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May 18, 2009

システム狂想曲@2009 J.LeagueDivision1 sec.12 vs FC東京

何をしたいのか、何を目的としているのか、全く捉えられなかった。

ピッチの中に迷いと恐れが蔓延し、立ちすくんだまま何も出来なかったようにしか見えなかった。

システムに狂わされ、システムによって失ったゲーム。

こんなゲームはこのゲームだけでいい。

2009 J.League Division1 第12節

Fマリノス 0-1 FC東京 @ 日産スタジアム「システム狂想曲」
FCTOKYO:62'中村北斗

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK飯倉大樹"不安定なるビッグセーブ"、DF田中裕介"次なる適応は右サイドバック"、栗原勇蔵"余りに大きなブランク"、中澤佑二"慣れない布陣に左の翼のおもり、おれっちラインあげられないっす。だめですあげてください"、小宮山尊信"失った守備感覚"、MF松田直樹"ダメな将軍様"、山瀬功治"システムに消えたエース"、兵藤慎剛"システムに消えたダイナモ"、FW狩野健太"システムに消えたファンタジスタ……ってそれ以前に調子悪い"(→70'水沼宏太)、坂田大輔"唯一の攻撃方法"(→70'齋藤学)、渡邉千真"研究の先へ"(→77'金根煥)

FC東京スタメン:GK権田修一、DF徳永悠平、ブルーノ・クアドロス、今野泰幸、長友佑都、MF鈴木達也(→85'浅利悟)、米本拓司、梶山陽平(→55'中村北斗"鮮烈なるリ・デビュー")、羽生直剛、FW赤嶺真吾(→73'大竹洋平)、平山相太

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(´-`).o0京都戦同様レポはしませーん。だって、このゲームのメインテーマは火を見るより明らかなんで。付け焼き刃というか見切り発車というか……まあここがスタートって事なんだろうなぁと言うのはよくわかった。フットボールはそんなに甘くない。

(´-`).o0基本的に3-4-2-1→4-3-3といっても、リベロであるマツが一列前に上がって、サイドのスタートポジションが少し下がっただけ。人が変わった訳じゃないし、やることも大きくは変わるわけじゃない。チームとして意思統一して、前から追うところは追う、引くところは引く。ボールを引き出すために能動的に動き出し、バイタルで個のアイデアと周囲のアクションを駆使して崩す。積極的に、後方からもダイナミズムを付随して、攻撃に厚みを加える。元々、システマティックなフットボールをやっていた訳じゃないので、形が変わろうと、同じ事をやれば良かった。ただ、それが出来なかった。問題の本質はここにある。それを念頭に置いて欲しい。この日は当たり前のことが当たり前に出来なかった。

(´-`).o0ただ、それを言っては元も子もないので、システム的な要素に合わせて色々な部分を考えてみたいと思う。まず、何故能動性が失われたか、の点。選手達の頭の中には色々なことが渦巻いていたんだと思う。ポジショニングが変わった事によるスペースマネジメントとか、リスクを鑑みた上でのバランスとか……。全てが手探り、様子を見ながら、周りを見ながら……、その意識が能動的なプレーイズムを失わせていく。結果、選手達の足は止まり、実効的なプレーが非常に少なくなってしまった。特にその傾向が顕著だったのが、肝となるべき功治と兵藤。恐らく二人は最後までチームのためにバランスを探ってプレーしていたのだと思うのだけど、その意識が先立ち過ぎてために自らを殺してしまった。功治はほとんど自分の武器である仕掛けを出さなかったし、兵藤も縦横無尽な運動量でサポートに入ったり、最前線まで飛び出すシーンは片手で数えるほど。プライオリティをマネジメントに置きすぎたことでミッドフィールドのエリアでバランスを見ながら、何も生み出さないポゼッションを支える色のないプレーヤーに成り下がってしまった。陣形的には、アンカーという後ろ支えを得てより攻撃に絡む仕事を出来るはずだったのだけど、それが出来なかったのは彼らがそれだけマネジメントにナイーブになっていたのかなと。

