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March 28, 2008

覚悟@FIFA WORLDCUP A.Qualify vs バーレーン

………言葉が浮かばない。

2010 FIFA WORLDCUP SouthAfrica Asian Qualify 3rdRound

Bahrain 1-0 Japan @ Bahrain National Stadium,BAHRAIN
BAHRAIN:77'A.Hubail

sports navi

日本代表スタメン:GK川口能活、DF阿部勇樹(→82'玉田圭司)、中澤佑二、今野泰幸、MF鈴木啓太、中村憲剛、駒野友一、安田理大(→72'山岸智)、山瀬功治(→56'遠藤保仁)、FW巻誠一郎、大久保嘉人

バーレーンスタメン:GKサイード・ジャファル、DFフセイン、マルズーキ(→87'アルダキール)、モハメド・ハサン、サルマン・イサ(→81'アーイシュ)、MFファタディ、アル・ワダエイ、サルミーン(→77'アル・アネジ)、オマル、FWアラー・フバイル、イスマイル・ハサン

ワールドカップ3次予選の2戦目は不安定な春の陽気の日本とは温度差のあるバーレーン。互いに初戦を勝っているだけに、このグループの主導権を占う上では非常に重要な一戦か。

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試合展開

長いボールで中盤を飛ばしながら互いに相手の出方を伺う立ち上がり、しかし徐々にゲームが落ち着くと両国の色がゲームに反映され出す。リスクを避けながらも、機を見て中盤でボールを動かしながら後ろから押し上げる形で厚みのある攻撃を狙う日本、バーレーンは速いカウンターを意識しながら個々の技術で局面を打開しようとするバーレーンという形。しかし、激しい局面での争いはありながらも雑なプレーによる拙攻も目立ち、互いに打開点が見いだせない序盤だったか。

局面での激しいコンタクトプレーに潰されるシーンが各所で見られるなど、ぶつぶつゲームが切れる中で、そのコンタクトに苦しみなかなかゲームのペースが掴めない日本。裁く選手が憲剛一枚となっていたこともあって、中盤でのボールは流れず、流動性や機動性を活かした変化というのはほとんど表現出来ず。逆にバーレーンのタレント達のスキル、イスマイル・ハサンのスピードであったり、アラー・フバイルのタフなドリブル、サルミーンの懐の深いキープなどの対応に苦慮、なかなか獲りきれずに押し込まれて、最終ラインでの攻防に追い込まれる。安田の怪しいポジショニングや能活のファンブルなど肝を冷やすシーンもあり、終了間際には速い縦の楔から、帰化選手ファタディのミドルシュート(トゥキック!)は枠を外れたからイイモノの、やられていてもおかしくないシーンだった。結局このチームの良さがほとんど表現されることはなく、前半はスコアレスで終わる。

後半に入ると、バーレーンがシフトアップ。アタッカーの多くが押し上げて、アタッキングエリアでダイレクトを絡めて日本守備を攻略し、先制点を奪いに来る。そして、左サイドイスマイル・ハサンがコーナーフラッグ付近でボールを残して、サポートに入ったイサへと繋ぐと中へ低いボールを供給、混戦の中で日本ディフェンス陣は何とか水際で凌ぐが、最後は浅い位置でフリーとなったオマルへとボールが渡りねらい澄ましたシュート!GKもゴールマウスを外れており、やられたかと顔を覆ったが、これはポスト直撃。難を逃れる。しかしこれも日本の目を覚ますには至らず、ゲームをコントロールすることが出来ず、ドタバタとしたゲームの波を変えることが出来ない。

その中で岡ちゃんは手を打つ。チーム発足から中核を為しながら、このゲームではスタメンを外れたヤットが功治に代わってピッチに入る。功治としてはチームとして攻撃の形が作れない状況では前を向いて仕掛けるシーンが作れず、ほとんど存在感を示せなかっただけに致し方ない交代か。そして、早速その効力を発揮。ヤットが様々なところに顔を出して起点を作ることで単調だった攻撃に落ち着きが生まれると、ようやくこのゲームで初めて日本に流れが生まれる。高く強いバーレーンディフェンスを崩すには至らないモノのようやくアタッキングエリアでの可能性のあるプレーが増え始める。そして、素晴らしいカウンターも。ヤット→憲剛と繋がって、憲剛が前に出ると体勢を崩しながらも素晴らしいスルーパスを駒野へ!これで駒野が右サイドを抜け出すとアーリークロス、既に中には嘉人が走り込む!素晴らしい精度・タイミングだったが後一歩合わず。くぅぅう。でも、悪くない、流れも出てきた。相手の疲労も見られる。少しずつ、日本に風が吹いてきたか。

流れが来ている中で、日本は安田に代えて山岸と投入。バーレーンの選手は疲労が貯まっているのか、足を釣らせる選手が出てくるなど、より風が吹いてくるように感じさせた。しかし、その中で日本が逆境に立たされる。イスマイル・ハサンが大きなスペースを抜群のスピードで走り抜け、スペースパスを受けると鋭いボールを中に供給。能活が前に出てこのクロスに触るが、これが中途半端。触って角度の変わったボールは中に詰めてきていたアラー・フバイルの元へ!アラー・フバイルは身体を投げ出して何とか頭に当てる!これがループ気味に日本のゴールへと向かい、ネットが揺れた……バーレーン先制、やられた……。警戒していたカウンター、流れが良くなっていた仲でのリスクマネジメント、アラー・フバイルへのマーキング含めて一瞬の隙を突かれた。残り10分の所での失点、引いてくるバーレーンを相手にゴールを求められる。

この状況下、獲れる策は一つ、アタッカーを増やす。一枚カードをもらっていた阿部を下げて、玉ちゃん投入。しかし、焦りからか効果的な攻撃を作れず、伝家の宝刀セットプレーも火を噴かず、憲剛→巻はスルーパスもオフサイド、ヤットのFKもGKの手の中に収まり、そしてホイッスル。改めてアジアの厳しさを体感する形で、初黒星を喫した。

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「絶対に負けられない」という強迫観念に、チーム全体が飲まれてしまったように見えて仕方がない。

「強迫観念」は、「恐怖感」へと変わり、「積極性」を失わせ、「自我」を見失わせる。

予選は結果が全て、それは否定しない。でも、結果だけを見て、結果を恐れるだけでは、何も生み出せない。その結果に恐れおののいているのは誰よりも岡ちゃんなんじゃないかな。

必要なのは「覚悟」。そろそろ腹を括ろうぜ。いつまでびびってんだよ。

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*もう既に日本とアジアの新興勢力の戦力差はこれまで程ないことはわかっていたし、真剣勝負の中では何が起きても不思議じゃない。ましてやアウェイ。そういう意味で負けたことに対しては大きな驚きもないし、ショックもない。でも、この負けが内容的に劣った上での必然の負けであるということがショックだ。「接近・展開・継続」の旗印の下、日本人の技術と機動性を活かしたショートパスでの攻撃構築と素早い切り替えからのセカンドブレイクを核にしたフットボールが表現された時間はほぼ0。相手のプレッシャーを前に、狙いの統一されていない雑なロングボールでの攻撃構築は、偶然の幸運を待つだけで何も生み出すことが出来なかった。しかも、リスクを避けるがために目指すべき舞台では厳しいと言わざるを得ない個の能力による打開を求めてしまう悪手。ゲームを見ていて、失望が拡がっていくのがとてもよくわかった。

*選手間の距離を狭め、細かくパスを紡いで相手を引きつける「接近」、その引きつけた後のスペースを使う「展開」、これらには大きなリスクがつきまとう。でも、それは最初からわかっていたはず。そのリスクを負うだけの効果があるからこそ、そして構築された先に見える希望があるからこそ、掲げたコンセプトのはず。それをこうも簡単に放棄してしまう。こういうのを見ると「ワールドカップ3位」とか、「世界を驚かせるサッカー」とか、自ら口にしたことに対する「覚悟」が足りないんじゃないかと思う。プレッシャーは大きい、その怖さを知っている、そんな人間だからこその「守り」の姿勢。でも、それを打破しないと未来は開けない。そう感じたゲームだった。

*ま、岡ちゃんの考えはとても良く理解出来るし、岡ちゃんらしいなとも思う。中盤の枚数を減らし(しかも接近・展開のキーを担う一人である遠藤保仁を外した)バックラインの数を増やしたこと、序盤はリスクを避けてある程度相手の出方を見て、プレッシャーの弱まったところで自分たちのサッカーをしようというゲームの入り方、これらの準備は慎重かつ現実的、そして周到。こういった要素は重要なゲームだからこそ重要で、間違った選択ではない。常套手段。しかし、選手のメンタルマネジメントとしてはネガティブに出た。慎重、現実、周到、これらの言葉が引き出す要素は決して積極性を促すモノでも、選手達の背中を押すものでもない。それを選手達が敏感に感じ取ったからこそ、試合を通じて消極的なプレーが横行してしまったのではないのかな。もちろん、実際にプレーするのは選手達で、彼らにも責任はある。命を賭してまで日本を強くしようとした名将の教えを身を以て学んだはずの選手達にも関わらず、主体的な思考をせず、リスクから逃げ回り、安易なプレーに終始してしまったわけだから。でも、モチベーターである監督が現実と相手ばかりを見て、味方にまで気を配れなかったこと、これは監督として批判されても致し方ない部分であり、受け止めなければならない部分でもあると思う。

*正直言って胸が痛む。今でも尚尊敬して止まない人を叩く、しかも、落ちた犬を叩くように。でも、まだ何も終わっていないことも事実。このゲームは絶対に忘れちゃいけない。このゲームで学んだことを6月に持っていって、過ちを繰り返さないようにしてほしい。次の過ちは死を意味するんだから。

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*本当はもっとロジカルにゲームを振り返るべきなんだろうけど、そういう気持ちになれない。てか、タクティカルな要素では見るべき所のないゲームだったしね。とにもかくにも、前を向くしかない、失敗はもう許されない。さあ、次!

