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December 26, 2007

岡ちゃんの周辺。

「限られた時間の中で何が出来るか」

難しいタスクを問われた宿命を背負い、岡ちゃんが精力的に動き出した。代表選出、右腕招聘、視察に偵察……。

そんな岡ちゃんの周辺をさらっと。

・第一歩となり、核となる32(+1)名

2008/1/15~23 トレーニングキャンプ 日本代表メンバー

監督:岡田武史

コーチ:大熊清
コーチ:小倉勉
コーチ:(大木武)
GKコーチ:加藤好男

GK:
川口能活(ジュビロ)
楢崎正剛(グランパス)
川島永嗣(フロンターレ)
西川周作(トリニータ)

DF:
中澤佑二(Fマリノス)
坪井慶介(レッズ)
岩政大樹(アントラーズ)new!
水本裕貴(ジェフ)
青山直晃(エスパルス)
加地亮(ガンバ)
駒野友一(サンフレッチェ)
内田篤人(アントラーズ)
徳永悠平(FC東京)new!
安田理大(ガンバ)new!

MF:
鈴木啓太(レッズ)
阿部勇樹(レッズ)
今野泰幸(FC東京)
橋本英郎(ガンバ)
中村憲剛(フロンターレ)
長谷部誠(レッズ)
水野晃樹(ジェフ)
羽生直剛(ジェフ)
山岸智(ジェフ)
山瀬功治(Fマリノス)
遠藤保仁(ガンバ)
本田圭佑(グランパス)

FW:
播戸竜二(ガンバ)
巻誠一郎(ジェフ)
前田遼一(ジュビロ)
大久保嘉人(ヴィッセル)
矢野貴章(アルビレックス)
田代有三(アントラーズ)new!

JFA

既に終了した初招集のメンバーを全く弄らなかった3次予選に向けたトレーニングキャンプのメンバー。残念ながら核となりえる闘莉王が負傷のためにメンバーから外れた形となったが、岡ちゃんが自ら認めた通り、このメンバーが今後活動していく上での核となっていくと見られる。

このメンバーを見たときの感想としては、

「無難」

この一言に尽きる。

ま、わからなくはない。レギュレーション的にはある程度余裕があるとはいえ、真剣勝負となる本番までの時間が少ないこと、就任会見で語った通りオシムが作った土台を踏襲すること、これらを考えれば、いきなりドラスティックに入れ替えていくことは考えにくかったし、元々きっちりとリーグで結果なり印象を残しているプレーヤー達だったからね。

ただ、岡ちゃんの色がちょっと出たのが初招集組。

まずは岩政。数年前から鹿島の押しも押されぬ守備の核として高く安定したパフォーマンスをしていただけに、招集自体は全く違和感なし。国際経験こそ乏しいモノの、闘争心に溢れ、強さと高さを併せ持つセンターバックは、岡ちゃん好み。鹿島の象徴的な存在でもあった秋田を彷彿とさせる存在と言うことを考えれば、岡ちゃんが呼ぶというのは運命的なモノも感じる。まずは青山・水本と言った北京五輪組との競争が第一関門かな。

次に田代。今シーズン中盤からスタメンの座を射止めて、リーグ戦でも連続ゴールを挙げてチームを上昇気流に乗せるなど、自信を深めて来たストライカー。この選手も岡ちゃん好みのような気がする。サイズも推進力も兼ね備えている万能型、身体能力が高いし、言うなれば久保のような存在として期待しているのかも。あくまで憶測でしかないけど。彼のボックス内での得点感覚と迫力は個人的に期待出来ると思ったり(継続する必要はあるけど、これを維持出来ないばかりに牙が抜けちゃった選手もいるしね、誰とは言わないが)

この二人までは、岡ちゃん好みだと思ったわけだけど、後の二人がちょっと驚いた。

安田は今ノリにノッている、成長著しい左サイドラテラル。リーグ戦でもシーズン中盤までのパフォーマンスと終盤からのパフォーマンスは段違いで、無謀な突破による危険なロストが減り、プレーセレクトに置ける判断や全般的な守備に関しても進歩の跡が伺える。そういう意味を考えれば、彼の招集は先々のことを考えれば有益とは思う。ただ、岡ちゃんの好みから考えれば疑問符はつくし、少々時期尚早な感は否めない。

