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August 26, 2007

苦悩@Beijing Olympic 2008 F.Qualify vs ベトナム

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煮え切らない事の苛立ち、もっと出来るという歯痒さ、全て苦悩。でも、この戦いがチームを変えてくれる(と、信じたい)頑張れ、超頑張れ。

Beijing Olympic 2008 Asian Final Qualify

Japan 1-0 Vietnam @ National Stadium,TOKYO
Japan:45'+1'N.Aoyama

Sports navi

U-22日本代表スタメン:GK山本海人、DF細貝萌、水本裕貴、青山直晃、MF本田拓也、梶山陽平、水野晃樹、本田圭佑、柏木陽介(→76'家長昭博)、FW李忠成(→78'岡崎慎司)、平山相太

全てはこの日のため、と言っても過言ではない北京へ向けた最終予選がスタート。強化日程を純粋なチーム強化に使わない事もあってチーム作りが遅々として進まず、結果次第では反町監督解任も噂される中で、迎える初戦の相手はベトナム。格下とはいえ、アジアカップでの躍進は記憶に新しく油断ならない相手か。

その中で、更なる苦境が反町ジャパンを襲う。守護神西川周作が長期離脱を余儀なくされ(回復は進んでるようだけど、さすがに9月の遠征は厳しいか)、キャプテン伊野波雅彦が直前の練習中に負傷、守備の核と思われていた選手が次々と離脱。四面楚歌の状況の中、五輪代表のビハインドメンタリティが試された。

そして、箇条書き。

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・いきなり水野行った!一瞬のキレで抜き去った!今度は平山が前向いて寄せられながらも強引に撃った!積極的な姿勢がよくわかる。悪くない、悪くないよー。

・かなりアクティブな立ち上がり、前への意識高い。危機感の表れかな。伊野波不在の3バックが気になったけど、相手が1トップということもあり、萌を右に寄せて中央で水本と青山がポジショニングする形かな。相手の前線が薄いのでその分萌が右からよく押し上げて、中盤をバックアップしているのは効いてる、フリーで浮くしね。

・相手はバックラインに4~5枚並べて、その前にもう一層フィルターを作る守備組織、かなり現実的。ゾーンを組みながらも、後ろに枚数があるから取れると思ったら思い切って狙ってくるね。狙いとしてはもちろん、そこからのカウンター、かな。ただ、日本の選手の身体のキレもよく、かっさらわれたりするプレーを避けてる。

・今日の平山は悪くない。楔への絡み、フィニッシュへの意識、この二つはいい。引いてる相手に対してのキーかも。でも、もっと李との動きの連動が出てくるといいかな。ただ、そんな期待とは裏腹にゴールは遠く、ゲームは閉塞、どうやってこじ開けるのか、探るだけでその術が見えてこない。目的意識が欲しい、それがあればプレーのクオリティはもっと上がる。

・梶山が意図を持って絡むとクオリティが上がるね。ダイレクトのループパスで平山を裏へ走らせてチャンスを作ったプレーのようにテンポを変えるプレーがあれば、いけるはず。平山も惜しかった、このレベルのコンタクトなら負けない。最後李も詰めたけど惜しい!こじ開けろ!

・ミシェルが言う通り、バックラインの選手のビルドアップへのより高い意識が欲しい。飛ばすプレーもあってイイし、後ろからの押し上げももっとあってイイ。梶山の素晴らしいダイレクトサイド展開から萌が収めて、本田拓が回ったプレーとか凄い良かった。圧力掛けろ!

・ようやくようやくセットで先制点。前半終了間際のイイ時間帯。狙い続けたニアでようやく決まったー、思わずガッツポーズしちゃった。柏木イイキック、青山ドンピシャ!さあ、畳みかけろ、潰せ!

