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August 10, 2008

102日ぶりの歓喜@J1 第20節 Fマリノス vs ガンバ

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嬉しかった。

苦しい時期が長かったから、その分だけ嬉しかった。

まだまだ厳しい状況に置かれていることに変わりはないけれど、それでもこれで何かが変わるはず。

いや、変わらなきゃ。

2008 J.League Division1 第20節

Fマリノス 2-1 ガンバ @ 日産スタジアム「102日ぶりの歓喜」
F.Marinos:31'大島秀夫 57'坂田大輔!!!
Gamba:53'二川孝広

Super Soccer

Fマリノススタメン:GK榎本哲也"「俺らの守護神」復活"、DF小椋祥平"マ・ム・シ・ン・カ"、中澤佑二"撃墜王"、金井貢史"初スタメン!"、MF河合竜二"戻り始めた粘り"、山瀬功治"復活への助走"、田中隼磨"サイドのお仕事、完遂"(→80'田中裕介"クローザー")、小宮山尊信"最後まで勇敢"、兵藤慎剛"いいんだぜ、目立って"(→63'ロペス"ダニーロペちゃん")、FW坂田大輔"横浜は君を待っていた"、大島秀夫"これぞボックスストライカー"(→88'狩野健太"おかえり!")

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DF加地亮、中澤聡太、山口智、下平匠(→77'平井将生)、MF明神智和、橋本英郎、寺田紳一(→45'山崎雅人)、遠藤保仁、二川孝広(→84'岡本英也)、FWルーカス

非常に蒸し暑い……これぞ夏という感じの日産スタジアム。トリコロールランドでは「俺たちの夏祭り」と銘打ち、様々なイベントを催していた様子、これも又エンターテイメント。チーム状態の方は、僕が更新をサボっている間にFC東京戦で引き分けをもぎ取り、ナビスコカップ2ndLegで準決勝進出という実こそ取れなかったにしても2-1で何ヶ月ぶりかの勝利を飾って、上昇気配。今度こそ負のスパイラルを断ち切りたい。

そんなゲームでのスタメン、Fマリノスには大きな見所が2つ!出場停止の松田直樹のその代わりに入ったのがなんとルーキー金井貢史。裕介の状態が戻っていないという事もあったようだけど、いきなりストッパーで先発出場とは!でも、大きなチャンス、頑張れ!そしてベンチには前日背番号登録されたばかりのユースの10番・僕のアイドル齋藤学がベンチ入り!日産スタジアムで学くんが見れる!と言う事実が胸を高鳴らせます。もしかしたらデビュー?いきなりのデビューで加地さんをぶち抜く?学くんスペシャルで相手を翻弄してゴールを決める?なんて妄想をしてたら、もう試合前からワクワクドキドキは収まらない……

おっと興奮しすぎました。ガンバの方はナビスコでようやく試運転を終えた遠藤保仁がスタメン復帰、とはいえ、まだまだ大きな負担を課すほどの状態にはないとの判断なのか高いポジションに置く選択。面倒くさく卒業生的に怖い存在だった山崎はベンチスタート。又、水曜日のゲームで途中交代となった明神も元気に復帰、休んでれば良かったのに。

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試合展開

開始早々、オーシ・坂田の息ぴったりのコンビがシュートチャンスを創出、ロングボールに対してオーシが競り合いながらヘッドで後ろに流し、その流されるポイントを予測し素早くポジションを獲っていた坂田がそれを受けて、そのまま縦に突破を計ると角度のないところからシュート!枠を大きく逸れたモノの二人の中で共有されているイメージが垣間見えたシーンか。その後も左サイドを起点に攻撃を作り、金井が押し上げて思い切りの良いミドルを放つなど、良い立ち上がりを見せる。

しかし、その良いスタートとは裏腹に、ミッドウィークの疲労もあってか選手達の足は余り動いていない印象。2トップのフォアチェック、中盤のタイトなアプローチ、この二つの要素が少なくなったことでガンバにポゼッションさせてしまう余裕を与えてしまっていたか。しかし、1トップのルーカスを佑二が完全に封殺。又佑二のアプローチに呼応するように金井・小椋がきっちりと後ろをケアすることで守備の安定は保たれ、ポゼッションの割にはほとんどチャンスらしいチャンスを作らせず。

