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October 28, 2006

淡々と惨敗@J1 第29節 サンフレッチェ vs Fマリノス

まざまざと突きつけられちゃったねー、現実を。メンタル・肉体両面でのコンディション、戦術的な相性、ゲームのエクスキューズ、様々な側面で嵌る試合があったり、嵌らない試合があるのだろうけど、嵌らない試合となるとこうなっちゃうんだろうなーと言う感じ。淡々とゲームをして、淡々と負け。

2006 J.League Division1 第29節

サンフレッチェ 3-0 Fマリノス @ 広島ビッグアーチ「淡々とした惨敗」
Sanfrecce:13'&74'ウェズレイ 50'佐藤寿人

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、那須大亮、中澤佑二、MF河合竜二、上野良治(→78'狩野健太)、田中隼磨(→63'山瀬幸宏)、ドゥトラ、FW久保竜彦(→70'大島秀夫)、マルケス

サンフレッチェスタメン:GK下田崇、DF森崎和幸、戸田和幸、盛田剛平、MF青山敏広(→89'中里宏司)、駒野友一、服部公太、李漢宰(→74'高柳一誠)、森崎浩司、FWウェズレイ(→86'上野優作)、佐藤寿人

試合展開

立ち上がり、細かいパスコンビネーションでサイドを押し込み、その中で両サイドから1度ずつ決定機を作り出すが決めきれず。徐々にサンフレに押し返されると、その中でウェズレイに距離のあるところからのFKを直接ねじ込まれて先制を許す。その後反撃しようとするが、耐性が出来たサンフレディフェンスはチーム全体でバランス良くゾーンを組んで出所を完全に捕かまえては潰すという形で、Fマリノス攻撃陣を完全に沈黙させる。Fマリノスの攻撃は相変わらずドアが壊れるんじゃなかろうかと言うほどのノッキングを見せるなど閉塞感溢れるオフェンスに終始、フィニッシュにさえ持ち込めず。前半終了。

後半、狙い所をチーム全体で共有して攻めていこうとするが、それがピッチの上では表現出来ず。CKから那須が合わせたボールを下田にセーブされると、ここからカウンターに発展。切り替えに置いて完全に後手を踏み、ウェズレイに収まると一気に突破されエンドライン際から折り返され、最後はゴール前で完全フリーとなった佐藤寿人に押し込まれて追加点献上。2点ビハインドとなって、ベンチは重い腰を上げるが、隼磨→幸宏で4-4-2にチェンジ、覇気なし久保→大島という交代策も閉塞感を打開するには至らず。逆に前掛かりなバランスを保つためのフレキシブルな切り替えが伴わず、駒野のダイヤゴナルなフィードが(対応の甘さもあって)ボックス内に走り込んだ服部に繋がり、マイナスの折り返しを最後はウェズレイに沈められ、3-0。終盤には上野→狩野の交代も焼け石に水。サンフレがチームで取り組み続けたポゼッションにちんちんにされながら試合終了。全くいいところなく、惨敗を喫し、サンフレッチェにとっては残留に向けて大きな勝ち点3を手に入れた。

先制点を奪われて、ある程度守備に重きを置かれると、このチームは本当に脆い。拙い攻撃構築能力では相手を揺さぶることが出来ず、キーマンが封じられれば何も出来ない。ミスからボールを失っては切り替えで後手を踏んでカウンターで沈められる。点差が開き、集中力を欠き、諦観的で緩慢な動きも相まって、ビハインドメンタリティさえ発揮出来ずに気づいたらゲームが終わっている。典型的な負けパターンのゲームでしたね。「これぐらいこっぴどくやられれば逆に膿が出ていいや」と言う感じかな。

ただ、糧にさえしていないのが現状でもある。こういうのは昨日今日の問題じゃない。ここ数シーズン、ずーっと抱えている課題だからね。閉塞感溢れるビルドアップ、動き出し全般に問題を抱えスペースを消されると何も出来ないオフェンス、ゲーム中の修正能力に欠けるグループディフェンス、持続性のない集中力、フレキシブルな切り替えや運動量の欠如、判断力や予測力、局面に置かれたときの工夫など「思考停止状態」が多すぎる低レベルな意識、やったりやらなかったりムラがありすぎるメンタル。戦術的な問題であったり、選手達の根本的な意識の問題であったりするわけだけど、これだけ問題を抱えていたら、安定した戦いをして勝ち続ける事なんて出来ないのも当たり前なのかも知れない。

一番の問題は、こういう状態を看過し続けて、ほったらかしにするFマリノスという"組織"。課題を直視して、問題点の改善に取り組むべきなのに、目を背け、修正が一向に施さず、問題を放置する。てゆうか、今日のように明らかに手を抜いている試合があること自体がそれを証明していると思う。簡単に言えば、惰性的でぬるま湯、弛緩の極み。自浄作用がなさ過ぎるんじゃないかなと。

