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May 18, 2008

僕は彼を信頼出来ない@J1 第13節 サンガ vs Fマリノス

この負けでわからなきゃいけない。じゃなきゃ、この負けは報われない。

2008 J.League Division1 第13節

サンガ 1-0 Fマリノス @ 鴨池陸上競技場「僕は彼を信頼出来ない」
SANGA:62'OwnGoal

Super Soccer

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、中澤佑二、田中裕介、MF松田直樹(→68'河合竜二)、兵藤慎剛(→57'清水範久)、田中隼磨、小宮山尊信、山瀬功治、FW大島秀夫(→83'坂田大輔)、ロニー

サンガスタメン:GK水谷雄一、DF平島崇(→54'中山博貴)、増嶋竜也、手島和希、中谷勇介、MFシジクレイ、佐藤勇人、アタリバ(→86'西野泰正)、FW渡辺大剛、徳重隆明(→77'森岡隆三)、田原豊

この試合を終えるとリーグは1ヶ月の中断期。互いに考えることは一緒、このゲームを良い形で終えて中断期間に入りたい、といったところか。そんなゲームの開催地は京都の準ホーム鹿児島。とても天気が良さそうで、芝生の状態もそんなに悪くなさそう。1年に1回しか見られない人達のためにも良いプレーを期待。

そんなゲームのスタメン、Fマリノスは前節と一緒。ベンチには懸命なリハビリを重ねてようやく復帰に至ったカピタン河合竜二が今シーズン初めて名を連ねた、めでたい!対するサンガは、毎試合メンバーを代えているようだが、この試合では田原を中央に右に渡辺大剛、左に徳重の3トップ気味の布陣。柳沢は欠場。

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試合展開

序盤、互いにボールが落ち着かず、ボールが飛び交うドタバタした展開。その中でプッシュアップしながら中盤の選択肢を揃えたサンガが流れを掴む。サイドを起点にワンツーやクロスからFマリノスディフェンスを揺さぶる形でフィニッシュシーンを積み重ねると、決定機を引き出す。中央でボールを受けたシジクレイがダイヤゴナルに動いた田原へとスルーパス。良い動き出しでディフェンスの前に入ってそのまま抜け出し、哲也との1vs1、しかし、フィニッシュは枠を逸れ、Fマリノスとしては難を逃れた。ディフェンス陣、反応遅い、簡単に前に行かれすぎ。

Fマリノスは、劣勢の中で手数を掛けないカウンター気味の形から何度かチャンスを作るが、なかなか攻撃の形が見いだせず。唯一、功治のドリブルを起点に右に飛び出した兵藤がクロス、こぼれたボールをコミーが拾い、ボックス内切れ返しで相手を振りシュート、という形は可能性が見えたがシュートは枠に収めきれず……攻撃の行き先がどうも……うーん。

その後も、サンガの猛攻にFマリノスが耐える展開。右サイド徳重からのクロスに、田原が頭一つ抜け出してヘッドで合わたりと、サイドからの攻撃には鋭さ。Fマリノスは前から追う姿勢こそ見せるもののチームとして連動しない、なかなか中盤で相手を捕まえきれずに後手に回って厳しい状態に陥ってしまう、など相変わらず意識統一されていない組織守備のクオリティではこれだけやられても致し方ないところか。終了間際、クイックリスタートからオーシが落とし、コミー・ロニーと飛び込んで、ロニーが押し込もうとする決定機を迎えたが、これはモノに出来ず。結局前半はスコアレスで折り返す。

後半に入って、功治の突破からサイドを崩したシーンがあったモノの、逆にアウトサイドに空いたスペースを使われるカウンターから少し集中を欠いた対応もあっていきなりフィニッシュに繋げられるなど、まだまだサンガペースは変わらず。攻勢の続くサンガは平島に代えて中山を投入、更にプレーにクオリティを付随する狙いか。渡辺大剛がディフェンスラインに下がる。Fマリノスも兵藤からジローにスイッチ、機能しない中盤のてこ入れといったところか。互いに交代策を交えゲームを動かそうと言う中で信じられないプレーがゲームを動かす。ショートパスが綺麗に繋がり、中央で待ち受ける徳重の元へ、ディフェンスの間からシュート!哲也がこれに反応しセーブ、隼磨がこのこぼれ球をスライディングでクリア!しかし、これがゴールに突き刺さった……_| ̄|○あーもう、なにやってんのよー。後ろから詰めてきてなかったのに……。致命的なミス。まー、ミスは仕方ないけれど。