(´-`).o0アタッカーに関して、システム云々の前にそれ以前に彼らも様子見の傾向が強く、動き出しが非常に少なかった。あれではボールは引き出せないし、出す方も逡巡する。それはシステム的な問題ではなく、個人の問題。こういうときにアタッカーが主体性を持ってボールを引き出してくれていれば、前輪駆動気味にチームがうまく回った可能性もあるのだけど……たらればを言ってもしょうがない。で、少し気になったのは、3枚が中央にスタートポジションを求める傾向が強かったこと。そうなると当然相手の警戒も中央に寄り、スペースが消えていく。千真あたりは見ていてかわいそうだった、受けた瞬間複数の相手に囲まれ、裁き場所もなく耐えるだけ。いくら技術があろうと、これでは難しい(学・宏太が外で起点を作って攻撃に流れが生まれたのは偶然じゃない。互いにスペースを食い合うような競合を避けて選択肢となるという意味で彼らはそれを「知っていた」、ユースで4-2-3-1やってるからね。現状の3枚は結びつきを求めるが余り、距離感を近づけようとするけど、そうではなく、そのサポートは中盤であったり、サイドバックが押し上げてやっていく方が流れが生まれるのかなと。この日の功治と兵藤はそれどころじゃなかったけど)これに関しては、時間は掛かると思うけど、それぞれを殺し合うのではなく、活かし合う関係の構築を目指すしかない。共存するためには、最初離れて、機を見て近づく、みたいな?サイドバックを活かす意味でも、ハイサイドの起点は布陣的な強みを活かす事に繋がると思うしね。

(´-`).o0守備に関しては、問題点二つ。まずはラインコントロール。佑二からしてみたら「プレスは連動してなくてプレッシャー掛かってないし、出所捕まえ切れてないし、コミーのポジショニングは適当ですぐ裏突かれるし、勇蔵はブランクありすぎて怪しいし、裕介も右サイドバックとしてはまだまだ捉え切れてないみたいだし……おっかなくてあげらんねーよ」と思ってるのかも知れませんが、知りません。上げてください。まずはコンパクトありき。生まれてくるスペースを消すために。じゃないと、兵藤や功治は色のない労働者であり続けることになる。「上げられない」から始まるのではなくて、「上げるために」色々なディティールを整えるというアプローチをして欲しい。で、そのために必要なのは前からのプレッシング。この日はある程度行っていたと思うけど、連動してない、もう悲しいぐらいに。プレスの肝は次の選択肢を消す周囲の連動、それがあって初めてボールホルダーへの強いアプローチが活きる。逃げ場を消すために必要なのはまずテンションを合わせること。現状では前のテンションと中盤のテンションが明らかに噛み合ってない。まあ中盤のスタートポジションが低いから……というのもあるんだけど、枚数的に5枚しかいないわけだから、この辺は突き詰めないといつまで経ってもザルプレスのままになっちゃうかな(サイドの選択肢を消すためにサイドバックを上げるわけにいかないからね)ここでも兵藤・功治に求めなきゃいけないのはかわいそうだけど、彼らがもっと能動的にならないとこの布陣はうまくいかない。尻ぬぐいはおっさんどもにやらせておけばいいじゃん?的なノー天気な感じを出して欲しいかも(キャラと違うが)

(´-`).o0で、この布陣の中で恐らく最もサッカー的に楽しんでいると思われる将軍様。まあアンカーとして扇の要の場所で裁く仕事に関しては及第点。外をシンプルに使う、フィードを飛ばすという意味では仕事はしてた。でも、基本的に自己満足的な繋ぎが多いかな。単なる繋ぎ、じゃなくて、周囲を活かすゲームメイクが必要なわけです。引き付けて功治に前を向かせる。サイドに一度振って相手を広げて兵藤の突けるスペースを作る、とかね。彼らを前に出すのはアンカーの仕事。今は将軍のお付きみたいになっちゃってるから。あと、基本的にアンカーは上がらなくて結構。尻をぬぐわせるのではなく尻をぬぐう役割が主で良い。イライラして自我を失って戻らなくなるなんて言語道断、まあらしいっちゃらしいけど。このポジションに大きな存在感はいらない、黒子として彼らを活かす、そういう意味でちょっと大駒過ぎる気もしなくもない。ついでにサイドバック。とりあえず活きるようになってきた。スペースがある状態でフリーで持ちあがれるシーンも何度もあったしね。ただ、仕掛けのタイミングとして「仕掛けちゃいけない」タイミングというのもある。後ろのサポートがいないときとか、ね。これは個人の問題。ハイサイドに起点が出来ればもっと良い形が出来ると思うし、攻撃への絡みに関しては発展していけると思う。ただ守備は……正直目も当てられない……左サイド……佑二との距離感が空きすぎたり、人を捕まえ切れてなかったり……'07のコミーはもう少し出来てたよ?怒られながらもね。サイドバックの基礎は守備、それを念頭に置きましょう。裕介、まだ時間が必要かな。ウイングバックと違うのはスタートポジションが低いこと、ビルドアップの部分でもっとやらないとだめ。守備も飛び込み傾向が強い、抜かれない守備をもっと意識しないと。

