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October 30, 2006

滑り出しは現実的に@AFC Youth Championship GroupLeague vs 北朝鮮

とにもかくにも勝って良かった。カレーに祟られたのか体調不良とかが伝えられていたけど、ワールドユースに繋がる大会の初戦、何としても結果が欲しかったゲームだったからね。こういう体験を通じて逞しくなっていって欲しいな。

AFC Youth Championship India 2006 GroupLeague Matchday1

Group C/Japan 2-0 DPR.Korea @ Sree Kanteerava Stadium,Bangalore
Japan:34'K.Kawahara 82'Y.Kashiwagi

AFC Official/Match Summary

U-19日本代表スタメン:GK林彰洋(流通経済大)、DF内田篤人(アントラーズ)、福元洋平(トリニータ)、槙野智章(サンフレッチェ)、堤俊輔(レッズ)、MF山本真希(エスパルス)、田中亜土夢(アルビレックス)[→78'柳澤隼(レイソル)]、青山隼(グランパス)、柏木陽介(サンフレッチェ)、FW河原和寿(アルビレックス)[→85'青木孝太(ジェフ)]、森島康仁(セレッソ)[→70'ハーフナー・マイク(Fマリノス)]

ワールドユースに繋がる重要なアジアユース。この大会のベスト4を確保し、ワールドユースの出場権を獲ることは至上命題。そのために多くの遠征や強化合宿を経てきたわけだしね。

ただ、開幕戦前にはインドの環境に洗礼を浴びるかの如く、内田篤人、森重、マイクと言った選手が腹痛に、エース格と目される梅崎も風邪を引いたりと、コンディション的にはばらつきがあるか。相手の北朝鮮は、U-17のアジア選手権で世界への道を絶たれた相手。早熟な選手が多く、フィジカル的には少々見劣りするか。いきなり正念場と言うことになってるらしい。

ちなみに会場は、つい先日アジアカップ予選でA代表が試合をしたスリー・カンタレーバ・スタジアム。そう、照明が消えたり、犬が入ってきたり、芝がぼこぼこでアジャストしきれなかった、あのスタジアム。3戦連続でこのスタジアム。

前半

ピッチコンディションへのアジャスト、チームの機能性、選手個々の局面に置ける差、コンディション、様々な要素が気になったが、開始早々左サイド浅い位置からのFKを、河原がうまくDFの隙を突いてヘッドで狙ってファーストシュート(枠を逸れる)と、いきなりチャンスを迎えたりと悪くない立ち上がり。ボールを丁寧に動かしながら崩すと言うより、長いフィードでビッグマンを狙い、そこから派生するセカンドボールを拾っていくことで攻めていこうという狙いが見える。ディフェンスに関しては前から切り替え速くアプローチを掛けることで相手にプレッシャーを掛け、そこから苦し紛れに出る縦へのボールを前で狙う形なのかな?ラインのばらつき、乖離するMFとDFの距離感など、気になる部分もあるが、とりあえずは落ち着いてゲームに入れた感。

その中で、ピッチコンディションに対してのアジャストには苦労。不規則にボールが跳ねるピッチの前にコントロールがぶれたり、パスのズレたりと軽率なミスが目立ち、簡単にボールロストしてはシンプルに速い攻め込まれては鋭いクロスで狙ってくる北朝鮮のアタックに少々肝を冷やすシーンも。ただ、そういった中で切り替えの意識を伴った前線からの速いフォアチェックをスイッチにした前を狙う姿勢、局面での戦う姿勢といったディフェンスに対しての意識をしっかりと保っていたこともあり、相手にも決定機は与えない。

前線になかなか収まらず、セカンドボールもなかなか拾えずと、散発的に山本真希のミドル(素晴らしいシュートだったがGKのスーパーセーブにはじき出された)、森島の高さを活かしたプレーぐらいしかチャンスを作れない中で、北朝鮮のセットから危ないシーンを作られたりと(ファーに流れた選手を捕まえきれず、林の判断ミスも相まって、走り込まれてヘッドで狙われるも、林が何とかセーブ)と、相変わらずドタバタ。しかし30分過ぎになって、徐々に大きくボールを動かす形でサイドチェンジしたり、サイドバックがオーバーラップするなどのプレーが出始めるなど流れが良くなり、その流れの中で相手のミスを突く。スローインからの展開、後ろに戻そうとしたパスがミスとなって森島に渡ると簡単に左寄りにポジションを獲っていた河原へ、日本選手が次々ゴール前に入っていく中で、プレッシャーのない状態の河原は中に切れ込みながら右足でインスイングの速いシュート!これが枠を捉え、GKの対応を許さず。これが決まって先制点!相手のミスをシンプルに突く形、それにしても素晴らしいシュート。コース、スピード、共に文句なし。この後、交代してきて攻勢を強めてきた北朝鮮に押し込まれるシーンがあったモノの、前半アドバンテージを持って折り返すことに。

後半

ビハインドの北朝鮮は、より個のテクニックを前面に出す形でゲームに入ってくる。その仕掛けにより、いきなり右サイドから局面打開されてボックスの中に入り込まれたり、左サイドをするするっと抜かれてミドルを打たれたりと、少々その仕掛けに対して気圧されるような立ち上がり(対応が少々緩かったかな)。ただ、相手が前掛かりになってきたこともあって、前半に比べてシンプルなフィードやテクニカルな繋ぎからスペースを突く飛び出しなど、相手を揺さぶるような形が出てきたりと、攻撃に関しては悪くない。

徐々に焦りが出てきたのか、プレーが粗っぽくなり始めるが、日本としては変に熱くならず、相手の仕掛けに対して粘っこく対応し、カウンターから隙を狙う形を継続。冷静にアドバンテージを守りながら、ゲームを進めていく。その中で素晴らしいプレー、福元の精度の伴ったフィードを河原がうまく自分のボールにすると、GKの位置を見て早いタイミングでシュートに繋げた。ボールは浮いていたが、相手の状況がよく見えて、しかもシュートも鋭いモノで枠に飛んでいれば決まっていたかな。