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March 25, 2008

笑顔のデビュー@J.League YamazakiNABISCO Cup GroupLeague アルディージャ vs Fマリノス

良い天気に、良いスタジアム、選手が笑ってくれたら、それで充分。勝ってくれたらいうことなしだったけどね。

ま、とりあえずやるべきことはやろうぜ、桑原さん。鹿島で悪夢を見るのはごめんだ。

2008 J.League YamazakiNABISCO Cup GroupStage

MatchDay2/アルディージャ 0-0 Fマリノス @ NACK5スタジアム大宮「笑顔のデビュー」

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵"キャプテン勇蔵"、松田直樹"ご立腹"、田中裕介、MF長谷川アーリアジャスール"持ち味と判断"、兵藤慎剛"笑顔のデビュー"、田中隼磨、清水範久、ロペス"交代にご機嫌斜め?"(→70'水沼宏太)、FW坂田大輔(→76'大島秀夫)、ロニー"決・め・て・く・れ、ロニー(吉原宏太チャント風)"(→88'乾貴士"今シーズンの第一歩")

アルディージャスタメン:GK江角浩司、DF村山祐介、レアンドロ、冨田大介、波戸康広、MF土岐田洸平、片岡洋介、小林慶行、小林大悟(→78'内田智也)、FWペドロ・ジュニオール(→75'デニス・マルケス)、吉原宏太

大幅に改修で、近代的かつ美しくなったNACK5スタジアムでの第2節。抜群のお天気で、ナビスコにも関わらず多くの観衆が詰めかけて10000人越え。バクスタではジリジリと焼けてしまう程の直射日光。三ツ沢では震える程の寒さだったので、もの凄いコントラスト。

そんな中でのスタメン、ナビスコで多少のテストを視野に入れる桑原監督はこの試合でもメンバーを入れ替え。目玉はデビューはすぐ、と思われながら、開幕からここまで出場機会に恵まれなかった大卒ルーキー兵藤慎剛。これがプロデビュー戦、アーリアとボランチコンビを組む。又、左サイドはコミーではなくジロー、これまでオーシを軸にしてきたトップの組み合わせとしてロニー・坂田のコンビ、この変更がいかに出るのかが気になるところ。アルディージャの方は、ほぼベストメンバーか、藤本の怪我で空いたSMFのポジションだけが流動的で前節は内田だったが、今節は土岐田を選択。現在売り出し中のペドロ・ジュニオール、いつも良い仕事をされてしまう小林大悟が気になるところ。

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試合展開

互いに長いボールが多く、ボールの落ち着かない序盤を過ぎて、ゲームの流れを掴んだのはアルディージャ。ポゼッションが安定してくると、サイドバックが攻撃参加することで数的優位を生むアウトサイドを有効利用し、積極的な攻撃を展開。人数を掛け、又流動的にポジションを入れ替えるなど、リスクを掛けて攻め落とそうとする姿勢は昨シーズンとは大きく変わった点であり、その効果が如実に出ていたか。対するFマリノスは、何とかバックラインでその攻撃を凌ぐが、アウトサイドのディフェンス分担が余りに不明瞭、サイドバックに対して誰がアプローチに行くのか、マークを受け渡すのかポジションを入れ替えるのかなど、整理されていないことが多く、結果として完全に後手に回り、対処に追われることに。チームとして、一向に整備が進まないディフェンス組織の問題が如実に出た。

しかし、最初に決定機を掴んだのはFマリノス。長いボールを用いた攻撃構築が功を奏し、ロペスの長距離パスが相手守備陣をえぐる。高めにラインを設定してくる大宮ディフェンスラインの裏を突き、ロペスのパスから抜け出したロニーがボックス内に進入し江角と1vs1!しかし、このシュートはキーパー正面、足ではじき出されてしまう。しかし、その後もサイドに流れた坂田・ロニーがチャンスを生み出したり、サイドチェンジから隼磨が何度か右サイドを局面打開したりと、長いボールからスペースを突く形は時折ビッグチャンスを生みそうな雰囲気を持つ。特にサイドバックが上がった裏のスペースは、レアンドロ・冨田もカバーしきれないことが多く、うまく嵌った。そういう意味では機動性の高いロニー・坂田の2トップは正解だったか。

とはいえ、絶好機をモノに出来ないのが痛かった。左サイドイイ位置からのFKは二本とも枠を逸れ、又もロペスのロングスルーパスから抜け出したロニーが、今度はGKをもかわして無人のゴールに流し込むだけ……と言うところでゴールカバーに入られたりと、ゴールに嫌われる。結局、ペースは大宮、チャンスはFマリノスという感じで前半終了、スコアレス。

後半に入って、互いに中盤のスペース管理が甘くなって、トランジッションゲームの様相を呈す。しかし、それでもゴールの匂いは漂わず。大宮の方はアウトサイドからの攻撃はFマリノス守備陣に阻まれ、ペドロ・ジュニオールの突破も効果こそ合ったモノの決定機に繋げることは出来ず。Fマリノスの方は、前半同様サイドチェンジなど大きな展開から攻撃を形どり、何度か綺麗な崩しが生まれるが、ロニーは相変わらずゴールに嫌われ、左サイドからのクロスが右に流れ、又も隼磨にフリーで渡るシーンは力入りすぎて枠に収めることが出来ず。互いに決め手を欠く。

そんな状況の中で桑原監督が動く。攻撃の起点となっていたモノのファーストタッチのブレも目立っていたロペスに代えて宏太を投入。ロペスはご立腹かロッカーに直行……これが噂の……。しかし、これでFマリノスの攻撃に怖さが消える。アーリア、兵藤共にゲームを作ることに意識が向いていたからか、勝負のパスが減り、相手の守備陣にとって怖いプレーが減ってしまった。残り15分と言うところでへばった坂田に代えてオーシを投入するも、その傾向は変わらず。丁寧に、ミスなく、だけでは崩せない。

終盤、大宮は交代で入っていた内田のクロスに吉原にボレーで合わされ、これがあわや……となりそうだったが、これは幸運にもバー・ポストと2度当たる形でゴール外にはじき出され、事なきを得る。残り少ない時間で乾が今シーズン初めてピッチに立ち、持ち味であるドリブル突破で局面を打開しようとするモノの功を奏さず、結局互いに決め手を欠いたままホイッスル。又もアルディージャの呪縛を解くには至らなかった。

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最も印象的だったのは、ピッチの上での兵藤の笑顔。

厳しい勝負の世界で、その笑顔は場違いなものかも知れない。でも、フットボールは楽しいもの、そんなことを再認識させてくれるように、彼はピッチに立ちプレー出来る喜びを表現しているような感じがして、とても嬉しかった。

それだけでも、足を運んで良かった。今度は、試合後に結果とパフォーマンス両面で充足した上でのその笑顔が見たい。

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*まー、大宮戦らしからぬ内容だったにしても、これで良いのかというのが本音。チームの中心に置いてきたポゼッションが表現出来なかったこと(大宮のラインが非常に高く、そのスペースを坂田・ロニーの裏を取るのがうまい2トップとロペちゃんのパス精度で活用した合理的な攻撃ではあったけれど)、ぼこぼこフリーマンが生まれるガタガタのチームディフェンス(サイドバックは常にフリーでボールが持てるなど、アプローチ不全が起きることがデフォとなりつつあり[約束事が全く作られていない]、どうやってボールを奪うのかという狙いがほとんど整備されていないため、何が正しいのかという指針がなく、結果的に個々がバラバラに動いて、結果として無駄にスペース空けて後手に回されたり。受け渡しがなく、カバーもないから引っ張られればスペースが空くという悪循環)、結果としては決して悪くないけれど、チームとしての課題は山積。若い選手が出ているから……というのは言い訳に過ぎない。もっと突き詰めていくべき部分は多いように思う。

