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March 25, 2008

笑顔のデビュー@J.League YamazakiNABISCO Cup GroupLeague アルディージャ vs Fマリノス

良い天気に、良いスタジアム、選手が笑ってくれたら、それで充分。勝ってくれたらいうことなしだったけどね。

ま、とりあえずやるべきことはやろうぜ、桑原さん。鹿島で悪夢を見るのはごめんだ。

2008 J.League YamazakiNABISCO Cup GroupStage

MatchDay2/アルディージャ 0-0 Fマリノス @ NACK5スタジアム大宮「笑顔のデビュー」

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵"キャプテン勇蔵"、松田直樹"ご立腹"、田中裕介、MF長谷川アーリアジャスール"持ち味と判断"、兵藤慎剛"笑顔のデビュー"、田中隼磨、清水範久、ロペス"交代にご機嫌斜め?"(→70'水沼宏太)、FW坂田大輔(→76'大島秀夫)、ロニー"決・め・て・く・れ、ロニー(吉原宏太チャント風)"(→88'乾貴士"今シーズンの第一歩")

アルディージャスタメン:GK江角浩司、DF村山祐介、レアンドロ、冨田大介、波戸康広、MF土岐田洸平、片岡洋介、小林慶行、小林大悟(→78'内田智也)、FWペドロ・ジュニオール(→75'デニス・マルケス)、吉原宏太

大幅に改修で、近代的かつ美しくなったNACK5スタジアムでの第2節。抜群のお天気で、ナビスコにも関わらず多くの観衆が詰めかけて10000人越え。バクスタではジリジリと焼けてしまう程の直射日光。三ツ沢では震える程の寒さだったので、もの凄いコントラスト。

そんな中でのスタメン、ナビスコで多少のテストを視野に入れる桑原監督はこの試合でもメンバーを入れ替え。目玉はデビューはすぐ、と思われながら、開幕からここまで出場機会に恵まれなかった大卒ルーキー兵藤慎剛。これがプロデビュー戦、アーリアとボランチコンビを組む。又、左サイドはコミーではなくジロー、これまでオーシを軸にしてきたトップの組み合わせとしてロニー・坂田のコンビ、この変更がいかに出るのかが気になるところ。アルディージャの方は、ほぼベストメンバーか、藤本の怪我で空いたSMFのポジションだけが流動的で前節は内田だったが、今節は土岐田を選択。現在売り出し中のペドロ・ジュニオール、いつも良い仕事をされてしまう小林大悟が気になるところ。

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試合展開

互いに長いボールが多く、ボールの落ち着かない序盤を過ぎて、ゲームの流れを掴んだのはアルディージャ。ポゼッションが安定してくると、サイドバックが攻撃参加することで数的優位を生むアウトサイドを有効利用し、積極的な攻撃を展開。人数を掛け、又流動的にポジションを入れ替えるなど、リスクを掛けて攻め落とそうとする姿勢は昨シーズンとは大きく変わった点であり、その効果が如実に出ていたか。対するFマリノスは、何とかバックラインでその攻撃を凌ぐが、アウトサイドのディフェンス分担が余りに不明瞭、サイドバックに対して誰がアプローチに行くのか、マークを受け渡すのかポジションを入れ替えるのかなど、整理されていないことが多く、結果として完全に後手に回り、対処に追われることに。チームとして、一向に整備が進まないディフェンス組織の問題が如実に出た。

しかし、最初に決定機を掴んだのはFマリノス。長いボールを用いた攻撃構築が功を奏し、ロペスの長距離パスが相手守備陣をえぐる。高めにラインを設定してくる大宮ディフェンスラインの裏を突き、ロペスのパスから抜け出したロニーがボックス内に進入し江角と1vs1!しかし、このシュートはキーパー正面、足ではじき出されてしまう。しかし、その後もサイドに流れた坂田・ロニーがチャンスを生み出したり、サイドチェンジから隼磨が何度か右サイドを局面打開したりと、長いボールからスペースを突く形は時折ビッグチャンスを生みそうな雰囲気を持つ。特にサイドバックが上がった裏のスペースは、レアンドロ・冨田もカバーしきれないことが多く、うまく嵌った。そういう意味では機動性の高いロニー・坂田の2トップは正解だったか。

とはいえ、絶好機をモノに出来ないのが痛かった。左サイドイイ位置からのFKは二本とも枠を逸れ、又もロペスのロングスルーパスから抜け出したロニーが、今度はGKをもかわして無人のゴールに流し込むだけ……と言うところでゴールカバーに入られたりと、ゴールに嫌われる。結局、ペースは大宮、チャンスはFマリノスという感じで前半終了、スコアレス。