北朝鮮が個人技で切り崩そうとし、日本がそれを対応しながらスペースを見いだしてカウンターで突くと言う展開の中で、日本は初めての交代。足を痛めたっぽい森島に代えて腹痛マイクを投入。時計が進むと共に中盤の運動量に翳りが見え始め、攻→守の切り替えが遅れてしまったりするシーンが見え始めるモノの、バックラインはしっかりと集中を保つことで失点は許さず。その中で、これまた足を痛めたっぽい田中亜土夢に代え柳澤を投入。

全体的に足が止まり始めていたモノの、スペースに飛び出すことであったり、前を狙うことへの意識が衰えなかった日本は、その意識が実る形で欲しかった追加点を生み出す。内田からの縦パスを引き出した河原が右サイドで粘り強くキープして密集を抜け出し中へ流れていくと、最前線にポジショニングを獲っていた柏木へループのスペースパス。マイクの存在に引きつけられてギャップが出来ていたポイントに競り合いながら抜け出した柏木はこの浮き球を胸で収めて素早くボレーで流し込み、追加点。河原の突破からのラストパスに柏木の飛び出しとしっかりとしたコントロールからのシュート、失わなかった前への意欲が活きたゴールだったかな。マイクもマーク引きつけて、相手のカバーを遅らせた。ナイス存在感(こじつけ?いやいや、マイクの高さを警戒して、マーカーが前に引っ張られたことで、カバーが効かないようにしたんだから)

この後、獅子奮迅大車輪の活躍を見せた河原に代え青木孝太を投入。青木はアグレッシブに仕掛けて、相手を押し込んだりと、守備の時間を減らす役割を担っていたかな?まあ、チームとして日本の集中力は最後まで衰えず、しっかりとゲームを無失点でクローズ。重要なグループリーグ初戦を2-0という形でモノにした。

まあワールドユースに行くためには何を置いても結果、という現実的な要素を感じられるゲームだったかな(元々、そういうチームだったけど)そのゲームプランをしっかりと遂行する形で、有力国の一角と目される北朝鮮を破った事はとても大きいかな。まあピッチコンディションは別にしても、もうちょっとやれるだろーとは思うのだけど、やはりワールドユースに行くと言うことが一番のプライオリティ、とりあえずは黙認と言うことにしておきますよ(僕はこの監督は熊の系譜にあると思うので、基本的にはあんまり好きじゃない)

ただ、選手達はコンディションにばらつきはあったのだろうけど、冷静にハードワークして、粘り強く戦えていたのは良かったと思う。このチームのストロングポイントでもある多岐に渡る個々の特長を使い分ける様なプレーやダイナミズムを活かす形(特に内田篤人の所かな)、そして代表チーム各世代、いや日本サッカー全般に置ける課題であるビルドアップの質含めた攻撃構築能力などが、これから課題になると思うけど、まあとりあえずは目の前にぶら下がっている結果をしっかりと獲って欲しいなと。

で、河原くんはいい仕事したねー、特徴ないなんて書いて悪かった。機動力を活かして幅広く動き、前線で大きな仕事をしたね。様々なタレントがひしめき合う前線で存在感を示したことは彼にとっても大きいのかな?それと、福元くんね。ディフェンスリーダーとしていい仕事をしてた気がする。少々ラインにばらつきがあったりしたけれど、サイドからのクロスに対してほとんど漏れなくはね返し、冷静に締めていたかな。河原のシュートに繋がったフィードも良かったし、ああいうのを増やすことで、一つのパターンとしていきたいね。特に攻撃構築に置いては難を見せるチームだし。

ということで、とにかく初戦快勝、おめ。タジキスタン戦、しっかり勝ってとりあえず決勝トーナメント決めちゃいましょう。次の試合は明後日、連戦でコンディションも難しいだろうから、監督はうまく手綱獲って欲しいね。と言うことでここまで。

*しかし、協会にはもう一度ユース世代の監督の選考基準というのを考え直して欲しい。連続出場を遂げているワールドユース出場権という現実もあるのだろうけど、選手達が特長を生かし、伸ばせるようなサッカーを作れる監督の招聘を考えていく必要があるんじゃないかなと。てゆうか、日本人監督でそんなことを出来る人は余り見あたらないので(僕が知らないだけかも知れないけれど)、外国人監督を招聘すると言うことを含めて。この世代はレギュラーを獲っている選手もいるけれど(内田篤人、柏木陽介とかね。福元もレギュラー格といっては良いだろうし)、比較的活動期間を多く獲れて、精力的に強化出来る世代。ワールドユースでの経験値だけではなく、代表で寄り意欲的なサッカーに取り組むという内相的な要素での成長を促すというのも大切なんじゃないかなーと。もちろんワールドユースも大事なんだけど、さ。

*マイクや梅崎くんはしっかりとコンディション整えて、この先で力発揮してね。

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Shunsuke Nakamura,The worst result is a sign of The Goal!

久々にスコティッシュプレミアでのセルティックのゲームを。てゆうか、久々にこんなに悪い俊輔を見たのが新鮮だったので、それを残しておきたくて。でも、決めちゃうんだな、これが又。

Scotish PremierLeague Day12
Kilmarnock 1-2 Celtic @ Rugby Park
Kilmarnock:49'C.Nish Celtic:55'S.Nakamura 75'K.Miller

セルティックスタメン:GKボルツ、DFテルファー、マクマナス、ギャリー・コルドウェル、ネイラー、MF中村俊輔(→88'スノ)、レノン、ピアソン、マロニー、ヤロシク(→46'マクギーティ)、FWズラフスキ(→70'ケニー・ミラー)

と言うことでいつも通り、箇条書き。

・今週ミッドウィークは大一番第二弾のベンフィカ戦@光のスタジアム(ルスね)、さすがにターンオーバー敷いて来るかなーと思ったら、そこまでやらないストラカン(ミラーを休ませたぐらいかなー?スノも?)、いいのかそれで。