そして徳永。ワールドユース、オリンピックと国際経験を積んだスケールのでかい右サイドバックも今や昔、ポジショニングの質や攻撃に置ける実効力の部分では物足りない部分が多く、結果としてクラブシーンでは埋没している感が強い。現状では、加地さんや駒野はもちろん、内田や市川、うちの隼磨よりも優先順位は下かなーと思ってたからちょっとびっくり。持っているポテンシャルを期待しての招集なのか、スライドして中の対応も問われると言う意味でセンターバックもこなせるということが意味を持ったのか、何かしらあると思うのだけど、現状の徳永には期待出来る部分は正直言って少ない。

スナオナキモチとしては、徳永呼ぶならハユm)ryとか、どれくらい獲ればオーシを呼んでくれますか?とか、イタリアでの経験で大きく変貌を遂げている彼を競争原理の中に入れないの?とか……

と、色々思うところがないわけではないけど、どちらにしても試合を見てみないと何とも言えないかな。ま、今はまだぼやけて色が見えない、これからだね。

じゃ、次。

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・補完するもうひとりの「たけし」

岡田ジャパン参謀に前甲府の大木氏浮上(ニッカン)

日本代表コーチに大木武氏が就任したことの意味(Soccer@Express/日本サッカー世界への挑戦)

理想を掲げると頓挫し、現実に目を向けると滅法強い。そんな指揮官を補完するに、大木さんは最も適した人材かも知れない。それがこの人事の感想。非常にポジティブです。

僕が最も岡ちゃん就任で危惧していたのは、「良い」フットボールを構築する上での土台となる部分の指導力。それは2006年夏頃のFマリノスを思い出してもらうのが一番早い。選手達のプレーへの関与意識が低く、主体的な判断力が乏しいため、ボールの流れは淀み、閉塞し、何も生み出せないまま可能性の低いプレーに終始してしまい、チームは沈んでいった。4年間の過程を経ながら、こういった観客に絶望的な感覚を与えてしまうようなフットボールとなってしまっていたのは、ひとえに監督として4年近く指導してきた岡ちゃんの責任であることは否めない(もちろんフットボールインテリジェンスに欠け、意識も低かった選手達にも責任はある)

でも、大木さんが岡ちゃんの右腕となってくれるとなれば話は別。彼は昨年今年、大きなインパクトを与えた甲府のパスサッカーを構築した人物。細かいタッチでのパスを繋ぐために選手達は常にプレーに関与する意識を持ち、頭を動かし、足を動かすことを浸透させ、その結晶としてピッチで表現されたプレーは非常に美しく、強い印象を残すモノだった。様々な側面もあって、理想に殉ずるような形でJ2への降格となってしまったけれど、彼の指導力に疑いの余地はない。

勝つためのフットボールを構築出来る岡ちゃんと理想を具現化する事が出来る大木さん、この二人が絡むことで生まれる化学変化は期待を抱かせるに充分な組み合わせだと思う。もちろん、心に抱く概念的な要素には大きな隔たりがあるから、うまくいくとは限らないけれど、ね。

3人寄れば文殊の知恵、じゃないけど、足りなければ補完する。賢者なき今、最もすべき事なのかも知れない。

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何となく今の岡ちゃんを見ると、充電したエネルギーを放電するような動きだなーと思ったり。なんだかんだ言って現場に来れば岡ちゃんのサッカー熱が盛り上がってきてるんだよね。後は、ピッチで表すモノ、結果で証明するモノを示すだけ。それが一番大事なのは言わずもがな。

あ、最後になりましたが、大変ご無沙汰です。色々あって、更新停止しちゃってましたが、これから年末に向けて又頑張ります。今後ともよろしく。ということで、ここまで。

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