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March 29, 2009

本当のプロ、中澤佑二に最大限の感謝。

素直に、同じ人間として凄いと思う。

強烈なプレッシャーの中で、心身をすり減らして虎の子の一点を守りきって日本に大きく貢献した翌日、その疲れも見せずにふれあいサッカーに参加して全ての人に忘れられない思い出をプレゼント、そんな心意気溢れるファンサービスをこともなげに出来てしまう。

中澤佑二。

その心意気に、そのプロフェッショナルとしての姿勢に、そのファンサービス精神には頭が上がらない。

彼のような選手がいるFマリノスは本当に幸せなクラブで、尊敬できる人間を応援できるというのは本当に幸せな事だと思う。

佑二、ありがとう、そしてお疲れ様。

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(´-`).o0本当に驚いた訳ですよ。昨日のワールドカップ予選・バーレーン戦にフル出場した翌日、疲労もあるだろうに、日産スタジアムにふわっと顔を出して年間チケット限定の親子ふれあいサッカーに顔を出してくるんだもの、しかも元気いっぱいで、ハイテンションで……。参加してる人を楽しませようとする姿勢、そのプロフェッショナルな姿勢は本当に素晴らしすぎる。尊敬しかできないよ……。

(´-`).o0試合はストレスばかりが残る非常にダメなゲームで、未だにへこんで苛立って正直向き合う気になれないけど、この出来事だけはスタジアムに来れない人も知って欲しかった。中澤佑二という人間は本当のプロであり、本当に尊敬できる人間なんだと言うことを。

(´-`).o0別に参加した訳じゃないんだけど、素直に感動したと言うことで。佑二お疲れ様。じゃ、寝る。ふて寝。

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March 24, 2009

ティンカーマン・ブルース@2009 J.LeagueDivision1 sec.3 vs レイソル

ハイ、次行ってみよう!

2009 J.League Division1 第3節

Fマリノス 3-3 レイソル @ 日産スタジアム「ティンカーマン・ブルース」
F.Marinos:2'狩野健太 18'中澤佑二 44'渡邉千真
Reysol:42'杉山浩太 65'フランサ 85'ポポ

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK榎本哲也"守った勝ち点"1""、DF栗原勇蔵"考えよう、アドバンテージとリスクチャレンジ"、松田直樹"「ひどい」の自覚"、中澤佑二"嘆くなり我が家の守備崩壊"、MF小椋祥平、兵藤慎剛"結果が裏打ちする「欠かせない」男"、清水範久"ようやくの一仕事"(→76'田中裕介)、小宮山尊信"走り合い"、山瀬功治"「共存共栄」のための「協調」"(→63'長谷川アーリアジャスール"スケープゴート")、狩野健太"輝き取り戻した!"FW渡邉千真"ストライカーという種族"(→86'水沼宏太"君が1番手なら……")

レイソルスタメン:GK菅野孝憲"みんな大好き"、DF村上佑介、古賀正紘、小林祐三、石川直樹、MF杉山浩太、栗澤遼一、太田圭輔(→73'大津祐樹)、李忠成(→83'北嶋秀朗)、菅沼実(→63'ポポ"再びの着火、そして爆発")、FWフランサ"魔法使いは死なず"

すかっと晴れて、サッカー日和の日産スタジアム。しかし、観客数は伸び悩み2万割れと少々寂しげな雰囲気に(2階席の自由席拡張、これは功罪あるかもねぇ。確かにより中央寄りで見れるのはいいことなんだけど、人が分散することで熱が分散するというか……)皆様どうぞ日産スタジアムへ。

互いに初勝利を目指す同士、Fマリノスは前節からスタメンに入れ替えはなし。金井貢史が今シーズン初のベンチ入り、右サイドを始めとしてユーティリティ性の高い若いプレーヤーなだけに成長を期待したい一人。又、開幕戦で失意を味わったアーリアも復帰。これにより齋藤学、ハーフナー・マイクがベンチ外となった。対するレイソルは、右サイドのアタッカーをポポから太田にスイッチしたことが唯一見られた変更点。ベンチに座る高橋真一郎(は去年も来たけどさ)、井原正巳の心境はいかに。

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試合展開

【エンターテイメント性に溢れるオープンな攻防の中で掴んだ主導権】

開幕戦を思い起こさせるように、開始早々Fマリノスに歓喜の時が訪れる。左サイドでの1vs1、コミーは対峙する相手との距離感が開いていたことを利用し縦に持ち出して抜ききらないまま高いクロス、これにファーに走り込んだ狩野がディフェンダーの間に身体をねじ込むようにヘッドで合わせる!これがニアに吸い込まれ先・制・点!見事なサイドアタック、うーん素晴らしい。ディフェンスが被ったことが幸いしたと狩野のコメント、とはいえあそこまで入り込んだことが福音となった訳で賞賛されるべき。素晴らしい滑り出しを見せたFマリノスは、レイソルのアタッカー陣の怠惰な切り替えもあって生まれる中盤のスペースをうまく利用。開幕から見られた停滞が嘘のようにダイナミックなアクションが次々と生まれ、何度もチャンスを作り出す。センターサークル付近からのマツのフィードからDFの合間をすり抜けた千真がうまく浮き球を処理して角度の浅い位置からあったモノのコースを突く鋭いフィニッシュは惜しくも決まらなかったが、これ以外にもカウンターのチャンスが見られるなど、チームの流れの良さを感じさせた。

ただ、千真のポストの後の判断の遅さ、そして落としのミスが起点となってカウンターを浴びるシーンも。フランサを起点に、自ら、そして李へと優しいラストパスで決定的とも言っていい形を作られる。これはフィニッシュに精度、力強さを欠いたこともあり助かったが、この辺はまだまだ改善が必要か。しかし、このピンチを切り抜けると更なる歓喜が。左サイドからのCK、狩野のインスイングの低いボールはニアでの競り合いによってするっとファーへ流れるとそこには佑二!しっかりとボールを捉える身体ごとのヘッドで菅野の上を抜きゴール!いやあ、ラッキーラッキー。ニアでしっかり競って、佑二きっちり。セットでゴールが稼げるようになったのはチームにとってとてもいいこと。これで2-0、Fマリノスに間違いなく風は吹いていた。

【不運な失点をも乗り越える最高の前半の終わり方】

その後も一向に改善の見られないレイソル(切り替えが遅く、ラインが深いため、杉山・栗澤の二人だけではケアしきれないような大きなスペースが中盤に生まれていた)の弱みにつけ込むように、得点後も好プレーからチャンスを生み出す。中盤のルーズボールを拾った兵藤がマルセイユルーレットならぬカッパルーレットで競り合いを制して中盤を局面打開すると、そのままカウンターに発展。多数の選択肢の中左を走った盟友・渡邉千真へラストパス、千真は得意の引っかけるようなフィニッシュで枠を捉えたがこれは菅野に阻まれた……惜しい!けど素晴らしい!この日の兵藤は攻守に大車輪、フランサへの素早いパッキングからのボール奪取、組み立てへの参加、前線への飛び出しと素晴らしいパフォーマンス、その好調さが見えるシーンだった。

守備に関しては、その兵藤の貢献もあり、キーマンである超絶テクニシャン・フランサへ厳しいアプローチを敢行。ストッパーが常にアプローチに行き、ボランチが挟み込むなど、複数人で常にボール奪取に動く。さすがはフランサ、それでもボールをキープし、周囲を使いシーンもあったがながらチャンスを作り出す、多くはそのパッキングが功を奏してボール奪取出来ていた。その他、奪われた後の取り返す意識、チーム全体のシビアなアプローチへの意識など、積極的な守備の姿勢が見られた。しかし、流れの中では抑え切れても、セットプレーは対応しきれず。右からのCK、ファーに流れたボールをフランサが抑えると、浮き球を優雅にコントロールし最後は優しい落としで後ろから走り込む杉山浩太へ「さあ、打ちなさい」といわんばかりのお膳立て、そんなお膳立てをされたら打たないわけにはいかない杉山浩太、ボックス際左寄りからミドルシュート!これが混戦のエリア内ブロックに入った佑二に当たってすり抜けると、哲也は逆を取られ対応できず。うわっちゃぁあ、不運とはいえ、フランサのエロお膳立てを何とか抑えたかった……参った。

終了間際での失点、追撃ムードも高まりそうで嫌な雰囲気でのハーフタイム突入かと思われたが、その雰囲気を断ち切ったのは期待の新卒ルーキー。失点直後の攻勢、中盤で小椋がボールを持つと右サイドにジローがランニング、それをしっかりと見据え、狩野がするっと中に入って生まれたコースへ向けて素晴らしいスルーパスが通る!これで右サイドを局面打開するとライン際で追いついたジローが中にダイレクトで折り返し、そして最後は渡邉千真!!!ディフェンスの間でフリーとなってドンピシャのヘディングシュート!身体を投げ出すように必死にコースを消そうとする菅野をきっちりと抜いて3点目!素晴らしい流れ、そして素晴らしい決定力!まだまだ至らないところもあるけれど、欲しいところで獲ってくれる、決めるべきところで決める、渡邉千真のストライカーとしての力を見せつけられた瞬間だった。小椋のスルーパスも、ジローの精度高いクロスも秀逸、美しいゴール悪い流れを振り払い、意気揚々と引き上げる選手達、このゴールはそれほどに意味のあるゴールだった。

【刺しきれないトドメ、ティンカーマンの性】

後半に入って巻き直してくるかと思われたレイソルだったが、大きく雰囲気は変わらず。後半の立ち上がりもFマリノスがアグレッシブな攻勢で飲み込む。勇蔵から送られた斜めの楔をペナルティアーク付近の功治が受けると、後ろから走り込む兵藤へ優しく落とし、兵藤そのままミドルシュート!素晴らしい弾道でゴールへ向かうがこれはクロスバー直撃、惜しい!

