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October 27, 2008

総じて、抜群@J1 第30節 レイソル vs Fマリノス

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充実の内容、内容に伴う結果。

総じて、抜群。さあ、リーチだ。

2008 J.League Division1 第30節

レイソル 1-3 Fマリノス @ 日立柏サッカー場「総じて、抜群」
F.Marinos:39'&84'狩野健太! 53'田中裕介!
Reysol:75'栗澤遼一

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Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵"好リズム生む勇気"、中澤佑二"封殺"、小椋祥平"積極!抜群!"、MF河合竜二、松田直樹(→69'小宮山尊信"再びの「心の肉離れ」")、田中隼磨"完全復調・右制圧"、田中裕介"リーグ初ゴール、おめでとう!"、兵藤慎剛"板に付いてきたシャドー"、狩野健太"金髪の救世主は華麗に躍る"、FW坂田大輔(→65'山瀬功治"おかえり、エース")

レイソルスタメン:GK菅野孝憲"いじめられてました"、DF村上佑介"発見"、古賀正紘、小林祐三、大谷秀和(→81'藏川洋平)、MF山根巌、杉山浩太(→65'栗澤遼一)、太田圭輔(→63'大津祐樹)、アレックス、菅沼実、FWフランサ"フットボールの喜び"

日本最高峰のフットボールパークに泥が塗られたこともあり、厳戒態勢の日立台。多数の警察官の警備で物々しくなり、どこかぴりぴりした空気。レイソルサポーターもかなりナイーブになっていたような気がしたし、ホスピタリティの面でもアウェイサポにとっては更に我慢の強いられる状況になり、あの「愚行」の影響がありありと表れていた。

そんなゲームのスタメン、Fマリノスの方は珍しく「WinningTeam Never Chenge」、前節からメンバーは全く替わらず。ただ、負傷に苦しんでいたエース山瀬功治がようやくベンチに帰ってきた。試合前アップではシュート練習を回避するなど、まだ全開とは言えないのかも知れないが、エースの復帰をサポは全力歓迎。対するレイソルは、連勝で日立台凱旋、メンバー的に目新しい部分はなし。ハットトリックデビューで一躍時の人となった村上佑介、そして魔法の技術でフットボールの喜びを教えてくれる伝道師フランサのプレーに注目。ポイントはレイソルの高速サイドアタッカーへのケア、そしてその攻撃をオーガナイズするフランサへの対策か。

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試合展開

小椋のインターセプトからのドライブミドルシュートで幕を開けた一戦。Fマリノスは序盤こそレイソルの速いアプローチに苦しみ、クイックリスタートから菅沼、CKから古賀に合わされたりとヒヤッとするシーンを迎えるが、ディフェンス陣がアジャストし始めると、ゲームのリズムを引き寄せる。繋げるところは繋ぐ、早いプレッシャーに対して攻撃構築を捨てないことが第一歩となり、アタッカー達がその勇気に応える形で、積極的なプレーを展開。隼磨の縦への突破アクションと長距離ランニング、狩野のフランサに刺激されたか創造性溢れるラストパスやスペースとランニングを見逃さない見事なサイドチェンジ、兵藤のプレーを繋ぎながらスペースを見いだしては飛び出すアクション、こういったポジティブなプレーが連鎖し、ゴールに近づく。時折繰り出されるレイソルのカウンター、フランサの魔法には多少手を焼いたが、前半も押し迫った中、金髪のファンタジスタが眩いばかりに輝く。

坂田のフィニッシュが相手ディフェンスに弾かれた後のセカンドボールがボックス内に入ってきていた狩野が反応すると、左足→右足とボールを浮かせて必死に潰しに来るディフェンスをすり抜けて、最後は左足で菅野の頭上を抜く!キター!!!!!!!!!!!!抜群のボールコントロールとアイデア、そして思い切りの良いフィニッシュ、粋の極、ファンタジックなゴールに熱狂。何試合ぶりかわからないぐらいの流れの中でのゴールは、チームに大きな勢いを与えた。その直後のプレー、ボックス付近で大きなサイドチェンジが左から右へ、隼磨は丁寧にダイレクトで落とす、そしてそれを見越したように兵藤が抜群のタイミングで走り込んで受け、そのままディフェンスラインを突っ切って角度のないところから豪快に打ち抜く!これは枠を僅かに外したが、活性化する攻撃へのイメージが感じ取れた一瞬。そんなポジティブなパフォーマンスに充実感とリードを感じながら前半を終えた。

後半開始直後、活性化したFマリノスの攻撃は、美しい画をピッチに描く。隼磨の縦へのループパスに反応した兵藤がラインの裏に抜け出るとカバーに飛んできた小林祐三を切り返しで翻弄、その溜めをフォローするように外を回った狩野とスイッチプレー、この機微に飛んだプレーで狩野がフリーとなるとエンドライン際まで切れ込む。ゴール前には兵藤・坂田が詰め、ディフェンスも殺到、その中で狩野の選択はファーへの柔らかいチップキックのようなセンタリング!走り込むのは裕介!体勢を崩しながらも頭で押し込む!菅野の必死のセーブも虚しくはじき出したボールは完全にラインを越えた!裕介キター!スタンドに向けてガッツポーズも束の間、引き倒され、積み重なり、歓喜の人垣。最高の時間帯に美しいプロセスを経た素晴らしい追加点、惚れた。タイミング抜群だった隼磨→兵藤でのディフェンスライン打開、兵藤と狩野のイメージの共有が形となったスイッチ、そして走り込む裕介を見逃さずに活かした狩野の冷静なチップクロス、アイデア満載・ディティール充実の美しいプレー、これぞフットボールエンターテイメント。裕介、リーグ初ゴール、厳しい態勢だけど良く決めた!これで2-0。チームはノリノリ。

選手間の距離、動き出しのタイミングがよく少ないタッチでのパスが次々と繋がることでレイソルのプレッシングをほぼ無力化、センターバックのインターセプトからのオーバーラップも数多く見られ、攻撃に厚みを加える。ボックス手前からの勇蔵の強烈なシュートはその象徴か。大きなアドバンテージは試運転には絶好の展開なんて思ってたら、功治登場。坂田との交代でなんだか0トップ風味、功治が左、兵藤が右、狩野が中央にシフトチェンジ。又、膝に不安を抱えるマツもここでお役ご免、心の肉離れ中のコミーを投入。この交代で裕介がストッパー、小椋が一列前でボランチ、左ウイングバックがコミー。

その功治、少々リズムが合わないシーン、キレを欠き抜ききれないシーンはあったモノの、勝負から逃げない精神性やフィニッシュに対しての積極性などは見せ、試運転としては上々。しかし、イマイチ不安定なコミー含め、メンバーが入れ替わった影響か少し流れが悪くなると、不運な面も重なって失点。左サイド、完全に裏を取られる形で村上にエンドライン際をえぐられると、クロスを一度は凌ぐもセカンドボールを栗澤がジャンピングボレー!これが小椋の背中に当たり、大きく浮いたボールは吸い込まれるようにゴール左隅へ。ゴールカバーに入っていた佑二も哲也も為す術なし。栗澤のボレーで打ちに行った姿勢を褒めるべきで、アンラッキーとしか言いようがない。裏を取られたコミー、バランスを崩していた部分は超反省だけど。

しかし、逞しかった。胃が重くなるような時間はたった数分、不運とはいえ失点に絡んだ小椋の素晴らしいプレーが得点を生み出す。左サイドの突破が阻まれた後、素早くロストのポジションにアプローチ、相手のミスパスを誘うとそのまま左サイド突破してグラウンダーアーリークロス、これが信じられない(失礼)程素晴らしいコースに入り、菅野も飛び出せず、ディフェンスもカットに入れず。このボールに応えるようにきっちり狩野が走り込んで菅野よりも一寸先に触って押し込み、追加点!素晴らしい素晴らしい素晴らしい!これぞショートカウンター、小椋0.8点!小椋の良さが出た形、なんだけど褒めてあげたいのはその後。持ち出して流し込んだ左足グラウンダー、パーフェクトです。素晴らしいです。小椋はシーズン当初奪ってからのプレーに課題を抱えていたけど、ここの所はどんどん良くなってる。ビルドアップも決断力に溢れたプレーしてるしね。狩野もナイスポジショニング、きっちり。これで勝負は決した。Fマリノスはいつ以来かわからない程の3得点で、10位浮上。残留にこれでリーチが掛かった。

