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November 30, 2006

やるせないキモチ。

Photo_14

正直、心のどこかで覚悟はしてた。

連覇の後の2年連続の低迷、押し寄せる年輪の波、新人獲得ラッシュ……

停滞し、閉塞したチームが生まれ変わるためには、新陳代謝が必要。

世代交代のための戦力外、致し方ない選択だと思う。

遠目でも走り方を見れば分かる、ツボを抑えるコンダクターとして、攻撃の核として、まとめ役として、大きな存在だった偉大なるNo.14

パワフルな上下動、攻撃を形どるドリブル、正確なクロス、素敵な笑顔……左サイドは依存するほど彼しか考えられなかった偉大なるNo.5

バク宙は見れなかったけど、チームが苦しい時に必ず穴を埋めて助けてくれた偉大なるNo.2

チームに大きく貢献し、二つの☆をもたらしてくれた彼らがクラブを去ることになる。

頭では分かっている。

No.14は度重なる怪我で稼働期間が短く、90分間走れる選手ではなくなっていたことを。

No.5は鋭い突破力を持つ選手に苦労することも多く、次第に肉体的衰えが目立ち始めていることを。

No.2は前節のパフォーマンスに改めて時の残酷さが表れていたことを。

そして、彼らは年俸も高く、維持するにも経営を圧迫する。クラブの判断として著しく理性を欠いたモノではないとも思える。

でも……心が受け入れない。こんな別れ方望んでいない。彼らがプレーヤーとしてピッチに別れを告げるまで、トリコロールのシャツを着てプレーする姿が見たかった。青く染められたスタンド全体の盛大なるセレブレーションで見送りたかった。

寂しくて、悲しくて、やりきれない……。

今言えるのはそれだけ。

大ちゃん、虎、エースケ、本当にありがとう。

これからも続くサッカー人生に幸多からんことを。

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*後藤、平野、田ノ上、下さんも報道の中で名前が挙がっていた。致し方ないとは思う。後藤はねぇ、度重なる怪我でチャンスを不意にしちゃったこと、そして狩野の台頭、と不運だったよね。でも、それも実力だからね。結局公式戦では日産スタジアムで見ることはなかったけれど、輝ける場所さえあれば出来る子だと、今でも思ってるよ。頑張れ!

*フロントは、絶対に失敗出来ないオフシーズンだと言うことを今一度覚悟して欲しい。連覇に貢献し、誰もが愛した功労者達をバッサリ切ったわけだから、その痛みに伴う未来を作らなきゃ誰も納得しない。思っている以上に、Fマリノスの中でドゥトラや大ちゃんが担ってきたモノは大きいと思うし、それだけ彼らの抜けた穴というのは大きいと思う。戦力維持・強化のための補強(国内外含め、二桁必ず獲れるストライカー、戦術眼に長けチームの核となれるボランチ、自らを厳しく律することが出来、周囲を引っ張ることの出来るキャプテンシーを持った選手は必須)、緩みきった雰囲気を正す厳しい秩序の形成・チームの駒を活かし補うことの出来る戦術の構築+浸透+具現化・サッカーをする上で必要な頭の部分の向上を促す意識改革・才覚溢れる有望新人達含めた若手の育成……、そういったタスクを実現出来る手腕をもった監督の招聘。失敗は死だよ、Jリーグは戦力均衡、一つのつまずきで深い底に突き落とされる。地獄は口を開けて待ってるよ。しっかりやれよ。

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November 28, 2006

リーグタイトルの重み@J1 第33節 FC東京 vs レッズ

リーグ制覇を2年連続寸前の所で逃してきたからこそ、「勝てば、優勝決定」という要素はレッズにとって思った以上に枷となってしまったのかも知れない。でも、Jリーグファンには嬉しい。一つは「最終節の頂上決戦」が最高の環境で見れること、そして改めてリーグタイトルの重み、そして価値を感じられたこと。Jリーグは面白い。
*久々にマリ以外のJのゲームです。とりあえず見てはいるんですけどなかなか書けなくて。リクエスト下さった方、やりましたよー。

2006 J.League Division1 第33節

FC東京 0-0 レッズ @ 味の素スタジアム「リーグタイトルの重み」

Super Soccer

FC東京スタメン:GK塩田仁史、DF徳永悠平"久々のぐりぐり"、ジャーン"ワ級完全封鎖"、伊野波雅彦、藤山竜仁、MF今野泰幸、梶山陽平"キレキレ"、石川直宏"ノリノリ"、馬場憂太"モダンフットボール順応中"、戸田光洋(→65'鈴木規郎"ノリカル")、FWルーカス

レッズスタメン:GK山岸範宏"決壊阻止"、DF内舘秀樹、田中マルクス闘莉王、ネネ、MF鈴木啓太、長谷部誠、平川忠亮、三都主アレサンドロ(→84'相馬崇人)、山田暢久(→70'小野伸二)、ロブソン・ポンテ、FWワシントン"沈黙"

味の素スタジアムは前節とは全く違う表情、アウェーは2階席までびっしりと埋まり、中継では青いユルネバをかき消すように野太い赤い声援が聞こえてくる。元々、この対戦は熱いゲームになっている印象があるが(FC東京初タイトルとなったいつぞやのナビスコ決勝、全てをなぎ倒すような勢いを纏ったレッズの足下を掬った一昨年の味スタでの試合など)、レッズにとっては悲願のリーグ初制覇がすぐそこにぶら下がっている状況で、FC東京にとってはホーム最終戦、そしてチームを長きに渡って支えた三浦文丈の味スタラストゲーム、と懸かるモノがある状況。そういったエクスキューズがこのゲームを更にこのゲームの意味を重く、熱くする。

そんな中でのスタメン、FC東京の方は伊野波、梶山がスタメンに復帰し、今野も本来のボランチでの起用に。そして驚いたのが塩田の抜擢。土肥ちゃんの存在感の前にリーグではなかなか出場機会が得れなかったが(てゆうか初出場、だよね?)、この大一番での起用には驚いた。土肥ちゃんは長期に渡って記録してきた連続出場が途切れることに。レッズの方は、現状で組めるベストメンバー、ベンチにも豪華な面子が居並び、必勝態勢でこのゲームに臨む。

試合展開

序盤から積極的に前に出て、ペースを握ったのはFC東京。馬場の柔らかいパスにナオが反応してラインの裏に飛び出し、ボックス内角度の浅いところからアウトサイドに引っかけるようなシュートで山岸を脅かすと、これを皮切りに勢いのある攻撃を繰り返す。ナオの強烈なスピードから生み出される局面打開、徳永のオーバーラップが実効力を発揮し、このサイドがジャックポッドになってチャンスを量産。レッズとしては、守勢に回らざるを得ない状況に陥っていた。

レッズは、FC東京の攻勢を凌ぎながらもワシントンを起点に山田、ポンテの局面打開、サイドの押し上げと言った形で速く攻めきろうとするが、得点源のワシントンはアタッキングサードではジャーンの厳しいマークに封じられたこと(高さ、強さで真っ向から対抗。張り付いてトラップ際を狙うなど、改めてその質を示した。劣化とか思ってすまんかった)、攻勢の中でもしっかりと後方に人を残す形でリスクマネジメントしていたFC東京の守備に前方向の勢いを減退させられたことなどもあって、なかなか攻めきれない。FC東京の攻撃は終盤になっても実効力を示し続け、ナオ→徳永で右サイドを破ってボックス内に入り込んだ馬場がニアに入り込んでシュート(枠外)、インターセプトから速い攻撃で、カットした後自らも押し上げていた今野のミドルシュート(山岸セーブ)、徳永のクロスにゴール前に入っていた戸田のヘッド(枠外)など、ゴールに迫ったが、後一歩の所でゴールには繋げられず。前半はスコアレスで折り返す。

後半に入っても、FC東京の右サイドでの実効力の高さは相変わらず。それに加えて梶山の独特のドリブルワークからの突破など、バリエーションも広がるが、中央の堅牢さを保ちつづけるレッズディフェンスを破りきるまでには至らず、なかなかスコアが動かない。レッズも前半よりは攻撃に鋭さが増し、単発的ながら長谷部のドリブルからの攻撃構築や闘莉王のオーバーラップなども生まれ始める。そして、この試合最大の決定機、ポンテのスペースパスを左サイド飛び出した山田が受けると、そのままゴールに切れ込み、塩田の飛び出しをかわすとがら空きとなったゴールに流し込む。藤山もゴールカバーに入ったが、このシュートはゴール前を横切るように枠を逸れ決定機をモノに出来ず。

試合も終盤に差し迫る中で両ベンチが動く。FC東京は左サイドアタッカーを戸田からノリカルにスイッチ、レッズは山田に代えてシンジを投入し、リズムの変化を狙う。最終局面に入ると、全体の距離が間延びしオープンな殴り合いに。シンジがボールを引き出しては、うまく状況を見据えてパスを展開する形でレッズが立て続けにフィニッシュに繋げるシーンを見せるも、ジャーンを核にFC東京が我慢すると(ワシントンの決定機もジャーンのイイ対応)、今度はFC東京がカウンターからノリカルシュートでレッズゴールを脅かすが、今シーズン完全にポジションを確保した感のある山岸がゴールに鍵を掛ける。スリリングな攻防だったが、結局スコアは動くことなく、試合はスコアレスで終わった。
*中継の中でも差し込まれることの多かった万博のゲーム。レッズの試合が引き分けで終わった時点で、ガンバ-サンガは2-2、このまま終わればレッズの優勝が決まる状況にあったが、ロスタイム家長の落ち着いたキープからのクロスにマグノがヘッドで沈めて3-2とし、今節でのレッズの優勝決定は阻止。勝負を最終節に持ち込んだ。