*で、この試合気になったのは、チームとしての守備意識。チームとしての約束事が出来ていないし、狙いもないと書いたけれど、個々を見てもサボる選手がもの凄い多くなってきたように思う。例えばジロー。普段のジローならアグレッシブに、たくさん走ってチームを助けてくれる選手だけど、そんなジローがボール奪われた後にちんたら歩いてサボるシーンがもの凄い目に付いた(結果、兵藤やアーリアがサイドに引っ張り出されて、中盤のバランスが著しく崩れる)。ジロー自身の体調が良くなかった、ならまだいいんだけど、そういう意思やモチベーションが掻き立てられていないと言うことだったら事態は深刻、ましてやジローが。昨シーズンはケツを叩かれてやっていたけど、もうそういうことを言う人はいないし、楽してサッカーやろう、みたいな雰囲気が蔓延しちゃったりしてるんだとしたら本当にまずい。どんなサッカーをやるにしても、個々が責任とモラルを持ってプレーしていかないと。去年だったらアプローチ不全なんてあり得ないでしょ、もっと走らないと。ポゼッションを増やして守備する時間を減らせばいいじゃない、なんてご都合主義的な考えは、やめてくれ。

*選手評、まず兵藤だね。守備に関しては意識高く、パッキングでのボール奪取数も多く、これに関してはとても良くやっていたと思う。ジローがあやふやなポジションを獲っていたところのカバーにも奔走していたし。攻撃に関しては絡んでいく姿勢はあったと思うし、積極的に前線に出ていったとは思う。ただ、兵藤慎剛の質を示せたかというとそうでもない。ポゼッションの中での変化、アクセントというプレーは非常に少なく、勝負のパスへの意識も薄かった。ミスをしないというのは大事なんだけど、リスクを冒す意識がもっとあってイイ。若いんだからチャレンジチャレンジ。後ろに頼れる用心棒みたいな選手が控えているんだから。とにもかくにも、次はもっと。

*チーム事情とはいえ、もう少し高い位置でプレーさせてあげたいね、アーリア。とはいえ、ドリブルやキープで相手を切り崩そうという姿勢で自分のプレーを出そうとしていたのは評価してあげたい。前の試合で釘を刺されたからか、彼らしいダイレクトでの展開というのが数少なかったのは残念。後ろからかっさらわれたりと、プレーの移行での判断の遅さが仇となるシーンがあったのが反省だけど、前の試合より出そうとしていたので、これからかな。守備に関しては誰を捕まえるのか、チームとしてはっきりしていなかったから難しい側面はあったと思うけど、バイタルをきっちり埋めるという意識を持っていたので、それはOK。後は局面でより強く、厳しく。

*ロニー、決めてくれー。相手の穴を見つける動き、イイポジショニング、点を獲るための動きが出来ていたし、ロペスとの関係性も良かった、シュートも枠に行ってるし後は運が少し伴えば……って感じなんだけどねぇ。あんまり入らないと、焦りや苛立ちがプレーに表れちゃいそうだから早めに開花して欲しいんだけど。とはいえ、5本のシュートを打てていると言うことには意義がある。だからこそ、決めてくれー。

*坂田、へばるの早くね?昨シーズンに比べてそんなに守備をしているわけでもないのに後半序盤でガス欠、なまってるんじゃないのー?坂田みたいな選手がサボりだしてるのを見ると、やっぱり不安を感じてしまう。プレーに関しては浅いラインの相手だっただけに、ボーナスステージだったんだけど、最後の所でいなせなかったり、打ち切れなかったり。坂田も早く一発決めて、乗って欲しいんだけどなー。

*ロペは長いボールの精度◎、これが局面を変えるキープレーとなっていたし、彼の持ち味。そういう意味では大きな仕事をしてくれた。ここはいいとして、守備をするところとしないところにムラがあること、本来だったらサイドバックに行くのは前の3人、その辺はサボってると判断されても仕方ない。それとファーストタッチ、技術のある選手にしてはミスが多い。そこからロストに繋がってカウンターというのも散見されているだけに、もう少し丁寧に。諸刃の剣、ってやつ。

*ディフェンスラインはよく我慢してくれた。中盤ガッタガタでかなり掻き回されていたけど、最後の所では踏ん張ってくれた。ペドロには結構みんな苦労してたし、その辺は反省?ちょっと裕介の出来に注目してたんだけど、自信が彼を変えてくれたのかな、ここまでは前に仕掛けて奪う、と言うプレーが嵌っていたけど、裏への対応もそれなりに的確。マーク一度外したの反省。かなりフラストレーション溜まっていそうですけど、ガス抜きして下さい。

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さてさて、代表戦挟んで鹿島だねぇ。もの凄い怖いわけですが、どうなることやら。ま、分水嶺になりそうね。現状の力を試すには絶好、現実を見るのか、夢を見続けられるのか、みたいな?ま、いいやー、ということでここまでー。

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*NACK5スタジアム、かっこいいー。間違えてカテ2バック側買っちゃって、ちょっと目線が低いところでの観戦になったのが残念だったのだけど、箱庭みたいな感じ嫌いじゃない。三ツ沢もこんな風になればいいのになー。気になったのはコースの狭さかな?立ち見とかがいると人が詰まっちゃうね。仕方ないんだけど。一番新鮮だったのは普通の区画の中に収まってるスタジアムってこと、日本では珍しい気がする。イングランドっぽい?次は絶対メインで見る、又おじゃまします。

*土曜日はユースのイギョラカップを見に清瀬内山グラウンドに行ったから、二日連続で埼玉に行ったことになるんですが、良い天気で浮かれてる間もなく本格的に花粉症になったっぽい。対策してたんだけどなー、ちくしょう、さいたまのせいだ……(←言いがかり)

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March 23, 2008

蘇る玉ちゃん -日本代表、バーレーン戦メンバー発表に寄せて-

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左利き、技術も、スピードも、センスも持ち合わせる素晴らしいアタッカーだったはずの彼が、ワールドカップで燃え尽きたかのように燻り続けていた。

怪我、監督との相性、ライバルの台頭……、様々な要因が折り重なったとはいえ、これだけの才能を無駄に浪費する姿は、余りに歯痒く、又切なかった。

しかし、彼は生き返った、指揮官として舞い戻った「グランパスの象徴」によって。

蘇るよ、険しく厳しきアジアの頂点へと牽引した頼もしき姿が、一瞬でも希望を抱かせてくれた大勝負での気高き姿が。

さあ、再びの檜舞台へ。

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日本代表 ワールドカップ3次予選 バーレーン戦メンバー

監督:岡田武史
コーチ:大木武
コーチ:大熊清
コーチ:小倉勉
GKコーチ:加藤好男(全て日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ)

GK:
川口能活(ジュビロ)
楢崎正剛(グランパス)
川島永嗣(フロンターレ)

DF:
中澤佑二(Fマリノス)
駒野友一(ジュビロ)
内田篤人(アントラーズ)
水本裕貴(ガンバ)
安田理大(ガンバ)

MF:
鈴木啓太
阿部勇樹(共にレッズ)
中村憲剛
山岸智(共にフロンターレ)
今野泰幸
羽生直剛(共にFC東京)
稲本潤一(アントラハト・フランクフルト[GER])辞退
遠藤保仁(ガンバ)
山瀬功治(Fマリノス)

FW:
高原直泰(レッズ)
巻誠一郎(ジェフ)
田代有三(アントラーズ)
玉田圭司(グランパス)復帰
大久保嘉人(ヴィッセル)追加招集

schedule:
3/26 17:20(japantime/23:20) vs バーレーン代表 @ マナマナショナルスタジアム


*と言うことで、3次予選第2戦のバーレーン戦に挑む日本代表のメンバー。それにしてもサプライズだよね、玉ちゃん。今シーズンへの意気込みが見れるようなパフォーマンスを示して、岡ちゃんのお眼鏡に適ったと言うことかな。元々、持っている技術やスピードは一級品。そこにコンディションの良さという裏付けがあれば、彼は何かを起こしてくれるという期待感を抱かせてくれる選手なだけに、彼の復活には心から期待したい。てか、空白の1年半を埋めるようなプレーを見せて欲しいな、ジャパンブルーで。

