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September 16, 2007

Speed Star!Field Star!@J1 第25節 ガンバ vs Fマリノス

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長い髪をなびかせてスペースへ疾走するトリコロールの11番。

相手を置き去りにし、颯爽とゴールを奪い去る。

献身的な守備だけじゃない、スピードスターである彼のスペシャルアビリティが爆発した瞬間だった。

さあ、ガンバ撃破で再点火!

2007 J.League Division1 第25節

ガンバ 0-2 Fマリノス @ 万博記念競技場「Speed Star!Field Star!」
F.Marinos:61'&63'坂田大輔

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也"守護神の名の如く"、DF田中隼磨、栗原勇蔵"僕らでも→"、那須大亮"やれる"、小宮山尊信、MF河合竜二"粘りバリバリ"、山瀬幸宏(→46'マルケス)、清水範久"スタメンでも最後まで献身的に"、山瀬功治"疲れててもエースのお仕事"、FW坂田大輔"スピードスターはピッチのスター"(→88'乾貴士"久々のトップ")、大島秀夫"深すぎる懐"

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DF加地亮、シジクレイ、山口智、安田理大(→82'寺田紳一)、MF橋本英郎"強行も重く"(→67'家長昭博)、明神智和、遠藤保仁、二川孝広、FW播戸竜二、バレー

湿気、気温とまだ夏が残っているらしい万博は、久々のホームゲームということもあってか当日券なしの大入り満員の様子と多くの人が詰めかけている様子。ガンバにとっては前日にレッズが勝っていることもあって負けられないゲーム。Fマリノスは培ってきた力を計るには格好のゲーム。

そんなゲームのスタメン、代表絡みのメンバーのコンディションが気に掛かる所だが、影響を受けたのはFマリノスの方か。疲労の貯まっていた佑二がついに怪我、この試合は大事を取って遠征には帯同せず。マツ負傷離脱中にこの怪我は痛いが、佑二の疲労回復含めてここは那須・勇蔵のセンターバックコンビに期待。又、中盤のメンバーを多少入れ替え、ここまでカンフル剤となってきたジローをスタメン、又幸宏も先発に復帰。マルケスと吉田がベンチに控える形に。対するガンバは、再負傷で離脱したマグノ・アウベスを除けばフルメンバー、ベンチにも家長を始めとして力のある、又活きの良い若駒が揃う。

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試合展開

互いにプレッシングを警戒してか前線にボールを飛ばす落ち着かない立ち上がり。その中で先に繋ぎ始めたFマリノスにファーストチャンス、ボックス近くでボールを収めたオーシの落としにジローが思い切ってボックス外から狙った強烈なシュート(藤ヶ谷フィスティング)良い形で攻撃を作ったFマリノスがまずリズムを引き寄せる。

アウトサイドを起点に細かい繋ぎで崩していくことを狙うFマリノス、スペースがあれば播戸やバレーの早い動き出しからのダイナミックな動きをシンプルにスペースに出すことで狙うガンバという流れの中でFマリノスがリズムを握っていたが、一つのミスから徐々にガンバがその持ち得る力を発揮し始める。スローインからバックヘッドで流されたボールを勇蔵が処理ミス、これが播戸が拾うと、慌てて前を塞ぎに行った勇蔵を深い切り返しをかわしてシュート!これは哲也がジャンプ一番ではじき出す。しかしこれでやり方を思い出したかのように人の動きとボールの動きが活性化し始めるガンバが危険なシーンを次々と作り出す。カウンターから良いテンポで左サイドを突破する形を作って二川が抜け出すと、一つ目の波をデコイに第二波で入ってきたバレーへ正確なパスを通し、バレーはコントロールからターンしてシュート!(これは力無く哲也の胸に)Fマリノスの切り替えよりも早い繋ぎでバイタルフリーとなっていたヤットへ繋がると、良い形のカウンターへ発展。仕上げはうまく引きつけての播戸へのグラウンダーのパス、播戸はボックス内でシュート!(勇蔵が水際でスライディングブロック)リズムを引き寄せるには至らないモノの、ガンバのクオリティの恐怖感を味合わされた瞬間だった。

ただ、そんな武器をちらつかされてもFマリノスもアグレッシブな姿勢は失っておらず、サイドを使ってクロスからという形でゴールを狙い、ガンバもバレー・播戸の2トップが存在感が強め始めフィニッシュに絡むなど、攻め合いの様相を呈す。ただ、ガンバはかなりFマリノスのハイテンションハイポジションのプレスを苦しんでらしい攻撃の頻度は少なく(気候を考えるとどこまで保てるかは少々不安になる。そんなこといいながらも毎試合持ってるけど)、Fマリノスは良い攻撃構築こそ出来るモノのアタッキング・サードでのアイデアと精度を欠くことでなかなかフィニッシュに繋げられず、と互いに問題を抱えている印象。結局前半は0-0で折り返す。