スコアレスでも見所充分、正直スタジアムで結果を知ってしまったことを後悔するぐらいの良いゲームだった。このゲームに置いて最大のポイントとなったのはエクスキューズがもたらすメンタルへの影響かな。相手の優勝を目の前で見たくない、文丈のセレモニーの前に優勝のセレモニーなどさせないという意地がポジティブに反映した形で非常に素晴らしいパフォーマンスを発揮したFC東京に対し、勝てば優勝という部分がネガティブに出て、固くなって吹っ切れなかったレッズ。この辺の差がゲームに大きな影響が与えていたのかなと。

それにしても、この日のFC東京のパフォーマンスは非常に素晴らしかった。それこそ木曜日に勝てたことが不思議なくらい。今野が攻守に存在感を発揮し、ナオが躍動し、梶山の才能が光り、馬場がモダンフットボーラーになりつつあり、徳永も久々に力強いプレーを見せ、と才能ある選手達がこの舞台でポテンシャルを発揮していたことが非常に印象に残った。ナオのキレの良さ、ここのところの調子の上げっぷりは嬉しいし、馬場ちゃんもテクニカルなプレーとパスセンスはそのままに軽さが消えて、モダンフットボールに順応してきた感がある。梶山も抜群のボールハンドリング、強さなどに未来を見せてくれる。爽快さを感じさせるアグレッシブな攻撃と若き才能の輝きはこのチームの魅力であると思うし、そういう意味で存分にらしさを発揮していたのかなぁと。

そして、守備もクオリティの伴ったモノだった。特にジャーンのワシントン封じは見事で、タイトなマーキングでワシントンに持ち味を発揮させず、レッズが持ち得る最大の武器であり、アドバンテージポイントを消したことで、レッズの攻撃をスポイルさせていた。そして、攻勢の時でも無為にバランスを崩すことなく、しっかりと人を裂く形でポンテ、山田(シンジ)に対しての警戒を怠らなかったことで、漏れのないディフェンスとなっていたように見えました。この辺は先に繋がる要素なのかな。全体的に、改めてこのチームの最高到達点の高さを感じさせられましたよ、えぇ。
*僕は余り強い思い入れはないけれど、マリの一時代を支えてくれた文丈の花道を飾ってくれたことは素直に嬉しかった。こういう要素が選手達のパフォーマンスに転換される辺りは、彼の人望を感じさせるよね。改めてお疲れ様。

レッズに関しては、無失点で凌ぎきった守備の堅牢さに質の高さを感じた。左サイドを蜂の巣にされ、中盤でも馬場や梶山を捕まえきれずと、四面楚歌に陥ってもおかしくなかった状況の中で、最後の部分で我慢出来る訳だから。この水際での対応力はJレベルを抜けていると評価してもイイぐらい。ただ、一つのディスアドバンテージポイントがチーム全体に大きな影響を与えていたことも事実で、ここがやられるばかりに対峙するアレックスはもちろん、長谷部や闘莉王が守備に引っ張られていただけに、何かしらの対応があった方が良かったようにも見えたかなと(平川を下げて4バック気味にして、ネネ-ナオ、アレ-徳永みたいな感じで対応した方が、整理がついて良かったかも知れない)

で、攻撃面でもワシントンを封じられたことで、結構スポイルされてしまったかなぁと。これまでなら個々の高い能力を前に出す形でどこかを局面打開することでズレを生み、オープンシチュエーションと高い技術が相まってクオリティを発揮する形が多かったけど、この試合ではそのアドバンテージポイントを作れなかった事で、相手を崩しきる形が作れなかったのかなと。しかも、守備に置いて苦しい対応を強いられたこともあって、アレックス、長谷部、闘莉王と言った選手達がなかなか攻めに出れず、厚みやリズムの変化をもたらせなかった事で攻撃が閉塞した。メンタル的な影響もあると思うけど、ゲームのパフォーマンスとしてもネガティブな側面が大きかったかなと。

そうはいっても、このドローの意味は小さくない。オシムたんに苦言を呈されていたり、選手もここで決めて楽になりたかっただろうし、サポも獲り逃した感はあるかも知れない。でも、この勝ち点1は最終節に向けて大きなアドバンテージを生んでいる。勝ち点差3、得失点差5のアドバンテージにより、次戦の頂上決戦で3点差の負けを喫さない限り、レッズの戴冠は揺るがない。そして、現実的な志向性を持ち、なおかつ非常に質の高い守備を誇るレッズが大量失点をして大敗を喫する可能性は、J最高峰のスペクタクルな攻撃性能を持つガンバが相手とはいえ、万に一つぐらいのものそういう意味では、ゴールテープを切ることは出来なかったが、間違いなくゴールに近づいた一戦とも言えるのかなと。

ま、結果として予定調和的ではあるけれど、個人的にこの結果は歓迎だし、両チームにとっても良かったことだと思う。それにしても、タイトルが掛かった埼スタでの頂上決戦は楽しみでしょうがない。やっぱりJの優勝争いは縺れなきゃ!ドラマティックでなきゃ!うんうん。と言うことでここまで。

*実はね、なんとなーくレッズが優勝するかなーと思って、レッズへの祝辞は用意しておいたんですよ、土曜日に。その場になると、嫉妬と憎悪から憎まれ口しか出てこなくなりそうだし。ま、無駄になっちゃったけど、これで勝負マッチがもう一試合見れると言うことで、無駄になっても全然OKだけどね。

*僕の予想はやっぱりレッズだけど(前々から言ってるけどね。珍しく予想が当たってるわけですよ、ここまでは。ホームとアウェーの関連性とか)ただ、予想は置いておいて、面白い方がいいに決まってる訳で、逆転優勝もイイかもなぁ……(超傍目)昨シーズンを考えても同じ状況を経験済みというのもあるし、追う方の方がプレッシャーは少ないモノだし、とメンタル的にはガンバに優位がありそうなんだよね。大観衆も今回に関してみたらプレッシャーになりかねない……。ま、プレビューで分析しますよ。

*ただ、僕は千葉に狩野の覚醒を見に行くつもりだから(行けたら、だけど)、リアルタイムでは見れないかも知れないけどね。結果見ないようにしなきゃナー。

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November 27, 2006

One For All/All For Team@J1 第33節 Fマリノス vs トリニータ

期するモノがあるのは分かってる。手術不可避な状況ながら、そんな身体に鞭を打って強行出場を続けているのだから。強い気持ちがあるのも分かってる。その気持ちが数々の奇跡を起こしてきた。でも、今のプレーは本当にチームのためになっている?直情的で不安定なプレーをする、独断専行なプレーでチームのバランスを崩し周囲に尻ぬぐいを強いる。サッカーはチームでやるモノ、一人で出来ることは限られてる。

One For All/All For Team」

もう一度基本に立ち返ろう。初心に返ろう。

2006 J.League Division1 第33節

Fマリノス 0-1 トリニータ @ 日産スタジアム「騒然のホーム最終戦」
Trinita:73'エジミウソン

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、那須大亮"祝・100試合出場"、松田直樹"いつになったら大人になってくれますか?"(85'黄×2=赤)、中西永輔"残酷な最後"(→77'田中裕介"次、あるよ!")、MF田中隼磨"お前も大人になれ!"、上野良治"責任感皆無"、山瀬功治"ごめんな、ごめんよ"、狩野健太"萌芽の時"、FW坂田大輔(→61'マルケス)、大島秀夫(→61'久保竜彦)

トリニータスタメン:GK下川誠吾、DF上本大海、三木隆司、深谷友基、MFエジミウソン、トゥーリオ、梅田高志、根本裕一、FW山崎雅人"シャムスカ効果、存分に"(80'高橋大輔)、高松大樹"怪我?"(→46'ラファエル)、松橋章太(→64'梅崎司"キュン☆")、

ホーム最終節は順位的に一つ上のトリニータとの対戦。一応賞金圏内(7位1000万)を争う直接対決になる訳だけど、さすがにモチベーションにはなりづらいか。ただ、ANAデイで多くのイベントが開催され、スタジアムの周りには人・人・人。多くの招待客が、この寒空の中スタジアムに足を運んでくれて、25000人近い動員数を記録した。

そんな中でのスタメン、Fマリノスはドゥトラ、河合が出場停止で、左サイドバックには天皇杯以来のエースケ(裕介見たかった)、ボランチにはこれまた久々の良治たんが入った。それ以外は前節と同じ。トリニータの方は西川君が長期離脱を余儀なくされている状況、アジアユースで存在感を見せた梅崎もベンチスタート。シャムスカが空気を読んでくれたのか(ま、違うだろうけど)山崎がスタメンで横浜凱旋を飾った。

試合展開←筆が進まないので、端的に箇条書きで。

・山崎がかつてのホームで着実な成長を見せる。高松・松橋と連動しながら、裏を狙うアクションを見せ、右サイドに流れて衰え著しいエースケの所を蜂の巣にし、試合開始直後には決定機も。消える時間もあったが、うまくなってるなぁ(最終的に3本のフィニッシュはチーム最多)