*で、それ以外というとナショナルマッチデーで、中東という要素から、「海外組」の招集に大きな焦点が当たったと思うのだけど、各国リーグの兼ね合いもあって招集されたのは稲本一人。その稲本も直前のリーグ戦で怪我を負って辞退と結局今回も国内組だけで戦うことに。まー、これはこれで良かったと思う。もう少し時間があるときじゃないと、チームコンセプトを浸透させるのは難しいと思うし、そのコンセプトを理解しないまま組み込んだとしても、チームの力になれるかどうかは未知数。それを本番で試すのはリスクが大きい。もう一つはコンディション管理が難しい。チームとしても体調不良で来られても意味がないし(逆にマイナス、マスコミからのプレッシャーが掛かる)彼ら個人のことを考えれば、ここで無理をされてリーグの最終局面で力を発揮出来ないとなると、後々に大きな影響が出てくる。まー、見てみたかったけど、こればっかりはね。5月に向けて既にレターが俊輔・松井・シンジ・長谷部に送られてるらしいから、それまで待ってます。

*ただ、岡ちゃんのメンバー構成には正直疑問がある。なんというのか、バランスが悪いんだよね。まー、爺ちゃんもそうだったけど、ポリバレント云々というのは結構限界があるわけで。お願いだからセンターバックだけはスペシャリストを置いて欲しい。その上で求める要素をきっちり求めていけばいいじゃないという感じがする。

*これも似たようなことになるんだけど、大きな信頼を置いているとはいえ、ヤットと憲剛の変わりになれる選手がいないことも不安。彼らは不動のレギュラーだけど、彼らに何かが起こらないとも限らない。実際、東アジアで憲剛が発熱して欠場して、チームがうまく回らなかった事を考えても、ボールを繋ぐ、プレーをオーガナイズ出来るプレーヤーが大きな鍵を持っているだけに、もう一枚呼ぶべきだったんじゃないかなーと。小笠原とか、満男とか。現状のコンディションとパフォーマンスから考えれば満男>>>>>>憲剛>ヤット、って感じだし……(てか、ヤットのコンディションが凄い悪い感じがする。パフォーマンスも上がってない)もちろん戦術理解であったり、周囲とのコンビネーションという問題もあるけれど、あれだけ存在感が大きく、ゲームを読める選手を使わないのはもったいない。そして、何より最も決戦向きのプレーヤーだし。って、最近小笠原プッシュが酷いですね、でも本当に良いんだって。

*で、相手のバーレーンは直前のテストマッチをイランとやって(アリ・ダエイ監督初戦!)、1-0で勝ってる様子。うーん……困ったね。何でもナイジェリアからの帰化選手がいるとか……。まー見ていないから何とも言えないけど、モハメド・フバイルやアラー・フバイルと言った高い能力を持ったプレーヤーがいたことは事実だし、決して気が抜けない相手。ましてやアウェーだしね。レギュレーション考えればドローでもイイぐらい。まー、上を目指す上ではこういうゲームでもきっちり自分たちのサッカーをやった上で勝つというのは大事だと思うけど……。

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まー、個人的に3次予選は余り心配していないので、試合前の合宿でのチームの熟成、その合宿で培った要素を真剣勝負の中で発揮する、そのサイクルでチームのクオリティを上げていって欲しいな。もちろん、結果が一番大事だけど、ね。まあ、両方追える時期だからこそ、両方追って欲しいと言う意味で。

と言うことで簡単ですが。

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*オリンピック代表もメンバー発表されたねー。裕介来たね!裕介おめ!ま、今シーズンのパフォーマンスだったら「当然」!何とか北京行って欲しいな。あー、アンゴラ戦、見に行きたいなぁ…

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March 21, 2008

未来への一勝@J.League YamazakiNABISCO Cup GroupLeague Fマリノス vs トリニータ

手放しで褒めてあげることは出来ない。

でも、全てはこれから。次はもっと、次の次はもっともっとよくなっていくはずだから。

ナビスコの一勝は、未来への一勝。

2008 J.League YamazakiNABISCO Cup 2008 GroupStage

MatchDay1/Fマリノス 1-0 トリニータ @ ニッパツ三ツ沢球技場「未来への一勝」
F.Marinos:62'田中隼磨

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、松田直樹、田中裕介、MF長谷川アーリアジャスール"苦悩と課題と"、水沼宏太"緊張と戸惑いの中で"、田中隼磨"進化です"、小宮山尊信"前に出てこそコミー"、ロペス、FWロニー(→84'坂田大輔)、大島秀夫

トリニータスタメン:GK西川周作、DF深谷友基、森重真人、上本大海、MFエジミウソン、ホベルト(→77'小林亮)、藤田義明(→84'松橋優)、鈴木慎吾、清武弘嗣(→55'小手川宏基)、FWウェズレイ(74'黄×2=赤)、高松大樹

ナビスコ初戦は冷たい雨の新装開店「ニッパツ」三ツ沢球技場。綺麗でなめらかな画が表示されるビジョンがアウェイ側へ設置され、何となく違和感。なによりも、とにかく寒かった……。

そんなゲームのスタメン、Fマリノスは代表組不在の中で期待のユース育ち二人がスタメンに名を連ねる。桑原監督の意向もあってか、松田直樹を久々にリベロに据え、ボランチにアーリアと宏太を並べる形。又、出場停止から復帰したロニーをトップに。坂田はベンチから戦況を伺う。対するトリニータは現状のほぼフルメンバーか。第2節でゴールを挙げた金崎が鼻骨骨折で出場回避したことが唯一の変更点、そこにはこちらもユース上がりの期待のプレーヤー清武が入る。小手川と共にトリニータの未来を背負うプレーヤーの出来はいかに。

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試合展開

若きボランチ二人を核に据えたFマリノスの中盤守備がバランスを著しく欠いたこともあり、序盤ペースを握ったのはトリニータ。簡単にボールを回されて、自陣深くに押し込まれてしまう。トリニータの方は両ボランチがプレッシャーのない中で安定感あるボールを裁きを見せてポゼッションを握り、アタッキングエリアではウェズレイ・高松のキープを起点に、清武が幅広く動いてFマリノスディフェンス陣を揺さぶりに掛かる。しかし、これがFマリノスにとっては助かった点。組織的なディフェンスが全く機能していなかった中で、Fマリノスにとっての唯一のボールの獲り所が裕介、勇蔵が高松・ウェズレイの2トップに楔が入るところを狙ったアプローチ。相手の起点を潰すことで相手の攻撃を何とか凌ぐ。

とはいえ、守備面同様攻撃面でもうまく回らない。雨に濡れボールの滑るピッチにアジャストしきれずコントロールがぶれるなど、ボールがなかなか落ち着かない。この要素もあってなかなか前線に起点が出来ない事に加え、更にアーリア・宏太がかなりテンポの早いプレーをオーガナイズしようとしてミスを頻発。可能性のあった攻撃はロペ・ロニ二人のコンビで崩しに掛かり、最後はロペが素早く左足アウトで振り抜いたシュート(西川正面)、隼磨の精度の高いクロスにオーシがヘッドで合わせたシーン(枠を逸れた)ぐらいか。互いに攻め手を欠き、ナイーブなジャッジもあってファールゲームのような様相となりながら、前半はスコアレスで折り返す。

後半に入ると、徐々に盛り返したのはFマリノス。桑原監督のハーフタイムコメント通り、中盤で一度落ち着かせて安定させた上での攻撃を志向したこともあり、両アウトサイドが高い位置に進出。ここを起点に、攻撃が機能し始める。相手3バックの脇に空くスペースをうまく突くことでスピーディな形が生まれ、ゴールの匂いが強まると、そのサイドからゴールが生まれる。

左サイド狭い局面でロニーがドリブル、コミーとスイッチ……と言うところで縦に流れたロニーへコミーがヒールでのスペースパス。これで完全に左サイドを局面打開すると、抜け出したロニーは中をよく見てグラウンダーのクロス!ターゲットはDFと競り合いながらボックスに入ってきたオーシではなく、後ろからフリーで入ってきたロペス!シュート体勢に入ったところ相手のディフェンスの抵抗に合うが、このこぼれがディフェンスに当たる形で運良く右高い位置まで押し上げてきていた隼磨にこぼれる!隼磨は落ち着いて右足を振り抜き、ファーサイド高い位置に叩き込んで先・制・点!隼磨は看板を颯爽と飛び越えてゴル裏へ!三ツ沢は興奮のるつぼ。ハーフタイムを境に両アウトサイドが高い位置に出れるようになっていただけに、それが利となって表れたか。隼磨良く決めた。ロニとコミーのコンビ、絶妙。

