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February 24, 2007

Are you ready?@練習試合 Fマリノス vs ソニー仙台

昨日は若手で香港遠征、今日は主力がソニー仙台との練習試合で、開幕への準備をしているFマリノス。僕も今日ようやく新シーズンのユニフォームを予約してきました。チームの方はともかく、ようやく後一週間、ワクワクして来ちゃいました。ということで、簡単に今日の練習試合で感じたことなどを。

練習試合

Fマリノス 4-1 ソニー仙台 @ マリノスタウンAグラウンド
F.Marinos:38'鈴木隆行 75'p松田直樹 78'清水範久 85'田中隼磨

1stHalf:GK榎本哲也、DF田中隼磨、栗原勇蔵、中澤佑二、那須大亮、MF河合竜二、山瀬功治、マルクス、FWマルケス、鈴木隆行、坂田大輔

2ndHalf:GK高桑大二郎、DF田中隼磨、吉村光示、塩川岳人、エウチーニョ、MF上野良治、松田直樹、清水範久、FW吉田孝行、大島秀夫、乾貴士

1stHalf          2ndHalf
     師匠            大島
坂田       鰻    乾        吉田
  功治 マルクス        ジロー
     河合         マツ   良治
那須      隼磨   エウチ      隼磨
  佑二  勇蔵       塩川  吉村
     哲也            高桑

ま、こんな感じかな。しっかりまとめるような試合でもなかったと思うので、頭の中のメモを晒すような形で。

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・一番最初に思ったこと、「偽バルサ」。ポンポンショートパスを回しながらワンツーやロールプレー、オーバーラップなどを用いて崩していこうという感じ。ただ、相手の力不足を差し引けば、相手のディフェンスラインに脅威を与えるようなダイナミズムがなかなか生まれず、ゴールに直結するような決定的な崩しとでも言うのかな、そういう部分が非常に少ない。手数が多い割に実効力としては今ひとつ。J1のチーム相手ならあんなにボールは持たせてもらえないと思うし、より強いプレッシャーを掛けられることでミスがもっと出てくる気がする。

・ただ、昨年のカオスの時期のような打てども響かずと言う感じではなくなった。まだ逡巡するシーンもあるし、詰まるシーンもある。センスを感じない部分もない訳じゃないし、狙いを共有して動きを組み合わせるような高度な崩しなどほとんどない。ただ、空いたところに顔を出して引き出そうとすることであったり、前にスペースを見いだした時に一気にサイドチェンジをしてみたりと、攻撃に出るための第一段階である部分は確実に上がってきた。特に、河合の裁くことに対しての意識の向上は買い。よく見ているし、勇気を持って大胆にプレー出来ている。

・噂通り功治が割を食う部分が多い。バランサーとしてよく気を遣っているけど、「山瀬功治」としての最大の武器である前に鋭く飛び出すプレーや突破に掛かるシーンは数少なく、ボールに絡むシーン自体が少ない。その数少ないシーンでは可能性を感じさせてくれた事を考えると(坂田とのロールプレーでの絡み、機を見た突破など)、彼が割を食うことが正しいのかどうか……。

・今日のゲームの上での個人的な観戦テーマはどれだけミスをしないか、そしてミスした後にどんな状況に陥るかという部分。かなり攻撃のことに時間を割き、人数を掛けることやリスクチャレンジを推奨されているけど、その裏に潜むリスクというのが気になってしょうがなかった。で、単純なミスは除いて(佑二の危ういパス!注意)、1stチームはマルクスやマルケスと言った技術の高い選手がいたこともあって、かっさらわれて一気に行かれるというシーンはそんなにはなかった(これは上記の通り、J1になったら出てくると思う。マリの選手はプレッシャー掛けられた状況でのプレーには危うさが残るし)ただ、危険な奪われ方じゃなくても、中盤に空くスペースをシンプルに使われて、一気に攻め込まれてしまうシーンは何度もあり、またそれを抑止するようなチームタスクは見られず。予想通りと言っちゃ予想通りなんだけど、このままじゃJ1のチームにはカウンターで何点やられるか分からない。特に開幕戦。「リスクマネジメントのない攻撃志向はセーフティネットのない空中ブランコ」と例えてみる(ちょっとうまいたとえだと思ったわけだけど、だめですか、そうですか)