・トリニータの流動的なアタッカーに対して、どうも緩さの見えるディフェンス陣。受け渡し、捕まえる部分で曖昧さが残り、オフサイドトラップに傾倒するシーンも。高松のポストを抑えきれず(これに対してのサポートという面では山崎はイマイチだったかな)、縦関係のギャップを作りながらラインの裏を常に狙う松橋には思いっきり怖さがあった。

・左サイドバックに入ったエースケは試合勘の問題なのか、本人が語るようにポジションに置ける慣れなのか、絶望的なまでに酷い出来。軽い守備、安易なパスミス……、18、9のルーキーかと思った。狩野も守備が上手な選手ではなく、積極的なポジションブレイクをしていた反動で戻りきれないことも多く、左サイドがホットエリアにされてしまった。

・ただ、最悪の状況は脱しており、絶望的なノッキングに陥ったり(陥り掛けてはいたけどね)、無為なハイボールに頼る傾向は見られず(ま、傍目から見るだけだとまだ底でのたうち回っているように見えるかも知れないが)狩野が高いポジションブレイクの意識から、大島のポストに対してもの凄い早い反応でサポートに入るアクションを見せたり(ダイレクトで使ってあげるといいんだけど……ミスもあって繋がるシーンは少なかった)、相変わらず功治が攻守に精力的なプレーを見せたりしていたが(功治がいなかったらぞっとするぐらいね)、決定機というと隼磨のアーリークロスから相手のクリアミスを突いて坂田のダイレクトシュートに繋げたシーン、功治が流麗なテクニックに坂田とのワンツーを絡めて長い距離を局面打開しフィニッシュに繋いだシーンぐらいで、チャンスを作りきれなかった。下川のセーブに凌がれる形で先制点はならず。

・ま、中位で不調同士の対戦らしいパッとしない前半だった。エースケ代えるだろと思ったら代えないのかよ。トリニータの方は高松にアクシデントが起きたのかラファエルに交代。

・後半に入って、隼磨が根本とのマッチアップに置いて裏を取り始めて、右サイドが有機的に機能するようになるが、隼磨の亜空間クロスであったり、粗いファーストタッチであったり、中への圧力が不足していたこともあって、なかなかフィニッシュに繋げるシーンが作れず。トリニータの方は相変わらず前線の流動的なポジションチェンジからラインの裏を獲ろうとするが、こちらも実効性は示せず、訪れたシュートチャンスも松橋のシュートがフィットせず。

・閉塞した状況の中で、どちらも交代策。Fマリノスは2トップ入れ替え。坂田・オーシ→久保・マルケス。トリニータの方は松橋→梅崎。久保の動きにキレを感じたが、直接的な脅威に繋げられず、マルケスも明らかに周囲とのコンビネーションを欠いて(エースケとは絶望的なまでに波長が合わなかった)前戦見せたような実効力は示せず。その中でカウンターのような形から梅崎に中央を突破されると、ラファエルを経由して長い距離をランニングしたエジミウソンに左サイドを飛び出され、角度の浅いところからシュート。これがカバーに入ったエースケの足に当たる形でコースが変わり、哲也が逆を獲られて弱いシュートがゴールに収まった。トリニータ先制。シャムスカ采配ズバリ的中。エースケは呪われてる。

・残り10数分の所でのビハインド。このタイミングでエースケに代えて裕介投入、リーグ戦初出場おめ!裕介が勢いのあるオーバーラップを見せたりと、チーム全体が前掛かりになる中で、将軍様のオーバーラップの頻度も上がり、パワープレー気味の攻撃に移行。しかし、独断専行的な判断ともいえ、周囲との意思疎通がなく、穴を空けるだけ空けて、そのバランスを取るために功治がディフェンスラインに下がったりという本末転倒的な悪循環発生。上野の責任感皆無の無気力プレーもあったりと(自分で失ったボールから攻め込まれても自陣深くまで戻らない。相手のカウンターに対してアプローチアクションのさぼりによって局面で1vs2のシーンを作り出してしまう。ダイナミズムに対して受け渡しもないのにそのまま通過させてしまうなど)、チームとして秩序を失う中で、大事件発生。

・相手ゴール前でマツがGKと接触(前回のホームでもこれでカレー券をもらってた気が……)、その中で小競り合い発生。早く戻ればいいモノの、審判に絡み続けた中で侮辱行為で退場。どう見ても自滅です、本当にありがとうございました。マツは完全に切れてしまったのか、キャプテンマークをピッチに捨て、ベンチにも戻らずシャツを脱いでそのままロッカーへ直行。この愚行に言い訳の余地なし、確かに禿はナイーブなジャッジが多かったけど、ビハインドの状況で時間もないのにしつこく抗議するよりも、次のプレーにいち早く移ることが必要だったと思う。最近隼磨にしてもそうだけど、頭の悪いプレーが多い。抗議しても誰も得はしない、水沼さんの言う通り選手教育が行き届いていない責任も又追及されるべき。ま、誰も止めに行かなかったことも問題だと思うけど、チームとしてマツの存在を手に余しているのは以前からあったこと(前のレポを読んでもらえれば、何度か書いた気がする。監督にしても、チームメイトにしても)それが悪い形で表面化したのかなと。基本そんなに驚かなかった自分は醒めてたね、うん。

・そうはいってもゲームは続く、勇蔵が高い位置に上がりパワープレー継続。その勇蔵がパワフルな競り合いでハイボールの競り合いに勝ち、その落としたボールに狩野が飛び込む!(狩野はGKと接触すれすれの所で合わせたが、これはわずかに枠に収まらず)と言ったシーンもあったが、全般的に守備のバランスを失った中でトリニータにカウンター気味の攻撃をされながら時間を使われ、攻めることもままならず(トリニータのボール回しは非常にうまかった。あの時間帯の中で非常に人が良く動いて、冷静にゲームを運び、相手が時間稼ぎを防ごうとアプローチの意識が高くなる逆を突いてスローインをフィニッシュに繋げたりと、柔軟性を見せた)結局ゲームはこのまま、ぐだぐだなゲームと言ったらそれまでだけど、今シーズンを象徴するようなパッとしないゲームで賞金圏内の望みは絶たれた。

・ホーム最終戦と言うこともあって、恒例のセレモニーなんだけど、マツはロッカーに引っ込んで挨拶する人はいない(後でのそのそと出てきたが)マツ待ちみたいな微妙な間の後、結局佑二がその場を収めるようにゴル裏に向かって「天皇杯をしっかり戦うので、応援してくれ」みたいな旨の事を言って終了。あの場で佑二が責任感の強さを見せてくれたのは嬉しかったが、キャプテンは誰だっけ?あの愚行同様キャプテンの責務は放棄?「年チケ値上げの分はサッカーコンテンツの向上で満足させます」といった社長さんは?「俺の責任」といった監督は?天皇杯を獲るのは構わないけど、今シーズンの総括はどこに?結局、佑二の端的な挨拶の後トラック一周する形でサポに手を振っておしまい。ブーイング、拍手、カメラのフラッシュが入り交じる騒然とした中でホーム最終戦が終わった。

ま、どっちが勝ってもおかしくないというか、どっちも勝者に値しないというか、そんパッとしないゲームに、刺激的なエンターテイメントが合ったという感じ。内容自体は、今できることをやっていると思うし、現状としてはこんなモノ。ない袖は振れない。天皇杯を頑張ると宣言した以上、少しずつでも分析と修正を加えながら積み上げていくしかないんだから、こういう試合の後でも選手達には切れずにやっていってもらいたいなと。絶望も悲観も必要ない。

退場劇のことは置いておいて(だってこれ先に繋がらないから)、この試合に関しては天皇杯の次の相手と言うこともあって、色々見据えながら見てました。で、結論としては、相手がこれぐらいの状態であれば(好転したら多分相当厳しいゲームになると思う。コンディション的には特に)、勝てる可能性もあるのかなぁと。ただ、修正すべき点は腐るほどある。それを放置して勝てるほどサッカーは甘くないです。チーム・シャムスカの分析眼とその分析結果から導き出された答えを選手達にフィードバックする手腕は一流、Fマリノスも色々と手を施さないといけないと思われ。なので、攻守両面で分析。

攻撃面に置いてはまずしっかりとボールを繋いでいくこと。単純なミスが多かったけど、これは修正可能。虎の復帰、ボランチに動ける選手を置くこと、そしてより細やかなボールタッチの意識(特に2トップ、山崎を見習え。あの子はうまくなってたぞ。見てたか?坂田)、こういう事でこの試合よりはましになるはず。点が獲れなかったし、チャンスも多くは作れなかったから、あくまでも"可能性"と言う言葉を使うけど、狩野の積極的な意識を感じるポジションブレイクであったり、隼磨のワイドのスペースを突く動き出し、功治の攻撃性能を活かせれば、崩せない相手じゃない。そのためにもしっかりとビルドアップして(そうだなぁ、FC東京戦ぐらいのレベルでやれれば)、厚みのある攻撃が出来る素地を整えたい(←そんなん出来んのかと言われたら疑問だけど、本当に少しずつ、少しずーつ良くなっているから、ね)
*それとサイドバックに勇蔵が使われてるストロングポイントをうまく攻撃パターンに入れて欲しいかな。勇蔵に高いポジションに押し上げさせて、根本(上本)との身長的なミスマッチを利用する。セカンドボールを隼磨や坂田が狙うことで右サイドを局面打開出来る(基本的にサイドの選手は大きい選手多くないから。左サイドだったら……ふろん太のマルコンぐらいじゃない?)まあやりすぎはダメだけど、効果はあると思うよ。勇蔵の足元は大して期待出来ないし(苦笑)

