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April 15, 2007

反骨の勝利@JFA プリンスリーグU-18 関東ブロック 第2節 三菱養和SC vs Fマリノスユース

午前中はユース、午後はサテライトと、マリノス三昧、僕にとってはとても素敵な日曜日でした。トップの試合はとりあえず置いておいて(シビアに考えたいしね)、素敵な日曜日を色褪せないうちに。まず午前中の話。

JFA プリンスリーグU-18 2007 関東ブロック 第2節

三菱養和SCユース 2-3 Fマリノスユース @ 三菱養和巣鴨スポーツセンターグラウンド「反骨の勝利」
Mitsubishi:68'岩佐篤 81'p木暮郁哉
F.Marinos Youth:24'&86'水沼宏太 73'p端戸仁

PrinceLeague Official

Fマリノスユーススタメン:GK佐藤峻、DF金井貢史"THE 安定感"、甲斐公博、臼井翔吾、奥山正洋、MF佐藤優平"THE ダイナモ"、荒井翔太、曽我敬紀(→89'高久朋輝)、水沼宏太"頼れるカピタン"、斉藤学"次こそゴールを"、FW端戸仁"オールマイティという力"

寅さんもさくらも見かけなかったが、巣鴨駅からも近い三菱養和のホームグラウンド。堅めの人工芝のピッチに併設された3段の観戦席は、何も遮るモノがなく、2m先はベンチがあるというアリーナ席。ベンチに座っている監督やコーチと同じ目線でゲームを見るというのも久々というか、なかなかないことで、新鮮でした。

で、現在マリノスユースは関東プリンスリーグに参加中。「ユース年代の選手達に寄り多くの試合経験を」という目的で開設されたこの大会は、強豪校とJユースが鎬を削りながら経験値を高めることに非常に大きな貢献をしており、こればかりは「JFA、GJ!」と言いたくなる。20チームをA、B、二つのグループに分け、各グループ上位2チームが秋の高円宮杯の出場権を得ることになっている(んでいいんだっけかな?)で、この試合はその第2節だったわけです(開幕戦は、煮え切らないゲームでドロー)
ちなみに、マリノスユースのいるグループAは、ヴェルディユース、今回対戦した三菱養和というユースチームに、市船、習志野、前育、桐蔭、武南、桐蔭、鹿島学園、韮崎といった選手権常連校と共に同居。ま、激戦区に見えるけど、プリンスは弱いところは出れないし、強いところ沢山試合することに価値がある訳だから、良い事な気がする。日程とかは自分で調べてね。


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試合展開

養和の質実剛健なフットボールに対し、なかなか色の出せないFマリノスユース。長いフィードが飛び交い、各所に起きる肉弾戦。そこにナイーブな笛が絡んで、何が起きるか分からないスリリングな展開になった。

シンプルにハイボールで長身の9番に入れてくる養和の攻撃に苦慮しながらも何とか耐えていると、徐々に慣れもあってかセカンドボールを速いアタックに繋げることも。一進一退というのがぴったりの展開の中で、先制点はマリノスユース。遠目の位置からのFK、優平くんのインスイングの高い弾道のボールがゴール前に上がると、一気に両チームの選手が殺到。その中でハイボールの処理を相手GKがファンブル、これを宏太くんが押し込み、先制。ラッキーな側面はあるにしても、苦しい展開の中で喉から手が出る程欲しかった先制点がこちらに転がり込んできたのは大きかった。

先制点を獲ったことでリズムが出てきたFマリノスユース、アイデアの詰まったパスコンビ、抜群のテクニック、躍動感あるダイナミズムなどが絡み合う攻撃を披露するも、追加点は生まれず。全体的にゲームを掌握していたが、時折カウンターから危険なシーンもあり(金井くんのナイスカバー、佐藤峻くんのスーパーセーブが光った)、気の抜けないまま前半終了。

