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March 02, 2007

Wake Up!!!@BeijingOlympic 2008 A.Qualify 2nd Round vs 香港

正直言って、かなり残念なゲームだった。内容とか、スコアとかではなく、このゲームに臨む選手達の姿勢が残念だった。大きな可能性のある選手達だからこそ、何でも手に出来る可能性の選手達だからこそ、ね。

Beijing Olympic 2008 Asian Qualify 2nd Round

Japan 3-0 HongKong @ National Stadium,TOKYO
Japan:11'S.Hirayama 66'Y.Kajiyama 83'C.Masuda

U-22日本代表スタメン:GK松井謙弥、DF水本裕貴、伊野波雅彦、青山直晃、MF水野晃樹、青山敏広(→84'上田康太)、梶山陽平、本田圭佑、FWカレン・ロバート(→66'増田誓志)、平山相太、李忠成(→46'家長昭博)

冷たい風が吹く国立競技場、ここから北京オリンピックへの道が始まる。チーム作りの過程の中で懐疑論も噴出している反町ジャパンだが、好スタートを切って本大会出場に向けて勢いを付けてもらいたい。

そんな中でのスタメン、家長のウイング起用も予測されたが、蓋を開けてみると壮行試合のアメリカ戦から変更はほとんどなし。唯一の変更点はこのチームに置けるバッサトレーナーである青山敏広が体調不良から復帰して、本田拓也に代わってスタメンに名を連ねたことぐらい。

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試合展開

立ち上がり、力の差を鑑みてゴールに鍵を掛けるような守り方ではなく、ラインを高くプレッシングを掛ける志向性を持った香港に対し、向かい風の中でうまくラインの裏を取ってチャンスを生み出した日本は、早い時間帯に先制点を奪う。ペナルティアーク付近でラインの隙間に入り込んでフリーとなった平山がカレンの縦パスを受けると、そのままボックス内に進入。飛び出してきたGKをアウトサイドのチップでかわすと、最後はカバーよりも一寸先にゴールに押し込んだ。開始早々の決定機を逃した平山だったが、ここは冷静にエースの仕事を果たした。

この後も、完全に主導権を握ってカレンの決定機などを作り出した日本だったが、時間と共にトーンダウン。ボールの流れが淀み、ダイナミズムも生まれない、ミスが重なり、リズムを失う。結局最後までもやもやとしたプレーが晴れる事はなく、前半を無為にしてしまった。

そんなプレーに苛立ちを隠せない反町監督はハーフタイムで選手達に活を入れ、前半コンタクトプレーで痛んだこともあってか(存在感もなかったが)李に代えて家長を投入。しかし、その刺激もチームの意欲が活性するには至らない。ただ、ミドルレンジでのシュートの意識が高まったり、家長や水野の個人技術が発揮されたりと、攻撃の実効性が少し戻ると、ようやくようやく追加点を生み出す。水野が右サイドで抜ききれなかったものの粘り強くも強引に突き破り、ボックス内に進入。中に切れ込みながら、最後はマイナス気味に折り返し、後ろから入ってきた梶山がボレーで沈めた。

この追加点によってパフォーマンスも向上し始め、その後は少しもやもやとしたプレーは減少する。家長のプレーが突破口を開く形で3点目も生んだが、それでも最後まで緩さが消えることはなく、ミスからピンチを招いたり、切り替えが遅れてカウンターを浴びたりと、締まらないゲームを象徴するようなシーンも。結局無失点のままゲームを終え、3-0。このゲームを好スタートと呼んで良いのかはわからないが、求められる結果を残し北京への最初のステップを踏み出した。

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結果や内容に関しては、このゲームに限っては余り言うことがない。抜群の出来だったとか、そういうことではなくて(言いたいことは山程がある)、そういった部分ではなく、本質的な問題が気になったから。

それが何かと言えば、選手達のこのゲームへのモチベーションや様々な意欲、ゲームに臨む姿勢と言う要素。怪我を恐れてコンタクトを著しく避けたり、格下ということもあってすべき事をしない緩慢なプレーには、憤りを覚えたし、少々の寂しさを感じてしまった。