このゴールで精神的に余裕が生まれたのか、落ち着いたプレーでチームもうまく回り始めるが、その中での隙。ロニーのバックパスがずれて、ウェズレイへのスルーパスとなってしまうと、ウェズレイはゴールへと一直線。対峙するは松田直樹ただ一人。ボックス直前の所で意を決したかマツは深いスライディングタックル!これがずばっとボールに入ってなんとかを難を逃れたかに思われたが、ボールと共にウェズレイの足も刈り取っていたため、このプレーに主審はファールと判定。マツにはイエローカードが提示される……困った位置でのFKかー、ウェズレイか、はたまた西川か?などと思考を巡らせていると、何だか要すがおかしな事に。マリノス側の抗議を受けたわけではないだろうが、松尾主審は副審が上げていたフラッグに気づき、協議の結果、判定が覆る。驚き。しかも、これがシミュレーションとなるから、更に驚き。そして、ウェズレイは何故か退場(前半終了後にペットボトルを蹴ったらしくカードをもらっていた)事態は紛糾、チーム・シャムスカは激昂。トリニータの選手も抗議。西川はシミュレーションと聞いてあきれ顔。個人的な見解としては、タックルが正当という判断は出来ても、タックルが深かったこともあって足が掛かってるように見えたから、シミュレーションとは……少々酷な判定か。どちらにしても、トリニータはこれで数的不利のビハインドを負った

何だか、騒然とした空気の中でゲームは再開、しかしFマリノスは動じず。相変わらずサイドを起点に攻撃が流れ、何度かチャンスを演出。宏太が解き離れたかのようにスペースへと飛び出し、アーリアも執拗に自らの持ち味である速いタイミングでの楔からの攻撃参加を伺う。二人とも後半は緊張感から解放されて少しらしさが出たか。トリニータはカードを次々と切り、局面を変化させようと試みるが、結局ゲームを動かすことは出来ず。上空ではもの凄い風が舞っていたようでゴールキックの軌道がねじ曲げられるなど、冷たい雨と強い風は最後まで続いたが、長いアディショナルタイムを経てホイッスル。雨中のナビスコ開幕戦を勝利で飾った。

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とにかく寒かった。気候もそうだけど、内容も。とはいえ、勝って良かった、心からそう思う。

軽い守備に軽率なミス、微妙な判断、様々な部分で苦しんでいるのがありありと見え、その度に疑心暗鬼となり、自信が失われていく。

それでも、時間と共に緊張がほぐれ、自分の良さを出せるようになり、良いプレーが積み重なっていくことで、プレーの確信レベルは上がっていく。

イイ部分も、悪い部分もあった。それは事実。けれど、結果として勝った。それも事実。結果が全てではないけれど、それを目標にプレーしているわけで、その目標を達成出来たと言うことに大きな意義があると思うから。

一歩一歩、前に進んでくれたらいい。ね、アーリア・宏太。

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*って、ことで、ナビスコ初戦勝利~!ということで、ゲームのこと。まー、酷い組織レベルで頭抱えたくなりましたよ、特に前半。いかにして相手からボールを奪うのか、きっとラインを設定して、正しいポジショニングの上でブロックを作り、入ってきたボールに対して収縮して局面的に数的優位を作ることで守りたいのかなーという感じがするのだけど、プレーが制限されないから予測が立たないわ、核となるべきアーリアと宏太の状況判断が怪しく、ふらふらふらふらしてるから、軸が定まらないわと、ボールを取れる感じが全くなかった。個人として、勇蔵・裕介がかなり積極的に行くのが嵌ってるからイイモノを、このままだと、強くてうまくて柔軟性のあるチームにはちんちんにされちゃいそうだね、近い部分だと3節?これはチームとしてのコンセプトの問題もあると思う。チームとして整合性のある形を作り、意思統一して、整備しないと。まー、功治と佑二いないけど。


*とはいえ、後半少し持ち直したのは良かった。現状に置いてオーシ・ロニー・ロペスとボールポートが三つある状況で、ボールが収まりやすいわけだから、後ろから追い越したりする選手にとってはやりやすい状況ではあると思うんだよね。それが両アウトサイドのコミーと隼磨の好パフォーマンスにも表れてる。彼らが高い位置に出てくれば「アタッカー」として良いプレーが出来る。縦の深みが出来ず強いプレッシャーに晒される、カウンター移行時に鋭さが出てこないなど、ネガティブな点もあるけど、ポゼッションに置いては可能性のある形なだけにより熟成度を上げていって欲しいなと。

*で、選手評。まずアーリア。本来だと、もっとボールに沢山触りながら攻撃に絡んでいきたいと思うのだけど、宏太とのコンビだとそれは許されない。それが持ち味を消しちゃったかなー。守備にも片足置きながらプレーしていたけど、守備があんまり得意じゃないのもあるし、バイタルケアとプレッシャーのバランスが獲れなくてかなり苦戦してたかな。気になったのは1vs1の対応、読みが先立ちすぎて身体のバランスを先に崩してしまって、相手に抜きやすい方向を示してしまってる。正対して、その読みを良い反応に活かして欲しいかな。得意のダイレクトでのパスさばきも雨でズレが起きてたりと、決して良い出来じゃなかったのは確か。ただ、とにかく頑張ってたし、やっぱり技術は一級品。スパッとした切れ味のダイレクトパスや懐の深いドリブルやキープが周囲と絡み合うとwktkなだけに、経験積んでもっと落ち着いたパフォーマンスになってくれるといいな。大宮戦頑張れ!次も使ってあげて欲しい!

*宏太も、あのポジションではなかなか持ち味が出しにくいかな。思い切りイイランニングやアグレッシブなプレー姿勢が持ち味だけど、どうしてもポジショニングが気になって、後ろ髪引かれてしまう。そして、守り方がアタッカーの守り方。一発で抜かれるような飛び込みが多く、何度も何度もかわされちゃった。これは反省。まー、本職じゃないからしょうがないけど。それと、パスミスね。ダイレクトでプレーを作るのは宏太が好む形だけど無理してやって、ミスとなってはしょうがない。その辺はイイ判断をして、イイ選択をして欲しいな。でも、終盤は思い切って飛び出していってパスターゲットとなっていたし、運動量が最後まで落ちなかったのは宏太の良さ。もっとゴールに近い位置でプレーさせてあげたいんだけどねぇ……。

*裕介!自信が出てきたんじゃない?最初は高松のポストに苦労してた感があったけど、プレーに粘り強さが出てきた。残り足でボールに触る、身体を付けて足を出す、飛び込みながらも一発ではいかれないようにと工夫して守ってるかなーと、予測も速い。良く頭動いていると思う。今日の守備陣では一番の出来。後はビルドアップ、攻撃参加時のコンビネーション。もっと出来る、もっと出来る。裕介にとっては今は大きなチャンス、好パフォーマンスを今後も継続して立場を確立して欲しいな。河合が戻ってくるまでが勝負。

*隼磨&コミー、前に出ると良さが出るね。この試合では3バックの脇にスペースが出来て、二人の走力が生きる展開だったし、そこで持ち味が出せるというのは当然かな。ロペやロニとの意思疎通が図れてきたのか、ランニングにパスが出る状況が増えてきたし、「アタッカー」としての役割も担えるようになってきた。その結果として、コミーは惜しいシュートがあり、隼磨はボックス内に入ってこぼれを拾って貴重な貴重なゴールを決めてくれた。現状のアタックトライアングルだと、ダイナミズムメーカーとして両サイドが担う役割は大きいだけに、もっと沢山走り、プレーの制度を維持して欲しいな。二人とも今はイイクロス上げてるよー。守備面ではボランチやセンターバックとの連携密に。ボランチがサイドにアプローチに出たら、逆サイドは絞ろう。

*勇蔵も荒々しく、そして粗かったにしても、対人の強さはさすが。高さ勝負でもほぼ完勝。受けの強さは勇蔵の良さだよね。勇蔵キャノン惜しかった……。

*ロニー・ロペスは守備するようになったね。これを恒常的に……というのは贅沢かな。オーシ(or坂田)とテンションを合わせてプレー出来るようになると、チームでのディフェンスもよりよくなるだけに……というのは建前。まず、攻撃面で貢献してくれれば。ロニ・ロペ間のコンビは間違いなく良くなってる。ここにポスト役であるオーシとのコンビがもっと良くなれば、もっと良くなる。ロニにはもう少しゴールに近い位置でプレーして欲しいところだけど、攻撃のアクセントとなってるシナー。そこが難しいところ。ロペは中盤低い位置での軽率なロストだけは避けて欲しい。それ以外は別に注文ない。好きにやって攻撃に彩りを加えてくれれば。

*トリニータで気になった清武と小手川。現状で清武がスタメンで使われた理由は何となくわかる気がする。二人とも技術は高い。小手川は柔らかいし、清武も安定した技術があるし、ドリブルワークは独特。役割が整理されていたからか、結構はっきりとしたプレー意識を持ってやれていたのが良かったと思う(けど、トップが潰されると共に消えたのは摂理。そこで何が出来るかが、今後の課題かな)ただ、フィジカル・機動力面では清武の方に一律の分。よりアタッカーらしいプレーが出来ると言えばいいかな?中盤はホベルト・エジミウソンが何とかしてくれること、トップがボールを収められるということを考えれば、チームにとってここでアクセントというよりゴールに直接的な脅威を加えることの方が効果的かな。これはうちにも共通する課題。二人ともタッチは柔らかいし、アイデアも持ってる。二人で競争、かな、ムーも加えると3人か。はてさて、どうなるか。

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とにもかくにも、結果と経験を両方積み上げられて良かった。今、無駄に出来るゲームは一つもない。チームとしては出来ること、出来ないことを整理し、課題を解決して、若い選手はどん欲にプレーしてチャンスを掴んで、チームを底上げてして欲しいな。シーズンはまだまだ続く!(テキヤ風)

ということでここまで、あ、寒気が……。

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*昨シーズンの開幕戦でもらったポンチョが水を吸いまくるので、年チケ特典でポンチョを新調しました。出来れば、首の部分はボタンで付け締め出来るようになると良いなー、高いの買え?失礼しました。

*新しくなった三ツ沢のビジョン、凄い綺麗だねー。日立のが凄い綺麗だと思ったけど、三ツ沢のもなめらかでとても良かった。カメラ位置遠いのは放送なかったからだよね?