・ビハインド取り返そうと、相手は全体的に押し上げてきてる。でも、攻撃に勢いこそあっても、精度はない。裏を返せば、それはカウンターチャンス。正確に、速く、そして精力的な(サポート含めた)ランニング、これさえあれば獲れるよ、獲れるよー。

・と思ったけど、後半になってプレーのクオリティががくっと落ちたなー。体力的な問題なのか、集中力や意欲の問題か、この辺はもっとどん欲になって欲しいんだけど。特に中盤の構成力の減退、ミスの多発は頭痛い。特に、梶山、萌。踏ん張れ。

・サイド攻撃徹底。水野ががりがりいけるし、平山・李の2トップだし、強みを活かすと言う意味では理に叶ってる。ただ、これだけ主導権を握ってるのだから、もっと楽に崩したいよね。水野の突破に萌が積極的に絡む事で右は機能しているけど、左は死んでる。本田圭はこんなにだめな選手じゃないはず……。右殺されたら、この先厳しい。お、家長入れるか、左に張らせろ。岡崎か、走れ走れ。このまま終わっちゃだめだ。

・平山、not his dayかなー?ハンドで好機逸、シュートも正面、むー。エースだから乗って欲しいし、何よりもこのまま煮え切らないゲームで終わって欲しくない……。

・おいおい、山本ニア空け過ぎ、と思ったら案の定……あぶねー。てか、何で恐慌状態に陥るのよ。ホイッスルが待ち遠しゲームじゃないでしょ、あー、終わっちゃった。

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結果を求められるゲームで、しっかりと結果を出す。その価値はいくら相手が格下であっても変わらない。ましてや、緊張感も伴う初戦。そういう意味で、結果が出た事は本当に良かった。全ての試合が煮え切らなくて、どうしようもなくても、全部勝ちきっていけばオリンピックに行けるわけだしね。

でも、不安が残るゲームであったのも確か。相変わらず煮え切らない。立ち上げ当時は決断を伴った思い切ったプレーであったり、爽快感のあるプレーがなくなり、選手達は迷いと躊躇を持ちながらプレーしている感が強い。何を選択する事が正しいのか、何を目的にプレーするのか、そういう事がチーム全体で見いだせていない気がしてならない。

僕は反町康治萌えなので批判はあまりしたくないのだけど、これはもう監督の手腕不足としか言いようがない。A代表との連続性を意識しているけれど、そればかりが先立ちすぎてチームとして芯が「ない」。相手によってディフェンスラインの枚数を変化させることにしても、速いパスワークにしても、豊富な運動量を基盤に置いた精力的なランニングにしても、本来であれば目的があってやっているはずなのだけど、現状に置いては断片的なディティールに過ぎず、どこにも向かっていない。チームとしてのコンセプト、目的意識というのが置き去りにされてしまったのかも知れない。

オシムのロジック、先を見えた上での育成、求められる結果、様々なタスクを課されて難しい舵取りを強いられているのはわかる。ただ、そういう事はひとまず置いておいて、船頭としてもう一度基本に立ち返る時なのかも知れない。選手達の能力は高い、間違いなく。だからこそ、後は方向性を定めて、迷いなくプレーする環境を整える事が必要だと思う。反町康治の最大の売りは冷静な分析力とシビアに現実を見据えた上での決断力。理想の上で死ぬのは彼のスタイルじゃない。現実的な反町康治にまずは戻って欲しい。