後半に入っても、リズムはFマリノスユースのまま。あうんの呼吸と言える学くんと端戸くんのコンビから左を崩したり、学くんのキレのあるドリブルがいよいよ本領を発揮し始めたりと、追加点の匂いが寄り強く立ちこめていたが、決定機をことごとく相手GKに凌がれてしまうと、一瞬の隙。カウンター気味のサイドアタックから良いクロスが入り、中の対応にズレ。これを再三引っかき回されていた11番がフリーとなってしまいイージーに頭で押し込まれて同点。直前にPKか?というがプレーが流されていただけに、嫌なムードが漂うが、熱いユースサポ達が選手を後押し。

同点になったことでよりアグレッシブになるFマリノスユースは、どんどん相手ボックス付近でのスピードに乗ったプレーを増やす。「しかし、余りに速すぎるためか、ホームアドバンテージなのか、PKのようなファールにも笛は吹かれず。ナイーブなジャッジングがゲームを怪しげな方向へ定めていく。

それでも3度目の正直か、端戸くんの突破でPKを獲得すると、自らこれをGKに触られながらも沈めて再度リードを奪う。しかし、数分後にはセットプレーからカウンターに移ろうと言うところでルーズボールの競り合いにてマリノスのボックス内で交錯が置き、これがPK裁定。10番の選手が佐藤コールの中冷静に決めて再度同点。沸きに沸く養和一団。ゲームが審判の手の中で転がった。

明らかなホームよりの笛、相手のシビアでハードなプレーと、選手達にはイライラの募る展開だったが、そこで見えたのが反骨心だった。ともすれば張りつめた糸が切れそうな展開の中で、その怒りをプレーにぶつけるかのように、前への姿勢が強くなると、終了間際、金井くんがエンドライン際から中へ折り返し、走り込んできたのは水沼宏太!父親を彷彿とさせる抜群のタイミングでミートしたボレーシュートは右隅に突き刺さり、三度リード!沸き上がるマリノス側。サブ・サポ入り乱れて歓喜。宏太、抱いてくれ。

最終展開、時間稼ぎではなく更なる追加点を狙うFマリノスユースに対し、三菱養和も怯まず攻め込みと、最後まで白熱した展開。しかし、ここからゲームが動くことはなく、ホイッスル。その瞬間、力尽きたようにピッチに倒れ込む養和の選手達、リーグの一勝にも関わらず大きな喜びを魅せるマリノスユースの選手達、それだけ白熱した素晴らしいゲームだったと言うことだろう。ナイーブなジャッジは置いておいて、非常に良いゲームだった。

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ま、正直ピッチレベルでゲームを見ることに慣れておらず、ベンチの真裏だったことも手伝って余りよく見えない部分もあったのですが、非常にタフで熱いゲームでした。ピッチで繰り返される激しいコンタクトプレー、両チームのサポの熱さ、そしてそれを御しきれずに過熱させてしまったレフェリングも相まって、熱くなった訳ですが、ともすればこういうゲームでナイーブさを出していたらしい(韮崎とのゲームもそういう側面はあっただろうし)Fマリノスユースにとっては、価値のあるゲームだったんじゃないかなーと。

レフェリングに対しての反骨心、同点に追いつかれたことの反骨心がプレーに表れ、それを結果として残すことで突きつける。どんなゲームでもやはり精神的な強さというのを問われる瞬間は来てしまうし、これから上に登っていく中では必要になってくる要素。そういう意味では、こういうタフなゲームを勝ち抜けたことはとても意味があるんじゃないかなーと。

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で、この日良かった選手、そして注目している選手を簡単に。

*宏太くん、嗅覚を感じさせた先制点、父親譲りのボレーセンスと勝負強さを遺憾なく発揮した勝ち越し弾、どちらも痺れた!タフさも増しているようでかなり空中戦での競り合いでもバチバチやり合っていたし、頼もしさを感じさせた。贅沢を言えば後は決定力。2点決めて決定力ないとはいえないけど、もっと決めれるチャンスはあったし、決めていれば楽な展開になった。動きは抜群、嗅覚も抜群、それを数字に残したいね。目指せ得点王!(違)あと、カード注意、次出たら出場停止じゃない?わからないけど。