守備面に関しては、ラインブレイク、そして受け渡し。プレスに関しては機能していないけど、ある程度意識統一が見られたし(行くところ、行かないところの前線と中盤の齟齬が減り始めた)、ゾーンでバランス良く見ていこうという意識も見られた(機能してるかといったら微妙だけど)形は出来はじめてきているので、ディティールを詰めていくことでもう少し良くなるのかなぁと。

まずは、オフサイドトラップを多用しすぎること。松橋にしても、山崎にしても(次はさすがに梅崎かな。対応の仕方が変わってくるね。中盤・DFが彼を警戒しながら局面打開を抑えに行かないと。今みたいな距離を空けてのほぼノンプレッシャーのアプローチじゃやられるよ)、高松と縦のギャップを付けながらうまく狙ってくるし、中盤の選手のダイナミズムアクションに対して、結構簡単に振り切られてしまうので、オフサイドトラップはリスクが大きい。そして何より、トラップにこだわりすぎる余り、ゾーンに入ってきた選手を捕まえないでトラップで仕留めようという安易な姿勢が見える。マツは確かにコントロールうまいんだけど、やりすぎないこと。そういう意味ではラインブレイクを柔軟にしながら、しっかりと守ることが一つ。

で、関連するけど、受け渡し。DF間の受け渡しも曖昧なシーンがあるのだけど(担当するゾーンに2人入ってくる時とかは見切れていない。松橋を捕まえ切れてないシーンが非常に多かった)、特に曖昧なのはMFとDFの受け渡し。ダイナミズムを付随させられた時にディフェンスラインの選手に任せるのか、そのまま付いていくのか、これがとても曖昧、かつ適当。ディフェンスラインの状況によるけれど、選手の判断に任されているのかな?上野辺りは簡単に行かせて追うそぶりすら見せないし、河合が入った時には最後まで付いていってバイタルに穴を空けてしまう。この辺は中盤のゾーンポジショニングと合わせてはっきりさせたい。これはかなりナイーブな問題。逆にトリニータからしてみたら、突き所で、シャムスカの目にもそう映っているはず。修正出来なければやられるシーンは出てくると思う(エジミウソンとかトゥーリオ辺りにね)

4-4ゾーンにおけるポジショニング(特にアウトサイド)、ポジションブレイク後のリスクマネジメント(マツの上がりにしてもそうだし、狩野の積極性を容認するのであれば[してくれよ、良くやってる]その後のサイドバックのポジショニングも代えなきゃいけない)とかも気になるけど、まず一番痛い目を見そうなポイントに手を付けて欲しいなと。残り2週間、へらへら笑いながらミニゲームばっかりやってる場合じゃないよ、手を付けるべき所は沢山ある。

まあ、とにかく望みを捨てないというのであれば、最後まで応援するし、先を見据えることも続けるよ。まあ達観・諦観してる部分もあるのだけど、苦しい時もサッカーだしね。ただ少し"苦境"とか"敗戦"は食傷気味だということも付け加えておきますが。ということで、ここまで。

*水沼さんはこれで少し変わるかね。ちょっと楽しみかも知れない(まあ来期のことは置いておいて)ただ、細かいところで注文有りまっせ。終盤のパワープレーはチームバランス的にあり得ないし、崩れすぎですから。やるなら、何かしら対策を施さなきゃダメだし、それを望んでないならやらせない。そういう断固たる意思が欲しい、監督として。大体裕介入れたのだって、アウトサイドでのダイナミズムを付けようとしたわけでしょ?しかもうまくいってた。それをパワープレーで蓋しちゃってるんだったら、裕介いらないじゃん、大ちゃんの方が良かったんじゃない?曖昧、矛盾な点を感じてしまう。選手をコントロールしないと、ね。しかし、最近のマツのアバレンジャーっぷりを見ると、岡ちゃんの人心掌握は凄かったんだねぇ……。

*やっぱり狩野は良くなってるよ。守備は結構ザルだけど(梅田を捕まえきれなかった)、攻撃に関しては積極的に良く動いて、ボールに絡む頻度も高い。実効力という点では物足りない部分もあるかも知れないけど、出来れば温かい目で見てあげて欲しいナーと。今日はゴールも獲れそうだったし、これを継続出来れば一皮剥けるからさ。裕介も良かったし、若い子、チャンスを前に頑張ってたね。ベテランしっかりしろ!エースケにしても、良治たんにしても、マツにしても……。

*次はどうするんかね?マツ(マツって累積も今日の2枚で行っちゃったんじゃない?次は赤で出場停止だから、累積分は来期の開幕戦に持ち越し?それとも帳消し?)、虎、河合、そして佑二、超スクランブルじゃん。隼磨・勇蔵・那須・裕介かな?右サイドバックにアマノッチもあり得るか。4(天野・勇蔵・那須・裕介)-3(功治・狩野・隼磨)-3(坂田・オーシ・マルケス)で端からスクランブルで行きますか?守備超不安だけどさ、賞金圏内もないわけだし、何位になっても大して意味は変わらないしさ。

*シャムスカさん、山崎スタメンで出してくれて嬉しかったです。とても良い選手に育ててくれてるようでほっこりしました。元々、仕掛ける積極性は持ってた子だけど、動き出しの意識・柔軟性であったり、ファーストタッチが随分良くなってるなぁと思っちゃいました。エースケもちんちんだったし、何度かマツも出し抜かれてたしね。頑張ってたんだなぁ……。松橋が結果を残してて、希望の星・梅崎がいて、内村なんかもいて、現状は厳しいかも知れないけど、これからも頑張れ!でも、天皇杯では活躍しちゃいやん。

*ふと気づいてしまった、交換トレードみたいな形は長期的な視野に立つと損してることを。ユキヒコ←→ナオ、吉田←→山崎、うーん。吉田頑張れ、超頑張れ。ナオには電報打つか。「ソダテノオヤ、キトク、スグカエレ」って

*トリニータも不調気味なのは分かった。ただ、構造的な欠陥というか明確な弱点がないのよね。全体的にバランスがいい。後は選手のパフォーマンス次第だけど、持ち直されたら手が付けられません。ブラジリアンボランチがブラジルに帰らないかナー。この勝利が刺激に?そりゃ参ったな。次はどこ?FC東京か、ナオがやってくれる!今野がやってくれる!梶山がやってくれる!と言いたいところだけど、燃え尽きたっぽい……?

*帰ってふて寝したら、変な時間に起きちゃったナー。こんな時間に更新とはね。

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November 25, 2006

収穫+課題=意義@日・中・韓 U-21代表交流戦 vs 韓国

すいませーん、遅くなりましたー。と言うことで今週火曜に行われたU-21の日韓戦を。見方によって色々と意見は分かれそうだけど、エクスキューズを抜きにしたら個人的には悪いゲームではなかったかなと。

日・中・韓 サッカーU-21代表交流戦

Japan U-21 1-1 Korea.Rep U-21 @ National Stadium,Tokyo
Japan:74'C.Masuda Korea.Rep:45'+1'Yang.D.H

JFA

U-21日本代表スタメン:GK松井謙弥、DF中村北斗(→61'細貝萌)、青山直晃、千葉和彦、家長昭博(→67'伊野波雅彦)、MF青山敏広、梶山陽平(→84'谷口博之)、水野晃樹、増田誓志(→87'乾貴士)、苔口卓也(→67'カレン・ロバート)、FW平山相太

先週のアウェーゲームを経て、今度はホームでの韓国戦。さすがに冬空の下でのナイトゲームと言うこともあって、スタンドはダークカラーに染められたが、それでもゴル裏は青い。

スタメンの方に目を移すと、前回同様相手への対応を重視する形で4-2-3-1(前回4-2-3-1と言う感じだったのかと言われると何とも言えないけど)を継続。怪我もあって、水本や本田が出場出来ない中で、懸念ポイントであったサイドバックは右中村北斗、左家長という選択。センターバックには伊野波、福元を差し置いて、前回ちんちんにされた千葉が継続して使われたのはどうも解せないが、それは置いておいて、後はホームでの中国戦のメンバーが中心となったが、アウェーで好パフォーマンスを魅せた水野が右のアウトサイドアタッカーとして名を連ねた。韓国の方は前回同様4-2-3-1、アジア大会、Kリーグチャンピオンシップの影響でパク・チュヨン、ペク・チフンなどが招集されていないが、前回ちんちんにされた能力の高いアタッカー以前健在。1トップのヤン・ドンヒョンの下に、キム・スンヨン、イ・グンホ、イ・スンヒョンとスピード、局面打開力を兼ね備えたアタッカーが並ぶ。

