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November 17, 2006

実りある年内最終戦@Asian Cup 2007 F.Qualify vs サウジアラビア

鈴木啓太が髪をなびかせながら走っている姿がアルヘンティナ代表のファン・パブロ・ソリンに見えてしょうがない。ソリンと違って啓太は男前だけど、もさもさしすぎてうざいもんはうざい。何が言いたいかというと、相手にとってオシムたんのチームが「うざい」チームだろうなぁと思ったり(鈴木啓太関係なし)とりあえず、年内最終戦がとても実りのあるモノで良かった、良かった。
*またまた、選手評追記しましたー。よろしかったらどうぞ。

AFC Asian Cup 2007 Final Qualify Week6

GroupA/Japan 3-1 SaudiArabia @ Sapporo Dome,Sapporo
Japan:20'Tulio.M.T 29'&50'K.Ganaha
SaudiArabia:33'pY.A.Quhtani

Sports navi

日本スタメン:GK川口能活、DF今野泰幸、田中マルクス闘莉王、阿部勇樹、MF鈴木啓太、加地亮、駒野友一、中村憲剛、三都主アレサンドロ(→65'山岸智)、FW我那覇和樹(→74'高松大樹"祝・初キャップ")、巻誠一郎(→87'羽生直剛)

サウジスタメン:GKアル・ムサイリム、DFアル・ドサリ(→77'H.ファラタ)、R.ファラタ、アル・モンタシャリ(90'+3'黄×2=赤)、アル・サクリ、MFハイダル(→63'アル・シャルフーブ)、スライマニ、アル・タケル、アル・ガムディ、アル・マイアニ(→56'アル・スワイル)FWアル・カフタニ

アジアカップ最終予選の最終戦。どちらもすでに本大会への切符を手にしていることもあって位置づけとしては消化試合の趣だったが、日本にとってはアウェーでの惜敗のリベンジ、サウジはガルフカップに向けての強化試合ということもあって、それなりに本気モードか。

スタメンの方に目を移すと、闘莉王復帰で再編成された3バックは右に今野、左に阿部。1ボランチ気味に鈴木啓太が秩序を担い、逆三角形の形で中村憲剛が主にゲームメイク、アレックスが中寄りのポジションから様々なポイントに顔を出すアタッカー的な要素が強い役割か。一番目新しかったのはトップ、これまでは相互補完という形のスピード型アタッカーとポストマンという組み合わせだったが、今回は田中達也も播戸もいないということもあって、我那覇と巻という、これまでポストマンの役割を担ってきた二人がコンビを組むことに(ベンチ外は西川、伊野波、本田のU-21の選手に)サウジの方は、前回の試合ではいなかったいつぞやのアジアMVPアル・モンタシャリやアジア最高峰に位置するドリブラーアル・カフタニがスタメンに名を連ねた。アル・イティハドのモハメド・ヌールはどうしたんだろう?凄い選手だったんだけどねぇ。

前半

序盤、日本は慎重に相手の出方を見定める。これまでの試合に見えたような少ないタッチによる細かいパスを紡ぐと言うより、シンプルに長いボールでトップを狙ってそこをサポートするような形、そしてサイドのスペースにボールを飛ばしワイドアタッカーを走らせる形で、リスクを考えながらスタート。対する、サウジの方はその攻撃をしっかりとはね返しながら、虎視眈々とカウンターを狙っている感じに見えるが、遅効ではしっかりとボールを繋いで攻撃構築をしていこうという意識が感じられる。固い立ち上がりの中で、最前線からの献身的なフォアチェックを起点に、一人一人がしっかりと人を捕まえて前を向かせず、狙えるところではインターセプトするシーンが何度もあったりと、チームが狙っている守備を表現。その後の繋ぎのところで、カウンターに出ようと焦りが出てしまうのか、ミスが多いが出だしとしては悪くない。

上記の通り、守備は機能、攻撃はもう少しと言う感じだったが、時間と共に攻撃もフィット。これまではミスになっていたがサイドを意識して使う形に工夫を加えていくことで攻撃が流れ始めてイイ攻撃。GKのボールをサイドに開いて加地が受けるところからスタートした攻撃、中村憲剛が下がったところに簡単にパスを入れると、中村はダイレクトでもう一つ縦に流す。これがしっかりと巻に入ると、巻は一拍のキープを交えて逆サイド上がってきた駒野へサイドチェンジ、完全にフリーで駒野が持ち上がり、これを見たアレックスが交差するように外に開くがこれをデコイにアーリークロス、クロスはモンタシャリに凌がれた、とてもイイ流れ。これでチームが乗った。これまではロストとなってしまっていたサイドのスペースを突くフィードが繋がり始め、押し上げから闘莉王や阿部の攻撃参加が出始めてらしさを出すと、その流れの中で獲った2本目の右サイドからのCKが得点に繋がる。