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言葉では言い尽くせない程、抜群のパフォーマンスだった。

激しいアプローチでキーマンを潰す、勇気あるビルドアップでゲームの流れを引き寄せる、積極的な仕掛けとフリーランニング、機知に飛んだアイデアで相手を揺さぶる、そして充実のプロセスをゴールという結果に反映する。

試合の後、心から思った。

このフットボールをもっと見たい。きっとこのフットボールが出来れば沢山の人を幸せに出来るから。

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*最高!素晴らしいパフォーマンスだった。自信が戻るとこんなに素晴らしいパフォーマンスが出来ちゃうんだねー、びっくり。名古屋戦もパフォーマンス自体は悪くなかったから、後は点が入れば……と思っていた中で、金髪王子がすごーいシュート決めてチームが一気に乗って、その後は楽しくて仕方なかった。2点目の美しすぎるプロセス、美しく1タッチ2タッチでボールが動いて相手を翻弄したプレー、こういったプレーを見ても、選手達のイメージがもの凄い活性化してたのかなーと。もちろん、こういうイメージを感性のレベルの先に持っていくことが今後の課題だとは思うけれど(継続的にこういうパフォーマンスが出来るように、偶発的にイメージが擦り合うのを待つだけじゃなくて)、こういう事が出来るというのを証明してくれたことが何よりも嬉しい。そして、そのパフォーマンスは間違いなく勝者に相応しいモノだった。選手達も久々の快勝で嬉しそうで良かった(隼磨も佑二も嬉しそうに沢山更新してるしね)

*チームとして、まずはビルドアップ。序盤慎重にはいるため、相手のラインを押し下げるため、速いアプローチに対するリスクを避けるため、というのも否定はしない。だけど、勇気を持てば、そして意志を持てば繋げる。それを勇蔵なり、小椋なり、佑二がやってくれた。狭いパスコースでもパスの質が高ければ、ちょっとした工夫があれば通せるモノ。その勇気が次の展開を作るし、リズムを作る。そういう意識は正直これまでは非常に希薄だった。でも、これをやれたことが良いリズムの土台になった。ディフェンス陣はこれまで我慢して我慢してチームの土台を支えた立役者だったけど、この日は攻撃の面でも快勝の土台を支えた立役者だったかなぁと。守備に関しても、キーマンとして警戒していたフランサを良く抑えた(多少やられたけど、それはそれで。僕は彼のプレー見れて幸せだったし←おい)浮くようなポジショニングを獲る相手に対して、一人が責任持ってアプローチに行ききり、プレッシャーを掛け続ける。その代わり周囲がカバーに入る。これをやり続けたことで間違いなくフランサのモチベーションを削いだと思うし、実効力も削げたと思う。まー、ストッパーがアプローチに行って、サイドが良いポジションを獲り切れてないと菅沼や太田(大津)に走られるというリスクがあったことはちょこっと気になったけどね。サイドとストッパーの関係性、もう少し考える必要はあるかな。まー、京都の出方によっては、こういう対応を強いられる可能性は、ある。

*攻撃面、アタッカー陣がようやく漢を見せてくれました。個人評にしちゃう。まずは金髪の救世主!とにかくあの一発の価値はでかすぎた。チームを活性化させたし、勇気づけた。そして、ファンタジックだった……あれは生で見れて感動した。贅沢言えばこっち側で見たかったけど(あうぇー側ね)あのコントロールはないわ。あのボレーはないわ。凄すぎるもん。余裕、と言う面ではピッチがよく見えてたし(前半、隼磨に通したサイドチェンジのようなスルーパスは見事)、相手をおちょくるようなプレーが出て(足裏で二人を翻弄した姿格好良かった)、凄い楽しそうだった。で、軽業師的なプレーはもちろんだけど、成長の跡はここじゃないんだろうね。フィジカルコンタクトというか競り合いも避けずによくハイボールを触ってマイボールにしてたこと、守備の面でも(多少後半減退したにしても)意識の高さは継続してる。どん欲さを失っていないことが本当に一番嬉しい変化。その裏側には色々な思いがあると思うのだけど(サッカーの出来る喜びであったり、功治・オーシがいるという危機感、かも)、そういう思いを持ち続けてるからこそ、今の充実があるのかも。こういう思いを持つ選手はもっともっとうまくなるため。もっと凄くなれ!MOM!

*兵藤、惜しかった、3本とも!ただ、決まらなかったけれど、決定機に絡んだプレーに関しては評価してあげたい。隼磨のクロスに飛び込んだシーンのニアへの入り込み、同じく隼磨のダイレクトプレーを予測して抜群のタイミングで入ってきたダイナミズムアクション、二つとも素晴らしい動きだったし、冷静に状況を見極めたコントロールシュートを放ったシーンも、イイ判断が伴ったモノ。後は本当に結果だけ。繋ぐ部分でグルーとなるプレーにしても、守備における運動量にしても、評価出来る部分は沢山ある。だからこそ、後は結果だけ。隼磨や狩野との関係性がいいのは今後楽しみ。イメージの共有が進めばもっと良くなるはず。

*隼磨、グラ戦に続いて好調維持。縦への姿勢、運動量、フリーランニング、全てが積極的、兵藤の決定機を演出したプレーは巧を差し上げたい程素晴らしいプレーだったと思うし、今は善循環に乗れた感じ。守備に関しても、怖い菅沼、それを後方支援する大谷をきっちりとケアしてほとんど仕事させなかった。もともと、これぐらい出来る子、これを継続してほしい。てか、狩野の素晴らしいパスからのフィニッシュなー、枠飛ばして欲しかったなー。隼磨ゴールの典型的なパターンだったのにー。

*河合が少し状態戻してきた。河合が良い時はどんどんボールを裁いて、ボールを動かす時。狩野とボランチコンビ組んでた時、気持ちいいぐらい1タッチ2タッチで動かしてたからそれを思い出して欲しいなーと思ってたのだけど、回りの動きが良いこともあってか、うまくボールを動かせてた。自分でボールを持って何かをしてやろうという意思が出過ぎると流れが停滞しちゃうけど、シンプルな思考を持ってればああいうことが出来る。まだ欲は垣間見えるけど、チームのためにそういう役割を担ってくれれば。その分、守備では主役級のことをしてくれてる訳だし。カバーと局面での激しいディフェンスは○。

*裕介、良かったねー初ゴール!素敵ヘッド、嬉しそうだった。あそこまで行ったことに価値があると思うし、元々攻撃大好きっこ、もっと出来るよ。正直コミーならあそこは突破いけるなー、なんて思うところもない訳じゃないけど、その分守備のポジショニングと安定感があることも又事実。あの失点シーンは裕介だったらなかったと思うし(コミーに関してはそこが課題、攻撃性と守備のバランス)まー、監督も二人の使い分けを考えているだろうから、その辺は浩吉さん次第かな。個人的にもっと裕介の武器であるフィードの正確さ(特にサイドチェンジ!)が出てくると隼磨も生きるし、幅が出てくるかな。守備はきっちり。