守備に置いても前半同様フランサを常に複数人でタイトに潰し、スペースに飛び出してくる太田はコミーが責任もって対応、レイソルの手をきっちりと押さえ、ゲームの主導権は手放さず。あとは追加点を奪い、ゲームを決めるだけ。が、パス回しに酔ったようになかなかフィニッシュシーンを生み出せず、スコアに繋げることはできずにいると、ゲームが一変する出来事が起こる。攻撃では周囲との呼吸がいまいち合っていなかった功治を下げてアーリアへの交代策、これにより3列目で攻守に奮闘していた兵藤のポジションが交代策によって一列前へと変わる。決して、流れは悪くなく、チームとして変化を求められるシーンではなかったが、更なる中盤でのスムーズな繋ぎを求め、又恐らくは開幕節で自信喪失に繋がりかねないパフォーマンスに終始したアーリアの自信回復のきっかけとするべく、切られたカード。これで大きく風向きが変わった。

【蘇った魔法使い】

この交代策によって最も恩恵を受けたのは他ならぬフランサだった。屈強なるセンターバックに後ろから常にプレッシャーを受け、すぐに豊富な運動量を見せる兵藤が挟みに来る、そんな状況に辟易してずるずるとポジションを下げ、プレーへのモチベーションを失いかけていたように見えた。しかし、この交代によりうざったく挟みに来る兵藤から解放されることで余裕と時間を得て再び自らのプレーリズムを取り戻すと、高いポジションで鮮烈なドリブルや大きなサイドチェンジを繰り出すようになる。そして、追撃。右サイドのパス交換に後ろから走り込んで絡んだ栗澤がクロスを上げると、Fマリノスに痛恨のマークミス、ポポがゴール前に入り込んだところで受け渡せず付いていったことで大外がフリー、そして底にボールが通る。フランサはクロスを収めて豪快にバーを掠めるようにゴールにねじ込んで1点差。うーん、昔の隼磨を見ているようだ……この受け渡しの下手さは。とはいえジローは責められない、サイド初心者だし。

このゴールで勢いづくレイソルに対し、運動量が落ちた事に加え、勢いに飲み込まれたFマリノスは散発的な攻撃に終始。結果、押し込まれ、守勢に回らざるを得ない。裕介をジローに代えて投入して現実的にゲームをクローズさせにいくが、これでも火は消せず。ポポが自由な動きでポイントを作り、フランサが絡み変化を付ける、フランサを潰そうにも蘇った魔法使いの魔法の技術の前では複数人も囲みも大きな効果を見いだせない。そして自陣に貼り付けられる劣勢が続く中、ついに恐れていたことが起きてしまう。バイタル手前でショートパスを受けたフランサ、吸い寄せられるようにフランサへとプレッシャーへ行くも、そのプレッシャーにより生まれたスペースへ引き技で一拍溜めてから軽くボールを流す、ぽっかりと空いたバイタル、感じて走り込むポポ、そしてそのボールを強烈ミドル!激しくネットを揺すって、同点……。フランサの存在感、スペースを逃さない目、インスピレーション、そしてポポのスーパーミドル……見事にしてやられた……。しかし、意思統一を図れず、現実的にゲームを殺す事も、スペースを閉め相手の攻撃を閉塞させることも出来なかったマネジメント能力の低さも又この失態を引き起こす要因となったことは間違いない。

この後、千真に代わって投入された宏太が激しく相手を追ったりと勝ち越しへの意志こそ見せたが、逆に勇蔵が浮き球の処理でポポに出し抜かれてあわや逆転という大ピンチを迎えるなど(哲也ありがとう!)、失った流れは取り戻せず。結局虫の息で何とか勝ち点1を確保するにとどまった。初勝利は余りにも遠い……。

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愚策であったことは否めない。

敗因と糾弾されても致し方ない。

変化も、欲も、いらなかった。

それだけに、喪失感も大きい。

ただ、それだけのゲームじゃなかったとも思う。

失われていたダイナミズムの復活。

渇望していたストライカーの出現。

欠かせない男となりつつあるダイナモの進化。

失敗体験と成功体験、共に大事に抱えて次に向かおう。

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*悲観論者である僕としては珍しく前向きなまとめなんですが、切り替えたからね!この二日で。だから、ちょっと前向きです。このゲームに関しては、まあ各所で糾弾されているとおり浩吉さんのティンカーマンっぷりがこの失態を呼び込んでしまったことは否めないんだけど、まーね、いっつもこっちがびっくりするぐらい思い切りのいい采配する人だからね、こういうときがあるのも受け入れなきゃいけないのかなーと。正直、功治を代えるなら宏太出よかったんだけどね、あの場面は。それでなければ坂田。ただ、所詮は結果論。全部采配が当たるんだったら宝くじでも買った方がいいって爺ちゃんも言ってたし。まあ、もう言ってもしょうがないし、反省してるだろうし(強調)、ね。本当に「タイトル」を狙いに行くのであればより確実に「勝ち」を確定する采配というものも覚えて欲しいわけですけど。

*とはいえ、チームとしてゲームをマネジメントしきれなかったことは大きな課題として捉えなきゃいけない。現状、勢い重視で押し切る形でしかチームのいい状態を保てない訳だけど、90分間その勢いを持続できる訳じゃないし、当然運動量も保てない。ある程度押し込まれる、相手に流れが行くことを想定した上でゲームを考えないと、勝てるモノも勝てない。まず、流れが悪くなったとき、押し込まれてもチームで意識統一してポジショニングを整えれば、ちゃんと守れる。ああいう状況でバタバタアプローチ行って自らスペース作るなんて愚の骨頂。後ろの経験豊富な選手がリーダーシップを獲れば、そんなに難しい事じゃない。それと、リード時のプレー姿勢。確かにもう1点欲しいのはわかるけど、相手の状況を考えればセンターバックやボランチがあんなにリスクを掛ける必要があったのか。相手の切り替えが異常に遅かったんだけど、それは裏を返せば高い位置に相手が沢山残っていると言うこと。人数を掛けて攻めるよりもリスクマネジメントすることの方が絶対大事。それに、切り替えの遅さを利用して攻めきる意識を常に持っていれば、それだけで相手は沈んでたよ、多分。その辺は相手の状況を考えてプレーしないと。全てに置いて言えるのは若いから……とか、経験が浅いから……とか、そういうチームだから……ということに言い訳を求めちゃいけない。こういう経験を絶対に無駄にして欲しくない、それだけ貴重な「失敗体験」をしたわけだから。

*どうしても大きな失態がゲームの全てと捉えられがちだけど、決してそれだけのゲームじゃないと思ってたりもするんだよね。千真のストライカーとしての純度の高さ(シュートに持って行くまでの過程への意識、そしてコースを狙うシュート精度、落ち着き、ストライカーとしての生きていくための要素をもっている。ポストの後の判断(てかヘッドアップ)と技術、周囲との更なる連携・連動、そして守備意識は課題だけど、ね)、兵藤のハイパーパフォーマンス(最前線からバイタルまで縦横無尽に走り回り、フランサへのパッキング、カッパルーレットからのチャンスメイク、最前線への飛び出し、押し上げてのミドルシュート、スタミナが切れるまでは抜群のパフォーマンスだった。彼がボランチから離れたことでその働きの大きさが大きく際だったのは皮肉だけど)、蘇ったダイナミズム(スペースが与えられたとはいえ、狩野、功治、千真のアタッキングトライアングルからサイドのジロー、コミー……てかチーム全体がスペースでボールを受ける意識がかなり高まってた。それにより攻撃が流れて、リズムが出た。まあスペースを与えられたことが大きいとは思うけど、常にこれをやっていくことが大事)、いい部分もたくさんあって、3つのゴールを得ることが出来た。それも又事実。どうしてうまくできたのかを改めて認識して、継続的にこういうパフォーマンスが出来るようにしていって欲しいなと。

*最後にアーリア。采配の犠牲になった……と言ってもいいのだけど、刻々と変わるゲームの状況を捉えて自分が何をしなければならなかったのか、それを考えて欲しいかな。苦しい状況の中であんな緩いアプローチでいいのか、軽いかわされ方をしていいのか、運動量や切り替えの意識はあんなもんでいいのか、出来る出来ないではなく、やらなきゃいけない。それはプロとして、勝利を目指す集団の一人として、求められる「責任」だと僕は思う。そして、「出場機会」。機会は無限じゃないこと、期待も又無限じゃないこと、自分が機会を得た裏では悔しい思いをしている選手がいること、何よりもリスクを冒してまで自分を使ってくれる監督がいるということ、それを真摯に捉えなきゃいけない。批判は大きく、厳しい状況ではあるけれど、これもまた貴重な機会。こういうことを糧に大きくなろう、うん。

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なんだか、だらだらと書いてしまったけど、もう明日はナビスコ開幕、切り替えて前向かないとならんですよ。

ということでここまでっす。

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(´-`).o0でも、ヤマハには行けないんだな、仕事のバカ。

(´-`).o0WBC凄かったねぇ、優勝おめ!連覇おめ!仕事場でも話題騒然、国民的関心事って感じなんだなぁと思うと少しうらやましかったかな。愛国心なのか、野球の国のDNAなのか、みんなが応援して、喜んでと……うん。こういう人たちが「郷土愛」として普段スタジアムに来てくれればなぁと思ったり。サッカーですけど。

(´-`).o0イチローは神、松坂世代な自分としては松坂の活躍も嬉しかったわけですが一番はムネリンかなぁ。準決勝後のコメントはぐっとキタ。あれぐらいの言葉を言えるぐらいの一体感が生まれるといいな。

(´-`).o0今回は少し少なめですが……写真レイソル戦でございます。まなたん、ここじゃなくてピッチで見たいぞ。

2009/3/21 J.League Division1 sec.3 Fマリノス vs レイソル @ 日産スタジアム(picasa/me)

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March 21, 2009

To : 「hamatra」

絶賛べっこりへこみ中ですが、取り急ぎ。

本日行われた柏戦で配布された「hamatra」で、マッチプレビューの部分を執筆させていただき、紙面に掲載して頂きました。

依頼を頂いた関係各所の期待に沿う文章が書けたのか、文字数制限の中で僕の意図が伝わったのか、そして読んでくださった方々に少しでも何かを感じてもらえることが出来たのかetc...、試合が終わった今、それをうかがい知ることが出来ないのが残念ではありますが、紙媒体に自分の書いた文章が載るという得難い経験をさせて頂きましたことに改めて感謝でございます。

そして、そんな「hamatra」を声を上げ、足を使い、一枚一枚配ってくださった配布担当の方々にも大きな感謝です。正直、ぐっときました。

ということで、簡単ではありますが、感謝の気持ちを込めて。

いた

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(´-`).o0(一つ心残りなのは、予想スタメン外したことかな。言い訳するなら、太田のスタメン復帰はちょっと予測してたんだよ?まあ今となってはどうてもいいことなんだが。

(´-`).o0(ちなみに普段は5000~6000文字ぐらい(レビューね)……今回は600文字ぐらいだから、1/10ですな。無駄に装飾したりする部分があればもう少し削れる気はする……けど、もうある程度ご理解をいただけているというか、諦められているでしょうから、直す気ないですけどwww)

(´-`).o0(レビューは、心のささくれが少し収まってから書くっす。今のままだと罵詈雑言、フットボールは本当に繊細でナイーブです、怖いわぁ。)