中村憲剛のアウトスイングのキックは鋭くゴール中央へ、一番手前の我那覇の裏に入り込んだ巻がフリーでヘッド!勢いのあるヘッドだったがGKの素晴らしい反応で触られ、ゴールカバーに入っていたディフェンスに掻き出されてしまうが、同じようなポイントに入っていた闘莉王がこのこぼれをプッシュ!イイ流れの中でのセットプレーが活きたね。中村のピンポイントボール、FW二人の迫力ある存在感(我那覇の存在はデコイとなったね、巻のヘッドも完全にフィットしたイイヘッド。決まっておかしくなかった、不運)、そして闘莉王初ゴール。

この後も日本はイイペースでゲームを運ぶ。2トップの関係でフィニッシュに持ち込んだり(阿部の高いフィードを巻が競り勝って縦の関係で前に入っていた我那覇へ流し、我那覇が左ボックス角"ゴーヤゾーン"から一枚剥がして強烈な右足で狙うも枠上、惜しい)、ワイドをうまく使う展開から加地さんが鋭い独力打開からチャンスメイクしたり(切り返して左足でのクロスを、大外からボックスに入ってきた駒野がダイレクトでシュートもゴール前を横切る形で外れる。加地のフリーマンを見つける目とボールの精度、そして勢いのある駒野のランニング。惜しい)と、質の高いプレーでチャンスを量産。守備も人をしっかりと捕まえ、前方向に守備の出来る形を作ってサウジにほとんど何もさせず。そして、今度も又イイ流れをゴールに繋げる。

後方からのビルドアップで左サイド阿部がフリーでボールを持つと、逆サイドでフリーとなっていた加地へ質の高いフィードでサイドチェンジ、加地に渡った時点で今野が一気にオーバーラップすると簡単に使って、今野にボールが渡ると今度は加地がもう一度今野の外を回る。今野は加地をデコイに切り返してインスイングの柔らかいクロスを中に供給、このクロスにニアでうまく相手の前に入り込んだ我那覇が擦らすようなヘッドでファーに流し込んでゴール!鳥肌鳥肌!阿部のサイドチェンジを起点に今野と加地の二つのオーバーラップ、そして我那覇のテクニカルなヘッド。どこにも無理のない流れるような攻撃構築。これがオシムジャパンの理想、とも思わせるような形だった。今野のあのタイミングでのオーバーラップ(後方からの攻撃参加)そして加地のワンプレーで切れずにすぐにパスターゲットとなるオーバーラップ("走る"意識)は見事、我那覇のヘッドは入り方も良かったし、ビューティフル。教え子の美しいプレーにヒロミ大満足。

しかし、2点差を付けたことで少し緩んでしまったのか素晴らしい流れが一転。鈴木啓太の斜めへのサイドに展開するパスがミスとなってサウジのカウンター発動、大きく空いた中盤のスペースを一気にボールを運ばれて左にいたカフタニに繋がると、中に入って細かいワンツーでゴール前に入ってくる。ここで、今野が対応にはいるが浮き球をコントロールし、切り返そうと言うカフタニに手を掛けるような形で倒してしまい、これがPKと判定。まあ微妙だけど……カウンターを発動させてしまって、この試合初めて最終ラインが混乱してしまったのが、良くないかな。このPKをカフタニが自ら沈めて、すぐさま1点差になる。

しかし、その後もボールの流れ、テンポは衰えずチャンスを生み出したりと、ペースとしては日本のまま。このまま前半は2-1とリードを保って折り返す。

後半

前半同様、イイボールの流れ、執拗なフォアチェックとマーキングを継続してペースを保持し続ける日本は、素晴らしい攻撃で3点目を奪う。後方からのビルドアップの中でポストを経由しながら速いテンポでボールを動かすと、今野の縦のフィードで駒野が裏を取り、ダイレクトで折り返す。そしてこのグラウンダーのクロスに右サイドからニアに入ってきた加地がニアに飛び込む!これは合わせきれなかったが、ここで潰れることでこのボールがゴール前に流れ、しっかりと詰めてきていた我那覇がダイレクトでしっかりと沈めて3-1。これも素晴らしいね。ビルドアップからテンポ良く動かして(鈴木啓太→闘莉王→中村憲剛→加地→我那覇→中村憲剛→アレックス→駒野、かな?ほぼダイレクトか2タッチ)、その中で一気にフリーランニングを使うペースアップという展開はとても効果的だし、目指すべき形だったのかな。で、加地ねー。ビルドアップで絡んでるのだけど、その後一気にあそこに入ってきたわけだから、その積極性は素晴らしい。これも又走力と言う要素でのアドバンテージが活きた形だしね。我那覇もしっかり決めた。うんうん、綺麗だった。

