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May 18, 2007

翼を巡るオーディション -日本代表、トレーニングキャンプメンバー発表によせて-

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改めて、祝・小宮山尊信代表(候補)入り!!!久々に心の底から驚いたけど、その狙いがなんであろうと、めでたいことはめでたいね!で、せっかくなので、ここ2ヶ月、短い期間ながら沢山の選手を呼び寄せてオーディションをしている日本代表を眺めながら、雑感をば。

4/16~18 日本代表候補 トレーニングキャンプメンバー

GK:
川口能活(ジュビロ)
川島永嗣(フロンターレ)
西部洋平(エスパルス)new!
林彰洋(流通経済大)

DF:
田中マルクス闘莉王
坪井慶介
阿部勇樹(共にレッズ)
今野泰幸(FC東京)
中澤佑二(Fマリノス)
内田篤人(アントラーズ)new!side


MF:
橋本英郎
遠藤保仁(共にガンバ)
中村憲剛
森勇介(共にフロンターレ)new!side
山岸智
羽生直剛(共にジェフ)
駒野友一
柏木陽介(サンフレッチェ)new!
鈴木啓太(レッズ)
藤本淳吾(エスパルス)
太田吉彰(ジュビロ)new!side

FW:
巻誠一郎(ジェフ)
佐藤寿人(サンフレッチェ)
播戸竜二(ガンバ)
矢野貴章(アルビレックス)
近藤祐介(ヴィッセル)new!

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5/14~16 日本代表候補 トレーニングキャンプメンバー

GK:
川口能活(ジュビロ)
川島永嗣(フロンターレ)
西部洋平(エスパルス)

DF:
中澤佑二
小宮山尊信(共にFマリノス)new!side
坪井慶介(レッズ)
駒野友一(サンフレッチェ)
近藤直也(レイソル)new!
森勇介(フロンターレ)
村井慎二(ジュビロ)come back!side

MF:
橋本英郎
遠藤保仁(共にガンバ)
阿部勇樹
鈴木啓太(共にレッズ)
中村憲剛(フロンターレ)
今野泰幸(FC東京)
羽生直剛(ジェフ)
太田吉彰(ジュビロ)
藤本淳吾(エスパルス)

FW:
巻誠一郎(ジェフ)
佐藤寿人(サンフレッチェ)
播戸竜二(ガンバ)
矢野貴章(アルビレックス)
杉本恵太(グランパス)new!
黒津勝(フロンターレ)new!

関東圏だけとはいえ、足繁くJに通い詰めるオシム監督の目に留まった選手達が次々にピックアップされていった2ヶ月でした。

10人(村井を入れれば11人)モノ新しい選手を呼び出したという裏には、改めて現状に満足せず、新たな刺激であったり、可能性というモノを求めているというのがありありと見えるわけですが、華々しくスポットライトが向けられる裏では、これまでのオシムジャパンの中核を担ってきた主力選手達がしっかりとリストに名を連ねている訳で、新戦力の発掘だけではなく、チームの熟成にも余念がない訳で、この辺はさすが「経験者」という感。

で、このメンバー表を眺めたり、漏れ伝わってくる報道に耳を傾ける事で見えてくるキーワードは「アウトサイド」。新戦力の半分を占める5人がアウトサイドを主戦場にする選手である事を考えれば(ただ、タイミング的にオリンピック代表の選手を呼べなかったので、水野・本田・家長の不在というのも兼ね合いとしてある)、今回のキャンプのメインテーマだったのではないかなと。

これまでの過程を考えれば実際わからない話じゃない。これまでのチーム作りで、チームの幹となるセンターラインはある程度に目処が立ってきた。GKに能活、CDFに闘莉王、MFに鈴木啓太、FWに巻。オシム監督が標榜するサッカーを表現する上でのキーとなるプレーヤーが定まったことで、視点としては枝葉に移るのは当然の摂理。さしずめその枝葉を見定める上での剪定作業と言えるのかも知れない。

ホットエリアとなりつつあるアウトサイド、監督はどのような選手を求めているのだろう。溢れるスピードで独力打開の出来る選手なのか、しっかりと守備が出来る選手なのか、高い精度のクロスが出来る選手なのか……、全てと言ったらそれまでだけど、彼の理念をトレースして考えると、3つの要素が浮かび上がってくる。