ガッチリと守る安定した守備を背景に攻撃に出るFマリノスは、左サイド中心。兵藤、功治がコミーに絡んで細かくパスを繋ぎながらそのまま崩していく形と、左に寄せた中で大きく空いた逆サイドのスペースに隼磨が走り込み一発のサイドチェンジで使う形、二つのパターンを携えながら、敵陣に攻め入っていく。そして、そのサイドアタックが実る。右サイドに流れてきたボールを隼磨がフォロー、そのまま柔らかいボールをファーサイドに流し入れると、オーシがそのボールに合わせて外に流れながら滞空時間の長いジャンプでヘディング!状況判断を誤った藤ヶ谷をあざ笑うかのようにふんわりと浮いたボールはゴールへと吸い込まれ、先制点!!!!!隼磨のクロスが空いたスペースを狙ったモノのなのか、人に合わせたモノのなのか気になるところだけど、どちらにしても素晴らしいクロスになったこと。ぽっかりと空いたボックス内のスポットに藤ヶ谷の判断ミスを誘うクロスを流し入れたことでオーシのゴールを導いた。オーシもクロスの流れを見た上で大きく回り込んでうまく合わせた。久々のサイドからのゴール、いいよいいよー。

その後も守備は安定、攻撃も機能と好循環のFマリノス、積極的なプレーを続けていた坂田もゴールに迫る。ボックス手前でボールを受けると、キレのあるドリブルで相手を外し強烈な左足シュート、惜しい!攻守両面での充実とアドバンテージを持って、前半を折り返す。後半分!

とポジティブな感覚を持って入った後半だったが、大人しかったガンバが牙を剥く。後半開始時、寺田に代えて山崎が投入され2トップとなると、守備充実の大きな要因となっていた佑二のルーカス封殺が不可能に(佑二が余って、金井・小椋が山崎・ルーカスを見る形に)さっそく前線に起点が生まれると流れるような展開で完全に崩しきられて、いきなり遠藤のスルーパスからルーカスに決定機を作られてゴールを脅かされると、その流動的な攻撃を抑えきることが出来ず決壊。ヤットのエロイ楔がバイタルに入り込んだ二川に繋がると、テクニ引っかけるようなアウトサイドキックで左サイドへ展開、山崎が流れすぐさま中に折り返す。ニアに入ってきたルーカスへは金井が付いていたが、ルーカスは金井をブロックしてそのボールを流す、そして走り込むのは二川、フリーでそのボールを強烈に叩き込んで同点……。参った。ヤットの楔によるリズムの変化、二川のパス&ランニング、ルーカスの機転の利いたブロックプレー、素晴らしい攻撃だった。止め所がない一連の流れ、これはしょうがない。

しかし、Fマリノスの選手達はへこたれなかった。失点後すぐ、キレのあるプレーを見せていた坂田がついに爆発。金井のクリア気味のスペースへのフィードに対し、いち早く反応して抜け出すと、左寄りボックス手前で中澤聡太と1vs1、キレのある切り返しでスピード勝負!フェイクから縦へ!そして角度のないところからファーサイドに強烈グラウンダーシュート!藤ヶ谷をぶち抜いた!坂田キター!見事見事見事!抜群の反応とスピードで金井のフィードを活かし、練習ですら見られないあんな見事なドリブルシュートをぶち込むなんて信じられない!坂田は今シーズン初ゴール!長かった……。

ビハインドとなったガンバは一気に攻勢。ルーズな中盤を突き、変化ある攻撃でシュートチャンスを導くが、ルーカスのシュートミスなどに助けられ失点を免れる。嫌なムードとなったところで、水曜日キャノン砲を見せて一転期待を集める存在となったロペスを兵藤に代えて投入。守備面、セルフィッシュなキープなどにはリスクを感じたが、ロペスはそんな不安をかき消すようなパフォーマンスを見せる。

押し込まれ気味の展開の中で、パワフルなプレーから独力で相手陣まで持ち込んで攻撃を成立させ、守備陣が一息つく時間を作ったり、元々持っている一発で局面を変えてしまうパスセンスがシンプルな攻撃を演出。功治が後方から出ていくシーンなどもあって、鋭い攻撃がちらほら。多少コンビネーションには難があり、前線のプレーヤーとの動き出しのタイミングが合わなかったりするシーンはあったが、ナビスコに比べると危険なロストは少なく、また守備面でもサボることはあったにしても頑張ってくれたこともあって、チームを助けるプレーを見せてくれた。とはいえ、ガンバの攻勢が収まったわけではなく、前線を厚くしルーキー金井の所を徹底的に狙ってくる形でどんどん圧力を掛けられる。そして、決定的なピンチ!右からの橋本の低いクロスを後方から走り込んだルーカスがディフェンスの前に入ってボレーで叩いたシーンは顔を覆ったが、哲也が超速反応!バウンドボールをはじき出して凌いだ……。哲也神!

