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January 20, 2008

07-08 Jリーグ市場動向(1)

どのクラブも新体制発表が続々と行われる時期となって、そろそろ終焉を迎えようとしている「ら」の季節。笑うクラブあり、泣くクラブあり、と悲喜こもごもですが、これも又醍醐味ですかね。気になったところをかいつまむ感じで。

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・一時代の終焉

佐藤勇人選手の移籍について←1/20 2.8億(?) サンガへ

水本裕貴選手の移籍について←1/18 3.0億 ガンバへ

山岸智選手の移籍について←1/18 2.8億 フロンターレへ

羽生直剛選手の移籍について←1/15 0.75億 FC東京へ

アマル・オシム監督の契約解除について←12/4

2008シーズン新体制について←1/11
全てジェフオフィシャル

水野、セルティック移籍へ 中村に次ぐ日本選手二人目(スポーツナビ)

水野 推定年俸6000万で今月中にも複数年契約…セルティックレギュラー級(報知)

イビチャ・オシムの監督就任、前衛的なムービングフットボールの構築、万年降格候補からの脱出、代表への引き抜き、歓喜の初タイトル……

しかし、その変革の旗手となった彼が倒れ、その志を継いだ息子アマル・オシムがチームを離れたことで、きっとこれまでは歯止めとなっていた部分が外れてしまったのかな。それまでは他チームからのオファーにも踏みとどまることが多かった選手達が次々とチームを離れる決断を行う。リーグに様々なインパクトを与えたライジングチームの一時代の終焉は余りに唐突に訪れた。

って、書いてたら泣けてくるわ……。

チームとしての魅力ではなく、人と人の信頼関係によって繋ぎ止められていたことが如実に出た形。元々、これまでも移籍の引き合いは来てたと思うのだけど(うちも勇人に一昨シーズンオファー出してたしね)、ほぼ全員(巻が大宮からのオファーを受けず残留したぐらいかな?)がそのオファーを受けてしまうという部分に儚さを感じちゃう……。

直接的な原因としてはクラブへの不信感、ということになっているんだろうねの。見えないビジョン(次期監督のリストアップが遅れていたこともそうかな?アマルや唐井GMの解任にしても)。契約更改に置ける渋すぎる選手評価。内部の混乱(スカウトに監督人事やら契約更改、補強まで丸投げ?社長の越権行為など……)。選手を繋ぎ止める要素が余りにもなさ過ぎる。

まー、ジェフサポにとっては余りに酷な状況だけど、選手の選択としてはわからなくない。でも、ジェフにとってはこれだけ豪快にぶち抜かれたことは、中途半端に引き抜かれるよりイイかも知れない。実際もうオシムはいない。そして、その薫陶を受けてきた選手も少なくなった。これまでの基盤を継続することは難しいけれど、新しいチームを作る上では好都合。面白い選手は獲ってきたと思うし(FC東京・馬場憂太、レイソル・谷澤達也、セレッソ・苔口卓也、UAE世代ですなー)、新しい概念の元で新しい選手を育てていくには、古い概念というのは結構邪魔になったりするし。もちろん文化や伝統としてオシムの残したモノは引き継いでいって欲しいけれど、戦い抜くためには改革するしかないんだから。こういうシーズンも悪くないよ?辛いけどな。
去年はこんな気持ちになったなー、こんなに選手は抜けてないけど。なー、はやや。

各々の選手で感じることはさらっと。

勇人は、キャプテンとして様々な事でチームに貢献していたのに1000万ダウンの提示じゃ新婚だしやってられないかな。サンガはJ1に残るために非常に積極的な補強を行って意欲も示しているし、色んな意味でコントラストがついちゃった気がしてならない。彼のようにチームに躍動感を与えられるプレーヤーは貴重だけど、一人で活きるプレーヤーじゃないだけに組織として活きる土台があるかどうかが今後の鍵になってくるかなー。
あぁ、うちが欲しかった……。ま、若手育成が至上命題で、尚かつ資金面での問題があるから仕方ないけど……。彼みたいな選手がいるとチームはがらっと変わるかなーと。

水本は遅かれ早かれ持っていかれる運命だったかなー。かなり揺れてたみたいだけど、まー抜けて正解な気が……。で、移籍先は結構色々なチームが手を挙げていたけどガンバが持っていったかー。シジクレイが抜けたとはいえ、ミネイロ獲って、福元もレンタルしてきたから、諦めたのかと思ってた。オリンピックで抜けられるのは痛いかも知れないけど、彼がこれで更に成長してくれたら、安定傾向となってきた守備が更に強くなる。今後考えると3億は安いかも知れない。

山岸はイイチーム選んだかも。使ってくれる選手がいて、警戒を引き寄せてくれる選手がいて、と彼の良さを引き出せる環境がフロンターレにはあると思うんだよね。フッキ・ジュニ・テセから相手ディフェンスは目を離せない、その隙を突いて走れば憲剛やまーくんからボールは出てくる、気にしていたらしい数字的な要素ももの凄い伸びるのでは?逆にフロンターレとしても懸念ポイントであった左サイドがこれで埋まる。森と山岸のアウトサイドは憲剛が顕在であれば、相当やるんじゃないかなー。ふろん太史上最高額の移籍金とのことでそのプレッシャーもあるけど。

