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February 23, 2009

2009/2/22 18:00~

毎年の恒例行事になりつつある「FMBH Awards 2008」に行って参りました。

今年の会場はマリノスカフェ!日曜の夕方ということもあり、貸し切り状態。

(´-`).o0いいのかそれで?

いつもはDVDを垂れ流しているモニタを使って「最優秀エントリ(FMBH経由で最もアクセスの多かったエントリ」「最優秀ブログ(年間FMBH経由で最もアクセスの多かったブログ)」「最優秀決定率(FMBH経由で1エントリあたり最もアクセス数の平均値が高かったブログ)」を発表するスタイルとなっておりました。

(´-`).o0相変わらずnariさんは芸が細かいぜ。

まあ詳細はきっとnariさんがエントリにするだろうから自分のことをば。

今までとは違って、初めて「最優秀エントリ」にノミネートされました。

(´-`).o0初めてお呼ばれされちゃった

「僅差の勝負が示すモノ@J1 第3節 アントラーズ vs Fマリノス」

(´-`).o0負け試合……

まあ結果として残念ながら受賞は出来ませんでしたが、はてぶでも3つブックマークしてもらえたし、少しは喜んでもらえたエントリなのかなーと思ったり。

(´-`).o0傾向とか、何で喜んでもらたかはよくわからないけど

で、受賞エントリはこちら。

またルール破り……浦和に自浄力はあるのか?(●蹴球狂の戯言●)

仁さんおめでとうございます!

(´-`).o0今年は何もないといいけど……2回あるんだよねぇ……

で、受賞発表も粛々と終わり、歓談タイム。マリ系ブロガー達の興味は多岐に渡り、つっこんだ話から、ネタっぽい話、webシステムの話などなど、付いていくだけで精一杯……かなりためになりました。

(´-`).o0中の人はいろんな事を考えてるんだなぁ(僕も、か?)

とにもかくにも、来年もお呼ばれされるようにもう少し更新の方を頑張ろうと思います、頻度的にもクオリティ的にも。てか、読者の皆様、大変なご迷惑をおかけしております。

(´-`).o0肝心なことは書いてない気がするけど気のせいです。

ということで、参加者の皆様、主催者のnariさん&あきこ画伯のお二人、お疲れ様でした、そして今年もよろしくお願いします。又来年お会いしましょう!

(´-`).o0きっとスタジアムやら色々な場所で会うんだろうけど

てか、開幕まで2週間!そろそろ切り替えていかねば、ね。

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*又、小学生の作文みたいな文章になってしまった……

*全般的に口数が少なかったのは、風邪のせい。練習試合で冷たい風に3時間晒されて一気に来ちゃいました。お食事会行きたかった……残念……又の機会に。

*ちなみに今回は「ぶろ・あさ」スタイルをぱくってお送り致しましたー。「(´-`).o0」これいいっすね>ろこさん

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February 22, 2009

余りにも重く、余りにも残念な決戦 -ワールドカップ最終予選 オーストラリア戦に寄せて-

絶望を味わされた宿敵へのリベンジ、ワールドカップへの道を切り開く上での最大の難敵、嫌がおうにも気分は高まる一大決戦。

しかし、望むべき結果を導き出すことは出来なかった。

その事実は余りにも重く、余りにも残念。

このゲームが持つ意味は果てしなく重かったと思うから。

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2010 FIFA WORLDCUP SouthAfirica Asian Final Qualification Matchday4

Japan 0-0 Australia @ Yokohama International Stadium,YOKOHAMA

sports navi

日本代表スタメン:GK都築龍太、DF内田篤人、中澤佑二、田中マルクス闘莉王、長友佑都、MF中村俊輔、長谷部誠、遠藤保仁、松井大輔(→57'大久保嘉人)、FW田中達也、玉田圭司(→83'岡崎慎司)

オーストラリア代表スタメン:GKマーク・シュウォーツァー、DFスコット・チッパーフィールド、ルーカス・ニール、クレイグ・ムーア、ルーク・ウィルクシャー、MFカール・ヴァレリ、ジェイソン・クリーナ、ヴィンチェンゾ・グレッラ、マーク・ブレシアーノ(→90'+2'ディビッド・カーニー)、ブレット・ホルマン(→64'リチャード・ガルシア)、FWティム・ケーヒル(→85'ジョシュア・ケネディ)

