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November 01, 2006

追い風、全開@AFC Youth Championship GroupLeague vs タジキスタン

よっしゃよっしゃ、この快勝でグループリーグ突破の道が大きく開けてきたね。何となく、ワールドユースが手招きしてくれてるかのよう。追い風、全開。

AFC Youth Championship India 2006 GroupLeague Matchday2

Group C/Japan 4-0 Tajikistan @ Sree Kanteerava Stadium,Bangalore
Japan:8'&34'Y.Morishima 57'Y.Kashiwagi 68'M.Morishige

AFC Official/Match Summary

U-19日本代表スタメン:GK林彰洋(流通経済大)、DF内田篤人(アントラーズ)、槙野智章(サンフレッチェ)、福元洋平(トリニータ)[→70'柳川雅樹(ヴィッセル)]、堤俊輔(レッズ)、MF山本真希(エスパルス)、柏木陽介(サンフレッチェ)、森重真人(トリニータ)、梅崎司(トリニータ)[→80'柳澤隼(レイソル)]、FW河原和寿(アルビレックス)[→46'伊藤翔(中京大中京)]、森島康仁(セレッソ)

初戦で無事勝ち点3を積み上げたグループステージの2戦目。中1日という強行日程だけど、しっかりとこの試合で勝ち点を積み重ねて上への道を切り開きたいところ。

そんな日程もあって中盤はターンオーバー。田中亜土夢、青山隼から、梅崎司、森重真人と初戦は体調不良もあってベンチを温めた二人がスタメン。それ以外は、初戦と一緒。相手のタジキスタンにとっても、初戦敗れているだけに負けられないゲーム。

前半

せっぱ詰まった状況のタジキスタンが序盤から先制点を狙ってどんどん前に出てくるのに対し、日本は前の試合同様トップを長いフィードで早いタイミングで使う形で現実的にゲームに入る。その中で攻められる時間も合ったモノのクイックスタートから梅崎が左サイドを縦に突き進みファーに高いクロスを供給すると、これに反応した山本真希が深い位置でダイレクトの折り返し、最後は森島が中でプッシュというアウトサイドをうまく使う形でいきなり先制点を奪う。序盤から左サイドで起点を作っては突破して攻撃の流れを生み出していた梅崎の積極性が活きる形だったかな。山本真希もいいタイミングのランニングで良く折り返したし、森島もイイポジショニングでしっかりと決めた。このチームの核となるべきアタッカー達がリンクする形での先制点はチームにとっても大きいかな。

ビハインドを負ったタジキスタンは、更に攻勢を強めようとどんどんアタッキングエリアにボールを進めて攻めようとするが、攻撃構築としては粗く、日本のディフェンスラインがしっかりと対応。逆にマイボールにしてからワイドアタッカーを経由する形でカウンターを狙っていく。初戦でこのピッチを経験していただけに、ある程度ピッチへの耐性が出来たのか、バウンドボールの弾み方、グラウンダーボールのイレギュラーなどを想定にいれながらゲームをしているかな。懸念ポイントとしては、バイタルで仕掛けられてファールがかさんだりと(福元のカードは少々チームにとって痛い)危険なエリアで前を向かせてしまい、FKやらミドルで狙われると少々ヒヤッとするものはあったけどね。

ただ、初戦に比べて非常に落ち着いてポゼッションしながら攻撃構築出来ていたりと、冷静にゲームを進める日本は、攻撃に関しては積極的なプレーが目立つ。特に、梅崎の仕掛けからのフィニッシュは相手もなかなか付いていけなかったりと、異質の存在感。押し気味にゲームを進める中で、左サイドのCK、再三低く鋭いボールを志向していた山本のキックがようやくフィット、鋭いインスイングのボールはニアで反応した森島へどんぴしゃ、ファーに流すヘッドで枠を捉え、追加点!貴重だねー、素晴らしいセットプレーだった。セットに関しては日本の守備陣に不安を感じていたのだけど、良くモノにしたねー。イイキックにイイヘッド、1点目と同じく山本真希→デカモリシライン。マイクの出番が少なくなりそうでちょっと残念←ご都合主義