*最後は小椋!いーね、本当にいーね。ガチガチのハードマークは相手にとって最高にイヤな選手になっていたと思うし、尚かつどんどん前に出て絡んでくる。それが、オフ・ザ・ボールの動きにも表れる。そんなプレーがFマリノスに勢いを与えてくれる気がしてならないんだよね。そういう意味ではもう一列前、ボランチで使ってあげたいなーと(まあ、センターバックを経験することでボランチとしてもより質の高いプレーが出来るようになるとは思うけど。うちのディフェンスは前に出て強いからこそ、ボランチはそのカバーも問われる。そういう意味でこのポジションの経験は意味がある)ただ、一番成長を感じる部分はオン・ザ・ボールの部分、確かにミスもあるけれど以前のように怖がってプレーしてない。しっかり決断して、良いポイントにボールを入れることをやり通す。そういう意識があるから、3点目の素晴らしいクロスがあったのかなーと。このゲームは小椋の成長を最も感じられたゲーム。この先も楽しみだ。

*浩吉監督。交代策に関しては何となく「思惑」を感じ取れたけどその辺はどうかしら?功治は試運転、コミーはリハビリ、ジローは隼磨のケツを叩く……考え過ぎかな……。でも、相手を軽視しない分析から、選手のモチベーションを高めるマネジメントなど、様々な思惑がチームの結果に反映されてることは評価されるべき。次の試合、相手がかなり相対的な要素を重視してくる中でどんな采配をするのか、その前の天皇杯含めて楽しみだ。てか、あのビッグマウスも段々違う風に聞こえてきたよ……。来年?個人的にはフロントに戻って欲しいかなー。考えているらしいトップと下部組織の関係性の改善、監督として感じた足りない部分の強化、フロントの強化も凄い大事だと思うし……。浩吉さんは何を思う……。

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喜びの余り、だいぶ長くなってしまいましたが、そろそろ切り替えないとね。今度は天皇杯!結果は当然のこと、色々なことを考えるべき試合。モチベーションを掻き立てるような起用も然り、コンディション的な問題然り、試運転やらリハビリ然り、まー、浩吉監督の真骨頂が見れるかも。相手は何だかボロボロみたいだけど、捨て身だとしたら怖い相手。はてさて……

まー、とにかくきもちいーってことで!ここまでー。

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*サテ最終戦……少しずつみんな進歩はしてると思うけれど、トップでいけるかというとちょっと難しい、と言う感じかな。みんなもっと自分が何をすべきなのか、どうすべきなのか、そういうことを捉えた上で日々を過ごして欲しいなぁ。今、狩野や裕介がトップでやってるのを見て感じる部分がそれぞれにあるはず。もっとギラギラして欲しいし、もっとシビアにプレーしてほしい、これが感じたこと。てか、幸宏とコミーは、もう少しやらないと……。ともあれ優勝おめでとー。そしてジローゴールすげー。

*ちなみに、レイソルには沢山ユースの子がいて、ちょっとwktkしてたんだけど、うちの選手達に凌駕されちゃってたかなー。「異物」が混ざってることもあってか、あの機能性を感じる部分はなかったし、持ち味がスポイルされてる感じはあった。でも、それじゃダメなんだよなぁ。アジャストして、持ち味出さないと、プロでは生き残れない。てか、仙石くんが残念な出来でちょっと凹んだ……コンディション悪いんかなぁ。工藤くんは良かった、やっぱり彼は面白い。うちの若いセンターバック相手だったらフィジカルコンタクトでは負けてない。石崎さん好きそうだけどなぁ。

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October 20, 2008

尽力の果て@J1 第29節 Fマリノス vs グランパス

プロとして、結果が全てなのかも知れない。そして、望むべき結果を出せない選手達は非難されるべきなのかも知れない。

でも、このゲーム、選手達は力を尽くしてくれた、監督はリスクを負ってでも勝負に出てくれた。少なくとも僕の眼にはそう写った。

だから、僕は責めない、嘆かない。

2008 J.League Division1 第29節

Fマリノス 0-0 グランパス @ 日産スタジアム「尽力の果て」

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Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、中澤佑二"鬼神の如く"、小椋祥平"進化する1年生"、MF河合竜二"シンプル!"(→66'ロペス"勝負の采配その1")、松田直樹"足りなかったあと1cmの運"(→73'齋藤学"勝負の采配その2")、田中隼磨"蘇った右の翼"、田中裕介、兵藤慎剛"遠慮はいらない、求めろ結果!"、狩野健太"最後まで戦い続けた姿勢に拍手は惜しまない、けど打て!"、FW坂田大輔"男を見せろ"(→80'金根煥)

グランパススタメン:GK楢崎正剛"おまえさえいなければ"、DFミロシュ・バヤリッツァ(→80'竹内彬)、吉田麻也、増川隆洋、阿部翔平、MF小川佳純、吉村圭司、米山篤志(→69'花井聖)、津田知宏(→60'杉本恵太"出てきただけで震撼")、FW玉田圭司、フローデ・ヨンセン

集った大勢のサポーター、張り巡らされた段幕、そしてメッセージ、昨日のマリノスタウンもこのゲームのため、そんなこの日の日産スタジアムは曇り空。強風で少々肌寒く、出足が鈍かったものの、試合開始前にはスタンドも埋まって一安心。26000人のサポーターがこの一戦を見守る。

そんなゲームのスタメン、浩吉監督の選択したゲームプランは「まず守備から」か。松田・河合をガチムチダブルボランチ、左サイドには対人プレーではコミーより安定感のある裕介、右には隼磨を戻し、そして勇蔵・佑二・小椋の3バック。この布陣でタイトルを伺う上位チームを迎える。対するグランパスは、怪我人・出場停止が重なり苦しい台所事情にピクシーも頭が痛いか。攻守の要となっていた中村直志の穴を埋める存在として山口慶が予測されていたが米山、変化を加えるスパイスとなっていたマギヌンの代わりには玉ちゃんサイド起用ではなく津田、うーん、はてさて。それにしても右サイドバックが竹内ではなくバヤリッツァがわからん、何故?

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試合展開

5バック気味にサイドの幅をカバーしてサイドを蓋し、楔に対してシビアにチャレンジ、奪ったら手数を掛けず裏のスペースを徹底的に狙って長いボールを多用、ゲームの入り方から見てもグランパスという相手をしっかりと研究した跡が見えた序盤、そして、この策が見事に嵌る。5バック気味、そこにボランチが加勢するサイドの局面ではいくら猛威を振るうグランパスのサイドアタックといえど、早々は崩せない。守備でリズムを握ったFマリノスは、徐々に攻勢を強めていく。

オープニングを飾った坂田のヘッド(兵藤が左サイドで起点を作り、そこに合わせて狩野が内側をオーバーラップしてボールを引き出すと低いクロスを供給、坂田がダイビングヘッド)を皮切りに、序盤からシュートチャンスが生まれる中で、存在感を見せたのが途切れない上下動と積極的な仕掛けを見せる隼磨。右サイドで主導権を握ってクロスにフィニッシュにと攻撃に絡む。積極的なプレーは多くのCKを呼び、迫力のあるセットプレーはゴールの匂い。最後のところで精度や強引さを欠いたこと、河合のところで展開が淀んだこと、そして軽率なミスからカウンターを浴びてひやっとしたことを除けば、非常にいいリズムでプレーを出来ていた。そして、前半最大の決定機。

バイタルで細かく繋がり狩野の足元に入ると、冷静に後ろから押し上げてきた松田へ優しいお膳立て、松田そのままミドルシュート!低い弾道で相手ディフェンスラインをすり抜けて左隅へ!楢崎も対応できない!ポストに当たり、内側に跳ね返る……しかし、無情にもゴールラインを超えず。くぅ。ロスタイムにもCKから勇蔵がヘッドで合わせるがこれは楢崎に阻まれ、ゲームの趨勢に見合う成果を手にすることは出来ず。スコアレスで折り返し。