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*ワールドカップ予選のオーストラリア戦の雑感をば。勝ち点計算的な視点としてホームゲームとはいえドロー自体は悪くない、けれど勝ち点3を獲るという目標を達成できなかったという事実、そしてゲームの内容を考えれば決して満足できるゲームではなかった。これが素直な感想。拮抗した相手を前に、結果を強引にでも引き寄せる力が乏しく、結果を導き出せないというのが今の日本の現状であり、改めて直視しなければならないのかなと思い知らされたゲームだったかなと。

*そんなゲームの鍵となったファクターを二つ。

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【ピム・ファーベックのしたたかなるゲームプラン】

このゲームを考える上で最もポイントを握ったのがオーストラリアのこのゲームの捉え方。メディアを介して発される強気の発言、怪我を抱えているハリー・キューウェルの緊急招集などを匂わせるなど真っ向勝負でグループ内最大のライバルである日本を叩きのめす的な雰囲気を漂わせていた訳だけど、ピム・ファーベック監督の選択した策がそんな強気とは正反対のプランニングであることには少々驚かされた。アジアでも最高峰とも言える力強きタレント達を犠牲にしてでも、日本を綿密に分析した上での守備に重きを置いた非常に現実的なゲームプラン。欧州でプレーする選手達が直前合流となるなど、コンディションや練習時間不足の不安を抱えていたチーム状況、既に勝ち点9を得て、力が拮抗する相手とのアウェーゲーム、勝ち点1でよしとするのはスタンダードな常套策、なのだろうけど、アジア最高峰の真っ向勝負を期待した(その上での勝利もね)日本サイドとしては拍子抜けさせられたといえるのかも知れない。

弱気にも移るピム・ファーベックのゲームプラン、しかし、このプランニングは日本の特徴を非常に良く捉えており、日本の攻撃を抑制する対策として非常に有効に働いた。飄々と中盤深い位置でボールを動かすことでリズムを紡ぎ、相手の虚を突くことでバランスをずらしていく日本のキーマン遠藤保仁に対しブレシアーノとホルマンにプレッシャーを掛けさせることで、自由自在なゲームメイクを抑制。後方では4-3のブロックを形成することでバイタルエリアを締めることで、俊敏性や技術を活かした独力による局面打開、スピーディなコンビネーションによる局面打開をするだけの空間を与えず抑制した。その結果、日本はボールを持てど、警戒されたゾーンを揺さぶりバランスを崩したりとポゼッションの効力を発揮することが出来ず、警戒の薄いサイドを中心にした攻撃に傾倒していく。サイドからの攻撃に関しては、サイズ・人数含めてやられない自信があったのだろう。事実、日本はチャンスは作れどその牙城を突き崩すには至らなかった。

素直な思いとしては、彼らと真っ向からぶつかった上でのゲームが見たかった。リベンジマッチであり、アジアで唯一世界との距離を測れる相手、その興を削がれてしまったという意味では、気持ち的にも消化不良な面は否めない。

ただ、ワールドカップのチケットの掛かったゲームに置いて、彼らの策を否定することは出来ない。その勝ち点1の差異が天国にも地獄にも繋がることを知っている僕らだからこそ、ましてや、その選択を後悔させられなかった相手国の人間にはその権利はない。

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【改めて問われるオンプレッシャーのクオリティ】

強化試合からこのワールドカップ最終予選までを通じて、強く感じたこと。それは相手からのプレッシャーがどれだけあるかによって、日本のプレーのクオリティが大きく左右されること。寄せられ、コースを切られ、コンタクトを生じるプレーが多くなればなるほど、日本は気圧されたようにプレーの勢いが削がれていくように感じられてしょうがない。

現状の日本はリズム良くショートパスを紡ぎ、プレーを加速させながら相手ディフェンスにアプローチするタイミングを与えずに、そのままシュートに雪崩れ込む様な形を作ろうとしている感がある。サイドアタックにしても収縮→展開という流れの中でオープンスペースを作ってフリーのプレーヤーを作り、敏捷性を活かしてニアで勝負する形がチームに浸透しつつある。透けて見える共通項、そう、「対人を避ける」。まあ、強烈な身体能力を持たない日本人にとっては当然の思考といえるのかも知れないけれど、対人を過度に避ける傾向は、日本の脆さを改めて感じさせる。