・ゲームが始まってみると、俊輔の出来が恐ろしく悪い。ボールが足に付かず、トラップはぽこぽこ浮いて身体を入れられてはボールを失いまくり。足も全く動かず運動量、動き出しの意識もむちゃくちゃ悪く、まともにボールを触れない(それぐらい酷く、チームメイトにボールを裁くのを敬遠されていたぐらい)。守備の意識も低く、ただチームバランスを崩すだけ。てゆうか足止まりすぎ。2日のオフで動物園に行ったりと家族サービスに精を出しすぎたのか、身体のキレがなさ過ぎる(1vs1で抜けない)今シーズンどころか、スコットランドに来て最悪の内容といってもいいぐらい。

・チームとしても全体的にもっさり。パスが繋がらず、アクセントも付かず(これは俊輔が駄目駄目でボールタッチが少ないというのもあるかな。リズムが出ず、フリーマンを作り出すような工夫もない)、ノッキングしまくりでまともなチャンスが作れない。それどころか失い方が悪く、キルマーノックのカウンターにかなり危ないシーンを作られる。個々の出来を見ても俊輔の出来の悪さは頭一つ抜けていたにしても、全体的に悪い。まともにやってたのはマロニーちゃん、ネイラー、ズラぐらいかなー。

・逆にキルマーノックはそんなぐだぐだセルティックに強いプレッシングを掛けてミスを引き出し、カウンターを狙う。左サイドからDFの頭を越える素晴らしいボールを供給し、最後はボレーでボルツの逆を突くシュートが枠に飛ぶ!決まったかに思われたが、バーの下を叩きボルツの腕の中に。セルティックは神様に愛されてるのかしらん。

・そんなこんなで、全くいいところがなく見所なしのぐだぐだな前半はスコアレスで折り返し。俊輔は前半で交代だと思ったら後半もいて、ストラカンは甘ちゃんだなーと思ってたら(ちなみにヤロシクに代えてマクギ投入、マロニーちゃんをトップに出す)俊輔の軽率なボールロスト(後ろから来ているのを気づかず、突っつかれてロスト)から、一気にカウンターに持ち込まれてダイヤゴナルランで崩しきられて失点。ありゃまこりゃま。久々に負けるかなー?

でもサッカーって分からない。間違いなくA級戦犯だった俊輔がFK決めちゃう。マロニーちゃんの仕掛けで獲った右寄り少し距離があるところからのFK、さすがに自ら獲ったFKだからマロニーちゃんが蹴るかなーと思ったら、俊輔行った!低い弾道で壁の横抜けて、GKの前でバウンドして飛びついたGKの手をすり抜けてゴールに収まった!なんだかなぁ、今期5点目。この5点目って実は、リーグでも結構上位。得点王にも手が届くぐらいの勢い。

・これでちょっとだけ(ほんとうにちょっとだけ)俊輔の動きも活性化して、ボールを触るようにはなるが、やっぱり質は低く、ダイナミズムを付けたりすることは出来ず、1vs1のシーンも身体のキレなく相手を翻弄出来ず。ただ、ポゼッションは安定し、マクギの仕掛けであったり、マロニーちゃんの精力的かつスピーディーな動きもあって、チームとしては何とか持ち直したか。

・復調気配の中でミラー投入で前線に幅が出来てくると、そのミラーが逆転弾。マロニーちゃんが右サイドを一気に突き進み、ボディフェイクで相手を一枚剥がすとエンドライン際からグラウンダーの速いクロス、ニアにいたGKを抜けゴール前を通過するような形でファーに流れると、スライディングでミラーが押し込む。これで逆転。うーん、この出来でも勝てちゃうなら、セルティックは優勝するよなー(ちなみに、ライバルのハーツ、レンジャーズは引き分けでる)

・この後も、セルティックはポゼッションしながら相手をいなし、俊輔もお疲れ様でスノと交代(これでもセルティックサポは拍手してくれた、点獲ってなかったらどうなってたんだろう?ブーイングしたのかな)最後セットプレーからパワープレーっぽく危ないシーンがあったが、ゆるゆると向かったヘディングも枠を越え、試合終了。2-1で勝ち、うーん、なんだかなぁ。

はっきり言って、今シーズン最悪とも言って良いチームの出来で、開幕から飛ばしてきたツケがここに来て回ってきたのかなーとか、勝ち続けてノリノリだった勢いに翳りが見えてきたのかなー、なんて思ったのだけど、それでも勝ててしまうのだから、やっぱり地力としては抜けているのかもね。ただ、今週のベンフィカ戦を考えたら、頭抱えたくなる。さすがにこんな酷い試合はしないだろうし、モチベーション、コンディション両面でもっと上げてきてくれると思うけど。

それにしても、俊輔は酷かった。で、俊輔が酷くなることでチームの機能性も恐ろしく下がってしまうんだなーと。テンポ良くボールを動かすことで、相手を動かし、アクセントを付けて崩していくというコンセプトでやってきているわけだけど、その中でも俊輔が担っている部分は大きい。ボールを引き出す意識を高く持ち、タイミングのいい動きで顔を出し、卓越したテクニックで相手をいなし、広いプレービジョンと天性の感覚でアクセントを付ける。もちろんこういう事をしていく上で、ポジションブレイクして、攻撃に絡んでいくことが奨励されている反面、守備としてはある程度おざなりになる部分がある。まあこういった感じで、コンセプトの要素に置いて大きな役割を担っている俊輔が駄目だと、チームも根本的に崩れていってしまう。ボールは回らずノッキングしてまともに攻撃が立ちゆかなくなり、軽率にボールを失えばポジションバランスが崩れているだけに守備も不安定になる。そういう意味では、より俊輔はこれから高い意識を持って、取り組んでいかなきゃいけないのかなーと。

