ、見つけられるか自分の場所"(→61'水沼宏太"初ゴール、次こそ!")

アルディージャスタメン:GK高木貴弘"痛恨の後の意地"、DF波戸康弘、冨田大介、マト、村山祐介、MF片岡洋介、金沢慎(→84'川辺隆弥)、土岐田洸平(→46'新井涼平)、藤本主税、FW藤田祥史、デニス・マルケス(→62'斉藤雅人)

雨予報が嘘のような超晴天のNack5スタジアム、余りに強い日差しにコンコースに避難する人も多数。大宮さんの粋な計らいで実施された全ての人を対象にしたスタジアムグルメツアーも盛況、メイン側にあるラーメン屋には長蛇の列が!しかし、試合は別、互いに僅かながら決勝トーナメント進出に望みを残すこともあり必勝態勢。サバイバルゲーム。

そんなゲームのスタメン、Fマリノスは前節と全く変更成し、現状揃えられるフルメンバー。いっさいの手抜きなし。一方、アルディージャ側はというと石原、パク・ウォンジェなど続出する怪我人、驚きの小林慶行レンタル放出など、苦しいチーム事情の中でミッドウィークにはサンフレに大敗と少々揺れている状況、リカバリはいかに。

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試合展開

【失点で入ったスイッチ】

互いに慎重といった印象だった立ち上がり、長いボールが多く、なかなかボールの落ち着かない状況の中で、目についたのが大分戦でも見られた甘い守備。裏を取られることを強く警戒してか距離を取りすぎる余り、プレッシャーが掛からずバイタルで前を向かれること多数、又後方からのランニングに対して受け渡すのか、付いていくのかその判断が曖昧でフリーマンが生まれるシーンも。そして、そんな甘さを突かれる形で失点に繋がる。コミーの上がったスペースを利用する形で片岡がロングフィード、反応して抜け出した藤本がフリーで抜け出すと、ボックス付近で勇蔵と1vs1。対峙した勇蔵は浮き球の処理タイミングで距離詰めれず、そして藤本のキレの良いドリブルを御しきれず縦への突破を許してしまう。藤本は角度がないながら思い切ってフィニッシュ!飯倉良い反応ではじき出す!このリフレクション、しかし、ゴール中央にボールこぼれる、藤田も詰めていた状況の中でカバーに戻ったマツが反応し足を伸ばすが枠を外しきれずオウンゴール。うー、このシーンも緩かった、1vs1を避ける対応も不可能ではなかったはず。まあオウンゴール自体は仕方がない、正直マツで良かった、コミーやら裕介がやらかしてたら、影響は計り知れない……。

必然とはいえ思わぬ形で失点したFマリノス、しかしようやくこれで目が覚める。動きの活性化したパスレシーバー、躊躇なきチャレンジ姿勢を思い出したボールホルダー、二つの要素が揃うとボールの流れが生まれ、バイタルに持ち込めば、両サイドの上がり、キレを保つ功治の突破と迫力ある攻撃に仕上げていく。そして、好転したリズムに乗る形で素晴らしいゴールが生まれる。千真に楔が入って落とした所を起点に、功治→健太→坂田とワンタッチ・ツータッチでテンポ良くボールが動いてボックス手前まで運ぶと、その流れのまま坂田もツータッチで左でフリーとなっていた千真へ流す、千真しっかりコントロールするとそのまま右足振り抜く!強烈なシュートが高木を襲う!高木反応して弾くも、間髪入れずに功治はダイビングヘッド!素晴らしい!功治のコメントにあった通り、理想的なプロセスを辿ったゴール、パス&ムーブが連続し、次のプレーに絡んでいく。このプレーへの関与意識は非常に素晴らしかった。千真は落としてから又スペースへ、功治は健太に裁いた後大きく回り込む形でゴール中央へ。相手を引き付け、又動くことでフリーマンとして最後の選択肢となる。これがあれば、ディフェンスは迷う。まあ大宮の左サイドバックの緩慢さはあるにしても、その価値は薄れない。

勢い生まれたFマリノス、その勢いそのまま今度は減退しつつあったスピード感溢れるカウンターから、千真がやってくれた!小椋がデニス・マルケスの突破を止めると、兵藤へ。兵藤ルックアップして左に開いて前がオープンとなった千真へすぐさま展開!そして、そのボールを受けた千真は一気にゴールへ突進!マトがカバーに入るも、お構いなしに素早くフィニッシュ!このフィニッシュ、マトの股と高木のセービングを射抜く!お見事!!!千真は決めるなぁ、決めちゃうなぁ、抜群のコース、うん。で、小椋のカットから、兵藤を経由して千真へというプロセスもいい。シンプルだけど効果的にスペースを突く綺麗なカウンター、ここのところ言い方悪いけど遅攻に寄りすぎる感があったから、こういう形が出たのは良かった。

