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March 10, 2007

迎え撃つ者としての矜持@J1 第2節 横浜FC vs Fマリノス Preview

解釈は色々だけれど、この対戦に置いて「迎え撃つ者」と「挑戦する者」という図式は変わらないだろう。そして、こういう図式は「挑戦する者」に優位に働く事が多いのが、摂理。「迎え撃つ者」にとってはlこういう図式は、百害あって一利なし。事実、これまで多くの「金星」を与えてきたことが全てを物語っている。それでも、負けることなど許されない、守るべきモノがあるゲームなのだから。

ということで、なんだかんだ言って盛り上がっちゃってる「あの」ゲームのことを少し考えてみたいと思います。ただ、あくまでも、「フットボール」を考えます。ま、いつも通りにね。

*呼び方に関しても、あくまでも普通にする。

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2007 J.League Division1 第2節

2007/3/10 19:00KickOff/横浜FC vs Fマリノス @ 三ツ沢球技場「挑む者、迎え撃つ者」

F.Marinos        YokohamaFC
     大島            久保     
功治 マルクス  鰻          奥
  河合 アーリア    滝澤  鄭  山口 藪田 
天野      隼磨   
  那須  佑二     中島 早川  小村 和田
     哲也             菅野

注目度が高いこともあって、このゲームに対しての多種多様の情報が溢れかえっている訳ですが、事前段階でのチームの状況をまとめておきましょう。まず、Fマリノス。前節試合終了間際のレッドカードで出場停止が確定している師匠、怪我で別メニュー中のジロー、田代、フミヤ、秋元が欠場確定。木曜日の練習に姿を見せなかった勇蔵(インフルエンザ?)、石原なども出場が危ぶまれている。逆に戻ってきそうな選手というとマリノスの象徴・松田直樹。起用ポジションは定まらないが、練習試合をこなしながら調整に精を出しているようで、このゲームで復帰もあり得るか。

対する横浜FCの方、前節のスーパーゴール、そして古巣との対戦とマスコミの視線を一挙に集める久保がインフルエンザの疑いがある様子だが、高木監督としては強行出場も辞さない構え。ただ、久保だけではなく右サイドバックの小野、センターバックの小村など、ハマナチオを担う選手達にも病魔が襲っているようで、この一戦を前に少々不安が顔を覗かせている。

じゃ、攻守のポイント。

・未練を断ち切るように -@ Deffence-

基本、横浜FCは守備のチームで、攻撃に関してはシンプルなカウンターを志向するチーム。ただ、チームの比重として守備に重心が掛かり、攻撃に関しては迫力を欠く部分は否めず。そういう要素を鑑みると、ある程度人数を揃えれば、崩されることはそうないと思う。

ただ、久保竜彦の予測不可能なプレー、奥大介のアクセントは警戒が必要。屈辱を味わされた古巣に対してモチベーションが高まることは容易に予測が立つし、二人の通じ合うコンビネーションなどは、無警戒ではいられない。

しかし、警戒する部分と言えばこれぐらい(+セットプレー)それだけ注意する部分も絞られるだけに、彼らをしっかりと潰すと言う要素をしっかり出来れば、失点の危険性を大きく削れるのではないかと考える。まず一つは、久保に起点を作らせない厳しいマーキング。レッズ戦を見る限り、横浜FCの攻撃の大半は久保を意識した攻撃が多い。ボールを当ててダイナミズムを付随させる、裏に走らせてゴールを狙わせる、どちらにしても久保が仕事をしないと成立しない形が多く、このストライカーへの依存度が非常に高い。それだけに、このポイントを潰せれば、最も危険なカウンターも、未然に摘み取っていくことが可能になると思う。そのためにすべき事は、センターバック二人(佑二・那須かな、マツでも、勇蔵でも同じ事)が彼に厳しいコンタクトをも辞さない厳しいアプローチをしていくこと(そして、その相互補完の関係で裏へのボールへのカバーを準備しておく)。しっかりとアプローチに行ってプレッシャーが掛けることで、彼にボールを触らせない、入っても充分な状態でプレーさせる時間を作らせない、又彼自身プレーリズムを掴みにくくなり、自ら崩れていく可能性もある。技術的にも、身体の使い方的にも柔軟なだけに、なかなか簡単なことではないが、Fマリノスが誇る守備陣の特徴を考えても、前掛かりに久保を徹底的に潰したい。

そして、大ちゃん。ポジションを変えながら、ボールに絡もうとしてくるだけに、彼の動きを中盤全体がケアしていく事が必要となるけれど、フォアチェックを掛けてカウンターを消せば、自ずと彼はボールに絡もうと自然と下がっていくはず。その時に強いプレスを掛けて、奪うイメージを持ちたいところ。技術的には非常に高い選手だが、厳しいプレスに対して脆さを見せることもあるだけに、やってみて無駄はない。カウンターを消す、その上でプレスを掛ける、成功すればショートカウンターのチャンスに繋がり、ハマナチオを発動させる前に崩せるチャンスが訪れる。

きっと、この二人に未練のある人、愛着の残っている人は少なくないはず。彼らはFマリノスを栄華に導いたスタープレーヤーであり、岡ちゃん期のFマリノスの象徴だった。僕の頭の中にも印象的なプレーは未だに記憶の片隅に残っている。でも、今は敵。そんな未練や愛着を断ち切るようなシビアなプレーで相手の攻撃の可能性を断ち切りたい。

・必要なのは突破口 -@ Offence-

ボックス付近で人数を掛け、有効なスペースを根こそぎ削りとって、相手に閉塞感を与える守備、このクオリティはJの中で最も勝ち点を持ち帰るのが難しいスタジアムで勝ち点を持ち帰る寸前にまで至った。結果として破綻し、勝ち点を持ち帰ることは出来なかったが、このプロセスは彼らのアイデンティティであり生命線であるディフェンスが、改めてJ1でも通用することを物語っている。

