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October 03, 2006

当然の報い、手抜きの罰@J1 第25節 Fマリノス vs ジュビロ

「手抜きしてるから勝てねーんだよ!」

試合後、挨拶に来た選手達にバクスタ2階席からこんな声が飛んだ。その言葉が正しいかどうか、試合を見ていた人なら分かると思う。相手に対する敬意を欠いて真摯な姿勢で試合に臨む姿勢がなく、集中力を感じない安易で都合の良いプレーばかりをして、楽に勝とうとしていた。

そんな選手達に待っていたのは、ロスタイムの劇弾。当然の報い、手抜きの罰。この負けの意味は重いよ、とてもね。

2006 J.League Division1 第25節

Fマリノス 0-1 ジュビロ @ 日産スタジアム「当然の報い、手抜きの罰」
Jubilo:89'前田遼一

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也"ボールの軌道見ろ!"、DF中澤佑二"まだ後遺症ですか?"、松田直樹"ポジションを忘れた夢遊病患者"、栗原勇蔵"集中、しゅーちゅー"、MF上野良治"我関せず"、河合竜二"難しいこといらないから"、田中隼磨"自陣でのプレーセレクト考えろ"、ドゥトラ"逆サイ、逆サイ!"、奥大介"アイデアはどこに行っちゃったの?"(→56'坂田大輔"動き出さないと崩れませんから")、山瀬功治"幸運の赤いスパイクも枠に飛ばず"(→83'山瀬幸宏)、FW久保竜彦"飛べ、競れ、走れ、ちゃんと打て"(→67'吉田孝行"せっかくのメモリアルゲームだったのに")

監督:水沼貴史"もう選手に任せるのはやめて。DFにFKなんておふざけもやめて。カウンターの実効性上げて。ミドルじゃなくてアタッキングサードの崩しの意識を持たせて。サイド中心で坂田と吉田の2トップとかあり得ない。ハーフタイムで悪いところを修正して。締めるところはしっかり締めて。馴れ合いいらない、厳しくいこーぜ"

ジュビロスタメン:GK川口能活"この日に限って降りてくることねぇだろ"、DF鈴木秀人(→78'犬塚友輔)、田中誠、金珍圭、服部年宏、MF菊地直哉、ファブリシオ、太田吉彰、上田康太、FW中山雅史"やっぱり偉大だよ、あなたは"(→59'カレン・ロバート)、前田遼一

前置きしておきますが、今回お茶を濁すようなことはしないよ。この試合は苦言しか書いてないからね、読みたくない人はブラウザ閉じちゃうとイイよ。

相手云々の前に、やることをしていないというのが目立った試合だった。監督のコメントによれば、リカバーに失敗したのかコンディションが思った以上に悪かったらしいけれど、その影響かどうかは別にしてピッチの中の選手は小さな事を省いて安易なプレーで相手を凌駕しようという姿勢があった。水沼体勢が始まって一ヶ月、危機的状況の中で与えられた刺激によってこのような甘ったれたプレーは見られなかったけれど、時間による慣れ、出た好結果からか、刺激が薄れ、このような横柄なプレーが又顔を出し始めてきたというのが素直な感想。その数々の温いプレー、箇条書き