勢いに乗り、チャンスを逃さない、最高の終わり方で前半を折り返した。

【進化するサイドアタック、進化する小椋】

ハーフタイムのタイミングで、アルディージャは土岐田に代えてユース上がりのルーキー新井を投入。金沢を前に上げる。しかし、この交代策も実らず、Fマリノスの勢いは止まらない。開始早々、縦パスをインターセプトした小椋がそのまま攻め上がって功治とのワンツーを絡めてGKとの1vs1を作ったのを皮切りに、何度も決定機を作る。特に素晴らしかったのが、右サイドを突き崩すプロセス。右サイドを突き崩すプロセス、ハイサイドに起点を作ることで引き付け、後方から裕介、兵藤が走り込む形でサイドバックとセンターバックのスペースを蜂の巣に。エンドライン際まで崩しきるシーンを何度となく作った。又、小椋も充実。広範囲に渡って自らの指揮下に置くような存在感で次々と目を摘んでは素早く攻撃に展開して、ショートカウンターのチャンスを次々と創出。2ボランチになって、自らの良さが出しやすくなったか。抜群の流れ、充実の内容、しかし高木の好守もあり結果だけが足りなかった。

そうなれば、サッカーの常か、決めるべき時に決めれないとピンチも。この日一人気を吐いていた藤本のクロスから藤田がファーに流れながらヘッド!逆サイドに飛ばす見事なシュートは得点になって然るべきクオリティを持ち合わせていたが、ここは飯倉!ライン寸前で阻む!飯倉偉い!そして、ここを凌ぐと、思わぬ形から喉から手が出るほど欲しかった追加点を得る。裏に流したボールは長く、エリアから飛び出して高木がクリア……しかしこれが低くハーフライン手前中央にいた健太の元へ、がら空きのゴール、健太はすぐさま高木とは逆側の左から巻く形でゴールへ流し込む!緩いシュートに対し、必死に高木も追ったが阻むことは適わず!ミスきっちり!キター!テクニシャンらしい選択、冷静!ふー。

リードが広がったことで、ベンチはゲームクローズを見据えながら若い選手を次々と送り出す。その中でこの日の主役となったのが水沼宏太、3トップの一角に入るとマトが上がって手薄となった守備陣を尻目に初ゴールに迫る!飯倉の素晴らしい素早いフィードキックから、裕介のショートクロスから、コミーのグラウンダーのクロスから、功治の突破からのクロスから、何度も何度も決定機が訪れる。しかし、宏太は高木の守る牙城を崩せず……チームも宏太に取らせよう賭してたんだけど……残念。とはいえ、宏太と共にピッチに入っていたアーリア、田代も自らの色を所々で出すなど悪くない出来。終盤には緩かったディフェンス陣も普段のシビアなアプローチを取り戻し、これまた僥倖。結局ゲームは3-1。ナビスコ最終戦を快勝で締め、後は休みとなる最終節で吉報を待つこととなった。

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求められる結果、先に繋がる内容、全てが伴うゲームをした訳だから、言うことなし。本当に素晴らしいゲームだった。

人事は尽くした、後は天命を待つのみ。

願わくば、このパフォーマンスが報われることを。

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*勝ったー!Nackで、大宮に勝ったー!もうそれだけでも充分なのに、しかも充実の、進歩あるパフォーマンスというのだから素晴らしいです。新潟で掴んだモノは大きかったのかもなー。

*新潟という過程がすっぽり抜け落ちてるのでイマイチ繋がらないんだけど、色々な部分が良くなっていたのは正直びっくりした。例えば、中盤の三角形が逆になり、役割分担が明確になったこと。健太は守備のタスクが軽減され、攻撃面でアグレッシブかつらしいプレーで久々に輝いた。小椋は気の利く兵藤が横にいることで自らの良さである人への強さ、がむしゃらさがポジティブに出た。そして、兵藤はいつも通り抜群の運動量でバランスを見ながらも、自らもガンガン飛び出しては絡んで惜しいチャンスを創出してと、三者三様で存在感が増した。それにサイドアタック、新潟戦ではシンプルなクロスから3つのゴールが導き出されていたけど、それとは又違った、非常にスペクタクルな形でサイドを崩しきって、ワクワクさせてくれた。ハイサイドの起点でサイドバックとセンターバックの距離を離し、インサイドのオーバーラップで間隙を突く。特に右だけど、グループ(健太、功治、兵藤、裕介)内での共通理解がきっちりと出来てるなーという感じがした。基礎となる繋ぎに関しても「流れが出来てから」は逡巡少なく、どんどん前へボールが動いていて、ストレスは少なかったし……いい部分上げているだけでもきりがない。見ている方として常に腰が浮いちゃう感じ、凄い良かった……(ぽわわぁんとしちゃう)

*ま、これだと「勝ったらこれかよ、るーぶろ、前のエントリはどうした」といわれたら困るので、少しだけ苦言。緩いディフェンスね、大分戦から目立ってたけど、楔に対してアプローチが緩い。何でもかんでも食いつけ、というのは違うけど、自重しすぎて自由に前を向かれてるシーンが多数出るというのは気になる。後半、チームの流れが良くなり、前からのプレッシャーが掛かったことでアプローチもシビアに戻ったから良かったけど……。勇蔵は特に!今から自重しまくってどうする!しかも勇蔵は速いんだから一回かわされても追いつけるだろ!がつーんといってびびらせて、「お前に俺は抜けないよ」ぐらいのこと思わせるぐらいのプレーしちゃえばいいじゃない。もっと思い切り良くやって良いんだよ!と思う。