その後も耐える時間は続くが、隼磨に代わって右サイドに入った裕介が攻め上がったり、終了間際に公式戦復帰を果たす出場となった狩野がキープでゲームクローズ。そして待ち望んだホイッスル!ようやくようやくの勝ち点3!4/28ぶりの勝ち点3に日産スタジアムにはトリパラの華が咲いた。

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素直に、よかった……。

それしか言葉は浮かばない。

底をのたまい続けた末に味わった久々の歓喜の瞬間は、余りに甘美で、余りにエキサイティングで、クラクラした。

この歓声が、この歓喜が、負のスパイラルを振り払ってくれたと信じてる。

ここからリスタート。

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*少しずつだけど、チームが良くなっていく過程を踏みながら、手にした勝ち点3は大きな価値があると思うし、自信に繋がればいいなぁと、一日経って冷静になった今思ったりしてます、あー幸せ。

*内容的には、「回帰」の方向に向かうことで、チームが蘇生し始めたかなぁと。2トップが前から追う、連動して中盤がハードにプレッシャーを掛ける、ディフェンスラインも厳しくアタッカーを潰しに掛かる、「前」へのベクトルがチームとして揃ったことで、正しい形でエネルギーが伝わり始めた気がします。実際、このゲームでそれが出来ていたかというとそうでもなくて、どちらかと言えば三ツ沢でのゲームの方が出来ていたと思うのだけど、佑二がルーカスを捕まえて潰しまくった前半のプレーにしても、チームに勢いを与えてくれた。まだまだ足並み揃わなかったり、コンディションの問題で行ききれないシーンがあると、危険な状態になることもあるけれど、現状に置いてはこういうプレーをやり続けて頑張っていくしかないと思うので、覚悟を決めて走って欲しいかな。やっぱり今のチームには「スクランブルアタック」のアイデンティティがよく似合う。

*攻撃に関しても、少しずつ形が見えてきたかな。大まかな感じだと、左で構築して、右を大きな展開で使う、と言う感じ。これまで目的なくぐるぐる回って探るだけだったけれど、目的がはっきりしたことでチームとしてもクリアな形で攻撃出来るようになってきた感がある。コミーの方が局面打開力に長け、詰まった展開の中でも何とか出来る可能性が高いので、コミーの方に比重が掛かることは正しいこと。隼磨にとっても、シンプルに走って受けてクロス……みたいな展開の方が活きる(隼磨はがちゃがちゃやるより、ボールタッチ少なく、ランニングからそのままやりきるような形の方があってる。足元の技術に長けている訳じゃないしね。長い距離走れ長い距離)こういう形でサイドが効率的に使えるようになったのは進歩だと思う。サイドの実効力が高まれば、オーシのゴールチャンスも増えてくると思うし、サイドに引きつれば中央空いて功治のドリブルも実効力を増してくるはず。功治が一列下がったことはネガティブかなーと思ってたけど、少しずつ嵌り始めてきた気がする。真面目に攻め上がってくるから選択肢が増えるし、助走がつくことでスピードに乗ってドリブルに計れるシーンが何度もあった。あの迫力は相手にとって怖いはず。後は抜ききってフィニッシュやりきるような形が出来てくれば、功治も乗ってくるんじゃない?ま、チームとしてサイドがイキイキとするのはとても良いこと、だよね。

*後は選手評!まなたん初ベンチ入り!日産スタジアムのいつもの場所でまなたんを見れた時は感動しちゃったよー。もっとイイ写真はなかったのかとか、ちょっと緊張気味かしら、とか、ハラハラとしてしまったけど、とにかく初めての日産スタジアムでのアップ、イキイキしてて良かった。今シーズン中のデビューもあるかしら?とにかくよかった、よかった、まなたんが勝利を運んで切れてくれたんだ、きっとwww