後半、ここの所お決まりとなっているハーフタイムのタイミングでの交代は幸宏に代わってマルケス、よりアグレッシブに、より破壊力を求めた結果か。しかし、後半主導権を握ったのは動かなかったガンバの方。苦しめられたプレスの実効力が弱まったことでポゼッションが高まり、ガンバの攻撃にテンポと変化が出てくる。すると、Fマリノスは必然的に下がって守る形が多くなり、ボックス付近に張り付けられることが多くなり、チャンスも生まれにくくなってしまう。

しかし、踏ん張って守っているとチャンスも出てくる。マルケスが左サイド深い位置まで持ち込んでクロス、ニアに飛び込んだ坂田が擦らすようにヘッドでファーを狙う!これは藤ヶ谷に防がれたが、久々に綺麗な攻撃でフィニッシュまで繋がった。そして、これを足がかりにしてか一発のカウンターが冴えた!隼磨が繋いで功治に渡ると、素早くターンして大きく空いたスペースへの浮き球パス!そして坂田がスピードを活かして浅いガンバのディフェンスラインを突破!藤ヶ谷の飛び出しを坂田はボールを浮かしてかわし最後はきっちりと強いボールでゴールへ流し込んだ!いーね、いーね!どこかで見た方かと思ったら前の試合で李忠成が決めたゴールに似てたからか!って、思い直してたら、リプレーのような映像が僕の目に飛び込んでくる。センターサークル付近で功治が受けると又も浮き球のスペースへのパス!そして又も坂田が浅いガンバのディフェンスラインをかいくぐる!完全にディフェンスを置き去りにした坂田はこれまた飛び出してきた藤ヶ谷の頭の上を抜くループシュート!見事見事見事!これぞ坂田に求めたラインブレイクアクション!いーね、いーね!最高!功治も素晴らしいスペースパス!いーね、いーね!最高!

ただ、この一気の2得点でガンバが怒る。代表遠征の疲れで重かった橋本に代えて家長を投入、そして怒濤のポゼッションからの厚みある攻撃を繰り出す。しかし、受けの強さはFマリノスの伝統。最後の所では河合・栗原・那須が逞しくも粘り強いディフェンスで何とか水際を凌ぎ、コミー・隼磨もきっちりとこぼれ球をクリアすることで凌ぐ。時折カウンターから少ない人数で仕掛ける形で追加点を狙う。特にCKからのこぼれ球、ジローが拾ってマルケスとのワンツーを絡めて一気にボールを運ぶと、最後は右サイドでオフサイドラインを伺っていた坂田へとスルーパス、坂田が又もガンバのラインを破ってGKとの1vs1!というシーンは超絶得点機だったが、坂田のシュートは惜しくもポストを叩いた。

しかし、良いことばかりは続かないのか、ボックス付近での浮き球の競り合いで明神を押したか何かで功治がイエローをもらってしまう。これで功治は次節レッズ戦出場停止、長らく3枚の状態で耐えてきたのに……このタイミングかー。そしてガンバの攻勢の圧力が更に増す。このイエローに繋がったファールで与えたFKをヤットに柔らかい弾道のキックで狙われ、ボックス前からは意表をつくタイミングでのミドルシュートで狙われ、そして柔らかいパスから播戸が右サイドのスペースを突かれ、深い位置から折り返されて最後は家長のボレー!しかし、全て哲也がスーパーセーブでシャットアウト!いーよ、いーよ。

最終局面、最後までガンバの攻撃に対して高い集中力で一つ一つ守っていく。幸運なことにミスも失点には繋がらず(那須が引き出された中で二川に柔らかいクロスを入れられ、隼磨被って触れず、バレーに収まる、浮き球ボレー!という超絶決定機も宇宙開発)、乾が久々にリーグ戦出場を果たしてオーシやマルケスと共に時間稼ぎに貢献。結局ゲームはこのまま、坂田の波のような二発をきっちりと守りきって、上位食いを果たした。ガンバはこれでホーム連敗、首位レッズとの差が4に開くことに。

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佑二・マツ不在でも那須・勇蔵・河合の踏ん張りでガンバを完封!しかも、坂田が自分の良さを最大限に活かしての2連発!終盤は苦しい展開だったけど、前半は自分たちのやりたいことをJで最も強い相手に表現出来たし、いうことなしでしょう!素晴らしい、素晴らしすぎる!