試合展開

立ち上がりから左サイドバックに入った家長がどんどん高い位置に上がって流れるようなドリブル突破を仕掛けたりと、積極的な姿勢を持ってゲームに入ると、早いタイミングで人とボールが動く形で流れる様な展開であったり、韓国のボールサイドに寄る傾向の強い4バックの穴を突くようにピッチを斜めに切り取るようなサイドチェンジで右サイド高い位置に張り出した水野に通したりと、アウトサイドをホットエリアとする形でチャンスを生み出す。しかし、クロスの精度であったり、中の迫力を欠く形で、先制点は奪えない。すると、15分過ぎてからは韓国が牙を見せる。千葉の浮き球の処理ミスを突かれた事をきっかけに、攻撃のリズムが出始めて、アタッカーの能力の高さを全面に出すようなシンプルなアタックに怖さを内包し始め、ゲームとしては拮抗する。

日本は水野と家長、韓国はヤン・ドンヒョン、イ・スンヒョンが存在感を示したりと、非常にアグレッシブな攻め合いに。しかし、互いに余り決定機としては多くなく、アウトになったモノの左サイドキム・スンヨンのファーサイド深いところへのクロスをヤン・ドンヒョンが折り返してイ・スンヒョンがゴールネットを揺らしたモノ(クロスがアウト)、ポストを絡めた展開から梶山が左に流れて引きつける形でヒールで落として家長がシュート(ブロック)、水野の距離のあるところからのFK(落ちきらずバー直撃)ぐらいで、スコアレスで折り返すかと思われたが、ここで日本のディフェンスが隙を見せてしまう。左サイド深くで獲られたFKで鋭い形を作り出されると(速く巻いてくるボールをすらす形、松井が顔面でセーブ)、その後のCKは凌ぐモノのこれで生まれたスローイン、青山直がヤン・ドンヒョンに対して少しルーズなマーキング、これによりヤンにボックス手前で収められると、人数は揃っていたモノの突破されてしまい、そのまま角度はないながらも強烈な低いシュートでねじ込まれて、先制を許してしまう。結局これがラストプレーとなる形で前半は0-1で折り返す。
*これがこのチームの現状に置けるマンマーキングの徹底度を示すものかも知れない。青山直は能力的にも高く優秀な選手だけど、意識が徹底されていないから、距離を空けられ、収めさせて、前を向かれ、突破に掛かれる余裕を与えてしまった。マンマーキングであれば、あそこに入れさせてしまってはダメだし、少なくともタイトに身体を付けて前を向かせないぐらいのプレッシャーを掛けないと。A代表と同じコンセプトをある程度共有しているだろうということを元に考えれば、阿部や今野ぐらい徹底した意識をして欲しいな。授業料を払ったと思って精進してもらいたい。

後半に入ると、韓国がより圧力を強めて前に出てきて、日本は立ち上がり劣勢に。相変わらず個々の能力の高さを感じさせる局面打開力であったり、キム・スンヨンのセットプレーも脅威を保ち、日本としては何とか凌ぎながらも、カウンターを伺いたかったが戻りも早く、効力を発揮していた水野や家長を核にしたサイドアタックも枚数を裂いて対応されはじめたこともあって、前半ほどの実効力を保てない。そんな中で、右サイドで慎重な姿勢を持ちながらも精力的な上下動から、オーバーラップや鋭いカバーリングを見せていた中村北斗が相手選手との接触で膝を負傷し、細貝と交代する。
*この怪我で中村北斗は治癒までに半年かかるという重傷を負ってしまった。これはエクスキューズ云々と言うよりアクシデントだと思うけど(接触プレーだし)不運としか言いようがないけれど、当事者の人たちにとってはたまらないことでしょう。鶴。

ペースこそ握り替えしたモノの、現実的にゲームを進めてくる韓国に対して、なかなか攻め手を見いだせない日本は、家長に代えて伊野波、苔口に代えてカレンを投入。伊野波はそのまま左サイドバック、カレンがトップに入る形。はっきりとした2トップにして、前線の圧力を増やす。最初は???と言う感じもあったが、これが嵌る。サイドアタックに置いて、中はこれまで平山頼みだった所にカレンが入ったことで、注意を分散。直後に水野のクロスに平山がフリーで合わせたことを見ても効果が見て取れた。そして、再び活力を取り戻した中で、この試合再三作り出した右サイド水野によるチャンスメイクがようやく実る。

青山から素晴らしいフィードを水野が右サイドライン際で胸で収めると、韓国ディフェンスが二人寄ってくるが、二人を相手にしながら縦に局面打開、タイミングをずらすようなドリブルで深い位置まで持っていき、抜ききらないままクロスを上げきると、高いクロスは平山の裏に入ってきた増田にどんぴしゃり。増田はヘッドでこれを沈めて、日本がビハインドをはね返す。

右サイドの攻撃はこのゴールで再活性化。梶山の展開にアウトサイドに掛かるような鋭いクロスであったり(これは増田が入ってきたが合わず)、萌の楔に平山がダイレクトで右サイドに裁いてワンツーのような形で平山にリターン(平山のシュートはブロック)するなど、水野のプレーは幅が出てきて、日本の攻撃を牽引。押せ押せの状況の中で時計が進み、残り時間が少なくなると梶山に代えて谷口、そして増田に代えて"俺たちの"乾が投入。この二人も少ない時間ながら多少持ち味を発揮したが、この後ゲームが動くことはなく、1-1でゲームは終了。韓国とのホーム&アウェーの2連戦は2つのドローで終わることになった。

収穫あり、課題あり、と言う感じかな。個の特徴を活かす形によるサイドアタックが具現化したことはこれから先を考えてもポジティブだと思うし、ディフェンス面に関しては国際舞台を戦う上ではやっていかなければならないことがはっきりと見えた部分があった。時期を考えれば、選手の見極めと共に手応えと課題がリストアップされていくことによって、チームが研磨していく上での糧となれば、決して意義のないモノではないと感じれたかなと。

又なんですけど、気になった部分を2つほど。今回は監督にやって欲しい事みたいな感じかな。気が向いたら、ピックアップしてやるつもりなので(未定だけど)

・そこかしこに感じる個々のポテンシャル、その才能の使い道
*大活躍だった水野はもちろん、各選手それぞれに可能性を感じるし、プレーの端々に才能を感じる部分が見て取れた。例えば梶山の巧みな腕の使ったキープ、家長のスラロームのようなドリブル、青山敏の危機察知能力、谷口の得点感覚、平山の高さ、そして才能の固まりのような乾貴士。まだ若いから一試合一試合、いや試合の中でも波があることであったりするだろうけど、こういう選手を束ねてチームにしていくにあたって、どのような才能をチームのために使い、どのような才能を強調していくのか、こういう部分をはっきりしていった方がいいのかなぁと。まあ誰のこれ!と狭いスポットではなくてもいいから、ね。要は寄りはっきりした方向性が欲しい。試合によって色が変わりすぎる。

・オシムメソッドの本質を捉えて
*相手の出方によって、それに対応するような布陣にしてもそうなんだけど、やはりオシムメソッドの香りは感じる。ただ、それが上っ面を舐めているような間も否めない。まあ以前書いた通り、この世代の選手達の特徴であったり、育成年代という側面から見ても、オシムメソッドのまるっきりのコピーは必要ないと思うけれど、この試合で感じたのは中途半端な要素。特にマンマーキングの徹底度と攻守の切り替え。この辺が徹底されていないかなーと。強調すべき事は強調しないといけないし、意図を監督自身が履き違えないようにしないと。基本的に、オシムメソッドに置ける実効力は、メソッド自体が持つ効果と言うより、それを表現する選手達に掛かる部分が大きいと思うので(まあどの戦術もそうと言ったらそうだけど)、指導する側がいかにメソッドを咀嚼し、伝えていくかという部分により大きな重要性があるのかなと。

ま、今は立ち上げて間もないと言うことで、一つ一つの要素ではっきりさせながら研磨していくこと。まあ4試合目で今は素地を整えている状態だろうから、余り多くを求めるのは酷だと思うけど、監督自身が何かしらの芯を持ってチーム作りをしていくことが必要だと思う。じゃないと、色々なことに影響を受けて、中途半端になっちゃう気がするんで。優秀な教科書を反町監督の明晰な頭脳でうまく消化しながら、チームにいる個の特徴を合わせて反映させて欲しいなと。前回書いた通り、残された時間はそこまで長くない(そこがA代表と違うところ、A代表の方もまだまだこれからという中で、勝負はもうすぐそこまで迫っている。=ある程度の完成形を問われる訳で、反さんには思った以上に難しいタスクが科されていると思う)

で、今回は選手評はなし。その代わり、このチームの軸となりそうな可能性を感じさせてくれた青山敏広について。

・青山敏広という理由 -存在感高まる反町ジャパンのバッサ・トレーナー-

中盤セントラル。このポジションは、この世代の中でも才能が集中する激戦区。今シーズン急成長を遂げ、リーグでもポジションを確保する選手が多く、それぞれが非常に魅力的な特徴を備えている。梶山陽平、谷口博之、枝村匠馬、上田康太、伊野波雅彦………。

そんな中で正直、彼に対しては不勉強なせいもあるけれど、淡い印象しか持っていなかった。もちろん、彼も又意欲的なサッカーでサンフレッチェを見事に低迷から脱させたミハイロ・ペトロビッチの元で、スタメンを掴み、しかも1アンカーという重要な責を担っていることは分かっていたけど、余りにセンセーショナルな活躍をしているライバル達に目を奪われていたからかも知れない(まあ彼が上げた得点には素晴らしいシュートが多い印象もあるんだけどね、ミドルとか)

