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January 03, 2007

LooseBlog's J.League Awards -2006 J.League Best11-

今シーズンも沢山見ましたよ、うん。正直見てる試合に偏りはあるけれど、その見てきたまとめとして今シーズンの総括と合わせて、このベストイレブンを。

そうそう、まずは大本営のJリーグアウォーズ各賞を。

2006 J.League Awards

[最優秀選手]
田中マルクス闘莉王(レッズ)

[ベストイレブン]
川口能活(ジュビロ)
田中マルクス闘莉王
山口智(ガンバ)
加地亮(ガンバ)
鈴木啓太(レッズ)
阿部勇樹(ジェフ)
中村憲剛(フロンターレ)
谷口博之(フロンターレ)
遠藤保仁(ガンバ)
ワシントン(レッズ)
マグノ・アウベス(ガンバ)

[最優秀監督]
ギド・ブッフバルト(レッズ)

[得点王]
ワシントン(レッズ)
マグノ・アウベス(ガンバ)

[新人王]
藤本淳吾(エスパルス)

[優秀新人賞]
内田篤人(アントラーズ)
藤本淳吾(エスパルス)
中村北斗(アビスパ)

[優秀主審賞]
上川徹

[優秀副審賞]
廣嶋禎数

[フェアプレイ個人賞]
山岸智(ジェフ)
根本裕一(トリニータ)

[功労選手賞]
小島伸幸
相馬直樹
澤登正朗

[Jリーグベストピッチ賞]
平塚競技場

[年間優勝チーム表彰]
J.LEAGUE Division1:浦和レッズ

ま、妥当な結果かな。今年のリーグはレッズ、ガンバ、フロンターレを中心に回っていたのは間違いないし、その中で活躍した選手をピックアップしていくと、こういう結果になると思う。まあ少々??という部分がない訳じゃないけど、それは選ぶ人の主観があると思うし。様々な価値観もあって然るべきだと思うしね。

じゃ、いきましょうか、「LooseBlog的J.League Awards Best 11」

LooseBlog's J.League Awards 2006

Best 11 on 2006 J.League Division1

 マグノアウベス ワシントン ウェズレイ
    遠藤保仁      太田吉彰
      中村憲剛  鈴木啓太
  坪井慶介 田中マルクス闘莉王 堀之内聖
          西部洋平

候補選手
FW:播戸竜二、ジュニーニョ、我那覇和樹、佐藤寿人
FW:ルーカス、前田遼一、チョ・ジェジン、高松大樹
MF:山田暢久、三都主アレサンドロ、二川孝行、野沢拓也、福西崇史
MF:谷口博之、枝村匠馬、伊東輝悦、山瀬功治、阿部勇樹、小林大悟
DF:加地亮、伊藤宏樹、市川大祐、青山直晃、中澤佑二
GK:山岸範宏、榎本哲也

結果という明確なものとパフォーマンスの印象度で選んだわけですが、そうなると大本営発表のモノと対して変わらない(苦笑)何となく面白みのないメンバーになっている気がしますが、その辺はご勘弁を。では、短評。

マグノ・アウベス(ガンバ)
31Games(2726min)26Goals!!(162Shoots!!)/Best11!!/SilverShoes!!

今シーズンJ得点王として異論なき選出。アラウージョという大エースの穴を埋める存在として移籍してきて、しっかりとその責を果たした。トリニータ在籍時より周囲の手厚いフォローとより多いチャンスを得て、積み上げたゴールの数は26、ガンバの破壊力の中枢を担った。

序盤はチームメイトとの狙いにズレが見えてフィットに苦労するかなと思ったけど、一発出てからは全く問題なかったね。バイタル、裏への抜け出しとチームメイトが彼の良さを理解し、それを彼自身自らのスキルを活かして応えていた。個人的にマグノの良さはシュートの積極性と巧さかなと思ったり。結構沢山打っていて、その分だけ外すシーンも多かったから「うまい」と言われる首をひねってしまうかも知れないけど、あれだけシュートに持ち込めて、強いシュートを枠に飛ばすというのは、やはり素晴らしい。あれだけ打ってくる、そして強烈、だからこそ彼のバイタルでのプレーは怖かった。てゆうか、もう勘弁して下さい(泣)

ワシントン(レッズ)
26Games(2282min)/26Goals!!(Goal/1Game 1.03!!!)/Best11!!/GoldenShoes!!

