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September 06, 2008

ワールドカップ最終予選開始に寄せて。

いよいよ、ワールドカップを賭けた決戦の幕開け。

そのスタートは、屈辱にまみれた灼熱の地、バーレーン。

問われるのはぶれない意思と勝利への希求。

地に落ちたプライドと失われた熱をここで取り戻せ。

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2010 FIFA WORLDCUP SouthAfirica Asian Final Qualification Matchday1
9/6 27:30/Bahrain v Japan @ Bahrain National Stadium,MANAMA

ワールドカップ最終予選バーレーン戦 日本代表メンバー

監督:岡田武史
コーチ:大木武
コーチ:大熊清
コーチ:小倉勉
GKコーチ:加藤好男(全て日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ)

GK
川口能活(ジュビロ)
楢崎正剛(グランパス)
西川周作(トリニータ)

DF
内田篤人(アントラーズ)
駒野友一(ジュビロ)
中澤佑二(Fマリノス)
田中マルクス闘莉王(レッズ)
阿部勇樹(レッズ)
高木和道(エスパルス)
水本裕貴(サンガ)
長友佑都(FC東京)

MF
今野泰幸(FC東京)
稲本潤一(アイントラハト・フランクフルト/GER)
長谷部誠(VfLヴォルフスブルク)
中村憲剛(フロンターレ)
遠藤保仁(ガンバ)
松井大輔(サンテティエンヌ/FRA)
中村俊輔(セルティック・グラズゴー/SCO)

FW
玉田圭司(グランパス)
巻誠一郎(ジェフ)
佐藤寿人(サンフレッチェ)
田中達也(レッズ)
大黒将志(ヴェルディ)

最近代表のゲームを見逃したりと、「日常」に傾倒しがちな日々を送っておりましたが、最終予選ともなるとそうも言ってられません。失われたアジア諸国との差、長い移動や違いすぎる気候、迷いとブレが重なって進まない強化……絶対に簡単じゃない戦いになるはず。

とはいえ、少々現状の雰囲気には違和感も。日本サッカー界が斜陽とは言わないまでも、右肩上がりの成長が止まって、閉塞感を感じ始めている中で、代表チームへの興味であったり、熱というものが落ちていっているのも事実。ドイツでの敗北から、アジアカップの苦杯、続いた3次予選の「拙」戦、そして北京の失望……、民衆の期待を裏切り続ければその熱が失われたとしても致し方ない。事情を理解する人にとって見れば、横たわる現実であったり、エクスキューズであったりと、理解を示すべき事象もあるけれど、「メダル」が大好きで、お祭り的で煽動されやすい人種が多き国の民衆にとってみれば、失敗続きの現状に業を煮やし、離れていったとしても不思議じゃない。

ただ、それに加えてサッカーファンからも代表が見放されつつあるのも事実。共に歩むクラブとの日常生活に比重が置かれ、その分だけ非日常となる代表のプライオリティは落ちていく傾向の中で、成績が残らずプライドは地に落ち、「日常生活」に支障を与えるような影響(招集による出場不能はもとより、怪我や蓄積疲労、自信喪失、精神的消耗)が積み重なれば、ブルーのシャツに寄せられるものは熱い期待ではなく冷ややかな視線に変わってしまうのも無理はない。これも又現状として受け入れるべき事実。

民衆も、身内であるファンも、はたまたメディアも、代表に対しての熱が醒めつつある昨今、ここで又失敗するようだと、日本のサッカーは取り返しの付かないダメージを受けかねない。「サッカー」という大きなカテゴリの中で考えれば、日本サッカーの看板を背負うナショナルチームの影響力はまだまだ果てしなく大きいから。サッカーが好きな僕としてはそれは絶対に避けるべきだと思うし、日本が最終予選を通じて、強く逞しく予選を乗り越えることを望みたい。他人事じゃないんだよ。

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長々と書いたけれど、試合のこと何も触れてないや、試合の事を。中東の気候や知将ミラン・マチャラの緻密な分析と長年の経験によって導き出された戦略などに意識を裂きすぎて自壊した3次予選と同じ過ちを繰り返さないことが全て。そのためにも全てに置いてまず一本筋を通すべき。様々なエクスキューズ(気候、バーレーンの戦略、選手達のコンディション、チームの構築状況etc…)を念頭に置いた上で、どのようなサッカーをするのか。それを定めたら、それに沿ったゲームプラン、その方針に適するメンバー構成、徹底させるべき約束事、そこに整合性が欲しい。

