« November 2006 | Main | January 2007 »

December 31, 2006

年末のご挨拶。

えーと、本来ならベストイレブンを発表しようと思ったのですが、年越ししちゃいそうなので、先にご挨拶をば。

今年も、お付き合い頂きありがとうございました。今年は251のエントリーをあげたようです。Fマリノスの低迷、ワールドカップの早期敗退と余りいいことはありませんでしたが、そんな中でも沢山のフットボールの喜びがあったと思いますし、苦しみも又フットボールの一部分として堪能出来たのかなぁと。

このブログのことを考えると、相変わらず誤字は多いし、ここのところ更新がまちまちだったりと、ごらん頂いている方にはご迷惑をおかけしていますが、来年もダラダラとやっていきたいと思っているので、お付き合い頂けたらと。

ではでは、皆さんにとって、そしてサッカー界にとって、良い年でありますように。

それでは、良いお年を。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 30, 2006

LooseBlog's J.League Awards 2006 -Shining Young Talent-

年末進行な感じの「るーぶろ」ですが(今考えた)、自分の中で毎年恒例となりつつある「LooseBlog的J.League Awards」やりまーす(ちょっとタイトル改変したけど)で、まずは去年同様"shining young Talent"、若手のベストイレブンから行きます。

LooseBlog's J.League Awards 2006

Shining Young Talent on 2006 J.League Division1

  田代有三  矢島卓郎        鄭大世、河原和寿、青木孝太、柿本曜一朗、
梅崎司  柏木陽介  藤本淳吾   田中亜土夢、高橋大輔、狩野健太
   谷口博之  枝村匠馬      上田康太、犬塚友輔
      青山敏広           伊野波雅彦、城後寿
  青山直晃  内田篤人        田中裕介
      岡本昌弘

もの凄いバランス悪いんですけど、その辺はご愛敬、ベストイレブンなんてそんなモノと納得して下さい(笑)昨年同様ディフェンスに関してはなかなか出場機会を得ている選手が少ないから、選択肢がもの凄い狭いけど、その分中盤は非常に豊富。迷った、かなり迷った。目移りしちゃうよ。ま、独断と偏見でピックアップさせてもらいました。じゃ、ベストイレブンに選んだ選手を短評付きで。

-----------------------

田代有三(鹿島アントラーズ)
20Games(962min)/7Goals!

大きな怪我(靱帯損傷)で長期離脱を余儀なくされたルーキーシーズンの鬱憤を晴らすような大活躍(マリ戦だったから覚えてるんだな)終盤にはアウトゥオリの信頼を得てスタメン出場も増えたりと、一気に飛躍の年となった。元々、プロ入り前の強化指定で様々なクラブを渡り歩き、鳥栖には強化指定という形ながら戦力として請われるなど、その持ち得るモノは大きかったから、それほど驚きではないけれど、その能力だけではなくハートの強さを感じる選手。FWとして点を獲る責任から逃げないというのかな。エゴとも言えるけど、非常に頼もしい。7ゴールは立派だし、そのゴールも価値のあるモノが多かった印象。

プレーとして長身と身体能力を合わせたヘディングというのが目立つけど、機動力もあり、前への推進力を持ち合わせる部分に魅力。技術的にもしっかりしている。これからが楽しみ、怖い選手になっていく予感。

矢島卓郎(清水エスパルス)
19Games(657min)/3Goals

彼も又怪我に泣かされながらも、それを克服しての活躍。今シーズンの大卒No.1FWの呼び声もあったから、期待はしていたけど、確かにその評価が看板だけで終わる選手じゃないのを示していた感。ゴールの数を改めて見るとこんなもんだっけ?(カップ戦入れるともう少し獲っていると思うのだけど……)と思ってしまうけど、プレーの質は高かった。

マルキ、JJとスタメンの二人の外国人の壁は厚く、レギュラー確保とまでは至らなかったけど、出ればそれなりに仕事をしてくれる選手と言った印象。怪我をしてしまったガンバ戦の活躍とかは非常に印象深い。彼もオールマイティに何でもこなせる選手。相手の状況やチームメイトとの狙いの共有など、TPOにあわせて柔軟にプレーを変化していけるのは強みとなり得る。来期はマルキもクラブを去るようでスタメン確保のチャンスかな(フェルナンジーニョが来るけど)

藤本淳吾(清水エスパルス)
28Games(2173min!!!)/8Goals!/J.League新人王!

今期、J新人王。多分、今シーズン入団の選手の中で一番注目を集めた選手だと思うのだけど(筑波のエースプレーヤーで、入団早々希代のプレーヤーの後継者としてNo.10を背負ったり)、そのプレッシャーをモノともせず、筑波の1年先輩である兵働と共にエスパの課題であった攻撃のクオリティを担ってチームを躍進に導いたプレーは、新人王の資格にそぐうモノだったと思う。

特に印象的だったのは日本平での大分戦かな?「Fantastic No.10」というタイトルでレポートしたのだけど、その時のゴールはとても美しかった。後は、リーグ終盤の神奈川2連戦でのスパークぶり、怪我明けでイマイチなプレーが多かった中で、コンディションがようやく上がってきたところで地元相手で燃えちゃったか、神懸かったようなプレーで5得点1アシスト。90分間、そして1シーズン戦い抜くスタミナに課題こそ残したモノの、左足を核にした洗練された技術、質の高いプレービジョンはもちろん、戦術理解と順応にもレベルの高さを見せ、個人的にも間違いなく新人王。あぁ、何故マリに来なかった、何故……。(←しつこい)

柏木陽介(サンフレッチェ広島)
17Games(1321min)/1Goal/AY2006

ここは迷った。贔屓と期待値で狩野にしよう…とか、田中亜土夢も良かったし…とか、藤本中にズラして高橋も……とか思ったんだけど、アジアユースでの大活躍も考慮して選出。Jでは波が大きくて、アジアユースで見せたようなパフォーマンスが出たりでなかったりという感じなんだけど、技術、運動量、センスと全てを高いレベルで兼ね備えていて、その最高到達点の高さにはやっぱり魅せられたし、ね。

彼に関してはアジアユースの時に結構書いたつもりだから少し割愛するけど、サンフレのペトロビッチが何を望んでるのかなと考えた時、よりウェズレイや佐藤寿人と共にアタッキングエリアで脅威となることなのかなーと。ポゼッションを核に、アグレッシブに戦うチームだからこそ、ね。目に見える結果を残して、上を狙って欲しい。充分やれるはず。

梅崎司(大分トリニータ)
25Games(1809min)/3Goals(52Shoots!!!)/AY2006/NationalTeam!

マグノ、吉田という支柱が抜けてもその穴を感じさせなかったのは、高松の存在感や松橋のブレイクはあったにしても、彼の成長も大きな要因となっていたはず。アタッキングエリアで積極的に自らの技術をどんどん前に押し出すアタッカーらしいプレーでトリニータの攻撃の一翼を担い、オリンピック代表どころか、2階級特進なA代表までステップアップしちゃうんだから、まー、驚いた。アジアユースではかなり視線が集まりながらも、逞しいプレーを魅せてくれたし、充分。

多分、技術的に彼ぐらい出来る選手はいると思うんだけど、彼には恐れない精神性、積極性があり、それが相手には大きな脅威になっている感がある。以前代表でのコメントを紹介したけど、物怖じせず自分のプレーを出すことが一番だという自信を感じるし、それを信頼しているであろう指揮官に推奨されているからこそ、あれだけアグレッシブにプレー出来るのかなと。シュート数52はそれを如実に表していると思う。こういう選手は悪質なファールによる怪我が怖いけど、来期もガンガンやってほしいな。って、海外?んー、もう少しJで見たい。てゆうか移籍するならテレビの見れるところにしてほしいなー(←自己中)

枝村匠馬(清水エスパルス)
34Games!!!(2800min!!!)/8Goals!!!

確か、デビューは昨シーズンの静岡ダービーだったっけ?そこからはもう階段ダッシュの如く一気に上り詰めた感じ。伊東テルのサポートを受けながら、抜群の攻撃センスと機動力でエスパの攻撃のアクセントとなり、一時は連続ゴールも記録するなど、躍進エスパの象徴的存在となった。てゆうかシーズンフル出場?そうだっけ?これもまた凄い。

彼のいいところは何よりも飛び出しだよねー。切り替えの早いエスパの攻撃の中でするするっと最前線に飛び出して、ゴールを獲っていく。しかも、いいところに出てくるんだ、これが又。この辺はセンスかな。4-4フラットはやり方次第で硬直しやすいスタイルでもあると思うのだけど、彼のような積極的なプレーヤーがいたからこそ、攻撃力が飛躍的に向上し、エスパの躍進があったと思う(低迷した昨シーズンも守備自体は積み上げていたしね)ワイドの兵働、藤本といったボールを持てる選手と、枝村のような素晴らしい機動力とセンスを持つ選手の融合は個人的に好きだった、来期も楽しみ。

谷口博之(川崎フロンターレ)
33Games(2947min)/13Goals!!/Best11!!/NABISCO Cup NewHero賞!!

去年も選んでるから、今年はもう選外にしようと思ったのだけど、上では選びきれなかったので、こっちに入れました。昨シーズンの中村憲剛を支えるアンカー的な存在から、その得点感覚を生かす攻撃的な姿勢も表現し始めて、Jの中盤のプレーヤーではNo.1の13得点。一時、この攻撃的な姿勢がチームバランス的に仇になっていた部分もあるけど、これは絶対的な数字だと思うし、チームとして大きな武器になっていたと思う(スペースを見いだす眼と優れたパスセンスを持つ中村憲剛が後ろから攻撃構築し、得点感覚に優れ高さもある谷口が前線に厚みを加えるという形は理に叶っている)

反町ジャパンの中では層の厚い中盤の中で定位置確保とはなっていないけれど、要因となっている頭を使う部分(ゲームの流れを読むことであったり、的確なポジショニングで相手の攻撃を寸断する事であったり)を向上させられれば、A代表入りも見えてくるのでは?

青山敏広(サンフレッチェ広島)
19Games(1620min)/1Goal

今シーズン途中から就任したペトロビッチ監督のサッカーの重心を担って終盤はチームの核となったかな。若さに似合わぬ戦術眼と落ち着きは、アバンギャルドな布陣の中で秩序を担う存在となっており、その積み上げた経験はオリンピック代表でも生かされている感がある。

この選手に対して、どうしても「悲運」というイメージが僕の中にはあるのだけど(高校時代の話題となった県予選決勝の誤審、オリンピック代表の初陣でのバックチャージによる怪我、そしてアジア大会初戦のチープなレフェリングによる退場……)、その悲運に屈せずステップアップしているという事実が彼の高い実力を示している気も。来期は彼の周辺でかなりの競争が起きるはずだけど(サンフレは高萩が復帰、高柳もいるしね。オリンピック代表も谷口、上田、枝村と虎視眈々と狙っているはず)、その競争の上で更なるステップアップを期待したい。

内田篤人(鹿島アントラーズ)
28Games(2378min)/2Goals(3Assists)/AY2006

鹿島では数少ないらしい高卒ルーキーの開幕スタメン。試合経験を積み重ねて、今やなくてはならない存在にまでなった感(アジアユース出場でナビ決勝に向けて不在を埋めるためのクライシスがあったぐらいだしね)終盤はさすがに疲れが出てパフォーマンスを落としたけれど、世代交代が進む鹿島の象徴的な存在だったと思う。

最初見た時は細くて、あどけなさが残っていて、大丈夫かなと思ったのが素直な感想。ただ、プレーはそんなひ弱さを感じない逞しさがあったね。常に前のスペースを見据えて上がるタイミングを伺い、ビルドアップにも積極的に参加、どんな選手にも臆せず仕掛け、機を見てゴールだって狙う(縦だけじゃなく、中にも行くという姿勢がいい)サイドバックは世界的に見ても枯渇しているポジションなだけに、どんどん上を目指して欲しいな。課題はセンターバック的な守備のクオリティ、カバーは上手だけどフィジカルだね。

青山直晃(清水エスパルス)
29Games(2549min)/0Goals/NationalTeam!

去年も選んでるけど、今年もあまりいないんで(苦笑)そんな惰性的な選び方はさておき、試合出場経験を積み上げて更に磨きの掛かった対人能力しかり(五輪世代では青山と水本はそれこそ2枚ぐらい抜けている安定感を感じる)、戦術眼的な部分と進歩していると思うし、だからこそキャップこそ得れていないモノの継続的にA代表に呼ばれているんだと思う。オリンピック代表のパフォーマンスを見ていると、もう少しチームの狙いを消化してパフォーマンスにアウトプットする柔軟性が欲しい気がするけど、ま、それも時間が解決してくれる、かなぁ。

センターバックはやっぱり経験がモノを言うポジション。身体能力とかも確かに大事なんだけど、読みであったり、対処法というのは積み上げてきた一つ一つの要素がモノを言ったりする。だから結構海外でも百戦錬磨のベテランが長く現役を続けていたりするわけで、その分若い選手はなかなか出てこれない。マリもマツと佑二がいて、勇蔵や那須は力があってもなかなかプレータイムが伸びなかった。そういう意味で、青山が斉藤や森岡をクラブから追い出すような活躍を魅せているのは本当に素晴らしいことだと思う。オシム、一回ぐらい使ってやれよー。

岡本昌弘(ジェフユナイテッド市原千葉)
13Games(1170min)/-23Goals(LostGoal/1Game 1.77)

いつも西川君を選んでたんだけど、さすがにもうイイかなと思って外したらさあ大変、センターバックにも増して若い選手が少ない。一人しか出れないという制限、そして経験がモノを言うポジション、その差は開くばかりでなかなか難しいからね。で、その中で選んだのが彼。立石、櫛野とスタメン級のGK二人が怪我をしたチャンスを生かして、ナビスコ決勝では好セーブ連発でチームを救ったプレーは印象的。試合見ると、まだまだな部分はあるけれど、誰でも最初からうまくいくモノではないと思うので、そういう意味でこの経験を積めて良かったのかなぁと。

確か彼も下の世代では代表に入っていたと思うんだけど、そんなポテンシャルを持っている選手でもなかなか出場経験が得れないのは切ないよね。そういう意味ではGKの移籍というのはより活発になるといいのかな。都築とか(最近スタメンだけど)、櫛野とか、松代とか(最近スタメンだけど)、川島とか(ふろん太移籍だってね、良かった)は正直ベンチに座っていてはいけない選手だと思うし、仕事場さえ見つければ、今活躍しているエスパの西部みたいに出来ると思うし。ってずれちゃった。

-----------------------

総評

あくまでも僕が見た中でのピックアップなので見落としもあると思うんですが、それなりに出てくる選手は出てくるんだなぁと言うのが素直なところ。ほとんどポジションを約束されている選手なんていないわけで、今まで出ていた選手を押しのけないと若い選手達は出場経験を得れないんだけど、それでも、ある選手はこつこつやってきて監督の信頼を得てポジションを獲り、ある選手はチームの態勢が変わったのを機にポジションを掴み、ある選手はその選手が移籍することで得たチャンスをモノにし、ある選手は主力の怪我で回ってきてそれを活かし、ある選手は飛躍的な成長で純粋に押しのけてしまう。そういう部分には逞しさを感じるし、こういう新陳代謝が沢山生まれることで日本のサッカーの裾野をどんどん広げていって欲しいなぁと。

若い選手達は絶対に今主力でばりばりやっている選手達より選手達より基礎スキルは高いはず。それは日本のサッカーが少しずつでも進歩している証だとも思う。それでも、毎年そんな技術や才能を持つ選手そのままと消えていくと言う事例が後を絶たない。競争社会だから仕方ない部分もあるのだけど、それはとてもネガティブなことでもあると思う。一つの才能が消えると共に、新陳代謝出来ず、停滞に繋がってしまう、クラブだけじゃなく、日本のサッカー自体が。そういう意味で若い選手にはどんどん出てきて欲しい。で、求めたいのは、自分の強みを出す術を見いだすこと、そして一つ一つのプレーに対してのより高い意識を持つこと。一つのトラップ、身体の向き、短いパス、ポジショニング、周囲の状況把握、まだまだ出来ることは沢山ある。こういう要素が高まっていけば、選手達はより自分の力を発揮出来ると思うし、ひいてはリーグのサッカーの質を上げ、活性化にも繋がると思う。

とは言っても、今シーズンも若い選手達は様々なモノを見せてくれた。U-17の子達が見せてくれた可能性、U-19の子達が見せた絶対に前に進むんだという強い意志、そしてU-21の競争意識、こういうモノが来年花開くといいなぁと共に、Jでも新しいタレントが又どんどん出てきて欲しいと言うことで締めにしようかな。てゆうか、陽介、アーリア、コミー、乾は出てこなきゃダメだし。来期は選ばせてくれ、この中に。

と言うことでここまで、次はベストイレブン(お気に入り贔屓企画は時間ないから割愛)

| | Comments (0) | TrackBack (1)

December 27, 2006

06-07 F,Marinos OffSeason News Vol.1

マリの話題になると、どんよりな気分になりますが、とりあえず動いてはいるようなので、その辺をさらっと。契約更改も徐々に進んでるようだけど、去年考えるとちょっと遅い?まいいや、こっちも継続。「F.Marinos OffSeason News」ってことで。

・契約更改

2007年度 契約更新選手について(12/6)
2007年度 契約更新選手について(12/7)
2007年度 契約更新選手について(12/12)
2007年度 契約更新選手について(12/20)
2007年度 契約更新選手について(12/21)
2007年度 契約更新選手について(12/26)
*全てFマリノスオフィシャルサイトより

何となく去年よりペースが遅い気がするけど、今のところ9人の選手が契約更新した模様。財政的に苦しいのか、不透明なクラブの未来に不安を覚えたからなのか、複数年契約した選手が哲也一人なのが(勇蔵は嫌がったのかなぁ)、先を考えると気になるけれど……。じゃ、気になる選手の今シーズンをピックアップ。

まず、裕介。数字だけ見たら微増の出場数だけど、昨シーズンに比べたら周囲の目も、本人の意識ももの凄い変わったんじゃないかな。数だけで見ると微増なんだけど、天皇杯は全試合スタメンだし、プレータイムとしては長い。サテではストッパーでの起用が多かったようだけど、その経験が生きているのか、それなりに安定したディフェンスを見せていたし、時折見せるオーバーラップも思い切りよく出来たりと、虎なき左サイドの候補として大きくアピール。裕介がこのまま伸びてどちらもセンターバック的な守備力、サイドバック的な思い切りと攻撃力両方を質と落とさずにプレー出来るようになれば、隼磨を前に押し出すような変形の形も出来たりと(2003年の逆バージョン)、裕介のプレーがチームに幅をもたらすということも充分考えられる。もちろん、来期はよりギラギラしたキモチでコミーや石原くんと競争して欲しいなと。

で、良治たん。引退?なんて声も聞こえたけど無事契約更新。一安心の人も多いのでは?良治たんはいい時もあり、悪い時もありで、結構はっきりと割れていた部分を感じたのだけど、良治たんの出来がチームの出来を物語っていたのかなと。年齢を重ねたこともあって、ピッチを所狭しと走り回れない中で、彼が壺を押さえるようなプレーが出来ていた時は、周囲が次の展開を読めるような形を整備出来ていて、逆に彼の運動量の少なさが表立ってしまう時は、その予測が絶たず、人海戦術的な対応を問われてしまうと言うことがあったのかなぁと。彼の特徴でもあるパスディバイドに関しても同じ事。ま、実際良治たん自身の出来も、波があったと思うけど、ね。来期は良治たんがより良いプレーをしていることが見れたらなーと。来シーズンこそラストダンス?