今年もワ級旋風吹き荒れる1年で得点王。異論なき選出。マグノ同様、移籍により与えられた数多きチャンスメイクをしっかりと結果に残し、その残した数字は1試合1ゴールというとてつもない数字に。どのチームも昨シーズンの強烈かつ苦い記憶を教訓にしていたはずなのに、その卓越したスキルと抜群の落ち着きの前に「被弾」しまくった。

改めて、凄い選手。柔らかい足元のスキル、抜群の身体の使い方、精神的・肉体的なハードプレッシャーからも逃げない強さ、そして真面目で実直なプレーぶり。彼のプレーを教科書にしたいぐらい、センターフォワードとして模範のようなパフォーマンスだった。ま、色々ゴールにはレポートの中で触れてきたから触れないけど、一つ取り上げたいのが常に要求し続ける姿勢。「ここに出せ!」、「何故出さない!」、と手を広げて、感情を込めて意思を示す。ありふれた光景かも知れないけど、とても意味のあること。自分の狙いを周囲に理解させる、印象づける。そして、そのアピールの責任はゴールという結果でしっかり応える。応えるからこそ、周囲の選手はその要求に次は応えようとする。こういった一つ一つの所為が次のゴールへのアプローチとなる。「ストライカーの責任から逃げない」僕の心には改めて響いた。彼からは学ぶことが非常に多い。

ウェズレイ(サンフレッチェ)
27Games(2340min)/16Goals!(10Assists!)

帰ってきた猛犬。衰えたと思ったら、元気になって帰って来ちゃったねぇ。"サンフレッチェ"をイメージしてるのか弓を引くパフォーマンスは数えること16回(やってない時もあるかも知れないけど)、そして相棒佐藤寿人と抜群のコンビネーションでチームを危機から引き上げた。

正直、以前のような暴力的なまでの身体能力や力強さは感じなかった。でも、佐藤寿人に「彼のような選手と組めて最高だ」と言わせるぐらい、ボールを落ち着けて周囲を活かすようなプレーをしていたりと、積み上げてきたキャリアをチームに還元していたのかなぁと。どうしても年を重ねれば身体能力は落ちてしまうけど、その分長いキャリアから得た経験もある。そういう部分を自分の中でアジャストして、プレーを再構成しているというのはとても素敵なことなんじゃないかなと。ま、なんだかんだ言っても、結果として16ゴールもあげているから「衰えた」なんて失礼かも知れないけど、彼のような年の獲り方をする選手が増えると、よりリーグは充実するんじゃないかな。

遠藤保仁(ガンバ)
25Games(2126min)/9Goals!!(11Assists!!)/Best11!!/WC2006

J、ACL、代表と過密スケジュールの疲労により、リーグの勝負所で病魔に冒されるという不運はあったモノの、今シーズンもガンバの唯一無二のコンダクターとして絶大なる存在感。個人として結果はもちろん、今シーズンの攻撃の構築能力やコンビネーションといったチーム全体での生み出した流れを活かすという今シーズンのガンバのコンセプトの核として、リーグNo.1の攻撃陣を引っ張った。

こういうのは余りいいことではないけれど、不在によって改めて「遠藤保仁」という選手の存在の大きさ、彼が担ってきた部分の価値が浮き上がってきたような印象。ヤットのいないガンバはらしさを失っていたけど、復帰してヤットが調子を戻せば、やはりガンバらしさが戻ってスペクタクルな攻撃を見せてくれる。このコントラストが彼の存在を際だたせる。テンポ良くボールを動かし波を作り、隙を見いだし柔らかく美しいラストパスで得点機を演出し、セットプレーでも相手の穴を突く、そりゃいなくなれば大きな穴が空くのも当然か。今年も素晴らしくエレガントだった。

太田吉彰(ジュビロ)
32Games(2653min)9Goals!!(10Assists!!)