・良い例となったのが失点シーン。エウチーニョが突っかけて簡単に奪われて、左サイドの裏を簡単に使われると、グラウンダーで中に流し込まれ、ボールサイドに入ってきた選手がスルーされて対応に行っていた吉村(塩川かも?)が引っかかり、その裏から入ってきた選手にイージーに押し込まれた。仕掛けることがいけないとは言わないけど、一つのチャレンジが本当にリスクを抱えるチャレンジになってしまう組織となっているのかなと。同じようなシーンが何度もあったのだけど、エウチのプレーが拙いことは除いても、尻ぬぐい出来ない感じだね。

・中盤ディフェンス、ラインコントロールはお粗末。中盤ディフェンスに関しては、コンパクトに、囲んで奪おうという意図は感じるけど、その一つ一つの動きに整合性と連動性がない。曖昧な部分が残っていて、行って良いのかだめなのかと言う判断に迷いがある感じ。現状ではまだまだ奪う「定型」というのを作るというのは遠い。ラインディフェンスに関しては、ラインを維持しようとしているけど、ボールホルダーに対してアプローチが恐ろしくルーズだから、フリー同然でパスを出させる余裕を与えてしまったりしている。相手が相手だから何も起こらなかったけど(もちろんマリの選手達も練習試合だからモチベーションの問題もあっただろうけど)、一つ一つのアプローチの距離をもっと詰めて、ちゃんと相手にプレッシャーを掛けていかないと必ず破綻する。ラインコントロールも危ういよ、審判が下手なだけで何本かやられてた。どちらにしても、相手がミスするからいいやと言う精神はだめ。

・新戦力、師匠は何度か身体を張ったポストやファールゲットという匠の技を見せたけど、相変わらずインテリジェンスを感じない動き出し(周囲と被ること多数)とチャンスを無為にしてしまうシュートに対する低意識も相変わらずで一長一短。彼自身セットプレーからゴールを獲れたことは良いことだと思うけど、流れの中では全く怖さを発揮出来なかった。

・マルクスは、ショートパスでの崩しに固執しすぎる嫌いはあるけれど、右サイドでのマルケスと隼磨との絡みはそれなりに可能性を感じた。マルケス・マルクスがボールを持てるので隼磨はどんどん前に上がれて、そのパス交換の中でダイヤゴナルにボックスに入っていく動きやトリッキーなパス交換で局面打開するなど、一番実効力を伴うプレーになっていた。ただ、ふろん太の時のような躍動感や怖さはまだまだ。スルーパス見たいし(アタッカーの動きの悪さもあるけど)、自らかわしてお膳立てをしたり、飛び出す動きとかも欲しい。ふろん太の時はやってた。今はパスマシーンで、それだけで終わってしまう感じもある。守備は……ねぇ、僕は厳しい気がするけど。

・エウチは何よりもコンディション不良。ただ、それを差し引いてもとんでもなかった。一つのパスもまともに繋げず相手に引っかけ、突破もテクニックに不安、クロスは隼磨を彷彿とさせる亜空間、守備は一発型で安定感なさそうだし、ポジショニングはめちゃくちゃで裏へのスペース管理意識が低すぎる。JFLのチームに穴にされてしまう外人ってそれで良いのか、強化部長さん。コンディションが上がってくればそれなりにやってくれるのかも知れないけど、守備の概念の低さはどうしたモノか……。

・イヌーイはボールを持った時は可能性を感じた。股抜きでの突破や常に最も危険で得点に直結するようなパスを狙ってる感じがあるのは楽しい。やっぱり才能は抜群にある。ただ、現状に置いてはよりクレバーでエネルギッシュにボールを引き出す術と松田さんと良治さんへの菓子折が足りない。冗談は置いておいて、ボールに引き寄せられるようにずるずるっと寄っていってしまうから、相手の網に掛かりやすい。もちろんテクニックはあるのだけど、それだけではプロでは厳しい。クレバーにタイミングなどを計りながら、一気に爆発するようなオフ・ザ・ボールの動きが欲しい。てゆうか、スペースランニングももっとして良いと思う。相手を後手に回せばもっと抜けるし、もっと良い状態でボールが持てるようになる。守備は奪えなくて良いから、まず相手の前に立ってコースを切ることからやりなさい。