オシムがリードが開いた後の集中力を戒めたようだけど、このゴールの後少し集中力を欠いたミスが出たりと、日本にあった好リズムが離れていってしまう。そして、前半のハイパフォーマンスの影響か、中村憲剛、アレックスの運動量が減り始めたことで、中盤が開き始めてチームとしても機能性が徐々に低下していく感じがあった(時間と共にという感じかな、いきなり悪くなった訳じゃない)

ここからが課題だなーなんて思ってたら、素敵なサッカーをしなくなったことを怒ったのか択捉島の海の底にいる人がでかい地震を起こして津波が起きたようで、BSが中継をカット。と言うことで僕もそれに習って端折る。その後色々あったけど……冗談です。チームの機能性が下がる中で山岸を投入するも変わらず。高松初キャップ、そして羽生と遅い印象もあったが交代策を続けていくと、劣勢は跳ね返せないモノの羽生の精力的な動き(山岸がイマイチだった)、高松の腰の重いポストや素晴らしいファーストコントロールからのシュートと良いプレーを見せて、そのご褒美のようにセットの中で高松がモンタシャリに引き倒されてPKを獲得、しかし出しゃばった闘莉王が見事に外し、4点目はならずといった感じで試合終了。まあまあ、最後はあれだったけど、非常にポジティブな印象を残す形で2006年最終戦を快勝で飾った。

就任以来7試合、数ヶ月間飛び飛びながら地道にやってきたことがチームに浸透・消化してきたのかな?と感じさせるゲーム。素晴らしい機能性を示し、その中に個々の特徴が活きていたりと、良いプレーを見せてくれたのは個人的にとても満足。このチームの可能性と課題がはっきり見えた意味でも、試合の意義としては「首位通過」やら「リベンジ」以上に大きいことなのかなぁと。長くなっちゃったので、簡単に箇条書き。

良かったこと

・献身的なフォアチェックと徹底したマンマーキングによる前方向にベクトルの向いたディフェンス

・効果的にボールを動かしながら、後ろからの攻撃参加やフリーランニングを付随させていくことで流れるような攻撃構築を具現化したこと

・機能性に加えて、アリバイ的、奴隷的にメソッドをなぞるだけでなく、個々が柔軟に長いボールを飛ばしたり、仕掛けていったりした特徴の発揮

・巻と我那覇の相互理解による関係性

・両サイドの積極性を感じるランニングの実効力

・闘莉王の攻撃センス、中村憲剛の質の高いパスセンスの融合による二つの攻撃パターンの構築

・阿部と今野のマンマーキング
*これは又今度やるつもり。A代表と下の世代で一番違うものかも知れないし、同じ守備手法を基盤に置くのであれば見習うべき所。

悪かったこと

・ペースコントロール
*これは来年に向けて大きな宿題。コンディションとか選手達のスタミナというエクスキューズはあるけど、基本あのペースで90分は無理。どこかでゲームを落ち着かせて、極端に落ちる時間をなくさなきゃいけない。ああいう時間帯は強い相手だったら致命的。

・カウンターに繋がるような細かいミス
*サッカーはミスゲームだからミスはなくならないモノだけど、ミスをしていけない状況の中でのミスは減らしたい。特に後ろからせり上がるような攻撃を売りにしているわけだから、それだけリスクがある。そういう意味でよりシビアにならなきゃいけない。カウンターケアを意識し始めたら、良さも薄れる。例えばミスが多いなと思ったら現実的なゲーム運びをするというのも選択肢としてはあっていいけど。

・運動量が減ったときの措置
*終盤、運動量が減った後はかなり劣勢を強いられ、それを跳ね返すことは出来なかったことは気になる。で、これは現実的な僕の考えだけど、エクスキューズが大きな影響を持ちやすい厳しいアジアにおいて、こういうサッカーを90分続けるのは無理だと思うので、状況に応じて戦術を切り替えてゲームをするというのもありなんじゃないかなと。特に今日みたいなゲームだったら。例えばブロック形成を主にした迎撃型ディフェンス+カウンターとかね。レッズの選手が多いわけだし、出来ないことはないと思う。選手達がピッチにいる選手達が主体的にこういう判断してこういう事が出来たら、チームにより深みが出来てくるんじゃないかなと。