アジウソン・ジュビロのダイナミックなフットボールの象徴的な存在。抜群のトップスピード、縦横無尽で意欲溢れるランニング、それを支える絶大なるスタミナ、これらがジュビロの攻撃にダイナミズムを加え、そして相手ディフェンス陣を恐慌に陥らせた。

僕はベストイレブンに入るかなーと思っていたのだけど、入らないのは存在が地味だからか(苦笑)ただ、パフォーマンス自体は選ばれた選手にも劣らないぐらい質の高いモノだったと思うし、彼のダイナミックなプレーは数字的にはもちろん、もの凄い実効力を伴っていたと思う。もちろん、ジュビロらしさを感じさせるスペースメイキングであったり、プレーのエスプリあってこそ彼の特徴が活きているという部分もあると思うけど、スペースの匂いをかぎ、一気に突っ込むプレーがジュビロの攻撃に置いて大きな存在感を示していたのは間違いないところ。個人的にそのプレーには爽快感を感じて好きだったかな。今、個人的にオシムジャパンに推薦したい選手。よく走る、速い、ランニングの質も高い、実効力も高い、見てないはずないと思うんだけどねぇ。

中村憲剛(フロンターレ)
34Games!!(2998min)10Goals!!(5Assists!)/Best11!!

大躍進フロンターレのパスディバイダーとして、広いプレービジョンと高精度のパスで優秀なアタッカーを操り、爆発的な攻撃力の土台となった。昨シーズンよりもポゼッション志向を強めたチームの中でもそのセンスは健在で、ドリブルやターンで自ら局面を切り開いてからラストパスを見せたり、最前線への飛び出し、FK、無回転ミドルなど、得点力も発揮して二桁ゴール、優秀なMFとして改めて実力を証明。そのアピールはイビチャ・オシムにも届いて日本代表入りも果たし、個人としても大躍進の年となった。

今シーズンは生で6試合ぐらい見たんだけど、本当に俊輔に似てるんだよね、見れば見るほど。ボールの扱い方、パスの出し方、立ち振る舞い、ま、意識はしてないだろうから偶然なんだろうけど、近場で見れる俊輔として引き寄せられてしまった(苦笑)ただ、「中村憲剛」として魅せられたことも何度もあった。FC東京戦のジュニとのワンツーでの突破からのゴール、ガンバ戦での長い距離の凄いFK(最後は箕輪だっけ、詰めたのが)、普段のプレーでも結構厳しいアングルから凄い方向に高い精度でミドルレンジのパスを飛ばしたりしたシーンなど、非常に印象に残ってる。それでいてタフ。この辺は素晴らしい。正直、守備に関してはもっとうまくならないと、このポジションは厳しいと思うけど、それでも起用する価値のある選手だと思う。アジアでも期待、だけど怪我には注意。

鈴木啓太(レッズ)
31Games(2754min)1Goals/Best11!

レッズ、そして代表の屋台骨を支えるイケメンボランチ。質の高いタレントを抱えるレッズの中で、チームのバランスと秩序を守る仕事を忠実にこなす存在として大きくチームに貢献。そんな渋いパフォーマンスが認められ、キャプテンだったアテネ五輪の失意から2年、監督交代を機に代表、不動のアンカーとして定着した。

闘莉王がオーバーラップして空けた穴を埋める、無尽蔵のスタミナで走り回ってボールホルダーのサポートをする、中盤に広がるスペースの中でゲームを読みながら相手のボールを狙い攻撃の芽を摘む、はっきり言って目立つ仕事じゃない。ただ、こういう仕事をサボらずにやってくれる選手がいるから、今年のレッズは安定して強かった。まさにバッサトレーナーだったね。個人的にはあのもさもさした髪を振り乱して走る姿がアルゼンチン代表のファン・パブロ・ソリンに見えて仕方ないと思っていたのだけど(何度か書いたかも知れない)、彼の憧れの選手がソリンだと知って納得した。ソリンのようなタフさは本当に恐れ入る。彼が阿部よりも、今野よりも、谷口よりもこのポジションで使われている理由はそこにあるんじゃないかと思ったり。でも髪だけは切った方がいいと思うが。

坪井慶介(レッズ)
27Games(2299min)0Goals/WC2006

長期離脱からの復帰後もそのスピードは健在で、レッズのストッパーとしてJの歴史上最も硬い守備陣の一翼を担った。経験ある選手として、非常にミスが少なく、堅実なマーキングが印象に残り、カウンターケアなどでは抜群のスピードを生かして鋭いカバーで、チームを危うい状況から救うプレーも数多かった。又、オシム効果なのか「守備の人」という印象を覆し、時折オーバーラップするシーンも魅せていたりと、プレーの幅を広げている。

ストッパーは、高さであったり、強さというのをより求められるポジションだと思うのだけど、昨今のフットボールシーンを考えると、ショートカウンター、カバーリング、平面的な1vs1など、速さを問われることも多く、スピードのあるディフェンダーというのも又価値を感じていて、そういう意味で坪井もそういう波に乗っているのかも。それと、以前は位置的な違い(右は質が高いけど左だと脆さを感じさせた)によってパフォーマンスに差があると思っていたのだけど、それも今はもう全くと言っていいほど感じない。その辺は左サイドのストッパーとしての今シーズンのパフォーマンスが示している。彼が経験を積んで成熟しているという証明かな。

田中マルクス闘莉王(レッズ)
LooseBlog's J.League Awards MVP!