*で、個人評……まずは小椋!ボール奪取、展開、運動量、本当に素晴らしかった。後半はマムシショーだったね。大分戦もいい展開が出来ていたりと進歩を感じられたけど、本当にうまくなっていると思う。個人的に、小椋の決断力の伴うパスセレクトというのはチーム全体に浸透して欲しいと思うぐらい評価してあげたい。もちろん、思い切りよくすることだけが正しい訳じゃないし(展開・状況を捉えた上で失わないようなセレクトをすることも又正しい)、シビアなポイントへのパスを狙うときの技術的なミスもない訳じゃない。ただ、その姿勢が大切ということ。勇気を持ってパスを前に出していくことがリズムが生まれる、勢いが出る。思い出すのは昨シーズンの柏戦、チーム全体が勇気を持ってパスを繋いだからこそ素晴らしいパフォーマンスに繋がった。そのことを思えば小椋のやっていることをチーム全体でやっていくことが必要。そんな指針となるプレーをしている小椋はもの凄い褒めてあげたいの、うん。素晴らしかったぞー。

*千真、連発!一発出ちゃえば、もうどんどんいっちゃうよね!この日の千真はとにかくシュートの精度と素早さに尽きる!コントロールしてシュート、その過程が早く、また精度が伴うから、相手は止められない。ストライカーとして点を取れる素養を感じるよね、改めて。動きの連続性、守備に継続性、課題の精度、課題といえる部分もこの日に関しては良かった。頼りになります、次も見たいぞ!日産でトラメガ!(日産はないか……)

*功治は本当に活き活きしてるよね、高い位置で躍動してる。真面目な選手だから苦しいときには落ちて守ったり、攻撃構築を手伝ったりもするけど、それが山瀬功治の良さを活かしてるかというとちょっと違う。ゴールに向かって、相手を抜いてこそ山瀬功治。やっぱり武器は活かさないと。その方が相手も怖い。そういう意味で、ある程度攻撃を問われるポジションに置かれたのは彼にとって良いことかも知れない。凄いフィットしてると思うんだな、どんどん続けてばっこんばっこん獲ってください、それでいいんだから。

*その他短評!兵藤!一個決めて欲しいシーンはあったけど、この日も超ハードワーク。でも、落ちることなく最後まで走りきった。兵藤のダイナミズムもアクセントになってる、バランス見ながらもその積極性は常に失って欲しくないな。裕介!超良かった、隼磨の得意にしてたインサイドのオーバーラップも会得してと、どんどん進化してるね。こないだは後ろ髪引かれてたけど、この日はリード時も行けるときはガンガン行ってたし、大分戦の教訓活かしてるね。コミーも復調傾向、1vs1で逃げないし、高い位置にどんどん出てくる。ビルドアップはもう少しやらなきゃいけないけどな。アーリア、自分の色は出した、ドリブルに関しては通用するっしょ。後は自ら行くエゴがあってもいいかな、ユースクオリティっぽいからなかなか直らないとは思うけど。守備に関しては続けざまにマツ・小椋・兵藤にいわれてたけど、それは日々勉強。飯倉、ナイスセーブ!偉い!

*コーキチさん、いいじゃない!選手間での共通認識を見ても、手を施した跡はしっかりと見えるし、ゲームでも出てる。結果が残ってることも自信のエネルギーとなってると思うしね。まあ葛藤はあるだろうけど(何処まで手を施すべきか、みたいな)うまくバランス取りながらチームを進歩させて欲しいな。交代策も若い子を使いながらもゲームクローズと現実的でびっくり。いいよいいよー。

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いやー、よかった。ということでここまで。だいひょうもやらないと!明日も行くからその後!

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(´-`).o0いやー、大宮暑かった……汗だくです。でも、嬉しいね、楽しいね。写真も撮りました。大分のも上げてないけど………まあそれは追々(まとめるのがめんどい)
2009/6/7 J.League YamazakiNABISCO Cup sec.6 アルディージャ vs Fマリノス @ NACK5スタジム大宮(picasa/me)

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June 06, 2009

今ある「課題」を前に。 -ナビスコ予選終了を前に-

完璧なゲームなどフットボールには存在しない。僕はそう思っている。

でも、完璧を追い求めて欲しい、突き詰めてもらいたい。きっとその過程がチームを高みに引き上げてくれるから。

燻る今、思うようにいかないこともあるけれど、そんなときに何が出来るか、未来を決めるのは今なのだから

2009 J.League YamazakiNABISCO Cup Matchday4

Group A/Fマリノス 3-3 トリニータ @ ニッパツ三ツ沢球技場「繰り返された失態」
F.Marinos:29'&54'p山瀬功治 89'松田直樹
Trinita:59'小手川宏基 81'&84'前田俊介

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK榎本哲也"強き希求も、掴みきれず"、DF田中裕介"疲労と意識に引かれた後ろ髪"、栗原勇蔵"何故今日本にいるのかを考えないと"、松田直樹"認める強さ、はね返す強さ"、小宮山尊信"繰り返された失態"、MF小椋祥平"進化と悪癖"、兵藤慎剛"その足が止まるとき"、狩野健太"活性の先に待っていたモノ"(→86'長谷川アーリアジャスール"君への信頼があれば、この失態はなかったかも")、FW山瀬功治"怖さを突きつけて"、渡邉千真"遠ざかるゴール"(→79'水沼宏太)、坂田大輔"必要なのは協力"(→82'齋藤学)

トリニータスタメン:GK西川周作"誤審に泣いた日"、DF坪内秀介、上本大海、藤田義明、梅田高志(→73'深谷友基)、MF宮沢正史、小手川宏基、金崎夢生(→46'東慶悟)、家長昭弘、清武弘嗣(→73'前田俊介"覚醒の天才")、FW高橋大輔

