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July 14, 2007

暗転@Asian Cup 2007 GroupLeague vs UAE

まさに、暗転。むー、煮え切らん。

AFC ASIAN CUP 2007 GroupLeague MatchDay2

Group B/Japan 3-1 U.A.E @ My Dinh National Stadium/VIETNAM
Japan:22'&27'N.Takahara 41'pS.Nakamura
UAE:66'S.Alkas

Sports Navi

日本代表スタメン:GK川口能活、DF加地亮、中澤佑二、阿部勇樹、駒野友一、MF鈴啓太(→77'今野泰幸)、中村憲剛、中村俊輔(→71'水野晃樹)、遠藤保仁、FW巻誠一郎、高原直泰(→67'羽生直剛)

初戦、非常にダメージの残る形で勝ち点を落とし、風雲急を告げるオシムジャパン。もう取りこぼしせない第2戦目の相手はUAE、灼熱のベトナムでの第2戦に普段の思いで臨む。

そんな中でのスタメン、前節追加点が取れない事、相対的に相手が4バックと言う事もあってか、この試合は2トップ。新聞報道では矢野という予想もあったが、巻がスタメンに名を連ねた。又、足首の負傷で出遅れていた駒野が回復し、左サイドバックでスタメン出場、今大会のファーストチョイス的なメンバーと言えるか

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試合展開

知将二人が目を光らせる中での立ち上がり、自分たちの良さを出していたのはUAE。守備時は完全に11人が自陣に下がり割り切ってスペースを埋め、ボールを奪ったら素早く攻めきる狙いを常に狙いながらもカウンターばかりを狙うわけでもなく、繋ぎながらも機を見てイスマイル・マタルの才覚を活かして、日本の少々緩い守備を崩しに掛かるプレーが見られ、その中でもそのイスマイル・マタルが素晴らしいミドルを放つなど、油断できない相手というのを立ち上がりから感じさせる。

対する日本は、猛暑にやられてしまったのか一戦目にも増して動きが鈍く、又滑るピッチのアジャストにも苦慮。チームとしての奪い所を定められず、又どうも人に付き切れていないシーンであったり、スペースを与えすぎてしまうシーンが目立つなど、どうも煮え切らない立ち上がり。しかし、ボールが動くようになり、中央を突っ切る突破やミドルシュートなどの積極的なプレーも出るようになると、ショートコーナーからヤットとのパス交換でエンドラインぎりぎりから倒れ込むように自慢の左足を振り抜いた俊輔、このクロスは素晴らしい弧を描いてディフェンスの頭を越え、外側から相手の前に良いタイミングで入ってきた高原へどんぴしゃり!高原はきっちりとこれをヘッドで沈めて、先制点!うーん、俊輔のクロス、お見事!そして高原!抜群のタイミング、そしてゴールセンス、マーベラス。閉塞した中での個の力、活きたね。この辺があるからこそ彼らは尊い。

これで完全に緊張感が取れたのか、オフェンシブな姿勢を感じさせるサイドバックのポジショニングと幅広くピッチを使う攻撃構築でゲームを掌握。そしてあっさりと追加点。阿部から右サイドに展開されると高い位置の加地へ、鈴木啓太がオーバーラップを掛けるも加地の選択は速いタイミングでのアーリークロス。これが中央にポジションを獲っていた高原に入ると、緩いマーキングのあざ笑うかのように素早く縦に振り抜くようなミドルシュート!これが右隅に突き刺さってゴール!取れるときはこんなモノかナー。簡単に入るもんだ。爺ちゃんも待望の追加点でガッツポーズ。

点差が開いた事でがむしゃらさが粗さに変換されるUAEに対し、少々日本の選手が痛むシーンが目立ち始めるも、日本のペースは変わらず。右ボックス角から中村憲剛の美しいインスイングのループパスで完全に大外から裏を取ったヤットが抜け出すと、1vs1のシーンで彼の選択は中に走り込む巻、高原へ。このパスは少々ずれて高原が手で押し込もうとするモノのゴールに押し込めず。しかし、ヤットへと飛び込んだGKがアフター気味に足を刈ってしまったシーンに審判の笛、ペナルティスポットにボールが置かれる、PK。UAEの選手達はもう抗議するモノの判定は覆らず、このPKを俊輔が豪快に右上隅に突き刺して3-0。ラッキーな側面があるとはいえ、点を獲れずに苦しんだチームにとってはこれも又リハビリの一貫か。立ち上がりこそ、大丈夫かと心配になったが、終わってみれば素晴らしい結果で折り返す事に。

後半、UAEは2枚カードを切ってきたモノの、前半から目立っていたヤットの飛び出しに対してUAEは全く付いていけず、角度がないながら近距離からのシュートという決定機でスタート(枠外)しかし、このままではグループリーグ敗退となってしまうUAEも鋭い突破から日本のゴールを目指す。鋭い右サイドの突破からボックス内にスペースパスを流し込み、イスマイル・マタルが飛び出すというプレーで応戦。点差は別にしても、どちらもゴールを目指す展開か。

相変わらずの荒っぽいプレーで加地が後ろから狩られるなど、怪我だけが心配となるが、その恐れていた事が起きてしまう。イーブンボールの競り合いとなった中で鈴木啓太が勢いよく飛び込んだところに低空ドロップキックが突き刺さり、鈴木啓太は激痛に悶絶。何とかピッチは戻ったモノの冷や汗をかかされた。このプレーでもらったFKは俊輔が鋭く狙うもGKに凌がれた(これが決まってたら相手に対して大きな威嚇となったのに……残念)