もちろん代表選手の疲労であったり(橋本は熱が出てたらしいし)、ガンバらしさが余り出なかった事もあったけど、挑む姿勢で臨んで、表現出来たからこそ相手の良さを消せたわけだし、結果を引き寄せたのは自信になるはず。前からのプレッシングはいつも以上に激しくいっていたと思うし、中盤での細かいポゼッションもある程度は出来ていた訳だからね。

アタッキング・サードでの質であったり、マルケスが入った後のプレスの質という部分ではまだまだ改善の必要があるけど、ガンバ相手にこれだけ出来て、勝ったわけだからこれからも自信を持ってやり続けて、更に質を高めるだけ。次、功治いないけど、それも次の課題としては良いテーマかな。レッズ相手にはきつい気もするけどね。

とにもかくにもキモチイイ!最高!

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*やっぱり今日は坂田でしょう!あの2ゴールは僕が坂田に求めてたゴールそのもの。あれだけの卓越したスピードがあるわけだから、ゴールに向かって裏へ、スペースへと抜けていけば相手は怖い。特に2点目の抜けだしは良かったなー、センターバックの目がボールホルダーである功治にいっている中でタイミングを計ってダイヤゴナルに抜け出したプレーは巧。3点目になりそうなあの抜け出しも頭脳的だったし(ボールサイドによらないでしっかりとラインを見てタイミングを計った)、本当に良かった。ゴールもしっかり決めたし、これから全開でお願いします。

*そして、もう一人は哲也!播戸のシュート、バレーのシュート、ヤットのシュート、家長のシュート×2と、危険なシーンはなんだかんだ言って作られちゃったけど、それをしっかりと失点しないで凌いだことで、失点を避けたことはもちろんのこと、不安もあったであろう勇蔵・那須が自信を失って瓦解に繋がることを未然に防いでくれた意味もあったかな。それにしても今シーズンの神降臨率の高さは凄い、守護神としての責任が哲也を変えたのかな。本当にGoodJob!

*そんな那須・勇蔵のセンターバックコンビだけど、不安もなかった訳じゃないんだけど勇気と粘りが素晴らしかった。ハヤヤが言うには、播戸には那須、バレーには勇蔵という感じで整理して臨んだみたいだけど、それに固執しすぎて受け渡しがおかしくなるようなシーンも見られなかったし、何よりも水際、玉際の激しさは彼らの気合いを感じたよ。チャンスだしね。ビルドアップは心配してたけど、うまいとは決して言えないにしても、結構プレッシャーも緩いこともあって、そんなにドタバタすることもなく落ち着いて出来てたし(安易に後ろに戻しすぎなのはちょい減点)、合格点。勇蔵は今日も2つあったけど、集中力の切れるミスを減らそうね。那須は引き出されたらしっかり止めよう。てか、次ハヤヤはどうするかな?佑二が戻ってきてどっちを使うか、もしくはこのコンビで行くか、はてさて。

*功治はチームの出来が良くて高い位置でプレー出来ていたのは良かったけど、実効力はそれほどでもなかったかなー。仕掛けのキレ、という意味では今ひとつ。ただ、それでも仕事をするのがエースのエースたる所以。相手の状況を見た良いパスだったなー、ほれぼれ。次は出場停止になっちゃったけど、こうでもしないと休めないし、正直このまま出続けてたらいつかパンクしちゃうんじゃ……と心配だったからある意味では良かった。レッズの人はブーイング出来なくて残念だろうけど。

*河合も褒めたい!対人の強さは抜群だし、展開読んで起点潰してくれるのはチームにとってどれだけありがたいことか。河合がいたからこそ、あんまりノッキングしなかったと思うし、そういう意味ではやっぱり存在大きいなー。最後はディフェンスラインに吸収されるようなシーンも多かったけど、それはそれでゴール前を固めて失点を避けるという意味では効果あった。うんうん、次はチームポスター通り「故郷(さいたま)」を迎え撃って頂戴!

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ということで、嬉しすぎるので飲んじゃうよ!坂田に乾杯!哲也に乾杯!そして明日は又早起きです。ここまで。ふー、最高!!!