そんな駄目駄目な試合だったわけですが、勝ち点を落とさなかったのはマロニーちゃんのおかげかな。マロニーちゃんにしてもマクギにしても、ボールを繋いで崩すというコンセプトを介さずとも実効性を発揮出来る選手。そういうこともあって、チームとしては機能しなくても、マロニーちゃんのキレが局面を打開し、チームの攻撃を形取っていくことが可能だった。てゆうかさ、マロニーちゃんやっぱり速いよ、キレ戻ってきたよ、いよいよ昨シーズンのSPLMVPの本領発揮だよ。これでチームは幅が出るし、マクギ、マロニーちゃんの両サイドでも行けると思うから、俊輔のターンオーバーも出来るんじゃないかな?
もちろん俊輔がスタメンの座を奪われるという可能性もある。まあコンセプト的に俊輔を外すことは考えにくい部分もあるけど、ストラカンが意趣替えした時には充分あり得ること。それこそ、マクギの突破力やマロニーちゃんのキレは魅力のあるモノだし。危機感を持ってやらにゃいかんよ?てゆうか、マロニーちゃんは早く契約延長しろ、ハンコ押せ。

でも、そんな駄目駄目な俊輔を見ながら、やってくれるんじゃないかなーって気がしてたんだよね~。キルマーノック戦は相性いいし、ハットトリックしたダンファームリン戦は実は出来が悪かった。まあそういう要素を組み合わさっちゃって、点獲るんじゃないかな?と。まあ、余りに悪すぎたから、このゴールだけで帳尻合わせとは言えないけどね。

とにかくこんな出来じゃベンフィカ戦は心配。俊輔はこれまでの過程を考えれば、かなり警戒されるだろうし、警戒網の中でこんな質じゃボール絡め取られて、カウンターの起点にされちゃう。もっと意欲的にボールのないところで動いて(特に裁いた後止まらない、動きの連続性だね。いつもは出来てるんだから)、プレーも積極的に、そして丁寧に。守備も精力的に、厳しくやらないと。やってくれるとは思うけど、さ。

厳しいこと書いたけど、5点目おめ!そして首位独走、ハーツとは勝ち点10差!うんうん、いいねー。と言うことでここまでかな。明日はアジアユースの北朝鮮戦やるよー。Jもやりたいけど、UCLもあるし、今週はサボれませんな。←こういう事イイながらサボっちゃったりするかも知れないけど。

*この試合でキルマーノックのデヴィッド・フェルナンデスという選手が、前半の終了間際にギャリー・コルドウェルのタックルを受けて変な方向に足が曲がって、結局即出場不能で担架で運ばれていくシーンがあった。仕方ないことなんだけど、少しはこういう危ないプレーは少し考えていかなきゃいけないだろうね。もちろんアグレッシブで、タフなプレーはスコティッシュ・プレミアはもちろん、本家プレミアでも好まれる熱さを感じるプレーだけど、選手達のことを考えると危険の高いプレー。レンジャーズの監督になったポール・ル・グエンがハードタックルを練習ではやめさせたりしてるけど、こういう暴力的なプレーは減っていって欲しいなーと思ったり。規制するのは難しいけど、こういうの見るとやっぱり、ねぇ。

*デヴィッド繋がりで、レアルで居場所をなくしつつあるデヴィッド・ベッカム様にセルティックが興味を示しているらしい。カペッロに重用されず、ベッカムとしてもプレミア復帰を考えているようだから、もしかしたら、お金のあるセルティックにもチャンスはあるかも?ないか。今冬で移籍しなければ、フリーで獲れたりするらしいよ。ねぇ、ゴーンパパぁ、ベッカム買ってぇ?来たらマスゴミからの注目を一身に集めてチームの注目度も上がるし、日産スタジアムも結構埋まりそうだし、CMでも使えて、一挙両得じゃね?プレーヤーとしてもあの右足のクオリティはもちろん、なんだかんだ言ってよく走ってハードワーク出来る選手、しかも実は彼がやりたいポジションはセントラル(まあ噂に過ぎないけど)彼をボランチで使えばいいじゃない。まあ冗談だけどな。で、どうなの?ゴーンパパ。

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October 28, 2006

淡々と惨敗@J1 第29節 サンフレッチェ vs Fマリノス

まざまざと突きつけられちゃったねー、現実を。メンタル・肉体両面でのコンディション、戦術的な相性、ゲームのエクスキューズ、様々な側面で嵌る試合があったり、嵌らない試合があるのだろうけど、嵌らない試合となるとこうなっちゃうんだろうなーと言う感じ。淡々とゲームをして、淡々と負け。

2006 J.League Division1 第29節

サンフレッチェ 3-0 Fマリノス @ 広島ビッグアーチ「淡々とした惨敗」
Sanfrecce:13'&74'ウェズレイ 50'佐藤寿人

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、那須大亮、中澤佑二、MF河合竜二、上野良治(→78'狩野健太)、田中隼磨(→63'山瀬幸宏)、ドゥトラ、FW久保竜彦(→70'大島秀夫)、マルケス

サンフレッチェスタメン:GK下田崇、DF森崎和幸、戸田和幸、盛田剛平、MF青山敏広(→89'中里宏司)、駒野友一、服部公太、李漢宰(→74'高柳一誠)、森崎浩司、FWウェズレイ(→86'上野優作)、佐藤寿人

試合展開

立ち上がり、細かいパスコンビネーションでサイドを押し込み、その中で両サイドから1度ずつ決定機を作り出すが決めきれず。徐々にサンフレに押し返されると、その中でウェズレイに距離のあるところからのFKを直接ねじ込まれて先制を許す。その後反撃しようとするが、耐性が出来たサンフレディフェンスはチーム全体でバランス良くゾーンを組んで出所を完全に捕かまえては潰すという形で、Fマリノス攻撃陣を完全に沈黙させる。Fマリノスの攻撃は相変わらずドアが壊れるんじゃなかろうかと言うほどのノッキングを見せるなど閉塞感溢れるオフェンスに終始、フィニッシュにさえ持ち込めず。前半終了。