後半に入ると、完全に策に嵌りほとんど自分たちのフットボールを表現出来ていなかったグランパスが修正を加えてくる。全く存在感のなかった津田を完全にスペースを突く役割に仕立て、大きなサイドチェンジを絡める形で何度となくライン裏へと飛び出す形が嵌り出す。彼のスピードにFマリノスディフェンスも四苦八苦、あわやというシーンを作られるが、必死のカバーもあり難を逃れる。Fマリノスも小椋や佑二が楔のインターセプトから何度となくカウンターに持ち込むが、アイデア・ダイナミズムが足りずに崩しきれなかったり、可能性の薄いフィニッシュに終始し、楢崎の守る牙城崩せず。オープンな展開も互いの攻撃のクオリティが守備に掛ける集中力を越えることない中で、両指揮官は互いに勝負に出る。

先に動いたのはグランパス、切り札杉本を津田に代えて投入。その杉本はFマリノスキラーぶりを発揮し、投入直後からそのキレとスピードを生かしてフィニッシュに絡む。自ら切れ込んで2枚はずしてフィニッシュ(枠外)、中に切れ込みヨンセンへの柔らかいクロス(少々高く合わせきれず)、怖すぎる。対するFマリノスは杉本の脅威に晒されて流れが悪く、動きづらい状況となっていたがそれでも動いた、2枚目寸前の危険な状況、裁きも良くなかった河合に代えて好調が伝えられていたロペス、続けざまに膝が限界まできていた松田に代えてトップ昇格の決まった齋藤学を投入、2列目を勤めていた狩野と兵藤が一列落ちる形となり、オフェンシブなシフトに移行。ゲームは最終局面に移行する。

終盤、グランパスの攻勢に晒されながら水際で凌ぐFマリノスは、スタミナ切れでプレーへの意志を失っていた坂田に代え根煥投入、彼の高さを活かし、そのセカンドボールを拾う形で攻撃を形どる。その形から、隼磨がそのまま持ち込んで強烈にファーを狙ったシュートを放つもわずかに枠上。交代で入ったロペス、学も彼らの特徴である突破にかかるシーンがあったが、抜ききることが出来ず、フィニッシュに至らない。リスクを負った采配だったが、連携面・ポジショニングなど不透明な部分も多く、機能したとは言い難かった。終盤は押し気味にゲームを進めていたグランパス、玉田が中央から鮮烈な突破を見せてFマリノス守備陣を切り裂くが、Fマリノスは水際で身体を張って阻止。互いに守備陣の集中が途切れない中、最後のチャンスとなったFマリノスの右CK、狩野のアウトスイングのボールがゴール中央に入ると、混戦が生まれ、ぽっかりと空いたところにボールがこぼれる、そこにはこの試合鬼神の如きプレーを見せていた佑二の前!佑二叩き込む!決まった!かに思われたが、ゴールライン上で楢崎、グランパスディフェンス陣が折り重なるように飛び込んで阻止、最後の一線を割らせない。結局互いのディフェンスが集中力を途切らせることはなく、となればゴールネットが揺れることなくホイッスル。互いに勝ち点1を分け合う形となった。

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勝ちたかった、心の底から勝ちたかった。だからこそ、心の底から悔しい。

でも、僕はこのゲームをネガティブには捉えない。

相手をしっかりと捉えたゲームプラン、気迫を感じさせた粘り強く激しい玉際、歯を食いしばり苦しいところでも走りきった運動量、各所に現れた積極性、立ちすくまずに勝負に出た選手交代、勝利を得るために最善を尽くした、と感じてるから。

チーム一丸となって、現実から目を逸らさず、向き合い、その上でベストを尽くす、やりきる。これがベースとなればきっと道は開ける。その第一歩がこのゲームだと思ってる。

だから、僕は責めない、嘆かない。

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*本音を言えば、本当に勝ちたかったし、勝てた。ピクシーはドローが妥当だと言っているけど、僕はFマリノスのパフォーマンスに正当な報酬が支払われるべきゲームだと思ってた、ゲーム中もずっと。でも、サッカーの神様はそうは思わなかったみたいだし、事実、Fマリノスは純然たる結果を残せなかった、これが全て。失点しなければ負けないけれど、得点出来なければ勝てない。相手ももの凄い高い集中力で守っていたし(あの最後のはその表れ……)、その相対的な結果としては受け入れるしかない。。実際、今Fマリノスが持ってるゴールへのプロセスは、狩野のセットプレーしかない。そのセットプレーをああいった形で凌がれてしまっては、ね。しょうがないでは済まないのだけど、本当はね。でも、これが現実。それは受け止めたい。

*僕が思うゴールを奪うために必要なこと、シュートを枠に飛ばす、GKのいないところにシュートを打つじゃなくて、デコイを含むダイナミズムと工夫。サイドアタックであれば、ウイングバックに絡んでいく選手、そして中の工夫。カウンターであれば、デコイになることを厭わない姿勢(坂田や兵藤がここで走らないのは職務放棄に近いんだぜ)、ランニングの工夫と連動。基本的には一緒ね。今は、独力で突破出来る功治もボックス内の得点感覚に秀でたオーシもいないからこそ、沢山の選択肢を作ったり、マークをズラしたりスペースを作るような工夫が必要なんじゃないかな。それが出来ないなら、ピンポイントの精度や一枚二枚独力で剥がす実効力を問われることになる、それかまぐれ。どちらが緊急的に出来るのか、まぐれは別にして前者のはず。例えばカウンターのチャンス時、ただ縦に走るのではなく、クロスするとか、相手ディフェンスを横切って引っ張ってコースを空けるとか『囮』となるイメージを持って欲しいし、クロスの時に結果としてニアで潰れるような選手に出てきて欲しいわけです。実際、カウンターもサイドアタックもディティール次第で何とかなるような気がするんだよね。そして、意識次第で出来ることでもある。難しい事じゃない。まー、最終的にはやっぱりシュートをGKにいないところに、尚かつ枠に飛ばすことが必要になるんだけどさ。

*とはいえ、守備は抜群。相手を研究した上でのプランニングも、それを可能にしたシビアな守備姿勢、これは高い評価をされて然るべき。5人で横幅を埋め、ボランチが加勢することで相手が崩そうとするエリアを封殺するプランは、ドンピシャ。で、ジュビロ戦もそうだったけど、やっぱり対人戦でどれだけシビアにボールに対して当たれるかは守備のクオリティに直結する。それが出来る時は良い守備になる。ミスがなかった訳じゃないけど、集中力も最後まで保った。これも又素晴らしかった。組織として、全てが機能してるとは思わないし(プレスのテンションと全体の距離、チャレンジ&カバーの徹底などまだ曖昧な部分は残る。特にチャレンジ&カバーはこのチームの生命線)、ディティールとしてもう少し詰める部分(4バックに相対する時にサイドバックとサイドハーフをどのような役割分担で見ていくのか。最初は手探りにしてもウイングバックが前に出て、センターバックがスライドしてサイドハーフ、という形でフリーマンを作ることはなかったけど、後半運動量が落ちるに従って曖昧になって1vs2を作られるシーンが多かった)は、あると思うけど、実効的な要素ではやはり玉際の勝負だと思うから。そういう意味で今日はとても良かった。戦ってた。

*個人としては簡単に。良かった人。佑二、気迫全面でもの凄い頼もしかった。鬼の競り合いでヨンセンとばちばちやり合って、前に出たらとにかくボールを最後まで追う。攻撃にも出て行って大車輪。小椋、大車輪。そして、うまくなってる。ディフェンスはファー見切れないのが2、3回あったけど、マムシディフェンスがあったりと能動的な守備、そこからの攻撃はやっぱりいい。進化の跡は繋ぎ、良いグラウンダーのパスで素敵な楔を通すようになったし、恐れてない。狩野、バイタルでのプレーにおいて強引さと精度を欠いたけど、セットでのキックは質を保ち続けたし、何よりも最後まで走りきってチームに貢献した運動量、戦う姿勢を評価してあげたい。彼は生まれ変わった。隼磨、奮起して積極的なプレーで右サイド制圧。仕掛けて、預けて、走って、これを繰り返したこと、とても良かった。良いクロスもあったし、フィニッシュも惜しかった。積極的にプレーする隼磨は間違いなく武器、絶対継続。自陣でドリブルはいらんが。終盤難しい1vs2の局面に晒されてたけどクレバーに対応出来てた。マツ、裁きはアイデアやリズムがあって、面白かった。走りきれないシーンもあるけど、存在感はあった。何よりもミドル、くぅぅぅっぅぅ。