ただ、現実的にそれが可能なのか、僕は難しいと思う。プレッシングやゾーンディフェンスなどの守備戦術がスタンダードになりつつある中で、ある程度の守備戦術が整備されているとなれば、そうそうフリーマンを作り出すことは難しい。ましてや、リトリートし、迎撃体制を整えられた状況であるならなおさら。相手に前を塞がれる、身体を付けられる、ぶつけられるといったファクターは避けて通れない。必ず1vs1を強いられ、プレッシャーを掛けられた中でのプレーのクオリティを問われるシーンというのが多発する。だとすれば、避けるばかりではなく耐性を作り、精度を落とさない努力が必要になってくるのではないか。

海外から来る監督が必ずと言っていいほど受ける日本人プレーヤーの印象として「クローズド・スキルは高いがオープンスキルは低い」といった趣旨の言葉を耳にするけれど、現状ではその悪癖はまだ改善されてるとは言い難い。そして、このオーストラリア戦、一番差を感じたのはその部分。オーストラリアは日本のプレッシャーに屈しなかった。体格差というファクターはあるにしても、素早く、勤勉に掛けられるプレッシャーに対しても精神的な余裕を失わず、いなし、繋ぐ。彼らはプレッシャーの有無による精度に大きな落差がない。日本のプレーヤーが世界と伍していくための要素として、「オン・プレッシャーの中での技術」、改めて向き合わなければいけない要素だと、僕は考える。

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まあ、大分時期は過ぎてしまったので、選手評とか試合評はなし。今更感満載ですがとりあえずね、気になったことだし、出来れば皆様にもふわっとでも考えて欲しかったので。にしても、残念、未だに。このゲームを勝つことには色々な意義があったと思ってたからね。ただ、今更言ってもしょうがない。3月のバーレーン戦で勝つ、そしてワールドカップに行く。続けることに意義がある。うん。

ということでここまで。

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*言い訳させてください、代表戦の日にパソコン壊れまして……。で、サブのPCがちょっと打ちづらくて、どうも……うーん。今、色々策を講じてるわけですが、新規で新しいのを買うわけには……って感じなので……。慣れればなんとかなるとは思うのだけど、まだちょっと……って感じなんで。頑張ります。励ましのお手紙をください。

*またへたっぴ写真撮ってきましたー@代表戦。よろしかったらどうぞー

2/11 日本代表-オーストラリア代表 @ 横浜国際競技場(picasa)

National Team's, サッカー | | Comments (0) | TrackBack (0)

February 05, 2009

日本、蘇生 -フィンランド戦に寄せて-

時間と空間を司るショートパスアーティストと高く強くそして繋げるディフェンダーの帰還によって、日本は蘇生した。

失いつつあった自信とプライドを取り戻し、さあ決戦へ。

KIRIN CHALLENGE CUP 2009 -All for 2010-

Japan 5-1 Finland @ National Stadium,TOKYO
Japan:15'&32'S.Okazaki 44'S.Kagawa 57'Y.Nakazawa 86'M.Yasuda
Finland:50'R.Porokara

sports navi

日本代表スタメン:GK都築龍太"さて、どっちがお好み?"、DF内田篤人"批判をバネに"(→72'駒野友一)、中澤佑二"取り戻した笑顔"、田中マルクス闘莉王"日本で最も「作れる」ディフェンダーの価値"(→55'高木和道)、長友佑都、MF橋本英郎"機微を感じ取るパートナー"、遠藤保仁"日本の心臓"(→77'今野泰幸)、岡崎慎司"走って、打つ!走って、打つ!"、中村憲剛"活かされたパスセンス"、香川真司"ゴールと課題と"(→81'安田理大"イキイキ")、FW玉田圭司"頑張りすぎず"(→86'巻誠一郎)

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*はい、フィンランド戦の雑感をば。様々な側面で「利」のあるゲームになったのかな。「仮想オーストラリア」とまではいかないまでもサイズのある相手のリーチと激しさを体感したこと、チームの核とも言えるヤットと闘莉王が本番前に試運転できたこと、バーレーン戦のショックをポジティブな結果とパフォーマンスで払拭できたこと、これだけの「利」があった事を考えてスパーリングとしては上々だと思います。もちろん、この日のフィンランドは本気のオーストラリアと比較すると少々物足りない相手であったのは否めないけど、ね。