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March 18, 2008

一気呵成の大逆転劇@J1 第2節 コンサドーレ vs Fマリノス

まさに寸前だった。

ゾーンでスペースを埋めて攻撃の停滞を促し、ロングボールで「ボールを捨てて」ミスを待つ。そして、訪れた数少ないチャンスを最高の集中力でモノにする……85分までは三浦俊也が描いたゲームプラン通りだったのではなかろうか。

しかし、打ち破った。論理的でも必然的でもないけれど、コンプレックスを打ち破って、この結果を導きだしたことには価値がある。

2008 J.League Division1 第2節

コンサドーレ 1-2 Fマリノス @ 札幌ドーム「一気呵成の大逆転劇」
Consadole:52'ダヴィ F.Marinos:86'&87'大島秀夫!

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵"足りない集中力"、中澤佑二、田中裕介"声出せ、声"、MF松田直樹"出始めてしまった自我"、山瀬功治"凱旋"、田中隼磨(→81'山瀬幸宏"凱旋")、小宮山尊信(→76'清水範宏"凱旋、なんだけど……")、ロペス、FW大島秀夫"神"、坂田大輔"決・め・な・い・と!"

コンサドーレスタメン:GK佐藤優也、DF西嶋弘之、吉弘充志、平岡康裕、坪内秀介、MF藤田征也(→67'岡本賢明)、デビッドソン・純・マーカス、芳賀博伸、西大伍(→80'砂川誠)、FWクライトン、ダヴィ"ダイナミックダイバー"(→84'中山元気)

寒くはないモノの雨交じりの札幌、市内には沢山のトリパラの華が咲き、それだけ札幌遠征に来た人の多さを物語る。ホーム開幕戦と言うこともあり、ホーム側もぎっしり埋まり、ドーム内には熱気が溢れた。

そんなゲームのスタメン、Fマリノスの方は出場停止のロニーの代わりに坂田がトップに入る以外は開幕戦と同じ、怪我のあった殊勲者コミーも元気にスタメン。対するコンサドーレは開幕戦の惨敗もあってか大幅に入れ替え。開幕戦は途中出場だった新加入のクライトンをトップに置くことがひとつ(タクティクスになれていない彼をゾーンの核となる中盤中央に置くリスクを避けたか)、二つ目が腰痛で戻れない曽田の代役として今節は吉弘を選択(これで新加入が3人のディフェンスライン、連携面、戦術理解に不安か)、そしてユース代表の藤田がスタメンに復帰したことか。

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試合展開

序盤から徹底してリアリスティックにゲームを進めるコンサドーレ、それを崩しに掛かるFマリノス、と言う構図でゲームが進む。コンサドーレはボールを奪ってからボールを繋がずに前線に長いボールを蹴りこみ、そのセカンドボールを「偶然的」に拾うことを狙っていたこともあり、確率性が非常に低く、ほとんど脅威を感じず。そうなると、相手のロングボールを集中力を維持してしっかりとマイボールにし、いかに相手守備を崩してゴールを奪うかと言うところに焦点が絞られた。

その攻撃のディティール、攻撃に流動性を生むダイレクトプレー(ロペスのポストワーク的な仕事に功治が絡む、サイドが絡む、選択肢が多数生まれることでボールが動く)がキーとなって、相手のゾーンに進入してチャンスを生み出す形が多く見られ、連携面で不安の残るコンサのゾーンを揺さぶっていく。ゾーンディフェンス最大の利点である等間隔での距離感が維持されないこともあり、そこをバックラインからのスルーパスで坂田が抜け出したのを皮切りに(GKまでかわすが、必死のゴールカバーに凌がれた)、右サイド隼磨の精度の高いクロスにオーシがダイビングヘッドで合わせるなど、以前程の閉塞感を感じない。

しかし、徐々にFマリノスディフェンス陣にミスが出始めると、ダヴィの推進力のある強引な突破に苦しめられるなど、風向きが変わる。うまく流れていた感のあった攻撃もノッキングが始まり、ボール保持時間に対して、効果的な攻撃の回数が減り始めてしまう。そして、その真骨頂が終了間際。ボックス内、哲也と勇蔵のコミュニケーション不足からこぼれ球をダヴィにかっさらわれ、哲也が慌ててこれを処理にいくも届かず、抜け出すところでダヴィが倒れて、このプレーに主審ジョージはPKスポットを指さし、PK!沸く札幌ドーム。哲也は猛抗議、蹴る寸前まで抗議し続けるが、判定は覆されず。このPK、クライトンが蹴る!しかし、蹴った瞬間にふかしたのがわかるような弾道でボールはバーをかすめて外れた。神通力!それでも哲也は納得いかない様子だが(ホイッスル後もジョージに詰め寄ってた)、とにかく外れて良かった。前半はスコアレスで折り返す。

PKを凌いで、何とか九死に一生を得たFマリノスだったが、後半開始後ついに失点を喫する。右サイドクライトンのインスイングのクロスに右サイドの藤田が反応、中へカットインしてクロスコースに入り、胸で落とす。そして後ろに待ち受けるはダヴィ。利き足とは逆の右足で浮き球を叩きつけ、これには哲也も及ばず。結果として藤田のデコイ的なプレーにしてやられた形であり(藤田がディフェンスラインの警戒を集め、一つ浅い位置に入ったダヴィがフリーとなった)、相手のコンビネーションを褒めるべき形だが、ディフェンスとしては最もフリーにさせてはいけない選手がフリーとしてしまった。コンサドーレとしては待望の先制点、数少ないチャンスを活かす集中力は見事。

これでビハインドを負ったFマリノスだったが、更に先制点を獲り更にゾーンを締めるコンサドーレディフェンスに対し攻めあぐむ。中盤のパスレシーブアクションが停滞してノッキングし、ゾーンをかいくぐっても相手の粘り強い抵抗を振り切るには至らない。大チャンスも佐藤のビッグセーブに止められ、逆にコンサドーレのカウンターの頻度が上がるなど、追い込まれていく。桑原監督はその状況を見て影の薄くなっていた両アウトサイドを交代、コミーに代えてジロー、隼磨に代えて幸宏。かなり奇抜な采配に見えたが、この采配が流れを変える。

ボックス内でボールを収めたオーシが素晴らしいキープで一枚外し、ブロックに来る選手を冷静にいなして放ったシュートも佐藤に凌がれ、いよいよ……と思わざるを得なくなった86分、このプレーで得たCK、功治の蹴った鋭いボールはファーへ、そしてそこに走り込むはオーシ!ずどんとヘッドで叩き込んで同点!同点!佑二、勇蔵の存在感に引きつけられて、オーシがフリーになったね。功治のキックはこの試合佐藤に掛かりまくってたけど、これは良いキック。コンサドーレとしては前節同様のセットプレーでの失点(形的にも似てるか)

しかし、これでは飽き足らないと言わんばかりにスポットにすぐにボールを置き直して、もう一点を狙いに行くFマリノス。その直後、それが現実に。左ボックス角、山瀬兄弟でのスイッチプレーでボックスの中に入った功治がそのまま低く速いシュート!佐藤はこれを処理しきれず前にこぼすと、すかさず反応したのはオーシ!狭いコースに冷静にプッシュし、これが決まって逆転弾!一気呵成!大興奮!大島神!そして、試合はこのまま、大逆転劇でFマリノスが開幕2連勝を飾った!

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しっかりしたプレーさえしていれば、「負ける」相手じゃなかった。

ボールを繋ぐ意志を持たない相手の選択はただ一つ、「ボールを捨てること」のみ。ロングボールを跳ね返し、セカンドボールを拾う。捨てられたボールを確実にマイボールにするだけで、失点の可能性は「全て」消せたはず。

しかし、現実にはミスを犯し、失点を喫し、敗北寸前の所まで追い込まれた。

もし、開幕戦ぐらいの集中力で臨んでいたら、同等のパフォーマンスを出せていれば、こんなことにはならなかった。

勝ちが全ての問題を覆い隠しては進歩はない。

……でも、勝って良かった……最終盤での大逆転劇、最高!頭の中のヒューズが飛んでしまうぐらい、気持ちよかった!くぅぅぅぅぅ!

