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November 03, 2006

10冠か、連覇か@YamazakiNABISCO Cup Final Preview

色々と思うところもあるけど、カップファイナルなんで、プレビュー的に注目点や見所なんかを。出来る限り私情は抜きの方向で。よろしかったら観戦のお供にどうぞ。

2006 J.League YamazakiNABISCO Cup The Final

11/3 14:05KickOff/アントラーズ vs ジェフ @ 国立競技場「10冠か、連覇か」

system&member
Antlers          Jef
   A.ミネイロ        ハース 巻
深井  本山  野沢       羽生
  中後  増田     山岸      坂本
新井場    名良橋     阿部  佐藤勇
  青木  岩政      水本 中島 斉藤
    曽ヶ端            岡本

メンバーは当たりません、読めません。(仮)ってことで。

今年のナビスコカップファイナルは悲願の10冠を狙う鹿島アントラーズと昨年初タイトル奪取に成功し同タイトル連覇を狙うジェフユナイテッド市原千葉(久々だな、書くの)の対戦。どちらもリーグ戦に置いては連敗中、出場停止や代表遠征などで出場出来ない選手を抱えているなど、状態としては決して良くない中でのゲームですが、こういう状況が又様々な影響を与えて、ゲームのスパイスとなったりするといいなと。

では、そんなこんなで両チームそれぞれのこと、ホットエリアとキープレーヤーなどに触れていきましょうか。

・アウトゥオリに秘策はあるか? -Side Antlers-

コパ・リベルタドーレス、そしてクラブワールドカップ。カップ戦においてもの凄い実績を持っているパウロ・アウトゥオリ。その実績に違わず、今シーズン鹿島を指揮してこのナビスコカップでも決勝まで導いたわけですが、現状のチーム状態は、はっきり言って良くなく、大きな問題も残っている。そんな中でこの名将は、この一戦に向けて、様々な頭脳を働かせ、どんな策を練ってくるのかというのは非常に気になるところ。

まず、フェルナンド、内田篤人の穴をいかに埋めるのか。決勝進出が決まった瞬間、彼らの欠場も決まり、そこからリーグを「捨てて」アウトゥオリはこの一戦に向けて彼らの不在の穴を埋めるテストを行っていたわけだけど、適任者は見つからず、その穴が目立ったり、バランスを失って著しく成績が低迷するなど、現状では答えが出ているようには見えない。様々な選択肢がある中で、どのような方向性を持ってこの2つのポジションに選手を当てはめてくるのかというのが一つ。

実際、選択肢としては非常に沢山のことが考えられる。新井場右でファビオ・サントス左で攻撃力を前に押しだす選択、そのまま名良橋を据えてバランスを重視した選択、ボランチやセンターバックの起用と絡んでくるけどカップ戦準決勝2ndLeg後半に見せた中後の右サイドバック、昨年このポジションでプレーしていた青木の適用だってない訳じゃない。この一戦に向けてスペシャルタスクを携え、それに伴ってシステムの大幅な変更だって考えられる……。この穴をどのような選択で埋め、どのような効果がもたらすのか(あるいはウイークポイントになるのか)というのは大きな見所かなと。

で、もう一つは相手を分析した上での大胆な「奇策」があるかどうか。報道では「3ボランチでカウンター」なんて言うのも出ているけど、彼がジェフをどのように分析し、チームの駒と鑑みた上でその上でどのような結論に達したのかは、やはり気になる。

ディティールとしては、豊富な運動量と献身性を前に押し出したマンマーキングスタイル、奪ったところからの切り替えの速さを活かしたカウンター、ポジションブレイクからの攻撃参加、キープや個による局面打開よりもダイレクトや2タッチのプレーを意識したプレー志向……こういう要素が見えてくるのだけど、前哨戦でも(川淵ドーピングがあったとはいえ)ジェフに持ち味を最大限発揮されての大敗を目の当たりにしている訳で、アウトゥオリも重々承知なはず。それを目の当たりにした上での対抗策というのは、色々な側面で楽しみかも。

他にも、こういうビッグゲームに向けてのメンタルマネジメントであったりと、打てる手は色々あると思う。チームは「負の波」に飲まれ、どん底といっても良い状態、その中で重要視してきたゲームで「アウトゥオリ・マジック」がどのような形で発揮されるか、大きな見所になるのかなと。

*もし、報道通りだとしたら、どういう感じになるのかな。中央は大岩政、サイドバックは新井場、名良橋、中盤に増田青木中後(ここにファビオ・サントスも?)、前はカウンターだから速くて、独力打開の期待出来る本山、深井、ダ・シルバ辺りにミネイロを組み合わせるあるかな?で、勝負所で野沢投入と。相手にボールを持たせて、一番怖いトランジッションからのカウンターの効力を消すというのは現実的だけど……はてさて

・試される「システムレス」的対応力 -Side Jef-

前哨戦ではカシマスタジアムで4-0の完勝。選手達の強い意思を感じる表情を見ると川淵氏の批判的な発言に対して発奮した形にも見えたけど、大一番で当たる相手を叩き潰したことは、主にメンタル的な要素でポジティブなのは間違いないところ。他にも、鹿島同様ジェフも連敗中なモノの、度合い的には鹿島の方が重症、ストヤノフ、クルプニの不在も鹿島もフェルナンド、内田篤人の不在があり、その答えが見つかっていない。マイナス要素も相殺されるような状況で、ジェフにはポジティブな要素が揃っているのかなと。