後半、狙い所をチーム全体で共有して攻めていこうとするが、それがピッチの上では表現出来ず。CKから那須が合わせたボールを下田にセーブされると、ここからカウンターに発展。切り替えに置いて完全に後手を踏み、ウェズレイに収まると一気に突破されエンドライン際から折り返され、最後はゴール前で完全フリーとなった佐藤寿人に押し込まれて追加点献上。2点ビハインドとなって、ベンチは重い腰を上げるが、隼磨→幸宏で4-4-2にチェンジ、覇気なし久保→大島という交代策も閉塞感を打開するには至らず。逆に前掛かりなバランスを保つためのフレキシブルな切り替えが伴わず、駒野のダイヤゴナルなフィードが(対応の甘さもあって)ボックス内に走り込んだ服部に繋がり、マイナスの折り返しを最後はウェズレイに沈められ、3-0。終盤には上野→狩野の交代も焼け石に水。サンフレがチームで取り組み続けたポゼッションにちんちんにされながら試合終了。全くいいところなく、惨敗を喫し、サンフレッチェにとっては残留に向けて大きな勝ち点3を手に入れた。

先制点を奪われて、ある程度守備に重きを置かれると、このチームは本当に脆い。拙い攻撃構築能力では相手を揺さぶることが出来ず、キーマンが封じられれば何も出来ない。ミスからボールを失っては切り替えで後手を踏んでカウンターで沈められる。点差が開き、集中力を欠き、諦観的で緩慢な動きも相まって、ビハインドメンタリティさえ発揮出来ずに気づいたらゲームが終わっている。典型的な負けパターンのゲームでしたね。「これぐらいこっぴどくやられれば逆に膿が出ていいや」と言う感じかな。

ただ、糧にさえしていないのが現状でもある。こういうのは昨日今日の問題じゃない。ここ数シーズン、ずーっと抱えている課題だからね。閉塞感溢れるビルドアップ、動き出し全般に問題を抱えスペースを消されると何も出来ないオフェンス、ゲーム中の修正能力に欠けるグループディフェンス、持続性のない集中力、フレキシブルな切り替えや運動量の欠如、判断力や予測力、局面に置かれたときの工夫など「思考停止状態」が多すぎる低レベルな意識、やったりやらなかったりムラがありすぎるメンタル。戦術的な問題であったり、選手達の根本的な意識の問題であったりするわけだけど、これだけ問題を抱えていたら、安定した戦いをして勝ち続ける事なんて出来ないのも当たり前なのかも知れない。

一番の問題は、こういう状態を看過し続けて、ほったらかしにするFマリノスという"組織"。課題を直視して、問題点の改善に取り組むべきなのに、目を背け、修正が一向に施さず、問題を放置する。てゆうか、今日のように明らかに手を抜いている試合があること自体がそれを証明していると思う。簡単に言えば、惰性的でぬるま湯、弛緩の極み。自浄作用がなさ過ぎるんじゃないかなと。

普段なら怒らなきゃいけないゲームなんだけど、個人的には結構淡々としています。天皇杯は別にして、リーグに関しては鹿島にリベンジを果たした今、若い選手を育てたり、こつこつと修正を重ねて抱えている課題を少しでも消化する努力などをしながら来期に繋げていって欲しいという希望しか持ってない。でも、一つだけ言いたい。こういうゲームも消化ゲームにしないでほしい。チーム再建の糧としなきゃ、いつまで経っても低迷は抜け出せない。サポに感謝しているのならひらひらと手を振ったりポーズ的な拍手ではなく、ピッチ上のプレーで示して欲しいなと。頑張れ頑張れ。

と言うことで、ここまで。選手批評しろ?やだよ、罵詈雑言にしかならないもん。

*サンフレな人は気持ちいいゲームだっただろうね。相性の悪い相手に両エースの素晴らしいゴール3発、内容的にもある程度現実的にゲームを進めながら、表現出来るところでは自分たちのサッカーをしっかりとして、相手をちんちんにした。苦しみながらことこと煮詰めてきたペトロヴィッチ監督の意欲的なコンセプトはこのチームに確実に実になっているような気がしました。戸田を中心にした柔軟な対応の変化(マンマーキングをしながらラインを深く保ったり、上げてプレスを掛けてみたり)、終盤のFマリノスのズレズレのプレッシングの完全にちんちんにしていた質の高いポゼッションは敵ながら見事でしたな。しかし、ウェズレイはこんなに頑張ってるのにマry)、じゃなくて佐藤寿人はイイ動きをするのに久bry)、じゃなくて青山はゲームを読みながらしっかり動くのに良hry)あーもう。

*采配について。4バックにしたいならビハインドなんだからセンターバック一枚削れ、クロスはワロスだけど、勇蔵より隼磨の方が動きの質含めて攻撃に関しては遙かに期待出来る。期待しているのは分かるけどで久保はちょっと状態が悪すぎる(ハーフタイムで交代だよ)上野は前からプレスが掛かってある程度組織的にプレッシャーを掛けてある程度狙える中じゃないと、ディフェンスではほとんど貢献出来ない(守備は怖いけど、ちゃんと動く大ちゃんや吉田の方がいい。前への意思、切り替える意思のない選手がいるのはチームにとってマイナス。ボランチの選手なのにサボりすぎ)若い選手をこのカオスの中に放り込んでも何かを期待するのは酷。チームに置ける競争原理の正常化を、現状では能力よりもモチベーション。対策はズレズレ、出所抑えたいなら、もっと前からプレッシャー掛けさせなきゃ行けないし、相手の布陣に対して、ゲーム中に微調整出来るほどマリの選手は頭良くないし、考えてサッカーしてないのだから、監督が整理しないと。整合性をしっかり付けないと。小手先だけじゃ無理だよ。