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March 17, 2009

今、そこにある危機@2009 J.LeagueDivision1 sec.2 vs エスパルス

君は昨シーズンの危機を覚えているか。

受動的なプレー姿勢が横行し、ダイナミズムを忘れたチームがどうなっていったかを覚えているか。

今、Fマリノスは岐路に立たされている。そう感じさせられたゲームだった。

2009 J.League Division1 第2節

エスパルス 0-0 Fマリノス @ アウトソーシングスタジアム日本平「今、そこにある危機」

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵"一度ジローと膝を付き合わせて話すべき"、松田直樹"おたおめの将軍様"、中澤佑二"思いは伝わっているか?"、MF小椋祥平"我慢とミスと"、兵藤慎剛"求められる"兵藤的"役割"、清水範久"攻守に中途半端"、小宮山尊信"もっと上げてこい!"、狩野健太"天狗か?天狗なのか?"(→79'ハーフナー・マイク)、山瀬功治"崩せなかった壁"(→73'坂田大輔)、FW渡邉千真"無駄だとしても、意味のあることを"(→63'齋藤学"そ・れ・だ!のヒント")

エスパルススタメン:GK西部洋平"強風にも屈せず"、DF市川大祐、青山直晃"100試合おめでとう"、岩下敬輔、児玉新、MF兵働昭弘(→82'藤本淳吾"復帰おめでとう")、伊東輝悦、山本真希(→56'マルコス・パウロ"巧みの1vs1、巧みのキープ")、枝村匠馬"100試合おめでとう"、FW岡崎慎司(→76'原一樹"鮮烈な突破実らず")、フローデ・ヨンセン

今シーズン初アウェイ。横浜の朝は暴風雨、どうなってしまうのかと思うほどの荒天だったものの、幸いなことに日本平では晴れ間も覗くほどに回復。とはいえ、強風吹きすさびピッチでの影響が心配される。

そんなゲームのスタメン、開幕戦でサンフレッチェのパスサッカーに翻弄され大敗を喫したFマリノスは、アーリア、裕介に代わり功治、コミーがスタメンに名を連ねる変更点。又、ベンチには好調が伝えられていた水沼宏太が食い込んだ。対するエスパルスは開幕戦大宮相手にスコアレスドロー、スタメンに変更はなし。今年はフローデ・ヨンセンを軸に攻撃を考えている様子。

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試合展開

【追い風に乗って】

強風を背中に受ける前半、序盤から追い風に乗るように非常に高い位置からのプレッシングで厳しくボールサイドに絡むなど、Fマリノスは非常にアグレッシブプレーを展開。なかなかパスが繋がらず攻撃構築のままならないエスパルスを押し込み攻勢を掛ける。インサイドに切れ込んだコミーのマイナスのパスを兵藤がダイレクトでアウトサイドに掛かるボールで左隅に!中盤で一枚剥がして突破を計った功治がそのまま距離のあるところから強烈なミドルを左上隅に!エンドライン際コミーが2枚に付かれながらも粘り強くボックスに入って何とかスライディングで繋いだボールを功治が強烈ダイレクト!とスタメンに復帰したコミーが積極的に仕掛けて左サイドにポイントを作り、引き付けて空いたバイタルエリアから追い風を活かすミドルレンジのフィニッシュという形でエスパルスゴールを襲う。しかし、GK西部洋平の素晴らしいゴールキーピングもあり、得点は奪えず。

【活性化しないダイナミズム、停滞の中で生まれるミス】

セットプレーの数も多く、流れ自体は悪くなかったFマリノス。しかし、攻撃としては少々単調だったか。裏を取る、スペースに走り込むといった意識が低く、連動性も皆無、カウンターのシーンで前にスペースがある時ですらダイナミズムが生まれない。必然的に相手のディフェンスラインを常に前に置いての攻撃がほとんどとなり、結果なかなかボックス内でのフィニッシュというシーンを作り出せない。そんな中で目立ち始めたのが中盤でのネガティブなミス。弱いバックパスや連携ミスとなる横パスが浚われてカウンターに繋げられるシーンもしばしば。エスパルスの精度不足に助けられ致命傷にはならなかったものの、足元足元の続くプレーの中でこういうミスが出てきてしまう所には不安を感じさせた。とはいえ、前半終了間際にセットプレーからクリアがバーに当たるという恐ろしいピンチ以外には失点しそうな雰囲気はなく、前半は主導権を握ったまま折り返す。

【風向きと共に一変した展開】

ピッチが入れ替わった後半、弱まらない追い風が今度はエスパルスの背中を押し、流れが一変する。開始早々に長距離ながら狙ってきた兵働のシュートを号砲に、ゲームを支配。交代で入ったマルコス・パウロが渋い仕事で前半起点となっていたコミーとの1vs1をほぼ完封、なおかつ市川のオーバーラップを助長する繋ぎを見せて右サイドが一気に活性。Fマリノス側の繋ぎのミスを突いてのカウンターというシーンも何度もあり、完全に復調。Fマリノスはポストワークこそ見せていたモノのダイナミズムアクションへの意識が希薄で前線の蓋となっていた渡邉千真から齋藤学へスイッチ、学の積極的なムーブで前線に少し動きが出てきたが、厳しいチェックを前になかなか実効的なプレーは導き出せず。後半唯一のチャンスとなったCK、狩野のインスイングのキックが混戦のゴール中央を抜け、ファーに待ち受ける勇蔵まで通り、足を伸ばして押し込もうとするが枠内に収めきれず。

【交代策で決した趨勢】

互いに交代策を交え、先制点を目指す展開。エスパルスは切り札ともいうべきスピードスター原一樹、そして復帰戦となるエスパのno.10藤本淳吾を投入。Fマリノスも功治から坂田に、狩野からマイクと前線のトライアングルを完全に入れ替え。互いに3枚使い切る交代策、これが完全にゲームの趨勢が決める。狩野・功治がピッチから消えたことで、前線の収まりどころがなくなり、又連携ミスなども見られるなどリズムの作れないFマリノスに対し、原の積極的な突破とスペースへのムーブが脅威となるエスパルス。そしてこの試合最大の決定機。楔へのパスに対してお見合いのように坂田・マイクが受けきれず青山がインターセプト、すぐさま最前線の原へ繋ぐと、ショートカウンター的展開に。原は鋭い切り返しでマツを出し抜き完全にディフェンスラインを打開。持ち前のスピードでゴールにつっこみ、最後は左から走り込む藤本へ流す!しかし、ここで哲也が鋭い飛び出し、佑二も必死のカバー、この二人の必死の守備が実り藤本の足元に入りフィニッシュを許さず。原のスピードとキレの良さは余りに脅威、そしてこの日のFマリノスに足りないモノを端的に表していたのかも知れない。

その後も攻勢に晒されたものの、何とか凌ぎきる形でタイムアップ、スコアレスドローで今シーズン初めての勝ち点を得た。

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チャンスは作った、ボールは動かせた、本当にそうなんだろうか?

大きなスペースがあるにも関わらずスペースランニングが生まれない、ボールホルダーがいい状態で前を向いたにも関わらずオフ・ザ・ボールのアクションが起こらない、追い越すような動きも連動する動きもなく、昨シーズンにあった躍動感は消え失せた。

足元で受けるばかりの停滞したサッカーの先に待つものが何であるか、誰もが覚えているはず。

もっと能動的に、もっと主体的に、もっとアクションを、もっとダイナミズムを。

今、ここにある危機を看過すべきじゃない。

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*非常にストレスのたまるゲームでした、えぇ。多分お互いに。4失点のリカバリとしてきっちりと0で終われたことは大きな前進だと思うし、ボランチのバイタルエリアのケア、サイドの裏のスペースのケアへなど修正の跡も見て取れた。そういう意味では開幕戦で噴出した課題をうまく消化できていて、好印象なんだけど……とにかくアタッカー陣含めての意識の停滞が……。基本的なマインドとしてパスは受けるモノ、もらうモノという状態になってしまっている感じ。主体的・能動的な意志を感じさせるプレーが少ないから、パスを引き出すようなアクションが起こらず、最終的に相手を揺さぶる術として個人で局面打開するしか選択肢がなくなる。これは由々しき問題だし、悪化すると硬直化しかねない。とってもとっても心配です。

*個々に自分のやりたいプレーがあるのは構わないけれど、そのプレーがどこまでの効果を生み出すのか。時に一発の個人技が何かを起こすかも知れない。しかし、裏に抜けるアクションが、ボールを引き出すオフ・ザ・ボールの動きがもたらす効果はより顕著に、ピッチに表れる。相手は対応しようとラインを崩さざるを得ない、後ろに下げざるを得ない、それによってバイタルが空く、バランスが崩れる、距離感が開く。それにより周囲にチャンスがもたらされる。それでも足元で受けて、前を向いて……みたいな欲求を前に出すのが正しいのか?スペースがあってもランニングしない、後ろ向きでボールを求める。本当にそれが正しいのか?今一度、チームのために色々と考えて欲しい。

*で、この試合の中でひとつヒントとなるようなプレーがあったのでメモ代わりに。アタッキングトライアングルが坂田・健太・学の時の一幕。ハーフライン右寄り、坂田が楔を受け、健太に落とす。坂田が楔を受けたことでディフェンスを引き付けられ、そのことにより生まれたギャップを学がダイヤゴナルランで突く。健太は学のランニングを察知し落とされたボールをダイレクトでスペースへパス……結局カットされてチャンスには繋がらなかったのだけど、この試合唯一と言っていい連動したプレーだった。この試合は千真が頑張って楔を収めていたけど、楔を収めて落とした後の動きだしというのがほとんどなくて、収めて落として……で結局楔を入れた意義というのがなくなってしまってた。せっかく収めて引き付けても、そのボールの動きによって生まれたスペースを使う意志がなければそのプレーの意義は消え失せてしまう。そういう意味でももっともっと一つ一つのプレーの意義を捉え、連動したプレーが欲しい。もっともっと出来るし、それが出来ればもっともっと魅力的なチームになるはず。

*この試合では停滞した攻撃に終始してしまったわけだけど、その次の日に行われたサテで若いプレーヤー達がその停滞感を払拭するような躍動感溢れるプレーを見せてくれたのは僥倖だった。特に宏太が非常に意欲的で積極的な意識の元、アグレッシブにアクションを起こしていたことは目に付いた。現状で個人で何かを起こせる可能性は功治や健太なのは間違いないが、彼のアクションがチームに与える刺激は有用なのではないかと感じさせた。現状、チームが停滞している今、若い選手達には大きなチャンスが広がってる。意欲的に取り組んでそのチャンスを掴んで欲しいなと。

*とはいえ、課題が出てくるのはいいこと、一つ一つこういう課題に取り組んでチームとしての血肉になればいい。若いチームだから波があるのは仕方ない事だと思うし、色々な過程を経ることが選手達を成長させる事になると思うから。もちろん、一つ勝って、波に乗って、勢いをもって駆け抜けられたらそれに越したことはないんだけど、ね。まあ下向かずに前向きましょうって事で。自分に言い聞かせてる感がなきにしもあらず、ですけど。