ただ、上記の通り、鹿島が奇策に打って出てきたとき、その奇策にしっかりと対応出来るのかというのがジェフにとっての大きなポイント。例えばマンマークスタイル。マンマークというのは基本、受動的なモノ。相手に付いていってフリーにさせないことに主眼が置かれ、FWだろうとDFだろうと責任を全うすることが求められてる。ただ、相手がどんなことをやってくるのか読みにくい中で、監督の分析にブレが出たときに、その誤差をピッチの中でいかに修正出来るのかというのは、選手達に掛かってくるのかなと。

基本的に「奇策」というのは相手の裏をかき、動揺させることで自分たちに有利な要素を増やすこと。今回のゲームに当てはめれば、誰が誰を見るのか、そういう要素が整理させないことで、そのズレを生みだすことでゴールを奪ったり、主導権を握る。そういう意味では、ジェフにとっては状況に応じた柔軟な対応をすることが求められ、そういうときにこそ、良くオシムの言葉にも出てくる「システムレス」的な思想が試されるのかなと。

まあマンマークは試合の一部で、全てに影響を与えるモノではないけれど、個人的に守備の要素を整理し、それを厳しく漏れなく出来れば、ジェフの勝機はかなり高まるのではないかと見ている。厳しく離さずマークに付き、タイトに前を向かせないぐらいのプレッシャーを与え、予測と読みを反映させる形でインターセプト出来るようになれば、ジェフはゲームを掌握すると思うからね。逆にルーズになれば、危ないことになるとも思っているけど。そういう意味で、システム的な要素抜きにしてジェフの選手達が鹿島の奇策に対しピッチの中でアジャストして対応出来るか、そしてマンマーキングの質の向上によってゲームを掌握出来るか、そんな部分が注目かなと。

*これで奇策に出てこなかったら、これ台無しだよね(苦笑)ただ、マンマークに関しては色々なところが作用すると思う。そのシステム的、選手のポジショニング的な兼ね合い以外にも、個の力量差(特にオン/オフ・ザ・ボールの質とマンマークにおける機動力と集中力)、コンディショニング(これは重要)、メンタル的な要素(抜かれることに怖さが出れば、タイトに付けなくなって、自ずと前を向かれてしまう)、ゲームに置ける小さな縮図と言えるのかもね。

・ホットエリア、ホットプレーヤー

まあスタメンがわかりにくいこともあって、予測でしかないのだけど、この辺は熱くなるのかなぁという要素を。

犬/攻→鹿/守
HotArea/サイドの裏のスペース
Player/山岸智

鹿島の右サイドバックの起用が定まっておらず不安定な要素が垣間見えていること、基本的にオーバーラップ後の切り替えの遅さがあること(起用される選手にもよるけれど)、ポジショニングとして鹿島の4バックは中重視でサイドは捨てる絞り気味の形を取ることなど、比較的ワイドアタッカーにはそれなりにスペースが与えられる事が多いのかなと。そんな隙を、オフ・ザ・ボールの動きが非常に巧みで意識の高い山岸が突くことで、ここを蜂の巣にする可能性があるのかなと。実際、巻やハースを見ながら、こういう選手が飛び出してくると急ごしらえのバックラインは揺らぎやすいし、ね。後は、もし左サイドバックがファビオ・サントスで出てきたとしたら、水野の局面打開力が活きてきそう。彼をサイドバックに置くことは諸刃の剣過ぎるからね。

鹿/攻→犬/守
HotArea/アタッキングサード全般
Player/深井正樹

報道通りカウンター中心の戦いになるのか、スタンダードな戦い方をするになるのか、微妙な部分もあるのだけど、カウンターであれば裏を取るスピード、普段通りであればマークを外すクイックネス溢れるオフ・ザ・ボール、ポジションチェンジ、局面打開力、こういうモノを備えている深井がキーになるのかな(もちろん、柳沢やダ・シルバ辺りにも言えるのだけど)彼がスタメンかどうかは分からないけど、こういった特徴を兼ね備える選手なだけに、その特徴を発揮する形でマークのズレを生みだし、局面的な数的優位を作り出して、相手にイレギュラーな対応を強いることが効果的かなと。ましてや、そういう穴を見つけては塞ぐことでジェフの防衛戦を死守してきたストヤノフがいないから、危機的状況になったときジェフが綻びを見せる可能性は大きい。エリアとしては特にないけど、やはりゴールに近い場所かな。カウンターであればやっぱりラインの裏。

ちょっとやっつけっぽいけど、まあゲームのお供に。とにかくこのナビスコ決勝はここ数年非常に白熱する展開で、各チームのサポ以外でも熱くなるようなゲームが多いだけに(だからこそスタジアムは常に満員なんだろうし)、今年の決勝も熱いゲームになって欲しいなと。予想?読めないねー。と言うことでここまで。ちゃんとフラットに出来たかな?本心?聞くな。

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