吉田は、正直あんまり納得してない。もちろん、数多くのポジションで数多くの試合数をこなしてくれていたのだけど、その中身だよね。アタッカーとしての実効性であったり、純然たる結果という部分ではスタジアムの反応を見ても、結構サポにフラストレーションを与えるようなプレーに終始してしまったかなと。まあそんなタイプじゃないからと言われて納得出来る人見るかも知れないけど、個人的にはもっと出来たと思うし、やってもらわなきゃ困る選手。一応書いておくけど、移籍金を払ってまで獲ってきたわけだから。来期は周囲にも慣れているだろうし、影響力を発揮して欲しい。それと、キャプテンシーを発揮してDQN達の世話までしておくれ、いい年だし、経験もあるんだから。来期こそ!

で、勇蔵。今シーズンマリの中では一番の試合出場数かな?岡ちゃんも水沼さんもそのポテンシャルに期待してこそ、継続して重要なポジションに据えてきたと思うけど、パフォーマンス自体はまだまだマツや佑二には劣るかなぁと言うのが素直なところ。代表に関してもポテンシャルというのが大きな要素だと思うし。ただ、継続して試合に出て沢山の経験を積み上げられたというのはとてもいいことだと思うし、層の厚いディフェンス陣の中で信頼を受けて使ってもらえたというのは自信に繋がると思う。来期はその積み上げた基盤の上に大きな花を咲かせて欲しいね。マツ越え、佑二越えを果たしてくれるとチームとしては大きいけどなー(なかなか難しいだろうけどね)

そして、哲也。この後やるつもりだけど、達也の移籍も哲也の成長あってこそ。現時点でどちらが勝っているかと言ったら、正直とんとんだと思うけど、使われるうちにミスが減り、ビッグセーブが増え、プレーも安定してきた。達也や下さんのいなくなる来期は大黒柱として、より大きな信頼と高いパフォーマンスを期待したいね、てゆうかしてもらわなきゃ困る。もちろんこの立場に安穏としてもらっても困るよ、下にも虎視眈々と狙ってる二人の若駒がいるわけだから、飯倉戻ってきたし。頑張れ頑張れ(哲也贔屓です)

ま、主力級がもの凄い残っているから、歩番はこれからかなー。残ってる人は、3(複数年希望?)/4(複数年契約中も大阪方面から熱視線?)/7(年俸アップでサイン間近?)/9(減俸で保留?)/10(クラブの姿勢を問うも明確な答え得れず不満?)/11/14(0提示も再契約で検討中?)/15/16/18/19/20/22(複数年契約中も正式オファーも?)/29/35(雪降る町から熱視線?)って所かな?とりあえず判押しとけ。

Fマリノス 2007年度契約更新済み選手(12/6~

田中裕介(たなか ゆうすけ)1年契約
2006出場 J1/2(0) ナビスコ/0(0) 天皇杯/3(0)

天野貴史(あまの たかし)1年契約
2006出場 J1/0(0) ナビスコ/1(0) 天皇杯/0(0)

山瀬幸宏(やませ ゆきひろ)1年契約
2006出場 J1/6(0) ナビスコ/0(0) 天皇杯/1(0)

秋元陽太(あきもと ようた)1年契約
2006出場 J1/0(0) ナビスコ/0(0) 天皇杯/0(0)

上野良治(うえの よしはる)1年契約
2006出場 J1/25(0) ナビスコ/8(1) 天皇杯/0(0)

吉田孝行(よしだ たかゆき)2年契約2年目
2006出場 J1/27(1) ナビスコ/10(0) 天皇杯/2(0)

塩川岳人(しおかわ たけと)1年契約
2006出場 J1/3(0) ナビスコ/3(1) 天皇杯/0(0)

栗原勇蔵(くりはら ゆうぞう)1年契約
2006出場 J1/30(1) ナビスコ/8(0) 天皇杯/3(0)

榎本哲也(えのもと てつや)1年契約
2006出場 J1/16(0) ナビスコ/5(0) 天皇杯/3(0)

・真の信頼得れるように。

榎本達也選手、ヴィッセル神戸へ完全移籍(Fマリノスオフィシャル)
横浜F・マリノスよりGK榎本達也選手完全移籍加入決定(ヴィッセルオフィシャル)
横浜 GK榎本達を神戸に放出(スポニチ)

と言うことで、能活なき後のゴールマウスを守ってきた背番号1がクラブを去ることに。2001年のナビ決勝、2004年のチャンピオンシップと達也の勝負強さによってもたらされたタイトルもあったりと、寂しさもあるけど、チームのことを考えたら哲也の本格化もあるし、達也のことを考えたらGKとして脂の乗ってくる時期をベンチで過ごすのは余りいいことじゃないから、双方にとって良い選択だったんじゃないかな。

ま、達也にとっては、マリは余り会うクラブじゃなかったのかなぁと今となっては思う。例えば岡ちゃん時代だったら、ロングフィードをサイドライン際に飛ばすことを求められていたから、そのミスが如実に表れてしまうことであったり、非常に能力の高いDF陣に守られていると言うこともあってJの歴史上でもかなり高い順位にある達也の失点率もなかなか認めてもらえない。そういった中で、なかなか信頼を得られず立場が不安定で、それが精神バランスを崩す要因になる。なかなか難しい職場だったのかなぁと。

まあ、達也の実力は誰もが認めるところだけど、その分不得意なプレーもあったりするから、仕方ない部分もあるけどね。アレで信頼するというのは、ねぇ。でも、今でも僕は達也のセービング能力とサイズは素晴らしいと思うから、弱点でもある要素を磨いていけば素晴らしいGKになると思うよ。サイズもあるんだし。

ま、マリの試合で頑張りそうで凄い嫌だけど、頑張って欲しいな。マリ一筋10年間、お疲れ様でした。

ちなみに、フロントが移籍金減額してまで出そうとしたのには、何か狙いがあるのかしら?更なるコスト削減のために、功労者を失礼な形で追い出したようなイメージしか沸かないんですけど?

・波にもまれる人、もまれてきた人

2007年度、新加入選手について(Fマリノスオフィシャル)
石原卓 マリノス 記者会見(中京大中京高サッカー部)

石原 卓(いしはら たく)

ポジション:MF
出身:愛知県
生年月日:1988年10月3日
サイズ:177cm/70kg

出身校:グランパスJY-中京大中京

選手権の愛知県大会が延期されていたことや、グルノーブル行きが決まった"和製アンリ"伊藤翔の進路に影響を受けていたのか、内定こそ出ていながらなかなか正式発表されなかった石原くんのニュース。でも、ようやくこの年末に出ましたな。

で、下の記事は石原くんサインの瞬間!トリコなシャツ姿の画像も出てたりと、こういうブログもあるんだなーと感心。結構似合っているのでは?

まだ未見なので何とも言えない部分はあるけど、左サイドは虎の後釜争いが非常に激しくなりそう。話を聞くと、石原くんは寄りオフェンシブな選手のようなので、どちらかというとフミヤくんや乾くん辺りとバチバチやり合うことになるのかなー。ま、これで今シーズン入団する新人くんは7名に。みんなで切磋琢磨して、将来のFマリノスを支えて欲しいな。頑張れ頑張れ。

あ、あだ名どうしよう………イイの浮かばないな。浮かんできた浮かんできた……石野卓球……だめか。
伊藤翔に関しては……まあしょうがないよね。ベンゲルの口づてもあったんだろうし、本人も海外志向が強いという部分はどうしようもない部分があるし。平山みたいなパターンもあるから、チャンスがない訳じゃないし、彼自身外に出て厳しい経験をするのは悪くないと思う。ま、日本人FWは欧州で苦戦してるから何とか存在感示して欲しいなー。

飯倉大樹選手、復帰のお知らせ(Fマリノスオフィシャル)

これに関しては良かった……のかな?達也、下さんがいなくなって、一気に層が薄くなったGKだし、ロッソでも沢山の経験を積んでいたようだから、戻ってきてくれて一安心。ただ、基本哲也がゴールマウスを守ることが多くなるだろうから、もう一年ぐらい外で経験を積ませてあげた方が良かったのかなぁとも思わなくない。高桑を獲るみたいだし(どうなるかわからないけど)

飯倉くんというと……イケメンバカ(ヒナコ)というのじゃなくて、天皇杯の時に結構ばしばし止めてたのが印象に残った。U-18代表だもんね、やれるのは分かってる。哲也にあぐらをかかせないためにもガンガン突き上げてポジション狙って欲しいな。頑張れ頑張れ。

・噂とか噂とか噂とか。

放出に関しては触れない、とりあえずね。獲る方を。

横浜M復活へ今野獲り 主力大量解雇で資金捻出(報知)

大久保の移籍先に横浜が浮上(ニッカン)

横浜 李天秀獲り!得点力UP狙う(スポニチ)

3人とも優秀な選手だと思う。チームの状況を考えれば、今野に対しては本腰を入れて獲得に行くべき。大久保も日本人のFWでは高いポテンシャルを持つ選手だし、彼の持つ局面打開力は魅力。イ・チョンスに関しても、WCやA3での活躍ぶりを見たらJでも普通にやると思う。でもね、何となく全ては絵空事のように見えちゃうんだよね。

望外な値段と言われているマリノスタウンの建設費や維持費に夜系圧迫から、余りに性急な高給取りのベテランを切る世代交代(ま、世代交代の必要性は問われていたけど)、そしてコスト的な問題もあると思われる一連の監督就任報道……。これだけ苦しい経営に対しての報道がなされながら、これだけ景気のいい話が出てくることに違和感を感じるわけですよ。

ま、それなりに強化費はあるんだろうけど、やはり限りのあるモノだと思うし、そう考えれば、より熟慮を重ねた上で、強化点をはっきりさせて、プライオリティを定めて動いて欲しい。僕がそのプライオリティを付けるなら、1番はとにもかくにも優秀な手腕を持つ監督、2番が功治をコンバートさせて埋めているボランチ、3番が得点力あるFWかなぁと。補強するお金があるなら、まずはちゃんとした監督を捜す方が先だと思うって事ですよ。

本当だったら、素直に踊りたいところだけど、余りにお先真っ暗があると踊れないよ(苦笑)

・鬱憤の行き先

ゴタゴタ横浜 社長車襲撃された!(スポニチ)

やっちゃいけないことだけど、こういう事をさせてしまうということに現状が表れているんじゃないかな。雲隠れして果たされない説明責任、一方通行で顧客満足を満たすという気概さえ見えないお代官のような姿勢、独断先行的でビジョンの全く見えない来期への動き、鬱憤は溜まる。

サポーターの暴走に苦しめられています、自分は可哀想でしょ?みたいなアピールするのは構わないけど、この件については誰も得しない。こんなアピールをしている暇があったら、少しでもサポを納得させるだけの仕事をして、溜まっている鬱憤を少しでも減らすようなことをしないと。悪いけど、同情なんてしない。

で、最後に宣伝。まあ、こんな感じでぐだぐだな1年でしたが、そんな1年を綺麗さっぱり流しましょうと言うことで、以下転載。

横浜F・マリノス、2006年シーズンが終了してしまいました。 忘年会と反省会、はたまたサポーター同士の懇親を深めるサポーター忘年会を今年も開催します!

■タイトル
ハマトラSNSプレゼンツ 2006マリサポ大忘年会(兼反省会)

■とき
2006/12/29(水)
13:00~
※天皇杯準決勝@エコパのKO予定時刻と同じです。
この悔しさを胸に飲むよ!

■場所
「レストラン COCOLO」(通称こころ上)
※日産スタジアム トリコロールワン隣
横浜市港北区小机町3302-5 日産スタジアム 4F
TEL:045-477-5101

■会費
3,500円(当日徴収)

■参加条件
良識あるマリサポなら誰でも参加狩野

■参加方法
→参加希望者は、一元管理をする関係上
b2006@hamatra.comまでメールしてください。

※複数人(グループ)で参加される方は、
各人がそれぞれ参加表明してもいいですし、
代表者の方が「○人で参加します」と書いていただけると助かります。

※追加情報は、入り次第随時更新します。

とのこと。時期迫っちゃってるけど、行って少しでもすっきりしちゃったらいいんじゃないかな。僕?行きますん……って仕事……うらやますぃ。

と言うことで長くなっちゃいましたが、こんな感じで。今日はここまで。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 25, 2006

06-07 Jリーグ市場動向(1)

リーグも一段落ついたら、そう、「ら」の季節。正直今シーズンのオフは、鞠祭に翻弄されっぱなしですが、今年も色々と大きく動きそうだし、やっぱり注目ですな。ということで、リーグ全体の動向をざざっと。シリーズですよ、一応。「06-07 Jリーグ市場動向」。一発目は監督中心。

・監督動向

レッズ
ブッフバルト監督が退任を表明(スポニチ)
ギド・ブッフバルト監督の退任について(レッズ公式)

浦和新監督にオジェック氏=1年契約で基本合意-Jリーグ(スポナビ)
浦和新監督にオジェック新監督決定(ニッカン)

歓喜のリーグ初制覇を手にし、既に得ていた来期のACLに向けて更なるスケールアップと行きたいところだけど、このタイトルが一つの区切りとして、チームも変わっていきそうな雰囲気ですな。で、その一番のニュースはやはりギド・ブッフバルト監督の「勇退」、そして以前にレッズの監督を務めていた現FIFA技術委員のホルガー・オジェックを新監督に迎えるという話。

まず、ギドの方から行こうかな。「名選手、名監督にあらず」じゃないけど、経験不足からか「ん?」と思う采配であったり、サポからも懐疑論を向けられていたこともあったけど、エンゲルスのサポートを受けながら経験を積み上げるうちに、非常に「手堅い」監督になっていったと思う。実際、チームとしての基盤となったブロック迎撃型の守備は、選手のクオリティはあれど、Jの歴史上最も難攻不落なディフェンスになっていたと思うし、この辺は彼の選手時代に培ってきたメソッドや経験が選手達に浸透したのかなーと。

それと、これだけのスタープレーヤーが集まるビッグチームにありがちな内紛というのが余り漏れてこなかったこと。チームの層の厚さもあって、他チームに行ったら普通にスタメンで出れる様な選手がベンチに座っているというのは必ずしもポジティブな面だけはない。シンジはもちろん、永井や田中達也、黒部に酒井に相馬と、不満は抱えていただろうけど、彼が持ち得るカリスマ性がそういった不満をぐっと抑え、選手達のチームに対する忠誠に繋がっていた部分もあると思う(もちろん指導陣・フロントのバックアップあってこそだけど)ま、正直ACLをこのチームで行って欲しかった気はあったんだけど、色々とJを盛り上げてくれたし、母国に帰ってもイイキャリアを積み上げて欲しいですな。

で、新監督。ヒロミとかエンゲルスとか噂はあったけど、結局本命視されていたオジェックにあっさりと決まりましたな。イメージとしては「岡野のサイドバック」しかないんだけど、レッズでは結果残しているんだよね。しかも日本と相性のいい「FIFA技術委員」。世界中のサッカーに対する豊富な知識が、ポジティブな効果をもたらすようなことも多いのかも。新しい舞台に臨む上では悪くない人選なんじゃないかな。

ただ、そんなに簡単な仕事ではないのも確か。戦力が揺れ動いていて完成されたチームが再編成を求められる中で結果を問われること(リーグ連覇、ACL制覇)、そして今年も天皇杯で準決勝進出を決め、必然的に蓄積疲労の回復や新シーズンへの準備が窮屈になりながら、新シーズンの過密日程(ACLもそうだし、代表にも多くの選手を送り込むクラブだからね)に臨むこと……。ま、どうなるか、その手腕に注目ですな。

じゃ、次。ハラ・トーキョー復活。

FC東京
東京監督に原博実氏が復帰(ニッカン)
原新監督 1年勝負で結果出す!(トーチュー)
原博実氏に聞く(トーチュー)

今シーズン、ステップアップとモデルチェンジを標榜するも失敗に終わって例年通り中位に沈んだFC東京は、昨シーズンまでこのチームを率いて、チームの顔となっていた原博実氏を呼び戻す選択。正直彼の解説を聞けなくなるのは寂しいけれど、スタジアムでのあの「ぴょんぴょん」跳ねるヒロミの復活はJにとってはひとつの華が戻ってきたと言えるのかな。一時、監督就任かと噂されていた岡ちゃんは断っていた模様。

ガーロが標榜したポゼッションを核にしたスタイルをチームで表現出来なかったことに関して、幅の狭さを感じる部分でもあるのだけど(ガーロの手腕自体の問題はさておき)、それだけこのチームには「色」があるとも言える。「味スタ劇場」と化したガンバ戦やふろん太戦、倉又監督の初戦(?)だったジェフ戦を見ても、このチームは勢いを纏うような戦いが水にあっているいるはず。そして、そういうサッカーをチームに根付かせてきたヒロミ再登用という原点回帰的選択は僕にはポジティブに見える。

ただ、課題も山積み。ヒロミ時代も初タイトルこそ獲ったモノの、安定して勝ち点を重ねていくということはこなし切れていなかった。チームの色として勢いに左右される部分があるだけに、波も大きく、成績も安定しない。他にも、「決めるべき時に決めきれない」「閉塞した状況を作られた時の対処法」なども、宿題として残っている。又、以前は固さを誇っていたディフェンスもジャーンの退団、茂庭の怪我(復帰してくるだろうけど)など、チームとして再編成もそれなりに問われるはず。阿部勇樹の獲得に乗り出すなど、積極的な動きを見せているけれど、ヒロミ自身が数々の課題に対しての答えをこの1年間で見つけられたのかというのは気になるところ。ま、とにもかくにも楽しみ。

後は、ちゃっちゃと。

三浦俊也監督 契約満了に伴う退任について(アルディージャ公式)
大宮の来期監督にファーベーク氏決定的に(ニッカン)

まず、アルディージャ。今シーズン、小林大悟&慶行、吉原宏太、土屋征夫、ホンジュラス代表のマルティネスなど、数年分の強化費を前倒しして大型補強を敢行しながら、目に見える結果を出し切れなかった三浦監督が退任することに。そして新監督には現監督代表監督で以前はこのチームを率いたこともあるピム・ファーベック氏の弟、ロバート・ファーベック氏を招聘する模様。

個人的に三浦監督が嫌いだったのだけど(理由は単に大宮にはやられてばっかりだったからだけなんだけど)、基本的に3年という時間は要したけど、戦力的に有力クラブに劣る中でJ1昇格を果たし、そして2年間J1に残留させた功績は大きいと思うし、守備組織の構築に置いては確かな手腕を持っている監督だと思う。今シーズン戦術と個のバランスに苦しんでチームとしての目線がぶれたことなど、もう一段ステップアップするためには何かが必要だと思うけど、まだ若いし、沢山経験を積んで頑張って欲しいね。てゆうか、個人的には彼をディフェンシブコーディネーターみたいな役柄で迎えたかった。

で、ピムの弟に関してはよく分からないけど、結構なキャリアを積み上げているようだし、その辺を鑑みての登用かな。何となくオランダ人監督って、(日本人選手の戦術理解+表現力に問題があるのは置いておいて)戦術を浸透させるまでに時間が掛かる印象があるんだけど、その辺をアルディージャの選手達がいかに消化出来るかは来期の鍵になりそうな予感。大型補強で底上げされたとはいえ、まだまだ個人のレベルではJトップクラスのチームとは差があるだけに、組織の質に寄るべき所は大きいと思うし。

ま、マリにとっては来期あのうざいゾーンと戦わなくていいだけラッキーかな。

J2札幌監督に前大宮・三浦氏が就任へ(ニッカン)