*ちゃんとやります、ごめんなさい。まずは、オーシと坂田の2トップ。とにかく結果、FWとして結果を残してくれたことに感謝!坂田は三ツ沢の時もスピード感溢れるプレーを見せてくれていて、そろそろかなーと言うところでついに結果残してくれた。身体も切れてるのかドリブルにしても腰の回りにしても非常にイイ切れを見せてくれて、練習でも決まらないような見事なドリブルシュート、難しいの良く決めた!他にも水曜日程じゃないにしてもよく走って、今のチームのスピアヘッドとして充分なプレーはしてくれた。今のチームにとっては坂田のアグレッシブなプレーは欠かせない。オーシはこの日ポストの回数はそんなに多くなかったけれどヘッドでの競り合いでは優位を保ってよく落としていたし、その中であのボックスでの決定機をきっちりとモノにした。サイドからのクロスが増えればオーシのゴール数は増えてくるはず。何となく復調の予感。2トップのゴールで勝つ、良いね。

*哲也!神!愛してる!
と叫びたいぐらい、ナイスセーブでした。乗ってる時の哲也は格好いいぜ。ルーカスのボレーの時は正直目を瞑った、あかんと思った。でも止めた、あのセーブは何物にも代え難い価値があるよ。その他も安定。守護神復活、チャントも復活、めでたい!

*佑二と河合のベテラン二人も頑張った。佑二はやっぱり人に強い、ルーカス相手に自分が付いてた時はほとんど何もさせず。後半佑二が外れてから、ルーカスが活きるようになったことを考えれば、佑二がエースキラーとなる方がチームにとっては良いのかも知れない。マツは人に対しての対応力はどうしても落ち始めているしね。現状ではマツがリベロで、佑二と勇蔵(裕介も、小椋も選択肢としてある、金井もね)がストッパー、こういう形になれば良いかなぁ。河合はFC東京戦でセンターバックとして怪しいプレー連発してたけど、ボランチに戻って後半苦しい時間帯では粘り強いプレーを見せてくれた。カバー範囲が拡がると辛い部分があるけれど、役割が限定されて局面での対応に絞れればまだまだ強いし、頑張れる。もう少し感覚が研ぎ澄まされれば、パスの出ももっとスムーズになると思うし……もう少しかな。復調気配。

*金井と小椋、よく頑張った!金井は後半狙われて、体力的にも厳しくなった時点で裕介が入ってきてサイドに出すかな……と思ったけど、最後までストッパーとして良く踏ん張った。元々センスは抜群、身体能力もある、センターバックとしても出来ないはずはない。ルーカスにうまいことやられてしまった部分もあるけど、それは良い経験として、次に繋げて欲しいな。ミスが多かったのはご愛敬、ということにしておこう。ナイスアシストだし、初ゴール惜しかった!小椋は、ストッパーとして適性があるのかも。確かに怪しい部分はあるし、ファール気味のプレーも多いから怖い部分はあるけど、対人プレーの粘り強さは以前の河合を思い起こさせるし、気持ちの強さもいい。振り回されたシーンで付いていけなかったこと、後ろからの飛び出しに対しての柔軟性とかが今後の課題かな。後はサテで見えた課題だったボールの繋ぎも、改善の兆し。いい楔もあったし。攻撃に絡むプレーはこの試合ではそんなに多くなかったけど、右サイドとしては絡んでいけば可能性は広がるし、どんどんやっていいんじゃないかな?

*後はロペス。一時期に比べるとコンディション的に良くなってきたのは明白。まだまだ体力的に続かないのか、守備面でモラルを継続出来るのは数10分という感じなんだけど、攻撃面ではスペースがあると迫力抜群。みんなが疲れている時に一人であれだけ時間を作り、突破してボールを運んで攻撃を仕上げてくれるなら大歓迎。今後はとりあえず後半スペースある状態での起用がいいかな(まだ怖い部分もあるよ、低い位置でのキープとかは特に)、ダニーロ方式、切り札だ。兵藤も後ろにロペがいるんだから、思いっきりやっちゃえよ!

*とにかく勝って良かった。浩吉さん、初勝利おめ。

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あー、勝つって良いなぁ。本当に気持ちいいやー。

ただ、あんまり浮かれていても何も手にした気じゃないので、そろそろニヤニヤするのはやめようと思います。次も勝たなきゃ意味ないんだから、又泥沼に足突っ込んじゃうんだから。それじゃ意味ないんだから、ってことですね。

でも、やっぱり幸せ。ということでここまでー。

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