普段なら怒らなきゃいけないゲームなんだけど、個人的には結構淡々としています。天皇杯は別にして、リーグに関しては鹿島にリベンジを果たした今、若い選手を育てたり、こつこつと修正を重ねて抱えている課題を少しでも消化する努力などをしながら来期に繋げていって欲しいという希望しか持ってない。でも、一つだけ言いたい。こういうゲームも消化ゲームにしないでほしい。チーム再建の糧としなきゃ、いつまで経っても低迷は抜け出せない。サポに感謝しているのならひらひらと手を振ったりポーズ的な拍手ではなく、ピッチ上のプレーで示して欲しいなと。頑張れ頑張れ。

と言うことで、ここまで。選手批評しろ?やだよ、罵詈雑言にしかならないもん。

*サンフレな人は気持ちいいゲームだっただろうね。相性の悪い相手に両エースの素晴らしいゴール3発、内容的にもある程度現実的にゲームを進めながら、表現出来るところでは自分たちのサッカーをしっかりとして、相手をちんちんにした。苦しみながらことこと煮詰めてきたペトロヴィッチ監督の意欲的なコンセプトはこのチームに確実に実になっているような気がしました。戸田を中心にした柔軟な対応の変化(マンマーキングをしながらラインを深く保ったり、上げてプレスを掛けてみたり)、終盤のFマリノスのズレズレのプレッシングの完全にちんちんにしていた質の高いポゼッションは敵ながら見事でしたな。しかし、ウェズレイはこんなに頑張ってるのにマry)、じゃなくて佐藤寿人はイイ動きをするのに久bry)、じゃなくて青山はゲームを読みながらしっかり動くのに良hry)あーもう。

*采配について。4バックにしたいならビハインドなんだからセンターバック一枚削れ、クロスはワロスだけど、勇蔵より隼磨の方が動きの質含めて攻撃に関しては遙かに期待出来る。期待しているのは分かるけどで久保はちょっと状態が悪すぎる(ハーフタイムで交代だよ)上野は前からプレスが掛かってある程度組織的にプレッシャーを掛けてある程度狙える中じゃないと、ディフェンスではほとんど貢献出来ない(守備は怖いけど、ちゃんと動く大ちゃんや吉田の方がいい。前への意思、切り替える意思のない選手がいるのはチームにとってマイナス。ボランチの選手なのにサボりすぎ)若い選手をこのカオスの中に放り込んでも何かを期待するのは酷。チームに置ける競争原理の正常化を、現状では能力よりもモチベーション。対策はズレズレ、出所抑えたいなら、もっと前からプレッシャー掛けさせなきゃ行けないし、相手の布陣に対して、ゲーム中に微調整出来るほどマリの選手は頭良くないし、考えてサッカーしてないのだから、監督が整理しないと。整合性をしっかり付けないと。小手先だけじゃ無理だよ。

*TVKにて、J2昇格争い見てます。もの凄い事書いてイイ?Fマリノスより良いサッカーしてるんじゃない?質云々は置いておいて、真摯にサッカーをしてる。同じおっさん軍団でも、はっきりとしたコンセプトを完遂であったり、チームのためにハードワークを惜しまない姿勢は、厳しいプロ集団と感じるよ。今やったら4-0にはならないだろうなぁ……。

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Comments

こんにちは。

前節のコメントにいただいた返事の悪い予想が当たってしまったという感じでしょうか。。。ズルズルとやられてしまったようですね。敗戦を糧に次につなげて欲しいのですが、このままだと天皇杯もいつものクセで・・・。いいサッカーを見せてもらえて、結果と来年に繋がるものをもたらしてくれないかな~と期待して三ツ沢に行くことにします。

Posted by: ヨコ | October 30, 2006 at 12:30 PM

ヨコさん、こんにちわ。いやー、やられちゃいましたねー。

まあ、これだけの完敗だと逆にすっきりして(苦笑)
サンフレの狙いにびったり嵌ったゲームでしたね。
ああいう形になると現状のチーム状態では厳しいですね。

「惨敗」とか「完敗」ってポジティブに考えれば、
悪いところが全部出て、チームの課題がさらけ出されるもの。
そういう部分を捉えて、次に繋げてくれればいいなぁと。

天皇杯行くのが怖いです。
愛媛は第4クールJ2トップとノリノリの状態のようで。
サンフレユースの子達が長いシーズンの中で沢山の経験を積み、
成長してきたんでしょうねー。
舐めるわけではないですが、こういう相手に対して若い選手を
対峙させて欲しいナーと思ったり。同じような年代の選手が、
経験や自信を積むことでこうなるんだよというのを見たら、
安穏としていられないと思いますし
(逆に、凌駕するぐらいのプレーを見せてくれるとイイですが)

だいぶ後ろ向きで申し訳ないです。
実はここのところ、予想がズバズバ当たってて、
しかもマリにはネガティブ。凹みます(苦笑)

ではでは。

Posted by: いた | October 30, 2006 at 11:16 PM

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