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December 12, 2006

一つの終わりと一つの始まり@J Youth SAHARA Cup 2006 Q.Final Fマリノスユース vs サンフレッチェユース

試合終了のホイッスルと共に、Fマリノスユースのシーズンも終わった。

色々な要素で相手が一枚上手だった、下された結果は妥当なものだった。

一つの終わり、でも、これから又新しい道が始まる。うん、これから。

J Youth SAHARA Cup 2006 Quarter Final

Fマリノスユース 1-2 サンフレッチェユース @ フクダ電子アリーナ「一つの終わりと一つの始まり」
F.Marinos:7'木村勝太 Sanfrecce:16'横竹翔 60'中野裕太

Fマリノスユーススタメン:GK佐藤峻、DF金井貢史、甲斐公博、田代真一、武田英二郎、MF幸田一亮、長谷川アーリアジャスール、水沼宏太(→大久保翔)、森谷賢太郎(→広田陸)、斉藤陽介、FW木村勝太(→端戸仁)

朝、横浜の空は薄暗く雨降るかなと思って傘を持っていったら、東京を通り過ぎる頃に空は快晴(しかも、フクアリに傘を忘れた、ビニガサだけど。フクアリの掃除する人ごめんなさい)フクアリにてFマリノスユースはJユースの象徴的な存在である強豪サンフレッチェユースと対戦した。

Fマリノスユースは先週のトリプレッタ戦からスタメンに二つの変更点。復活を果たしたアーリアくんが山岸くんにボランチ、又1トップには端戸くんではなく木村くんが入る、このチーム本来の形か。山岸くんがいないと言うことでキャプテンマークは田代くん。相手のサンフレユースは綺麗な4-4-2、今年の目玉はなんと言っても平繁龍一。柔軟なテクニック、豊富なアイデア、水準以上のスピードと様々な能力を兼ね備えたアタッカー。平繁と共にトップ昇格の決まっているらしい左サイドバックの遊佐がキャプテン。その他にも水沼くんや端戸くんとU-17の代表でチームメイトだった岡本知剛なども。監督は言わずと知れた森山さん。

試合展開

立ち上がり、いきなり平繁に中央を割られ、引きつけられたところを右に流されてGKとの1vs1と言う決定機を作られたFマリノスだったが、相変わらずアグレッシブに裏を狙う形で応戦。いつ、どちらに点が入ってもおかしくないような高いテンションでゲームが始まる。すると、、開始10分立たないうちにゲームが動く。左サイドを強引に突破してエンドライン際まで切れ込むと、折り返したところを混戦から木村(記録的にそうらしい)が押し込んで先制。接戦となるであろうゲームで先手を獲れたことは大きいかに思われた。

しかし、先制点から10分立たないところで、そのアドバンテージを失ってしまう。左寄り距離のあるところからのFK。平繁の右足から鋭いインスイングのボールが供給されると、手前に入り込んだ横竹にピンポイント。横竹はバックヘッドで流す形で佐藤の頭を越えてゴールに収まった。すぐさま同点とされてしまう。

同点になってもテンションの高いプレーが続く。どちらも高いラインを敷いていたので、ゴールキック時は20人の選手達がハーフラインをまたぐ形で20mぐらいに収まるぐらい非常にタイトでハイプレッシャーな中盤での争いが続き中で、水が漏れるようにラインの裏に抜け出して決定機が生まれる。しかし、この後スコアは動かず、前半は1-1で折り返す。

(ハーフタイムのタイミングで木村→端戸)
後半も同じような展開が続いたが、少しずつ現実を突きつけられるように力の差が出始める。攻撃の工夫・幅、個人能力、セカンドボールの反応、一つ一つのプレーの意識、組織力含めた守備対応力……。相手の対応もあって実効力を示せなくなるFマリノスユースに対して、サンフレユースがゲームを掌握すると、何とか水際の所で耐えていたDFが決壊。ボックス手前でしっかりと収めた中野が反転してそのままミドルシュート、これが佐藤の伸ばした手をすり抜けゴールに収まり、1-2。残り30分の所でビハインドを追いかける展開に。

アドバンテージを持ったサンフレユースは、カウンターを見据えながら現実的に4-4のゾーンをしっかりと組んでFマリノスの反撃に備える。これを崩すことを求められたFマリノスユースだったが、単調で散発的な裏狙いは相手に完全に読み切られていたこともあって実効力を示せず、アーリアくんを核にした細かい繋ぎによる崩しもダメ、武田くんの非常に積極的に激しくオーバーラップ、端戸のセンス溢れるボールキープに小さな可能性を感じたが、それでもゲームを動かすには至らない。