現在天皇杯で躍進をしているコンサドーレだけど、前々から現在指揮を執っている柳下監督(通称ヤンツー)とは契約更新しない方針を獲っていて、その中で上記の通り今シーズンでアルディージャを離れることになっていた三浦俊也氏をリストアップ。早くから一本化してしたこともあって、すんなりと契約がまとまって、後は正式発表を待つばかりという状況の様子。

三浦監督に関して上記の通り、手腕も実績も信頼するに値する監督だと思う。特に守備に関しては太鼓判押せるぐらい。で、柳下監督が今見せているようなダイナミックなサッカーを基盤にこれからチームを作っていくわけだけど、静(ゾーン)と動(リスクチャレンジ)の融合がうまくできれば、結構面白いチームになるんじゃないかな。それこそ、アリゴ・サッキのチームみたいなイメージで。

ただ、金銭面の問題もあるようで、戦力的にどこまで整えられるかというのもあるから、昇格云々は何とも言えないかな。フッキのレンタル復帰の問題など(ダジャレじゃありません、ダジャレは嫌いです)、どうなるのかしらん(ふろん太はジュニ、マギヌンは残留みたいだけど……左サイドは又外から引っ張ってくるような気がするからなー。ただ、ヴェルディとかが手を挙げてるとか挙げてないとか)

てゆうかさ、ヤンツーマリに来てくれないかなー。

都並氏、C大阪新監督に内定(報知)
【セレッソ大阪:都並敏史新監督就任会見コメント】みなさんとひとつになって、誠心誠意、全身全霊をかけて、最終的にJ1昇格という結果を絶対に手にすることを誓いたい(J's GOAL)


昨シーズンは優勝寸前まで行きながら、今シーズンは降格の憂き目にあうという離れ業を見せたセレッソは、今シーズンラモスの会に入会していた都並氏を招聘し、一年でのJ1復帰を目指す模様。

勝ち点計算の逸話など、ネタばかりが先行しているけど、個人的には手腕は抜きにして人として好き。しゃべり方とかもそうなんだけど、結構熱心に本場に飛んで勉強してたりしてたじゃない。サッカー好きって感じるんだよね。ま、そういうのを何とか現場で表現して欲しいなーと思うんだけど……。ただ、セレッソの監督って難しそう。攻撃陣は素晴らしいタレントを誇っていて、高いポテンシャルを感じるけれど、守備の概念がないチームで基盤が脆い。昨シーズンはその部分の問題が表面化しないこともあって、成績を残したけど、今シーズンは……という部分を見ても結構わかりやすい。いかにそういう部分を理解して、チームを形成出来るかが鍵になるのかなと。

とりあえず脱出が予想される主力級の選手(大久保とか西澤とか古橋、下村辺りも引き合いが来ている模様)の流出阻止に尽力するようだけど、どうなるかねぇ。

で、後アビスパがリティを迎えるみたいなんだけど、ソースが見つからないので、それは又追々。てゆうか、監督だけで結構なボリュームに……。じゃ、選手の方は決定したやつだけ。

・新天地はオーストリア(意地でも変えない)

G大阪ザルツブルク移籍決定的(ニッカン)
J1:ガ大阪の宮本、ザルツブルクへ移籍 背番号は17(MSN毎日インタラクティブ)
移籍について(宮本恒靖公式サイト@nifty)

三都主、移籍決定的!オーストリア1部ザルツブルク(報知)
三都主のザルツブルク移籍決定(報知)

選手関連はこれをピックアップ。

2002年、そして2006年のワールドカップ代表である宮本恒靖と三都主アレサンドロが、揃って同じクラブで欧州への扉を開くことになりました。そのクラブはオーストア1部リーグの「レッドブル・ザルツブルク」。ここ数年、F1であったり、MLSでのスポンサード活動が目立ち、CMでもかなりの数が流れたオーストリア資本の清涼飲料水メーカーであるレッドブルが資金・経営などを取り仕切る形のクラブであり、ここ数年ビッグネームな監督を招聘したり、キャリアの豊富な選手をかき集めてUCLの出場を目指しているクラブ。こういう側面もあって、様々な側面が注目されがちだが、互いに一度はチャンスを逃したこともあり、待望の欧州移籍となった。

ツネの方は完全移籍、アレックスの方はとりあえず半年のレンタルという話だけど、共にプレミア移籍が直前で頓挫していただけに、念願叶って万々歳と言う雰囲気だから良かったのかな。ツネに関しては、日本人ディフェンダー初めての欧州移籍(ニュースにこう出てたけど、これって嘘じゃない?中田浩二は今ばりばりセンターバックとして働いてるし……。それに細々したのはありそう)ということでどうなるか見えない。でも、言葉に慣れ、周囲との関係が出来てくれば出来るんじゃないかな。てゆうか、トラップもマテウスも指向的にはタクティカルなチームを好むから、彼のように頭の良い選手を好む可能性はあると思う。ま、個人としては相変わらず不安は残るけど、それは今でもそうだし……。アレックスに関しては多分大丈夫。ブラジル人だし、技術的には充分やれるはず。

気になる部分としては"レッドブル"だよね。スポンサーのクラブ支配というのにネガティブな要素を孕んでいるのは否定出来ないし、"レッドブル"の日本戦略という影がちらついているのも、余りいい印象は持てない。でも、個人的にこういう野心溢れるクラブに入れたことはラッキーかも知れない部分もある。箇条書き。

1.チームの目指すべきところもあるUCLに出れるチャンスがあること
今シーズンも予備予選2回戦から参加。予備選3回戦でバレンシアと当たってしまい直前で夢絶たれる形に[UEFAカップまわりに)。ただ、組み合わせにさえ恵まれれば本戦出場は決して夢じゃない

2.総監督は歴戦の名将ジョバンニ・トラパットーニで、監督はドイツの英雄ローター・マテウスと、欧州では知らぬ人などいないぐらいのビッグネームの元でサッカーが出来ること
ま、説明の必要もないぐらいのビッグネームだよね。トラップはユーヴェやインテル、バイエルンにベンフィカでリーグタイトル・欧州タイトルを獲っていて、アズーリでもリッピの前に4年間指揮していたりと、イタリアトップクラスの実績を誇る監督(タイトル数ではカペッロもリッピも適わないかも)少々カテナチオを引きずりすぎている癖はあるけど、経験、戦術知識、選手掌握は超一流なはず。マテウスは、監督としてのキャリアは浅いけど、選手としてはもう誰も知らない人はいないはず。'90ワールドカップ優勝の立役者の一人であり(それと、ワールドカップの最多試合出場記録を持っていたようないないような)、バイエルンやインテルでも活躍した90年代のドイツきってのスーパースター。そういう経験を積んだ人の元で出来るというのは幸せだと思う。

3.チームメイトとなる選手達もかなりの実力者揃いなこと
元バイエルンのツィックラーとか、元クロアチア代表のキャプテンだったニコ・コバチ、チェコ代表のビッグマンロクベンツ、スイス代表の未来を担うポテンシャルを持つヨハン・フォンランテン、レッジョで俊輔のチームメイトだったチリ代表のバルガスなどなど。少々当の過ぎた選手という感もあるけど、凄い選手ばっかり。

プチ・チェルスキというのは嘘じゃないと思うし、これからもっと派手な補強に走るのも目に見える。そういう中で、クラブの野心が達成されれば、ツネとアレックスも又いい経験が出来ると言うことになるんだからね。

ま、二人にはチームの状況云々は置いておいて、周囲の雑音など気にせず、チームメイトや環境にいち早く慣れ、しっかりとイイ準備をして結果をしてほしいな。公用語ドイツ語のようで、頭のいいツネでも急には無理っぽいけど……とにもかくにも頑張って、今活躍してる選手に続いて欲しいな。頑張れ頑張れ。
ちょっとだけ、残念だけどね、特にアレックスは。レッズにはACLで力を発揮して欲しかったから。マリのことだけ考えると、弱体化するのは嬉しいことでもあるけど、ね

-----------------------

ということでこの辺かな。てゆうか、どんどんやります。やらないと追いつかない。マリもネタ落ちてきたしねー。達也の移籍正式発表、大ネタヤカンなどなど。じゃ、次はマリでね。ここまで。

*今年中は無理かも知れないけど、1月と含めて色々やろうと思ってます。去年も一昨年もやった「LooseBlog的Jリーグアウォーズ」はもちろん、マリとリーグの総括、そして延び延びになっていたジーコジャパンの総括。もちろん海外も動いているから、その辺も。少々お待たせしてしまうかも知れないけどお付き合い頂けたらと。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 23, 2006

残酷なまでの差が道を絶つ@Emperor's Cup Q.Final ガンバ vs Fマリノス

まー、しょうがないかな。チームとしての積み上げてきたモノだったり、チームのコアとなる部分だったりと、色々な部分で差を見せつけられるような負け方だったかな。これで今年はおしまい。来年こそいい年になるといいなぁ。ちょい、辛口。

The 86th Emperor's Cup Quarter Final

ガンバ 3-1 Fマリノス @ 神戸ユニバー記念競技場「残酷なまでの差が道を絶つ」
Gamba:8'播戸竜二 69'家長昭博 76'マグノ・アウベス
F.Marinos:2'坂田大輔

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也"哲也は良くやってるよ"、DF田中隼磨"アップ幅削減の方向で"、中澤佑二"もう疲れちゃったの"、栗原勇蔵、田中裕介"代表選手に苦杯も糧に変えて"、MF那須大亮"ドタバタしないの"、山瀬功治、吉田孝行"大丈夫?"(→35'河合竜二)、狩野健太"金髪効果全くなし、来期こそブレイクスルー"、FW坂田大輔"好調持続"(→76'マルケス)、大島秀夫"ポストさん"(→76'久保竜彦)

ガンバスタメン:GK松代直樹、DF実好礼忠、宮本恒靖"今日の主役"、山口智、MF明神智和、遠藤保仁"コア"、加地亮"もんで下さってありがとうございました"、家長昭博、二川孝広、FW播戸竜二(→88'橋本英郎)、マグノ・アウベス"もう勘弁して下さい"

天皇杯は前戦から2週相手の準々決勝。長崎の地でPK戦の末この準々決勝に駒を進めた(ごめんね、スルーで)Fマリノスは、リーグ終盤好調だったサンフレッチェをヤットの大爆発で破ったガンバと対戦。宮本のレッドブル・ザルツブルグ移籍が決定し、関西でのラストゲームということになり、ツネギャルが大挙押し寄せて観客数が増加したとか言う話題も出ていたが、ユニバのキャパもあってビジュアル的には少々寂しい感じ。

スタメンの方に目を移すと、Fマリノスの方は少しずつ熟成してきた4-4-2を継続したが、メンバー構成は少々手を加えてきた。一番変化したのがバックラインで、隼磨と裕介の"W田中"なサイドバックにセンターには佑二と勇蔵。中盤の構成は那須がボランチで功治とコンビを組み、前は吉田と狩野。トップはユニット使いがデフォとなりつつある坂田とオーシ。ガンバの方は、シジクレイ不在で代わりに実好、調子の落ちていたっぽい橋本がベンチで、ヤットが久々にボランチに入った。

-----------------------

試合展開

開始早々に坂田が冷静に決定機をモノにして先制したと思ったら、播戸に同じようにやられて、その後はガンバのペースでかなりちんちんにされた「らしい」前半。レッズとジュビロが激戦を繰り広げたせいでわかりません。その間には吉田が打撲で前半で途中交代したらしく、この日右サイドバックでスタメンだった隼磨が一列上がり、センターバックだった勇蔵が右サイドバックにスライド、ボランチの那須がバックラインに下がり、そこに河合が入る形になった様子。

で、ようやくレッズ-ジュビロが終わって試合中継が始まった後半、これまた開始早々左サイドからのグラウンダーの折り返しが大島に繋がるという決定機を得たが、大島の押し込むようなシュートはポストに嫌われて、再び前に出ることはならず。前半リズムを握られっぱなしだったらしいところからは持ち直したのか、それなりにイイリズムでボールが回って攻撃に出るシーンもあったが(山瀬と坂田のワンツーから相手ラインを崩したりもしたが……)、追加点を奪えないでいると、時間と共にガンバのポゼッションが上がっていく。

そして、69分。左サイドボックス角で家長と栗原が1vs1になると、そこに隼磨がヘルプにして2vs1にするが、二人とも家長のフェイントに引っかかって中への進入を許し、そのまま右足低いシュートを逆サイドネットに沈められてガンバが逆転に成功する。ビハインドを返そうと攻勢に出たいFマリノスだったが、ガンバのポゼッションを封じる策がなく、ボールを持ってもなかなか実効的な攻撃構築が出来ず無為にボールを失うシーンが増える。

そんな四面楚歌の状況の中で、チーム全体が前に人数を掛け、又高いライン設定となっていたが、そのリスクを被る形で精度の高いスペースパスからマグノ・アウベスと播戸に裏を突かれるようなシーンが多発。何度か哲也の好セーブなどもあって凌いでいたが、結局遠藤の精度・タイミング共に揃ったループ気味の美しいパスでマグノが抜け出し、哲也の飛び出しも実らず鼻先を突っつかれるようなシュートで流し込まれて1-3に。何とかビハインドを返そうと、久保・マルケスを投入しようとしていた直前での出来事で、結局このゴールが試合を決めた。残り15分、結局チーム全体の意思統一もなく、選手個々の奮闘も全くと言っていいほど実らないまま試合は静かに終わる。Fマリノスがこの2ヶ月チームとしての目標に据えていた天皇杯はここで終戦となり、それと同時に2006年シーズンは虚無感に包まれる形で終戦となった。

-----------------------

ガンバの完成された感のあるポゼッションにいなされ続けて、スタミナや集中力、そして勝利への意思を削ぎ落とされていくという典型的な弱者が強者に屈するというパターンに、改めて現時点での力の差を見た。攻撃構築は比べるまでもなく、選手間のコンビネーションや戦術などのチームとしての共通意識、細かいプレーに対しての意識、そしてサッカーに対しての真摯な姿勢……直視するのが嫌になるぐらいまざまざと見せつけられた。勝負の綾なんて考える必要がないくらいにね。

特に如実に表れていたのがビハインドの時であったり、チームが余りイイ流れじゃない時のプレー。ガンバはチームがどのような状況であろうとチームとしてのコアがしっかりしているし、それが選手達にもしっかりと共通意識として浸透していることで、精神的にもプレー的にもブレが出にくい。それに対して、Fマリノスは枠組みこそ作ったモノの、コアとなる要素が曖昧で選手達に浸透していないため、チームとして苦境に立たされると選手達に拠り所なる要素を持たないがため、チームがバラバラになっていく。家長にゴールを奪われてから、その前の時間帯までは比較的出来ていたモノが全く出来なくなっていたのも、そういう要素が大きいのかな。選手間で意思統一が取れておらず、どのようにリスクを掛けていくのか、そのリスクの中でいかに守るのか、そしてどのような形で同点ゴールを狙うのか、というものをと全く見えなかった。

個人的に、チームの質というのは悪い時に特に表れるモノだと思う。良い時は何をやっても結構うまくいっちゃったりするのだけど、悪い時になるとそうはいかない。好調時には覆い隠されていた素が出てくる。そして、好調の時なんてそうは長く続かない。シーズンを通じても、1試合を通じても、必ず良い時・悪い時と言うのがあるのは摂理。だからこそ、この試合で出た差というのは余りに残酷なモノだったのかなと。

シーズンの最後にこういう差を突きつけられるのは果てしなく切ないモノで、この1シーズン何だったのか、なんて思ってしまうのだけど、だからといって監督や選手を責めればすっきりするわけでもないので基本的には何も言わない。特にその責を負うべき監督に対してはね。ああいう状況の中でオファーを受けてくれて、白髪が出来るほどチームのことを考え、とりあえず何とか持ち直させて残留という最低限の事は果たしてくれたからね。現状を見る限り厳しい評価しかできないけれど、本来ならまっとうな形(シーズン始めから、補強・キャンプなど、自分の本意となる形で準備して1シーズン戦う)でやらせてあげたかったかな。多分、この試合がラストゲームだと思うけど、本当にありがとう、お疲れ様と言いたい。で、又チャンスがあれば現場で頑張って欲しいな。テレビでの水沼さんも(特にご機嫌斜めで本音ズバズバ言う時の)は嫌いじゃないけど。

と言うことで、シーズン終わっちゃいましたなー。3/24までは楽しかったなぁ……(遠い目)ま、総括するつもり。とにかく、選手たちにはしっかりと「プロ」として、蓄積疲労を取りながら、来シーズンに備えて欲しいな。ここ数年みたいなシーズンにならないように心身共にシビアに、ね。甘っちょろい精神も改善してきなさい。ということでここまで。

-----------------------

*そうそう、家長のゴールの時の対応、はっきり言って最悪。二人の意思の疎通が全くなく、ただ2人いるだけの状態で1人と同じような対応になってしまった(いや、1人の方がまだ良かったかも。隼磨が入ってきて余計曖昧になったし)隼磨、普通中を切るだろ、勇蔵は縦をケアしていたわけだし。飛び込んでいなされてどうするよ。頭使いなさい、頭。

*にしても、あの終盤のボロボロのディフェンスラインはどうしちゃったのよ。マリから固さを備えた粘りのある守備を取ったら何も残らんよ。まあ現場で見れていないから何とも言えないけど、入ってくる選手を捕まえきれず、自由自在好き放題にやられまくったのは切なかったなー。それにしてもマグノうぜぇ、ほんとにマリから何点獲るのさ。もうマグノ獲ろうぜ。そうしたらマグノにやられることはなくなるっしょ_| ̄|○

*とりあえず、オフシーズンにやって欲しいこと。オーシはお祓い。坂田は冬眠で好調持続。功治は溜まったであろう激務の疲労と周囲に感じたストレスを癒す完全なるリフレッシュ。隼磨はサイドバック特訓。で、狩野は髪を伸ばす、やっぱり長い髪の方が格好いい。でも、もさもさしている人はしっかり切ってさっぱりして下さい。マツとか、那須とか。

*達也がヴィッセルに移籍するとか、石原くんが入団発表されたとか色々あるけど、その辺は明日。今年もFマリとJ全般で分けようと思ってます。それぞれ週1で出来たらいいね。監督も続々決まってるし……はぁ。

*それにしてもガンバ強かったね。完全に格下扱いされたのを納得してしまうぐらい(ま、順位も実力も格下だから納得するまでもないけど)。やっぱりヤットがいると違うなー。ボールの流れがスムーズだし、一つ一つのプレーのクオリティが格段に上がる。もちろん周囲の選手が良く気が利かして動き出すというのもあるのだけど、ピッチの状況をよく把握して、非常に自在に攻撃を組み立てている印象がある。あのパスは美しくて見とれたよ。参った。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 20, 2006

世界の矜持 -クラブワールドカップ総括-

スカパー!であったり、集金ツアーだったりと、何の苦もなく欧州・南米などのサッカーを身近に感じられる状態にある昨今、もう既にこういう大会に魅力を感じない人もいるのかも知れない。でも、普段Jリーグや日本代表の試合が行われる会場で世界レベルのサッカーをより身近に感じられる機会があるというのはとても幸せなこと何じゃないかと思う今日この頃。この大会の意義やレギュレーション問題が喧しいけれど、、僕にとってはまたとない学習の機会であり、世界のサッカーに直接触れられる極上の時間だった。

前置きは置いておいて、今年も各大陸王者が日本の地で高いレベルのサッカーを披露してくれた。その中で感じた「世界の矜持」を大会の総括に変えて。
やっぱりレポートの方が良かったかなぁ……。レポート期待されていた方申し訳ないです。