2009 J.League YamazakiNABISCO Cup Matchday5

Group A/アルビレックス 0-3 Fマリノス @ 東北電力ビッグスワンスタジアム「ひとつのこたえ」
F.Marinos:38'兵藤慎剛 46'渡邉千真 77'田中裕介

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"確固たる結果"、DF田中裕介"手応え得る二つの結果"、栗原勇蔵、松田直樹"喧嘩したん?"、小宮山尊信"久々のアシスト"、MF小椋祥平"なにがあったの?"(→82'長谷川アーリアジャスール)、兵藤慎剛"こじゃれた今シーズン初ゴール"、狩野健太(→82'田代真一)、FW山瀬功治"0.9点分の仕事"、渡邉千真"ついにキタキタアウェイ初ゴール"、坂田大輔(→76'水沼宏太)

アルビレックススタメン:GK黒河貴矢、DF松尾直人、千代反田充、永田充"結局出てるんだ……"、ジウトン(→50'中野洋司)、MF本間勲(→74'古暮郁哉)、マルシオ・リシャルデス"あなたがいなければ勝てる"(26'黄×2=赤)、チョン・ヨンチョル、FW松下年宏、大島秀夫、田中亜土夢(→46'デビッドソン純マーカス)

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*ナビスコも後一試合、Fマリノスはアルディージャ戦を終えるとリーグ再開まで2週間のインターバルに入ります。公式戦17試合、シーズン始まってまだ3ヶ月にも関わらず本当に色々なことがあった。そんな過程を経た今、チームとしても、個人としても、見えてきたモノがある。特に、思うようにいかないゲームも多かった中で糧とすべき「課題」というのは両手で抱えきれない程沢山出来た。そんな「課題」について少し考える。

*まずは出て来た課題を整理。消化できたモノ、まだ未消化で据え置きとなっているモノ、含めて。

1.【お約束】スペースを消されたときのゴールをこじ開ける術【大宮怖い】

2.【柏で必要性を感じ】劣勢時の守備手法とその先【鹿島・磐田・川崎で成功、名古屋・ナビ大分で失敗】

3.【プレーディティール・関与意識】ビルドアップからアタッキング・サードでの崩しまで、ポゼッションに置ける質【放棄禁止】

4.【閉塞・ストレス】ポゼッション指向高まる中、失われるトランジッションスピードとダイナミズム【要・スペースユーズ】

5.【オリジナルポジションの有効利用】4-3-3の約束事とその活用法【距離感遠すぎ】

6.【トップが下がるか】プレッシングとコンパクト維持【ラインを上げるか】

7.【ナビ新潟で開花?】サイドアタック【コミー復活・ユースケ覚醒】

8.【'07再び】攻撃参加とリスクマネジメント【スクランブル】

9.【兵藤】ゲームの質握る中盤のタスク&負担過多【過労死寸前】

10.【希望の星】未来担う若き成長株の試合での有効利用【役立たず?】

*なんか書いてて楽しくなってきて、段々ずれてきてる気がしたけど気にしない。まず最初に守備の方、項番的には「2/5/6/8」辺りかな。基本、Fマリノスはプレッシングを重視した守備コンセプトに重心を置き、それがうまく嵌ったときには良いリズムでゲームを進めることが出来てる。後ろに佑二・勇蔵と空中戦を制すことが出来る強い選手がいることもあって逃げるようなロングボールを蹴らせれば、高い確率で競り勝ってマイボールに出来るし、高い位置で獲れればそれだけゴールの可能性は高まる。ただ、その連動性や意識統一含めた質を考えると、まだまだ改善の余地がある。あくまでも守備戦術なので相手ありき、どのような狙いを持っているのか、どのようなポジショニングを取るのかにもよるのだけど、まずはチームとして全体の距離をコンパクトに、中盤のスペースを圧縮することをもっと徹底していく必要あり。ここでイニシアチブを取るのが前なのか、後ろなのかという問題もあるのだけど、ここが出来ていないと逃げ場所を与えて、プレスが空転する。運動量が落ちる後半によく見られるのだけど、行くのであればラインを押し上げる、ラインが上げられないのであれば闇雲に追わずプレスポイントを定めた上でアプローチを開始するなどの工夫と意思統一が必要。そして、アプローチ。プレスの基本はレシーバーへの忠実アプローチによる選択肢潰し、それがあって初めてボールホルダーへの強いアプローチが活きる。チームとして「行く!」となったときには周囲のプレーヤーがみんな反応して、選択肢を徹底的に消していくぐらいの意識が欲しい。針を振り切るのか、バランス良くやるのか、チームとしてその頻度をいかにするのか、など、定まっていない部分も感じるのだけど、スタミナを消費する戦術だからこそ、その効率性・実効性を突き詰めていく必要はある。リスクマネジメントという意味でロスト後のトランジッション速くしてアプローチを掛けていけば、リスクは軽減できるし、一石二鳥。ただ、これからもっと暑くなる。中途半端なプレッシングは自分達の首を絞めるというのを肝に銘じたい。