何故こうなったかと言うことを考えた時、やはり相手が格下で、力量差があると言うことが大きく影響したことは否めない。高いレベルでプレーをしなくても相手を御してしまうぐらいの力量差であったり、緩いプレッシャーが生み出す環境は、選手達の真剣度を削ぎ、高い意識のプレーを発揮するに至らなかった。そしてこれは由々しき事態なのではないかと思う。

実務的に考えて、実戦、これから主戦場とすべきアジアでの公式戦はとても貴重な強化の場所となるはず。まだまだ構築途上、発展途上のチームを考えれば、時間的余裕はない。そんな状況の中で貴重な1ゲームを無為なプレーで潰してしまったことはとてももったいないことだった。

そして何より、選手達の可能性について。僕はこの世代の選手達のポテンシャルをとても高く評価している。それこそ、黄金世代と呼ばれたシドニー世代をも超える事が出来る可能性があると思うし、開けることの出来なかった新しい扉を開くことが出来るだけの可能性がある選手達だと思う。そんな選手達だからこそ、個々の選手が高い意識をプレーして、研鑽されていくことで、どんどん成長して欲しい。でも、そんな機会を自ら失っていることは歯がゆいし、何よりも今から現状にあぐらをかくようなプレーをしていたら、どんどんその可能性が狭まっていくのではないかと感じてしまう。

もちろん、曖昧さの残る戦いぶりや戦術的な疑問点、そしてプレーの内容も気にならない訳じゃない。ただ、やるのは選手達で、その選手達が最低基準さえ満たさない姿勢でプレーをしているようでは、全ては小手先のこと。本当に、目を覚ませ!このままじゃ、終わっちゃうぞ。

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操作ミスで完成品を消すという事をやらかして、ちょっとテンション落ち気味だったんだけど、何とか記憶の糸を辿って書けた。ただ、ちょっとニュアンスが代わったりしている気もする……。あっ、選手評は今回はなし。この日プレーした選手達はほとんどの選手に及第点をあげることは出来ない。こんなもんじゃないでしょ?って話です。と言うことで、ここまで。

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*やっぱり、少しだけタクティカルな要素に触れておこうかな。ディフェンスラインのこと。バランス的に相変わらず枚数が足りなくなるようなシーンが見えたこととかが気になるのだけど、今力を入れるべきはビルドアップとプッシュアップ。ビルドアップに関しては伊野波のフィードが良かったんだけど、組み立てに関してはまだまだその術というのが見えていないのかなーと。後ろで繋いで、前に渡したらおしまいになってしまっているけど、もっともっと工夫をしていくべきだと思う。少しでも相手を揺さぶる、引きつけると言うことを意識してプレーをする。中盤に当てて、それをもう一度少し前に絡む形でサポートして、相手を引きつけて、マークを剥がしてあげる。ドリブルを絡めて、引きつけて裁くことでポジショニングバランスを崩す。ポジションブレイクやダイナミズムだけがリスクテイクじゃないのだから。その辺もリスクテイクだと思う。で、プッシュアップはもっと大胆で良い。バランス的には難しい部分もあるけど、この程度の相手ならプッシュアップして強く相手に圧迫感を与えて余裕を奪ってしまうぐらいでも良いと思う。このチームは、間延びする癖があって、それがチームの機能性を奪うことを考えれば、プッシュアップは重要な要素。どちらも共通するのは勇気。どの選手にも共通して言えることだけど、自信を持って。

*本当は「きっと大丈夫」そんなタイトルにしたかった。懐疑論は構わないけど、僕はこの選手達の才覚を信じてるし、反さんもこの環境に慣れればもう少し出来るかなーと。ま、このゲーム見たらそんなことは書けない(汗)

*早野はじまったか。今までやってきたことは何だったんだ……ネタもここまで来ると天性ですな。でもアーリアちゃんスタメンかも?というのはwktk!!!ま、なるようになれという感じですわ。てゆうか試合が早く見たくてしょうがないっす。明日いらね、明後日早く来い!(←今週ずーっとこんな感じです)

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