FIFA Club WORLDCUP Japan 2006 Result

Match 1/Auckland FC 0-2 Al Ahly @ Toyota Stadium,TOYOTA
Al Ahly:51'Flavio 73'M.Aboutrika

-----------------------

Match 2/Jeonbuk Motors 0-1 Club America @ National Stadium,TOKYO
Club America:79'R.Rojas

-----------------------

Semi Final
Match 3/Al Ahly 1-2 Internacional @ National Staidium,TOKYO
Al Ahly:54'Flavio Inter:23'Alexandre.P 72'L.Adriano

-----------------------

Semi Final
Match 4/Club America 0-4 Barcelona @ International Stadium Yokohama,YOKOHAMA
Barca:11'E.Gudjohnsen 30'R.Marquez 65'Ronaldinho 85'Deco

-----------------------

5th Place Match
Match 5/Auckland FC 0-3 Jeonbuk Motors @ National Stadium,TOKYO
Jeonbuk:17'Lee.H.S 31'Kim.H.B 73'pZeCarlo

-----------------------

3rd Place Match
Match 6/Al Ahly 2-1 Club America @ International Stadium Yokohama,YOKOHAMA
Al Ahly:42'&79'M.Aboutrika
Club America:59'S.Cabanas

-----------------------

The Final
Match 7/Internacional 1-0 Barcelona @ International Stadium Yokohama,YOKOHAMA
Inter:82'Adriano

・インテルナシオナルの徹底した守備組織

準決勝の出来、下馬評の圧倒的な劣勢、チームのポテンシャルや完成度を考えても、相対的に見てインテルナシオナルにポジティブな要素は見いだせなかった。しかし、カップを手にしたのはインテルナシオナル。サッカーってこんなモノかな、なんて思ったりしたけど、決して神様の気まぐれではない勝利に値する質の高いモノを感じることが出来ました。

それが、現状"世界一"と言っていい美と実を両立する圧倒的な攻撃力を持つバルセロナを完封するに至った守備組織。基本低めのライン設定で、4-3(4)のブロックを形成し、アタッキングサードを完全に封鎖。そこにプレーディティールとして、「飛び込まない・抜かれない・引き出されない」と言ったプライオリティを設定したことで、バランスとポジショニングが安定し、非常に堅牢な守備となった。
*詳しく書けば、4-3(必要とあればフェルナンドンが下がることで、4にもしていた)のブロックで全体をカバーするというより、ロナウジーニョとジュリに対してはある程度先に捕まえて、残りの選手で危険なボックス幅をしっかりと守るというのを意識していたのかな。で、サイドで少しずれても過敏に反応しすぎず、危険なポイントを抑えると言うことにプライオリティを移し、中を固めることで失点を凌ぐ。最終的に0に出来ればいいという感じの守備だけど、結果的にこういうセーフティネットが活きる形でバルサを0に抑えたのかなと。

同じように今年のワールドカップではアズーリやフランスが、欧州を見渡せばチェルシーもこういう迎撃型のブロックディフェンスを敷いて大きな戦果を上げているけれど、インテルナシオナルに強く感じたのは、徹底。インテルナシオナルとしては、ある程度相手の強さを認めた上でこその選択だったと思うけど、とにかく失点を避けるために上記に書いたようなプレーのプライオリティを徹底していた。普通ならば、ゲームの流れであったり、時間帯で少しずつこういうプライオリティは薄れていくモノだけど、根幹にある部分はほとんど揺れ動かなかった。それだけ、バルサという相手に敬意を示していたとも言えるけど、この徹底が自らは穴を作らず崩れない要因となり、そして相手にはより難度の高い状態での攻撃を強いていた。

華やかなテクニックに裏打ちされた個人に目がいきがちなブラジルだけど、こういう要素でもレベルは高い。特に選手個々の戦術理解力・戦術表現力が長けていて、それがチームとなった時には何とも言えない味わい深さが出る。そんなところにサッカー王国の懐の深さを感じ、世界の矜持を感じさせた。

*もちろん、守備だけじゃなく、個人が持つエスプリも良かった。今シーズン始まる前に噂になったイアルレイはもの凄い存在感で、高質な守備と共にインテルナシオナルにタイトルをもたらした大きな要因になっていたね。あのキープとボールスキルは惚れた。童顔でクリロナに何となく似てるアレシャンドレ・パトは百戦錬磨のプジョルやマルケスとも対等に渡り合うなど大きな可能性も感じた。フェルナンドンもでっかいのにうまかったしねぇ。

*去年のパウロ・アウトゥオリ率いるサンパウロにも、そんな部分を感じたんだよね。覚えているかな、クロスのような斜めの楔がアロイジオに入って、浅いラインを崩してミネイロがラインを破ってゴールを奪ったシーン。うまいポストワークとフリーランの融合でリバポのモダンなラインディフェンスを破ったんだけど、何となく深みというのを感じるんだよね。色々な対応法が身に染みついているいうか。こういう部分が選手達に浸透しているからこそ、様々な色のサッカーにも馴染めるのかなと思ったり。

*で、日本としてはこういう部分の質を上げていきたいよね。レッズが迎撃型ブロックディフェンスを基盤に置いてタイトルを獲ったとは言え、全般的にプレッシングスタイルに比べて質も理解もまだまだな所がある。てゆうか、日本はプレスなどの主体的、動的ディフェンスを是とし、このような堅めの受動的、静的なディフェンスを非とするような風潮がある。偏見的な見方をしている人もいるし(「チームの質を決めるのはラインの高さと全体の距離」と言ってる人をどこかで見かけたし[忘れたけど]、トルコの雑誌を取り上げて実際には底まで詳細に見ていないであろうジーコが監督をしているフェネルバフチェをけなしたりしていたのはその象徴じゃないかな)、解説でもプレスに行かなきゃだめなんだみたいな口ぶりも感じる。ま、成功体験が色濃く残っていたり、その効果と実効性を知っていると言うことが大きいのだろうけど、それぞれにイイ部分と悪い部分があって、判を押したような評価はサッカーの幅を狭めるだけなんじゃないかなと。戦術は状況における目的と効果の問題であって、手法に置ける価値の差はないと思う。西部さんの言葉じゃないけど、戦術は古い新しいではなく、効果で語られるべき。

-----------------------

・バルサが見せた予測というエスプリ

世界中、そして日本中の期待を一身に受けながら、よもやの零封負けを喫したバルサ。サッカーだからどんな事も起こりえるし、インテルナシオナルの質も高かったからそれほど驚きではないけれど、決勝戦に関してはインテルナシオナルの熟練のディフェンスに封じ込められてしまって、らしさが余り見えなかったのは残念だった。ただ、今大会の2試合でも、バルサと言うブランドが持ち得る質というは見せてくれた。

「何言ってんだ?メッシやエトーはいないし、ロナウジーニョも余り魔法を見せてくれなかったじゃん!」なんて思われる方もいるでしょうが、スーパースターが見せるスーパープレーではなく、サッカーを構成する上での基本的な細かいプレーに感銘を受けた。何故彼らがあれだけ高いポゼッションを維持出来るのか、何故あんなに美しくボールが流れていくのか、裏打ちされた技術力、浸透したパスを紡ぐために必要な動き、そしてそこに彼らの「予測力」、「判断力」がエッセンスを加えているからじゃないかなと。

準決勝のクラブアメリカ戦では特にそういった要素が色濃く出た試合だった。相手が奪おうとする時にキープする、いなす、近くの相手に預ける、そういったプレーが非常に的確だったことで、相手の取り所をことごとく避けて攻撃を展開していた。見ていて、「あ?取れるかな?」というような局面はクラブアメリカもそれなりに作り出していたと思うのだけど、そこで彼らがボールを失わなかったのは、技術の正確さはもちろん的確な状況把握を踏まえた上での相手ディフェンスの出方の予測にあるんじゃないかと。

特に感じるのはロナウジーニョ、デコ、イニエスタ、シャビと言ったバルサが誇るテクニシャン達。一気にアタックに来るな、こっちを切ろうとしているな、このタイミングで足を出してくるな、と言った感じで相手をプレーを見越しているような感覚を受ける。これがあるとどうなるかと言えば、自分のプレーセレクトがより効果のあるモノとなり、無為なボールロストが減り、より効果的なプレーを選択することが出来る。これは、サッカーをする上ではとても大きなアドバンテージになっているんじゃないかなと。

まあ、あくまでも僕の妄想に過ぎないけど、彼らが主導権を握っている時はそんな錯覚を感じるほど、判断に狂いがなく、閉塞した状況だろうと、厳しい状況だろうとプレーが次に繋がっていっていた。

で、もう一つ。バルサの象徴とも言える美しいパスコンビネーションによる崩しも、この「予測力」という要素が大きく反映されているんじゃないかと思った次第。

実際、積み上げられたコンビネーションであったり、共有された意識やプレーのプライオリティが多分に影響を与えていると思うから、一概には言えない部分がある。それこそ見えない糸で繋がっていると言ったように相性というモノもあるしね。ただ、選手達が持つ類い希な戦術眼が「何かを起こすポイント」が見せているんじゃないかな。

それが表れたのが準決勝の先制点。イニエスタからデコに預けられて、デコは中に流れてきたロナウジーニョに楔。ロナウジーニョはヒールでパスの角度を変え、預けた後ランニングしていたイニエスタに。そして最後は外へ開いたグジョンセンを、イニエスタが相手をかいくぐるような繊細なラストパスで使い、グジョンセンがゴールに流し込んだ。バルサのバルサらしさが出たスペクタクルなゴールだったわけだけど、このゴールで感銘を受けたのは、この流れを生み出していた3人が、3人ともこのスペースが察知したこと。出し手であったデコは「ここに出せる」、ロナウジーニョは「ボールを受けれる」、そして「このポイントに走り込むことで何かを起こせる」、こういった形で同じスペースを3者3様の形で見つけてたことでイメージが合致した。そして、それを可能にしたのが次の展開を読む力であり、状況を把握する力なんじゃないかなと。

いくらスーパーな選手でも予言者ではないので遠くの未来は見れない。でも、周辺事情を重ね合わせた上で、近い未来を予測することが出来る。そして、その予測の精度が上がれば上がるほど、イメージが共有され、より速く、より対応しにくい攻撃になっていく。バルサが見せた「近未来」のフットボールに、改めて芸術を感じながら、世界の矜持を感じた。

*ま、バルサのことは書かなくてもいい気もするけどね。どんな言葉も能書きもあのピッチ上の説得力には適わない気がする。

*奏でるサッカーも素晴らしいけど、バルサの育成にも興味あるなー。ペップ・グアルディオラから始まる(ま、その前を知らないからこう書く。ペップの先代もいるんだろうけど、ね。今やお偉いさんのチキ・ベギリスタインとか、ヘタフェの監督のシュスターがそうなのかなぁ。よく知らないけど)美しきパスディバイダーの系譜(ペップ→シャビ→イニエスタ→セスク[逃亡])であったり、才能を育てる力(メッシやこれから出てくるであろうドス・サントスとか)には、クラブのアイデンティティを感じるし。類い希な才能だから勝手に出てくるというのもあるんだろうけど、クラブのアイデンティティがあるからこそ、こういう系譜が継がれていくんだろうね。

*ん?これってイイテーマじゃない?時間あったら書こうかな。ユースのことはもう一度冷静に判断したいと思ったし

-----------------------

・世界の矜持が意味するモノ -大会を通じて-

個人的にはとても見るべき所の多い大会だと思うのだけど、世間の話題はこの大海の周辺事情に流れている様子。「世界一を決める大会」と銘打たれながらも、その権威も注目度もUEFAチャンピオンズリーグに適わない現状であったり、過密スケジュールを含めた参加クラブのコンディショニング、まだまだ大きい格差のある参加クラブのレベル、盛り上がり的な要素含めた開催国枠、そしてFIFAのUEFAに対する対抗心と拝金主義などなど。

実際、事実としてこういう要素はないとは言わない。そして、この大会の意義や継続を考えた時、大事な思う。ただ、日本のファンが考えなきゃいけないことはそんなことではないんじゃないかと思う。そう、日本がこの大会に出れるようになること、欧州・南米というトップランナーに少しでも近づくこと、そしていつの日かこのタイトルを取ること、そういうことを考えるべきなんじゃないかなと。

そして、その目標が自分たちの目の前でタイトルに意欲を燃やし(その執着の強弱はあったけど)、集金ツアーとはまるで違う目の色で戦っている機会を手にしている。そのチャンスを逃すべきじゃない。せっかく目の当たりにしたことを違う世界で行われている絵空事にせず、いつか辿り着くべき舞台だと思って、ピッチで起こっていることに注目して欲しいなと。

テレビでは、日本代表監督のイビチャ・オシムやJ制覇を果たしたギド・ブッフバルト、日本代表にも選ばれた阿部勇樹がこの会場に足を運んでいた様子。テレビには映らなかったけれど、隼磨やオーシも足を運んだようだし、他のクラブの監督や選手も結構な数会場に足を運んだんじゃないかな。そう、そういうこと。他人事じゃない。全てはJから繋がっている。それこそJと同じ。みんなJやナビスコカップの権威などそこまで問わないでしょう、そんなことをする暇があったらタイトルを取るために何をすべきか、と言うことを考えている。そういう目線で、この大会を見ていくべきだと思う。

僕はこの大会は日本にとってとても意義があると思う。この大会で示されたことで選手はもちろん、指導者含めて日本サッカー界に刺激となるはずだし、ファンやサポーターにとっても目的が示されたことで変わっていくと思う。又レベルの高いサッカーを目の当たりにしたことで、より求める要素がシビアになっていったりと、様々な部分で刺激を受けるべき。その刺激が成長になっていくはず。そう、世界への階段を上っていった代表チームのように。

それこそ、今大会は刺激的な要素が沢山あった。上記のインテルナシオナル・バルセロナが示した世界の矜持はもちろん、それ以外にもクラブ・アメリカのクラウディオ・ロペスのラインブレイクフリーランニング(身びいきと言ってくれ)、アル・アハリのモハメド・アブトレイカの繊細なパスアングルメイク、全北がぶち当たった世界の壁、オークランドのサッカーへの情熱、見るべき部分は沢山あったし、学ぶべき所も沢山あった。もっと強くなるために、Jのレベルを上げるために、余すところなく見なきゃいけない。無駄にするのはもったいない。

だからこそ、もっとピッチに目を向けて、ピッチで起こっていることを捉えて欲しい。「世界に繋がっている」という意識をもっと持たなきゃいけない。権威を考えるのは、その権威あるタイトルを獲った後でイイ。

*ま、日本人らしいっちゃらしいけどね。サッカーよりもサッカーの周りが好きな人って結構多いと思うし。僕はもっとサッカーのことが読みたいんだけどねぇ。一つ一つのプレーを見てどう思ったのか、何を感じたのかとかね。そういう流れにはならないのかな……。

*Jと比べるというのは結構骨の折れる、そして辛い作業かも知れない。よくJとヨーロッパのサッカーを比較したのを見て拒否反応を起こす人もいるけど(貶すようなニュアンスがあるから仕方ない部分はあるけど)、でも甘んじて受け入れませんか?だって、そこがスタートラインにならないと、受け入れること何出来ない。まだJリーグは始まって十数年、発展途上のリーグだと思う。凝り固まることなく、学んでいきたいよね。挑戦者なんだから。

*で、アジアチャンピオンズリーグですよ。この大会の後にアジアで勝つために!って考えなきゃいかなきゃいけないよね。Jが「ようやく」本腰入れてサポートするみたいだから、レッズとふろん太には頑張って欲しいな。

-----------------------

と言うことでこの辺かな。ま、僕は楽しかったですよ。何かこういう大会を見ると、どうしても守備に目がいっちゃうんだよねー。オフェンスに関しては、ある程度テレビでも注視出来るからいつも通り(迫力とかは違うけどさ)なんだけど、守備に関しては準備段階とか細かいラインコントロールとか、マーキングやらポジショニングの獲り方とか、テレビじゃ見れない部分が見れちゃうからね。ま、技術厨の僕は、デコが見れて嬉しかったかな。後、イアルレイ。でもやっぱりメッシが見たかったなー、後コネホ。ブランコももう少し若い時に見たかった(←実は好き)あ、何かとりとめなくなってきた。ということでおしまい。

-----------------------

*次は天皇杯……かなぁ。ニュースやるつもり、出来たら。本当に更新間隔まちまちで申し訳ないっす。

*そうそう、岡ちゃんが解説してたのね。鞠スレで見て、これは見なきゃと思って、ようやく見れたけど、岡ちゃん楽しそうで良かった。そしてためになる。確かに精度的な確立というのは差があるよねー。個人的には技術の活かし方というのも差があるのかなーという気がした。クローズドスキルの問題もあるけど(プレッシャーが掛かった中での技術発揮、だね。これは大事だね。最も取り組むべき課題な気がする)個々が技術を使う場所であったり、技術のある選手を活かす周囲の術という部分はやはり理解度含めて差があるなーと。個人戦術、グループ戦術という部分なんろうだけど、一方向的な善悪論に走りがちな日本サッカーの語り口にも問題があると思うし……。ディフェンス面でも向上すべき部分があるし、色々あるねぇ、問題が。一歩ずつ前に進んでいきたいよね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 16, 2006

僕の意思表示 -喧噪に包まれるFマリノスに思うこと-

ここのところ、漏れ伝わってくる愕然とするニュースに対して、マリ系なブロガーさん達や"hamatra SNS"のコミュ、2ちゃんねるの鞠スレ等で、「年チケ」の購入・不買でクラブに対して意思表示する方が増えている様子(うーん、言い回し的に難しいな。買う人もネガティブな感情を持っているし)ま、後追いだけど大切なことだと思うので、僕も一人の消費者として、そして一人のマリっことして意思表示をしようかなと。

まず、関連エントリーやらコミュを。後発的なので、もう読まれた方も多いかも知れませんが、とりあえず参考までに。
ちなみに、年チケ関連じゃないのもあるかも……。ただ、フロントへの考えとかが書かれているので。

本当にマリサポ1人1人が考えて行動しないといけないと思います。(ブロ・アサ もういくつ寝るとF・マリノス)←タイトルこれでいいのかしらん

■[マリノス]そうそう、年間チケット(ぐちろうか)

スタジアムに行くんだから(マリログ)

年間チケット(サカバカの日々あれこれ)

[雑談]昨今のF・マリノスフロントのこと(マツの周り)

クラブのビジョン(トリパラ・ブログ)

年チケどうする?(マリノスサポーターについて@hamatraSNS)
↑見れるのはhamatraSNSユーザーだけかな?それともコミュ加入者だけかな?仕様がわからないっす。見れない方いらっしゃったら申し訳ないっす。後、リンクは順不同&敬称略。

-----------------------

で、僕の考え。

感情的には買いたくないキモチ。

フットボール的ではないビジョンを感じるフロントの動き(フットボールから離れていく感すらある)、昨シーズンに続いての今シーズンの迷走に対してのフロントの責任問題、昨年実施された年間チケットの値上げの説明とその顛末……etc

相変わらず横浜マリノス株式会社は顧客満足という部分に目を向けないまま、目先の僕には見えない"何か"を追い続けている、お金、スポンサー、親会社……よそ見ばかりしている人たちに対して、お金を落としたくない。もし、年間チケットの購入の有無で意思を示せるモノならそうしたいというのが本音。

ただ、横浜マリノス株式会社に支払われるお金は、あり得ない選択の人事を決める人の給料や施設の管理費だけじゃなく、大好きな選手達の給料になったり、希望を見せてくれた下部組織の運営費になったりする。