*もうちょっと頑張りましょうな人。坂田、良く走ってマイボールにして、チャンスでは積極的に仕掛けてコース突くって良いシュートも打ってる、それは評価してる。でも坂田大輔の最も得意な形かな?あんまりフェイントもうまくないし、ドリブルシュートが得意な選手じゃない。裏に抜け出してすぽんと入れるのが坂田スタイル。もっとラインポジショニング獲って狙え狙え。カウンターの時も裏を狙え、足元じゃない。後、疲れてるとは言え、交代間際のもらいに行くようなプレーは勘弁。河合、とにかく一発狙いすぎ。展開を明らかに淀ませてる。確かに裕介にスペースパス一本通したけど、それだけのために、チームの流れが停滞するのはよくない。去年を思い出して欲しい。シーズン終盤、狩野とのコンビでワンタッチ、ツータッチでとにかくボール動かしてた。感性的な部分でもあるんだろうけど、そう出来るように周囲に動き出しを求め、又、自らも状況確認を密に。正直一発パスは求めてない。守備は頑張ってる、取り戻せ。ロペちゃん、ドリブルもパスも不発、嵌らなかった。スペースあったから、ロペドリブル見たかったけど……残念。出もコンディション良いし、アタッカー不足のチーム事情、期待はしてる。学くん、見せ場は一度だけ、でも抜けなかった。プレーの選択が中・中で、読まれてた。学スペシャルはいいんだけど、読まれるとやっぱり厳しい。後は、チームの状況見てディフェンス頑張ってたけど、下がりすぎてクンファンとロペスから離れて攻撃面でほとんど力を発揮出来なかったこと、その辺の折り合いを付けることは大事。反省してるみたいだから、次はやってくれるはず。

*コーキチさん、ゲームプランが嵌ったことで優勢に進めて、勝負に出たところまで、狙い通りだったはず。杉本ショックに揺れる中で英断は素晴らしい、実らなかったけどその勇気、嫌いじゃない。心臓には悪すぎるけど。とにかくコーキチさんもぶれてない。それで結果が出てる以上、コーキチさんの腕を信じるしかない。守備は弄らなくて良いから、とにかくオフェンスの手直しを続けて好転するきっかけを作ってほしい。

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とにかく、後ろをふり返ってる暇はない。1cmでも、1mmでも前に進むために、うん。

でも、やっぱり、勝ちたかったなぁ……。

いや、もういいの、次!次!ではここまでー。

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*家帰ってきて左手見たら、親指の付け根が紫に……。手拍子し続けてたからだと思うけど、力の加減が……力入ってた証拠かなぁ。サポも又全力でやりきるって約束したからには手を抜けないから思ってて……。つか、美談じゃなくて、音を出すために力一杯じゃなくて、その方法論が欠けてるからなんだな。前にmasashichanさんが隣で破裂音みたいな手拍手してて、色々な人にやり方聞いて「掴んだ!」と思ったんだけど、無意識にやってると、力一杯……それじゃだめなんだな。とりあえず冷えピタで冷やしながら反省。

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October 16, 2008

【詳細告知】全てのマリノスサポーターへのお知らせ!【お願い】

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【主旨】
幕やゲーフラ・旗・タオマフ・ユニフォームなど、普段当り前にスタジアムで見られる光景をマリノスタウンで創りたい。

そして選手には
『どこにいても俺たちはお前たち(選手)のそばにいるし、決して諦めることなく進んでいきたい』
『全ての光景が当り前じゃない。皆の想いがある』
ということを伝え、奮起して名古屋戦に臨めるよう後押ししよう。

【概要】
・集合時間 10/18 AM8:00~AM8:20
当日ダンマクをお持ちでない方もできればこちらの時間に集合いただき、幕をはる作業にご協力いただけると嬉しいです。

・集合場所 
マリノスタウンスタンド入り口

・持ち物
幕、ゲーフラ、旗、ユニフォーム、タオマフなどみんなが普段試合に持ってきているもの、強い気持ち。

・ダンマクの掲出について
場所は観客席前面(柵の位置から下は全て)ただし柵下の中央部に広告看板を集めるためその部分はあける。観客席後部ネット部分(こちらも広告看板部分はあける。)最後に席張りは可能。状況に応じて変更する場合があります。

グループや個人、チームの幕や選手の幕といった垣根を飛び越えたかたちでやりたいと考えていますので、掲出する場所が足りなくなった場合は重ねての掲出とします。当然、大きいサイズの幕を張った上から小さいサイズの幕を張ることとなることを参加者各位ご理解ご協力下さい。

・ダンマクの撤去に関して
当日午後ユースの試合がありますが、設営の関係上、練習終了後一度外していただきます。その後、ユースの試合に掲出する場合は再度張りなおしていただくこととなります。

・練習中について
今回、こちらの企画に参加される方々には通常指定席(記者席)として練習では開放しないエリアに集まれるようにしました。ただし練習中は選手達も集中して取り組んでいますので、太鼓等を使用したコールなどは一切行いません。

・練習後について
ただ練習だけを見にいってるのもどうかと思うので、選手達に対してのなんらかのアプローチは行います。ただ、今回の企画には様々な人の働きかけもあり場所等確保することが出来ています。あまりにも思いやりのない行動は避けてください。

【お願い】
多くのマリノスサポーターの姿でこの想いを伝えたいと思いますので、できるだけ大勢の人に参加してもらいたいと思います。
また、この企画を皆に知ってもらう為にも賛同いただける方々にはご自身の日記やBLOG、口コミ、方法は何でも構いませんので告知をして頂けると嬉しいです。

俺たちの姿で選手は絶対にモチベーションアップしてくれると信じています。

『俺たちの強い意志をその姿、全てを使って伝えよう!』
『残るのは俺たちだ!』


宜しくお願いします。

なかじの道

思う気持ち、願う気持ち、Fマリノスを愛する人なら皆が持っているはず。

その気持ち、伝えよう、みんなで。見せよう、みんなで。戦おう、みんなで。

*詳細が決まったので追記しました。

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October 14, 2008

ゴールデンコンビの未来 -齋藤学・端戸仁トップ昇格に寄せて-

今まで、二人で紡いだパスは、二人で作り出したチャンスは、二人で奪ったゴールはどれくらいになるのだろう?

長い、長い時間、沢山のパスを紡ぎ、沢山のチャンスを生み、沢山のゴールを積み重ねてきた結果が、トップへと繋がった。そして、物語は続く。

改めて、仁くん、学くん、トップ昇格おめでとう!