*コーキチさん、もう少しプレッシング行かせようぜ。抑揚付けて……とか甘ったるいこと言ってるから選手はサボっちゃうんだよ。まあ選手ミーティングで決まったことなんだろうけど、エクスキューズを付ける時期じゃない。ガンガン前から追って、動く意識を根付かせて、その上で初めて抑揚が出てくる。現状そのエクスキューズばかりが前に出てほとんどいけてないし、連動もしてないもん。それと、でっかいピッチ使って切り替えからのカウンターの整備なんてことをして欲しい。現代フットボールに置いてカウンターの質というのはとっても大事、いろんなパターンだって生まれてる(セットプレーからのカウンター、組織的なランニングを組み合わせたコレクティブなカウンターとかね)。でも今はカウンターが出来てない。意識が低いせいもあるけど、狙いを共有できず、結局まごついて動けないから。とにかくシンプルに、そしてスピーディにスペースを突く意識を植え付けて欲しいな。それと、右サイドはそろそろ考え時。バランス悪いし、中途半端になってるよー。金井使おうよ、金井。使わなきゃ育たないし、金井使えばゲーム中に4バックへの転換したりすることも可能じゃん?と、言ってみる。

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はいはい、次、次いきまっしょい。ということでここまでー。

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(´-`).o0今回はBluecardバスにお世話になりましたー。朝、間違えて天理ビルに行き、超暴風雨の中10分間のアップ活動をしたのはいい思ひ出……少し遅れてしまって大変失礼致しました。で、大変快適に行って帰ってこれたのでとてもステキでした。ありがとうございました。

(´-`).o0又、写真撮ってきましたー。なかなかうまくならないのはどうしてだろう……うまくなった気がしたけど、そうでもなかったのはうぬぼれるなということですね、はい。よろしかったらどうぞー。

2009/3/14 J.League Division1 sec.2 エスパルス vs Fマリノス @ アウトソーシングスタジアム日本平(picasa/me)

(´-`).o0picasaの容量がやばい……他の所考えるかなぁ……。

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March 09, 2009

戒めとして、教訓として@2009 J.LeagueDivision1 sec.1 vs サンフレッチェ

Dsc00466_4

もっと走ろう。

もっと主体的に動こう。

もっと能動的なプレーをしよう。

もっと丁寧にプレーしよう。

もっとシビアにプレーしよう。

もっと頭を動かそう。

もっと次の展開を予測しよう。

もっと周囲の動きの意味を捉えよう。

もっと連動しよう。

もっともっと逞しくなろう。

この敗戦が覚醒のきっかけとならんことを。

2009 J.League Division1 Opening Match!(第1節)

Fマリノス 2-4 サンフレッチェ @ 日産スタジアム「戒めとして、教訓として」
F.Marinos:3'渡邉千真!!! 69'栗原勇蔵
Sanfrecce:19'槙野智章 24'佐藤寿人 38'柏木陽介 52'イリアン・ストヤノフ

J's GOAL

Fマリノススタメン:GK榎本哲也"守護神の憂鬱"、DF栗原勇蔵"キャプテンマークも、開幕弾も霞む4失点"、松田直樹"抑えきれない自我"、中澤佑二"捕まえないでどうするよ"、MF小椋祥平"持ち味と役割のもどかしきバランス"(→46'山瀬功治"逆襲のエース")、長谷川アーリアジャスール"再びの洗礼"(→46'坂田大輔)、清水範久"ザル過ぎて泣ける"、田中裕介"失意の完敗"、狩野健太"去年の君はもっと飢えていた"、兵藤慎剛"戸惑いの開幕"(→68'金根煥)、FW渡邉千真"一瞬のヒーロー"

サンフレッチェスタメン:GK佐藤昭大、DF森脇良太、イリアン・ストヤノフ"最後方の司令塔"、槙野智章、MF森崎和幸"肝となる男"、青山敏弘"動いて良し出して良し騙して良し"(→84'中島浩司)、ミハイル・ミキッチ"本物"(→87'楽山孝志)、服部公太"本職が魅せた違い"、高柳一誠(→70'盛田剛平)、柏木陽介"曲者全開"、FW佐藤寿人"健在のラインブレイク"

待ちに待った開幕。ここ最近崩れまくっていた天候もこの日だけは持ち直し、Jの開幕を祝ってくれているかのよう。観客数こそ伸び悩んだが、この日を待ち望んだ観客達は思い思いに久々の日産スタジアムとの再会を楽しんでいるように見えた。

そんなゲームのスタメン、Fマリノス・サンフレッチェ共にシステムは3-4-2-1、Fマリノスの注目はなんと言っても即戦力ルーキーとしてエースナンバー9を与えられた渡邉千真、ストライカー不在のチームの救世主となるか。その他、負傷の河合が不在のボランチにはアーリアと小椋、左サイドには裕介(コミーベンチ外)、右サイドにはジローと予想通りのスタメンか。好調と伝えられたいた水沼宏太のベンチ外が残念。サンフレッチェの方は怪我でオーバートレーニング症候群で長期離脱中の森崎浩司、負傷が癒えたモノの回避した高萩洋次郎こそ欠場となったものの、出場が危ぶまれていた槙野や森脇がスタメンに名を連ね、現状揃えられるベストメンバーか。J2を圧倒的な質と力で突き抜けたチームの実力はいかに。

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試合展開

【開幕戦が故のバタバタと千真の先制点】

開始直後、佑二が、ジローが信じられないミスをする。ベテランのミスが伝染したかのようにドタバタとした空気が漂う中、サンフレッチェは新加入のミハイル・ミキッチが早速チャンスメイク。イリアン・ストヤノフのフィードを受けると裕介のスライディングをかわして右サイドを局面打開。深い位置まで切れ込んでマイナスのグラウンダークロスを流し入れると、最後は服部公太がフリーでシュート!これは枠外に外れたが、柏木のスルーが絡むアイデア溢れる攻撃はサンフレッチェの真骨頂。見事な連動感と前線の厚み。そして、ミキッチ×裕介のマッチアップはこのプレーで早々にミキッチが主導権を握ることとなる。

しかし、Fマリノスも反転攻勢、右サイド高い位置でジローが持つと低いクロス、兵藤がニアで触ってボールが高く舞い上がると狩野が競り勝って落とす!そのボールに反応したのが渡邉千真!!!きっちりと自分のボールにすると素早くGKの位置を見据えた上で左サイドにコントロールシュート!これがポストに当たってネットを揺すり先制点!チャンス時にもあわてず騒がす、大きなプレッシャーに打ち勝つ強さ、そしてスキルの正確性、渡邉千真のストライカーとしての可能性を感じさせた一発にスタジアムは大きな歓喜。

【躍動しない組織、劣勢の局面、迎えた破綻】

ただ、この先制点の後もゲームの流れ自体はサンフレッチェ。先制して様子見的な兆候になってしまったのか、サンフレッチェの攻撃構築の核となるイリアン・ストヤノフ、一列下がってそのサポートをする森崎和幸に対してプレッシャーを掛ける意志が低く、結果次々と質の高いフィードを両サイドのスペースに送り込まれる。その両サイドのマッチアップでは裕介がミキッチに、ジローが服部にそれぞれ劣勢。そのカバーのためにストッパーが引き出されて中央のマークがずれるという悪循環。追い込まれる中で、セットプレーから破綻を迎えてしまう。大きく外に流れたボールを拾ってセカンドアタック、カウンターケアのために下がっていたストヤノフがポジションを押し上げてボールを受けると、再び中央にクロスボールを流し入れる!首を振られる形となったDF陣はマークを掴み切れておらず、最後はファーで佑二のマークを振り切った槙野のダイビングヘッド!これがニアに突き刺さってあっさり同点、コーナー際で弓矢のポーズ、腹立つ。とはいえ、セカンドアタック時のDFのマークミス、集中力不足が如実に表れたシーンだった。

これでサンフレッチェは勢いに乗り、Fマリノスはドタバタが更に加速しカオスに飲み込まれてしまう。選手の動きに能動的な意識が全く見られず全般的に停滞、悪い判断とミスが重なって簡単にボールを失うFマリノスを嘲笑うように、テンポのいい繋ぎから優位性を持つサイドからの攻撃で凌駕していくサンフレッチェ、そしてあっさりと逆転。ストヤノフの縦の楔を健太がカットするもそのこぼれをアーリアがマイボールに仕切れずかっさらわれてショートカウンターの展開。頭が動いている動いていないの差か次の展開を読んで既にジローを振り切っていた服部が左サイド高い位置フリーでボールを引き出す。走り込むプレーヤーに引っ張られたFマリノスディフェンスの虚を突くようにグラウンダーの横パスを流し込まれると、慌てて中央でのフィニッシュを警戒しブロックに入ろうとするがここで青山、又もスルー!その外に入る佐藤寿人にシュートチャンスを譲り、そこでエース佐藤寿人は左足できっちりとコースを突くフィニッシュでネットを揺すった。最初の服部のシュートシーンと同じパターン、その他にも相手を騙そうとするアイデアを込めてくる相手の特徴を予測できずにモノの見事に引っかけられたことは不勉強の至り。つか、ロスト云々は別にして次の展開の予測の有無があるとないの差は余りに大きい。とはいえ、サンフレッチェの流麗かつアイデアのこもったプレーは感嘆。

まだ1点差、チームが落ち着きと機能性を取り戻せない状況の中で何とかこの状況のままハーフタイムに持ち込みたかったが、J2王者は更なる勢いをもってFマリノスに襲いかかる。またも後方からのロングフィートが起点となり、左サイド裕介とミキッチの空中戦。ここで競り負けると完全にミキッチの前はオープン。誰もカバーに行けず、こぼれ球に対して哲也飛び出すもミキッチ一寸先にマイボールとして哲也をかわし、ゴールは完全にがら空き。角度がない状態の中で何とかFマリノスディフェンス陣はゴール前を固めるも、サンフレアタッカー陣もゴール前に殺到。ミキッチはニアに飛び込む佐藤寿人へグラウンダーのパス。戻った哲也が飛び出すも、またも一寸先に触ったのは佐藤寿人、フィニッシュにこそ持ち込めなかったが、うまくボールを後方から走り込む高柳に繋ぎ、高柳はフリーで待つ柏木へ。フリーの柏木はすぐさまフィニッシュ、マツがブロックしたかに見えたがクリアしきれずそのままゴール……無惨。ゲームを考えれば絶対にやってはいけない失点、何故裕介の競り合いの時に誰もがカバーがいないのか、この試合通じてバランスの崩れたディフェンス陣は緩さばかりが目立った。ただ、何よりも感じてしまうのはサンフレッチェアタッカー陣のフレキシブルなランニング姿勢、停滞していたFマリノスのアタッカー陣とは差が歴然。1-3、状況は目を覆うばかり、苦しい状態でハーフタイムを迎えることとなった。

【浩吉の決断、それでも変えられなかった失点の流れ】

ハーフタイムで浩吉監督は個人としても組織としてもチームに貢献できなかったボランチ2枚を下げ、坂田と功治を投入。兵藤・狩野が1列落ち、千真・坂田・功治のアタッキングトライアングルに。業を煮やして前半からゲームメイクに精を出していた松田、大きな動きを交えてスペースに飛び出す坂田、主体的な仕掛けを見せる功治など、主体的なアクションを見せる選手の動きに引っ張られるように少しずつ流れが変わり始める。しかし、そんなときに又落とし穴。カウンターからあっさりと中央青山から佐藤寿人のホットラインが開通、浅いラインをスルーパスから突破されると、完全に後手。松田がカバーに入るもいなされ、佑二が後方からチャージに入りこれがファール。右寄りペナルティアーク付近でのFKを与えてしまう。そしてこのフリーキック、ストヤノフが左寄りにポジションを獲っていた哲也を嘲笑うかのような柔らかいボールでネットを揺すった。哲也一歩も動けず。ポジショニング見てやばいと思った、寄りすぎ。ただ、その前にあんなにあっさりとスルーパス通されてやられてたら話にならない。1-4。

この後、スタジアム含めて戦意が減退した感はあったが、セットプレーから勇蔵が豪快なヘッドでお返し、再び反撃ムードは高まる。しかし、その後は点差が開いていたこともあり交代策含めてある程度現実的なゲーム運びにシフトしたサンフレッチェを崩すことは出来なかった。2005年以来の開幕敗北。スタジアムに集まったサポの期待は無惨にも宙に浮き、ブーイングへと変換された。

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Fマリノスがタイトルを獲るために、何をしなければならないのだろう?