・積極的に、惜しむことなく、そして最後まで落ちることなく、走る事の出来る走力

・相手の状況に合わせ、ウイングバックでもサイドバックでも出来る柔軟性

・広い視野と正確な技術、そして目的意識を持ってビルドアップできるポゼッション適性

かなと。しかし、そうはいっても、一番ポジションに近い存在であろう加地と駒野は、国内では最高峰の選手であることに疑いはない。ガンバでは全体のバランスを鑑みて自重気味のプレーも多いけれど、献身的かつ精力的なアップダウン、タイミングの良いオーバーラップ、実効力を持ち合わせるリズミカルな突破とクロス、代表の経験を栄養にして成長した加地の最高到達点の高さは誰もが目の当たりにしているし、高いレベルで両サイドをこなせるというユーティリティ性(左サイドでも死ななくなった)とリーグでは冴え渡るアーリークロスと、クオリティを備える駒野のプレーは代表のレギュラーとしてふさわしいレベルにある。

これだけ高いレベルの選手を有しておきながら、満足せずに新たな可能性を求め続けているのは、それだけオシム監督がこのポジションに新しい何かを求めているような気がしてならない。そして、そこに日本サッカーの新たな進化の鍵があるとしたら、このオーディションにも大きな価値がある。

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*で、コミーお疲れ様コミー。代表の練習では結構ハードに体と頭を使って疲れたみたいだけど、何もかも吸収できるような時期に質の高い経験や代表の空気感を味合うという刺激を受けたのはとても良いことなんじゃないかなと思ったり。右サイドは練習試合で何度かあったんだっけ?まあ本職を評価してあげて欲しいな。ま、もしイイパフォーマンスが出来ていなかったとしても、より高いところに置かれた目標を見定めてくれればそれでイイ。とにかく、おめでとうコミー、お疲れコミー。

*コミーに夢中で、他の選手のこと全く考えてなかったのだけど、左も競争は激しい。駒野はもちろんのこと、攻撃的な役割を担わせるのであれば幅の広い動きと高いポテンシャルを持つ山岸であったり、家長、本田と言った選手がいる(本田は低めのポジションもチームでこなしているし)そして、元々オシムの薫陶を受けた選手で、国内屈指のサイドアタッカーとして高い評価を得ていた村井が復帰してきた。そして、もちろんアレックスも中田浩二もいる。決して選ばれただけでは浮かれていられない状況なのは確かだよね。でも、頑張れコミー。

*右サイドでは、隼磨が代表から外れて、その間に森が定着しつつあるのかな。一度は呼んでも定着するのは難しい感がある現在の日本代表に置いて2回連続で呼ばれたわけだから、評価はされているはず。もちろんファーストプライオリティは加地であることは変わらないと思うけど、森のプレーのクオリティは去年にも増して高くなってるし、面白い存在かも。両サイドこなせるしね。内田はセンスに関しては間違いなく1級品、技術も1級品。後はフィジカルと守備の質、経験積めば加地さんを脅かす第一候補だろうナー。太田に関しては元々力のある選手だし、オシムのサッカーにフィットする可能性があると思うけど、アタッカーとしての比較は加地よりも水野、そういう意味ではフラットな状況で招集できるときに選ばれるかどうかだね。隼磨もサイドバックに慣れが出てきて、思い切りの良いプレーが見られるようになってきているから、ここから反撃かな。オシムもその辺はわかっていると思うけど。

*本文中には取り上げなかったけど、FWに関しても新しい可能性を求めているのかなーと。4月の招集で巻や我那覇、矢野を脅かす存在として近藤が呼ばれて、今月の招集で杉本、黒津が呼ばれたことで寿人や播戸を脅かすことになった。オシムたんの起用を見ても、チームとの兼ね合いもあるけどFWの組み合わせに関してはまだまだ流動的なだけに、新しい選手にも食い込んでいける隙間はあるはず。そういう意味では高原含めて、ここも激しく競争してクオリティを高めあって欲しいところ。杉本にしても黒津にしても今のチームにはない特徴を持っているのは魅力だと個人的には感じるのだけど、オシムたんの目にはどう写っているのかな。

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ま、オシムたんの真意を感じられるのはキリンカップであったり、アジアカップであると思うので、それまでのお楽しみかな。とにもかくにも、選手達には互いに刺激されまくって個人として成長して欲しいな。質の高いグループを形成するのは質の高い個人以外にあり得ない訳だから。頑張れ頑張れ、ってもう合宿終わってるんだけどな_| ̄|○ということで、今日はここまで。

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*何とかオリンピック代表の香港戦もやりたいな。消化試合だけど、良いプレーも見られたし。てか、相変わらず体調が良くなくて、更新できてないから、出来ないっぽいけど……無駄足踏ませて申し訳ないです……。

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