個人的には相手のサッカーに「付き合わず」、自分たちのサッカーを貫くべきだと思う。ロスト後にきつくアプローチして良い状況で蹴らせない、闘莉王と佑二ならきっとはね返す、中盤がセカンドボールを拾って攻撃に繋げる、そして日本の才能とも言うべきMF陣と「意図的」に揃えたであろう地上戦に特化したアクティブなアタッカー陣が呼応することで相手ディフェンスを崩す。これが出来れば、優位にゲームを進められるはず。普段通りに継続して90分、というのは難しいからある程度コントロールする必要はあると思うけど、ね。ちなみに、逃げ腰になってロングボールを蹴り合うような展開は、本当にやめた方が良い。トップの選手達をいたずらに消耗させるだけだし、間延びして走行距離が伸びれば不利になるのは間違いなくアウェイチーム。そして、リスクを避け勝負を引き延ばしたところで、相手の土俵では相手も強い。

展開として、バーレーンは日本にボールを持たせてカウンターチャンスを狙う、自ずと日本のポゼッションの時間は増え陣形を整えたバーレーン守備陣を崩しにかかる……という形になるはず(ならなかったら、ラッキー)このような展開になったとしたら、キーとなるのはゴールを導き出す術とリスクマネジメント(カウンターケア)。正直、セットプレーでいい。崩してとか、流れの中で、とかそんな贅沢は言わない。ヤットと俊輔なら3本に1本は良いキックを蹴る、闘莉王と佑二ならそこらの選手には負けない。大きな武器であることは間違いない。セットプレーのゴールにとって最も重要なのは母数を増やすこと、アタッカーはアタッキングエリアに入ったら積極的に仕掛けて欲しいし、サイドバックには積極的に追い越してエンドライン際まで行って欲しいなと。その中でのリスクマネジメント。基礎的な事だけど、カウンターに繋がるようなロストをしないことが第一。横パスはもちろん、縦パスもタイミングと精度を大事に。仕掛ける選手は状況判断だけはしっかりと。スペースケア出来る選手がいない状況でのロストは危険。リスクマネジメントとして、必ず蹴ってくる選手に対してアプローチを掛ける。精度を奪う、遅らせる、そういう目的を持ってモラル高く。センターバックが対応出来る状況になればはね返せる、そのセカンドボールを中盤やサイドバックが拾ってマイボールにする。相手が狙って来るであろうサイドのスペースに出されたら、まずはボールのアプローチ、センターバックが引き出されてもいい、抜かれない、上げさせない。その代わりにボランチが一列落ちるなり、サイドバックが絞るなりして、中の枚数を必ず揃える。そして同じようにセカンドボールを拾う。集中力の欠如、サボりは即失点、これもきついだろうけど。個人的には阿部勇樹をボランチ起用して欲しい。

そして、最後に岡ちゃんへ。ひよらない、ぶれない、逃げない。監督がぶれたら、選手達は迷う。色々なアイデアとか理想を大きな風呂敷に拡げて迷ってるのかも知れないけど、とにかく試合の時だけはびしっと腹決めて、選手達を迷いがない状態でピッチに立たせてほしい。正直、今の岡ちゃんが「あの時」の岡ちゃんとだぶる……。2006年の夏、概念的な要素ばかりが口をつき、追いつめられ悲壮感ばかりが漂っていたあの時。でも、あの時はあの時、岡ちゃんがあの時よりも人間として、監督としてでかくなってるところを見せて欲しい。日本代表監督として相応しいのか問われるゲーム、きっちりと結果に繋げて欲しいな。最後にもう一度、ひよるな、ぶれるな、逃げるな!

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何だか、自分に言い聞かせてるみたいになってますが、それぐらい試合を見るのが怖かったりします。まー、なるようにしかならないし、全てがこのゲームで決まるわけではないけれど、このゲームに負けると悲観ムードが更に高まって、負の空気に包まれちゃう。景気よく、行って欲しいな。

ということでここまで。僕はそろそろ寝ます。

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