昨シーズン降格の危機に瀕したにも関わらず、目立った補強もなく、長年右サイドを担い続けた主力が抜けたチームがタイトルを獲るために、何をしなければならないのだろう?

僕は、一つ一つの試合に対して、真摯に向き合い、全力を出し切る事なんじゃないかと思う。

当たり前のことを当たり前にやれるチームに、という言葉がイヤーブックに載っていたけれど、そういうことが出来て初めてタイトルを狙う資格が得れる。

このゲームを戒めに、教訓に、もう一度、スタートしよう。

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*まー、酷いゲームだった。どこか浮き足立ってミスを繰り返し、その雰囲気が伝搬して、全くもって落ち着きがなかった。判断する余裕を失い、何をしなければならないのかも見失って、結局立ちすくんでカモに成り下がった。チーム全体として走る意志、動く意志、何よりも主体的な意志が余りに薄かったように思うし、切り替えの意識にしても、局面の対応にしても、マーキングからカバーリング、勝負への姿勢さえも全部緩かった。まるで、トレーニングマッチみたいに……。もちろん、いい状態でも相手のフットボールのクオリティを考えれば、結果はどうなっていたかわからない。ただ、その舞台に立つ前に勝負は付いていた、といえるのかも知れない。それは限りなくもったいないことだと思うし、プロとしての姿勢を問われてもおかしくないことだと思う。

*まあエキストラな敗戦だから、あれこれほじくっても仕方ないと思うけど、気になったこと。まずは能動的・主体的な意識が余りに低かったこと。オフ・ザ・ボールの動きがなくほとんどが足下、スペースへ抜ける動きやサポートアクションといったダイナミズムアクションがほとんど起こらず、出し手が何をするかを受動的に待つ選手が多すぎた。これではボールも動かないし、局面の変化など望めない。功治・坂田が入って少し改善されたけど、それでもまだまだ足りないし、チームは活性化しない。走って、揺さぶって、スペース作り出してなんぼ、うちより技術的にも優れ、プレーのアイデアを豊富に持つチームがそういうことを実践していた。それを目の当たりにして気づいて欲しい。

そして、プレッシングに対しての意識。これも主体的・能動的な意識の発露の一つだから、同じようなことなのだけど、号砲となるべきファーストアクションの意識がもの凄い減退した感があった。トップが坂田から千真に変わった事もあると思うし、相手が非常にテンポ良くボールを動かしていたから狙い所が絞れず意識が減退したということもあると思うのだけど、この要素が消えたことでチームとしてのフットボールが大きく揺らいだように見受けられた。前から追い回して、連動してパスコースを消し、インターセプトする、楔を潰す、長いボールを蹴らせて跳ね返しマイボールとする。全てのディフェンスアクションの起点となる要素が消えることで、中盤のポジショニングやら、ディフェンスラインの相手を捕まえるタイミング、ラインコントロール、全てが曖昧になってしまった。他にやり方があるならまだしも、現状ではこのやり方しかないわけだから、チーム全体で鼓舞しながら続けていって欲しいな。

*そうそう、敗戦の中だけど、千真初ゴールおめでとう!ありがとう!メディアに煽られ、クラブからもサポーターからも期待を掛けられ、プレッシャーも相当なモノだったと思うけど、それに打ち克ってよく結果を出してくれた。鋭い感性と確かな技術、そんな千真の良さがしっかりと出た素晴らしいゴールだった。このゴールが一瞬だけど夢を見せてくれた……負け試合の中だけどステキな時間だった。課題としてはプレッシングの急先鋒として意識とスタミナの向上、ボールの引き出すタイミングとオン・プレッシャーでの精度、チームタスクをこなしながらのストライカー仕事の継続、ってところかな。まだまだ出来るし、期待してるぞー。

*にしても、サンフレ、つえーわ。フレキシブルで、主体性があって、トランジッション速くて、相手を崩すためのアイデアがあって、精度も高い。寿人の2点目はサンフレッチェのパターンなんだろうなー。一人がデコイとなって最終ラインを押し下げて生まれるスペースを、後方から押し上げてくる複数の選手で使う。しかもスルー絡めるなんて味ありすぎ。美しくてお手上げでした。他の攻撃でも単純に仕上げるのではなくて、何かしら一手間二手間掛けてアイデアを絡める。この辺は3年間の熟成を感じる。それと主体的な動き出し、躊躇がない、迷いがない。だから、初動が速いし、減退しない。佐藤寿人なんかはとにかくやり続けてて、クリアボールをチャンスに繋げるのには恐れ入った。信頼関係とチームとしてやり方なんだろうけど、こういうのは見習わなければならない部分。リスクという部分では、確かにあるとは思う。ただ、自分たちが抑えてからというのが問題。このチームの相手は、かなり大変ですよ、うん。負けたから言う訳じゃないけど。あーもう、悔しいな。こんないいサッカーしやがって。

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まー、開幕したからこそ、こういう悔しさも感じられるって事で、フットボールがある幸せというのを噛みしめていたりします。まだまだ始まったばかり、色々なことが起こるから面白い。今年も色々な事が待ってそうでgkbrだけどwktkです。

ということで、ここまで。

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(´-`).o0久々だからか、手が痛いです。うまく音は出てたと思うのだけど、力はいりすぎたかなー>手拍子

(´-`).o02階バクスタのヤジは今年も酷い。ポジティブにチームのために、とかじゃなく、自分の感情をぶつけてストレス解消してるだけ、って感じ。くだ巻くなら居酒屋とかおすすめ。場所、移ろうかなぁ……。

(´-`).o0又、沢山撮ってきたー。とはいえ、色々回らなかったのでスタンドばっかりになっちゃった。よろしかったらどうぞー。

2009/3/7 J.League Division1 sec.1 Fマリノス vs サンフレッチェ @ 日産スタジアム(picasa/me)

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March 07, 2009

僕の見るJリーグ'09 -2-

いやはや、ドキドキドキドキドキドキして、そわそわそわそわそわそわして、待ちきれないです。2~3ヶ月のオフシーズンは飢餓感を高めるからこそ、こんな気持ちになるんだろうね。

ということで、僕的注目点'09続きです。

※注:繰り返しになりますが、チームによって大きく偏りがございます。ご了承ください。

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清水エスパルス

【長谷川健太融合研究所】

マンネリ化を避け、新たな可能性を求めるが故、毎年マイナーチェンジをしては失敗して回帰して復調、逆襲で4位ぐらいという経緯をたどる健太エスパ。クラブは生き物であり、常に刺激が必要な事を考えれば、彼のやっていることは決して間違ってはいないのだけど、結局元鞘に戻るのであればしなきゃいいのに……とも思われてしまうは切ないね。

とはいえ、今シーズンはちょっと違う。誰かを活かすためのシステム変更とか根幹を揺るがすような大幅な変更ではなく、人の入れ替えでチームを活性化させようとしているのかなと。JでもNo.1の安定感を誇るポストマンといっても過言ではないフローデ・ヨンセン、キレある時は無双な永井雄一郎、横浜FCの若手有望株だったらしい太田といったクオリティの高い選手が入ってきたこと、又、余りポジティブではないけれど不動のディフェンスリーダーだった高木和道がガンバに移籍したことでポジションが空いたこと(昨シーズン考えれば岩下以外の選択肢は見えないけど)、チーム内には刺激が溢れているはず。

その中で注目していきたいのが、健太監督がどのような絵を描き、いかに豊富な持駒を組み合わせて融合していくかということ。一人一人に特徴の違いはあれど、大きな差は見られない=誰が使われてもおかしくないし、言い方を変えれば好み次第。リアリスティックな4-4ゾーン、速いトランジッションから対角線に空くスペースをうまく使うカウンターといった組織としての完成度はJでもトップクラス。ただ、組織の機能性だけではタイトルは導き出せない。その基盤の上にいかにして個の特徴を融合させ、チームのアクセントにしていくか。絶対的なプレーヤーがいないからこその難問、集大成の年に彼がどのような答えを導き出すのか、その辺は長谷川健太の腕が表れるはず。

選手としては藤本淳吾かなぁ……、エスパには色気が足りない。そういう意味で彼の存在が必要な気がする。後は大前元気!サイズないからか、意識の問題か、出てこない理由はさだかじゃないけど、あの得点感覚は特殊、頭の回転も速い。ま、出てこなくても今年サテで同グループだから、見れるかな……。

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ジュビロ磐田

結局は黄金期中毒?