*オシムのロジックを語る上で欠かせないのが「相対」。相手を見ながら、自分達がより優位に立てる状況で戦うことをイメージしてる。でも、単なる数合わせで済む程単純なモノじゃない。ゲームの中での柔軟性と対応力が問われ、そして変化する役割を捉え、自らの仕事を見定めてアウトプットするという事が問われていく。でも、チームに芯が通っておらず、コンセプトの浸透していない状況では、戸惑いを生む分だけマイナス要因の方が大きいのかも知れない。個人的にはもっと主体的に自分たちの戦い方を確立していってほしい。別に難しい事はしなくていい。例えば、梶山(柏木、上田)にサイドを使う事を徹底させ、内田(中村北斗)、安田(田中裕介)をサイドバックに、その前に水野と家長(菅沼、本田圭、梅崎)を張らせて、ガンガンサイドを突く。逆サイドのアタッカーは必ずエリアに入るぐらいアグレッシブに、ロストしたら一気に切り替えてボールサイドに強いアプローチを掛けてカウンターを出させない。伊野波(青山敏、本田拓)が広範囲に中盤で網を掛け、水本・青山で相手アタッカーとガチンコ………。あくまで例だけど、単純なタスクでも方向性とそれに見合う人材さえ揃えれば普通に出来るでしょ。お題目はあくまでもお題目、それを追求する事で殉じてもいいわけじゃないのは、川淵キャプテンや世間の反応を見ればわかる。まずは良いプレーをして結果を出す、お題目はその後だって遅くないし、芯となるコンセプトの上にでも充分に加えられる要素でもある。まずは自分たちの戦い方を確立する事。頑張れ、反さん。

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ま、監督のせいだけでもないのは言わずもがな。プレーヤー自身が意欲的・積極的・主体的にゲームに取り組まないと、いつまでも殻は破れない。一言ずつダメだし。

・本田圭佑。プレーへの関与意識が低すぎる。オフ・ザ・ボールにおける積極的なボールの引き出しがとにかく足りない。サイドハーフとかサイドバックとかそういう問題じゃない。1年前思い出せ、どれだけ走ってた?このままならいらない。

・梶山陽平。プレー精度とプレーへの意欲を90分間保つ事、そして周囲を動かしてプレーの方向性や目的意識を生み出すようなプレーをする事。意欲的になれば、もっと出来る、はず。僕の知ってる梶山はもっと出来る子。

・水野晃樹。ラストボールの精度は言わずもがな、周囲へもっと強く要求する事。クロスボールにおける入り方などの狙いの共有、サポートやオーバーラップを求めてほしい。そういう要求の出来る選手だし、その資格がある。唯一及第点を上げられる選手。

・柏木陽介。染めろ。走っても出ない、求めるタイミングで出てこない、周囲の動き出しが遅い、ぶっつけで難しかっただろうけど、とにかくやり続けて、このチームの色を変えて欲しい。若い君に求めなきゃいけないのはほんとに酷だけど、なりふり構ってられないの。

・平山相太。決めろ、それだけ。反さんは君と心中しようとしてる、それに応えなきゃいけない。

・李忠成。脇役で終わるな。チームタスクを背負わされてるし、影のような役割をやらされてるけど、もっとエゴを持ってやっていい。染まるな。

・細貝萌。高いレベルの精度と集中力を維持する事。ポリバレント性が高く、順応も速い、センスがあるんだと思う。長いボールを意識的に多く出して、優位な展開を作り出そうとした意欲も買う。ただ、ミスが多すぎる。あれでは意味がない。

・青山直晃・水本裕貴。ビルドアップの質、攻撃構築の意識の向上を。ミシェルに突かれてた通り、ボールの持ち方とか、アングルであったりと、意識が低い。もしダメなら、全部ボランチにボールを引き出してもらうぐらい求めなきゃ。攻撃のスタートは君たちから。青山に関しては左のフォローアップも欲しかった。

・家長昭博。意欲が足りない。フロンターレ戦でもそうだったけど、家長昭博らしいプレーが全くなかったし、出そうとしてなかった。天性のドリブルセンスは発揮してこそ意味がある。ムラッ気とかいってる場合じゃないから、「自分が北京に連れて行ってやんよ」ぐらいの気概を持ってほしい。それぐらい自分にプレッシャー掛けて高いモチベーションでゲームに臨め。

他は割愛。とにかく選手達には意欲的にプレーして欲しい。本当に北京に行きたいなら、こんなプレーはしないだろ?

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あー、歯痒い。もっと出来るはずなのに。でも、この最終予選で殻を破ってくれればそれも本望かな。結果?知らん。ま、どうにかなるでしょ、ならなくても、なんとかしろ(←適当)この世代の選手好きだから頑張って欲しいんだけどね。ということでここまで。

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