・明らかに減った前線のハードワークとアプローチ

・コースの限定も出来ていないのに、ワンサイドカットや飛び込みによる一発で奪おうとする安易なディフェンス

・安易にオフサイドトラップで相手を絡め取ろうとし、セルフジャッジでマーキングする意思もなく、後ろから追うという姿勢なきマーキング

・周辺事情を鑑みずに、自らの都合の良い判断による適当なプレー

・反省や修正がないというのを露呈した稚拙なアタッキング・サードの質

セルフジャッジで勝手にプレーを判断し、プレーが続いているにも関わらずに審判へと抗議する行為

・ボールを奪われた責任を全うせずに、天を仰いでる事が多く、周囲の選手の多くが必死に追わずに後ろの選手に責任を押しつけていること

・疲労からボール関与意識が薄れ、誰も次のパスコースを作ろうとしないビルドアップ

・疲れて走らなくなり、切り替えの意識さえ持たずに人任せにする姿勢

・周囲の意図を汲むことをせずに、チームとして、グループとして、意思疎通や信頼関係がなく、単なる"11人の集まり"的なプレー

はっきり言って、このゲームに置けるFマリノスのプレーは勝者に値するモノではなかった。ホームということもあってペースを握り、不安定な守備ながら中山やカレンといった選手の決定機を哲也の奮闘もあって無失点で凌ぎ、相手のミスもあってチャンスも来ていたけど、大元の所で勝者に相応しくなかったということ。ジュビロも決して良くはなかったけれど、最後まで試合を無下にすることなく、走り、守り、自分たちのプレーをし続けた。そういう部分が差となって最後のスコアに表れたのかなと。ジュビロは真摯な姿勢で最後まで走り、パスを紡ぎ、丁寧にプレーして、最後には素晴らしいプレーを出したからね。

で、そんな酷い試合の中で一番最低だった選手は、Fマリノスのキャプテンであり象徴とされる選手のプレーだった。これははっきり書いておく。

・Fマリノスの象徴に思う

このゲーム、キーとなるプレーとなったはやはりPKのシーン。元同僚である川口能活と11mの距離で対峙し、結局決めきれずに先制点のチャンスを不意にしてしまった。ここから、Fマリノスは敗北へと一気に進んでいった。

ただ、PKが決まらなかったこと自体はそんなに大きな事じゃない。これまではしっかりと決めていたし、全てが決まるわけじゃい。誰もが外すこともあるし、対峙した能活の集中力は抜群なまでに高まっており、読みもセーブも素晴らしいモノだった。ただ、PK云々は別にして、その後のプレーは最低だった。自分の仕事を放棄して感情に赴くままに自分勝手なプレーをし、ポジションの概念など何もなく夢遊病のようにピッチを漂って戻らず、高いポジションを獲っているのに動き出しなど皆無で効果的なプレーはほとんど見せれず、そして最後はその失点の小さくない原因とまでなった。

ただ、このPKの前から、この日の彼は、どこかおかしかった。序盤は集中しているように見えたが、ナイーブな判定に対し徐々にナーバスになることによって、プレーがどんどん粗くなる。プレーが続いているにも関わらずクレームを付ける、その間にチームはピンチを迎えているにも関わらず。そして溜めたストレスをぶつけるように粗いプレーを続け、モチベーションの低さからか周囲の状況を鑑みずに横柄なプレーを続けていた。そして、あのキープレーで完全に我を忘れ、チームに課された役割を放棄した自分勝手なプレーに走った。

もう優勝という目標からは遠く離れ、かといって降格に対する危機感とも離れていることを考えれば、この一敗はさして大きなモノではなく、ここまで問題にするべきではないのかも知れない。てゆうか、一介の選手であれば、ここまで糾弾もしない。でも、こういうプレーをしたのが、Fマリノスの象徴とされる選手で左腕にキャプテンマークを巻く選手だからこそ、大きな問題があると思う。

彼はチームにとってとても大きな存在で、とても強い影響力を持つ選手。彼がチームを牽引するような素晴らしいプレーを見せて勝利に導くようなことがあれば、チームは乗っていくし、サポーターも望外の喜びに浸れる。チームはポジティブな空気に包まれる。でも、今回のようにネガティブでセルフィッシュなプレーでチームを敗北に導くようなプレーをした時は、チームの勢いを削ぎ、思った以上に大きなダメージを負わせてしまう。こういう要素をはらんでいるからこそ、大きな問題なのであって、そこに伴う責任があるというのを自覚してもらわなければ困る。

確かにチームの象徴であり、替えの効かない選手であることは否定しないけれど、あくまでも自分のためにチームがあるのではなく、チームのために自分がいる。いくら象徴だろうと、このゲームのような自分勝手なプレーは許されない。何よりも大きな期待や信頼を寄せている監督、チームメイト、そしてサポーターに対しての裏切り行為だと言うことを今一度自覚して欲しい。

チームのために身を捧げてくれるからこそ、「象徴」なんだよ。相手の39歳の象徴を見習ってくれ。ねぇ、頼むよ。

*これは前々から問題になっているけど、彼が暴走した時に誰もいさめられず止められない事も又問題だよね。プロ同士ならチームのためにならないことはびしっと言って当たり前。こういう事が出来ていないから、こういう事が起きる。それとも、何?彼に何か言ったらいじめられたりするわけ?