相手が結構間延びしていることもあって、局面的に収縮して強くプレッシャーが掛かることはあっても、ある程度余裕を持ってボールを動かし、安定したゲームを展開。その中で両サイドを深い位置まで局面打開するようなプレーも増えて、内田篤人のオーバーラップであったり、河原が外に流れてのプレーであったりと、イイ流れから決定機も(深い位置で河原が右サイドに流れ、うまいコントロールで相手をいなすと中に切れ込んでグラウンダーの丁寧な折り返し、それをボックスの中にポジションを獲っていた山本真希がダイレクトシュート、枠を捉え、GKを抜いたが、ゴールカバーに入っていたディフェンスに凌がれてしまう)結局追加点こそ奪えなかったモノの、余裕のある形でゲームを折り返す。

後半

ハーフタイムのタイミングで余り存在感を出せなかった"えなり"河原に代えて、"俺たちの"伊藤翔を投入。タジキスタンも一枚交代。前半に比べて、ボールの繋がりが悪くなり、ラインを引く事に意識がいってアプローチ不全が起きたりと、どうもバランスが崩れてしまった感がある立ち上がりだったか。その日本の受けの姿勢に対し、傘に掛かる形で長距離からどんどん強烈なシュートを狙ってきたりと、タジキスタンの積極性は衰えない(当たり前か、2点ビハインドだし)"俺たちの"伊藤翔がどうもゲームに乗れていない。

相手の勢いの前にどうも旗色の悪い日本だったがうまく右サイドからグラウンダーでリズム良く繋ぎ(内田→森島)センターサークル付近で梅崎にボールが渡ると、ドリブル発進。前には全速力でゴール前に入った柏木、左にフリーで伊藤翔、右には内田がいたが、梅崎はそれらをデコイに中に一気に仕掛けてミドル。これはDFのブロックに合うがこのこぼれ球が左に流れ伊藤がフォローするとすぐさま折り返し、既にゴール前に入っていた柏木がこれをゴールに沈めて、3点目。少々流れが悪くなっていた中で、イイカウンターから追加点を取れたのはゲームを考えても非常に大きい。柏木は決めたことも素晴らしいけど、梅崎に渡った瞬間全速力でゴール前に入っていったプレーが素晴らしかった。この辺は得点の匂いを感じられる選手という感じ。"俺たち"の伊藤翔もこれで乗れるといいけど。

前に出る鋭さはこのゴールにもあった通り柏木を中心に感じさせるモノの、相変わらずラインが低く、もの凄い音がするミドルシュートの雨あられ。受けの姿勢に入ってしまって、相手のボックスの中でのプレーが増えたりと、タジキスタンのバンザイアタックを受けてしまう。ボックス付近にラインを敷いてコースを消しながら迎撃するのはいいのだけど、中盤がDFラインに吸収されてしまうのがよろしくない、受け渡しながらしっかりとブロックを組むなりしないとね。それと、ラインのポジショニングバランスが中に寄りすぎなように見える。ただ、そんな不安もどこ吹く風、数の少ない攻撃でもゴールが訪れる。今度は相手陣内左サイド、溜めた梅崎の横パスに反応し、後ろか上がってきた森重がボックス外距離があるところから低い弾道のミドルシュートでGKを抜き、4点目。梅崎のプレーは何か起こすねぇ、彼の積極性と無謀ではない質のあるプレーだからこそ、というのがあるのかな。シュートはもちろん素晴らしい、前半もいいのが一本合ったし。福元といい、梅崎といい、森重といい、トリニータ祭り。

イエローをもらっていた福元から柳川、素晴らしいプレーをした梅崎から柳澤へと交代枠を使いながら時計を進める日本は、前戦同様終盤に足が止まり、又受けてしまう守備は改善されなかったモノの、攻撃に関しては最後まで効率のいい形でチャンスを作る。カウンターから伊藤翔がスルーパスに抜け出したり(相手のスライディングタックルに凌がれる)、左CK山本真希のこれ又素晴らしいキックに槙野がフリーでヘッドで合わせたり(枠外)と、5点目6点目と獲れるチャンスもあったかな。ゲームは不安は残ったモノの無失点で締め。決勝トーナメントに大きく近づく快勝でグループリーグ2連勝を飾った。