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2009年度、新加入選手決定のお知らせ(Fマリノスオフィシャル)

2009年度の新加入選手として、横浜F・マリノスユースよりFW齋藤学選手、FW端戸仁選手のトップチームへの昇格が決定いたしましたのでお知らせ致します。なお。選手プロフィールについては下記の通りです。

齋藤 学(さいとう まなぶ)
ポジション:FW
出身/生年月日:神奈川県/1990年4月4日
身長/体重:165cm/54kg
出身校(所属チーム):川崎市立日吉小学校(横浜F・マリノスプライマリー)-川崎市立塚越中学校(横浜F・マリノスジュニアユース)-川崎市立川崎高校(横浜F・マリノスユース)
代表歴:*2005年U-15日本代表 *2006年U-16日本代表 *2007年U-17日本代表

Jリーグ初出場 J1第22節(8月24日)vsコンサドーレ札幌戦(@ニッパツ三ッ沢)

特長
*スペースを作りスペースを突く。スピードに乗ったドリブル突破は魅力的なプレーである。体は小さいがピッチ内を幅広くアグレッシブに動き回るものはゴールを予感させるものがある。

端戸 仁(はなと じん)
ポジション:FW
出身/生年月日:神奈川県/1990年5月31日
身長/体重:174cm/60kg
出身校(所属チーム):横浜市立南本宿小学校(横浜北YMCA)-日本大学中学校(横浜F・マリノスジュニアユース)-日本大学高等学校(横浜F・マリノスユース)
代表歴:*2005年U-15日本代表 *2006年U-16日本代表 *2007年U-17日本代表

特長
*イマジネーションに優れ、ボールタッチに異彩を感じるレフティー。スペースを生かしたダイナミックな動きを身につければ持ち味の技術力が生かせるはずである。

*ちょっと遅くなっちゃいましたが、改めて、仁くん、学くん、トップ昇格おめでとー。うちの昇格基準を考えると既定路線とはいえ、やっぱり決まるまではわからないからねー。彼らの才能に魅せられた一人として心から祝福したい、というか勝手に昇格おめでとうウィークとしてお祝いしてました。

*まずは学くんから大まかな紹介。既にトップデビューも果たして、プロとして一歩を踏み出しているNo.37として皆様ご存じのはず。トップもしくは攻撃的な中盤のポジションを主とするアタッカーで、小柄な体躯でありながら、爆発的な加速力と丁寧なボールタッチで相手ディフェンスを置き去りにするドリブルワークがトレードマーク。外から中に平行に切れ込み、ディフェンスの隙間を見つけてのフィニッシュが得意なパターン。

経歴(僕が知ってる限り)……高校1年生秋に、U-17日本代表として韓国で行われたU-17ワールドカップに出場。2年生に上がって長谷川アーリアジャスールが背負っていた背番号10を受け継ぎ、レギュラーポジションを獲得。プリンスリーグ、高円宮杯、サハラカップとチームとして目立った成績を残すことは出来なかったが、高速ドリブルの実効力は苦しい展開時に大きな拠りどころとなるなど、水沼宏太、端戸仁、高久朋輝らと共に攻撃陣の主軸として存在感を示した。3年生になると、レギュレーションの変わった強豪揃いのプリンスリーグで得点を量産。優勝こそ逃したモノの得点ランキング2位で戦前では高円宮杯出場に大きく貢献。その後トップの練習やサテライトでの出場機会が増える中で、プレーのバランスを崩し、チームと共に下降線。Jユースカップでは目立った成果を残せず涙に暮れた。しかし、トップチームの態勢変更に伴い、現トップチーム監督の木村浩吉が抜擢。背番号37をもらって活躍の場をユースからトップに移し、現在に至る。

*彼の才能として疑う余地はない。爆発的な加速力、ボールをしっかりと扱える技術、小さなスペースを見つける眼……アタッカーとして魅力的な要素を持ち合わせているプレーヤーだと思う。贔屓目かも知れないけど、同世代のドリブラーとして日本の中で3本の指に入る(レッズの原口元気、ガンバの宇佐美貴史)緻密な守備がより進化を遂げるモダンフットボールにおいて、局面を打開するドリブラーの存在価値はどんどん高まっているだけに、彼の成長はFマリノスの希望になってくれるはず。

*ちょっとほめすぎかな。ただ、まだ本物じゃない。特例を除いて、厳しいプロの世界で活躍するには、様々な壁を乗り越えなきゃいけないし、抱えている課題を消化していく段階を踏まないと本物にはなれないと思ってる。例えば、ボールの受け方。ここのところ、サテにしてもトップにしても彼らしいドリブルが出来ているかというとそうじゃない。それは既にボールを受けた段階でそういう状況に陥ってしまっているから。具体的には前を向く時間と余裕と空間の相対的(ディフェンダー)な問題。その時間と余裕と空間は与えられるモノじゃなくて、自分の動き出しで作り出すモノ。主体的に、積極的に、そして工夫を凝らすこと。これは自分の特徴を発揮するための絶対的な必要条件であるから、色々学んで体得して欲しい。現状はサイドに張って待っているだけで、プレーへの関与意識は低いと言わざるを得ない。

*もちろん、他にも課題や壁はある。フィジカルや技術といった個人の問題、、戦術理解であったり、周囲との連携などのチームとしての問題、プロとユースの違いは間違いなくある。だからこそ、今は出れているけれど、そこに甘んじることなく上を上を目指して欲しい。

*で、仁くん。ポジションは基本トップ。適正としてはセンターフォワードよりもその周囲を動くセカンドトップ的なポジションが最も合っている感。柔らかい足首から表現される魔法のようなボールタッチと奇抜なアイデアで相手を出し抜くことに持ち味があり、ボックス内でも抜群の落ち着きからテクニックとイマジネーションを駆使してゴールを陥れるテクニック型のアタッカー。ボールコーディネーションの高さは浮き球の処理やボレーテクニックにも表れ、技術の高さに関しては、トップチームのプレーヤーと見比べても彼ほどボールを扱える選手はいないかも知れない。

*経歴としては、学くんとほぼ同様。1年生時、U-17日本代表として韓国で行われたU-17ワールドカップに出場。チームに戻ってからはサハラカップで木村勝太(現ヴァンフォーレ甲府)をベンチに追いやり斉藤陽介と2トップを組んだりと、既にAチーム内でその立場を確立していたことは学くんと違うところか。2年生になると、当然エースストライカーとして、押しも押されぬ大黒柱に。好不調の波は激しかったものの、苦しい試合で得意のFKをぶち込んで土俵際に立たされたチームを中央に引き戻すなど、強いメンタリティを感じさせた。3年生になって、周囲との連携においてのタイミングが合わなかったり、積極性が低下して運動量の減少に反映されたりと、一時期苦しい時期を過ごすが、好調時のプレーは別次元。踊るようなボールキープで時間と空間を作って周囲を活かし、自らも鮮烈な突破を見せたプリンスリーグ・流通経済大柏高戦はまさに端戸ショー。トップ登録こそされなかったが(2種ではあるが背番号がない)、夏の間はトップで練習した、練習試合にも多く出場したりと、ある程度トップにも絡んでおり、本格参入となる来期への土台は着々と整えている。

*彼はわかりやすく言えば、「天才」。あのボールタッチやイマジネーションは努力したところで凡人が身につけられるような代物じゃない。ターンの仕方も、相手の逆を付く術も本当に多彩。純粋に「次は何を見せてくれるんだ?」とワクワクさせてくれる選手。ただ、そのプレーは曲芸的な意義で終わっていない。彼のプレーが時間を作り、スペースを生み出す。時として、自慰的なプレーに終わってしまうこともあるけれど、周囲が意識して活用できれば決定機を生み出すジャックポッドになる。左足のFKも駆け引き含めて巧み。彼の魔法の技術が新たなFマリノスのの魅力となる可能性を秘めてる。

*はい、ほめすぎ。ただ、彼も現状では本物じゃない。才能は間違いない。でもそれを活かす土台が揃ってはいない。例えば、フィジカル。彼の技術や創造性を持ってしても、彼が生きていかなければならないバイタルエリアでは全てのフィジカルコンタクトは避けられない。ボールを持つプレーヤーにとっての宿命である。しかし、現状の細い身体・腰高な重心ではプロのコンタクトに耐えられるとは思えない。そのコンタクトに耐えられなければ卓越した技術を活かす前に潰される。ボールを触って初めてその存在が証明されるプレーヤーなだけに、まずはそのコンタクトに耐えられる土台が必要。それが出来たときにこそ、彼がトップリーグで戦う準備が整った、といえるかも知れない。

*見事な原石も、それに見合ったカッティングや研磨がなければ、まばゆく輝かない。仁くんもまたそれに似た状況ではあると思う。現代フットボールは彼のような選手が生きにくい世界になりつつある。だからこそ、壁にぶつかったとき、自分の技術が最も活かせるのか。そのために何をしなければならないのか。そういうことを改めて見つめ直してほしい。ロマンティシズムかも知れないけれど、彼の技術はフットボールの可能性でもあると思う。だからこそ、自らの活きる場所を探して欲しい。「技術は可能性」僕の好きな言葉。