今現在、Fマリノスは非常に重要な岐路に立たされていると思う。一時代の終わりを向かえ世代交代を必要とし、その中での将来有望な才気溢れる選手を獲得したこと。そしてクラブの象徴となるであろうインフラを整備したこと。その船出となる2007年シーズンに、(輝かしい成果を残すシーズンにはならなくても、)希望が見えるようなシーズンにしなくちゃいけない。それこそ、難破船になんて絶対にしちゃいけない、させちゃいけない。

そのために、ほんの少しだろうけど、助けとなるのなら力になりたい。本来なら買わないことでフロントに対しての意思である"NO"を示す事が正しいのかも知れない。けれど、大事な今だからこそ、Fマリノスのために、これからも共に歩んでいくために。

だから、僕は来シーズンの年間チケットを買う。

-----------------------

で、このブログを読んで下さる奇特なマリっこさんたちに。

大事な時だからこそ、年チケを買うにしても、買わないにしても、その理由を考えてみて欲しいなと。答えは千差万別、人それぞれ、どのような答えでも良いから、その答えに、そしてそのチケットに思いを込めて欲しいなと。

そして、そんなお金を預かる横浜マリノス株式会社の中の人たちに。

サポがこの「年間チケット」に対して、お金を払う気持ちを感じて欲しい。数字的に一人一人が払う金額は大したものではないかも知れない、スタジアムに入場し試合を観戦する対価として当然と思うかも知れない。でも、数字では計れないモノが詰まっていると言うことを捉えて欲しい。捉えていれば、こんな人事こんな愚行こんな無駄遣いは、出来ないと思うから。

何度でも書くよ、大事な時期ですから。

-----------------------

*あ、締まり悪いね。ここからは普段の追記ゾーン。まずは、リンク張らせて頂いた方々、もし都合悪かったらすぐ対応しますので、コメント欄やらhamatraSNSやらメールで伝えてもらえればと。トラバした方がいいのかなー、でも単に同じ話題なだけで、そのエントリに対して言及している分けじゃないからなー。それに、これだけの数のエントリにトラバを打つとスパムみたいでやだなー。それに僕は基本的に内向的だし。なので、結論としてとりあえずしません。けど、トラバ欲しい!と言う奇特な方もいらっしゃったら教えてもらえたらと、いないだろうけど(苦笑)

*てゆうか、hamatraSNSはリンク張っちゃって良いのかな……。「うーん、いんたぁねっとりてらしぃはむつかしいね」

*最後のリンクあるでしょ?勝利給減額の記事と嘉人の記事(共に報知)まあ、そのうちニュースまとめでやるつもりではいるけど、一応ここで雑感。まず勝利給減額の方は、フロントがこの会社が何の商売をしているのか、そのためにしてはいけないことはなんなのかというのを考えた方がいいんじゃないかなと言うこと。選手達がピッチで戦ってこそクラブがある、会社が運営できる。無能な経営手腕のケツを拭うために選手がいるんじゃない、今からでも撤回しやがれバカ野郎(←暴言)で、嘉人獲得?の方は、彼を獲ること自体に反対なのではなくて(基本好きだし)、金額的にあり得ないという話。4億は高すぎるし、そんなお金があるなら、今から飛行機飛び乗ってリーグタイトル逃して辞意表明したラボルベ捕まえてこい、分かったかくそったれ(←暴言)

*結局クラブワールドカップはバルサ-クラブアメリカのゲーム見ただけっす。テーマは見つかったけど、全部見切れないし、書きたいことあったので(これね)後回し……。出来れば総括みたいな形で明日辺り書きたいけど……予定は未定って事で(ブランクあるんで、スムーズに書ききれる自信がない)すいませんすいません(人変わりすぎ)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

今更なアジア大会総括。

今更ですが、総括という形でまさかのGL敗退に終わったアジア大会を。この敗退で反さんへの疑念が表面化した感がありますが、僕はあんまり辞任しろーとかは思わなかったり。単なる贔屓なだけだけど。ということで、分けながら。

Asian Games 2006 Doha Result

U-21 Japan 3-2 U-23 Pakistan @ Qutar Sports Club Stadium,Doha
Japan:2'K.Honda 32'&57'H.Taniguchi
Pakistan:61'M.Rasool 82'N.Akram

-----------------------

U-21 Japan 1-0 U-23 Syria @ Qatar Sports Club Stadium,Doha
Japan:77'S.Hirayama

-----------------------

U-21 Japan 1-2 U-23 Korea.DPR @ Qatar Sports Club Stadium,Doha
Japan:7'Y.Ichiyanagi
DPRK:4'Hong.Y.J 63'Kim.Y.J

・大騒ぎするほどのことじゃない -この敗退の意味-

  坂田  矢野         平山
山岸      大悟     増田 カレン
  今野 長谷部    家長      本田圭
鈴木規     徳永    青山敏 谷口
  栗原  菊地     水本 一柳 青山直
     川島           松井

今大会、長谷部誠、今野泰幸、小林大悟、山岸智、坂田大輔、矢野貴章、菊地直哉、栗原勇蔵……現在のJを彩る優秀な選手達が出場出来る資格を持っていた。日本としては本気でアジア大会というタイトルを欲するのであれば、これぐらいのメンバーを揃えることも可能であったと言える。でも、そうしなかったわけでこの大会に対してのプライオリティを感じられる要素ではないでしょうか。
*左側適当に組んだけど、もしかしたら資格のない選手も混じってるかも……。その時はごめんなさい

相対的な要素を考えても、2歳の違いはなんだかんだ言って大きい。世界的には見て若年齢化が進んでいることもあって、年齢差が差を分ける要因にはなり得ないだろうけど、アジアに置いては様々な環境の違いもあってこれぐらいの世代はまだまだ経験が浅く育成途上的な選手が多い。そういう意味では年齢格差もないとは言えない。そう考えると、アジアトップレベルの力を持ちながらもレギュレーションよりも少々下の年代を送り込んだ日本とレギュレーションを最大限活用してフルメンバーを送り込んできた他国と言う要素が本来あるべき力の差を埋めた、敗北も致し方なし、と言えるのかも知れない。

まあ、意義として北京オリンピックへの強化の一貫として、経験を積む場として考えられたからであり、成績云々は2の次(Jとのスケジュールの問題もあってメンバー自体エクスキューズを抱えていたわけだしね)そしてその目的を考えた時、充分目的を達成出来たのではないかなぁと。

勝ち進むことで必然的に増える試合数、成功体験、ウイニングメンタリティなど、勝つことに越したことはないけれど、最小限の3試合の中でも選手達は代え難い経験を積んだのではないかなと。ジャッジ、ラフチャージといったアジア的な要素、総合スポーツイベントであるアジア大会ならではのオリンピック的雰囲気、こういうモノは決して無駄にならない。そして何より負けてしまった「屈辱」の記憶。「失敗は成功の父」みたいな格言じゃないけれど、何故負けたのか、何故失点したのか、何故うまくいかなかったのか、これは充分次に繋がる分析材料になるはず。どちらにしてもこれから次第でこの経験は白くも黒くもなるんじゃないのかなぁと。

確かに刻一刻と予選へのリミットは迫っているのだけど、急がば回れ、近道はない訳だから選手達の成長と順応を待つしかないのかなと。オリンピックに出ることだけがこのチームの全てではないし(出た方がイイに決まってるけど、このチームが目標とする要素はそれだけじゃない。A代表との継続性も又重視されるべき要素で、その上で負けたとしたらそれはそれでしょうがないんじゃないかな)、ね。

・抱える病巣 -足りない"対応力"、補う"意識"-

ま、そうはいっても、プレー内容を考えると決して楽観出来るモノではありません。もちろん、メンバーが揃わない状況というのはあるのだけど、逆説的に言えばメンバーが落ちればチームとしてのクオリティが落ちてしまう。掲げるコンセプトが「個」による部分も又あるのかなと感じさせる要素でもありました。

「個」という言葉を見ると、攻撃面でのイメージが沸くかも知れないけど、どちらかと言えばこのチームに置いて「個」を問われるのは守備面。相手の布陣によって柔軟に自分たちの陣形を変化させて、しっかりと相手を捕まえようというコンセプトがこのチームにはあるわけだけど、それに対応し切れていないこと。そして、一つ一つの対応が甘く、浅はかで、安易なファールが多いこと。これは個々の戦術的、そして個人能力的な対応力が足りなかったのかなぁと。

実際、北朝鮮戦の2失点は共にボックス付近のファールで与えたFKからでした。セットプレーからと言うことを考えれば、致し方ないとも言えるのかも知れないけど、その元を辿れば、何故そこで相手にファールを与えてしまったのか(まあ一本はハンドなんだけど)、そこをもっとクローズアップして考えていく必要があるんじゃないかなと。

マンマーキングのイメージとしては、1vs1で絶対に負けない、そこを個の力で抑え込む、というのが絶対条件。そこを局面打開されてしまうと、スライドしてその選手を捕まえに行かなければならなくなる訳で、周囲の選手は自分のマークを"捨てて"対応に出なければならない(リベロは除く)そうなるとマークにズレが生じやすくなってしまったりして、ディフェンスに隙が生まれてきてしまう。アジアのレベルを考えても、韓国の選手であったり、イランの選手は日本の選手より個の能力は高いので、相対的に守備に置ける対応力(個としての対応はもちろん、このチームの特徴でもあるシステムの変更に対応出来る柔軟な組織順応両面でね)を向上させていくことは継続的な課題になるのかな。

ただ、個人能力はそんなに劇的に成長するというのはそうそうないことを考えれば、それを埋める術というのが必要になってくる。方法論は色々、局面によってはゾーンに切り替えるというのもありだと思う。ま、ありなんだけど、それだとA代表の継続性を無為にしてしまうのでこのままのコンセプトで守備の安定ということを考えていこうかな。上記の通り、何故破られるのか、後手にさせられてファールをしてしまうのかが問題なわけだけど、それは相手に前を向かれ、仕掛けられているからと言うことに他ならない。そして、これは日本のマンマーキングの不徹底を示すモノでもある。

これに関しては、リスクテイクというコンセプトと連動してくるから一概には言えないけど、もっと早いタイミングで相手を捕まえ、パスが入ってくるタイミングで既に相手が前を向けない状況にしておくことが出来れば、相手は早々仕掛けられないし、多くの選択肢を持つことは出来ない。要は、そういう状況を作れるような意識が欲しいかなと。上記のようにマーキングに対してのよりシビアな意識はもちろんのこと、リスクテイクとのバランスを考えれば早い攻守の切り替え、運動量も必要になってくる。シビアなマンマーキングを達成するための要素を突き詰めて考えなきゃいけないかなと。

最もA代表との差を感じる部分も実は個々だったりする。ガーナとの試合で今野や阿部がギャンやアゴゴに対して、もの凄いタイトに付いていたけれど、あれだけタイトに付ければ個人能力の差というのは出にくい(出ないとは言わない、完全なるマンマーキングなんて早々あり得ない。で、余裕を与えてしまえばプレーサークルを確保し、能力を発揮されてしまうし)正直このコンセプトでやるのであれば選手達にはこう言うのを見習ってもっとシビアにやってほしいし、監督にはそのコンセプトが持つ意味を捉えて指導にあたって欲しいなと(形や形態に意味があるわけではなく、その行為に意味があると思うから。コピーの難しいところかも知れないけれど)このままでは、険しいアジアは越えられない。

-----------------------

まあアジア大会は僕にとって記憶に残らない大会なんで、綺麗さっぱりと忘れそうですが、ま、失敗したからね。でも、大切な大会じゃなくて良かったと、ポジティブに捉えてますよ。これが糧に出来れば又一つチームは熟成していくはずだし。正直オリンピックに行けるかどうかは分からないけど、この世代の子達のポテンシャルは間違いなく高いし、少々特殊なコンセプトだけど出来ない子達じゃないと思うんでね。まあ一つ言えることは、反さんがしっかりすること。コンセプトの深い理解、メンバー構成の妥当性(新規開拓はとりあえず今のところはいらないんじゃない?現時点でJで結果を残している子達のクオリティに達していないでしょ。「厳しいアジアだから、層を厚くしなきゃいけないんだ」確かにそうだけど、欲かきすぎて本来一番強化しなきゃいけないところを疎かにしないように)とにもかくにも、頑張れ頑張れ、です。と言うことでここまで。

-----------------------

*一応生きてます。ちょっとまだ生活環境の変化に順応出来ていなくて、更新作業まで手が回らなかったりしてます。毎日覗いて頂いている方、本当に申し訳ないです。土日は頑張って更新しまーす。夜も更新予定。

*そんなこと言いながら、クラブワールドカップまともに一試合も見ていない僕がいる。で、次はそのクラブワールドカップをやろうとしている……。頑張って見ます。てゆうか、入れ替え戦とか、天皇杯とか、最終節とか、思いっきりスルー……ごめんなちゃい。

*てゆうかさ、狩野、呼んでよ、狩野。段々変わってきてるからさ。ここで国際経験積ませてくれよ。出来る子なんだから。何より男前だし、男前同士通じるモノがあるはず。しかしあの金髪はどうしたんだ………

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 12, 2006

一つの終わりと一つの始まり@J Youth SAHARA Cup 2006 Q.Final Fマリノスユース vs サンフレッチェユース

試合終了のホイッスルと共に、Fマリノスユースのシーズンも終わった。

色々な要素で相手が一枚上手だった、下された結果は妥当なものだった。

一つの終わり、でも、これから又新しい道が始まる。うん、これから。

J Youth SAHARA Cup 2006 Quarter Final

Fマリノスユース 1-2 サンフレッチェユース @ フクダ電子アリーナ「一つの終わりと一つの始まり」
F.Marinos:7'木村勝太 Sanfrecce:16'横竹翔 60'中野裕太

Fマリノスユーススタメン:GK佐藤峻、DF金井貢史、甲斐公博、田代真一、武田英二郎、MF幸田一亮、長谷川アーリアジャスール、水沼宏太(→大久保翔)、森谷賢太郎(→広田陸)、斉藤陽介、FW木村勝太(→端戸仁)

朝、横浜の空は薄暗く雨降るかなと思って傘を持っていったら、東京を通り過ぎる頃に空は快晴(しかも、フクアリに傘を忘れた、ビニガサだけど。フクアリの掃除する人ごめんなさい)フクアリにてFマリノスユースはJユースの象徴的な存在である強豪サンフレッチェユースと対戦した。

Fマリノスユースは先週のトリプレッタ戦からスタメンに二つの変更点。復活を果たしたアーリアくんが山岸くんにボランチ、又1トップには端戸くんではなく木村くんが入る、このチーム本来の形か。山岸くんがいないと言うことでキャプテンマークは田代くん。相手のサンフレユースは綺麗な4-4-2、今年の目玉はなんと言っても平繁龍一。柔軟なテクニック、豊富なアイデア、水準以上のスピードと様々な能力を兼ね備えたアタッカー。平繁と共にトップ昇格の決まっているらしい左サイドバックの遊佐がキャプテン。その他にも水沼くんや端戸くんとU-17の代表でチームメイトだった岡本知剛なども。監督は言わずと知れた森山さん。

試合展開

立ち上がり、いきなり平繁に中央を割られ、引きつけられたところを右に流されてGKとの1vs1と言う決定機を作られたFマリノスだったが、相変わらずアグレッシブに裏を狙う形で応戦。いつ、どちらに点が入ってもおかしくないような高いテンションでゲームが始まる。すると、、開始10分立たないうちにゲームが動く。左サイドを強引に突破してエンドライン際まで切れ込むと、折り返したところを混戦から木村(記録的にそうらしい)が押し込んで先制。接戦となるであろうゲームで先手を獲れたことは大きいかに思われた。

しかし、先制点から10分立たないところで、そのアドバンテージを失ってしまう。左寄り距離のあるところからのFK。平繁の右足から鋭いインスイングのボールが供給されると、手前に入り込んだ横竹にピンポイント。横竹はバックヘッドで流す形で佐藤の頭を越えてゴールに収まった。すぐさま同点とされてしまう。

同点になってもテンションの高いプレーが続く。どちらも高いラインを敷いていたので、ゴールキック時は20人の選手達がハーフラインをまたぐ形で20mぐらいに収まるぐらい非常にタイトでハイプレッシャーな中盤での争いが続き中で、水が漏れるようにラインの裏に抜け出して決定機が生まれる。しかし、この後スコアは動かず、前半は1-1で折り返す。

(ハーフタイムのタイミングで木村→端戸)
後半も同じような展開が続いたが、少しずつ現実を突きつけられるように力の差が出始める。攻撃の工夫・幅、個人能力、セカンドボールの反応、一つ一つのプレーの意識、組織力含めた守備対応力……。相手の対応もあって実効力を示せなくなるFマリノスユースに対して、サンフレユースがゲームを掌握すると、何とか水際の所で耐えていたDFが決壊。ボックス手前でしっかりと収めた中野が反転してそのままミドルシュート、これが佐藤の伸ばした手をすり抜けゴールに収まり、1-2。残り30分の所でビハインドを追いかける展開に。

アドバンテージを持ったサンフレユースは、カウンターを見据えながら現実的に4-4のゾーンをしっかりと組んでFマリノスの反撃に備える。これを崩すことを求められたFマリノスユースだったが、単調で散発的な裏狙いは相手に完全に読み切られていたこともあって実効力を示せず、アーリアくんを核にした細かい繋ぎによる崩しもダメ、武田くんの非常に積極的に激しくオーバーラップ、端戸のセンス溢れるボールキープに小さな可能性を感じたが、それでもゲームを動かすには至らない。

それでも諦めずにゲームを動かそうとしたFマリノスユースは、大久保のテクニック、本来センターバックの広田を前線に入れてのパワープレーと視点を変える形で、最後まで望みを捨てずに攻め込むが、相手も又それは一緒だった。最後まで集中力を切らずに猛攻に耐え抜く。結局、このままスコアは動かなかった。2-1、Fマリノスユースに関わる全ての人が願ったサハラ制覇の夢は千葉に散った。

-----------------------

残念、だけど、妥当な結果。文中にも書いたけれど、サンフレユースは様々な要素でFマリノスユースの上を行っていた。それはゲームにも反映されていたと思うから、ね。

ま、これは戯れ言として聞いて欲しいのだけど、チームとしてのビジョンの差が出たかなぁと。ゲームとして、非常にタイトな中盤で一人一人の選手に与えられる時間というのは非常に限られていた。その中で、以下に力を発揮出来るかと言う側面で見た時、明らかにサンフレユースに分があった。一つのパスに込める意思(出し手がどんな状況にあってどちらの足に出すべきなのか、周囲の状況がどういう状況でどういうパスを出すのか、単純にどれだけ確実に繋ぐことが出来るのか)、一つのトラップに込める繊細さ(精度・確実性はもちろん、収めるのか、流すのか、その方向は、ボディシェイプは、などね)を見ても、違いは手に取るように見えた。

Fマリノスユースは、嵌った時強く、嵌らないと著しく苦しむ。そんな評価を聞いていたし、僕も数少ない観戦ながらその傾向がはっきりと見えた。それはチームのコンセプトもあるけど、プレーの質にも出ていたんじゃないかなぁと。もちろん爽快感・開放感のあるサッカーは否定しないし、のびのびと個人を伸ばそうとする方向性はこれからも続けて欲しい。好きだしね。でも、まだまだ出来ることもあると言うのが示された一戦だったんじゃないかなと。

モダンフットボールに置いて、これから一人一人に与えられる時間はより少なくなり、それだけ選手達にはシビアなプレーが求められる事になると思う。その中で生き抜ける選手を育てるためには、個々が持つ才能を活かす特徴の育成と共に、上記のような一つ一つのプレーに対してシビアで繊細な意識を植え付けていかなきゃいけないんじゃないかなと。輝かしい才能も、磨く側で変わる。より高い所を見て指導に当たって欲しいなと。