*それにしてもこんなに変わるものなのか……とは思った。これまでは、とにかく加速という部分が強調されすぎて、勢いを持って突き進むような形しか出来ずに多少雑な部分が見えたけど(それも悪くはないんだけど)、リズムを司るプレーヤーがもたらした落ち着きや抑揚がプレーの質を変えた。ヤット独特のリズムをコントロールしながら相手の虚と隙を突くショートパスを核にしたゲームメイクによって、アタッカーは前を向く時間と余裕が与えられ、スピードの抑揚が付くことで加速するプレーの実効性も高まり、そして何より余りに多かった軽率なミスによるロストが減った。特にロストの質という部分に関しては、チームが抱えるリスクを軽減すると言う意味で非常に大きな意義を持っていたと思う。怪我明けとはいえ、やはり遠藤保仁の存在感と効果は絶大だった(橋本の機微を感じ取るサポートも合わせて、ね)これが最大の収穫。

*そして闘莉王、なんだかんだ言ってやっぱりいるといないでは違う。サイズやディフェンス能力はもちろんなんだけど、何よりもビルドアップのセンス。空いているところを見つけられるセンス、精度とパススピードを伴ったパスを着けられる、長い距離のパスもぶれない、ダイレクトのパスもうまい、攻撃の第一歩として高い質のプレーが生まれることで、次のプレーの質を高めてくれる。これは佑二にも出来ないことで、本当に価値があることだと思う。まあゲームの展開を顧みずふらっとお出かけしたこと、ボックス内で読みきれず初動が遅れて抜かれたシーンなど、少々気になるところはあるんだけど、復帰戦だしね。とにかく練習とかで怪我しないで本番の日を迎えて欲しい。ヤットにしてもそうなんだけど反動が出ないことを祈るばかり。

*とにもかくにも核となり得る二人の復帰は日本代表にとって大きかった。その他にも素晴らしい呼び動作で2得点を導き出した岡崎、相変わらず軽率なミスは目立つけど意欲的な動きと抜群のプレーセンスで結果を残して自信を積み上げた香川、ヤットの後ろ盾を得て「加速」させる質をプレーの実効力に変換した憲剛、バーレーン戦の「戦犯」として批判に晒されながら逞しく復調した内田、同じく中盤のプレーの質の変容により実効力を取り戻した長友、とポジティブな要素は多い。後は、これをオーストラリア戦に繋げるだけ。

*快勝、ということで多少浮かれたいけど、まああくまでもテストマッチだからね。後は気になるところ羅列。3試合連続で失点に繋がったセットプレーの対応力(もっとシビアに身体寄せて競らないと)、ファーサイドのクロスに対してのサイズという顕在する弱さ(セットと同様、内田頑張ってたけどね)、なかなか安定せず答えの見えないGKの人選(川島も都築も……自信満々でやってくれれば問題ないけど)、サイドの崩しに置ける意識の共有(独力突破以外のショートパスで崩すパターンの部分)、このゲームでは見られなかった「負の環(フォアチェック機能不全から始まる崩壊現象)」対策(前エントリ参照)、海外組のコンディショニングと融合(出たとこ勝負)、遠藤保仁がピッチから離れると途端に消えるリズムやテンポをコントロールする意識(これはもうしょうがない、俊輔がいれば何とかなる気はする)、セカンドボールの反応やもう一歩の寄せという部分で多少の甘さ(全体的に)、まだまだすべき事はある。あ、一番気になったのは、サイドに人数を引っ張られた中でバイタルケアをする選手がなかなかいないこと。佑二や闘莉王がいくら頑張ろうとあそこはケアしきれない。玉ちゃんが気にして落ちてきていたけど、チームとして彼をあそこまで下げると攻撃に移る時のスムーズさを欠いてしまうので、チームとしてあそこのケアは意識していきたいかな。まあコンセプトとして難しい部分であるけど。

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ま、とにもかくにも、本番は2.11。浮かれることも、必要以上にナイーブになることもないです。しっかりと準備して、横浜で躍動してくれればと!ご好意もありまして、行けることになったので、本当に楽しみにしてますよ!勝つよ!←オーストラリア嫌い

ということで、簡単にですが。

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February 02, 2009

再び生まれた「負の環」 -アジアカップ予選・バーレーン戦に寄せて-

プレッシングの機能不全に始まり、カウンターによる全体距離の間延び、バランス感覚の欠如、ビルドアップ不全……。

再び生まれた負の環、そしてまたしてもその環から抜け出すことは出来ず。

繰り返された失態、ここから学ぶべきことは必ずある。

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AFC Asian Cup 2011 Qualifying Stage Day2