*TVKにて、J2昇格争い見てます。もの凄い事書いてイイ?Fマリノスより良いサッカーしてるんじゃない?質云々は置いておいて、真摯にサッカーをしてる。同じおっさん軍団でも、はっきりとしたコンセプトを完遂であったり、チームのためにハードワークを惜しまない姿勢は、厳しいプロ集団と感じるよ。今やったら4-0にはならないだろうなぁ……。

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相応しい頂上決戦@J1 第28節 レッズ vs フロンターレ

非常にハイレベルでこのリーグの頂上決戦に相応しいゲームだったと思います。さすがにスルーは出来ないので、めちゃくちゃ激遅ですが。

2006 J.League Division1 第28節

レッズ 2-2 フロンターレ @ 埼玉スタジアム2002「相応しい頂上決戦」
Reds:19'ワシントン 52'ロブソン・ポンテ Frontale:35'pジュニーニョ 50'中村憲剛

Super Soccer

レッズスタメン:GK山岸範宏、DF堀之内聖、田中マルクス闘莉王、ネネ、MF鈴木啓太、平川忠亮(→78'永井雄一郎)三都主アレサンドロ(→54'相馬崇人)、山田暢久、ロブソン・ポンテ、FWワシントン、田中達也(→67'小野伸二)

フロンターレスタメン:GK吉原慎也、DF佐原秀樹、寺田周平、伊藤宏樹、MF谷口博之、中村憲剛、森勇介、マルコン(→80'井川祐輔)、マギヌン、FW我那覇和樹、ジュニーニョ

鮮烈なJ1再デビューを劇的ロスタイム弾でかき消した1戦目、激しすぎる撃ち合いに"何か"の力が働いて望みが絶たれると同時に大きな因縁を生んだ2戦目、首位に立っていた所を地力の差を見せつける形で引きずり下ろした3戦目、スーパーエースが一人で沈めた4戦目、アウェーゴールを盾にしっかりと借りを返した5戦目、どのゲームももの凄い脳裏に残ってる。何故このゲームが名勝負になるのかは分からないけど、基本的にはサッカーが噛み合うからなのかなー。そして今節も最高のシチュエーション、赤く染め上げられた埼玉スタジアム、優勝を直接争う上での重要なゲーム、熱くならない訳がない。

レッズは長谷部と坪井、フロンターレは箕輪を欠く陣容だったが、その穴をしっかりと埋めて、共に大きな戦力ダウンはなし。

前半

序盤から非常に緊張感漂う展開。互いが互いのストロングポイントを見据え、抑えるんだという意識が色濃く出ていた。レッズは中村憲剛に対して非常に厳しくアプローチを掛けて時間を与えないことで鋭い展開を消し、フロンターレは何度も痛い目を見たワシントンに対してタイトに、ディフェンスライン全体で警戒する。ただ、両チームとも手をこまねいているわけではなく、攻撃的な姿勢を常に持ってアグレッシブにゴールを狙う。そういう部分が出る形でどちらにも決定機が生まれる。フロンターレは高い位置でのボール奪取から3人のブラジリアンが絡む形でカウンターを成立させて我那覇のヘッドを引き出し、レッズは田中達也のダイレクトパスを経由する形で闘莉王のダイナミズムを活かしてボックス内でのシュートを引き出す。がっぷりよつの序盤だったが、その均衡を破ったのはこのスーパープレーだった。

闘莉王が斜めの楔を中央に陣取ったワシントンへ、この時点で前を向かせないと佐原が身体を付けに行くが、これを察知していたのかファーストタッチを後ろに流し、反転する形で佐原のアプローチアクションをいなして身体を入れ替え、前を向いてから冷静で繊細なワンタッチ(これが又うまい、ダイレクトでも打てるタイミングだけど、このワンタッチを絡めることでGKのタイミングをズラしながらも微妙だけどシュートのアングルを作った)を絡めて最後は素晴らしいコントロールシュートでフロンターレのゴールをこじ開けた。この一連のプレー、本当にスーペル。技術的な要素(ファーストタッチ、フィニッシュの精度)、感覚的な要素(佐原を背中で感じる感覚、受ける時点で持っていたアイデア)、そして精神的な要素(焦らずゴール出来る確率をより高められる落ち着き)、全てが揃っていた。一つでも抜け落ちていたら決まらなかったかも知れないけれど、それをなんて事ない顔でやりきってしまう。ワシントンという"怪物"を飼っているレッズの強みが出た瞬間で、フロンターレとしてはどうしようもない形だった。

これで一気にレッズペース。個々の技術が光るクオリティの高い攻撃でどんどん押し込み(山田の強烈な無回転ミドル、闘莉王のオーバーラップからのヘディングでの落としによるチャンスメイクと言うチャンスも生み出した)、相変わらず相手のストロングポイントに対しては緩めない。フロンターレとしては、カウンターにもなかなか出れず、サイドからも森が鋭さを見せるモノの、穴を見いだすには至らず苦しい。それでも、フロンターレも培ってきたモノを発揮する形でこの閉塞感を打ち破る。完全にブロックを作られた中でマギヌン→中村→我那覇と縦に細かく出し入れする形で繋ぎ、我那覇のポストワークからのキープにマギヌンが反応しフリーラン、逃さず我那覇が素晴らしいスルーパスを供給する形でレッズの守備を崩しきる。このピンチを凌ごうと飛び出してきた山岸だったが、マギヌンに鼻先でかわされ最後は足を払う形でPK献上。そして、このプレッシャーの掛かるPKをエースジュニーニョが沈めて、同点。この辺はシーズン戦ってきた中で熟成してきた相互理解によるコンビネーションが出たシーンだったかな。マギヌンは収めると言うより飛び出すタイプ、その辺を理解していたからこそのスペースパスだったと思うし、マギヌンもそれに応えてうまくPKを獲った。この辺は去年では見られなかった成長を感じさせる場面だった。