ビハインドを負ったFマリノスは肩の負傷を抱えるマツに代えてカピタン河合投入、復帰めでたい!当然攻勢に。ジローが高い位置でスペースに出る動きを見せ、バイタルをショートで繋いでパス&ゴーから崩すプレーなどを見せて揺さぶりに掛かり、リズムを掴む。ジロー→ロニーと繋がって、ロニーのヒールに合わせて、隼磨が走り込んで右足でフィニッシュ!しかしポスト……。ロニーのパスをボックスで受けたオーシが相手を背負いながらシュート!これは水谷ファインセーブ……。ゴールが遠い。

終盤、徳重を下げて森岡を投入して守備を厚くするサンガに対し、Fマリノスはオーシに代えて坂田を投入。しかし、守備に人数を裂いたサンガディフェンスを前に攻め手を見いだせなくなり、ロングボールを入れるにも既に起点となれる選手を既に失っているため、全く効力を発揮出来ず。結局ゲームはこのまま。Fマリノスは結局アウェイの女神を再び振り向かせることは出来ずに中断期間に突入することになった。

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無惨。

結果として0-1、オウンゴールによる敗戦となったけれど、0-3、0-4となってもおかしくないような内容には、当然ながら希望を見いだせない。

プロである以上、ピッチで表れるパフォーマンスが全て。宮崎で、マリノスタウンで、一体何をしていたのか、その批判は免れない。

リスタートを切る前に今一度、問うべきではないのか。桑原隆が信頼に足る監督であるのかどうか。

少なくとも、僕は彼を信頼出来ない。

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*5月勝ちなしですよ、奥さん。しかも、又酷い内容でのゲーム。個のパフォーマンスが悪い、組織として補う術もない。八方塞がりの状況で、ミスが出る。勝てないよね。

*グラウンドデザイン、ここが致命的に欠けている要素。どのようにボールを奪い、どのようにボールを繋ぎ、どのように崩し、そしてゴールを奪うのか。それが今は全く見えない。ポゼッションサッカーとか、攻撃的なサッカーとか、アグレッシブなプレーとか、全部抽象的。具体的な方法論がないと、チームは同じ画を描けない。それが今の状態。チームとして何かのきっかけがあって、同じ方向を見れたときは大きな力を発揮出来る訳だから。

*とにもかくにも全てを見直して欲しい。戦術的な要素はもちろんのこと、システム、選手起用、練習方法(大した連戦でもないのになんでこんなに走れない、去年は走ってた。今年に問題がある)……。まー、要は監督交代も視野に入れるべきと書いてる。ドラスティックな方法に嫌悪感があるのであれば、新しいヘッドコーチ的な役割を連れてきてもいい。まー、桑原さんが連れてきたんだから、やめるときは一蓮托生、なんだろうから、難しいだろうけど。今更言ってもしょうがないけど、あー、高橋さん高橋さん。

*正直ね、未来が見えないのが一番嫌。内容的な積み上げがない、選手達は走らない、若い選手は使わない……。内容的にもつまるところ個頼みのサッカーだしね。中断期間で更に他チームは内容的に積み上げてきてくるはず、夏に近づいてもっと暑くなってくる、もっと辛い状況が目に見える。ま、シーズン中どのチームにもこういう時期はあると片づけてもいいんだけど、未来がないからドラスティックな思考が出てきちゃうわ。

*選手評?なし

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まー、現状でリーグが一時停止になってくれるのはありがたいかな。この状況で続けても苦しいだけだから。ナビスコ経ながらいかにチームを変えていけるか。仕事しろよ仕事をよー。ということでここまで。

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*ユース行ってきます。千葉。

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Comments

結構、的を得ていますね。

私もほとんど同じ意見です。

早野監督も、決していわけではなかったですが、今よりは走れていました。

選手交代も、桑原監督はワンパターン。結果がでているのならともかく。大島さんを下げてはパワープレーはできないし、坂田くんには時間が少なすぎるし。

若手も使ってもらえないので、希望を抱けないし。

まさか、ジュビロ時代に何もしなくて馬いったからって、昔風の監督像そのままじゃないでしょうか。

Posted by: とりこ | May 18, 2008 at 07:46 AM

はじめまして、いつも興味深く拝見させていただいています。しおこんぶといいます。ライトなマリファンですが、以後よろしくお願いします。


私も、管理人さんの書いていること(監督交代を考えるべき、じゃないと未来がない)に概ね賛成です。
正直、今のマリノスのサッカーはJ1でワースト3に入るくらい内容が悪いと思います。