Group A/Bahrain 1-0 Japan @ Bahrain National Stadium,MANAMA
BAHRAIN:24'S.Isa

Sports navi

日本代表スタメン:GK川島永嗣"必要なのは自信"、DF内田篤人"逞しくあれ"、中澤佑二、寺田周平"不適格"、長友佑都、MF稲本潤一"過去の人"、中村憲剛、岡崎慎司(→76'興梠慎三)、田中達也(→82'巻誠一郎)本田圭佑"結果の男、発揮できず"(→63'香川真司)、FW玉田圭司"ほんとのたまちゃんじゃない"

*アジアカップ予選第2戦、バーレーン戦の雑感をば。正直に言っていい?ワールドカップ予選じゃなくて良かった……取り返しの付く失敗で良かった。代表は国の威信を賭ける誇り高きものだから、どんなゲームでも負けてイイゲームはない、訳なんだけど、このゲームに関しては、まだ失敗も許容できるゲーム。それに関しては本当に良かった、助かった。

*とはいえ、余りに酷いゲームだった。ミス多く、テンション上がらず、チームとしてのコンセプトを表現するレベルになく、相手のハイボール戦術に見事に嵌る。攻守に中途半端でカバーエリアの狭いボランチにしても、状況を考えずに上がっていくサイドバックにしても、バランス感覚が著しく欠如しており、全然修正できない。そして、メンタルバランスを崩し、プレーのクオリティが一気に急落する。チームとしても、選手としても未成熟な部分をさらけだしたゲームだったかなぁと。セットプレーに関してはこのチームが抱える顕在的なリスクだから仕方ないにしても、ね。

*「負の環」という言葉を使ったけど、チームのコンセプトが嵌らないとこういうゲームになってしまうよ……というのが見事に表面化した。この「負の環」は大雑把に分けると4つのフェイズに分けれるかな。

①個々のアプローチにおけるテンションがまちまちで高い位置でのフォアチェックが掛からない。
②攻撃スタイル・プレッシングと言うコンセプトの特性上チーム全体が前傾姿勢、所々にスペースが生まれカウンターの起点となる相手を捕まえきれない。よってラインを下げ対応せざるを得ない。
③ラインが下げされることにより、全体の距離が開く。主体的な攻撃構築能力に乏しく、アプローチへの耐性が低いため雑な攻撃構築に終始。
④高さのないアタッカー陣にアバウトなハイボールでは安定してマイボールにすることは出来ず。再び相手の攻撃を受け、なかなかラインを押し上げることが出来ない。

*普段であればこれを糧に修正……と書くのだけど、これはわかっていたことであって、新しいことじゃない。だからこそ、再び失態が繰り返された。まあ、このコンセプトに舵を切って1年足らず、勝負のゲームが続いたと言うこともあり、現実に追われていたというエクスキューズもあるんだけど、実際の所こういう脆弱性を抱えたまま、予選に臨んでいるというのは当然のことだけど、危険。

*ということでその辺にスポットを当てて、チームとして(監督に)、選手として、望むことを。

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【必要なる思慮遠望 -監督に望むこと-】

決して、岡田監督の標榜するハイテンション・アグレッシブプレッシングフットボールを否定する訳じゃない。このコンセプトは、日本人選手の特性である敏捷性と持久力、戦術従順性を活かすという側面である程度理に叶ったモノであり、「嵌れば」大きな利をもたらせる。

……「嵌れば」。そう、「嵌れば」いいが、「嵌らなかった」時にどうするか。その思慮遠望がこのチームにはない、だからこそ過ちが繰り返されたのではないだろうか。

具体的な例を出せば、フォアチェック。多人数が攻撃に掛かる事の多いチームのリスクマネジメントとして、又ショートカウンターという一つの攻撃パターンとして、このチームにとってのフォアチェックはコンセプトに置ける生命線であるのは明白。しかし、気候・体調的な側面によって運動量・テンションが上がらなかったり、新しい選手の戦術理解や特徴にそぐわなかったり、相手の技術や対策によって空転させられたりと、機能しない場合も充分に考え得る。空転すれば、このチームのコンセプトは揺らぎ、チームとしての機能性を失う……そして、負の環に飲まれていく……。

どのような状況、どのような相手でも機能させられるだけの質があるならば、コンセプトの追求・深化のみでも構わない。しかし、そうではないのだから、機能しなかった場合を想定した上でもう一つのコンセプトを用意しておく必要があるのではないかなと。事実、ハイスピード・ハイテンポの中で現在の技術レベルを考えればロストを完全になくすことは考えられず、90分間激しくアプローチを掛け続ける事は難しいのだから。