*最後の僕の願望。僕は学くんと仁くんのゴールデンコンビが又トップで見たい。自由で、創造性に溢れ、互いに互いの特長を活かし合って、抜群の実効力へと繋がるプレーが見たい。仁くんが見事なターンからのキープで引きつけてスペースを作り、学くんがスーパーなドリブルでサイドを切り裂いて鋭いクロス、パス&ランでボックス内に走り込んだ仁くんが鋭いクロスをボレーで沈める!なーんてね。こないだの清水商との練習試合でのゴールデンコンビのゴールを見たんだけど、やっぱり彼らのコンビは最高。トップでもその最高のコンビが最高であることを証明して欲しい。まー、そのためにも二人とも「本物」になってほしい。

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まー、これからはゴールデンコンビも個人事業主としてライバルになるわけで、そう考えると「ゴールデンコンビ」なんて甘っちょろい事は言ってられないのかも知れない。でも、今だからこそ言えること、そして望むのは自由だからね。

とにもかくにも、おめでとう!そして本当の勝負はこれから!まずは自分のステージで自らを高めて!いつまでもおっかけるよー。

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*文中にも少し出したけど、土曜日、学くん久々にユースの10番として練習試合に出たねー。ここのところ持ち味出せなくて、学くんらしさが出てなかったけど、この日はきゅんきゅんな学くんを久々に見て、こっちもきゅんきゅんしました。2得点はらしい形、仁くんへのアシストはゴールデンコンビサイコーって感じでにやにやしてました。月曜日の練習では学くんはトップの練習に参加してて、本格的な復帰ではなく、あくまでもたまたまって事なんだろうけど、又公式戦で見たいな、ゴールデンコンビ。

*これまでの例を考えると、分割発表は多分ないから、今年の昇格はこの二人で確定なのかな。この世代の選手達に大きな可能性を感じていたから、少々複雑な感情があるのだけど、大学に行くにしても、他のクラブに行くにしても、濃密な時間を過ごせば、又道は開けてくるはず。僕はそう信じてる。だからこそJユースで結果残して可能性を広げよう。もっともっと出来る!

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October 08, 2008

ビッグスワンの沈黙@J1 第28節 アルビレックス vs Fマリノス

堅守の記憶を取り戻して安定感増す守備陣に頼もしさ、一縷の希望となった武器も火を噴かず決め手を欠くアタッカー陣の歯痒さ。

希望と失望の入り交じる沈黙のゲーム。

それでも、今は前へ、前へ。

2008 J.League Division1 第28節

アルビレックス 0-0 Fマリノス @ 東北電力ビッグスワンスタジアム「ビッグスワンの沈黙」

super soccer

Fマリノススタメン:GK榎本哲也"安定=信頼"、DF栗原勇蔵"しっかり"、中澤佑二"がっちり"、田中裕介"きっちり"、MF河合竜二(→78'水沼宏太)、小椋祥平"ボール奪取という攻撃力"、小宮山尊信"合格点は上げられない"(→82'金井貢史)、山瀬幸宏"諸刃のドリブル"、狩野健太"共存の余裕と必死"、兵藤慎剛"欲しいのはエゴ"、FW坂田大輔"チームの核として、ストライカーとして"(→85'大島秀夫)

アルビレックススタメン:GK北野貴之、DF内田潤、海本慶治(→67'中野洋司)、永田充、松尾直人、MFマルシオ・リシャルデス、本間勲、千葉和彦、松下敏弘、FWアレッサンドロ、矢野貴章

雨予報も何のその、快晴に恵まれたキックオフ前のビッグスワン。スタジアム周辺には好天の恵みを受けるかのように多くの人が芝生やベンチで和む姿には数時間後に真横にそびえ立つスタジアムで行われる戦闘の雰囲気など露程も感じられない。これも新潟で育まれた「サッカーのある生活」の一面か。

しかし、互いに重要なゲーム、嫌がおうにもテンションは上がる。直接のライバルを蹴落とす「3度目のチャンス」となったFマリノス、しかし、そんなゲームでも今や神通力さえ感じてしまう不思議な監督・木村浩吉には関係ないようで、「Winning Team Never Change」を根底から覆すギャンブル的スタメンに打って出た。まず、不動のスタメンだった右ウイングバック田中隼磨を帯同させず、右サイドに本来左ウイングバックを勤める小宮山尊信をコンバート、左サイドにはサテでゴールを挙げた山瀬幸宏を抜擢。攻撃的な両サイドのカバーを意識してか、ボランチには可動範囲の広い河合と小椋を据える。浩吉さんなりのリスクマネジメント。しかしこれだけに飽きたらず、チームNo.1ゴーラーであり、前線でのスキルフルなポストで起点を作る大島秀夫もをも外して(ケガ?)、坂田の1トップ、狩野・兵藤の2シャドー。相変わらず読めなさすぎる。対するアルビレックスの方は、前節レッドカードをもらったセンターバック千代反田充が出場停止で代わりには久々らしい海本、それ以外は出場停止明けのチーム得点王アレッサンドロも戻り、ベスとメンバーか。

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試合展開

互いに攻撃構築の手段を欠き、空中にボールが飛び交う展開となった前半。自ずと主導権争いを司ったのはセカンドボールの攻防。Fマリノスが拾えばショートカウンター気味の攻撃で一気にゴールを目指し、アルビレックスが拾えば松下の長距離フリーランニングとマルシオ・リシャルデスの技術力を前に押し出したサイドアタックで攻め込む。そのセカンドボールを巡る攻防において、前線での高さと迫力を欠くFマリノスアタッカー陣だったこともあってか、アルビレックスに分。とはいえ、Fマリノスもロスト後のプレッシングの意識が高く、水際の攻防でもきっちりとアタッカーを捕まえてやらせず、結果として危機を感じるようなシーンは数える程。左サイド松下と松尾のコンビから最後はループパスをボレーで叩かれたシーンぐらいか。互いにセットプレーから何度かチャンスを迎えたが(特にアルビは矢野の巧みなファールを誘うような持ち方が生きた。あれはあれでうまい)、これもゴールをこじ開ける術にはならず。

小雨が降り出した後半、Fマリノスはサイドのスペースをケアした上で前線から激しいアプローチでアルビの攻撃構築を急襲、高い位置でのボール奪取からのショートカウンターチャンスを創出すると、その勢いのままコミーからの折り返し、兵藤がスルーして中央の坂田に通ると浮いたボールを反転して左足!強烈なシュートに北野も反応出来ず……!キター!……と思ったら主審手を振って取り消す……そうよ、少しボールの軌道が変わってたのが見えたよ……ハンドでこのゴールは取り消し、つくづく坂田はゴールの神様から嫌われてる。しかし、チームの勢いは止まらず。ディフェンス陣は継続して、矢野・アレッサンドロにタイトに激しく行く事でほとんど仕事をさせず、守備の安定も相まって小椋がプッシュアップ出来たことで彼のボール奪取力が高い位置で活きたりと、好リズムを継続。しかし、ゴールが遠かった。

最大の決定機と思われたカウンターからの幸宏のクロスをファーに飛び込んだ小椋のヘッドはDFに当たって枠に飛ばず、グラウンダーのクロスが流れたところに走り込んだ幸宏のフィニッシュは北野のセーブに阻まれ、決定機をモノに出来ず。又、カウンターのシーンでは結果のでない焦りか、うまく回りを使えずに不器用な突破で得点機と言えるようなチャンスにまで仕立て上げることが出来ないシーンもしばしば。アルビレックスはFマリノスのプレッシングにほとんどアジャスト出来ておらず、ロストの仕方が悪いため、危機的な状況にあったのは明らか。攻撃構築の術も見いだせていなかったし、叩くべきはこの時だった。しかし、その機を活かせなかったこと、これがこのゲームのキーだったか。