(´-`).o0殴り書きだけど、まだまだ問題点はある。そして、これだけ問題点がある布陣、続ける価値があるのか……難しい部分ではある。ただ、やるのは選手。そういう意味でコーキチさんは選手達にこの布陣が機能したときのメリットであったり、布陣変更の目的、それを具体的に示した方が良いような気がする。疑心暗鬼の状態では絶対にうまくいかない。「何をしたいのかわからない、どうなるのかわからない」みたいなコメントが出てる時点で大きな問題なわけですよ。そこは放り出しちゃダメな部分。自主性と丸投げは違う、うん。

(´-`).o0個人的には結果を度返しするなら続ける価値はあると思う。4バックに関してはスムーズなサイド攻略という意味でも、バランスよく横幅のスペースを消すという意味でも利点はある。元々出来ない訳じゃないと思うし、感覚さえ取り戻せばスムーズに守れるようになると思う。ただ、4-3-3である必要性は感じない。スタンダードな4-4-2や4-2-3-1の方がスムーズに出来る気はする。プレスも掛けやすいと思うし、バランスも取りやすい、この辺はコーキチさんのこだわりなのかも。ま、繰り返しになるけどシステムはあくまでも箱に過ぎない、プレーする選手が何をするかってことが大事。システムでは勝てない。そんな部分を忘れないようにしたいね。システム狂想曲は今節だけでお腹一杯。

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ま、そんな感じでした。システム変わるだけで、これだけ選手の持ち味が消えるってのも珍しいね。まあ、これからです、我慢です。きっと未来は明るいと思います、思いたいです。まあ信じなきゃ何にも始まらないし……。

とりあえず、水曜日にすぐ試合なのでスパッと切り替えて、向かいたいですね。リベンジマッチ……この状況でサンフレ……。

まあ何も考えません、ということでここまで。

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(´-`).o0僕的に気になったのは、CKの時に全員をボックス内に下げるようになったこと。小さなディティールだけど、この姿勢が失点に繋がったことを備忘録的に書いておきたい。守るべき時に守る、ということの最たる例なのかも知れないけど、これは絶対にやめた方が良い。丸腰の姿勢は相手の攻撃性を更に高めることになるし……。何よりも、前に坂田なり、功治なりを置いておいたら、中村北斗はカウンターケアのために後ろにいたんじゃないかな?ということ。一度目を跳ね返すよりもしなきゃいけないことはセカンドボールを拾うこと、カウンターに繋げるルートを構築すること、カウンターのチャンスなんだよ、CKは。攻撃的姿勢を貫くのであれば、これぐらいやって欲しいね。時代はセットプレーのカウンター構築らしいですよ、奥さん。

(´-`).o0こんなゲームの後でキモチがどんよりしていたのですが、ユースがとても素晴らしいゲームをしてくれました。宇佐美世代と呼ばれるU17の新鋭やテレビにも出てたドリブラー高木俊幸などタレント揃いのヴェルディユースを激しいプレッシングとアグレッシブなオフェンスで圧倒。玉際で素晴らしく戦うって素晴らしいこと、そしてスペースに向けて躊躇なく走るって素晴らしいこと、それが出来ると同じぐらいの力を持つ相手でも4-0で快勝できちゃったりするんです!個人としてもチームとしても、ユースはどんどん強くなっていってる。ステキなことです、うん。

(´-`).o0天気悪くて、微妙に二日酔い気味で、行くのやめようかなぁと思ってたのは内緒です。あっはっは。

(´-`).o0写真は少なめ……ナイトゲームは苦手です、もう少し設定とか勉強しないと難しいなぁ。夏までに頑張ります。よろしかったらどうぞ。
2009/5/16 J.League Division1 sec.12 Fマリノス vs FC東京 @ 日産スタジアム(picasa/me)

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