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アルビレックス新潟

オーシ頑張れ、超頑張れ。

(´-`).o0でも噂の3トップはオーシを活かすためにもやめた方がいいと思われ。攻撃構築に不安のあるチームにとって、中盤の枚数減らすのは自殺行為、前後分断になりかねない。松下とかダイナミックなランニング出来る選手の良さも消えちゃうんじゃないかな……。

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名古屋グランパス

【ヨンセン→ダヴィが持つ意味】

往年のレジェンド、ドラガン・ストイコビッチの就任と共に中位力をついに払拭、モダンなサイドアタックで旋風を巻き起こしたグランパス。コンサドーレで単騎ながらばりばり点数を重ねたダヴィとたまたまグランパス戦で活躍しちゃったばかりに目を付けられて獲られちゃった隼磨を加え、新たなる特徴の付随と更なるサイドアタックのクオリティの向上を見据えてる。無駄に層を厚くするような補強をしなかったという意味では(今シーズンは藤田俊哉、大森征之、米山篤志、ヨンセンといったベテラン勢を切ってるしね、過剰戦力を持たない)目線というかクラブとしての目標も定まっている印象を受ける。

で、看板であるサイドアタックにいかにダヴィを融合というのが最大のテーマになると思うけど、何故にヨンセンからダヴィにしたのかという所にピクシーの「次」の狙いが見える気がしなくもない。サイドアタックの終着点としても、攻撃構築における中央のボールポートとしても、戦術的な側面に置いてヨンセンの存在感は決して小さくなかったと思うのだけど、それを捨ててでもエゴイスティックな印象の強いダヴィを組み込む意図は何なのか。個人として期待する部分は単純に考えれば勝負所での得点力や中央での個人による局面打開ということになるんだろうけど、ヨンセンからダヴィへの変化によって周囲の動き方や使い方にも変化が出てくるはず。そこにピクシーが思い描くグランパスの進化のキーが眠ってるのかなと。

注目は、隼磨と阿部の両サイドバック。阿部怪我なの?残念。とはいえ今シーズンはサイズ的に単純に上げてるだけじゃ点は導け出せないわけで(ダヴィはポジショニング感覚も鋭いし、身体も強いけどね)、変化というものが必要になってくるはず。そういう部分を彼らが気づき、上げるクロスの質が変わるのかどうかはちょっと注目したい。てか、隼磨はピクシーにクロスを教えてもらなさい。僕からは教えてあげない!

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京都サンガFC

ディエゴいいなぁ、ディエゴ欲しかったなぁ、ディエゴうらやましいなぁ……。

(´-`).o0個人的にディエゴの超単騎ドリブルと戦術理解度の高さは垂涎。システムコロコロQスタイルも基本リアクションだから案外馴染むんじゃないかなぁ……。前に柳沢とパウリーニョでディエゴをその下とか怖えぇぇぇ。

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ガンバ大阪

【アジア王者の不安。オーバーホールは済んだのか?フィットはどうか?】

ACLを制してCWCでも積み上げてきた自慢のポゼッションスタイルを堂々と披露したものの、リーグは超過密日程が響き中位に沈んだガンバ。しかし、今シーズンこそ二兎を追うために、ウィークポイントに泣く子も黙る超大型補強を敢行。エスパのディフェンスリーダー・高木和道、韓国代表の屈強なるストッパー・パク・ドンヒョクで昨シーズン明神まで駆り出さなければならないほど層の薄かったセンターバックに、裏に抜けて良し仕掛けて良しの万能型・レアンドロ、一時帰国から舞い戻ったアジア最高峰のセンターフォワードの一人・チョ・ジェジンとバレーが抜けてから決め手を欠いたセンターフォワードに豪華補強。中盤はリーグ最高峰の攻撃構築能力を兼ね備えていることを考えれば、評価がもの凄く高くなるのも当然のことか。

ゼロックスでこっぴどくやられたのは慣れない3バックが決壊したこと、とも言えるけど、気になるのはコンディション。正直重いなーという感じを受けたかな。まあこの時期ならありがちなことの様な気もするけど、昨年末超過密スケジュールで緊張感ある試合を積み重ねて来たことによる蓄積疲労をオーバーホールしきれていないんじゃないかという懸念がある。まあ層を厚くして……というのはあるけれど、このチームは替えの利かない存在が多いだけに(ヤット、加地さん、大明神とかね)、彼らが疲労を引きづったままシーズンに入るとしたら毎度毎度の急停止もあるんじゃないかなーと。てか、ヤットは本当に平気なのか。

後はフィットという部分。キャンプでのレアンドロ&JJの怪我は最悪のタイミングだったかも知れない。動きの連動やパスのタイミングなど意識の共有をかなり高いレベルまで引き上げないとガンバのサッカーに融合するのは難しいだけに、その時間が失われたのは西野監督にとって激痛だったはず。まあ能力は高いから、個人能力で序盤は乗り切って慣れが出てきてから……というのも可能だとは思うけど……。ディフェンスラインに関してはパク・ドンヒョクだね。能力は疑いない。強い、高い、フィードがいい、冷静な判断が出来る、能力的には佑二や闘莉王クラスかも。ただ、ディフェンダーだからね、ラインコントロールやら、マーキングの確認など、言葉のコミュニケーションというのが大きな問題。まあある程度セオリーを守りながら……というのが出来てたから、何とかなってたけど……。はてさて。

正直、CWCドーピング時のレベルがスタンダードになって(判断スピードが速く、勝負の綾を掴む力もある)、新戦力がフィットしたら他のチームを置き去りにする可能性はある。ただ、色々な意味で不安要素はあるし、時間も掛かる。そのフィットスピードがどの程度になるのかが、ガンバの今シーズンを決めるかも。てか、宇佐美はこれじゃ出れないんじゃない?まあそういう状態に置かれた方がいい気もするけど……。原口は出るんだぜ?

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ヴィッセル神戸

節操なさ過ぎ、焦りすぎ。

(´-`).o0とはいえ、優良らしいブラジリアン二人、我那覇・恒様といった元日本代表を確保、そして何よりカイオ・ジュニオール……未知数過ぎて怖い部分もある。カイオ・ジュニオールはペリクレス・シャムスカになれるかはひっそりと注目してます。どんなサッカーするのかな、松田流4-4ゾーンは引き継ぐのかな?ミキティは何だかんだで我慢弱いからなぁ。

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サンフレッチェ広島

【ガラス細工のフットボールの行方】

プレビュー代わりに。ちなみに見た試合は片手程度で何とも言えないんだけど。

美しくハイブリッドなパスサッカーに更に磨きを掛け、タフなJ2をまさに無双状態のまま駆け抜けたサンフレッチェ。リベロのイリアン・ストヤノフ、ボランチの森崎和幸・青山敏弘のトライアングルが少ないタッチでテンポ良くボールを動かして、その軽快なテンポのまま流動的な動きが絡んであっさりと崩してしまえるプレーは余りに流麗で美しく、チームの中でもそのフットボールが深く深く浸透していることを感じさせる、相変わらずいいチームです。何で落ちたのかよくわからん。ここだけ見ると、ね。

ただ、ただね、センターバックは機を見てとはいえばしばし上がるし、サイドもボールの流れのままスペースを突くことを意識してかなり高いポジションを獲って、と非常にリスキーな印象も受けた。対戦相手からすればその流れるようなボールムーブをどこかで断ち切り、トランジッションスピードで上回れば、数的優位・数的同数的なカウンターチャンスが広がる。ミシャ・ペトロヴィッチがこのリスクに対して現実的な策を打たないのは、それだけチームのフットボールの質に自信があるからだろうけど……。この傲慢にも似た姿勢をJ1のチームが放っておくかというと限りなくNoのはず。切り替え速いチーム、ハイサイドに選手を残すチームって結構あるしね。この側面を考えると、失点は増えそうな気もする。2年前の悪夢……。

戦力的には、それこそ2年前と比べても駒野アウトでミキッチイン、若手の底上げがあるって感じだから、大きな変更はなさげ。高萩(欠場)、森脇、槙野、高柳辺りの伸びが著しいみたいだけど、やはりチームの中で活きる選手達、個人で怖いのはやっぱり佐藤寿人(サイドに押し出せ)、そして新戦力のミハイル・ミキッチということになるのかな。

彼らのサッカーはガラス細工、破壊されるか眩く輝くか、まずは僕らがそのガラス細工を壊す、ってなるといいなぁ。

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大分トリニータ

【堅守+ファンタジア】

お、最後だ。ナビスコホルダー。

去年対戦したときに最も印象に残ったこと、それはアプローチの質。多分J1で最も一つ一つのアプローチの距離感がシビアで、激しいチーム。自由を奪うからこその堅守。今シーズンもこの約束事を継続してモラル高く実行できれば、失点数は少ないまま推移していく可能性が高い(深谷の長期離脱がどう影響するかはわからないけれど……)これは当たり前のことだけど、その当たり前のことを出来ると言うことは賞賛されて然るべきことだと思う。

とはいえ、得点数も偉い少ない。その要素をチームとしても認識しているようで、今シーズンの課題として取り組んでいる様子。実際、忠実なディフェンスと引き替えに、オリジナルポジションを下げるため、オフェンスに置いては始動位置が低くなり攻撃移行の際の足枷となってしまう。僕がシーズン前に酷評したウェズレイ・高松の2トップ(はい、反省してますよ)、そしてブレイクした金崎夢生が、苦しい状況の中で攻撃に掛かれ状況を整える役割を担わざるを得ない。それは非常に難しいタスク。チームタスクと相反する要素をいかに消化するのか、その中で注視されているのが長期離脱から復帰して今年もレンタルで在籍することとなった家長昭博なのかなと。

あのテクニック、ドリブルワークが生み出す時間はまさにチームが求めるモノ、もちろんアタッキングエリアでのアクセントという面でも「個」で何かを生み出せる。そこに可能性はあると思う。ただ、守備の部分では不安も残る。そこでシャムスカがどう考えるのか、金崎のポジションに入れるのがベターなんだろうけど、彼の機動性と技術はチームに既に欠かせないモノ………共存……はてさて。

てか、シャムスカ、前俊なんとかしてやってくれよー。進化を続ける森重真人も注目。

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ということで終わったー、よかったー。って、もう今日だよ!あと11時間ちょっとで始まっちゃうよ!Fマリノスはどうしたの?それは是非スタジアムで!15000枚の当日券があなたをお待ちしております。(お、うまくまとまった)

ということで、ここまで。新シーズン、楽しみまっしょい!