*ジャッジに呆れ気味で「イライラするな!」と監督に言われてた金井くん。でも、1vs1はほぼ完勝、空中戦でも強さを見せ、カバーも素晴らしいモノがあったりとセンス良くこなし、ディフェンス面では抜群の安定感。後半になってからはオーバーラップから精度の高いクロスでアシストと、攻撃面でも高い能力の一端を示した。このチームでは余り金井くんのオーバーラップって見れなかったんだけど(北野くんやパリスくんは多いんだよね)、その辺はバランスなのかな。逆に奥山くんがいるって事はもっと行ってイイというメッセージな気がしなくもない(てゆうか、彼はセンターバックの選手じゃないの?適性を感じない)ま、この日の金井くんは出色。

*それと、佐藤優平くん。やっぱり彼がいると、中盤でのボール奪取や流動性が格段に上がる。とにかくよく走る、良く戦う、よく感じてる。「ダイナモ」という言葉がよく似合う中盤の働き蜂として、チームを良く支えていた。ボランチ二人の関係も良かったね。二人とも良く動いて出ていくタイプだから、ともすれば大きなリスクになってしまうこともあり得るのだけど、ポジショニングバランスを考えて、二人で同じタイミングで出ていかないようにしていたのは素晴らしい。代表勢が抜けることも予想される中で、彼がキーマンとなると言うのが改めて感じられた一戦だった。

*で、学くん。学くんにめろめろな僕は、相変わらず今日もめろめろになっていた訳ですが、今日は相手がかなり厳しく、そして激しく来ていただけに怪我が心配になってしまった。ドリブラーは怪我と隣り合わせの側面が強いし、何よりもスピードが諸刃になりかねないからね。とにかく怪我がなくて良かった。一発決めて欲しかったけど、それは次にとっておきましょう。ちなみに1vs1のやつは絶対にPK、あり得ない。もろに足に掛かっているのが見えましたよ、えぇ。

*学くんと共にめろめろな端戸くんも相変わらず素敵だった。あの足技はやばい、落ち着きがやばい。本当に色々な方に見て欲しい。あれだけ収まって、時間を作れて、しかも実効力が伴うというのは凄いこと。技術だけじゃなく、体を張ってポストマンの仕事もこなしていたし、オールマイティっぷりは際だつね。サンフレユースの中野くんがこの世代の一番だと個人的には思っているけど、一つ下の端戸くんが今これというのは恐ろしい……。

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とにもかくにも、この勝利で今年の第一歩。勝ち点を積み重ねなきゃ高円宮杯には行けない訳だから、一試合一試合しっかり戦っていってほしいなと。凄いワクワクさせてくれるチームだからこそ、沢山ゲームを見せて欲しい。

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何か思った以上に長くなったので、とりあえず、一回切るよ。何かマリノスのことばっかりですいません。他のこともやりたいのだけど……、ま、こうあるべきなのかも知れないけど、さ。ということで、ここまで。

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*ちなみに速報は代役なだけですので、次はやりませんよ。たまたまです、気まぐれです。でも、又そんな機会がある時にはやるかも?ま、継続的にはやらないです。

*ユース、サテと同じ日に行って感じたんだけど、やっぱりユースの応援って素晴らしいなーと感じる。リズムとか、声の大きさとか、まとまりとか、そういう専門的なことは分からないけど、選手が良いプレーをした時にちゃんとそれを褒めるコールが良いタイミングで飛ぶのが良い。選手達は良いプレーをしたんだという自信になるだろうし、次もやろうという気持ちになると思う。まあ、ユースの場合はブーイングとかがないから(だめなんだっけ?)その分称えるコールになっているのかも知れないけど、今日のサテも若い選手が多かった訳だから、そういう称えるコールを沢山して、選手達に自信を与えて欲しかった。サテライトはそういう場だと思うし。

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