まあ、こんな感じかなと。まあこの辺はオフシーズンにでもね。他にもほっぽりぱなしのもあるし、来年に向けて気になることも多いし。とにかくしっかりと方向性が見えたこと、そして選手達がタスクの奴隷にならずに咀嚼して主体的な表現が見え始めたこと(もちろん色々な意味でもっと深化していってほしい)はとてもイイ兆候だと思うので、来年も着実にチームを組み上げていって欲しいなと。

あ、選手評は又明日って事で。と言うことでとりあえずここまで。

追記:じゃ、選手評。基本ポジティブですよ。

川口能活(ジュビロ)→PKは抜きにして、ディフェンスの出来が良かったこともあって、余り守備機会がなかったけど、最後まで集中力高く、シビアなポジショニングを獲って最少失点で乗り切った。ビルドアップの起点として、空いている選手に早くと言う意識を感じた。

阿部勇樹(ジェフ)→僕は基本的に阿部っちをバックラインで使うのはもったいないと思うのだけど、コンセプトの表現という意味で阿部っちの存在がバックラインでより活きていると感じられた一戦だった。執着心を感じさせるタイトなマンマーキングで前を向かせずに起点を潰し、そしてビルドアップでは持ち前の質の高いフィード力が存分に活きた。後半、チームが消耗したときにその経験を持って何とかして欲しいかな。◎。

田中マルクス闘莉王(レッズ)→かっこつけたからには決めろよなー。まあオチを付けたことで目立ったけど、プレーの内容もポジティブに目立っていた。ディフェンスは引き出されることが数回あって気になったにしても、やはり強いし高い、安定感を感じる(これは今年本当に変わったことだと思う)で、何よりも攻撃力。得点力もそうなんだけど(初ゴールか)、組み立てるセンス、それの基盤となるパスの精度、この辺はチームの武器となっていた。中村がボールを引き出してからの展開、そして闘莉王が後ろから上がっての展開、二つの組み立てパターンはチームにとてもポジティブだと思った。

今野泰幸(FC東京)→PK献上、あれはカフタニがうまかった。でも、それ以外ポジティブ。対人能力の高さと執着心の高いマンマーキングは阿部同様高い評価をしてあげたい。そして、攻撃ね。サイドの選手との絡みが非常に良くて、イイランニングでアシストまで記録。本職じゃないけど、何故使われているのかというのを理解した良いプレーだった。◎。

鈴木啓太(レッズ)→守備に関しては相変わらず「水を運ぶ人」として広範囲に広がる中盤を走り回って、チームの秩序を担った(収縮して挟み込んだり、ボールサイドに寄せてカットを狙ったりと貢献度高い)ただ、このポジションでの安易なミスはやはり危険。難しいプレーはいらないから、きっちりと確実に(まあ沢山走ってるから酷な部分もあるけど)とりあえず髪の毛切ってこい。

加地亮(ガンバ)→抜群のパフォーマンス。質の高い運動量とオフ・ザ・ボールの質、そしてオン・ザ・ボールの実効力、共に非常に質が高く、今野のアシストを引き出したオーバーラップ、駒野のグラウンダーのクロスに入っていったダイヤゴナルの長距離ランニングなど、コンセプトを体現するを感じるランニングは特に素晴らしかった。守備もしっかり。うーん、隼磨、壁は厚いよ。

駒野友一(サンフレッチェ)→初めて左サイドでこんなにいいパフォーマンスを見た。非常に積極的なのは加地同様、非常に精力的なランニングでどんどん前に出て、中から外に流れてきたアレックスと良く絡み、加地のクロスに反応するなどボックスの中に入っていきフィニッシュに絡み、本職のワイドのスペースではアシスト。これを毎回出来ればポジションは確立出来る気がする。

中村憲剛(フロンターレ)→周囲のランニングを活かす形でパスをどんどん散らして、チームのメトロノームとなっていたかな。中長距離のフィードはいつもよりちょっとあれだったけど、自分で局面を変えたり(かわしたり、ずらしたり)、いいタイミングでの顔出しで、リズムを作っていったプレーはやはり良い。課題はバテたこと。ふろん太ではそんな風でもないから(終盤での大仕事もあるし)、代表のハイペースなサッカーに合わせることでそうなるのであれば、ペースをうまくコントロールするなりしないとね。