でも、センセーショナルな活躍を見せる選手達を尻目に、いち早くその立場を確立しつつあるのがその彼、青山敏広。「なんで谷口使わないの?」とか「枝村イイよー?」思う人は少なくないはず(僕も不勉強なこともあって、その一人だった)でも、続けてみるうちに彼の良さがじわじわ伝わってきた。そして、反町監督が彼を使う理由が分かった気がする。

端的な書き方だけど、本当に彼は気が利く、鼻が利く。的確なフォローアクションでボールホルダーに対して逃げ場的な選択肢を作り、危機察知能力を活かした守備アクションで未然に危ないところを埋めたり、潰したりしている。もちろん機を見て上がったり、時折とんでもないミドルを打ったりもするんだけど、基本は目立たないけどこういう仕事を良くしてくれて、チームを支えてくれているのかなと。プレー姿勢に犠牲精神的を感じ、それがチームのためになっている、そして周囲を活かしている。これが僕の青山評。
*技術的にも安定しているかな。ミスが少ない。

クラブでもこういう仕事をしていると思うし、その経験則が彼の危機察知の質を高めているんじゃないかなと。戦術眼とも言えるのだろうけど、こういう要素に長けているのは、経験あるベテランの選手に多いのだけど、若い彼はこういう経験をクラブで積み上げている。だからこそ、代表チームでもやれているんじゃないかな。

個性溢れる特徴・才覚を持つ選手達が多い中で、周囲を活かしながら、チームを支える青山敏広は目立たないかも知れない。でも、彼がこのチームで最もオシムメソッドを表現する選手になっていくのかも知れない。彼も又、とても楽しみだ。

と言うことで、こんな感じかな。まあ色々エクスキューズ的な要素に不運な事態が起こってしまったりと、後味は良くないけれど、個人的には意義のあるゲームになったと思う。後はこの意義をどう活かすか。無理にでもやったわけだから、活かして欲しいなと。と言うことでここまで。

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November 24, 2006

漸進・前進@J1 第32節 FC東京 vs Fマリノス

Photo_21勝っちゃったー!こういう勝ち方も久々で、やっぱり気持ちいいね!日産スタジアムではまっすぅにやられたから、お返しだね。狩野に覚醒の兆しが見えること、パスが少しずつ繋がるようになり始めていること、ちょっとずつだけど前に進み始めてる。この勝ち、先に繋げたいね。

2006 J.League Division1 第32節

FC東京 1-2 Fマリノス @ 味の素スタジアム「漸進・前進」
FCTOKYO:19'pルーカス F.Marinos:76'奥大介 89'那須大亮

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、那須大亮"禊ぎの直立ヘッド"、松田直樹、ドゥトラ"カード無駄!"、MF田中隼磨"イイ夫婦の日?"(→63'奥大介"復調気配")河合竜二、山瀬功治"「やーまーせー、アレアレアレー!」デビュー"、狩野健太"殻、破れ!"(→75'マルケス)、FW坂田大輔(→82'吉田孝行)、大島秀夫

FC東京スタメン:GK土肥洋一、DF徳永悠平、ジャーン、今野泰幸、藤山竜仁、MF三浦文丈、宮沢正史(→84'平山相太"期待→沈黙")、石川直宏"スーペル・ナオ"(→67'鈴木規郎)、馬場憂太、戸田光洋、FWルーカス

曇り空に包まれた味の素スタジアム。雨は降らなかったが、両チームとも空模様と同じようにすっきりとしないシーズンが続いている中で、何とか天皇杯、そして来シーズンに繋がるようなゲームにしたい。

そんな中でのスタメン、FC東京の方は二日前のU-21の代表戦の影響で、梶山、伊野波を出場回避させ、平山もベンチスタート(まあ、出てなくてもベンチだろうけど)この二人の欠場で層の薄くなったボランチ、センターバックは再構成を余儀なくされる。今野をバックラインに下げジャーンと組ませ、宮沢と文丈という渋いボランチコンビに。個人的に楽しみにしてたナオは、怪我でジュビロ戦は欠場したモノのこの日はスタメン。良かった。Fマリノスの方は、佑二が腰を痛めて欠場で、ここのところ失踪していた那須が代役を勤める。それ以外はほぼ前節と同じ。この試合から、98'フランスワールドカップのテーマ曲だったリッキー・マーティンの「ザ・カップ・オブ・ライフ(←30秒ぐらいの試聴有り。sony)」のリズムに乗せた功治のチャントがデビュー。

試合展開

開始早々FC東京は積極的にゲームに入り、その勢いに押される形でFマリノスは我慢のスタート。Fマリノスも右サイド隼磨の深い位置からのクロスにオーシが下がりながら収めてボレーに繋げたりしたモノの、連続したセットプレー(ナオの左ボックス角からのミドルがブラインドとなって哲也がキャッチ出来ず、リフレクションに反応していた今野に押し込まれそうになるが、哲也が身体に当てる形で凌ぐ)、カウンターからの超特急なナオに左サイドを一気に快足で突破されたりと脅威を与え続けられると、その脅威に押しつぶされるように先制点を奪われてしまう。右サイド早い段階で放り込まれたクロスに那須とルーカスが競り合う。これがこぼれると、体勢を崩していた那須よりも早くルーカスが自らこれを拾い、縦へ突破しようとする。那須は倒れ込むようにこの突破を止めようとするが、手で足をかけてしまう形になって、これがPKの判定。このPKをルーカスに決められて先制点はFC東京に入る。ま、アンラッキー。こればっかりはしょうがない。

Fマリノスはビハインドを負ったこともあって積極的に出るが、前線にボールが収まらず(オーシは踏ん張ってハイボールで競り勝つシーンもあったが、サポート不足は否めず。又、技術が拙いこともあってびしっと収まらず、その後の裁きも粗かった)、繋いで崩すにしても前からガンガン来るFC東京のプレスに掛かって、逆にシンプルにサイドのスペース速い切り替えで突かれたりと(ナオは怖かった、あのスピードはやっぱり凄いや。カウンターから決定機はナオの良さが凄い出てた。一本は哲也が凌ぎ、もう一本は枠を逸れてくれたけど、やられててもおかしくなかった)、なかなかリズムを掴みきれない。

ただ、これまでのようにバックラインでノッキングしまくると言う感じではなく、以前に比べたら中盤で顔を出す選手が増え、サイドに起点が出来たところで複数の選手が絡む形で崩したりと、それなりに流れるシーンもあり、フィニッシュに繋がるシーンも作る。右の隼磨がなかなか実効力を示せない中で(機会は多かったけど、最後までやりきれなかった)、狩野がミスも多いけど積極的なプレー姿勢を見せてボールに絡み、その狩野が前半終了間際には立て続けに決定機を演出。左サイド、うまくセンターバックの間に入り込んだ坂田に、徳永をいなしながら右足インスイングのピンポイントクロスで合わせ(坂田のヘッドは土肥ちゃんのスーパーセーブに凌がれた)、ペナルティアーク付近でのFKではドゥトラと共にスポットに立って、土肥ちゃんの裏をかいたキックを見せた(ポスト横!惜しい)しかし、結局前半のうちにビハインドをはね返すことは出来ず、1-0で折り返す。

後半に入っても、ゲームとしては変わらず。プレスに苦しみながらも、かいくぐって何とか崩そうとするFマリノス、網にかけてカウンターで追加点を取ろうとするFC東京と言った形。坂田がまたしてもフリーでヘッドで捉えたと思ったら(枠外、決めないと!)、逆にカウンターからナオが素晴らしいボレーでゴールの枠を捉えたり(哲也のスーパーセーブ)と一進一退の展開が続く。しかし、一番の脅威となっていたナオが下がり(怪我明けだからかな?ノリカルが入り、戸田が右に)、FC東京の勢いのあるプレッシングに翳りが見え始めると、ベンチワークでFマリノスがペースを引き寄せる。この日は実効力を示せなかった隼磨に代わって、大ちゃんが入り、大ちゃんが効果的に様々なところで顔を出してボールを裁く形でゲームを支配すると、今度は狩野に代えてマルケスを投入し、左サイドの攻撃に厚みを加える(この時点で4-3-3の様な形になってた。マルケス左、オーシ中、坂田右)カウンターにヒヤッとさせられるシーンもあったが、押し込んで攻め続ける時間が続くと、その攻勢が実る。

中で何とか粘ってキープしているところにドゥトラがオーバーラップして左サイドフリーでボールを引き出すと、中にはマルケス、坂田、オーシ、勇蔵、大ちゃんと入ってくる。ドゥトラは速いタイミング(2タッチ)で鋭いクロスをオーシへ!ジャーンに寄せられながらオーシが身体を投げ出すようにヘッドで合わせる!これは土肥ちゃんに凌がれたモノの、ゴール前に少し遅れて入ってきた大ちゃんが土肥ちゃんのはじいたボールをプッシュして同点弾!いーね、いーね。中から外と言う形で効率的にサイドをうまく使い、中には沢山の選手が入ってくる。そして虎はイイクロスだったし(比較的この日の虎のクロスは質が高かった)、オーシがボックスの中での強さを見せてくれた、そして大ちゃんはこぼれを良く狙ってたね。