大分戦くらいからだんだんと問題が顕在化してきて、ガンバ戦・サンガ戦でいよいよ化けの皮がはがれたかなという気がしてます。何とか後ろの3人と功治の個人技で騙し騙しやってきましたが、そろそろ限界でしょう。


去年走れていたのが走るのをやめました。ポゼッションしようと思ったらうまくいきませんでした。そしたら何も残ってませんでした。私にはそんな風に映ります。


とにかくボール奪取ゾーンが低すぎ(基本GKかCB)で攻撃にスピードが無く、ゆっくり組み立てようにもビルドアップの形も(後ろの選手の)能力もない。無惨と言うほかありません。


早急に手を打たないと、今年は各チームの勝ち点差が詰まっているので、降格も十分ありえると思います。


功治とオーシに厳しくいかれ、3バックにちょっとプレッシャーをかけられただけで機能不全に陥るようなチームに、どう頑張っても希望は見いだせない……というのが私の偽らざる気持ちです。

人様のブログで愚痴ってしまい申し訳ありません。一応上記URLのブログでマリについても書いているので、もしよろしかったら覗いてやって下さい。

では、長文失礼しました。

Posted by: しおこんぶ | May 18, 2008 at 08:12 PM

とりこさん、こんにちわー。コメント・トラバありがとうございます。トラバはスパム対策なので承認制となってますが、表示させて頂きましたー。

非常に個人的な意見なのですが、昨シーズンの方が「楽しかった」。もちろん、結果や戦術的な奥行きと言った面では物足りない部分が合ったのは事実ですが、悪い意味で「落ち着いてしまった」チームに刺激を与えて、チームを活性化させてくれました。その活性化したチームを見るのは非常に充実してたかなーと。それに比べると今は……。

選手交代に関しては、状況にそぐわないと言うより、信頼度というプライオリティを絡めるから、余計おかしなモノになっていますね。ジロー、坂田、確かに若い選手達に比べて計算出来るのかも知れないです。でも、彼らが活躍出来る状況なのか、そういった裏付けがない状態で放り出されている感もあり、彼らも気の毒かなーと。

厳しいことを書きすぎた気もしますが、せっかくのリーグ中断期ですから、この機会に是非チームとしての在り方をもう一度再考して欲しいモノです。このままじゃ絶対に良くないと思いますし。

ではでは。

Posted by: いた | May 19, 2008 at 07:21 PM

しおこんぶさん、はじめまして、コメントありがとうございます。

>去年走れていたのが走るのをやめました。ポゼッションしようと思ったらうまくいきませんでした。そしたら何も残ってませんでした。私にはそんな風に映ります。

これは非常に当を得てますね。実際の所、走ろうと思えば走れると思うのですが、チームとしての狙いが走ることを妨げている感じはあります。急ぎすぎずボールを繋ごう、前から行くのではなくリスクを避けた形でボールを奪おう、こういった方向性が選手達のアグレッシブなプレー姿勢を制御してしまっているのかも知れないですね。

元々そんなに走るチームじゃないからこそ、鞭を入れ続けなければいけなかったけれど、自分の色を出すが故、チームとしては停滞した。ミスリード、と言えるのではないでしょうか。

>タクティカルな要素

全てがうまくいけば、整合性は取れるのかも知れないですが、現状ではそれは出来ない。破綻してしまった策という感があります。

現状で最もはっきりした相手ボールを奪う形がセンターバックのチャレンジ、ということになるでしょうね。とはいえ、ラインを上げることを推奨している訳ではないので(リスクをコントロールすることを求められている)、自ずとラインは低く、ボール奪取位置も当然低くなる。しかし、目的が曖昧なこと、選手達の技術や意識が伴わないこともあって、ビルドアップに質は伴わず、主体的な組み立てが出来ない。この時点でアウトですね。

相対的な要素でも、プライオリティを引き倒すように変化を嫌う形で戦い続ける状況が、好ましいとはどうしても思えないです。すでに様々なサンプルケースがあって、対策も立てやすい。そんな相手を打ち倒すだけの力もクオリティもない、難しくなるのも道理です。

桑原さんはロマンティストな指揮官だと思います。理想を掲げ、それに突き進んでいく。ジュビロ式、というか。しかし、それが悪い方向に進んでいるというのが現状の見立てです。

とにもかくにも、チームとしてこの期間を有益に使って欲しいですね。それがなければ、本当に恐ろしい事が待っていそうですから……

ではでは、又コメントお待ちしてます!

Posted by: いた | May 19, 2008 at 07:43 PM

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