*そして、劣勢時の守備手法。タイトルにも書いたけど、うまく守り切れたときと守りきれなかったとき、そこには大きな差異がある。一つは自分達が追いつめられていないこと。精神的な部分と言えちゃうのかも知れないけど、追いつめられる、振り回される、そういった感覚の時は大体やられてる。相手に持たせてる、ここに入ったら絶対潰す、ここでは前向かせない、そういった主体的な姿勢や余裕を持って守れてるときは大体我慢しきれる。姿勢の問題、とも言えるけど、劣勢というのは苦しいモノだからこそ、拠り所のあるなしは全然違うモノだと思う。具体的な手法としては、劣勢時の守備といっても、基本は変わらないし、すべきことをしっかりとやってれば早々やられるものじゃない。人を捕まえる、受け渡すべきところでしっかりとコミュニケーションを取って受け渡す、裏と逆を取られない、コースをきっちりと切る、これだけやれてればきっと大丈夫。まあそれが出来てないからやられる、とも言えるのだけど。課題の解決という意味で一人一人がしっかりやろうということでおしまいになる。ただ、チームとして「守る時間」「我慢する時間」として意思統一した上で守る中でも、劣勢の時間が長く続けば集中のエアポケットも生まれるし、凄いプレーで崩されることもある。やっぱり、劣勢に立たされ続けるのではなく、その劣勢を「組織的」に改善する術が必要なんじゃないかな。クリアするのは基本としてサイド、そのサイドのスペースって基本空いてるわけだから、アタッカーが引きすぎずに流れる形で起点を作って、そこにサポートして、又サイドに展開して前に運んでいくみたいなパスルートを造るのも一つの手。選手(特に中盤)の機動力・運動量と劣勢の頭を切り換えて前に出て行く勇気、そして展開を読む判断力が必要になるけど、これを昇華できればそのままカウンターに発展できる。オートマティズムを作るのはコーキチさんは嫌いだろうけど、局面局面ではそんなオートマティズムを作ることも又方法の一つなのではないかなーと。

*思った以上に長くなってきた……、基本いつも書いてることと同じなんだけど。次は攻撃、項番的には「1/3/4/5/7」かな?今シーズンはどちらかというとかなり繋いで崩す、ということにチームが傾倒している傾向があるのは間違いない。ただ、いかんせん波があり、コンスタントに高質なものを表現出来てはいない。というより、何かのきっかけがないと出来ないという感じがあって、それはまだチームとしてのスタンダードな力にはなっていないのかなーというのが印象。ゴール獲った後とか、もう出るしかない、となったときはレシーブアクションの意識、ボールへの関与意識が高まり、攻撃に実効力や流れが生まれてくるけど、普段はこれが出来ないから、ボールの流れが淀み、閉塞する。出し手の問題でもあり、受け手の問題でもあるから、一概にどちらがとは言えないけど、個人的にはやっぱり出し手の問題を大きく取り上げたい。実際、多少はレシーブアクションを起きてる中で、出てこないというのが続いてしまうというのは由々しき事態。これが続けば「あー、あいつださねぇな」と思ってやめちゃう。それがチームに蔓延すると硬直する。だからこそ、トリニータ戦の小椋(※)ぐらい決断力の伴ったパスを出していく、チャレンジしていくことが必要なんじゃないかなと。もちろん、プレーエリアによっては考えなきゃいけないし、チームのバランスも見なきゃいけないのだけど、ね。
※トリニータ戦の特に前半、アンカーに入った小椋は、楔のパスやサイドへの中距離フィードなどを勇気を持って決断し、思い切りよくチャレンジ性の溢れる繋ぎを見せていた。底のポイントで淀まないため、攻撃は流れ、リズムを生み出せていた。いつもあれぐらい出来れば……


*具体的方法論に移ります。ビルドアップに関しては幅を使うこと。サイドバックね。今は、マツがコミーを甘やかすから減免されている感はあるけれど、基本4バックのサイドバックはビルドアップをもっとやらないと。4枚揃えて、幅を作って、相手を引き付けて、中盤にスペースを作ってあげる。ディフェンスライン全般に言えることだけど、ビルドアップに置ける目的意識が低く、漠然とボールを動かしているだけ。何かを起こすために攻撃するはずのに、事なかれ主義のような傾向って結構ある。それじゃいつまで経ってもFマリノスのビルドアップの質は上がらない。攻撃の第一歩はビルドアップ、質の高いビルドアップは質の高い攻撃に繋がっていくと思う。

*その上でのアタッキングエリア。基本サイドを崩そう、ここは進歩の見られる部分。これまではウイングバックに預けてさあどうぞ、みたいなことが多く、Fマリノスのサイドには比類なく動虎ばりの仕事を求められていたけれど、システムが変わり、多少なりとも意識付けが行われていたことで、サイドの崩しもまともになってきた。幅を保つ3トップが前にいる上でサイドバックが上がる形はシンプルに数的優位も作りやすく、淀まずスムーズに崩せる。ただ、それだけじゃ引いた相手には足りない。もっと連携を密に、流動的に、アタッカーなり中盤なりが絡んでいく必要があるかなーと。いつぞや中央が混沌としてたときに「オリジナルポジションを守れ」と書いたけど、今はそれが固定されてすぎて流動性が落ちている。「遠」なら「遠」、「近」なら「近」ではなく、「遠→近」といった変化・抑揚が欲しい。難しいところではあるけど、「近」を中盤の選手に全て求めるのは無理がある。元々、功治にしても坂田にしても柔軟性のあるタイプだとは思っていないけど、それにしたって二人とも極端……。で、結果が出てればどっちでもいいだろ?と思う人もいるだろうけど、こういうのを布石としていかないと引いた相手は崩せない、と僕は思ってる。収縮して引き付けて生まれるスペース、幅を使って引き付けて生まれるスペース、動きに中には必ずスペースが発生する。それを見極める力(そして見極めた上でそこを突く力)が欲しい。引いた相手を崩すのは言わずもがな難しい、だからこそそんな意識が必要。うちにはメッシもドログバもクリロナもいないのだから。