三都主アレサンドロ(レッズ)→イイアレックス。中から多方向に動き出すことで、ボールレシーバーとなり、両サイドでアクセントに。最前線に飛び出す仕事も見えたりと、存在感はあった。ただ、オン・ザ・ボールでも出来る選手だから、持ってからの仕事ももっと質の高い仕事があっていい。守備も頑張っていたし、オシムのサッカーへの理解は進んでいる印象。

我那覇和樹(フロンターレ)→2得点という揺るぎない結果、素晴らしい。ポストも安定(裁くタイミングのズレが気になるけど、引き出しと背負ってしっかりと収めていることが良かった)、巻との関係性も互いを意識し合ってうまく回っていたし、仕掛けるところでは仕掛けて素晴らしいミドルがあったりと、文句なし。

巻誠一郎(ジェフ)→調子自体は良かったと思う。身体も切れていたし、精力的な仕事は貢献度も高い、我那覇とのコンビも良かった、CKのヘッドも闘莉王のパスを収めてのミドルも惜しかった。ただ、純然たる結果が足りない。擁護する人に見えることだけど、過剰に貢献度の部分を賞賛するのも又良くない、何より巻のためにも。FWなんだから結果を求められるのは当然、批判されて擁護することで逃げ道を作るんじゃなくて、プレッシャー掛けて掛けて掛けて、そのプレッシャーに負けずに獲ることで、より勝負強いストライカーになっていくんじゃないかな。ストライカーはプレッシャーとは無関係ではいられない。そしてその責を負わなきゃいけない。獲れる選手だと思うので、批判は甘んじて受け入れて、結果で見返して欲しい。

山岸智(ジェフ)→動きの質も低く、疲弊したチームに刺激を与えることが出来なかった。これは対比になってしまうけど、羽生が広範囲に走り回ってレシーバーとなることでチームを活性化したのと比べると、厳しい評価は当然。個人的には展開的に長谷部で良かったんじゃないかなーと思ったけど(中村がバテてたし)今は安心して使える選手として重用しているけど、目に見える効果が出ないのであれば、判断してほしい。豊富な運動量という要素なら、鈴木慎吾とか太田の方が怖さはあると思うし(特に太田は今旬だし)

高松大樹(トリニータ)→持ち味発揮、特に羽生が入ってから手厚いサポートを受けて彼のポストが実効性を増した。あの腰の重いポスト、そしてコンタクトに強い空中戦は巻を脅かすかも(まあフォアチェックやら豊富な引き出しアクションを重視していることを考えると、そんな単純な対比にはならないだろうけど)そして何よりボックスの中での質、脅威を保っていたからこそ、過剰なファールをされたと思う(相手はアジアトップクラスのディフェンスよ)第一歩としては上々か。

羽生直剛(ジェフ)→カンフル剤としてチームに好影響。山岸があれだったので余計よく見えた。長距離ランニングを含めた引き出し、ポストワーカーへのサポートなど良かったと思う。

イビチャ・オシム(たん)→手腕発揮でいよいよチームが軌道に乗りだした感はある。今までは過剰に伝わりすぎていた感があったメソッドが咀嚼された感じで、イイ部分ははっきり出ていたし、柔軟性もそれなりにあった。そして、阿部っち、今野の起用はいいね。嵌ってる(最初懐疑的でしたよ、すまん)

采配に関しては黄色いナーって感じだけど、正直??という部分もある。今は選手間でそのメソッドの咀嚼度合いに差があるから、より理解度の高いジェフの選手を使うんだろうけど、リードもしていたし、テスト出来たんじゃないかなー。長谷部とか、前田とか。佐藤寿人もこのスタイルに馴染ませてあげればもっと出来ると思うし。まあいいけどさ。

と言う感じかな、追記おしまい。

*えーと、結構な方が訪れて下さったようで、無駄足踏ませてしまって申し訳ないです。そしていつもありがとうございます。ちょっと、ふわふわしてる状況で……言い訳はいいね。なるたけ早い更新が出来るように……、申し訳ないっす。

*で、オシムたん、隼磨はー?てゆうか、功治はー?知ってるんだからね、オシムたんが悪口イイながらも、足繁くマリを見に来て、心の裏では好きだって事は!だったらもう使っちゃえばいいじゃない。功治は黄色より結果も残してるよー?(ま、本当はジェフ時代にいじめられたから、現状の酷いサッカーを見て、心の中で蔑んでるのかも知れんが)

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