・新戦力以外で気になった選手。隼磨は前半はショートパスの流れの中でダイナミズムを付けるぐらいで目立たなかったけど、後半はショートパスに固執しなくなった分、シンプルなサイドチェンジを良いランニングで引き出して、実効力抜群のプレーを見せてくれた。ループは調子に乗った感じだったけど、素晴らしい判断。前半のメンバーであれだけ躍動感のあるプレーが出来たら、チームの幅は広がると思う。

・河合は上記の通り、ミドルパスへの意欲がとても高く、狭くなりがちな構成に変化をもたらしてた。中盤ディフェンスはまだまだこれからだとして、ああいう勇気のあるプレーをもっと続けて欲しい。うまくなってるんだなー。

・坂田はネガティブ。ポジションを変えたりと流動的にやってるのだけど、何となくせせこましくなってる。ダイレクトプレーとか、足裏で引いてのミドルとか、良いんだけど、彼の魅力が出ていない。もっと裏への要求をして良いし、していかないと、チームの攻撃にダイナミズムが生まれない。狙え狙え。

・将軍様のボランチはどうなんだろ。気を遣ってたし、繋ぎはうまいけど、調子こいてミスする姿が目に浮かぶ。個人的にはバックラインでラインコントロールをやって欲しい。フィードも活かせそうだし(全般的に相手はマルクスやマルケスに引っ張られる感じがあるから、対角線に飛ばすようなフィードは効果的だと思う。タイミングを合わせてくれれば)

・哲也は試合に出て大丈夫だったんだろうか……。セービングの時ヒヤッとした。

・ジローと師匠が揃って点獲ったんだなーと帰ってきてから思った。来週一週間雨になりそうだなーとか思ったら、祈りたくなった。

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まだまだやるべき事は沢山あって、道半ばだけどもう時間が来ちゃいましたって感じかなー。準備はいいですかー?と言われたら、後2週間ぐらい待って~、と言いたい気分です(そうしたら監督を代える)正直言って、今日のゲームでは結果は置いておいて、不安要素の方がポンポン出てきた。面白いサッカーになる可能性はあるけど、強くて勝てるサッカーになる可能性はもの凄く低い事であったり、リスクの分の実をしっかりと数字に残すことが出来るのか、リスクだけを被ることになるんじゃないのかとか、机上のロジックに置いて破綻の出るものが不確定要素の大きいピッチの中でうまくいくのかとか、ね。でも、もうそろそろ僕も本当に腹を括らないといけないね、シャツも買っちゃったし。

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まとめる気がないからってダラダラ書くのは僕の悪い癖ですね、読んでる人、長くて申し訳ないです。次はゼロックス……かな?わからないけど。傾向と対策になるか、それとも東京デルビーになるかも……まだ未定って事で。ということでここまで。

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*試合が終わった後、人工芝のCコートでユースの練習を見てたんだけど(鬼のように寒かった、強風だったし)、その横の天然芝ピッチでは功治が黙々と一人で練習してた。他の選手はシャワーを浴びて帰っちゃってたんだろうけど、こういう姿勢が他の選手にも伝わって欲しい。サッカーに対する真摯な姿勢が必要な今こそね。

*だからと言う訳じゃないけど、今年は10番にしました。前から決めたけど、今日の姿を見てますます惚れた。そのうちタイトル部に功治の写真が付く日も近いな。

*てゆうか、コーチはどこに行ったの?コーチがこういう時こそサポートしてやらないと。あ、香港か。でもさ、誰だって良いじゃん。手伝いたかったよ、ボール拾い。

*そうそう、明日は味スタ行こうと思ってますよ。無料だし、良い席座るには早めに行かないとだめっぽいね(何とか2階席でガキのいないところに座りたい)どのくらい来るのかしら?熱っぽい試合が見たい。

*なんで東京デルビー?と思われるかも知れないけど、色々気になるじゃん。U-22組はいないけど、移籍してきた選手はもちろん(福西、ワンチョペ、エバウド、ディエゴ、フッキ、名波様)、FC東京のバックラインがどうなるのかとか(吉本かな?)、ラモス(笑)とかね。ラモスと言えば、エルゴラのゾノのインタビューは笑った。人ごとじゃないけどな_| ̄|○

*希望の試合展開はヴェルディが前半でディエゴとフッキの大爆発で3点ぐらいリードして、ヴェルディ強いなーと思わせておいたところで味スタ劇場開幕。馬場ちゃん辺りがスパークして3点返して、最後は熱くなったヒロミとラモスが場外乱闘。そうしたらトーチュウ買っちゃう。

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