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(´-`).o0一杯ぶくましてもらって嬉しいです、ありがとうございます。でも、連続モノだからプレッシャー(苦笑)

(´-`).o0今日は有休取って、練習見に行って、ユニフォーム引き取って、イヤーブック買って、髪切って染めて、新シーズンへの身支度してましたー。「Are you Ready?」って聞かれたら、「OK!」って答えられるよ!てか、理由もなくワクワクしちゃうよね、どんなことが待ってるのか、怖いとか、不安とか、色々考えない訳じゃないんだけど、何よりもまた冒険が始まるって思うと、ワクワク止まらないんだよね。あー、気持ち高ぶっちゃって寝れない。でも寝ないと!てな感じで開幕の夜は更けていくわけです(苦笑)

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March 04, 2009

僕の見るJリーグ'09 -1-

いよいよ、いよいよ、いよいよ開幕ですよ!!!毎年毎年のことですが、指折り数えながら開幕を待つ直前のワクワク感は何度味わってもステキです。

とはいえ、今シーズンはシーズン開幕の予習が出来てないので、僕的注目点なんかを。分析やら予想じゃないのは勉強不足だからっす。

※注:チームによって大きく偏りがございます。ご了承ください。

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モンテディオ山形

【念願の初昇格、改めてようこそJ1!】

とはいえ、やっぱり大方の予想に違わず(てか、あれだけ綺麗に18位が揃うと泣ける)未知数というか、苦難の道が待っているんじゃないかなーと。そのテーマとしては「J2とJ1の違い」

ここ数年「守備」を強みにJ1へ昇格してきたチームがことごとくこてんぱんにされている傾向があること。組織的に整備されているという部分では、横浜FCもコンサドーレもそうだった。けれど、個人の部分でどうしても我慢出来ずに決壊するシーンが生まれてきてしまい、ビハインドを負ってゲームプランが崩れる。この負の連鎖が彼らを飲み込んだ印象が強い。

組織力でピッチの各所に生まれる1vs1の数を減らすことは出来ても、全てをなくすことは出来ないからこそ、どうしても個人に依る場面というのが出てくるのは摂理。その部分で個人のレベルというのには不安が残る。

そして何より「J1」と「J2」の違い。端的に言えばミスの頻度、プレーの精度。これはあくまでも個人的な印象にすぎないけれど、多少曖昧な部分を見せても、精度の低いプレーや自滅的なミスで攻撃が収束してしまう事が多いのがJ2。そういう側面から考えると受動的な守備スタイルは、J2に合っている。ただ、J1ではそれが本当に効果的かというと……疑問符が付くかなぁと。

ただ、あくまでも前例に過ぎない、とも言える。レンタルが多かった現有戦力は豊田を除きほぼ残留、そこに小林亮、古橋達弥と言った実力者も確保。そして、リアリスティックなフットボールの構築には定評と実績(J1でもね)のある"会見の長い"小林伸二監督。コンサドーレ・横浜FCと同じ轍を踏むかというと……そこもうーんと言う気はする。

てゆうか、この文章じゃ歓迎どころか嫌がらせ……。12月の山形、楽しみにしてます。

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鹿島アントラーズ

【史上初の3連覇+ACLのダブルを見据える常勝「オズファミリア」】

ゼロックス見た感じだと、多少中後が移籍して(てか、小笠原の穴、か)、構成の変わった影響で抜群の連動を見せていた中盤での守備のクオリティに低下の傾向が見られたけど、それでもチームとしてのクオリティは高いのは認めざるを得ない。個々のスキル、抑えどころを抑えたサポートやダイナミズムアクション、そして何よりゲームの流れを汲み取りゲームに反映する「目」……勝者に相応しい力の備わったチームであることに変わりはない。彼らは成功者として、学習対象の一つ。

で、補強に関しても鹿島らしく未来を見据えながら派手じゃないにしてもそつのない補強。特に水戸ちゃんから強奪したパク・チュホは新井場の次を考えると懸念ポイントだったはずの左サイドバックもこなし、現状不安の残るボランチの層を考えると理想的(何故にゼロックスで試さなかったのかな?というのは思ったけど)超話題の大迫は時間は掛かるにしても間違いなく大器、高円宮杯でガンバを沈めたプレーを目の当たりにしてる自分としては期待したい選手の一人。うーん、書いてて腹立ってきた。

よし、言ってやる!マルキはうちの試合では出さないでください……(昨シーズンのものすげーミドル2発はトラウマだわ)

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浦和レッズ

【改革の旗手はフォルカー・フィンケ!】

昨シーズン一時代の終焉を迎え、再興への道を歩む今シーズンはとにかくフォルカー・フィンケ!って感じなレッズ。若手育成に定評があり、ドイツ国内でも高い評価を得ている(らしい)敏腕指揮官を迎えて、改めてクラブとして正常化を図ろうとしている意欲は、エルゴラはじめとした媒体で伝わってくるし、個人的にもどれだけ変わるのか、どのように変わるのかは本当に楽しみ。

ただ、フィンケに課されるタスクは非常に多い。個人に依りすぎていたパワーバランス(フットボール的にも、チームとしての規律としても)の正常化、トップフォームを忘れたプレーヤー達の再生、そして未来を見据えた「金の卵」の育成、そしてチームとして新たなフットボールメソッドを植え付けるチームビルド……リーグで最も早く始動して、充実のオフを送ったらしいけど、シーズンを通じてという部分も多いのかなと。

なんか今年は結果よりも……という空気を漂わせちゃったけど、レッズはレッズ。リーグ屈指のタレント軍団、崩壊していても強引に勝ち点を引っ張ってこれちゃうチームであることを考えれば、改革途中であろうと普通に勝ち点を重ねる可能性は充分ある。ましてや、昨シーズンとは違うポジティブなエネルギーに満ちた状態であることを考えれば、その可能性は決して低くない。フットボールはそんなに簡単なモノじゃない、と言われちゃいそうだけど、ね。

高橋峻希や原口元気が開幕デビューを飾りそうな事も本当に楽しみだし、早々に僕の山田くんにも出番が回ってきそう、レッズユースの子達の台頭含め、今年は注目。

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大宮アルディージャ

今年こそ勝ち点寄こせ。


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柏レイソル

【俺たちの高橋さん、トップチーム初挑戦!】

相思相愛の石崎のぶりんと契約延長せず、ユース監督からトップチームのコーチとFマリノスで苦楽を共にした「俺たちの」高橋真一郎ヘッドコーチを監督に据えたレイソル。それが僕にとってのトップライナー!

とはいえ、リアクションで結果を残してきたチームに幅を付けるというのは本当に難しいこと。動きの質やプレーへの意識を変えるというのは口で言うほど簡単な事じゃないし、選手の適正というのも決して無視できない。チームの中でスイッチを握るプレーヤーが必要になってくる。そのキーとなりそうなアルセウ(今シーズン唯一の補強、出戻り)が長期離脱と前途多難。そこで僕は夏に一目惚れした千石廉を使えと言いたいけど……。

一つの完成系として有するダイナミズムとファンタジアの融合したカウンター、壁を越えるための可能性の追求、難しいタスクを前に高橋さんがどのような手腕を見せてくれるのか、失敗したクラブの人として本当に気になるファクターでもある。高橋さん頑張れ。

(´-`).o0これで高橋さんがうまくやったら、フロントを小一時間問いつめたい……

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ジェフユナイテッド市原千葉

【JRと書いて、本気(マジ)と呼ぶ。】

中後ぶっこ抜いたのは本気で驚いた(里心がついたとはいえ)その他にも福元洋平、アレックスといった燻っていたプレーヤー、劇的残留の一翼を担った深井も完全で確保してと、数少ないオフシーズンの成功者といえるチームの一つかな。

フットボール的には相対的な要素を重要視するらしいアレックス・ミラー監督にはやっぱり注目。しっかりとした準備期間を経て臨むシーズンなだけに、欧州スタンダードとも言えるターンオーバーやベニテス仕込みのハイラインのモダンディフェンス、新たな潮流とも言えるハイサイドを活かしたコレクティブカウンターとか、そういうモノを仕込んでいるとしたら、本当に面白い対象になるはず。
 
あとに新居に注目、ベルカンプトラップや美しいターンは惚れる。フィニッシュを逆算してプレーしているような印象があって、しかもその過程が美しい。ポジション獲りたいね。

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FC東京

【城福流ムービングフットボール、第2幕】

紆余曲折あったものの、一つ一つ課題と向き合いながらチーム構築を続けるチームとして今シーズンも継続して見ていきたい。日本が世界と戦うための様々なディティールを強く意識する次世代の名監督として、結構期待してるしね。

とはいえ、着実前進と言うよりも暗中模索という感じを受けてしまうのも確か。様々なシステムや組み合わせを試して、課題が出てきて、その課題を消化仕切れているかというと………うーんと言う感じ。序盤に感じたリスクマネジメントの問題、中盤戦で感じた個々の選手のスキルの問題、それぞれに進歩はしてるけど答えが出たかというと……難しいけどね。ただ、後半の鹿島戦のような素晴らしいゲームをする時がある。それはFC東京のポテンシャルであると思うし、向き合った末の成果でもあるのかなーと。梶山がコンダクターとなり、両サイドをスピーディに、そしてアグレッシブに突き、バラエティに富むジョーカーがゲームに変化を与える。これがムービングなのかというとわかんないけど、可能性のあるタレントをモダンなフットボールの中に落とし込み、躍動させるというのは監督としての一つの答え。これがチームとしてコンスタントになっていくと、チームとしても大きな可能性が開けてくると思う訳で。

まあ、ひっくるめていうとナオがどうなっちゃうのか気になります(サイドポジションがなくなるらしいし)あとは大竹、うん。彼は面白い。

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川崎フロンターレ

【超絶タレントと前後分断、舞い戻る指揮官の大きな宿題】

突然の病魔に襲われた関塚隆が驚きの復帰となったフロンターレ、これもまたオフの驚きの一つ。そんな復帰空けの監督にとってはかなり重いテーマ。

レナチーニョ、ジュニーニョ、鄭大世にヴィトール・ジュニオール。それぞれがゲームを決める力があり、抜群のスペシャルスキルを持つタレント、だからこそ個人戦術は活かすべき武器ではあると思う。ただ、それが前に出すぎて、前の4人と後ろの6人が乖離して、チームとしては機能性が落ちてしまう。そういうジレンマに陥っているのが現状のフロンターレなのかも知れない。元々、カウンターを肝としてきたチームな訳で、図らずも回帰していったという形になったわけだけど、正直本来見据えていたフットボールとも乖離していっているだけに、関塚監督が戻ってきたことでどのように軌道修正していくのかは気になるところ。

ただ、フロンターレのフットボールは非常にエモーショナルでエンターテイメント性に溢れるフットボールであるべき。等々力に集う人は多かれ少なかれ、そのフットボールに魅せられている側面がある気がする。ジュニーニョやレナチーニョがスピードに乗ってドリブル突破を計る、憲剛の美しいパスから森がサイドを攻略する、谷口が何故かそこにる、テセがパワフルにゴールを襲う、タレントの魅力あってこそ。他人事だから言えるけど、毒気は抜いて欲しくないと勝手なことを言ってみる。

選手としては、谷口!彼はうちの子だから!トリコな谷口は見たことないけど。チームバランス的に役割を固定される?という話が気になるところ。憲剛とヴィトールじゃ致し方ない、けど、3人の関係含めて落としどころがうまく見つかるか、谷口の得点力も捨てがたいだろうし。

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うーん、なんだか前半戦に力を入れすぎた気が………後半はさっぱり言っちゃうかも。

ということでしばし休憩!