このゴールで又ゲームは一変。今度はフロンターレペースとなり(非常に速いアプローチによる高い位置でのボール奪取からのショートカウンターとかが出来るようになり、その中でマギヌンの直接狙ったCKからのジュニーニョの反応、中村の一瞬の隙を逃さないスルーパスに谷口が飛び出してシュート、そしてジュニーニョセカンドボール拾ってシュートとチャンスも作る)、この流れのまま前半終了。どちらも非常に緊張感を保って厳しいプレーをし続け、それでも打ち破るクオリティを発揮しと、非常に中身の詰まった攻防だった。

後半

前半の流れを継続する形でフロンターレペースでスタート。厳しいプレッシャーの中でジュニーニョが自ら前を向き、我那覇が厳しい状況でもボールを収め、マギヌンがスペースを飛び出して、攻撃に繋げていくのに対し、レッズはなかなか前戦に攻撃が繋がらない。その中でこの日キレを見せてマッチアップの優位性を保っていた森の局面打開が活きる形で再びレッズディフェンスを崩しきる。ポストを絡めて右サイドに展開すると、森とアレックスの1vs1。森は右サイドにボールを運び、中に身体を向けて左足匂わせておいてキックフェイクで縦を突破、森は中を見据えた上でニアに飛び込んだ中村憲剛の動きを捉えてショートクロス、中村憲剛は柔らかいクロスをばっちりのタイミングでヘディング!これが山岸を破って、逆転ゴール。山田暢久が中村憲剛を見切れず離してしまったことが隙となってしまった結果だけど、森の突破による局面打開からの冷静なクロス、そして中村憲剛のダイナミズムからのヘディング、素晴らしい形だった。先制点、2点目共に、J最高峰の堅陣を誇るレッズがある程度ブロックを組んだ中で、崩せるだけのクオリティを見せたというのは素晴らしい。

しかし、レッズは力を見せる。クリアボールを拾った山田が突っかける形でフロンターレディフェンスのバランスを崩し、その中で隙を見いだしたポンテに抜群のタイミングのスルーパスで完全に崩しきると、吉原が飛び出して対応する一歩手前でポンテが吉原の逆を突く柔らかいワンタッチフィニッシュでゴールに流し込んで、すぐさま同点。これはもう一発芸に近い形。山田の仕掛けからのスルーパス、そしてポンテの反応、もう完全にリンクした形だった。相手が揃っている中でこういう事が出来てしまうクオリティというのは重ね重ね素晴らしい。

これで再びタイに戻ると、流れとしてもフラットな状態になるが、両チームともウイニングポイントを求めてアグレッシブに攻め合う形になることで、ゲームが過熱する。(同点のタイミングでレッズは森にやられていたアレックスに代えて相馬を投入することで、このサイドの主導権を取り戻しに掛かる)

15分過ぎにも関わらず既に中盤がルーズになっていったのはそれだけ激しい攻防をしてきた証拠か。その分、中村憲剛が前を向いて裁く様なシーンが増え、レッズの方は個々にスペースが与えられ、能力が発揮しやすい形になってきて、完全にオープンな形に。互いに水際で凌ぎ合うような展開の中で、レッズは田中達也に代えて小野を投入。プレッシャーが緩くなる中でシンジのアイデアをうまく付随させたい狙いか。積極的に動くレッズベンチに対し、フロンターレベンチは動くそぶりを見せず。

中村憲剛の展開力を活かす形でスペースを突くフロンターレに対し、個々のアクセントプレーをスイッチに崩しに掛かるレッズという展開だが、両チーム共に守備の集中力は依然高く、局面的な対応はシビアで安易なフィニッシュは許さない。それでも中村憲剛の展開パスにマルコンのダイレクトプレーが絡んでマギヌンがゴール前に飛び込む形、山田が独力で切り崩しシュートまで持ち込む形など、攻撃のクオリティも両チームとも兼ね備えており、どちらに転ぶか分からないままゲームは最終局面に入っていく。

その中でついにゴールネットが揺れる。セカンドボールを拾った鈴木啓太が突っかけてながら、ポンテにボールを繋ぐと、ポンテはラインポジショニングを獲っていたワシントンへ柔らかいクロスを供給。ワシントンは完全に相手の裏を取って最後はダイナミズムを付けてゴール前に進出してきたシンジを捉えてヘッドで落とし、シンジはこの落としをダイレクトボレーでゴールに沈めて、3-2!と思われたが、このワシントンのラインポジショニングが微妙に出ていたのか、オフサイド。完全に崩しきる素晴らしい流れだったが、ゴールは取り消し。レッズはこのプレーの後、ラストカードを切る。平川に代えて永井を右サイドに張り、両サイドに槍を備える形か。これに対応する形で、フロンターレも1枚目のカード、井川をマルコンに代えて投入。森を左サイドに、井川が右サイドに入る形。

互いに両サイドが活性化する中で、ここでも拮抗。足が止まる様なことが多くなる中でも、最後まで勝ち点3を求めて厳しい状況の中でも押し上げては厚い攻撃を仕掛けようとするが、(微妙なプレーはあったにしても)やはり守備の集中力は最後まで継続。結局スコアに差が付くことはなく、同点のまま試合が終わった。

非常に拮抗し、質の伴ったゲームは、最後まで明確な差が出ることがなかったからこその引き分け。決して劇的ではないけれど、期待を裏切らない素晴らしいゲームだった。まあ、最後に予定調和的な盛り上がりがあれば、シナリオ的にはしまったのだろうけど、まあこのゲームを反映した結果だったのかなと。

で、ゲームの中身を考えると、今まではふろん太がトランジッションの鋭さを発揮して追いつめながらも、レッズが地力を発揮して巻き返すと言う感じだったと思うのだけど、今回のゲームはリーグを戦う中でスケールアップ、ブラッシュアップしてきたモノを認めながら、よりがっぷり四つに組み合うぴりぴりしたゲームになっていたような感じを受けました。