残り15分のところで同点になったことで、FC東京サポからは平山コールが起こり、倉又監督も(ちょっと遅かったが)それに応える形か平山を投入。平山、ルーカスの高さを活かしたシンプルなハイボールに夜パワープレー気味の攻撃で逆転ゴールを狙うが、力業的な攻めに対しては那須、マツが強さを見せて、効果が発揮出来ない。逆にFマリノスは、同点弾の勢いそのままはね返しては逆に攻勢を掛けて逆転を狙うと、ロスタイムに立て続けのCK、右サイドマルケスの右足でのアウトスイングのハイボールにファーサイドゴールから離れた位置から那須がゴール前に折り返すようなぽわわーんとしたヘッドを飛ばすと、これがループの様な形で土肥ちゃんの頭上を越えてそのままゴールに収まって、逆・転・弾!那須の所に勇蔵を皮切りに選手が殺到してみんなで押し倒すような形に。嬉しかったなぁ。そして、このゴールが決勝点となる形でFマリノスの勝ち。連敗を2でストップし、何故か順位が8位になった。

うん、気持ちいいね!やっぱりこういうドラマティックな勝ち方は来るよね、うん。考えてみたら、鹿島戦以来の勝利で、それまで又3連敗してたわけで、1つ勝ったぐらいで大喜びしているわけにもいかないけど、やっぱり嬉しいモノは嬉しいわけで。急いで行った甲斐がありますよ(←寝坊した)

内容的にもまだまだ改善の余地はあるにしても、漸進というか少しずつ前に進んでるのかなぁと。相手もあることで(FC東京のプレスは前に掛かる時は強かったけど、その勢いがなくなった時の連動であったり、ポジショニングとかはそこまで質は兼ね備えていなかったかな)明確に「ここが良くなった!」とは言い切れないけれど、バックラインのノッキングが少なくなったこと(中盤の顔出しが増えたことが起因かな。功治が良く動いてくれてる。大ちゃんも良くやってくれた)、パスの繋がりがスムーズになって複数の選手が連動してフリーマンを作り出したり(あんまり数は多くなかったけどね)、ボロボロだった中盤守備のバランスも受け渡し、ポジショニングバランスは少し改善されたかなと。もちろん、比較的動けていたことに起因していた部分もあると思うので、又コンディション的に低下したら、継続出来るかどうかは微妙なところもあるのだけど、今はこういうポジティブなことを少しでも積み上げていくことが大事かなと。こういうのを確信レベルに出来ればイイかなぁと。

で、個人的にエスパ戦で積極的なプレーを見せた狩野がスタメンに起用されたので注目してたのだけど、とてもポジティブだったかな。軽率なミスであったり、連携ミスも目立つけど、動きの幅(サイドポジションがスタンダードだけど、トップに入ったりしていたしね)、積極的なボールへ絡む意識が出てきたことは評価してあげたい。こういう風にボールに沢山触れるだけの動きの量を維持出来れば、彼の持っている技術も活きてくると思うし。で、水沼さんにお願いしたいのだけど、出来れば続けて使ってあげて欲しい。今、この何かを掴みかけている段階だと思うし、こういうポジティブなプレーが継続して出来れば、狩野は自信を持つと思う。もう一段上に行ける気がするんだよね。
*乾くんがU-21に抜擢されたことであったり、来期沢山の選手が入ってくることと言うのが、危機感に繋がっているのかな。消極的なプレーに終始した愛媛戦とは全く違う。うんうん。いいよー。

まあ、1試合は1試合。この試合も糧にして、いい形でシーズンを終えて天皇杯に向かいたいね。次は、天皇杯5回戦の前哨戦、そして何よりホーム最終戦。虎と河合が出場停止だけど、大ちゃんであったり、那須であったりと、最近不遇を託っていた選手が活躍したから、彼らの代わりに出る選手には頑張って欲しいな。ということでここまで。

*ナオが元気そうで嬉しかった。考えてみたら、今シーズンナオを初めて生で見たんだなぁ。相変わらず超速くて、何度もシュートを打ってたりと、凄いキレてた。あのボレーとかは本当に凄かった。決まらなくて良かったんだけど、格好良かったなぁ。

*同級生じゃないけど、ナオと同じユース組は頑張ってたね。哲也はイイセーブが何度か会ったし、坂田はこの日も積極的なプレーが目立った。勇蔵も少し良くなったかな?谷口も2点獲ったってさ。

*チームとしての総評は、FC東京も苦しんでいるだなぁと感じた。あの奇跡みたいなガンバ戦やふろん太戦もそうなんだけど、我慢強くゲームを進めるためのディフェンスの強さが薄れてきているのかなと感じた。茂庭がいない(彼はどうしたの?長期離脱?)、ジャーンが以前に比べて落ちてきていると言うのもあると思うのだけど、捕まえるところで捕まえていないシーンが多いかなと。坂田をフリーでヘッドさせたシーンもそうだけど、集中力のエアポケットというのを感じるし、水際の粘りも減ってきているのかなと。ナオやノリカルのスピードを活かしてシンプルにアウトサイドのスペースを突くカウンター、怖さを増すルーカス、前方向に掛かった時の迫力(勢いに乗った時の迫力は随一、畳み込むような攻撃、プレッシングとかね)、イイ部分も沢山持ってるチーム。でも、そういうストロングポイントを活かすも殺すもディフェンス次第。後ろが安定すれば、より有機的で吹っ切れるモノになっていくだろうし、不安定ならどこかで躊躇を伴うものになってしまう。まあこの試合は代表のこともあってエキストラゲームだとしても、これからの課題なのかなと。馬場ちゃんは逞しくなったねぇ、この試合はそんなに良くなかったけど、軽い感じが薄れてきた感じ。それと栗澤はなんで出れないんだろ?彼は優秀なセンスプレーヤーなのに。不思議。

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November 22, 2006

The Final Tournament that Shunsuke's fantastic left foot opened up!@06-07 UCL GroupLeague Matchday5 Celtic vs Manchester.U

Photo_13

左足から放たれた美しい放物線がゴールネットを揺する……

セルティック・パークが爆発するような歓喜!

時差9時間の日本でも歓喜!

俊輔!日本の誇り!

さあ、夢の決勝トーナメント!俊輔の左足がその道を開いたよ!バモス!超バモス!俊輔、そしてセルティック!ユナイテッド撃破!

06-07 UEFA ChampionsLeague GroupStage Matchday5
Group F/Glasgow Celtic 1-0 Manchester United @ Celtic Park
Celtic:81'S.Nakamura(!!!)

セルティックスタメン:GKボルツ"神神神"、DFテルファー、マクマナス、バルデ、ネイラー、MFグラベセン、スノ(→46'マロニー)、レノン、中村俊輔"奇跡を呼ぶ左足、日本の誇り"(→85'ケニー・ミラー)、FWズラフスキ(→46'ヤロシク"FKを呼ぶ男")、フェネホール・オフ・ヘッセリンク

ユナイテッドスタメン:GKファン・デル・サール、DFギャリー・ネヴィル、リオ・ファーディナンド、ビディッチ、エインセ(→87'エブラ)、MFクリスティアーノ・ロナウド、キャリック(→87'オシェイ)、スコールズ、ギッグス、FWルーニー、サハ

ひとまず興奮を抑えて……

チャンピオンズリーグのグループリーグも最終局面、第5戦。セルティックは前節ベンフィカに大敗を喫して、蓄えたアドバンテージを全て吐き出す格好に。悲願の決勝トーナメント進出には、例え現在プレミアシップ首位をひた走るユナイテッド相手にも勝ち点確保は絶対条件。ユナイテッドも、前節コペンハーゲンでまさかの失態を演じ、決勝トーナメントの道を開けず。今後の過密日程を鑑みた上でもこのゲームで決勝トーナメント進出、そして首位通過を決めてしまいたい。

その中でのスタメン、セルティックはリー・ネイラー、ギャリー・コルドウェルの出場が危ぶまれた中、ネイラーは何とか間に合ったモノのギャリー・コルドウェルは出場不能で、今シーズン余り出場の機会のない"ボボ"・バルデを起用。ユナイテッド相手でも勝ち点確保が最重要課題となる中でグラベセンを右、俊輔を左に、セントラルはレノンとスノという今シーズン見せたことのな構成に。トップもCLで結果を残しているケニー・ミラーを外し、高さを備えるフェネホール・オフ・ヘッセリンク、そして裏へのスペースの抜けだし、独力打開に長けたズラフスキを据えた。ユナイテッドの方はほぼベストメンバー、前回掻き回された(スタンダードな形なら右サイドに入るであろう)中村俊輔を警戒したか、対面に攻撃力に優れたパトリス・エブラではなく、対人能力に優れたガブリエル・エインセを起用した(結局はずれだったけどね、俊輔左だったし)じゃ、箇条書き。

・強豪ユナイテッド相手に勝ち点確保、と言う難しいタスクを科されたセルティックは、流動的にポジションを変えながらポゼッションして崩していくスタイルを完全に放棄し、ガッチガチのシステマティックなサッカーに転換。クリスティアーノ・ロナウド、ギッグス、ルーニー、サハと言う恐ろしいタレントを抱えるユナイテッドに対して、常に穴が出来ないように、複数の対応が出来る形で迎え撃つ。