それでも諦めずにゲームを動かそうとしたFマリノスユースは、大久保のテクニック、本来センターバックの広田を前線に入れてのパワープレーと視点を変える形で、最後まで望みを捨てずに攻め込むが、相手も又それは一緒だった。最後まで集中力を切らずに猛攻に耐え抜く。結局、このままスコアは動かなかった。2-1、Fマリノスユースに関わる全ての人が願ったサハラ制覇の夢は千葉に散った。

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残念、だけど、妥当な結果。文中にも書いたけれど、サンフレユースは様々な要素でFマリノスユースの上を行っていた。それはゲームにも反映されていたと思うから、ね。

ま、これは戯れ言として聞いて欲しいのだけど、チームとしてのビジョンの差が出たかなぁと。ゲームとして、非常にタイトな中盤で一人一人の選手に与えられる時間というのは非常に限られていた。その中で、以下に力を発揮出来るかと言う側面で見た時、明らかにサンフレユースに分があった。一つのパスに込める意思(出し手がどんな状況にあってどちらの足に出すべきなのか、周囲の状況がどういう状況でどういうパスを出すのか、単純にどれだけ確実に繋ぐことが出来るのか)、一つのトラップに込める繊細さ(精度・確実性はもちろん、収めるのか、流すのか、その方向は、ボディシェイプは、などね)を見ても、違いは手に取るように見えた。

Fマリノスユースは、嵌った時強く、嵌らないと著しく苦しむ。そんな評価を聞いていたし、僕も数少ない観戦ながらその傾向がはっきりと見えた。それはチームのコンセプトもあるけど、プレーの質にも出ていたんじゃないかなぁと。もちろん爽快感・開放感のあるサッカーは否定しないし、のびのびと個人を伸ばそうとする方向性はこれからも続けて欲しい。好きだしね。でも、まだまだ出来ることもあると言うのが示された一戦だったんじゃないかなと。

モダンフットボールに置いて、これから一人一人に与えられる時間はより少なくなり、それだけ選手達にはシビアなプレーが求められる事になると思う。その中で生き抜ける選手を育てるためには、個々が持つ才能を活かす特徴の育成と共に、上記のような一つ一つのプレーに対してシビアで繊細な意識を植え付けていかなきゃいけないんじゃないかなと。輝かしい才能も、磨く側で変わる。より高い所を見て指導に当たって欲しいなと。

ま、細かい小言はここまで。とにかく、選手達にはお疲れ様、そして今年度でマリノスを離れる選手達にはサッカーを続けて欲しいと共に新しい舞台に移っても頑張って欲しい。一度で終わらず、何度も足を運びたくなる意欲をわかせてくれたのは、きっとこのチームだったからだと思う。忘れないし、感謝。

と言うことでここまでかな。とにかく、お疲れ様。

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*えーと、それと僕をこの世界に誘ってくれた方やサイトさん、そして熱いサポートで「応援する」問い事に魅力を感じさせてくれたユースサポに感謝。来シーズンも行くよ、まだスケジュールとか全く分からないけど。もっと積極的に応援したいと思いました。

*あ、トップに上がる子達はこれからくん付けやめるよ。ま、勝手にやってるから、勝手にしろって感じだろうけど。で、3人には宿題。田代は、とにかく状況判断と読み。対応するだけではいくら能力が高くても2流、相手を読み、主導権を握るような守備をしてが出来るようになって欲しいな。中野くんや平繁くんの優秀さもあるけれど、相手に主導件を与えていたからこそやられちゃう。能力は高いし、センスもいいから、きっと出来るよ。アーリアは、とにかくボールに絡む頻度を高めるために、ボールを引き出す動きと意識をもっと高めて。何となく又印象変わったけど、どちらにしてもボールタッチを増やさないと、その才能もったいない。今回はヤットみたいだったかな。でもこんなもんじゃないでしょ、もっともっと。陽介は、とにかくファーストタッチ。坂田と一緒で最初が粗いから、次のプレーが強引になりすぎたり精度を欠いたりする。特に安易な流すトラップが多すぎる、しかもその判断が余り良くない(人のいる方向に流してしまったりしてしまう)突破力(馬力)であったり、スピードは素晴らしいわけだから、それを生かすためにもより意識高く、質の高いファーストタッチの頻度を増やして、そのゴールセンスを最大限活かして欲しいな。

*とりあえず、感情は抜きにした、入れるとぐちゃぐちゃになったんで。今もぐちゃぐちゃ?ごめんなさい。サンフレユースのこと?明日少し書くっす。イイチームだった、下手なトップチームより素晴らしかった

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