でもやっぱり生で味わいたかったなぁ……

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Comments

いやー昨日は気持ちよかったですね! 兄の狙いどころと坂田の飛び出しがぴったり合い、いつもならトラップが大きくなってコントロールしきれないところを(笑)しっかりかわして流し込み。直後の2点目も相手をあざわらうループ。坂田キレキレです。

那須、勇蔵もギリギリのシーンは何度かありましたが、結果的には完封して結果を出しましたね。スカパーの試合後の早野インタビュー「いまごろ中澤も走り込んでるんじゃないですか」ってのに笑いました。よい競争意識が生まれていると思います。

次節、兄が出られないのは残念ですが、代わりに出る選手(トップ下狩野? ジローがスライドかな?)に頑張ってもらいましょう!

Posted by: mone | September 17, 2007 at 12:57 PM

お疲れ様です。

ガンバに勝っちゃいましたね!
今年は日程的にも恵まれているのか、対戦相手がピークじゃない
のかもしれませんが、そこでしっかり勝てるのは嬉しい!
次節、功治が出れないはショックですが、いたさんの言う通り
いい加減、休ませてやりたかったので複雑ですね。

ガンバに勝った以上、レッズ相手にも勝ってほしいんですが、
功治抜きではキツイでしょうね。
ただ、このガンバ戦にしても佑二不在で完封と結果が出ているわけだし
功治不在でもレッズに勝つ可能性はあるわけで!
本当、サブや若手の奮起に期待したいですねw

Posted by: ナツキ | September 18, 2007 at 12:01 AM

っていうか、生で見てないのに、見てきたようなこと書くのはどうなんでしょう。
TVって事実とは異なるでしょう。そうじゃないですか?

Posted by: フォー | September 18, 2007 at 12:15 AM

moneさん、こんにちわ。

気持ちよかったですねー!相手の浅はかさを突く見事な形、そして坂田の冷静なフィニッシュ、本当に気持ちよかった!彼にとって非常にやりやすい状況が整っていたとはいえ、きっちりと結果を出しれくれたのは嬉しい限り。二桁まで後1点、出来れば次に達成して欲しいですね!

ディフェンス陣もガンバの高い能力のアタッカーに対して非常に食らい付いていましたし、マツや佑二に対して強烈なメッセージとなったことは間違いないでしょう。ハヤヤは基本的に選手に序列をつけるタイプではありますが、こういう健全な競争はもの凄い良いことだと思いますし、どんどんやって欲しいですね。

次節に関しては、まー考えないように……正直どうなるかわかりませんが、今回の那須と勇蔵のようにチャンスだと思って、代わりに出た選手には思いっきりやって欲しいですね。マルケスか、ジローが有力でしょうから、そんなに気負うこともないでしょうけど(乾や健太も頑張れ)

ではではー。

Posted by: いた | September 18, 2007 at 01:06 AM

ナツキさん、こんにちわー。

僕は見に行ってないので全然疲れてませんが、とにもかくにも嬉しい限りですねー。ガンバに勝つというのは特別な意味があると思いますし、今までやってきたことが間違ってなかったと証明出来た一戦なのかなーと感じています。もちろん、次も大事ですが。

そうですが、簡単には……といっておきますね(笑)功治もいないし、正直未知数です。今節も未知数だったのですが、功治不在は本当にどうなるかわからない……。でも、可能性信じて、選手達を信じてあげたいですね。なせばなる!ですかね?

ではでは、又よろしくお願いします。

Posted by: いた | September 18, 2007 at 01:09 AM

フォーさん、はじめまして。

一応、気を遣って書いたつもりですが、気に障ったのなら申し訳ないです。

ただ、見てきたようなこと、と申されますが、今回のレポートはあくまでも僕がテレビを見た上での感想であって、生で見てきたように想像して書いたつもりはないです。それははっきりと書いておきます。

又、僕の文章を読んで下さっているのであればわかると思いますが、僕はあくまでもフットボールの中身を書こうと思っています。フットボールの中身を書く上では、テレビも生も差して変わりはないです。どちらかが欠けてしまうと足りない部分も出てきてしまいますが、それはそれで仕方ないと思っています。ましてや、サポートの質であったり、スタジアムの雰囲気を捉えようとすると生でないとわからない部分がありますが、そういうことを書いているわけではないので……。

あくまでもそう思われたのならそれでも構わないし、そうじゃないですか?と聞かれたら、フォーさんがそう思われたのなら、それも又一つの答えだと思います。フォーさんの主観なので、僕の知るところではありませんし、否定もしません。ま、どのような感想でも感想を抱いて頂けるだけでもありがたいとは思います。書き手にとって、感想を頂けるのはありがたいことです。こんなぶしつけなものであっても、ですね。参考になります。

それでは。

Posted by: いた | September 18, 2007 at 01:46 AM

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