やるせないキモチ。

正直、心のどこかで覚悟はしてた。
連覇の後の2年連続の低迷、押し寄せる年輪の波、新人獲得ラッシュ……
停滞し、閉塞したチームが生まれ変わるためには、新陳代謝が必要。
世代交代のための戦力外、致し方ない選択だと思う。
遠目でも走り方を見れば分かる、ツボを抑えるコンダクターとして、攻撃の核として、まとめ役として、大きな存在だった偉大なるNo.14
パワフルな上下動、攻撃を形どるドリブル、正確なクロス、素敵な笑顔……左サイドは依存するほど彼しか考えられなかった偉大なるNo.5
バク宙は見れなかったけど、チームが苦しい時に必ず穴を埋めて助けてくれた偉大なるNo.2
チームに大きく貢献し、二つの☆をもたらしてくれた彼らがクラブを去ることになる。
頭では分かっている。
No.14は度重なる怪我で稼働期間が短く、90分間走れる選手ではなくなっていたことを。
No.5は鋭い突破力を持つ選手に苦労することも多く、次第に肉体的衰えが目立ち始めていることを。
No.2は前節のパフォーマンスに改めて時の残酷さが表れていたことを。
そして、彼らは年俸も高く、維持するにも経営を圧迫する。クラブの判断として著しく理性を欠いたモノではないとも思える。
でも……心が受け入れない。こんな別れ方望んでいない。彼らがプレーヤーとしてピッチに別れを告げるまで、トリコロールのシャツを着てプレーする姿が見たかった。青く染められたスタンド全体の盛大なるセレブレーションで見送りたかった。
寂しくて、悲しくて、やりきれない……。
今言えるのはそれだけ。
大ちゃん、虎、エースケ、本当にありがとう。
これからも続くサッカー人生に幸多からんことを。
*後藤、平野、田ノ上、下さんも報道の中で名前が挙がっていた。致し方ないとは思う。後藤はねぇ、度重なる怪我でチャンスを不意にしちゃったこと、そして狩野の台頭、と不運だったよね。でも、それも実力だからね。結局公式戦では日産スタジアムで見ることはなかったけれど、輝ける場所さえあれば出来る子だと、今でも思ってるよ。頑張れ!
*フロントは、絶対に失敗出来ないオフシーズンだと言うことを今一度覚悟して欲しい。連覇に貢献し、誰もが愛した功労者達をバッサリ切ったわけだから、その痛みに伴う未来を作らなきゃ誰も納得しない。思っている以上に、Fマリノスの中でドゥトラや大ちゃんが担ってきたモノは大きいと思うし、それだけ彼らの抜けた穴というのは大きいと思う。戦力維持・強化のための補強(国内外含め、二桁必ず獲れるストライカー、戦術眼に長けチームの核となれるボランチ、自らを厳しく律することが出来、周囲を引っ張ることの出来るキャプテンシーを持った選手は必須)、緩みきった雰囲気を正す厳しい秩序の形成・チームの駒を活かし補うことの出来る戦術の構築+浸透+具現化・サッカーをする上で必要な頭の部分の向上を促す意識改革・才覚溢れる有望新人達含めた若手の育成……、そういったタスクを実現出来る手腕をもった監督の招聘。失敗は死だよ、Jリーグは戦力均衡、一つのつまずきで深い底に突き落とされる。地獄は口を開けて待ってるよ。しっかりやれよ。
The comments to this entry are closed.
Comments
とてもいい写真ですね。
あれ、目から、汗が。。。
Posted by: nari | November 30, 2006 01:32 PM
nariさん、こんにちわ。コメントありがとうございます。
2004年の2nd、国立でジュビロに3-0で勝った時の1シーン。
このころの大ちゃんと虎は凄かったなぁ……、
なーんて考えてたら、又ぐっと来ます。
はぁぁぁぁ……。
Posted by: いた | November 30, 2006 07:43 PM