33Games(2942min)7Goals!!/2006 J.League MVP!!/Best11!!

抜群の高さと強さでJの歴史上最も硬いディフェンス陣の核として絶大なる存在感を示し、それに加え天性の攻撃センスを存分に発揮する最後列からのオーバーラップでチームを救うゴールも数多く上げ、更には溢れんばかりの闘志でチームを奮い立たせと、ケチの付けようのない抜群のパフォーマンスで今シーズンのMVPに。念願の代表入りも果たし、早くもチームでは大きな存在感を示しつつある。僕も彼をMVPとして選びたいと思う。

やはり今シーズンの闘莉王は大変素晴らしかった、腹立たしいぐらいに。元々優秀な選手で高いポテンシャルを持っていた選手だけど、個人的には今シーズン更に大きな進化を遂げたシーズンだったんじゃないかなと。以前は過剰な自信もあってか、好戦的で状況を考えずにチャレンジに行ってはぶち抜かれてチームに迷惑を掛けるというシーンも散見されたけれど、今シーズンはどっしりとバックライン中央に構えて、引き出されずにゴールに鍵を掛けている事が多かった。彼がゴール前にいる、その存在感が驚異的なシーズン失点数に繋がった一つの要因だったのではないかなと思ったり(クロス対応はもちろん、シュートブロックなど、長躯を活かした水際のディフェンスは質が高い)それと、ラインコントロール。周囲と高い意思疎通の元、細かくラインを動かすことで、相手アタッカーを牽制するようなプレーがとても効果的だった。肉体的な要素が目立つ中で頭脳的な守りも上手だった(基本、オフサイドを狙うという感じではない。ただ、これをすることで相手のアタッカーに主導権を与えないという効果があった。終盤はなくなっちゃって残念)総合的にディフェンスではリスクなく、そしてオフェンスではリスクチャレンジを思いっきりするというメリハリがついたことで、パフォーマンスが安定したのかなと。怪我もあったけど、精神が身体をも上回るメンタリティの強さも逞しかった。
あぁ、嫌いだ、大嫌い。そしてこんなにこいつのことを細かく書いて褒め称える自分に腹が立つ。でも、おめでとう、今シーズンはあなたの年だった。

堀之内聖(レッズ)
28Games(2520min)1Goals

闘莉王不在時にリベロ的な仕事をこなすなど、カバーリングと安定感にクオリティを持つ選手だったが、今シーズンはストッパーとしてカバーリングの巧さはそのままに、対人でも忠実な仕事で堅守の一翼を担った。終盤、大怪我を負い、ピッチ上で優勝を迎えることは出来なかったが、間違いなく優勝に大きく貢献したことは言うまでもない。

終盤に大怪我をしてしまったことは残念だけど、シーズン通じて安定していたかなと。正直、闘莉王、坪井に比べると少々対人では危なっかしい部分はあるけれど、それでも堀之内・闘莉王・坪井の3枚が揃った時の安定感は図抜けていたし、個人的にこの失点数「28」一試合の平均失点「0.82」という絶対的な数字を非常に評価しているので。ストッパーとしてカードなしというのは、反則に頼らなくてもしっかりと対応出来るという証明だと思うのでこの辺も評価ポイント。

西部洋平(エスパルス)
34Games!!(3060min!!)-41Goals(Save% 0.90)

完全移籍で真のエスパの守護神となった今期、抜群の初速反応と乗ったら止まらない気質は更に冴えを見せて、危ういシーンをことごとくストップして、チームを救い続けた。結局終わってみれば、34試合フル出場でリーグ2位の失点数、チームの躍進を最高峰から支えた。