この後も激しいチャージに晒されながらも攻撃に出る日本だったが、なかなか追加点は生まれず(俊輔の深い切り返しからのシュート)、高原が負傷退場(ま、大丈夫そうだけど、交代は羽生)となるなど、なかなか思った通りにはいかず。そして、この試合通じて目立った緩い守備とスペース管理の甘さが仇となってしまう。中村憲剛がチェイスに行くも獲りきれず前を向かせてしまうと、誰もアプローチにいけないまま中盤を一気に局面打開され、そのままCDFの間にスルーパス、これで交代で入っていたFWに抜け出されそのまあ沈められてしまう。うーん、何やってんだ。

この失点でUAEは勢いを取り戻し、右サイド加地の所を執拗に狙うロングフィードからの攻撃を繰り返す。その中で日本はドタバタ。おかしなミスが生まれ始め、マークミスからイスマイル・マタルにミドルシュートを許し、相手のハードタックルに対して逃げのプレーが多くなりと、数的優位にもかかわらずプレーに全く余裕がなくなってしまう。俊輔に代わって入った水野がドリブル突破を見せてチャンスを作ったモノの、このタイミングで鈴木啓太がボールを追った所で負傷し(ダメージが影響?)、交代を余儀なくされる。しかし、その後もUAEのラフプレーの嵐は収まらない。審判のコントロールのまずさからか、どうしようもない程ピッチに秩序がない。

そして、日本もこのぐだぐだな審判同様、クオリティの低いプレーに終始。ポゼッションこそ増えたモノの、意思統一なきプレーは中途半端なプレーに反映。終盤はヤットを核にようやくキープモードに入ってゲームをクローズさせたが、その選択に至るまでの無駄なロストやせっかくキープモードに入ったにも関わらず、切り替えきれないプレーヤー達のミスからカウンターを浴びるなどサッカーネーションとなろうとしている新興国らしからぬサッカー文化の低さまでを露呈してしまった。結局ゲームは3-1、前半の貯金を活かす形で勝ちきった形だが、改めて再考を促すべきゲームとなった。

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とりあえず、もうオシムたんにテレ朝のインタビュアーを合わせるな!彼にこれ以上ストレスを与えないでくれ!NHKのインタビュアーとは歴然のレベルの差が!←違

と言う事でとてつもなくイライラしたー。前節に比べてコンディションが悪そうで、プレーのクオリティが低かったという事もあるのだけど、何よりも後半になって、余りに頭の悪いプレーが続いた事には辟易した。悪いけど、経験の浅さとかそれ以前の問題。状況を捉える事も(数的優位、3点のリード、相手の体力的、精神的状況など)、プレーの目的を捉える事もせず、最善の選択が何かを考えていない。危ういシーンを作られてしまった要因となったバランスの欠如も酷かった。もちろん、酷いレフェリングがゲームの秩序を失わせ、フットボールがフットボールではなくなってしまった影響がないとは言わない。ただ、プレーのクオリティが落ちた事は自分達自身の問題である事と認識しないと。

ま、勝ったから良いようなものの、判断力やインテリジェンスを前に押し出す監督のチームがこんなプレーをしてはいけないし、こんなプレーをしているようでは、上を見るどころか、先にさえ進めない。

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そんなゲームの中で、頼りになったのが個の力。俊輔と高原。結果を鑑みると、彼らがいなかったらこのゲームは危なかったのかも知れない。彼らが風穴を開け、エースの凄みがゲームを決めた。はっきり言って俊輔は出来るレベルを考えると良くなかったけれど(ま、それでも結果は残しているし、格の違いは感じるけどね。もう少しアグレッシブだと更にイイかな)、勝負を決めるプレーで唯一と言っていい程日本のクオリティを示していた高原は諸手をあげて賞賛したい。

2試合で3ゴールという結果が全てを物語っているわけだけど、そのゴールに繋がっているプレーに感じられるのが、味方とのタイミングの共有(予測を含めたインテリジェンス)と相手との駆け引きを両立していること。元々ゴールを獲れるポジショニングの良さが基盤にある訳だけど、その中でどのタイミングで出てきそうなのかというのを計り、そのタイミングを逆算して相手と駆け引きして上回ってよりよいポジションを獲っていく。味方との意思の共有(意識の共有や狙いの共有)も、相手との駆け引きも、当たり前の事だとは思う。ただ、これを両方上手に出来る選手は本当に少ない。これを高原は両方とも高いレベルでバランス良くこなしている。だからこそ、彼はドイツの屈強なディフェンスを凌駕し、翻弄して、結果で導き出せている理由となるのかも知れない。そして、得点力不足が叫ばれる日本人FWにとって苦難苦闘の末に掴み取った彼のプレーから、多くのプレーを学ぶべきなのかも知れない。

*個人的にこういうプレーを出来ているなーと感じるアタッカーは佐藤寿人、そして前田遼一ぐらいかも知れない。ただ、高原程マルチに出来ている選手はいないかな。しかし、本当に凄い。

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と言う事でこの辺かな。しかし、相変わらずのアジアクオリティ、こればっかりは本当にやめて欲しいよ。だからアジアのレベルが低い、レベルが上がらない。鈴木啓太を始め、高原にしても、本当に心配だ。ま、何もない事を祈るばかり。次?ま、結果に関しては大丈夫だとは思うけど、この試合見ると少し不安。ただ、僕は経験不足を理由に挙げるの嫌い。彼らはプロで3桁以上の試合数をこなしている選手達ばかりで、そんな選手達が経験不足なはずないし。ま、とにもかくにもようやく第一歩。これで踏み出せるね。と言う事でここまで。

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*選手評やると言いながらやっていない裏には色々やろうとしているのだと察して下さい。てか、約束守れなくて申し訳ない………

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