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November 28, 2007

石原卓 -past/present/future-

No.34 石原卓
position:MF/DF
Birth:1988.10.3
Size:177cm/70kg
Blood:B
ComeFrom:中京大中京高

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[これまで]

現在グルノーブルでプレーする伊藤翔が大きな注目を集める中、中京大中京から彼の加入が決まった時、浅ましくも愚かな想像をしてしまった。それだけ僕は彼の事を全くと言っていい程知らなかった。

そんな初めて彼を見た時、印象は変わった。競り合いに強く、ビルドアップセンスを備え、美しいフォームから繰り出される左足のキックは想像以上に質が高い。余り感情を表に出すようなタイプではなく、淡々とプレーしている感じではあるが、その分冷静にゲームを見ており、総じてそのプレーぶりはポジティブに映った。この時、入団時に浅ましくも愚かな想像をしたことを酷く恥じた。

ただ、彼の置かれた立場は非常に厳しいモノだった。世代交代の重点ポイントに置かれていたポジションには彼の他にも少なからず加入し、競争は一気に激化した。すでに実力は強化指定で証明済の完成度の高い即戦力大卒ルーキー小宮山尊信、彗星のごとく表れたらしいアグレッシブな若きブラジリアンラテラル・エウチーニョ、そこに昨シーズン終盤にポジションを禅譲されて経験を積んだ田中裕介。キャリアをスタートしたばかりの経験の浅い高卒ルーキーには彼らと対等に競争する力はなく、後手を踏まざるを得ない。その結果、彼はサテでさえもプレータイムが限られ、貴重な経験の場が奪われてしまった。

素材の良さこそ証明したが、プロの世界での競争の厳しさを感じた[これまで]だったのかも知れない。

[いま][これから]

本来、彼のような選手こそ、多くの試合経験を積んで研鑽されていくべきなのだろうが、キャリアの差はあれど同年代の選手との競争の結果でもあり、致し方ない部分でもあると思う。実際、試合感や周囲との関係などの問題があったとはいえ、スタメンでフル出場のチャンスを与えられたサテ最終戦のパフォーマンスを見ても、彼らと対等に肩を並べるレベルにはない事は露見してしまった。技術的に武器は持っているけれど、それを発揮する術を知らず、それ以前に判断もプレー速度も遅い。相手のアプローチにドタバタするシーンも多い。まだまだ、たっくんは素材段階から抜け出せていないのかも知れない。

今後、コミーや裕介と競争していくためには、今たっくんに必要なのはプロとしての最低限の素地を整え、素材段階からプロで戦えるプレーヤーへと孵化していくことが絶対条件になるだろう。特に必要なのは、プロレベルのスピード。走る速さではなく、判断や決断のスピード、技術のスピード(トラップからキックへの移行スピードなど、次のプレーに移る時のスピード)。順応しなければ、彼らには追いつけない。そういうことを意識して今後は練習していって欲しいな。

素材としては非常に魅力的なモノを持っているのは疑いない。競り合いの強さやキックの精度、広いプレービジョンを考えると、彼らとは違うプレースタイルを模索していくことで道が開けていく可能性は充分にある。具体的には、積極的なオーバーラップで直接的な脅威を与えるだけではなく、リスクマネジメントしながら攻撃構築段階で質を付随して後方支援していくようなプレースタイル。アウトサイドからのゲームメイク、とでも言えるかな。こういう選手は案外今のFマリノスには必要な部分のような気がしなくもない。

アグレッシブかつ躍動的な要素が賛美される時代に置いて、余り重要な要素ではないかもしれない。しかし、綺麗なキックフォームから繰り出される左足、背筋のピンと伸びた美しい立ち姿など、ノスタルジックな雰囲気を漂わせるプレーヤーというのは決して多くない。ゆっくりとでもいい、しっかりと力を備えて、上に上がってきて欲しい。

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ということで、久々になってしまいましたがたっくんです。たっくんは本当にユキヒコに似てるんだよね、雰囲気が。ポジションも利き足も背格好も違うのだけど、綺麗なキックフォームと悠然とした立ち姿はいつ見てもユキヒコに見えちゃう。ユキヒコの魔法の右足がチームを救ってくれていたことを考えれば、たっくんの左足も救世主としてマリノスを救ってくれる武器になってくれればなーと。

ただ、焦るなと書いておきながらも、彼には余り時間は残されていないかも知れない。コミーや裕介は試合経験を積むことで成長し、壁にぶつかり、苦悩し、とかなり抑揚のある時期を過ごしているけど、たっくんの場合はその機会自体が少ないからね。そして、下からは間違いなく(といっても良いかな、現時点は)岡くんが上に上がってくる。彼は現時点でも最も完成度の高い選手かも知れない。組み立てに対しての高い意識が当て、技術的にも高く、ダイナミックなランも出来る。そんなライバルが来ることを考えれば、彼に猶予はない。毎日の練習を頑張って、どんどんレベルアップして欲しいなと。まだまだこれから。

と言うことで、ここまで。次は誰だ?まだ決めてなかったりする。岡ちゃんのこと、孝行(隆行)のことなどのニュースにするかも知れませんが。

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