ま、ここは正直かなり迷いましたよ。去年の選考基準から言えば都築か、山岸なんだけど、二人で出場試合数を分け合っていたと言うこともあって、その辺はちょっと違うかなーと。哲也に関してもそう(哲也の今シーズンの1ゲーム辺りのセーブ率と1試合辺りの平均失点は上出来だと思うんだ)それで、西部を選ばせてもらいました。彼の印象というと、神降臨率の高さかな。1試合に数回ビッグセーブをしている様な印象を受けるぐらい、とにかく凌ぐ。もし西部に神が降りてきていなかったら、エスパの順位はもう少し下でもおかしくなかったかも知れない。そういうことを考えると、失点率云々は置いておいても、素晴らしいパフォーマンスだった。

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総評

と言うことでいかがだったでしょうかー。やはり今シーズンを引っ張ったチームからの選出が多くなったわけですが、個々のパフォーマンスで考えると、非常に迷いました。例えば山田暢久、アレックス、野沢辺りは入れようかどうしようか最後まで迷いましたし、個人的な贔屓を全開にすれば功治や哲也も選んであげたかった。ま、贔屓とか含めちゃうとめちゃめちゃになっちゃうのでやりませんでしたが、好パフォーマンスでJを熱くしてくれた選手達には改めて感謝ですな。そして、来期も期待。

で、リーグの総評として改めて思うのは、Jリーグの躍進の大きな要因は「熟成度」だったと思う次第。上位4チームは、全て監督の在任期間が複数年となっている事を見ても、チームとして戦う術をどれだけ消化し、ブラッシュアップし、研磨するには時間が掛かる。その結果として、チームの戦力にフィットする戦い方を見いだせたチームが結果を残したと言えるのかなと。

逆に低迷したチームを見ると、チームの根幹がぶれ、戦い方を見いだせなかったチームが多い。手前味噌だけど、戦力的には充実していたFマリノスは、開幕4連勝の後に崩れた訳ですが、自信喪失という精神的なファクターはさておき、チームとしてぶれないビジョンというのを作り上げることが出来なかったからこそ、あれだけの大崩れとなってしまったのかなと。戦力的な均衡はビッグクラブの誕生により崩れつつありますが、それでも他国のリーグに比べて戦力均衡の傾向は強く、その分表現するサッカーの質がシーズンの結果に反映されると言う傾向はまだまだ続くと思います。そういう意味では指導者の質、選手達の戦術理解力、表現力という部分に大きな鍵があるのではないでしょうか。

最後に、一昨年サンパウロをクラブワールドカップの優勝に導いたパウロ・アウトゥオリという監督が日本に来てくれたことに大きな感謝をしたい。彼は、鹿島では彼の持っている指導力も伝わりきらなかったのか、思ったような成果を出せず、1年で日本を去ることになってしまったけれど、Jに対して真摯に向き合い、非常に素晴らしい提言をしてくれた。彼がJに来て味わった事実、世界とのスタンダードとの差など、彼が言葉にしたJの現実があるのは事実。そんな厳しくも真摯な言葉に耳を傾け、これからのリーグの発展の糧にしていかなきゃいけないんじゃないかなと。僕は、この監督が日本に来て、真摯に向き合ってくれたことにとても感動したし、来てくれて良かったと心から思う。オシムにも感謝はしているけど、彼の言葉も又、重い。

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うーん、らしくない?ま、たまには真面目にね。と言うことで、もう一本リーグに関しては「提言」として書くつもりだけど、とりあえずは僕にとっての2006年シーズンはこれで終了。2007年シーズンのことを考えると鬱になりそうですが、ま、素晴らしいシーズンを期待して、楽しみたいなと思ってますよ。ということで、ここまで。

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*終了とは書いたモノの、まだまだ宿題は残っておりますよ。休みが少ないのでどんどん書いていきたいと思ってますが、ちょっとヘビーなのが多い(苦笑)ま、オフシーズン長いんで、ゆっくりやりますよ。

*パウロ・アウトゥオリの言葉を少し張っておきます。彼は来期母国に戻り、名門クルゼイロの監督に就任するようです。正直、あのナビ準決勝1stLegの遺恨もあるからマリな方には嫌がられるかも知れないけど、それは抜きにして、ね。とりあえずリーグ最終節のコメントは必読、わかったか、椅子男。で、他にも素晴らしい言葉もあるので、それは探してもらえたらと。

【J1:第34節】鹿島 vs 磐田:パウロアウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント(J's Goal)

【第86回天皇杯準決勝 浦和 vs 鹿島】試合終了後のパウロ アウトゥオリ監督(鹿島)コメント(J's GOAL)

【J1:第27節】鹿島 vs 千葉:パウロアウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)

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