この試合の前にイランが北朝鮮に5-0と大敗したこともあって、この4-0という快勝は、非常に大きい価値を持つゲームとなりました。次の試合、5点差で負けなければいいという形なだけに、大きなアドバンテージを得れたと言えるのではないでしょうか。監督、選手共のコメントからはこの大勝でも浮かれることもなく、次を見据えてくれているようだし、きっときっと大丈夫。

で、正直なところ4-0は出来すぎだけど(効率よすぎる、普通はこんなに決まらないだろうなぁ……)、相手とのパワーバランスもあるにしても、この試合はそれなりに安定したサッカーをしていて、安心して見られました。梅崎が入ったことで高い位置で起点が生まれることで周囲がうまく回るようになっているし、その実効力としても非常に高いので、これから苦しいときには拠り所となれるのかなーと。攻撃構築に置いても、プレッシャーの緩いときは繋ぐ、飛ばすときは飛ばす、という感じの抑揚が出来ていたのかなと。動かし方としても、安易に近くの選手に繋ぐだけじゃなく、効果のある場所に動かしていこうという意欲を感じた。個人の要素とチームの要素、両面で充実してきたのかなと。

ただ、問題がない訳じゃなかった。特にディフェンスの仕方だよね。プレッシャーを掛けるとか、前を狙うとか、人を捕まえるとか、個人に課される部分ではある程度しっかりと出来ていると思うのだけど、グループとしてそれが余りうまくいっていないのかなーと。DFラインがリスクを怖がりすぎる余りずるずる引いてしまい、それに伴って相手のアタッカーに引っ張られる形で中盤もDFラインに吸収されて、結果バイタルにプレッシャーが掛からないことが多いのは結構な問題。ポジショニングバランス、マークの受け渡しなどを鑑みた上でのグループとしての共通意識がもう少し欲しいかなー。それと4バックのポジショニング感覚、まあこれも失点を恐れるからかも知れないけど、中への絞りがきつすぎて、サイドを見切れていないこと。これによってワイドアタッカーに広範囲の守備を敷いてしまっているかなーと。結果として無失点なんだけど、水際で凌いでる状況な訳で……と言うことがあり得るからね。まあ、無失点で締めた訳だから、あまり苦言を言うのもあれだけどね。

まあとにもかくにも、追い風が吹いてきているのは間違いない。大きなアドバンテージを得ていることで、決勝トーナメントを見据えてターンオーバーが敷けるし(これによって、出場権の掛かるゲームを少しはいい状態で臨めるし、チームの活性化も促せる)、2戦通じてピッチコンディションへのアジャストという部分でも間違いなく良くなっている(これは決勝トーナメントでも活きる。1位抜けにしても2位抜けにしても、会場は今日の会場。相手は多分、サウジかイラク)、又梅崎や内田と言った主力級の選手のコンディションがよくなっているというのも大きい。2試合をいい形で勝ってきていることもあって、勢いも得ているはずだし、少し見通しは明るくなってきたのかな。

周辺状況は整ったのだから、後は結果を残すだけ。選手達にはこの好機をしっかりと活かして欲しいなと。頑張れ、頑張れ。と言うことでここまで。

*マイク出なかったねー。残念。何となく次はスタメンっぽい予感。でもチャンスだよ、ここでセンセーショナルな活躍をして、プレータイムを伸ばして欲しいね。頑張れ頑張れ。

*"俺たち"の伊藤翔くん。まあ縦へのスピードは非凡なモノがあったけど、乗り切れない部分もあったかな。周囲に常に意識されていれば問題ないのだろうけど、引き出す動きが少し緩慢かなー。技術的にも少しぶれるところがあったりと、このゲームに関しては余り良くなかった。頑張れ頑張れ。

次は、UCLかなー。バルサ-チェルスキ面白かったねー。これは又追々(もう一回見直したい)。多分ベンフィカ-セルティックになると思う。

*コミー、キタっぽいねー。うんうん、良かった良かった。今年はフロント仕事してるねー。イイよーイイよー。コミー頑張れ、超頑張れ。

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