*監督もそう、これで2回目。チームをオーガナイズするのが役割なんだから、こういう勝手を許しちゃだめでしょ。無法地帯にしてしまうのは監督の責任でもある。上にも書いたけど、馴れ合いでやってもらっては困る。締めるところは締める、やらせるところはやらせる。チームバランスが崩してまで、リスクを冒すつもりなんてなかったのでしょ?

まあ、これを取り上げたけど、他の選手も酷かった。

佑二、あんなにゆるいプレーする選手じゃないでしょ、周囲との関係含めて、もっとしっかりしてもらわなきゃ困る。ラインは構わないけど、人をゆるく見すぎ。捕まえるところは捕まえて、最後まで追わないと。代表のショックによる後遺症、それに伴う代表引退云々というのもあるのだろうけど、マリで一番の高給取りなんだから。

上野、またもや電池切れですか?ベテランで多くは求められないとはいえ、明らかに後半動きが落ちすぎ。切り替えという言葉はないのですか?ウォーキングする選手をピッチに置く余裕はないよ。代えない方に問題があるのかも知れないけど、それでももう少し姿勢というのを見せて欲しい。裁ける選手は良治たんしかいないのだから、もっとボールへの関与意識も欲しいし、とにかく3列目での仕事をもっとして欲しい。前に上がった後の仕事は2の次。

坂田、あれだけのカウンターのチャンスがあったのに一度も良い形で引き出せなかったのは明らかに坂田の動き出しの質が悪く、思慮深い狙いがなかったからに他ならないよ。守備に置いてある程度免除されてたなら、もっとアグレッシブに、そして狙いを持って相手を揺さぶるような動き出しをしないと。一回動き出して出てきませんでした、でおしまいじゃいつまで経っても偶然のゴールしか獲れないよ。

久保、頼むからちゃんと仕事してくれ。浮き球競らない、身体寄せない、フォアチェック追わない、ボールコントロール粗く、シュートチャンスでもインパクトミス、コンディションの問題もあるのだけど酷すぎる。惰性的に起用した方にも問題はあるけど、ちょっと酷いよ。感覚的に優れていることは知ってるけど、ストライカーとして決めないと。

とかね……。まあもちろん悪いプレーじゃなくて、良いプレーもあったんだけど、まあそれも今までに比べたら明らかに少なかったから、取り上げるほどではないかな。及第点上げれるのは哲也と隼磨ぐらいかなぁ……(二人ともミスはあったけどね)まあいいや、とにかく切り替えるしかない。反省して、修正して、積み上げてと、糧にしていって欲しい。同じ事を繰り返すのはもう見たくないし、同じ事を繰り返していては、又悪魔が口空けて待ってるよ。もう、お願いだから。ということでここまで。あー気分ワル。

*ここからは普段の追記ゾーン。小さい時にしてると意味ねー。で、ジュビロのことは上に入れ込む余裕がなかったので、軽く。よくなかったし、Fマリノスを勝たせようとしてるのかと思ったほどミスが多かったけど、抑えるところは抑えていたなーという感じ(Fマリの質が低かったというのももちろんあるけどね)特にボランチは素晴らしかったかな。ファブリーズが山瀬に対して非常に厳しく見ていて山瀬の局面打開をほとんど許さなかったし(攻撃面では裁いたり、運んだりと、チームのヘソの所で起点となっていた印象)、コンビを組んだ菊地も広範囲に動き回って、顔を出されてなかなか数的優位を作れなかった。(攻撃面でも存在感を見せ、イイ飛び出しを何度も見せ、アシストもこなした。中山の決定機に繋がるダイレクトパスも見事)こいつらいなければなー。注目してた攻撃面は、スペースを消しながらしっかり狙えている時はほとんど怖さを感じなかったのだけど(ジュビロの攻撃は走り屋太田以外のパターンはほぼ楔を経由してる。この辺は伝統かもね。楔を切れれば攻撃の半分は壊せる。それなのに後半になってその意識が減ったことで危ういことになった)マリのDF陣が勝手にバランスを崩してからは、動き出しの面では優秀なところが見えた。39歳中山雅史恐るべし。前田はそんなに良くなかったけど仕事されちゃったし。これでリーグは4連敗らしいから、何となく苦手意識。

*てゆうか今回はこっちを勝たせるべきなんじゃないの?せっかく人間力をお星様にしてあげたのに。恩義が足りない。

*とりあえず言えるのはジュビロサポは早く帰れ、前田が挨拶したらすぐ帰れって思った。こういう感じで空気読まないから、いらぬ事件が起こるんだなーと思ったり(随分昔の話で今更だけどな)やるならホームでやりなさいよ。

*てゆうか、ロスタイム付近での失点が今期5度目だそうな。コンディションの問題も相変わらず多すぎ。お家芸ですな。

*思いっきり、メンテナンスのこと忘れてたので、更新出来ませんでした。申し訳ないっす。ココログFuck!