ま、細かい小言はここまで。とにかく、選手達にはお疲れ様、そして今年度でマリノスを離れる選手達にはサッカーを続けて欲しいと共に新しい舞台に移っても頑張って欲しい。一度で終わらず、何度も足を運びたくなる意欲をわかせてくれたのは、きっとこのチームだったからだと思う。忘れないし、感謝。

と言うことでここまでかな。とにかく、お疲れ様。

-----------------------

*えーと、それと僕をこの世界に誘ってくれた方やサイトさん、そして熱いサポートで「応援する」問い事に魅力を感じさせてくれたユースサポに感謝。来シーズンも行くよ、まだスケジュールとか全く分からないけど。もっと積極的に応援したいと思いました。

*あ、トップに上がる子達はこれからくん付けやめるよ。ま、勝手にやってるから、勝手にしろって感じだろうけど。で、3人には宿題。田代は、とにかく状況判断と読み。対応するだけではいくら能力が高くても2流、相手を読み、主導権を握るような守備をしてが出来るようになって欲しいな。中野くんや平繁くんの優秀さもあるけれど、相手に主導件を与えていたからこそやられちゃう。能力は高いし、センスもいいから、きっと出来るよ。アーリアは、とにかくボールに絡む頻度を高めるために、ボールを引き出す動きと意識をもっと高めて。何となく又印象変わったけど、どちらにしてもボールタッチを増やさないと、その才能もったいない。今回はヤットみたいだったかな。でもこんなもんじゃないでしょ、もっともっと。陽介は、とにかくファーストタッチ。坂田と一緒で最初が粗いから、次のプレーが強引になりすぎたり精度を欠いたりする。特に安易な流すトラップが多すぎる、しかもその判断が余り良くない(人のいる方向に流してしまったりしてしまう)突破力(馬力)であったり、スピードは素晴らしいわけだから、それを生かすためにもより意識高く、質の高いファーストタッチの頻度を増やして、そのゴールセンスを最大限活かして欲しいな。

*とりあえず、感情は抜きにした、入れるとぐちゃぐちゃになったんで。今もぐちゃぐちゃ?ごめんなさい。サンフレユースのこと?明日少し書くっす。イイチームだった、下手なトップチームより素晴らしかった

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 10, 2006

爽快なるゴールラッシュ@J Youth SAHARA Cup 2006 Round of 16 Fマリノスユース vs FCトリプレッタ

今更感もあるんだけど、先週のユースの試合。MM21ですよ、今話題の。いい天気で、帰りにはオプションなんかも付いてたわけですが、ま、それは置いておいて。簡単に。

J Youth SAHARA Cup 2006 Final Tounament Round of 16

Fマリノスユース 8-0 FCトリプレッタ @ MM21グラウンド「爽快なるゴールラッシュ」
F.M.Youth:3'&9'斉藤陽介 19'&55'森谷賢太郎 27'水沼宏太 56'幸田一亮 67'端戸仁 71'斉藤学

Fマリノスユーススタメン:GK当銘裕樹(→51'佐藤峻)、DF金井貢史(→59'長谷川アーリアジャスール"待望")、甲斐公博、田代真一、武田英二郎、MF山岸純平"やっぱりイイ"、幸田一亮"爆発的フリーランニング"、水沼宏太(→70'大久保翔"来期はJ1で!")、森谷賢太郎"スーペル"、斉藤陽介"PK失敗も今大会6点目、得点王まで後3つ"(→70'斉藤学"もっと、もっと")、FW端戸仁(→84'出口将司)

快晴のMM21グラウンドでのサハラカップの決勝トーナメント2回戦。キックオフにわずかに遅れちゃったら、既にマリノス側の席はびっしり。850人ぐらいの人が集まった様子(もっと入ってた気もしたんだけどねぇ)相手のトリプレッタは関東予選を勝ち抜いて決勝トーナメントに出てきたチーム(レギュレーションがわからないけど、Jユースとは違うルートみたい)、応援が高校野球みたいだった。

試合の方は、戦術的な噛み合わせと選手個々の相対的な力の差、こういうモノがもろに出た印象。トリプレッタがディフェンスラインをもの凄いラインを上げる志向を持っていたけど、ボールホルダーにプレスが掛からず、3バックの外側を見切れない。その中で、マリユースはこのスペースを使って相手のハイラインを蜂の巣に。この繰り返しだけで、ゲームが決まってしまったかなぁと。

まあ、マリの選手達がやりたい放題で一方的になりすぎたこともあって、ゲーム自体の魅力としてはそんなに大きなモノではなかったけれど、とにもかくにも気持ちいい試合だったかなぁと。いい天気で、沢山ゴールが入って、大味なゲームの中で選手達が細かな部分で良いプレーが沢山あった。まあ、天気とゴールは置いておいて、良いプレーのこと。一つは選手一人一人の個性の発揮。チームとしてそういうモノを活かそうという部分もあると思うのだけど、失敗することを恐れずに積極的に仕掛ける、出そうとするというのはとてもいいことだと思った。例えば、この日初見だったU-16日本代表だった斉藤学くん。彼はアジアの大会でも見せていたけど、もの凄い局面打開力に可能性のある選手なのだけど、見た感じだと「適切な判断」(足元なのか、ランニングなのか/簡単に周囲を使うのか、技術発揮で独力で仕掛けるのか)ではまだまだ洗練されていく必要性も感じた。でも、彼にそういうことを求めすぎてしまうと、彼の一番イイ部分は育ってこない。そういう意味で、少々効率性には欠くけれど、育成という部分では正しい方向なのかなぁと思ったり。

正直、結果を出す上ではこういう要素はネガティブに出ることもあるとは思う。正直結果を出すという側面ではチームとして詰めなきゃいけない部分、犠牲とすべき部分では足りない部分もある。でも、育成環境であることを考えたら、選手達が個々の能力を伸ばすことための環境としてはとても素晴らしいこと。こういう事を続けていく上で、次世代のスペシャルプレーヤーが生まれてくる素地になっていけばいいなと。
*まあ、心のどこかで「能力の発揮だけでなく、ゲームを捉える力、運び方、戦術理解・運用、と言った要素も学んで欲しいなぁ」とか「トップチームとより密にコンセプト的に連動して、ユースの選手達も戦術的に熟成して、すぐにでもトップで使える選手になって欲しいな」とも思わなくもないけどね。あ、でもトップがあれだから、今は難しいか。

で、もう一つは柔軟で細かい要素が非常に充実していること。この試合、アウトサイドのスペースを長いフィードで飛び出すプレーであったり、コンビネーションからスペースを突くスルーパスで抜け出すプレーがもの凄い効果的に嵌っていたのだけど、浅いラインを飛び出す上でオフサイドにに掛からないように「プルアウェイ」の動きであったり、1トップ3シャドー間で柔軟にポジションを交換することで相手を混乱させたりしていたことが非常に素晴らしかった。ハイラインの相手に対して、スペースを突くことは効果的だけど、こういう細かい要素を欠くと単調になったり、雑になったりしがちなのだけど、しっかりとこういう部分を充実させることで、単調になることなく質の高いプレーとなっていたのかなぁと。そして、それを繰り返せることには彼らのプレーヤーとしてのクオリティを感じたかなと。
*もちろん、その素地にあるランニングに対しての意識が非常に高いことも付け加えておきたいかな。後半、端戸くんのゴールをアシストした幸田くんの80m近い爆発的フリーランニングは、会場の人たちが沸くぐらいダイナミックで素晴らしかった(その前にアーリアくんが入って右サイドバックにポジションが代わった後、高い理解を感じるよね)

まあ、交代共にチームが変質して(水沼、斉藤陽介といったスペースランナー型から大久保、斉藤学と言ったような足元型の選手に替わったことが大きいかな。まあ使い分け、という部分が大切と言えるのかな)リズムを失い、捨て身の相手に反撃の隙を与えてしまったこと、個人能力は高いけど集中力を欠いたようなミスがちらほら出てしまうことは反省だけど、ま、これだけ点を獲って、駒を先に進めたわけだから、文句なんてないわけで。改めて、気持ちよかったですよ。

で、ここまでが壮大な前置き。(うん、ぱくり)

J Youth SAHARA Cup 2006 Q.Final

12/10(Sun) 11:00KickOff/Fマリノスユース vs サンフレッチェユース @ フクダ電子アリーナ

てゆうか、時間的に遅いんだけど、明日フクアリで試合がある様子。どうでしょ?ちょっと早起きして千葉まで行ってみたらいいんじゃないかな?先週イイ思いしたでしょ?千葉で。だから今週も千葉でイイ思いしちゃいませんか。アーリアくんや陽介くんや田代くんはもちろん、U-17でwktkしちゃった人も多いと思うから、水沼くん、端戸くん、学くんに、甲斐くんに金井くんと見れちゃう。しかもホリデーパスで楽々(JRの回し者ではございません)相手はサンフレ、新しいサンフレ最新作(平繁ね、ユース代表の最終候補にも入ってる才能ある選手)も出てくるだろうし、ハイレベルで面白い試合になるんじゃないかなぁと。しかも、14:00からはFC東京とベガルタのユースも見れちゃいますよ。個人的にも楽しみにしてます(起きれればだけど……)

合い言葉は「イヴは神戸!女よりもユース」

と言うことでよろしかったら。天皇杯もやったねぇ!哲也神哲也神哲也神!その辺はまとめて明日!長崎、行かれた方お疲れ様でした!じゃ、ここまで。

*更新不定期な感じで申し訳ないです。とりあえず、色々ため込んでるので、出来る限りこの土日で消化出来ればと。出来ない可能性もあるけど(苦笑)

*そうそう、ユースのことで一番書きたかったこと。アーリアくん、生では初見。会場の入り口のメンバー表が張られていて、サブの所に名前が入っているのを見た時から、ずーっと見たいなー見たいなーと思っていたので、見れてとても満足。彼の早期復帰はユース事情に詳しい人には驚きだったようだから、まだまだコンディション的には難しい部分もあるのだろうけど、彼の質や可能性が垣間見えたかなぁと。まず、非常に繊細なタッチをしていること。抽象的な言葉だけど「陶芸家」のようなボールタッチ。こするように、擦るように、ボールを触る。この辺は"ペップ"・グアルディオラを見たよ。でも、プレースタイルはペップとは重ならない。SBSで短い時間見た感じだとパスディバイダーなのかなーと思ってたんだけど、プレープライオリティを見るとドリブル中心のプレーセレクトが目立った。プレッシャーの強い地域でも、技術が余りぶれず(ボールの置き所、腕の使い方が非常にうまい)、ビジョンを失わない。で、かなり攻撃的、積極的。どんどんゴールに向かってプレーが多く(ワンツーやドリブルを駆使してボックスの中に入っていく)、スタイルとしてボランチのプレーじゃない感じ。ボランチ+ドリブルというと長谷部が浮かぶけど、ちょっと違うかな。長谷部はスペース見いだして高速ドリブルで、アーリアはテクニック活かしてこじ開けるような感じ。テク主体。それと、プレーヤーとして大切なことを持ってるなぁと。一回安易に相手陣で失って、自陣深くまで素早い展開で持ち込まれたのだけど、全力疾走で戻ってプレッシャーを掛けにいった。彼ほど技術があれば、持ち上げられ、頼られと、プレーにおいても、メンタル的にも含めて王様になりがちなんだけど、「自分が失ったボールは、自分が責任を持つ」サッカーをちゃんとやったことのある人なら一度は絶対に教えられることをしっかりと出来るのは、非常に嬉しかったかな。これは継続で。ま、トップでは、プレースピードとプレッシャーに慣れれば、行けるんじゃないかな。とにもかくにも、アーリアくんは鮪不在で切ない思いをしてたテクニック狂を喜ばせてくれる事間違いなし

*ただ、あのプレースタイルは監督の好みに分かれそうだなー。リスキーだもん。ま、本来はもっと違うのかも知れないけどさ(相手がアレで、点差もあったからなー、好き勝手にやっちゃうぞーというのもあったのかも知れん)つーか、付け足しのくせになげぇ

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 08, 2006

夢なら醒めて -喧噪に包まれるFマリノスに思うこと-

最近ちょっと忙しいわけですよ、色々あって。Fマリの最終節、運命の入れ替え戦、バルサの剣が峰なUCL、アジア大会の北朝鮮戦もあってと、やりたいのは山々なんですよ。なのにこんなネタ落ちてくるんだもんねぇ。

-----------------------

いこうぜ、ピリオドの向こうへ……………

横浜M新監督に早野氏…11年ぶり古巣復帰へ(報知)

一応、正式決定じゃありません(強調)

最終的には左伴繁雄社長が決断を下す形になり、早野氏に決まった。

夢なら醒めてくれ!と言いたい所なんだけど……こんな風に書かれるとさ、終戦宣言をするしかないかなぁ。改めて、フロントに声は届くどころか、こっちさえ向いてくれないんだなぁと無力感を感じますよ(もちろんメールの返事などない)

ま、決まったからには応援しまs……する訳ねーだろ!(クラブは応援するよ、揚げ足獲られてもうざいから書くけど)金がない?ジェフ見ろよ、ヴァンフォーレ見ろよ、トリニータ見ろよ。今のマリと同じぐらいの成績を残してるよ。どれだけクラブを強くしようと本気で向き合ってるのか、どれだけサッカーと向き合っているのか、そういう要素が足りない資金力を埋めてるんだよ。でも今のマリにはそういうモノがないと思う。思慮遠望が足りない、努力が足りない、サッカーへの理解が足りない、クラブへの愛が足りない。

大体、マリノスタウンの移転とかで予算縮小を余儀なくされるから金がない、監督人事も格安というのが条件なんですよなんて、ふざけてる。言い訳。全然納得出来ないし、信じられない。

じゃあなんで、他クラブからの若手有力選手の補強(参考:ニッカン)とか、年俸高騰で契約延長が難航しているらしいバレーに興味を示してる(参考:ニッカン関西)という話も出てくるの?縮小されるであろう強化費(4億円減だとか)だろうと、年俸が3000万のところが1億になったとしても許容出来るだけの体力はなんだかんだ言ってあるって言ってるようなモノじゃん(大体、岡ちゃん、大ちゃん、虎、エースケ、下さん切って今シーズンより人件費が下がるのは間違いない。この成績で大幅に年俸がアップする選手だっていないと思うし)それに、もしそうなるにしても限られた予算の中で何が一番効果的なのかと言うのを考えればいい。

以前書いたけど、裕福ではないクラブはその限られた資金の中で最も効果のある事を探る、より細やかに、よりシビアに。だからこそ、彼らは資金力では圧倒的な差がありながらも、それを埋めてあまりある質を示し、同じような成績を残してきた。

例えばジェフ、祖母井氏がGMとして培ったパイプと尽きない情熱、そして誠意を持ってクラブ強化に当たり、ベングローシュ、オシムと言った東欧が誇る名将に資金を注入するという道を辿った。卓越した手腕、経験からもたらされるメソッド、ポリシーなどをクラブに取り入れることで、チーム自体に変革をもたらすというビジョンの元に。そして、毎年残留争いをするクラブは着実な進歩を見せてナビスコ連覇と言う花を咲かせた訳だ。

でも、僕はFマリノスにこういう姿勢を感じない。逆に、安直で、怠惰で、旧態依然で、浅はかで、軽薄な姿勢を感じる。大体今シーズンの精算は終わってない。成績が出ず、契約延長に消極的だった岡ちゃんを契約延長させた責任は?年間チケットの値上げを「フットボールコンテンツの充実」で穴埋め出来なかった責任は?岡ちゃんもやめた、水沼さんもクラブを去ることになるんだろう。でも、一番責任を取らなきゃいけない人が責任取ってない、おかしいじゃん。ましてや、こんな事言ってるわけですよ。

来季に向け、フロント主導のチーム編成という方針を打ち出し

ふ・ざ・け・る・な!

これじゃクラブの未来は真っ暗だよ、いくら素晴らしい才能が居ても、未来は明るく照らされないよ。超行き当たりばったりの経営で、ビジョンを感じないのはマリノスタウン関連の記事を見ても、滲み出てる。

とにもかくにも、このままじゃクラブが死んじゃう。頼む、今からでイイ、考え直してくれ。

-----------------------

すいませんね、こんな話題ばっかりで。でも、どうしても看過出来ない、許せないんで。そろそろまともにゲームレポとかするつもり。後、Jの総括(あれっす、このブログ的なベスト11だったり)だったり置き去りの宿題も取り組みますよ。じゃ、ここまで。

-----------------------

*「クラブ主導」のチーム編成+2年連続で入れ替え戦出場の監督じゃ成功する可能性は宝くじが当たるぐらいしか成功の可能性はない気が……。監督の意向さえ反映しない選手構成と監督の必要とする戦力が合致する可能性は低く、弘法でもなんでもない凡庸な手腕しかないんだもん、奇跡に近いよ。サッカークラブの成功にはある程度の整合性とビジョン、ロジックが必要。何一つ持ち得ないクラブに未来はないよ。

*こんな事言わせんなよ。書いてても面白くないよ。持ち上げるだけ持ち上げるみたいに褒めていたいよ。

*メンテ、ありました、しかも53時間とか言う長期の(事後報告)で、何か失敗したみたいですな。どうした、ココログ。又あると思うので、その時は報告しマース。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 04, 2006

これでは夢が見れません。 -喧噪に包まれるFマリノスに思うこと-

リーグ戦も終わって、残すは天皇杯ということになりますが、非契約更新選手が発表されたり(いわゆる戦力外)と、着々とオフシーズンのストーブリーグの話題が熱を帯びていますな。終わりよければすべてよし、って空気感が凄い嫌なんですけど、ま、それは置いていて、昨シーズン同様中位に沈んだと言うこともあって、Fマリノスの周りは非常に騒がしい。その辺のニュースで思ったこと。

・ネタクラブへ驀進中

横浜M・水沼監督の退任濃厚、後任は山本氏が浮上/J1(カナロコ)←要会員登録

水沼監督退任、後任に早野氏ら浮上(スポニチ)

現時点で水沼監督の退任が決定的となっているようで、来期の監督候補として前・ジュビロ、そして前・U-23代表の監督であった山本昌邦氏、そしてソラリの後を継いでFマリノスに初めての星を持たした早野宏史氏、初代監督らしい清水秀彦氏などを、フロントがリストアップしている模様……。

ネタクラブ一直線……゜・(つД`)・゜・

この報道の前には(信頼性は著しく低いけど)J初代得点王であり、アルゼンチンの名門リバー・プレートで多くの実績を残したラモン・ディアス氏の名前が挙がっていたりしたわけですが、ここに来て、ここ最近のJを見る限りでは手腕に疑問符が付くような指導者ばかりをリストアップしている印象受けますな。はっきり言って、人間力も、ダジャレも、清水さんもいやー。

フロントの打算としては、「マリノスタウン」(インフラの整備は素晴らしいことだとは思うよ、今年の新人ざっくざくにも少なからず影響があったと思うし)初年度の監督は生え抜きの監督で迎えたい(岡ちゃんに対して、定格な判断が出来ず、執着を見せていたのも間違いなくこれが理由だろうし。愛着、信頼のある監督でこのメモリアルな時を迎えたいみたいな)と言う打算が見え隠れしているようだけど、最近のフロントは著しくフットボール離れを感じる動きが多い。

個人的に来年は我慢の年だと思っている。これまで主力を担ってきた選手達を次々戦力外にし、才能ある新人選手の大量獲得(及び昇格)すると言うのを見ても、一時代を終えたチームが世代交代に入っていく段階だと言うのは明らかだと思う。これまでのように、即物的に結果を求められる状況にはないと思う。

でも、フロントの動きはその斜め上を行っている。本来であれば世代交代のために育てなければならない才能タチのために、育成手腕に長けた監督の招聘(もちろん、出来れば上位争いを出来るぐらいにしたいけど)にベクトルが向けるべきなのに、何故かそういう方向にはちっとも転がっていかない。これには疑問を感じるよ。

バカなのか?