後半に入って、互いに中盤のスペース管理が甘くなって、トランジッションゲームの様相を呈す。しかし、それでもゴールの匂いは漂わず。大宮の方はアウトサイドからの攻撃はFマリノス守備陣に阻まれ、ペドロ・ジュニオールの突破も効果こそ合ったモノの決定機に繋げることは出来ず。Fマリノスの方は、前半同様サイドチェンジなど大きな展開から攻撃を形どり、何度か綺麗な崩しが生まれるが、ロニーは相変わらずゴールに嫌われ、左サイドからのクロスが右に流れ、又も隼磨にフリーで渡るシーンは力入りすぎて枠に収めることが出来ず。互いに決め手を欠く。

そんな状況の中で桑原監督が動く。攻撃の起点となっていたモノのファーストタッチのブレも目立っていたロペスに代えて宏太を投入。ロペスはご立腹かロッカーに直行……これが噂の……。しかし、これでFマリノスの攻撃に怖さが消える。アーリア、兵藤共にゲームを作ることに意識が向いていたからか、勝負のパスが減り、相手の守備陣にとって怖いプレーが減ってしまった。残り15分と言うところでへばった坂田に代えてオーシを投入するも、その傾向は変わらず。丁寧に、ミスなく、だけでは崩せない。

終盤、大宮は交代で入っていた内田のクロスに吉原にボレーで合わされ、これがあわや……となりそうだったが、これは幸運にもバー・ポストと2度当たる形でゴール外にはじき出され、事なきを得る。残り少ない時間で乾が今シーズン初めてピッチに立ち、持ち味であるドリブル突破で局面を打開しようとするモノの功を奏さず、結局互いに決め手を欠いたままホイッスル。又もアルディージャの呪縛を解くには至らなかった。

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最も印象的だったのは、ピッチの上での兵藤の笑顔。

厳しい勝負の世界で、その笑顔は場違いなものかも知れない。でも、フットボールは楽しいもの、そんなことを再認識させてくれるように、彼はピッチに立ちプレー出来る喜びを表現しているような感じがして、とても嬉しかった。

それだけでも、足を運んで良かった。今度は、試合後に結果とパフォーマンス両面で充足した上でのその笑顔が見たい。

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*まー、大宮戦らしからぬ内容だったにしても、これで良いのかというのが本音。チームの中心に置いてきたポゼッションが表現出来なかったこと(大宮のラインが非常に高く、そのスペースを坂田・ロニーの裏を取るのがうまい2トップとロペちゃんのパス精度で活用した合理的な攻撃ではあったけれど)、ぼこぼこフリーマンが生まれるガタガタのチームディフェンス(サイドバックは常にフリーでボールが持てるなど、アプローチ不全が起きることがデフォとなりつつあり[約束事が全く作られていない]、どうやってボールを奪うのかという狙いがほとんど整備されていないため、何が正しいのかという指針がなく、結果的に個々がバラバラに動いて、結果として無駄にスペース空けて後手に回されたり。受け渡しがなく、カバーもないから引っ張られればスペースが空くという悪循環)、結果としては決して悪くないけれど、チームとしての課題は山積。若い選手が出ているから……というのは言い訳に過ぎない。もっと突き詰めていくべき部分は多いように思う。

*で、この試合気になったのは、チームとしての守備意識。チームとしての約束事が出来ていないし、狙いもないと書いたけれど、個々を見てもサボる選手がもの凄い多くなってきたように思う。例えばジロー。普段のジローならアグレッシブに、たくさん走ってチームを助けてくれる選手だけど、そんなジローがボール奪われた後にちんたら歩いてサボるシーンがもの凄い目に付いた(結果、兵藤やアーリアがサイドに引っ張り出されて、中盤のバランスが著しく崩れる)。ジロー自身の体調が良くなかった、ならまだいいんだけど、そういう意思やモチベーションが掻き立てられていないと言うことだったら事態は深刻、ましてやジローが。昨シーズンはケツを叩かれてやっていたけど、もうそういうことを言う人はいないし、楽してサッカーやろう、みたいな雰囲気が蔓延しちゃったりしてるんだとしたら本当にまずい。どんなサッカーをやるにしても、個々が責任とモラルを持ってプレーしていかないと。去年だったらアプローチ不全なんてあり得ないでしょ、もっと走らないと。ポゼッションを増やして守備する時間を減らせばいいじゃない、なんてご都合主義的な考えは、やめてくれ。