*そして最後、中盤への負担について。僕はトリニータ戦の失態の原因は中盤の機能停止だと思ってる。足が止まり、守備タスクを負えなくなり、最終ラインが丸裸同然になった。ただ、彼らを責めるつもりは全くない。彼らはいびつな組織のしわ寄せともいえる膨大なタスクを負わされており、不条理な立場にあるからね。上記の中でも中盤に求める部分というのがいくつも出て来たけど、人数が減った中でタスクだけが大きくなっている現状は、チームとして良い状態じゃない。それを考えたとき、彼らの負担を減らすようなチームにしていく必要があるんじゃないかなと。例えば一定のオートマティズムを作って、無駄な動きを減らすとか、ね、コーキチさん。同じ過ちを繰り返さないためにも、チームの機能停止を避けるためにも、決断の必要性はあるんじゃないかな。

*うー、全部は触れられなかった。ただ、これはあくまでも僕が感じた課題に過ぎず、まだまだチームとして把握している課題はたくさんあるのかも知れない。表からは見えない課題などもあるだろうし。ただ、こういう課題から逃げずに、真正面から取り組む、そんな過程がチームとしての質を上げていくのだと僕は信じてる。過渡期にある今、チームが強くなるために、出来ることをみんなで取り組んで欲しい。そのためだったら、僕は喜んで我慢する。

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うわっちゃぁぁぁ。めっちゃめちゃ長く、面倒くさい感じになってしまいました……反省。トリニータ戦とアルビ戦(行ってないけど)のまとめとして、軽い感じで……と思ってたんだけどね。

ま、そんなこと考えている暇もなく明日は決戦のアルディージャ戦です。何とか天気も持つのかな?埼玉だから信用しないけど。天気なんか関係ない、相性も関係ない、勝つだけっす。そして天命を待ち、リーグの再開を待つと。うん、いい2週間になるってことで。

ということでここまでー。元気だったら代表戦もやるつもり……ないか。

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(´-`).o0しゃしんはそのうちー。新潟は行ってません、三ツ沢のみ。うは、行かないとこれだもんなー。でも嬉しいのは変わらない!ユース見てきますー。

(´-`).o0ユース見てきた。光が帰ってきたー、めでたいめでたい。相手の執念というか、キモチに気圧され気味ではあったけれど、あれだけシビアに来てくれた方がこちらとしては良い経験になる。ああいうキモチは自分達がプレス掛けるときも常になきゃいけないし、あれぐらい守備意識を高めれば、相手も早々崩せない。やりすぎ、の面はあるけど、戦闘なんだから、それぐらいのキモチはあって良い。明日は連戦、見に行けないけど、今日得た部分をゲームに反映して良い報告待ってる!大希や元気は休んだんだから暴れてこーい。

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June 01, 2009

示された日本の「具現力」 -キリンカップ ベルギー戦に寄せて-

なぁ、爺ちゃん。

あなたが思い描いた姿と重なるかはわからないけれど、あなたが命を賭して導こうとしたチームは紆余曲折ありながら、ようやく一つの答えを見いだしたよ。

高質の技術と運動量を土台に、感性を重ね合わせ、速く、鋭く、エスプリを感じさせるフットボール。それはとても美しく、実効性も伴い、人々の心を惹き付けるモノとなりつつある。

このフットボールでアジアを越え、世界に挑むんだ。

なあ、爺ちゃん、見ていてくれよ。あなたの意志は間違いなく継がれているのだから。

KIRIN CUP 2009 -All for 2010-

Japan 4-0 Belgium @ National Stadium,TOKYO
Japan:21'Y.Nagatomo 23'K.Nakamura 60'S.Okazaki 77'K.Yano

sports navi

日本代表スタメン:GK楢崎正剛、DF内田篤人、中澤佑二"違う人、みたいです……"、田中マルクス闘莉王"ミス、はさておき"(→74'山口智)、長友佑都"病気なんて嘘だ"、MF遠藤保仁"板に付いてきたバランサー"(→62'阿部勇樹"久々の「本職」")、長谷部誠"朋子が惚れるのもわかる絶大なる存在感"(→46'橋本英郎)、中村俊輔"「違い」を見せるNo.10"(→46'本田圭佑"虎視眈々のエネルギー")、中村憲剛"主役は俺"(→67'興梠慎三)、大久保嘉人"とりあえず、コンディションは上々、なのに……"、FW岡崎慎司"結果という説得力、プロセスという充実"(→70'矢野貴章"結果の意味")

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*先にまず、代表戦。見て参りました、そして堪能して参りました、日本代表のフットボールエンターテイメント。この日の代表には手放しで賛辞を送りたい。それぐらい美しく、中身の詰まった、質の高いフットボールでした。うん、素晴らしい。