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March 03, 2009

遠回りのシーズン -PlayBack F.Marinos 2008 Part3-

すいません、ほんとすいません。だいぶほったらかしてました。

ということでラストです、Fマリノスプレイバック2008。

あ、おさらい。

ターニングポイントまで -PlayBack F.Marinos 2008 Part1-

回帰、再生、進撃 -PlayBack F.Marinos 2008 Part2-

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・決戦と、挑戦と -11月~12月-

リーグ戦も佳境を迎える中で、天皇杯がスタート。今年も三ツ沢からのスタートとなったが、対戦相手は夏期の低迷によりJ1のコンサドーレ。齋藤学がプロ初スタメンを飾るなど多少のトライアルを織り込みながら臨んだ一戦は、兵藤のプロ初ゴールで勝利を飾ったが、内容的にはレイソル戦の充実したフットボールが嘘のような弛緩したプレーが多く、課題の残るゲームとなってしまった。

そして、その1週間後、弛緩した雰囲気を引きずったままホームにサンガを迎えると、ここで落とし穴が待っていた。開始直後にセットプレーからグラウンダーのボールを反転しながらヒールで合わせる河合の機転の利いたプレーで先制し、その後も押せ押せ。充実のゲームを展開していたが、完全に虚を突かれたクイックリスタートがFマリノスを襲う。ボールを置くと急激にスペースへと走り出した柳沢、ここに角田が反応してスペースへとループパスを供給、一連の流れで完全にFマリノスディフェンス陣を置き去りにすると、柳沢は後方から来るパスをショートバウンドでダイレクトボレー!高難易度のプレーでゴールに沈められた。そして、この失点がゲームの空気を一変させてしまう。佑二の怪我というアクシデント、サンガの戦術+システム変更と、次々と起こる変化に対応しきれず、結果競り負けるように柳沢、佐藤勇人に終了間際ゴールを許して敗戦。夏の終わり、大宮戦以来の敗戦。エアポケットのようなゲームとはいえ、今後の戒めとなるゲームとなった。

冷や水を掛けられたようなゲームの後、改めてチームは天皇杯準々決勝に向けてリスタート。天皇杯での躍進を誓うチームは四国の地へ。相手はレッズ。立ち上がりは内紛や疲労、喪失感からか低いモチベーションを表すようなパフォーマンスに終始する相手を完全に凌駕、高い位置からのプレッシャーが機能し完全にゲームを支配すると開始早々に狩野のゴールで先制、綺麗にボールが流れて隼磨のミドルで追加点。その後も完全にゲームを支配し、3点目、4点目と畳みかけれるような展開だったが、とどめを刺しきれないでいると、セットプレーからのゴールでレッズが息を吹き返し、後半早々に又してもセットプレーから失点を喫し同点に持ち込まれる。そして、ここから我慢比べ。オープンな攻め合いの中でスタミナとメンタリティを問われる消耗戦。その結末は120分でも決着付かず、PKに委ねられる。このPK、コーキチ監督はその重責を未来を担うべき若い選手に託し、その期待に応えるように狩野・兵藤・小椋・裕介・隼磨でフルマーク、しかしレッズもフルマークでサドンデス。6本目、勇蔵が心憎いキックで沈めると、読みは冴えていた哲也が鈴木啓太のキックをストップ!自らで首を絞めた感は否めないモノの、苦しくも劇的な勝利でチームは一体感と自信を得た。

しかし、一息つく間もなく今度はリーグ戦の剣が峰となるアウェイのジェフ戦。勝てば残留に大きく近づき、負ければ再び尻に火が付く、大きなプレッシャーの掛かるゲームとなったが、一体感を得たチームはこのプレッシャーを乗り越える。前半こそ激しいジェフのプレッシャーへの対応に苦慮していたが、そのプレッシャーが落ちた後半、一気に攻勢。クイックリスタートからの流れるような展開から、最後は隼磨のグラウンダーの折り返しを兵藤が叩き込んで先制、一気にこのゴールで勢いが生まれると今度は大きな展開から。隼磨のダイレクトでの大きなサイドチェンジがコミーに渡ると、コミーは縦を意識させながら中にカットイン、対面の坂本を振り回し、そして右足ミドル!これが素晴らしいコースに突き刺さって追加点。最後は、丸亀に続いてスタメン出場となった金根煥がカウンターから兵藤のアシストを受けてボレーで叩き込み3-0!回帰の末に取り戻したアグレッシブなフットボール、苦しい戦いを経て得た一体感、それら全てをこの重要なゲームで出せたという自信は何にも変え難い。この勝利で自動降格の可能性が完全に消え、得失点差を考えた上で今シーズンの残留を事実上確定させた。

そしてシーズンはクライマックスへ。GWに苦渋を味わされたヴェルディとのクラシコ第2ラウンド、ホーム最終戦、リベンジを煽った顛末、そして何より見据える天皇杯、やはり結果が欲しいゲーム。相手も必死、ジェフ戦同様前半は残留争い真っ只中の相手の必死のプレッシャーはそう簡単にいなせるものではなく、スムーズな展開とは行かなかったが、後半に入るとエンジン全開。苦しいシーズンを送ったサポーターへのプレゼントか、バンディエラ松田直樹が中盤で福西との競り合いを制しボール奪取すると、日産スタジアムが最も沸く中央を割るドリブルでのオーバーラップでカウンター、そして最後は虚を突いたミドルレンジからのハーフスピードのループシュート!美しい弾道は日産スタジアムに歓喜をもたらし先制点!試合終了間際にはクラブの期待を背負う新世代のボランチ長谷川アーリアジャスールが高い位置でのインターセプトからプロ初ゴール。終わりよければ全てよし、ではないけれど、苦い思いのすることの多かった今シーズンを精算するようなゲームとなり、日産スタジアムは笑顔に溢れた。

いい流れのまま、リーグ最終戦は真っ赤に染まる埼玉スタジアムでのレッズ戦。このゲームではリーグ終盤攻撃を引っ張ってきた狩野が出場停止、しかしコーキチ監督はその機会を逃さんと言わんばかりに齋藤学・長谷川アーリアジャスールをスタメンで送り出し、完全アウェイのスタジアムを経験させる決断。これまでの経験則から考えれば、このスタジアムでのゲームは大概難しいゲームとなることが予測されたが、決していい状態ではないレッズに対し、残留を決め充実の内容で連勝してきたFマリノスとのチーム状態の差が表れる形で、思わぬゴールラッシュ。序盤こそ一進一退の攻防を繰り広げるモノのアーリアの楔からボックス内に進入した兵藤がPKを得て先制すると、後半一気に爆発。人数を掛けたサイドアタックから最後は河合が強烈に突き刺し2点目、セットプレーから細貝に1点返されるモノの、左サイド学のドリブルからの機転の利いたヒールパスを勢いを持って駆け上がってきたコミーが受け、強烈左足でファーサイドネットに突き刺し3-1。これで完全に乗ったFマリノス、途中交代のジローがいい働きを見せる。ハイサイドでのキープからコミーの美しいミドルを引き出すと、今度は河合のダイナミックなランニングを活かすスルーパスで5点目をアシスト、最後はFマリノスのシャツを着て最後のリーグ戦出場となるオーシのゴールを優しいクロスでアシストして6-1。オーシの「お別れ」ゴールに盛り上がるアウェイスタンド。苦しいシーズンを忘れさせるような爽快なゴールラッシュで天皇杯に弾みを付けた。

2週間のインターバルが生まれ、チームは適宜にオフを挟んでコンディション調整しながら天皇杯準々決勝に臨む。相手はリーグでも昇格争いに最後まで絡み、J1勢を立て続けに連破したサガン。彼らの本拠地ベストアメニティスタジアムに乗り込む。カズも評価する日本最高峰の臨場感を有する彼らの庭での対戦、Fマリノスは岸野式プレッシング&ショートカウンターに苦しめられると、売り出し中の廣瀬に先制点を献上。しかし、存在するJ1とJ2の差を見せつけるかの如く佑二が、勇蔵がサガンゴールをセットプレーからこじ開けて逆転。ホームで意地を見せようとするサガンのタフなパフォーマンスは続いたが終了間際にカウンターからクンファンのクロスを最後は狩野が押し込んでトドメ。苦しみはしたモノの鬼門となりつつあった地方開催を乗り切り、Fマリノス周辺には「天皇杯」への期待が大きく膨らんだ。

しかし………結果はご存じの通り。コンディションの整わないアジア王者を向こうに回し、ゲーム自体は優位に進めたが、決めきれない甘さ、欲の出た交代策、ゲームを壊してしまったベテラン、そして何より勝ち続けることで育まれるべきアイデンティティとメンタリティ、勝者たるべき強さを持ち得なかったFマリノスにフットボールの神様は微笑んでくれなかった。

危機に接したからこそ味わった絶望と安堵、這い上がったからこそ味わった希望と歓喜、そして駆け上ったからこそ味わった期待と挫折。様々な思いを抱えた2008年、最後は悔恨を抱えて幕を閉じることとなった。

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・総括 -遠回りのシーズン-

本当に色々なことがあった。短い言葉では覆い尽くせないほど、色々なことがあった。なので、素直に、感じたことを。

過程を思い返せば、結局「遠回り」した一年のように感じてしまう。

早野・高橋・水沼体制が苦難の末に築いたモダンフットボールの礎を活かすことが出来ず、植えられた希望の芽を育てることが出来なかったことは、停滞であり、貴重な1年という時間を浪費したということを考えれば、この「遠回り」は大きな損失だった。

失敗は失敗であり、それ自体は価値を持つ訳じゃない。ただ、その失敗は金に変わる可能性を秘めている。

例えば、失敗と成功の間に分かつモノが改めて見えたこと。固定したメンバー構成による徹底したポゼッションスタイルへの転換、コンディション重視のメンバー構成によるハイプレッシングへの回帰、最たる違いは「ダイナミズム」。積極的に、能動的に、アグレッシブに、そんな姿勢が選手達に表れる時、チームは躍動し、素晴らしいパフォーマンスに昇華する。停滞による失敗は、チームとして目指すべき指針をはっきりさせたと思う。

例えば、苦闘の末に掴んだ一体感。選手、監督、スタッフ、そしてサポーター、それぞれがそれぞれに危機と相対した結果、「チームのために」という思いの元でベクトルが揃い、大きなエネルギーが生まれた。積み重ねた歴史、大きなスタジアム、クラブの体質、ハマっ子気質ひっくるめて乖離しやすい環境にあるこのチームに置いて、このエネルギーが持つ意義は果てしなく尊い。

失敗を失敗で終わらせない。反省して、先に繋げて、力とすることが出来れば「遠回り」も悪くない、とも思える。

ただ、もう「遠回り」はいらない。

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ということで、だいぶだいぶだいーぶ遅くなりましたが、これにて完結。ほんとうにすいません、もうどう書いてたのかすら忘れてるとかやばいですよね、とりあえずシーズン前に完結できて良かった。で、今も違約金もらってのうのうとしている某前監督のことを思い返すと腹立ってきますが、過ぎ去ったことだし何よりも新シーズン!もういっこなんかしらやります。ということでここまで。

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(´-`).o0天気変わりすぎ……で、体調崩し気味、調整遅れてます。皆様も気を付けて……これじゃコーキチに使ってもらえないな。

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