岡田武史の監督の資質として最も優れたところは、冷静に状況を見極め、現実的な選択が出来ること。この敗戦から学び、軌道修正を計ってもらいたい。

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【もっと逞しく、もっと自立を -選手に望むこと-】

端的に。

非常に残念だったこと。

身長差、フィジカルコンタクトの弱さが表面化し、失点を防げなかった内田篤人が、その後完全に自信を失い、ケアレスミスを頻発したこと。

カウンターへの対応に苦慮し続けた寺田周平が、パニックに陥ってあり得ないミス含めて明らかに不安定になったこと。

彼らだけじゃない。川島永嗣にしても、岡崎慎司にしても、香川真司にしても。若さ、国際経験不足から来るモノなのかも知れない。ただ、余りに脆いメンタリティには今後より厳しい舞台で戦っていく上で不安を感じざるを得なかった。

今後、より強い相手と戦っていくに辺り、ミスをすることもあるだろうし、失点に絡むこともある。ただ、その度にこのような不安定なプレーをされていては勝てるモノも勝てない。尊き失敗体験を経て、もっと逞しく。それができなければ、世界では戦えない。

そしてもう一つ。

「負の環」に嵌った時、誰もが流れに抗う事が出来なかったこと。リーダーシップを持ってチームを導くプレーヤーも、自らの判断でチームのコンセプトから外れることも厭わず流れを変えようとするプレーヤーも、ピッチ上には見あたらなかった。

ピッチにいて、感じること、出来ること、もっとあると思う。あくまでもチームコンセプトや、戦術は指針でしかなく、ピッチ上では個々の判断に任されているはず。奴隷となるだけでなく、自主自立性を持って状況にそぐう判断・行動をして欲しい。多種多面性を持つフットボール、監督の手腕だけでは及ばない部分は必ずある。その時にプレーヤーとして何が出来るか、代表選手であるならば、やってもらわないと困る。

……ジーコの時も思ったんだよなぁ。監督云々ではなく、ピッチ内で状況把握した上での戦術の取捨選択や運用。これは誰々のせいではなく日本サッカーが抱える課題。難しいけれど、オピニオンリーダーとしての役割を担う日本代表だからこそ求めたい。

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にしても、Jのファンとしては少し寂しい部分もあるんだよねぇ。俊輔がいない、ヤットがいない、嘉人がいない、闘莉王がいない、楢崎がいない……エクスキューズはあるけれど、良い選手は他にもいる。その選手達のクオリティを持ってすれば、バーレーンぐらいのレベルは凌駕できてもいいはず。まあ単純な足し算でもないし、チームとしてだから、そう簡単なモノでもないんだけど、ね。てか、寺田があんな感じだったんで勇蔵を推したい。佑二とコミュニケーションが取れていて、速いし、強い。寺田や高木和道もそれぞれにいいところはあるけど、柔軟性と空中戦リアルファイトなら絶対に勇蔵。何となく岡ちゃんは背が高くて、ラインコントロールとカバーも出来る選手というのを優遇してるけど、勇蔵もカバーはもの凄いいいんだぜ?岡ちゃんがいたころとは全然違うよ?色眼鏡で見てんじゃないのー。

と、戯れ言はさておき、明後日はもうフィンランド戦。見に行けないけど、試金石になるゲームだと思うし、闘莉王とヤットの状況は気になりすぎる。後は何よりもメンタルのリカバリ。それなりにショックは大きいだろうから、何とか払拭するようなゲームにして欲しいな。まあ色々廻りはうるさくなってきたけど、逆境に強いのが岡ちゃんって気もするし。と言うことで頑張れー。

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*ファン感行ってきましたー。寒かったけど、とにかく雨が降らなくて良かったー、そして面白かったー。OZマリノスに始まり、マリザイルときて、どんどんクオリティの上がってる感じで、とても素敵です。ファン・サポーターの方に向いてくれてる、そういうのを粋に感じたいね。

*で、デジカメ買ったわけですよ(脈略なし)で、色々撮ってみたのをまとめてみたので、よろしかったらどうぞ。てか、下手だからね、初心者だから!その辺を肝に銘じて見て頂けたらと。撮影指南歓迎!

2009 トリコロールフェスタ(picasa)

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