*大阪で魅せたプレーに俊輔、嘉人、篤人、長友、闘莉王といったレギュラーが入ることでどのような変化を生まれるのかというのが最大の焦点だった訳だけど、個としてのタイプの違いの差はあれど、ネガティブな要素はほとんど見あたらず。ポジティブな要素としては技術的な質はもちろんのこと、これまで培われてきたグループとしての高いイメージの共有が、ダイナミズムと変化に富んだ攻撃に更に彩りを加えて、非常に見ていて面白かった。特に感じたのは、「先の先」を同じイメージで選手それぞれが見えていること。こう動いたらここが空く、あいつはこう動くからじゃあこっちを、そんな動き出しが各所に見られ、それが相手に狙い所を絞らせない。特に右サイドでの俊輔を軸にした形というのは何度となく完全に崩しきる形が出来ていて、高い実効性を伴ってた。その波及効果は中央にも出て、ディフェンスラインが推し下がったことで空いたバイタルからのミドルというのも数知れず。理想的な形で攻撃を展開できていたかなと。当然、それを見逃さずに使える技術と感性を持つパサーの存在も見逃せない。残念ながら、この形からは得点が生まれなかったわけだけど。

*とはいえ、それだけバリエーションがあるとも言うべきなのかも知れない。まず1点目。相変わらずというか何というか、素晴らしい形を作りながら決めきれない序盤の展開。あれだけ崩し切ってればいつかは……というのは正直あった。ベルギーは奪えないから下げる、でも効率的なカウンターに繋がるような形は精度の低さもあって見いだせていない、攻めるには絶好の好機(まあコンディションも悪かったんだろうけど)その中での長友の先制点、その大きな要因となったのが日本のコンセプトの一つである病的とも言うべきフォアチェック。相手陣ボックス寸前、嘉人の突破が阻まれた刹那、岡崎が混戦に身体をねじ込んですぐさまマイボールを確保、粘って側にフォローに入った憲剛に繋ぎ、その外を間髪入れず長友が走り込んで憲剛を追い越すと憲剛もテンポよく縦に流す、長友相手GKの位置を見て豪快にニアを抜くフィニッシュ。最終的に長友があそこまで上がって、冷静にぶち抜いたことが素晴らしい訳だけど、まずあそこで奪われた後間髪入れずに岡崎が混戦の中に身体をねじ込まなければこのゴールはなかった。奪われたらその密集を活かし素早い切り替えでボールに圧力を掛け、更にショートカウンターでゴールを急襲するというコンセプトも又このチームに息づいていることを感じられた。、前からのフォアチェックはリスクコントロールの基軸とも言うべき部分。岡ちゃんがこの部分が鈍ってハーフタイムに説教喰らわせたという報道もあったけど、実は残しているし、出来自体は悪くなかったように映った。まあ、世界の上の方を狙うとなれば、よりシビアに、妥協を許さないという姿勢は正しいけどね。

*2点目は個人技術、個人の特徴というべきかな。闘莉王の速く鋭い楔が左サイドの嘉人に入り、入る時点で憲剛はスペースへランニング開始、リズム淀ませることなく嘉人は剣豪の前のスペースへパスを流す。これでラインブレイクを果たすと、ボックス内で自分のボールにした憲剛はシュートフェイクでブロックに来る相手をいなして選択したのはニアへの低く強いシュート、体勢的にはファーへの巻くようなシュートがふわっと浮かんだけど、濡れたピッチを活かすインテリジェンスが実った形、GKは逆モーション、足で凌ごうとするモノの結局防げずゴール。まあ、これはとにもかくにも闘莉王の楔、でっかいミスもあったけど、彼がいるとこれがある。彼も又俊輔同様一発でリズムを変える技術とビジョンがあり、そのプレーは一気に局面を変えてしまう、このプレーのように。代表の選手構成を考えれば、丁寧にパスを紡ぎ、手数を掛けて崩しに掛かるプレーに傾倒しがちだけど、こういうプレーがあるからアクセントになる。嘉人もリズムを崩さず憲剛を使ってあげた。ランニングのモチベーションを保つのはとにかく使ってあげること、それが出来なければ見えていたよ、よかったよと意思疎通を図ること。成功体験が積み重ならないといつかそのモチベーションは落ちてしまう。そういう意味でもアシストとして価値のあるプレーだった。憲剛は前の試合で外したからね、良く決めた。

*3点目、4点目は世界をイメージした中での個人技術。元々、単純にクロスを入れないことがコンセプトとしてあるチームだと思うのだけど(高い選手・強い選手を使ってないし、元々世界の舞台で列強のセンターバックと渡り合えるような選手はいない。だからこそ回りくどい形だけど、より変化のある形で相手の裏をかくようなプレーが増えている)、その中でいかにしてサイドアタックから点を獲るのかというビジョンが見えた二つのゴール。サイドの崩しの到達点とも言えるエンドライン際から、ニアで勝負という共通点、セオリーなんだけど、感動したのはクロスの精度。3点目のアシストとなった嘉人のクロス、4点目のアシストとなった長友のクロス、このゴール以外にもエンドライン際から何本か上げていた篤人と、とにかく精度が高く、ボールスピードが速い。相手があることだけに点で合わせなければというイメージもあると思うのだけど、それにしたって良いクロスを上げる。GKが触れない速いボールで曲がってターゲットに向かう、そのボールの質は素晴らしい。それが複数回あったわけだから、彼らも個人として成長していると感じられた(前はねぇ……隼磨ほどじゃないけど結構……ねぇ)岡崎ニアダイビングヘッド、貴章スライディングシュートと決めた方はストライカーの矜持を見せてくれた。よきかなよきかな。