*選手評、まず兵藤だね。守備に関しては意識高く、パッキングでのボール奪取数も多く、これに関してはとても良くやっていたと思う。ジローがあやふやなポジションを獲っていたところのカバーにも奔走していたし。攻撃に関しては絡んでいく姿勢はあったと思うし、積極的に前線に出ていったとは思う。ただ、兵藤慎剛の質を示せたかというとそうでもない。ポゼッションの中での変化、アクセントというプレーは非常に少なく、勝負のパスへの意識も薄かった。ミスをしないというのは大事なんだけど、リスクを冒す意識がもっとあってイイ。若いんだからチャレンジチャレンジ。後ろに頼れる用心棒みたいな選手が控えているんだから。とにもかくにも、次はもっと。

*チーム事情とはいえ、もう少し高い位置でプレーさせてあげたいね、アーリア。とはいえ、ドリブルやキープで相手を切り崩そうという姿勢で自分のプレーを出そうとしていたのは評価してあげたい。前の試合で釘を刺されたからか、彼らしいダイレクトでの展開というのが数少なかったのは残念。後ろからかっさらわれたりと、プレーの移行での判断の遅さが仇となるシーンがあったのが反省だけど、前の試合より出そうとしていたので、これからかな。守備に関しては誰を捕まえるのか、チームとしてはっきりしていなかったから難しい側面はあったと思うけど、バイタルをきっちり埋めるという意識を持っていたので、それはOK。後は局面でより強く、厳しく。

*ロニー、決めてくれー。相手の穴を見つける動き、イイポジショニング、点を獲るための動きが出来ていたし、ロペスとの関係性も良かった、シュートも枠に行ってるし後は運が少し伴えば……って感じなんだけどねぇ。あんまり入らないと、焦りや苛立ちがプレーに表れちゃいそうだから早めに開花して欲しいんだけど。とはいえ、5本のシュートを打てていると言うことには意義がある。だからこそ、決めてくれー。

*坂田、へばるの早くね?昨シーズンに比べてそんなに守備をしているわけでもないのに後半序盤でガス欠、なまってるんじゃないのー?坂田みたいな選手がサボりだしてるのを見ると、やっぱり不安を感じてしまう。プレーに関しては浅いラインの相手だっただけに、ボーナスステージだったんだけど、最後の所でいなせなかったり、打ち切れなかったり。坂田も早く一発決めて、乗って欲しいんだけどなー。

*ロペは長いボールの精度◎、これが局面を変えるキープレーとなっていたし、彼の持ち味。そういう意味では大きな仕事をしてくれた。ここはいいとして、守備をするところとしないところにムラがあること、本来だったらサイドバックに行くのは前の3人、その辺はサボってると判断されても仕方ない。それとファーストタッチ、技術のある選手にしてはミスが多い。そこからロストに繋がってカウンターというのも散見されているだけに、もう少し丁寧に。諸刃の剣、ってやつ。

*ディフェンスラインはよく我慢してくれた。中盤ガッタガタでかなり掻き回されていたけど、最後の所では踏ん張ってくれた。ペドロには結構みんな苦労してたし、その辺は反省?ちょっと裕介の出来に注目してたんだけど、自信が彼を変えてくれたのかな、ここまでは前に仕掛けて奪う、と言うプレーが嵌っていたけど、裏への対応もそれなりに的確。マーク一度外したの反省。かなりフラストレーション溜まっていそうですけど、ガス抜きして下さい。

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さてさて、代表戦挟んで鹿島だねぇ。もの凄い怖いわけですが、どうなることやら。ま、分水嶺になりそうね。現状の力を試すには絶好、現実を見るのか、夢を見続けられるのか、みたいな?ま、いいやー、ということでここまでー。

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*NACK5スタジアム、かっこいいー。間違えてカテ2バック側買っちゃって、ちょっと目線が低いところでの観戦になったのが残念だったのだけど、箱庭みたいな感じ嫌いじゃない。三ツ沢もこんな風になればいいのになー。気になったのはコースの狭さかな?立ち見とかがいると人が詰まっちゃうね。仕方ないんだけど。一番新鮮だったのは普通の区画の中に収まってるスタジアムってこと、日本では珍しい気がする。イングランドっぽい?次は絶対メインで見る、又おじゃまします。

*土曜日はユースのイギョラカップを見に清瀬内山グラウンドに行ったから、二日連続で埼玉に行ったことになるんですが、良い天気で浮かれてる間もなく本格的に花粉症になったっぽい。対策してたんだけどなー、ちくしょう、さいたまのせいだ……(←言いがかり)

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Posted by: upup | March 25, 2008 at 10:12 AM

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