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Comments

>思いっきり、メンテナンスのこと忘れてた
>ココログFuck!

自分が忘れてたことをココログのせいにするとは…

「手抜きしてるから書けねーんだよ!」

Posted by: hapyやん | October 03, 2006 at 06:49 PM

気分を害してしまいましたか?

申し訳ないです、ココログには謝らないけど。

嘘です、これからは気を付けます。

Posted by: いた | October 03, 2006 at 11:23 PM

いたさん、苦言の更新、お疲れ様です。

観客にはキツイ試合でしたね。出来の悪さに文句も出ませんでした。もういっそのこと来年に向けてバーンと大ナタふるっちゃってほしいとも思います。そのほうが負けたとしても納得がいくような。来年いない選手、コンディションの悪い選手は積極的に外して、若手にチャンスを与え、戦力として育てていくモードにチェンジしても・・・。(いや、やっぱり、勝たないと納得いかないかなぁ)。とはいえ、アウェイで上位イジメのチャンスもあり、そう簡単に順位を下げるわけにもいかず、監督もツライところでしょうが引き締めるところは締めて、ピリッとした試合をしてほしいですね。(ホームでこそそういう試合をやれ!というのが本音ですが)。次のホームは因縁の鹿島、試合だけを考えれば今年2勝1敗ですからアウェイで修行してホームでいいところを見せて、「お願い!」という気持ちです。

新加入選手が1人発表されましたね。ユースにも良い選手が多くいるようですから、フロント、監督は才能ある若手を逃さないように!そして、入る選手がいれば出て行かざるを得ない選手もいるわけで・・・、少し残念でもあります。何と早いストーブリーグネタでしょう。フロントのカムフラージュでしょうか?

Posted by: ヨコ | October 03, 2006 at 11:49 PM

ヨコさん、こんにちわ。レスが遅くなって申し訳ないです。

苦言はしたくないんですけどねー。でも、基本的にマリは甘いんで、少しでも厳しく見る形を分かってもらえればと。てゆうか、あのゲームでコールはないでしょ。

まあ難しいところですよね。考えてみたら、若い選手でも現状でトップチームの起用に耐えれる選手は狩野とマイクぐらい。来年いない選手を外すというのは同感ですけど、それを誰が判断するのか、貴史さんが来年継続するのかという含めて曖昧な部分もありますし、難しいところですね。てゆうか、現状でスタメンで使われている選手はみんなクラブとしては更新するつもりがあると思いますし……。勝つ勝たないという部分では賞金というのも絡んできますし。

ただ、現状では上位クラブには勝てないと思います。でも、糧としないわけにはいかないし、今のクラブにあるゆるい雰囲気、反省しない姿勢は排除して欲しいところです。内容的に積み上がらないのは本当に良くない事。それを監督自身が自覚して欲しいです。しっかりと積み上げて、鹿島戦に臨んで欲しいですね。てゆうか、アウェーでも勝って帰ってきて欲しいですが。

そうそう、取り上げてませんが、山本郁弥くん。鵬翔の選手は鹿島の増田やコオロキを見ても、完成度の高い選手泣きがして今から楽しみです。ドリブラーは少ないですし(まだ未見[というか見た事あるのかも知れないけど覚えてない]なので何とも言えませんが)

まあ戦力外の選手や移籍する選手も応援するのが僕のスタイルですから、他の選手も頑張って欲しいです。今年は何となく、リストラが多めにあるんじゃないかという気がしてますが……はてさて。まあまず「Win Back The Champ」とぶちあげたフロントが責任とるべきですよ。監督の首切りで責任を取り終わった訳じゃないですから。

長くて申し訳ないです。ではでは。

Posted by: いた | October 05, 2006 at 04:48 AM

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