*非常に手応えが残る結果と内容、はっきりいってできすぎと言えるぐらい。チームとして充実してる。相手のベストメンバーが……とか、コンディションが……というのもあるのだろうけど、この「具現力」はそんなことを矮小なことと断罪できてしまうほど、素晴らしいモノであったと僕は思う。上記の点で褒めた連動性と予見の溢れるコンビネーションにしても、Jのレベルを超えるパススピードでミスなく繋いでいくことにしても、ビルドアップやオーバーラップ、攻撃参加など決断力と勇気を失わずに継続して魅力的なサッカーを継続していくことにしても、簡単ではないことは誰もがわかっているはず、だからこそこういうことを具現化できることは本当に素晴らしいことだと思う。もちろん、アジアの戦いはこういうサッカーをするから絶対に勝てるという場所ではなく、リアリスティックな戦闘の場であることは理解している。ただ、世界に目を向け彼らが挑戦を続け、そしてこういうステージにまで登ってきたことは素直に評価すべきなんじゃないかなと。それぐらいこのキリンカップ2試合で見せたクオリティは高かった。

*じゃ、ざっと個人評。まず、俊輔!世間じゃ「本田」「本田」と喧しくなってきたけど、大人になった俊輔は、エスプリを利かすフィクサーとして、自らの存在をアピールしてた感じ。とにかくうまいんだよ、周りを使うのが。空いてくるところを見逃さない、複数の動き出しを見ながら一番怖い場所に出す。これだけ周りが動き出してくれる状況はパサーを生業とする俊輔はやっていて楽しいんじゃないかな。ちなみにFマリノスでこれはありえませんので、どうぞ自分で改革してください。コンディションはまだ良くない、課されたタスクはやっているけど、精度はセット含めてイマイチ、こんなもんじゃない。てか、あのペースならどっちにしても半分が限度だったかも。間違いなく触発されてると思うので、俊輔にとっても本田の存在は大きいかも知れない。個人的な願望に関しては、一発で決めて、後は本田に任せて休もうぜ!てなかんじ。

*憲剛、ついに俺の時代がキタ!って感じかな。名実共に主役として警戒のきつかった俊輔をおとりに、良いタイミングで空いてくるスペースに顔を出して、決定的な仕事をする、守備もきっちり出来るし、ゲームの機微も感じられる。プレーの内容としては充分。ジェラードというのは言い得て妙。うん、悪くない。で、個人的に思うのは、俊輔・ヤット・長谷部とも技術的にも感性的にも劣らず、また同調できること。てか、感性的に繋がれる部分をみんなが持ってるから、あれだけ連動できるのかなーと感じたり。そうなると、今後入っていく選手は大変かも。本田のように自分の強さを周りに認めさせていくか、彼らの感性を学び順応していくか……うん、大変だ。

*長谷部がめちゃくちゃ良い。生で見て改めて思った。良く走る(+めちゃくちゃタフに走るのにミスが少ない)、良く気が利く、良く戦う(しかも強い)、良く決断して危険なプレーをする(昔の特徴であった縦への速い突破、そして鋭い縦への楔、代表に戻ってきてそれが見られたのは吉報)…とても良いです。現状最も外せない選手は俊輔でも玉ちゃんでもヤットでもなく長谷部かも知れない(佑二も外せないが)それぐらい難しいタスクをタフに、過不足なく出来ている。朋子も惚れるわ、こりゃ。

*サイドの二人、攻撃性能に関しては、前回の二人よりも良いというのは証明したかな。守備に関してはこのゲームじゃ判断つかないけど……まあ周囲のコンビネーション、コンセプトを考えれば、この二人が良いのかな。特に攻めて獲ろうとするのであれば。しかし二人とも良いクロス上げるなぁ……。特に内田篤人はいつからあんなに質の高いクロス上げるようになったの?

*岡ちゃん、凄い良くなってます、正直驚いてもいるけど……こんなになっちゃうとはねぇ。2月に見たときと比べても雲泥。アジアのフィルタが掛かってるというのもあるんだろうけど、チームとして繋がり初めて、機能性がどんどん増していってるんだろうね。今後はとにかくクオリティを上げていく、妥協を許さず追求していく、その中で必要な新戦力をピックアップしてチームの力を大きくしていく、ってことになってくるのかな。まあ、このキリンカップに関しては、「星、みっつです!」

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その他、「憲剛」システムとか(憲剛を頂点にヤットと長谷部で構成される中央のトライアングルの構成力と機動性)、本田圭佑の下克上宣言を始めとする各ポジションで起き始めた新たなる競争とか、色々テーマはあるんだけど、もう一個重ーいのが乗ってるから、そっちやるんで、それは又今度(しかも後一日しかない……)

ということでここまでー。

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(´-`).o0後で見て気づいたけど、嘉人が倒れたシーンはこんな事が起きていたのね……・゚・(つД`)・゚・。全く気づかなかった……ただいつの間にか倒れて……うーん。何もなければよいのだけど……。

(´-`).o0代表戦でも又写真をば。とはいえ、国立2階席、ナイトゲーム、雨模様厳しいぜ。
5/31 KIRIN CUP 日本代表-ベルギー代表 @ 国立競技場(picasa/me)

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