じゃ、次。

・何考えてる、フロント。

名古屋が中澤獲り(報知)
名古屋が横浜M・中澤にオファー(サンスポ)

柏J1復帰で中澤獲得に動く(スポニチ)

降って沸いたような話。裏でごちゃごちゃ動いてるのか、チーム側から何らかのアクションがあるのか、それとも佑二の心の中に何か思うところがあるのか分からないけど、何だかナーという感じ。しかもこの書かれ方は気になる。

もちろん、横浜Mにとっても重要な選手。松田や河合、那須、栗原と強力なセンターバックがそろう中でも、絶対的な存在としてチームを支え続け、2003、2004年のリーグ連覇にも大きく貢献した。だが一方で、横浜Mは横浜・みなとみらいにおける新クラブハウス建設などが影響し、財政難に直面。

すでに長くチームに貢献したDFドゥトラや代表歴のあるベテランを含む7選手に戦力外を通告した。金額が折り合えば、同クラブの左伴繁雄社長も移籍に応じる意向だという。

スポーツ報知

佑二がどれだけチームに貢献してくれてるのか、どれだけチームを考えてくれているのか、どれだけチームを支えてくれているのか、どれだけチームに好影響を与えているのか、フロントが見えてないはずがない。佑二は今やチームの良心、お母さんみたいな存在。ホーム最終節に見せてくれた責任感から見ても、佑二はこのチームに絶対出してはいけない選手。そんな選手を微々たる金の問題で放出するなんて、あり得ません。

監督のこともそうだけど、インフラのためにチームが犠牲になるなんて本末転倒じゃない?インフラ整備はチームが強くなるためにやっているはずなのに。どこ向いてるんだよ、何考えてるんだよ。何を大切にすべきなのか、もう一度よく考えてよ……。

佑二、僕は信じてるよ。田辺さん、あなたがマリノスが好きなのも知ってるよ(←まあお金の方が好きかも知れないが)
*でも佑二が疲れちゃったというのもあり得るよなぁ、岡ちゃん退任、DQNの世話、責任押しつけ、佑二だって人間だもんなぁ。本来なら明るい人だしねぇ。

てゆうか、秋田を切ったとはいえ、グラは佑二必要か?まあ絶対にレベルは上がるだろうけど、古賀がいて、スピラールが居て(残留するのか知らんが)、イデオンがいるじゃん。レイソルはわからなくはないけど、岡山がスターになってるんだから、尊重しなさいよ。

で、ここまでが前フリ。今シーズンの成績、大ちゃんやドゥトラのような功労者への情も感謝も感じない無下な扱い(せめてセレモニーを準備するとかさ)でむくむくと不信感を募らせていた中で、この二つの燃料投下。これでちょっとキレた。と言うことで、「横浜マリノス株式会社」にメールしました。後悔は先に立たないからね。来年はとても大事な年。将来が明るく照らされるか、仄暗い底に沈んで溺れ苦しむのか、分岐点となる年だと思う。思うことがあるなら、どんどんぶつけましょう。もう一度書くけど、大事な年だよ。

info@f-marinos.com

オフィの右上にある"お問い合わせ"でどんどんクラブに声を聞かせてやりましょう。

最後に書いておくけど、サッカークラブはサッカーを売る商売で、敷いては夢を売る商売だと思う。そのサッカーを"買う"客達は夢を見る権利がある。夢が見れなかろうが、苦しかろうが、好きなモノに変わりはないけど、サッカークラブとして夢を見れるチームで居て欲しいと思ってる。

フロント、しっかり仕事しろや!バレーじゃ踊れないぞ。と言うことで皆様、ご一考の程を。ここまで。

*本来はジェフ戦か、シリア戦なんだろうけど、ちょっとね、緊急を要するかと思ったんでね。てゆうか、シリア戦録画ミスった!又バレーボールでやっちまった!延長してたことは分かってたのに、予約を変えるの忘れてたよ。ま、代表のことは色々他の人が書くからいっか。ユースは書くよ、アーリアくん見れたから。

*サッカーを"買う"と言う表現はマリサポには拒否反応が出るかなーと思って、正直書くの迷った。「戦う中で感動を得る」って岡ちゃん言ってたしね。ただ、サポだろうと、ファンだろうと、夢を見る権利があると思ってるんで、ちょっと書いてみた。てゆうか、自意識過剰かな。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

December 03, 2006

王者に相応しい勝ちっぷり@J1 第34節 レッズ vs ガンバ

恐ろしくクールだった。ガンバがゲームを過熱させようとしても、平常心は揺るがない。その熱を冷ますように、クールにゲームを運んでいく。冷静に、現実的に、粛々と。

選手も、監督も、サポーターも、この試合をタイトル獲得のために捧げたのだろう。そしてそのタスクを見事完遂した。新王者の誕生に相応しい強者の、いや、「王者」の戦い方だった。

今日だけは、素直に。

悲願のリーグ初制覇、おめでとう、浦和レッズ。

J.League Division1 第34節 "Final"

レッズ 3-2 ガンバ @ 埼玉スタジアム2002「王者に相応しい勝ちっぷり」
Reds:27'ロブソン・ポンテ 44'&59'ワシントン
Gamba:21'マグノ・アウベス 78'山口智

Super Soccer

レッズスタメン:GK山岸範宏、DF内舘秀樹、田中マルクス闘莉王"MVP…だろうなぁ"、ネネ、MF鈴木啓太、長谷部誠"For The Team"、平川忠亮(→83'岡野雅行"粋な計らい")、三都主アレサンドロ(→68'田中達也"何故に左?")、山田暢久"せーの"、ロブソン・ポンテ"真価発揮の大仕事"(→83'坪井慶介)、FWワシントン"エースってやつ"

ガンバスタメン:GK松代直樹、DFシジクレイ"残念"(→60'前田雅文)、宮本恒靖、山口智、MF橋本英郎(→54'遠藤保仁"祝・復帰も、重きブランク"、明神智和、加地亮、家長昭博、二川孝広、FW播戸竜二(→77'中山悟志)、マグノ・アウベス

びっしりと埋まった埼玉スタジアムはJ新記録となる62241人を飲み込んだ。ガンバサポが陣取った一角を除いてスタジアム全方向が真っ赤に染め上げられ、入場時にはスタジアム全体を使った盛大なるビジュアルで選手を迎えた。どこか異様な雰囲気も漂う、直接対決による優勝決定戦。

スタメンはほぼ予想通り、レッズの方は出場が危ぶまれた闘莉王がしっかりとスタメンとなり、復帰が目された坪井はベンチスタート。ガンバの方は、播戸がこの試合にしっかり合わせてスタメン、遠藤もベンチに入り、全ての力をこの一戦に向ける。

試合展開

どちらも非常に守備意識が高くアプローチの目が細かいこともあって、とても固い立ち上がり。いかにガンバがレッズディフェンス陣を崩すかと言うところに焦点が集まる中で、なかなかボールが流れず閉塞した攻撃をさせられている印象。その中でのファーストチャンスは機を伺いながらもバランスを考えてプレーしていたレッズに。左サイド距離のあるところからのFK、アレックスがインスイングのボールを供給すると、うまく軌道に入った山田がニアですらして、ワシントンの近距離からのヘッド。しかしこれは松代が何とかセーブ。

ポゼッションこそ握りながら、なかなかスムーズな攻撃構築が出来ないガンバは、その閉塞感を打ち破る術を個のアイデア、技術に託す。家長が左サイドを突破したり、二川が流動的に動きながら細かいテンポを生み出したりする。チームで流麗な流れを生みだし、その流れのまま崩しきると言うガンバの今年のスタイルを見せれない状態だったが、それでもこの個人のアイデアが実を結ぶ。右サイド寄り橋本がグラウンダーで播戸に楔を入れると、播戸はそのままボールを縦に流すようなターンでネネ-アレックスの合間をすり抜けて局面を打開。エンドライン際からグラウンダーの速いクロスを折り返すと、これに合わせたのはマグノ・アウベス!少し入るタイミングが早くズレたボールに対して、後ろに残った右足で流す様なフィニッシュで山岸の虚を突き、これがゴールラインを越えて、ガンバが奇跡に向けての最初の難関を突破した。播戸のキレのある動きを活かした積極性の見えるアイデア、そしてマグノの状況にそぐう柔軟なフィニッシュ、この二つが噛み合った素晴らしいゴールだった。レッズとしては為す術なかったかな。

このゴールでゲームが動き出すかに思われたが、レッズに変化は見られない。バランスを著しく崩さず、攻撃に関しては前3人に任せるようなプレーを重視し、守備は人を揃えて、ボールホルダーに強い圧力を掛けるアプローチを穴が空かないように続ける。すると、ガンバにとって恐れていたことが起きてしまう。攻めに掛かろうと言うところでボールロスト、ワシントンに繋がるとツネ捕まえきれず前を向かせてしまい、ワシントンは前方右サイドのスペースに走っていたポンテへ。ポンテは大きなスペースを得てゴールに単独で突き進むと、右サイドからシジクレイがカバーに飛んでくるが、あっさりと鼻先の軽いタッチでかわしてそのままボックス内に進入。最後は冷静にグラウンダーのファーへのシュートで松代を抜き、同点、同点。ある程度リスクを負っていたのでカウンターに関しては致し方ない部分もあったけど、シジクレイのカバーに置けるポンテへの対応が絶望的なまでに軽かった。確かに危ないシーンではあったけど、一発で行くことはないでしょう。一寸遅らせられれば山口が戻れたわけで……。ま、ポンテも非常に冷静でうまかったのだけど、ね。これで振り出しに戻ったわけだが、時計は27分まで進んでいた。

ガンバは、又3点が必要な条件となり、攻勢を強めていく。相変わらず流麗な流れは生み出せないが、何とか個人の局面打開などを活かしてセットプレーを獲り、そこから次の1点を狙う。連続したCKの中で執拗なまでにニアを狙う形が奏功し、ツネのヘッドなどを導き出すが、これは山岸がセーブ。決定機を活かせない。そんなこんなで、このままハーフタイムかと思われた終了間際、これまたポンテに翻弄される形で奇跡の道が絶たれた。

鈴木啓太が滑りながらも右寄りにいたポンテへ楔を入れると、うまくターンしてDFの合間をすり抜けてエンドライン際までボールを持ち込み、グラウンダーのクロスを供給。中ではシジクレイとワシントンの1vs1となっていたが、ポンテのクロスのタイミングを計りながら、マークをズラしてうまくボールサイドに入り込み、インサイドで強烈にインパクト!松代の手をはじいて決まった。2-1。うーん、我慢出来なきゃ厳しいよね。ただ、ポンテが一気にコンディションを上げてきて、この大一番で真価を発揮している。この局面打開も楔自体はそんなにいいボールではなかったけど、ボディフェイクからずるっと抜け出したわけで、身体が切れてるんだなぁと感じさせた。そしてワシントン、決めるねぇ。シジクレイとの駆け引きを制して、優位なポジショニングを抜群のタイミングで獲るわけですよ。これで、ガンバの逆転優勝には4点が必要となり、奇跡の目はほぼ潰えた。

レッズにとっては望外、ガンバにとっては痛恨の試合展開で前半が終わった。

「4点が必要なガンバはさすがにヤット投入でギャンブルでしょ?」なんて考えていたけど、西野さんはヤットの投入を渋る。状態が分からないだけに使いづらかったのかな。結局9分に決断し、橋本に代えてヤットを投入(システムも4-4-2に変更)ヤットは入った直後からポゼッションの渦の中心としてボールをテンポよく裁いて攻撃を流していく。まだ本調子とは言い難いが(細かいミスが多く、この辺はまだコンディション的にも悪いんだろうなと感じた。普段こんなに凡ミスはしない)、彼の持っているテンポや視野の広さ、アイデアがガンバの攻撃にリズムを与える。

好転し掛けていたガンバだったが、神様はよっぽどレッズが好きなのか、アクシデントを機に畳みかける。カバーリングに入ったシジクレイが肉離れを起こして、プレー出来なくなってしまうと(人間力の話だと、アレはイエローカードの対象になるのかしら?サッカーのルールも知らないことがあるんだナー)、一時的にセンターバックの枚数が減った状況で数的不利に。慌てて交代を用意するが、その間にレッズは攻め立て、その流れの中で得た右CK。アレックスがショートコーナーで角度を付けて、左足インスイングの鋭いボールをファーへ、これに闘莉王が高さで完全に競り勝って折り返し、そして最後はワシントン!冷静にがら空きのファーへコントロールしたヘッドを沈めて、3-1。崩しはとても綺麗、精度の高いクロスで闘莉王の高さを活かし、そしてエースが沈める。ガンバにとっては不運、かな?でも、運だけではない部分もある。相手が見せた弱みを逃さず突くレッズを褒めてあげたい。サッカーは騙し合い、狡い方が偉い、ブッフバルト監督がシジクレイがプレー出来なくなっていたとわかった瞬間攻めろ攻めろとまくし立てていたことでもわかるように、この瞬間だけは攻撃の圧力が高かった。この辺の試合の流れを読む力、状況に合わせてプレーを変えていける力というのを感じさせた。これで、3-1。これで、全てが終わった。

この後、ガンバは完全に守備モードにシフトしたレッズの守備に対して、セットプレーで1点を返すのが精一杯(播戸から中山へのスイッチ直後、ヤットのインスイングの柔らかいボールをニアで明神がバックヘッドですらし、ゴール前で山口がダイビングヘッドで沈めた)レッズは田中達也を左サイドに入れるおかしな采配はあったモノの、チームに貢献した岡野や坪井を最終局面でピッチに立たせるなど(このタイミングでサポは「We are Reds!」の大合唱)粋な采配を見せながら、ベンチでは既にアレックスとポンテが笑顔でサンバを踊る。そして、待ちわびた優勝が決まるホイッスル。3-2。最終決戦を制し、3年間の悔しさを晴らす形でクラブ創設以来初めてのJリーグチャンピオンの座に着いた。ガンバは勝ち点を積み重ねられず、セレッソをお星様にしたふろん太に抜かれる形で、3位フィニッシュ。屈辱を味わったACLへのリベンジの機会を失ってしまった。

-----------------------

改めて、レッズは優勝おめでとう。そしてガンバはお疲れ様。両チームのポテンシャルが最大限発揮されるようなゲームではなかったと思うけど、優勝を決めるゲームと言うこともあってぴりぴりとした緊張感漂うシビアなゲームだった。

それにしてもこの日のレッズは、目の前にぶら下がった悲願のタイトルを前に、「この機を絶対に逃さない」という思いが滲み出てくるような現実的で結果を最重要視したプレーぶりは個人的に感銘を受けた。

特に目立った点は攻守のバランスへの徹底した意識。普段であれば攻撃に出る時は、もっとボランチも押し上げて絡んでくるだろうし、闘莉王ももっと回数多く上がって攻撃に絡んでくると思うのだけど、この日に限ってはとにかく自らリスクを掛けることを避けるようなゲームを徹底的してやっていた感があった。前提条件を考えた時、求められるのはゴールではなく、失点を抑えること。そういう事を鑑みた上で、リスクを掛けてポジションブレイクするより、常に相手の攻撃に人数を揃えて対応出来る状況を整えることに意識を置いていたと思う。これは、非常にクレバーで素晴らしかったかなと。

そして精神面でもとても優秀だった。普段なら納得いかない判定に過剰な抗議をしたりすることも多いけど(監督含めて)、この日はワシントンやポンテが少し不服を示す程度で、もの凄いクールにプレーしていた。判定にナーバスになることをきっかけにプレーのリズムを失って自滅するということはよくあることだけど、こういう要素に置けるリスクもセルフコントロールで削っていたように見えた。そして、ゲーム展開(先制点)にも精神的に全く揺るがなかった。もし、目先の勝ちにこだわっていたら、ビハインドをはね返そうとテンポアップしてもおかしくなかったと思うけど、失点後も同じ意識の元、本当に冷静に、粛々とゲームを進めようと言う意識を感じ取れた。
*サポも変に煽らずに、チームの狙いを見据えて支えながらも、その動向を見守っているように見えた。サポも又タイトルを心の底から欲しいと思ったからこそ起きた事なのかなぁ。あれだけの圧力は使い方を間違えば、おかしいことになりかねないけど、改めて12番目の選手としてチームに貢献していたんじゃないかなと。このホームでの絶対的強さは、間違いなく雰囲気作りがあるからなんだろうし。

どちらにも共通することは、このゲームのタスクの全てのプライオリティが「タイトル」に向けられていたこと。そして、それが徹底して出来るのは本当にもの凄い称賛されるべきことだと思う。こういう「勝つためにすべきこと」を出来るからこそ、レッズは今シーズン悲願のリーグタイトルを手に出来たのではないかなと。

改めて、強いチームだった。

ガンバの方は、シーズン通じてのパフォーマンスは素晴らしかったし、とても優秀なチームだと思うのだけど、この試合に関しては一番いい時のガンバではなかったかなぁというのが素直な印象。チームが築いてきたスペクタクルな攻撃構築というのが、ヤットの離脱で揺らいでいたのはこのゲームに至るまでの道程でも見えていた。そして、このゲームでも、相手の丹念なアプローチもあって、ボールがリズミカルに動かず、閉塞感に苛まれて実効的な要素を生み出せなかった。今シーズンはチーム全体で作った渦をそのままゴールにしていくような印象を持っていたのだけど、その核となる選手の離脱は改めて痛かったかなぁと。

で、守備に関しては、痛恨、だよね。もし我慢出来ていたら、ゲームは変わっていたかも知れない。論理的に守れる状況ではないけれど、そこで守ることが求められていたわけで、酷だけど止めなきゃいけなかった。てゆうか、シジクレイ……。

ただ、この試合でも2点獲ったし、改めてこのチームが持つ地力を示したシーズンだったとも思う。振り返ってみれば、昨シーズンの得点源だった大黒・アラウージョを失ったことでチームの再構成を余儀なくされながら、過密日程(ACL、A3、代表)の中でACLの出場権こそ逃したモノの、常に上位に留まり最終的にこれだけの成績を残したのは素直に凄いと思うし、本当に素晴らしい。終盤、失速したのは個人的には必然だと思っているけど、改めてこのチームの地力、進んでいる方針の確かさ、熟成度を示すモノなんじゃないかなと。。来シーズン、一番のアドバンテージは過密日程から解放されることかも知れない(まあリベンジしたかっただろうけどね)優勝を逃したことで、ガンバの評価は下がらないよ。

-----------------------

と言うことでレッズが王者の椅子に座ったわけだけど、これから黄金時代が始まるのかねぇ。資金力、戦力層、観客動員、サポ、全てを揃えたチームになりつつあるわけで、条件は揃ってる。まあ、今世代交代に苦しむ元常勝チームと同じ苦しみを味わう時が来るかも知れないけど、なんて言うのかな、憎まれ役が居た方がリーグは盛り上がる気がするんだよね。それこそレッズがパートナーシップを結んでいるバイエルンのいるブンデスのように。ま、それはこれからだろうし、そんなことになったら腹立たしいから本音は嫌だけど。とりあえずは、アジアか。レッズはアジアでどうなるのか楽しみだよ。ふろん太は大変だね、どうするんだろ?厳しそう……。でも、2位おめ。まじで、キクマリとファイフロの順番が入れ替わるんじゃ……。

おっとずれた。ということでここまでー。

-----------------------

*マリも勝ったねー、終わりよければすべてよしじゃないけど(てゆうか、そんなの絶対に許されない。反省修正しないと意味がない)、とりあえず良かった。ただ、所詮消化試合だからね。やっぱりこういう試合しなきゃダメだ。チームが緩くなるよ。ただ、いつ戻れるんだろう……。

*もちろんマリの試合もやるよー。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 02, 2006

決戦@J1 第34節 優勝決定戦 Preview

リーグ最終節にての直接対決による優・勝・決・定・戦!