羽生に関しては、不透明とはいえ城福さんがかなりムービングフットボール志向というのが効いたかな?オシムのフットボールを最も体現する一人と言われる選手なだけに、他のチームでプレーしてどれくらい結果が残せるのか、単純に興味はある。ま、選手としてずば抜けてはいないけれど技術とアイデアとスピードをバランス良く持ってる選手だから、アンチが期待する程無惨な結果にはならないとは思うけどね。

水野に関しては別項。

とにもかくにも、ジェフの今シーズンは野次馬的には楽しみ。降格候補?うーん、リーグは蓋を開けてみないとわからないよ。あ、忘れてた、坂本は罪な男。何で戻ったかなー、むー。

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・帰ってくる人、挑戦する人。

高原、浦和決定!…3年契約!総額5.5億移籍(報知)

昨シーズン、フランクフルトで結果を残しながら、アジアカップでの疲労や怪我が祟ってか今シーズンは振るわず。又、システム変更の煽りを受け不慣れなポジションでの起用が確執となったことに端を発したこの移籍。正直、ニュースが出たときは「そうはいっても、他からもオファーがあるっぽいし、まだ若いからー」なんて思ってたんだけど、そこはレッズ。巨額の投資で「日本のエース」を一気に引っこ抜いた。

いつぞやの代表戦でも感じたけど、前への推進力、激しい競り合いにも対抗出来るフィジカル、鋭い得点感覚、スキルも高く、戦術理解度も高い……現状の日本人FWの中では頭二つぐらい抜けているのは間違いない。外国籍選手のようにJへの順応という面でも心配はいらないだろうし、ワシントンという軸が抜け、ポンテも夏前までは戻れない事を考えれば、レッズにとっては彼のような選手は喉から手が出るほど欲しかった選手かも。

代表に関してもかなりの朗報。彼は岡ちゃん体制でも間違いなく前線の軸、でも移動に対してかなりナイーブな面を抱えているから、そう簡単にひょいひょい呼ぶのはリスクがあった。そんな彼が日本に戻って常に招集出来る状況が整ったのは大きい。時間がない状況に置いては追い風だねー。

怖い選手で対戦したくないんだけど、彼の活躍がまたJに大きな衝撃を与えてくれることを個人的には期待。内向きになりつつある現状だからこそ、ね。

レッズのサッカーにおいて、攻撃面では特に個人の特徴が強く出るチーム。その面でオールマイティな高原が入ることでの変化というのはどのように出るのかというのはサブテーマとして気になるところ。エジミウソン・達也・永井と言ったプレーヤーの組み合わせであれば、手数を掛けて崩すと言うよりショートカウンターに寄りがちになると思っていたのだけど(梅崎に関してもそういう傾向の選手だし)、高原は必ずしもそういうタイプではない。合わせることは可能だと思うけど、チームとして彼をどう考えるのかが気になる。

千葉MF水野がセルティック移籍決定的に(ニッカン)

周囲が賑わしい中でどうもあんまり話が出てこなかったからおかしいなーと思っていたら、急転直下でセルティック入り。ワークパーミットの問題もほぼ解決され、クラブ間交渉も順調に進んでおり、後は細部を詰めて正式リリースを待つばかりの状況。既にスコットランドに入って、施設を見学したり、俊輔にあったり、メディカルチェックも済ませている様子。

まー、これは驚いた。レッズのオファーも立ち消えになってたっぽいからおかしいなー、他のクラブは声掛けてないのかなーなんて思ってたら、これだもんね。でも、セルティックは本当に歴史的にも設備的にも素晴らしいクラブだし、アタッカーにとっては活躍しやすい環境が整ってる。彼の能力ぐらい出来れば充分やれると思うので期待出来るかも。直接的なライバルは俊輔になるんだけど、プレースタイルも違うし、チャンスはあるはず(俊輔は代表招集とかもあるし、怪我もここの所多いからね)水野には多分時間が与えられるはずなので、そういう意味ではゆっくりとでも順応して活躍出来る素地を整えることが先決かな。新婚だし。UCL、見てみたいなー、登録されるのかどうか知らないけど……(時間的に早く契約しないと厳しいかも)

ま、彼がセルティック・パークでどのようなプレーするのかも気になるんだけど、僕が気になるのはこれで俊輔の周辺がどうなるのかという部分。多分争っても俊輔のポジションはそう簡単には揺るがない(だって、セルティックのポゼッションの核だもの、ストラカン溺愛だし)、そういうことを心配してるのではなく、いよいよマリノス復帰への道が整えられてるのかなーと。前回マリノスのオフシーズンニュースでちょろっと書いたけど、セルティックも俊輔自身の意思はある程度感じ取っているはず。だからこそ、彼が抜けた後の事は考えていて、この動きになったような気がする。夏に帰ってくるのか?