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*相変わらずの三浦タスクにやっぱり苦しめられて、相変わらずフラストレーションを溜めるゲームになると。もうお約束……。正直、これまでに比べて付けいる隙が沢山あったと思うし(三浦さんの薫陶を受ける時間が少なかった選手が3人もいたディフェンスラインは、まだまだ緩みがあった。連動した動きによるゾーンの維持とか、均等距離で動く感覚とか結構ズレがあったし、収縮やブレイクという部分でもそんなに見られなかったから)、選手のクオリティ的に大宮より低かったから、何とかなるかなーなんて思ってたわけですが、そうもいかないのね、やっぱり。

*とはいえ、こういうチームとやると明確に課題が洗い出される訳で。桑原体勢になって、繋ぐことにプライオリティを置いてやってきたから、チームとしてゾーンを前にどれだけ出来るかなーというのは結構楽しみにしてたけど、はっきりしてきたね。中盤から前に関しては前進は確認出来た。攻撃のキーとなったロペスと功治の関係性(ロペスが楔を受け、功治がサポートアクションを起こし、ダイレクトプレーで崩す。ロペスが下がって相手を引きつけ、功治が前に出る、などなど)が流動性を生み出してゾーンを揺さぶるプレー、オーシのポスト、坂田の裏を狙うアクションなど、前半は主体的なイメージでプレーすることが出来ていた。ただ、後ろからの攻撃構築、そして後半チームが全体的に閉塞感に苛まれた状態の時はいつものFマリノスの顔が出た。まずディフェンスラインからのビルドアップ。出せるときに出さない、足をべったり付けて自分でパスコースを作る工夫をしない、周囲に要求をしない、これでノッキングノッキング。もっと勇気を持って決断しないと、それが一つ。そして、3vs2なんだから、FWのラインでのボール回しであんなに苦労してちゃいけない。サイド下げさせて幅を作ったってイイし、ボランチにもっと要求してもイイ。裕介はましてやサイドバック、もっと自分でやってほしかった。とにもかくにもここでチームのリズムを崩したのは反省。で、もう一つが前が詰まった後の動き直し。終盤だね。みんな点が欲しいから前に出る。でも、動き直さないから、相手ディフェンスラインに全部捕まえられて、パスターゲットがなくなって出所が消える。これはうちの悪い癖。疲れもあると思うし、前への意欲が出たとも言えるけど、出なかったら動き直さないと、パスコースなんて出てこない。無駄走りが少ないチームではあるけど、必要最小限のことぐらいやれ、ということ。これはもう矯正するしかない。スペースメイク、ポジショニング、アングル、パスレシーブアクション、ポゼッションの創意工夫。これは時間掛かりそうだなー、恒常的問題。

*後はモダンフットボール的要素、組織としてのディフェンス面。アウトサイドが前に上がって、その裏をサイドハーフに使われてカウンターを受けると言うシーンが終盤頻発したのはある意味必然。ビハインドだったし仕方ないことだけど、前半もクライトンがキープして押し上げられてカウンターというところでうちの選手達は切り替えで後手を踏んで、後追いというのは何度か。これは隼磨、コミー、ジロー、ユッキだけのせいじゃない。同サイドで攻撃していた選手に関しては仕方ない、だったら周囲の選手はスライドするなり、カバーしてあげないと。てか、全般的に前掛かりになると切り替え遅い。失ったらフォアチェック掛けてカウンター防がないと。今のチーム、攻撃に意識を裂いてるにしてもリスクマネジメントの意識がもの凄い薄い。バイタルはスカスカだし。ディフェンスライン何とかしろじゃなくて、チームとしてのディフェンスをもう少し整備する必要あるかなーと。ナビ2節の大宮、3節の鹿島はもっとサイドを効果的に使ってくるし、切り替えも現状では意識高く速い。これだとサイドは食いものにされるかも……。ま、これも時間掛かりそうだけど、少しずつやっていって欲しいな。河合マダー?

*勝った試合なのに……選手評。まず悪い人、勇蔵!どうした!強いチームじゃないとやる気出ない?集中力足りず、くだらないミス頻発、その最たる例があのダヴィのPK献上。これじゃ困るよ!こういう波を出来るだけなくそう……。集中力に関しては、3番じゃなく、22番の人を見習って下さい。厳重注意

*裕介も終盤持ち直したけどちょっと不満。前に持ち味を出すタイプだからハイボールの処理とか、曖昧な状況に関してはまだまだ経験が浅いかな。もう少しカバーの意識があるといい。それと、コミーとの関係をもっと密に。これが良くなればもっと上がれる上がれる!

*坂田!決めないと!相手のディフェンスラインが連動してなくてちょくちょく穴を空けてるところを狙ってたのはいいんだけど、最後だよね。一本目で決めてれば波に乗れたんだろうけど、決めきれなくて迷いが出た。最後のは決めないと、ストライカーとしての信頼は得れない……。ロペスというパサーがいて、自分が活きる状況になってるんだから、後は坂田次第。大丈夫、獲れるって。自信持ってプレーして欲しいな。

*マツは自我が出始めて、バイタル埋める意識が減退、セカンドを拾うことも出来ず……。ふらっとしたポジショニングが多かった。功治とロペスという攻撃に長けた選手がいるわけだから、その選手を活かすことを念頭に置かないと、チームがおかしくなっちゃう。現状、功治にもの凄い負担掛かってるし。ポゼッションに置いても引き出しがもの凄い少ない。運動量的に多くは求められない、本職ではない、様々なエクスキューズはあるけど、アーリアや小椋を差し置いて使われてる意義を感じて欲しいな。正直影でいい、もうベテランなんだから。レッズとの試合とはちょっと違うゲームだから難しい部分ではあったと思うけど。

*功治はよく頑張ってくれてる、けど、もう少しバランス良く攻守をこなす必要有り。守備面においてはオリジナルポジションを埋める意識がないと厳しい、マツはふらふらしてるし、ロペは守備面では……だからね。攻撃面では絡みの部分は良いけれどフィニッシュに精度欠いた。ま、スーパーマンじゃないから全てを完璧にこなすことは無理で、はっきり言って無茶な注文なんだけど……。ま、それでもアシスト1つ、ゴールに繋がるフィニッシュ1つと仕事するわけだから、凄いわ。現状では頑張ってもらうしかない。てか、チームの構造上功治にもの凄い負担が掛かってしまっているから、チームでバックアップする必要がもの凄いあるんだけど……ねぇ。

*神様、仏様、オーシ様。頼りになるわぁ。愛してる。ゴールに繋がるCKを獲ったプレーは痺れた。ズラばりの相手を引きずってボックスに入り、相手のタックルを冷静に足技でいなしてフィニッシュ!決まってたら凄かった……。もう少し裏への意識があると良いんだけど、ポストワーカーだからねぇ。サポートをもっと求めるとイイかなー。ロペも自分で出した後にもらいに来る意識はあるから、その辺の関係性が出来ると、功治・ロペのような関係が出来てくるはず。坂田との絡みは相変わらず意思統一出来てる。とにかく神。

で、最後にテキヤ……じゃなくて桑原さん。交代策、嵌った……の?勝ったから当たった、と言えるのかも知れないけど、微妙じゃない?サイドの出来が良くないのは事実、彼らだけの責任じゃないにしても、蓋されて持ち味を消された状態で、ジロー・ユッキの投入は間違ってない。ただ、相手の攻撃圧力が弱いんだから、早めに後ろ削ってアーリアなり兵藤入れてボールを動かせる選手を入れるべきだったんじゃないかと。若手使うのそんなに嫌?てか、若い選手を育てることも今年のテーマの一つ、放棄されては困る。それと、ユッキを右で使うのヤメロ。プレービジョンの違いに戸惑いが出てるし、無理矢理左足使おうと非効率的なプレーしようとしてるし。勝った試合で文句を言うのはあれんなんですが……。とりあえずナビスコではアーリア使え!使わなきゃ育たない!

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なんだか、負け試合のような評価になっておりますが、とりあえず勝って嬉しくて、浮かれてたりします。やっぱり楽しいわ、勝つと。最高!ということでここまで!