真っ赤に染め上げられるであろう埼玉スタジアムでどんなドラマが待っているのか。いつもはマリにべったりな僕でもやっぱり気になっちゃう。てゆうか、ワクワクしちゃいます。

と言うことで、プレビュ!(テンションおかしいです)

2006 J.League Division1 第34節"Final!!!"

12/2(Sat) 14:00KickOff/レッズ vs ガンバ @ 埼玉スタジアム2002「決戦」

Reds              Gamba
    ワシントン          マグノ  播戸
   ポンテ  山田           二川      
三都主       平川   家長        加地
  長谷部  鈴木啓        橋本  明神
  ネネ 闘莉王 内舘     山口 宮本 シジクレイ
      山岸              松代

昨シーズンのチャンピオンであるガンバと、天皇杯チャンピオン(リーグ戦2位)のレッズ。昨年のリーグの主役達は今年も主役だったと言えるのかも知れませんね。実際、両チームの今シーズン見せていたパフォーマンスはやはり高みで安定しており(ふろん太も頑張ったけどね)、どちらが優勝するにしても、2006年のJリーグが導き出す結果としては妥当なモノなのかなと。

ま、前置きは置いておいて、この試合に向けの周辺事情を。まず優勝の条件。もうかなり報道されているので、余り必要はないと思うけど、一応確認。

1位 レッズ 勝ち点69 得失点差+38
2位 ガンバ 勝ち点66 得失点差+33

勝ち点に置いて3差、得失点に置いて5差、ガンバが逆転優勝を達成するためには3点差以上の勝ちが必要という状況に置かれており、レッズとしては2点差以内の負けまでなら首位を守り抜き、初のリーグ制覇と相成るわけです。

その中でのこの一戦に臨む両チームの選手状況。まずはレッズ。出場停止はなし、レギュラークラスで欠場が確定しているのは長期離脱を余儀なくされた堀之内ぐらいか。坪井も10月末に膝を負傷してから、ここまで出場していないこともあって欠場の可能性が高いが、コンディションとしては上がってきているようで、もしかしたら強行出場もあるかも。その場合は内舘の所か。前日の練習では闘莉王が別メニュー調整だったようだけど、これは元々状態が良くないだけで、ほぼ間違いなくスタメンで来るでしょう。

次にガンバの方。こちらも出場停止はなし。欠場者としてもレギュラークラスではないと思われる。で、気になるのは復帰間近を目される播戸、そして遠藤保仁の状態。播戸に関しては、この決戦に照準を合わせてリハビリを重ねてきたようで、スタメン濃厚。多数の得点が必要なゲームなだけに、今シーズン16点を上げているアタッカーの復帰は心強いか。遠藤の方は、何とか肝機能の病気から回復し、この試合にはベンチ入りする模様。ガンバのスペクタクルを発生源となるコンダクターの復帰は逆転優勝に向けてこれも心強いところだが、長くピッチを離れていただけに試合勘、プレー感覚などには不安が残る。

まあこういう状況で、この決戦を向かえるわけです。では、本題。両チームの目線から考えるこの最終決戦の考え方。

・持ち得るアドバンテージを余裕に変えて -Side Reds-

今シーズン、レッズが3点差を付けられて負けた試合を見た記憶がない(2点差付けられての負けもフクアリでのジェフ戦ぐらいかな?)1試合平均1失点を切る抜群の安定感を誇る守備力、絶対的なエースを核に高い能力を有するタレントを揃えた攻撃力、この二つが合わさった総合力の高さが常に相手の上を言っているからこそ、大きな差を付けられることがなかった。

そして、20戦以上負けていないという圧倒的なホームアドバンテージ。340°ほぼ全方向が赤く染め上げられる視覚的圧力、重厚感・恐怖感を感じる聴覚的圧力、こういった要素が相手に与えるプレッシャーは小さくない。強いレッズに更にアドバンテージが与えられる。

こういった要素を考えれば、2点差以内のゲームで仕上げるというのは、さして難しいことではないように思える。冷静に考えれば、「鉄板」とも言える状況。だからこそ、敵は自らにあり。優勝が懸かるという普段とは違うゲームで、いかに普段通りの現実的でシビアなサッカーが出来るか。そして、どんな状況に陥っても冷静さを保てるか。それは、選手・監督だけじゃない、サポーターに求められる。

条件を考えれば相手が捨て身と言う勢いで来る。受けに回る展開が増えるかも知れない、先に失点するかも知れない、今シーズンのJで一番注目度の高い、優勝を決めるメモリアルゲームゲームが負けになるかも知れない。でも、全ては予測内のこと。何にプライオリティを置くべきかは、言わなくても分かっているはず。

レッズはアドバンテージを持っている。数字的にも、状況的にも、環境的にも。だからこそ、このアドバンテージを頭に置きながら、余裕を持ってゲームを進めればいい。

「90分は悩ましい時間になるかも知れない。しかしその時を過ぎれば待っているのは最高のエクスタシー。だとしたらこの90分は長くない。初戴冠のエクスタシーへのスパイスになると思えば、それも又悪くない。」

これぐらいの余裕が持てれば、レッズの初戴冠は現実のモノとなる。

・難解な方程式 -Side Gamba-

難攻不落のアウェイ、J最高の堅牢なディフェンス相手の大量得点、得点を獲るために獲らなければならないリスクを抱えながらの失点抑制。ガンバが連覇を達成するためにはこの難解な方程式を解いていかなければならない。難攻不落のレッズディフェンスからいかにゴールを重ね、心許ないディフェンス陣がいかに失点を抑えるか、この方程式の答えをガンバが導き出せるか、というのが、この一戦の最大のポイントになる。

メンタル的なマネージメントとしては、非常にシンプル。とにかく"攻めろ"。ゴールが生まれなければ何も始まらない。失点を避けながら、相手の様子を見て攻め手を伺う形で無駄に時間を浪費していては、ガンバに可能性は生まれてこない。そういう意味では、90分間常にレッズに対して高い圧力を掛けて行かなければならない。ガンバの攻撃はとてもリズミカルでスペクタクル。この要素を前面に押し出し、尚かつ、相手の守備組織に常に一人余れるような状況を作らせないぐらい、前に人数を掛ける=高いリスクを掛けていくことが必要なのかなと。

しかし、いくらゴールを獲っても、高いリスクを補いきれず無為に失点を重ねてしまっては、点差は生まれない。リスクを掛けた中で少ない人数で質の高い個の力を持つ相手の攻撃を抑えていくか。これに関しては、もう頑張れとしか言えない。数的同数になろうと、数的不利になろうと、局面で粘って失点を避けていくしかない。

はっきり言って相反している二つの条件は=で関連づけ出来ない。非論理的な方程式になっていると思う。そんな方程式を成立させるために必要なモノは、運、と言えるのかも知れない。決定機を逃す、危険な位置でエラーが起こる、不確定要素が起こる、この方程式を完成させるためには、こういった要素が必要になってくると思う。

運という非論理的な要素にまで頼らなければ方程式が成立しないと言うことを考えても、厳しい状況に変わりはない。でも、非論理的な要素だからこそ、ドラマティックじゃないのかな。ここ数シーズン、最終節にはドラマティックなラストが待っていた。難解な方程式で導き出された答えが奇跡だとしたら、こんなにドラマティックなことはない。

-----------------------

で、ここからは具体的な話。優勝を争う上ではやはりガンバの攻撃をいかにレッズが凌ぐかと言うところに最大の焦点があると思うので、ガンバの攻撃-レッズの守備に置けるキーマッチアップを簡単に。

田中マルクス闘莉王 vs マグノ・アウベス

なんだかんだ言って、ガンバで一番ゴールを期待出来るのはマグノ。一瞬の隙を逃さず、拾いシュートレンジから正確で強烈なフィニッシュを積極的に狙ってくるアタッカーなだけに、レッズとしては失点の危険性を削るために、簡単には打たせたくない。そういう意味で、彼の一番得意なエリアを統括する闘莉王がどこまで彼を見切るのかというのが気になるところ。

というのも、闘莉王はマグノだけを見ていられない。播戸が戻ってきたことで、ガンバの2トップに縦のギャップが出来た時、マグノはずれるかも知れない。開幕時から見られた傾向だけど、播戸は動き回りながら相手の裏を取ろうとする傾向が強く、マグノは裏を取るのも上手だけど、突っ込むだけじゃなく引くような動き出して足元に引き出してフィニッシュに持ち込もうとするプレーがうまい。二人が相乗効果のように噛み合えば、ディフェンスの警戒は二つに割れることになる。こうなった時にガンバは大きなチャンスが生まれると思うし、レッズとしては隙が生まれる。そしてその時に、マグノはいかにフィニッシュに持ち込み、決めれるか。闘莉王が的確な判断で水際で凌げるか。まあ、それをうまく使えるのか、とか突っ込み所があるんだけど、直接的にゴールに繋がるエキサイティングなマッチアップになりそう。

平川忠亮 vs 家長昭博

厚い壁を崩すには穴を空けて行かなきゃならない。その突破口を切り開ける可能性という意味では、やはり家長が第1候補。もちろんレッズも百も承知だから、平川をぶつけながらも、ボランチにカバーに回させて彼の局面打開の実効力を打ち消しに来るはず。このぶつかり合いも面白い。

元々ガンバは流麗な攻撃構築からの変幻自在な攻めが売りなんだけど、遠藤の不在でこの攻撃構築の柔軟性というのは失われている感がある。そうなると、どうしても個人能力を前に押し出して攻めに行かざるを得ないから、独力で打開出来る可能性を持つ家長の存在というのはこれまで以上に大きくなっているのかなと。家長はガンバのキーを握る選手、それが活きるか死ぬかは、対面で多くの時間家長とマッチアップする平川に掛かる部分が大きいはず。平川としては縦は行かせてもいいから、絶対に中に切れ込ませたくないところ。揺さぶられるのが一番嫌なわけで、単純な高さ勝負であれば、レッズは強い。選択肢を狭めさせたいかな。とにもかくにも、個々面白いと思う。

-----------------------

考えるだけでも凄い楽しいです。それだけこのゲームは魅力的、そしてスタジアムの雰囲気が、この試合をより厚く素敵なモノしてくれるはず。リーグもこの節で終わりと言うことを考えると少し名残惜しい部分もあるのだけど、このゲームを存分に楽しみたい。レッズの現実性が悲願に結実するか、ガンバのスペクタクルが奇跡を起こすか、さあ、決戦!と言うことでここまで。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 01, 2006

突きつけられた経験不足@Asian Games 2006 2ndGroupStage vs パキスタン

何かショックで忘れそうだけど、溜まっちゃうと大変なんでさらっと。アジア大会初戦です。

Asian Games 2006 Doha

U-21 Japan 3-2 U-23 Pakistan @ Qutar Sports Club Stadium,Doha
Japan:2'K.Honda 32'&57'H.Taniguchi
Pakistan:61'M.Rasool 82'N.Akram

JFA

U-21日本代表スタメン:GK松井謙弥、DF青山直晃(→田中輝和)、一柳夢吾、水本裕貴、MF青山敏広(黄×2=赤)、谷口博之、辻尾真二、本田圭佑、増田誓志(→本田拓也)、FWカレン・ロバート、平山相太(→前田俊介)

ドーハで開催されるアジア大会初戦、大会レギュレーションとしては23歳以下だが、日本はこれまで通り再来年の北京オリンピックを見据えてU-21代表で挑む。日本は2次リーグからの参加で北朝鮮、シリア、パキスタンと共にF組に入った。会場はバックにはほとんどお客がいないねぇ、ただ芝は非常に綺麗に刈り揃えられており、さすがお金持ち国家と言うことを感じさせる。

その中での初戦、パキスタン戦。格下と位置づけられるパキスタンなだけに、環境へのアジャストをしながらも成功体験を沢山積み重ねて手応えを掴みたい。メンバー構成自体がかなりテスト色が強く(メンバーに関しては、この「それぞれの戦いへ -U-21 アジア大会代表メンバー発表+U-19 トレーニングキャンプメンバー発表-」をどうぞ。少々入れ替わってるけど)、尚かつ優勝争いを繰り広げているレッズの細貝、ガンバの家長も合流を遅らせていることもあって、メンバーとしては少々層の薄い状態か。スタメンの中で目に付くのは、中央大学の辻尾が右サイドに入ったこと。ユース世代でも代表に招集されていた事は覚えているけど、本来はFWだったのでは?後はほぼ驚きはなく、妥当な構成。

試合展開

序盤、いきなり裏を取られたりとゲームに入り切れていないかなと思ったら、その直後に右サイドかなり遠い位置からのFKを本田がナックルのような見事な無回転FKをニアに突き刺し先制点。日本とパキスタンの力関係的に日本が非常に多くの時間帯で主導権を握る事になるが、先制点後はセットプレー以外では相手の脅威となるような攻撃がなかなか作れない。

速いパスクルーズでボールを動かし、相手を動かしながら楔を入れることで高い位置で起点を作り、そこから様々な攻撃パターンに派生していこうといった狙いが垣間見えるが、技術的な単純なミス、最後の部分での精度不足、コンビネーションのズレが見え、なかなか2点目が遠い。

少々滑りやすいピッチ、アフター気味のラフなチャージ、ナイーブなレフェリングなどのアジャストに苦労する中で、徐々にリズムを失った感があったが、それでもセットプレーの流れの中、青山敏がセカンドボールを拾いダイヤゴナルな正確なフィード、このフィードでカレンがサイドで裏を獲りダイレクトで折り返し。セットプレー崩れと言うこともあって、中には3人が詰めており、最後は谷口がきっちりとゴールに沈めて、待ちわびた追加点。谷口青いシャツで初ゴールだねぇ。おめ。

その後、平山がボールが収め、前を向いて仕掛けたり、ミドルを打ったりするモノの追加点とは行かず前半は2-0で折り返す。

後半も日本ペースは変わらずも、相変わらず粗いプレーに日本の選手達の怪我が心配、なんて書いてたら青山直が相手の悪質な足裏を見せる突っ込みで膝をスパイクされて足を痛め、途中交代を余儀なくされてしまう(右サイドバックを本職とする大宮の田中が入り、4バックにシフトチェンジする)しかし、この交代の直後、又もセットプレー崩れから、こぼれたボールを辻尾がペナ外から打つと、少々枠から逸れたシュートだったがこれをゴール前に入っていた谷口が素晴らしい反応で頭で合わせて、3点目。うーん、谷口イイねぇ。素晴らしい。

ただ、ゲーム自体が落ち着かず、今度はパキスタンの方にスコアが生まれる。FKの壁に入っていた青山敏が手で止めたと言うことで、よりボックスに近いところでのFKを与えてしまうと、そのFK、低いシュートを狙われると、水本の足に当たる形でコースが代わって、松井の反応も及ばず。すぐさま、2点差に戻されてしまう。

この1点で勢いづいたパキスタンは、ゲーム通じて多かったラフプレーが更に増加。青山直が怪我で交代した後も、水本、増田などがバックチャージで倒されるなど、選手達の怪我が非常に心配になってくるような状況に。審判も低レベルなため、収まりが効かない。こういった状況が日本に心理的なプレッシャーを与えたのか、ミスが多発。サッカーがままならなくなる中で、右サイドに収縮した状況の逆を突かれる形で、旨く展開される形で空いた左を駆け上がったサイドバックの選手にアウトサイドに掛かる素晴らしいミドルシュートを沈められて1点差。やってもうた。

1点差になって日本の方に焦燥感が高まるが、フィジカルコンディションの低下から一気にパフォーマンスが低下。ミスしてはボールを失って相手に攻める余裕を与えてしまい、そこに輪を掛けてコントロールミスから青山敏がそれをカバーしようとしたところをスライディングで繋ごうとしたプレーで2枚目のイエローをもらって退場。数的不利となった中で何とか逃げ切ったモノの、戦前の予想とは正反対の最小差の逃げ切り勝ちという、何とも言えないゲームになってしまった。

---------------------

直前のリーグ戦から日が浅い事や時差などのコンディション的なエクスキューズ、相手のラフプレーとそれに伴うレベルの低いレフェリーと言った周辺事情のエクスキューズはあるにしても、少々お粗末なゲームだったかなぁと。一言で片づけてしまえば、「経験不足」と言えるのかな。特に2点。

一つはアジア特有のラフプレー。確かにかなり粗かった。バックチャージ、アフター当たり前の状況で、主審もかなり相手寄りで緩いレフェリングをされたこともあり、ラフプレーが助長されていた感があったが、その中で自分たちのプレーを崩してしまったのは頂けない。確かに無駄にボールを持てばラフプレーの餌食にされてしまう。だからこそセオリー通りにランニングを増やして速いテンポでボールを動すことで一人一人のボールを持つの時間を減らそうというのは分からないではない。でも、逃げの姿勢がチームに蔓延したこともあって、速いタッチのプレーを意識しすぎた余りミスが増え、サッカーが崩れてしまった。これに関しては、耐性がないと難しい部分はあると思うのだけど、それでも少々ひ弱だし情けないプレーをしてしまったなぁと。

そしてゲームの進め方。コンディションの状況、試合展開、そういったことを鑑みた時にどういうゲームをすべきだったのか。確かに大量得点が獲れる様な相手だったにしても、もっと色々と状況を捉え、考え、ゲームを進めていけば、あんな後味の悪いゲームにはならなかったはず。確かにチームのタクティクスはスピーディーなゲームを志向しているけれど、様々な状況を考えればあれほど性急なゲームペースでプレーを続ける必要はなかった訳で、そういう意味では様々な選択肢を持ってプレーして欲しかった。まあぶっつけ本番、このチームでの試合経験も浅いから余り厳しいことは言いたくないけれど、Jリーグの試合経験値を考えると、出来ない選手達ではないと思うからね。

どちらにしても、経験のなさがナイーブさであったり、ひ弱さに繋がっていると思うし、力を出し切れていない要因に繋がっているのではないかと。アジアではトップレベルにある日本のサッカーだけど、力が出し切れなければ階段を踏み外すということは充分あり得る。もっとタフに、力を出し切れるように、経験を積み上げていく必要性を突きつけられたと思う。

ま、そのためにもこの大会があるわけだけどね。だからこそ、U-21がレギュレーションではU-23の大会に出ているわけだし。とにもかくにも、この恥ずかしい2失点はイイ授業料を払ったと思って糧にして欲しいなと。個人評は必要なし。

で、次はシリア戦なんだけど、オリンピックの2次予選で当たる相手なだけに、試金石としてほしいゲーム。まあ、結果云々は置いておいて、選手達にはとにかくこういう体験を存分に体感してきてほしいなと。個人的には、青山敏が不在なので高萩に期待したいかな。J2で積み上げた経験やタフさを発揮して欲しいな。

と言うことでここまで。若く脆い男子に比べて、女子はさすがだねー、相対的な差は違うけど13点かー、この辺は経験の差を感じるよ。負けるな、男の子。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« November 2006 | Main | January 2007 »