・そんなこんなで、当たり前だけどユナイテッド攻勢。でも、その現実的なセルティックの守備はそれなりに堅さを見せる。おっかないクリロナには常に俊輔とネイラーで対応。序盤は超高絶技といっても良いテクニックに戸惑い、間を割られたり、簡単にいなされるシーンが目立ったモノの、時間と共に掴んできたのか、簡単には抜かれなくなる。俊輔はギャリー・ネヴィルのオーバーラップを横目で見ながら、ネイラーをうまく組んでよく対応していた印象。

・あーもう、ルス既に動いてるじゃん。レオとミッコリかよ。コペンハーゲンアウェーはやっぱり厳しーな。

・再び試合。現実的にゲームに進めていることもあって、セルティックの攻撃には全く迫力なし。チームとしてノンリスクの姿勢が徹底され、パスを繋ごうとせずにフェネに飛ばす、ズラに飛ばすという形で攻撃を構築しようとするが、リオ・ファーディナンド、ビディッチという強いディフェンスの前では早々うまくは回らない。フェネvsビディッチは大迫力。

・なかなか攻めきれないユナイテッドは少しずつ工夫を加えてくる。ギッグスがポジションをズラして中に飛び出してきたり、ルーニーがスイープからボレーしたりと、リアリスティックなセルティックディフェンスに何とか穴を空けようとする。で、バルデが面白いことをして危ういシーンを。ロナウドやめてー、いやーいやーやめてー。

・ふぅ、と溜息をつきたくなる感じで0-0で折り返し。「このまま最後まで守りきるのか、それともどこかで勝負に出るのか、ストラカンの選択はいかに?」なーんて考えてたら、ハーフタイムのタイミングでスノに代えてマロニーちゃん、ズラに代えてヤロシクと少しオフェンシブにシフトするような交代策。中盤中央3枚で、レノンをアンカーにヤロシクと禿が出ていくような形かな。俊輔は右に戻って、マロニーちゃんが左。スタンダードな形に回帰。

・うん、普段のセルティックに戻っていったね。もちろんクリロナへの警戒は継続していたけど(マロニーちゃんが俊輔同様にネイラーと連携しながら見てた)、ポゼッションの中でポジションブレイクによるリスクテイクが増え、攻めようという意思を感じられる。正直言ってポジションブレイクをして攻めることは比較的安定していた守備バランスを崩すことにも繋がるからリスクは大きいんだけど、貼り付けられてたこ殴りにされるのもあれだしねぇ。

・でも、この勇気ある決断がセルティックにペースを引き寄せる。全体的にラインが上がり、攻撃構築も前半のようなおっかなびっくりではなく、ポゼッションして崩すという明確な意思表示を感じる。で、俊輔やマロニーちゃんはもちろん、グラベセンであったり、高い位置に入ることの多いヤロシクが加わって厚みのある攻撃。ただ、この流れ長持ちせず、時間と共にユナイテッドに攻められる時間が来てしまう。優秀なアタッカー達に冷や冷やさせられるシーンもあったけど、ゴール前でしっかりはね返すことが出来ていて、凌ぐ。う~、行けるかな?

・どちらもゴールが来そうな雰囲気はなかった中で、時間は80分。テルファーが少し大きくなったギッグスのドリブルをカット、俊輔に繋がると斜めの優しい楔をヤロシクに。対応が少し遅れたビディッチはスライディングしてカットに行くもののボールを触れず、その中でヤロシクの足に手を掛けるような感じになると、これがファールという判定。うーん微妙。で、右寄り少々距離があるところからのFK(27~8mかな)、スポットには俊輔とマロニーちゃん。ま、ここは俊輔でしょ。壁は5枚、セルティックの選手が2人入って、7枚の壁に。俊輔の左足から放たれたキックはこすり上げるような高い弾道、壁を越えたボールは、ぐーっとニアサイドのポスト際目がけて曲がり落ちる!名手ファン・デル・サール、今回は反応していたが、長身、長い腕を持ってしても触れない!ポストをかすめてネットに吸い込まれる!決まった!決まった!ファンタスティック!ファンタスティック!距離があったことで高い弾道を選択したけど、最高のキックじゃないですか!綺麗に壁を越えて吸い込まれるように変化する素晴らしいキック。スピードもあって、ゴラッソゴラッソ。又朝っぱらから叫んじゃったよー。俊輔は気合いの入ったガッツポーズの後、チームメイトにもみくちゃ。ただ、歓喜の輪が崩れた後にはすぐに戦闘モードに。そう、ゲームはまだ終わってない。

・俊輔はこのFKの後、お役ご免。ケニー・ミラーを投入して、運動量を増やすような選択か。あと2分、あと1分、ってところで、あぶねー位置でのFK。困ったなぁ、ボルツ何とかしろよと思ったら、今度はうさんくさい判定だけど、マロニーがハンドときたもんだ。ボックス内、すなわちPK……終わった……と思ってしまいました。キッカーはルイ・サハ。でも、ここで光ったのがポーランド代表アルトゥール・ボルツ!オールド・トラフォードでは2発かまされた(しかも一本目は自らの判断ミスによるPK献上)ルイ・サハのPKを読み切ってシャットアウト!ボルツ神!ボルツ神!ボルツ神!すげーよ、ボルツ。パーフェクトなストップ!これで、決まり!セルティック勝ったぁー!小躍りしてて気付かなかったけど、この勝ち点3で首位に躍り出て、グループリーグ突破が確定してたみたい(レギュレーションが頭に入ってなくて気付かなかった)セルティックの長い歴史史上初めてのUCL決勝トーナメント進出!俊輔も歴史に名を刻んだね!セルティックパークは、サポがマフラーを掲げて大合唱!

やべー、泣けた。ユナイテッドに勝っちゃったよ。しかも俊輔の一発だよ。セルティックパークのセレブレーションも凄いよ。

と言うことで、勝っちゃいました。きっと勝つとしたら、現実的に守ってセットで一発という感じになるかなと誰もが考えるわけだけど、そういうのを実際やろうとしたらなかなか難しいわけで。でも、それをやり遂げての勝利は素晴らしいの一言。まあエンターテイメントではないけど、これがフットボールだよね。

しかし、序盤のがっちがちのシステマティックなセルティックにはびっくりした。このクラスではザルとも言えるディフェンスだけど、しっかりと数的優位を保ちながら、とにかくスーパースター達に仕事をさせないことに重きを置いた守備で、瓦解を免れてた。怖いミスも何度かあって、前回はそこからスコールズとサハに突かれたけど、それを免れたことでチームとしてはある程度自信を持って守れていたのかな。俊輔も、かなり忠実にクリロナ、そして上がってくるギャリー・ネヴィルに対してプレッシャーを掛けていて、チーム一丸の守備にしっかりと貢献していた。とにかく0-0で長い時間を過ごしたことがかなり大きかったように思える。ルーニーやロナウドは結構焦れていたしね。

その中でも頑張っていたのはネイラーかな。それとボルツ神。ネイラーに関しては、いくら俊輔が頑張るとはいえ、出来ることは限られてる。その中で世界トップレベルのドリブラー相手にしっかりと応対してたね。ここでやられてたら相当やばいことになっていたと思うし、ここでの踏ん張りは大きかったかな。ボルツはもう神。言うことない。

で、俊輔ですよ。こういう試合でこそ、ファンタジスタは輝くんです。そーなんです。余りゴールの匂いがしない中で、ファンタジスタの才覚、ひらめき、技術がゴールを導く。やってくれたねー、最高だよ。これまでのキックの中でも結構上の方に位置するような質の高いキックで(やっぱり一番は03'CCのフランス戦かなー)、あれはどんなゴールキーパーでも結構厳しい。しかも相手はファン・デル・サール。一回やられていることもあって研究もしただろうし、ニアは警戒してたと思うんだけど(以前俊輔のキックはニアが多いというのをどこかで見たし)、それでも獲れないコースに蹴った。高い弾道で壁を越えて、曲がり落ちるキックは本当に綺麗だった。スピードもあったし。俊輔が前に決めたいといっていたジダではないけれど、彼も又一時は「世界最高のGK」と呼ばれた選手だし(ユーヴェの時はね、大きなミスで失脚したけど)、そんな選手相手に2本も決めたんだから、凄いことだよ、思った以上に。正直泣けるよ。

正直試合中は余り勝ち点計算とかしてなくて、勝ったからと言って決勝トーナメントに行けると思ってなかったのだけど、いつのまにかそういうことになってたようで(ユナイテッドと勝ち点で並んでいるけど、直接対決のスコアがアウェーゴールの差で上を行くと言うことで現在首位となったことが大きかった様子。次セルティックが負けて上積みがなくても、ユナイテッド、ベンフィカ同時には上に行かないと言うことで決まりなんだって)、セルティックはUCLになってから初めて決勝トーナメントに駒を進めることが確定。俊輔も長い歴史を持つ名門の新しい歴史に名を刻めた訳だ。"25"の前任者、偉大なるモラフチクに肩を並べたかな?

いやーここのところ、もやもやしてたから凄い嬉しいよ。さっきからYouTubeの動画リピートしまくりだし(笑)何度見てもうっとり……とにもかくも良かった良かった。ということでここまで!あ、リンクいっぱい張りましたー。記念だからね、記念w

俊輔をいつも応援している方々も次々に喜びの声が上がってますねー!

セルティック vs マンU【CLグループリーグF組】(横浜・凛)