最終局面、小雨は激しい豪雨に変わり、ゲームも過熱。互いにセットプレーからゴールに迫るが、両チームとも集中力高くこれも決定打とはなり得ず。Fマリノスは、宏太・大島へとスイッチし、最後まで圧力を掛けていくが、フィニッシュシーンではシュートセレクトで冷静さを欠いたりと、ゴールの可能性を感じるようなシーンを作り上げることは出来ず。結局、ビッグスワンにこの日ゴールシーンは生まれず。スコアレスドローで互いに立ち位置は変わらないまま勝ち点1を積み上げるに留まった。

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底を彷徨った夏、今シーズンのアウェイの傾向を考えれば、相手を沈黙させて奪った勝ち点1には望外の意味があるのかも知れない。立ち止まらない、常に前に進む事が今は何より大事だという考えも変わらない。だからこそ、このゲームの勝ち点1も意義あるモノだったと思う。

とはいえ、勝ち点3を得るべきゲームだったとも思う。贔屓目なしに、Fマリノスに風は吹いていた。しかし、沈黙の続く攻撃陣にはゴールが遠く、その勝ち点3を掴み取ることが出来なかった。その喪失が何を意味するのかを考えると、背筋が凍る。

ただ、変わらないのはただ一つ。目の前の一試合一試合を必死になって戦って、前に進むしかない。自分達でしか道は切り開けない。そこはシンプルに考えていきたい。

だから、僕は前を向く。

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*いやー、まー、何というか……ビッグスワンは良いところだったのだけど、フラストレーションが溜まるというか、後悔の募るようなゲームになってしまって残念。ちょっとの工夫、冷静さ、アイデア、技術、そして運があれば……なんてことは未だに考えてしまいます。惜しいシーンを自分の頭の中で巻き戻して、ここでこうしてくれてれば……なんて考えちゃう……そんなゲームだったかなーと。とはいえ、今は点を獲る術というのが見いだせていない以上、我慢我慢で戦っていくしかない。きっかけ、と言う気もするけどね。坂田とか兵藤は特に。

*とはいえ、後半の激しいプレッシングから高い位置でボールを奪えていたのはチームとして狙っていたことが出来ていた証拠。狙われていたスペースを消し、人を捕まえ、保証を得たプレーヤーが積極的に前に出てボールを狩りに行く。アルビレックスのビルドアップが余りに不安定だったと言うことはあるけれど、これはチームの武器になり得る要素。次の相手に対しては少々パスの選択肢となるプレーヤーを捕まえる連動のスピードに物足りなさが残るけれど、今後を考える意味では良い傾向にあるとは思う。個人的な趣味から言えば、ショートカウンターを攻撃の武器の選択肢として考えることは、ナンセンスだと思ってるけど、ね(カウンターに出るための方法論ばかりが先鋭化して、攻撃に移り変わった後のディティール、この要素が置き去りとなることが多い。うちがこの試合でカウンターのチャンスを逃していたのもそういう要素があると思う。もちろん、ここは「個人」という部分で何とかするべきなのかも知れないけど……個人的にはこういう部分がおざなりになってる状況では、カウンターも効果的な武器にはなり得ないんじゃないかと)

*で、坂田なんですよ、現状ゴールを最も獲って欲しいのは。コンディションも良好、動きの質も低くない、彼の飛び出しが相手のラインを押し下げバイタルを拡充する効果をもたらしているし、ポストに関してもコンビミスは目立つけど収まってきてる。だからこそ、きっかけが……と言う感じで既に何節か……うーん。ハンドとなったゴールシーンに関しては久々に勢いのある素晴らしいシュートがコースに飛んだけど、それ以外のシュートシーンを見ても、余裕がないし、焦りを感じる部分が少し。相手と併走してシュートが先立ちすぎて、相手を振る動きであったり、タイミングをずらす工夫であったりと、ネットを揺するための工夫が欲しい。もちろん、スピード感溢れる飛び出しでラインを突破し、勢いあるシュートがずばっと決まるのがらしいっちゃらしいけど。

*小椋はミスもあるけど、非常に積極的に取り組んでるのがプレーに表れた。楔にしても、前へのアプローチにしても、ポジティブなエネルギーに溢れていて、チームに勢いを与えるプレーが出来ていたかなーと。やっぱり一列前の方が彼の特色が出る。河合とのコンビだと、スムーズにボールが動かない(河合の裁きが去年のようにシンプルじゃないというのはあるんだけど)と言うのはあるけれど、ボールを奪うと言うことを攻撃に直結出来ていたのは好印象。カウンターのチャンスは決めたかった。でもああいうプレーは今のFマリノスに足りない部分、兵藤同様にそういうことを気付いて出来ているという部分含めて面白い存在かも。

*コミーの右サイド起用は、幸宏の攻撃面な出来を含めてもオプションには確かになり得る。けれど、この試合でやるべきじゃなかったとも思う。後半自重気味になってチームのバランスが改善されたけど、こういうプレーをさせるなら隼磨で良かった、いや、隼磨の方が適性としてはあってた。松下のように長距離を走ってスペースを突いてくる選手に対して前に出ることで特性を出すコミーは相性として決して良いとは言えない。もちろん、逆側となればマルシオ・リシャルデスだし、これも簡単ではないけれど……。あと、右足クロスはもっと練習する必要があるかな。隼磨にも言えるけど。幸宏は攻撃面では及第点、突破の実効力という面では可能性を感じさせたし、質の高いクロスも供給した。ただ、守備面ではやはり不安も残る。頑張ってはいたけどね。

*その隼磨、判断の悪さ・遅さ、クロスの質、突破に対しての積極性、ケアレスミスなど、隼磨自身のパフォーマンスの質が低下していたこともあって、こういうことになったのは自明の理、必要な時間だったと思う。必ずしも個人だけの問題ではないとも思うし(サイドへのフォローが少ない中で突破を問われるけれど、その突破に実効力が伴わず袋小路に嵌ってる)、サイドバックであればもっと良さは出せると思うけれど、それは言い訳。ウイングバックとしてどのようにプレーするのか、今まで自分がどういうプレーをしてきたのか、改めて考え直す必要はあると思うし、外から見て色々なことを感じ取ったはず。それをプレーにアウトプットして、もう一度積極的な隼磨を取り戻して欲しい。心機一転、期するモノを見せて欲しい。去年の長い距離ガンガン走って、どんどん追い越す飛び出す隼磨が見たいぞ。頑張れ隼磨。

*コーキチさんは、思慮遠望がありすぎてよくわからないけど、もしこれで隼磨が復活したり、オーシが発奮したらコーキチマジックとなるかしら……。保守的な自分としては度肝抜かれたけど、土台があるからこそ出来たとも言えるし、コーキチさん自身ぶれていないみたいだから、それはそれで。結果も出てるし。とはいえ、もう少し相手との相対的な要素を見据えた上での選手起用があってもいいかなという気はする。次は、もう少し相手をリスペクトしないと痛い目見そう。それと、功治が戻ってきた時にどうするか、個人的には兵藤と河合(小椋)のボランチは崩してほしくない、狩野も外して欲しくない、トップは2トップの方がベター……4バックで行こうぜ?あー、安定してる3バックを崩すのもなー、コミーのサイドバックはちょっと不安……(堂々巡り)個人的には4バックにした方がバランスは改善されると思うけど、ね。出来ないとも思わないし。

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とにもかくにも一試合一試合です。とはいえ、今週はインターバル。良い時間を過ごして、名古屋戦に備えて欲しいモノです。そして何より、タフになりそうな終盤戦を戦い抜くコンディションとタクティクスを準備して欲しい……。この時間、とっても大事だと思うから……。

ということでここまでー。

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*初めての新潟、新幹線直通で2時間弱、素敵な旅路でした。たれかつ丼喰って、日本酒飲んで、魚喰って……でもお土産だけが足りなかったけどな。過ごしやすかったし、良いところですなぁ。又行きたいから残る(本末転倒)

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