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*次はナビスコ、試合が沢山あって嬉しいね。ナビスコでは若い選手の可能性が見たい!若い選手は使って伸ばさなければならない!(テキヤ風)

*てか、トリニータは金崎がトップ下で、森重がリベロ、だったらうちだって使ったってイイじゃん(無茶苦茶な論理)功治も佑二もいないし。マツを一列下げて、ボランチは兵藤とアーリア。それが怖いなら、バックラインに田代を入れて、マツとアーリアor兵藤、トップ下はロペちゃんに半分行ってもらって後半は宏太……とかさ。ま、あんまり練習試合出来良くなかったし、今はトップメンバーの連携を上げていくことが大事な気もするけど、見たいんだもん。

*で、北海道初めて行って参りました。昼間はそんなに寒くなくて、夜が凄い寒かった……けど、堪能出来ました。きっと勝ったから全て良い思い出になってるわけですが、実際楽しかったわけで。色々なモノ食べて、北海道らしいモノを見て(雪凄かった!初めて自分の背丈を大幅に超える大量の雪を見ました、びっくり)、違う文化に触れた感じ。又行きたいなー、今度はもっと季節の良いときに。って、そうなると遠征費……(´・ω・`)

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March 14, 2008

ジュニーニョの帰化に思うこと。

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僕は彼の選択を否定しない。

ブラジルは二重国籍を認めている国だから、国を捨てる訳ではないけれど、一つのアイデンティティを加えるというのは簡単なことじゃない。

それでも、様々な側面から日本にいるメリットを感じ、又これまで注がれた愛に報うために日本を選んでくれたのであれば、それはとても素晴らしいこと。

アットホームで、素晴らしいフットボール空間である等々力の愛の結実。

だとしたら、否定する要因はどこにも見あたらない。

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*と言うことで、寝耳に水過ぎて驚いたフロンターレのスーパーエース、ジュニーニョの帰化問題。フッキでこういう話があったような気がしたけど、それにしてもびっくり。

*個人的にはこれに関して凄い好意的に受け止めてたりする。もちろん、代表の強化、と言う側面もあるのだけど、彼が日本でプレーすることによって、日本という国、Jリーグ、そしてフロンターレに好意を抱いてくれていることは嘘じゃないと感じるから。特にフロンターレへの愛情というのは、もの凄く感じる。毎シーズンオフ、高額の引き抜きがあっただろうに、一番とは言えない条件であるフロンターレでプレーする選択を取り続けているわけだし。それだけジュニはふろん太を愛してるし、ここでプレーすることに充足感を得ているんだろうね。

*後は、インフラの面。なんだかんだ言って、給料もちゃんと支払われるし、練習場もちゃんとしてる。小さな事かも知れないけれど、プレーする環境がしっかり整備されているからこそ、こういう事が起こりえる訳で、Jリーグの成果の一つなのかなーと。もちろん、起用方法や監督・フロントとの信頼関係も、しっかりしてるというのもあるだろうし。

*ただ、この件でひとつだけ困ったこと。というのは、フロンターレはこれで外人枠が一つ空くわけで、目利きには実績があるスカウトがもう一人化け物を又連れて来ちゃって更に強くなっちゃうんじゃないかと言うこと。いいんだけど、戦う方としては困っちゃう……

*まー、彼を決断させるに至った一番の理由はやっぱり家族の安全、なんだろうね。ここ最近、ブラジルでは強盗やら誘拐事件が多発してるらしくて、成功者にとってはもう安全に住める場所じゃなくなってる。ここのところ覚えているだけでも、リカルド・オリベイラ、ルイス・ファビアーノ、ジョナタス、そしてロマーリオ。ジュニーニョは彼らと肩を並べる程大きな成功を収めた訳じゃないとはいえ、日本でビッグマネーを掴んだと言う意味で、強盗団にとっては標的とされやすい。家族の安全を考えたら、日本に住みたいと思うのも、わからないことじゃない。ポンテもそんなこと言ってたし……。切実なことだよね。

*代表のこと、というのはあくまでも彼が日本人になってから考えればいいと思うし、何より岡ちゃんが選ぶかどうかわからないから何とも言えないんだけど、少しだけ。日本人ではなかなか生まれにくい独力打開が期待出来て、尚かつ非常に得点へのエゴの強いプレーヤーの加入は、チームにとってもの凄い有益。なんだかんだ言ってスピードに乗って仕掛けられるプレーってディフェンスにとっては怖いと思うし、実際Jでは彼のドリブルに恐れおののく選手は少なくない。現代フットボールに置いて、アンチテーゼともいえるドリブルワーク。そのドリブルが生み出す効果ってもの凄く大きかったりする。クリロナしかり、メッシしかり。彼の加入でその武器が持てるとしたら、大きな事なんじゃないかなと。

*もちろん、彼の加入で割を食う選手も出てくる。特にポジションを争う選手達。みんな一つの目標としてナショナルチームのポジションを得るというのがあると思うから、割り切れない部分も出てくると思う。とはいえ、結果として競争意識が煽られることとなり、選手達はより頑張ってくれるかなーと。特に嘉人であったり、田代であったり、前田であったり、もちろん高原だって安泰じゃない。監督の作為的なマネジメントよりもよっぽど大きな刺激、なんじゃないかな?

*ま、これまでジュニーニョのプレーが個人的に好きなこともある。アグレッシブで、局面を過熱させてくれて、なおかつこちらが驚くようなプレーを見せてくれる。スタジアム全体がジュニに期待して、ジュニがそれに応えるという循環がある感じで、それは一つのエンターテイメントになってる。それが代表でも出来たらいいかな。一つの魅力になると思うので。アイデンティティ?ナンセンス。

*って、日本語しゃべってるのあんまり見たことないけど……でも、聞き取りはほぼパーフェクトとのこと。書く方は勉強必要だよね。テストあるのかしらん。後は名前かー。ラモス瑠偉、呂比須ワグナー、三都主アレサンドロ、田中マルクス闘莉王……仰々しい名前だなぁ(苦笑)寿仁如……なんか戒名みたい。川崎ジュニーニョ(地名から)とか、関塚ジュニーニョ(宇津木方式)とかの方が良いかも知れん。

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こんな好意的な事を書いたら又ふろん太疑惑が持ち上がってしまう。近いだけだから!あとまーくんがいるだけなんだから!ま、いっか。ということでここまで。

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*ちなみに、このエントリ書いてるときに、画像は絶対これにしようと思ってた。この段幕、凄い好き。ジュニのゴールの時の天を指さすシルエット、格好いいんだなぁ。

*明日は第2節、サッカーのある生活、楽しいなぁ。札幌、行ってきます。

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March 09, 2008

Pride of Tricolore@J1 開幕節 Fマリノス vs レッズ

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抜群のスタート、だよね。61000人の前でアジアチャンピオンを叩いて、Fマリノスのプライドを見せられた。これから始まるシーズンに向けて、最高の弾み。

2008 J.League Division1 第1節

Fマリノス 1-0 レッズ @ 日産スタジアム「Pride of Tricolore」
F.Marinos:60'小宮山尊信

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、中澤佑二"アジアの壁は伊達じゃない"、田中裕介"成長の証明"、MF松田直樹"For The Teamのカバーワーク"、山瀬功治"活かされ活きる"、田中隼磨"見せた「質」"、小宮山尊信"コミーキター!"、ロペス"規格外のテクニック&フィジカル"(→74'坂田大輔"こういう状況でこそ燃える男、だよな?")、FWロニー"意味のある退場"(69'黄×2=赤)、大島秀夫"どこのズラですか?な鬼ポスト"

レッズスタメン:GK都築龍太、DF坪井慶介、田中マルクス闘莉王、堀之内聖(→75'田中達也)、MF鈴木啓太、阿部勇樹、平川忠亮、相馬崇人、山田暢久(→69'永井雄一郎)、FWエジミウソン"間に合わないコンディション"、高原直泰"寿司"

2008年シーズン、Jリーグ開幕!そして、対戦相手はレッズ!スタジアムには人・人・人!日産スタジアムにも関わらず、ホーム自由席にはスタンド上部、通路にまで立ち見が出る程の大盛況!Jリーグ史上第3位となる61246人がスタジアムに集った。

そんな大注目の一戦のスタメン、Fマリノスの方は3-4-1-2、注目はカピタン河合が謎の左ひざ痛でまだ戦線に復帰出来ていないこともありプリメイロボランチが不在となった中で、昨年既にボランチコンバート失敗の烙印を押されていた松田直樹。彼の働きぶりがチームの鍵を握る。功治を一列下げたこと、ロニー・ロペスの公式戦デビューも気になるところか。対するレッズは負傷者もあってベストとは行かず。昨シーズン最終節で負傷したポンテはもちろんのこと、直前になって復帰のアレックスも負傷で長期離脱、攻撃に変化を付けられるタレントが見あたらない。しかし、タレント豊富で、格落ち感は全く感じず。

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試合展開

大観衆の衆目が集まる中の開幕戦、先に自分たちのプレーを表現したのはFマリノス。ストッパーに入った裕介、勇蔵がボランチ松田直樹の気の利いたカバーという後ろ盾を得て、良さである前への強さ、積極性を発揮。相手の看板であるエジミウソン・高原にほとんど仕事をさせない積