そんな守備に対して、新しいコンセプトの元改革の道程にいるFマリノスは崩してゴールを獲れることが出来るのか、これがこのゲームの最大の見所であり、キーポイントとなる。贔屓目に見ても、相性は決して良い相手ではない。横浜FCのチームとしてのコンセプトは「相手の良さを消す」「スペースを消す」というモノ。それに対して、Fマリノスはそういった相手に対して何度も煮え湯を飲まされてきた。攻撃構築能力、局面打開力、アイデア、コンビネーション、決定力……、これまでこのチームに欠けていた要素を強く求められると、攻撃は一気に閉塞し、無理に崩そうとしたところでバランスを失い、その逆を突かれるなんてシーンを何度も見た気がする。

ただ、そうはいっても致し方ない部分もある。基本的に「これだ!」という明確な対処法はないからだ。世界中の強豪チームが格下の現実的なサッカーに苦しむのは摂理とも言えるのだけど、負けられないゲームなだけに手をこまねいているわけにもいかない。何とかこの現実的な守備をこじ開ける鍵をゲームの中で見つけることが必要になる。

で、個人的に少し有効かなと思うのは、アウトサイドに質と量を掛けると言うプレー。開幕戦、相馬やポンテが複数の選手と絡んで左サイドを破っていたシーンがあったのだけど、速いタッチでボールを動かしてその中でダイナミズムを付随させれば、結構崩れやすいかなと。一つ崩せば相手の守備はスクランブルとなり、ポジショニングをブレイクしてその局面を凌ごうとするから、中にもズレが生まれる。オウンゴールとなったシーンも、左サイドを破られてエンドライン際から流し込まれたボールがゴールカバーに入ろうとしたディフェンスに絡んでそのままゴールに入ってしまった。いくらクオリティを備えた守備とはいえ、スクランブル的な対応に置いてはそう完璧に対処出来るモノではない。

もちろん、コンビネーションだけじゃない、個人の突破でも何でも良い。綺麗に崩すなんて志向性はいらない、一つのポイントに力を集中させて、突破口を開くことがスタート。相手が対応しづらいな状況、嫌がる事をしていくことで、相手を揺さぶる。それがハマナチオ攻略の一つのキーとなる。

*特徴的なことを言えば、どこかを崩されるとゴールに鍵を掛けるようにずるずるずるっとポジションを下げていく傾向があること。それだけ守る意識が高いと言うことを示しているのだろうけど、逆に言えば後ろから入ってくる選手は警戒が薄いと言うか、ルーズな対応が目立つ。基本中盤の選手が入ってきた相手を責任持って対処すると言うことになるのだろうけど、鄭・山口は別にして、両アウトサイドはお世辞にも守備に長けているとは言い難い。隼磨であったり、アマノッチ(裕介?コミー?)が一気にボックスの中に入ってフィニッシュに絡んでいくのも面白い。

*ただ、マリもポゼッションはお世辞にも質が高いとは言えない。開幕戦で可能性のある攻撃を見せたとはいえ、その形はほぼトランジッションの流れ。閉塞感の打開というのはまだまだというのが本当のところ。で、ヴァンフォーレと横浜FCではプレー姿勢が違うから、開放感のある攻撃というのは早々出来ない可能性が高い。もちろんトランジッションの流れを生み出せればいいけれど、閉塞感に苛まれた時のイメージをチーム全体が持つことが必要になるかなと。開幕戦では守備に置いて焦れない事が大切だったけど、このゲームでは点が獲れなくても焦れない事が大事だと思う。相手はまさにマリが焦れてバランスを崩してくれることを狙っているわけで、焦れれば焦れるだけ金星献上の可能性を高めてしまう。

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こういうゲームを特別なものにするのは、遺恨であったり、積み重なった負の感情の連鎖だったりする。虐げられたり、悔しい思いをさせられる中で、むくむくと相手への敵対心が生まれ、それが一つのスタジアムを分かつことで異様な雰囲気を作り出す。その雰囲気が選手に伝わり、ピッチは戦場と化し、フットボールを変質させてしまう。

基本的に、こういうゲームに好ゲームは少ない。負けられない、負けたくない、こういう感情の高まりがゲームを硬直させてしまう。歴史のないこのカードでも、そういう傾向が出るかも知れない。でも、きっとそれでは納得出来ない。今シーズンは新しいことに挑戦し、復権への第一歩としてイチからやり直しているわけだけど、このゲームだけはJで3度王者となっている誇りを纏って、新参者に対してびしっと現実を突きつけて欲しい。それが、先駆者としての、迎え撃つ者としての役割だと思うから、ね。

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本当は昨日UPの予定だったんだけど、寝ちゃったんで当日になっちゃいました、てへ。ま、個人的には全然心配してませんよ。論理的に考えれば、早々負ける相手じゃない。引き分ける可能性は大いにあると思うけど。焦れずに粘り強く、相手に対して敬意を払いながら驕ることなく戦えば、自ずと結果は出るはず。やるべきことをしっかりやれば、きっと……うん(自分を納得させてる)ということでここまで。

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*ユニ手元に届きました!良いね!デザイン!良いね!手触り!やっぱかっこいいわ……。でも、今日着ていくかどうかはまだまだ悩んじゃう。だってさ、開幕戦は違うシャツで勝ったからさ、験を担いだ方が良いのかなーなんて思ったり。結構古風なんですよ。でも、下ろすには良いタイミングだよね、うーん。

*8000名先着で何かくれるようですけど、そんなにお隣さんのファンは来るのかしらん。はてさて。

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