ま、個人的に水野のプレースタイルは好きなので、セルティック観戦がもっと楽しくなりそう。頑張れ、超頑張れ。

本田圭佑選手、VVVフェンロ(オランダ)に移籍のお知らせ(グランパスオフィシャル)

本田がフェンロと正式契約 契約期間は2年半(スポーツナビ)

グランパスの本田圭佑がVVVフェンロへと移籍することに決まった。1/3に日本を出発し、1/5から練習に参加、契約問題で資金的な問題が噴出したモノの、親善試合でPSV相手に得意のFKを叩き込むなどアピール自体は順調、1/15に内定、1/20に正式契約と、一気に行って、一気に決めてきたところに彼の豪快さが表れてるかな?まー、その意志の強さ、パーソナリティの強さが本田の良いところだと思うし、らしい感じです。

つか、もう20日のPSV戦でベンチ入りを果たし、ついさっき、デビューしちゃってる!これまた一気って感じ。本田すげーな。ま、個人的に思うのは、エールディビジの中位・下位は欧州初挑戦の場としてはとても良い場所だと個人的に思うので(戦力的に非常に流動的なので、ポジションが空きやすく、レベルとしてもそんなに高くない。いきなりデビュー出来ちゃうというのもチーム内でのプライオリティがいきなり行っても高いところに行けちゃうようなレベル。フィジカルの差、文化の差はあるからもちろん簡単ではないけれど、馴染むことが出来れば充分に活躍は出来る)、彼にとっては大きなチャンス何じゃないかなーと。

ただ、フットボール文化としてオランダのアウトサイドプレーヤーとして彼のようなタイプって理解されるのかな?それが心配。画一的な答えがあるわけではないけれど、あれだけしっかりとしたサッカースタイルが確立されている国だからこそ、プレースタイルとの差異というのが、悪い方向にでないと良いなーと。てか、僕は彼はセントラルの方にも挑戦して欲しいけどね。元々はセンタープレーヤーだし。

オリンピック代表にとっても刺激となるニュース。どんどん競争して欲しいな、ね、家長くん。

浦和・長谷部が独ヴォルフスブルクへ移籍(報知)

長谷部誠「レベルは高いが出来る」ヴォルフスブルク入団会見」(サンスポ)

既定路線のように語られていたレッズ不動のセグンドボランチの海外移籍だったが、決して順調とは言えなかった。濃厚と言われていたセリエAのシエナは当初EU外枠を空けて長谷部の受け入れ態勢を整えていたが、冬のメルカートでCSKAモスクワのエースMFダニエウ・カルバーリョを獲得したことで、この枠がなくなり、彼を受け入れることが困難に。その中で浮上してきたのが日本人選手の獲得に執念を見せていたヴォルフスブルク。その姿勢には疑問のまなざしも向けられていたが、トントン拍子のまま正式契約、名将フェリックス・マガト率いるチームの一員となった。

まー、彼自身の望みが叶って良かったのかなと。実際、セリエよりブンデスの方が彼のプレースタイルには合ってると思う(前への推進力というのはブンデスの中盤の選手に必要な要素だと思うんだよねー、技術的な部分はもちろんだけど。)、というか攻撃的なプレーヤーがセリエの下位に行っても特徴を発揮するのは本当に難しい。ヒデは個人で何とか出来る特徴と強さを持っていたから出来たけど、名波も、俊輔も、小笠原も、その壁をぶち破る事は出来なかった。どちらかと言えば長谷部はヒデよりのプレーヤーだけど……うまく行くかと言われたら???だったからね。

ここ数年、少々燻っていた感はあるけど、バランスを考えながらチームのためにプレーする姿勢があったからだと思う。ブンデスではそんな姿勢は捨て去って、自分を出して欲しいな。それの方が馴染めるはず。メンバー的にはあんまり知らないけど、資金力はあるチームだから競争は激しいっぽいね(見れないし、あんまり見る意思も持ってないからなー、ブンデス。ブラジル代表のジョズエとか、ポーランド代表のクジノベクとかとポジションを争うのかな?)てか、レッズは彼が抜けた後どうするんだろう?妥当に阿部っち?それとも萌?オフェンシブならシンジ?レッズにとってはここ結構生命線だから新たなバランスを見つけるのには結構苦労するかな?

ま、朋子がドイツに連れて行かれなければどうでも……(おい)

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と言うことで、第1部はこれでおしまーい。残りはその次、もう一回まとめる。ACLに出る3チームの動向、そして昇格チームの動きとかね。うちは結構静かなんだなー。それもまた一興。

ということでここまで。

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*私信であり、お知らせ。昨年も、一昨年も途中で断念してるけど、多分やります。傾向と対策みたいに深くやるんじゃなくて、さらっと触れる程度でやろうかなーと。じゃないと終わらないし(苦笑)ま、とりあえず予定として……。

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