フロンターレとしては、今シーズントランジッションに加えて、引いた相手でも崩せるだけの攻撃構築能力を培ってきたというのがこのゲームに表れていたのかなと。これは昨シーズンはなかったもの。先制点、2点目、共にブロックを組まれた中で主体的にプレーしてゴールを奪ったことは、今シーズンの成長を示すモノだったのではないでしょうか。もちろん、個人としても中村憲剛、谷口博之、森勇介と言った選手達が素晴らしいプレーをしたし、関塚監督としては結果と悔しい気持ち反面、内容として確実に前に進んでいることをリーグ最強の相手に示せたということで満足な部分もあるのではないでしょうか。

レッズに関しては、これまで同様という感じもあるのだけど、昨シーズンはあれだけやられたカウンターをほぼ抑え込んだ守備組織の充実であったり、相馬や永井と言った層の厚みを感じさせるタレントにはチームの充実を感じているのかなーと。ホームでこの結果というのは、決して満足するモノではないだろうけど、次の日の大逆転ドラマと相まって、優勝に向けても大きな前進をした1節だったわけで、充分なゲームが出来たと言うことが言えるのかなと。

スタジアムの雰囲気含めて、Jでもこういうゲームがあるというのを知って欲しいぐらい、痺れるイイゲームでした。これはやっぱり上位チーム同士のゲームだからこそと言う感じ。正直羨ましい。まあ羨ましがってもだめだろうけど。と言うことで、きょうはここまで。こんなに良いゲームなのにタイミング遅れちゃって申し訳ないっす。

*予想が当たって嬉しい反面、もっと痺れるゲームみたいなーと思ったり。まあ上位いじめのアップセットも面白いけど、やっぱり緊迫感や中身の充実という意味ではこういうゲームも見たい。レッズ負けねーかな。少し面白くしろ。最終節までも縺れてよ。自作自演期待。

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October 27, 2006

Balance of essence and skill@日・中・韓 U-21代表交流戦 vs 中国

一日遅れですが、反町ジャパン国内初戦のレポートを。うんうん、イイじゃないですか。

日・中・韓 サッカーU-21代表交流戦

JapanU-21 2-0 ChinaU-21 @ National Stadium
Japan:17'梶山陽平 82'平山相太

JFA

日本スタメン:GK西川周作、DF青山直晃、伊野波雅彦、一柳夢吾、MF青山敏広(→90'+2'上田康太)、梶山陽平(→89'谷口博之)、中村北斗、本田圭佑、増田誓志(→75'枝村匠馬)、苔口卓也(→86'前田俊介)、FW平山相太

反町ジャパン2戦目、てゆうか国内初戦。初戦同様日中韓の代表交流戦の一貫として、前回アウェイで対戦したオリンピック開催国の中国をホームに向かえた。様々なアプローチを経て選ばれた初めてのベストメンバーでのゲームなだけに、実のあるゲームにしたいところ。中国代表の方は、この大会の前に前ガーナ代表監督のドゥイコビッチ氏を招聘し、更に自国開催に向けて強化に図っていく様子。今回の試合には前回のチームよりも高いレベルの選手を揃えてきて、A代表経験者の多い陣容らしい。

そんなベストメンバーと目されるスタメンは、ディフェンスラインに前回のゲーム同様中央に伊野波を据えた3バック、中盤は右から中村北斗、青山敏広、梶山陽平、本田圭佑、前線は平山の1トップに増田と苔口の2シャドー。反町監督の意向で競争意識を高めるために全員をベンチ入りさせない形を取っている事が話題に上っていましたが、今回外されたのは家長と小林祐三。中国代表の方はフラットな4-4-2、ガーナと一緒だね。

前半

開始早々、左サイド深い位置でFKを与え、そのセカンドボールを右サイドから折り返されてフリーでヘッドさせてしまったり(当たらなかったが)、そのこぼれ球も拾われて再びフィニッシュに持ち込まれるなど、不安定な立ち上がり。日本は相手の出方を見ることもあってか、中長距離のフィードを多様し、セカンドボールに意識を置いた形で攻撃構築をしていく形でゲームに入っていく。ボールが落ち着かない展開の中で、局面的には身体能力で上回る中国の選手に押され気味。

時間と共にゲームが落ち着き、トレーニングしてきたビルドアップをしはじめるが、中国の4-4ゾーンの前に楔がなかなか入っていかず、攻めあぐねている印象。中国はそのゾーンでミスを誘発させ、前の選手のスピードを生かしたカウンターを狙ってくる。ポゼッションこそしているが、ゲームとしては中国ペース。しかし、日本はトランジッションの速さを活かす形で手こずっていた中国ディフェンスを一気にこじ開ける。初めてのCKを凌ぐと、クリアしたボールを左サイドで苔口がうまく自分のボールにして、逆サイドフリーランニングしていた増田へサイドチェンジのフィード。非常に速い切り替えで最前線に飛び出した増田は右サイド深い位置でボールに追いつくと、それと同時に多くの選手(平山、梶山、中村北斗、本田)が長い距離を走ってボックスの中に詰める。増田は右足でインスイングのボールをゴール前に供給、精度を伴ったクロスに平山の裏に入ってフリーとなった梶山がヘッドでしっかりインパクトしネットを揺らした。うーん、綺麗なカウンター。オシムイズムを感じる切り替えの速さと長距離ランニングが活きたかな。苔口は良く収めて素晴らしい展開パスを出したし、増田は素晴らしいランニングとクロスでチャンスメイク、そして中に沢山の選手が詰めてと(平山の存在がマークを引きつけたことも一応残しておこうかな)、個としても良いプレーが重なったことも素晴らしい。梶山はよく走ったご褒美かな。

このゴールで完全に選手達の動きが変わり、プレーの質も向上。ボールを動かしながら、相手の隙を見つけては連動した動きであったり、後ろからのダイナミズムを使う形で崩しを見せたり、個々の特性やイマジネーションを感じさせるプレーが出始める(本田のループとかは素晴らしかった)ただ、ビハインドを負った中国もより積極的に攻撃に出るようになり、拮抗した展開に。守備に関しては、マンマーキングを基盤に置いたスタンダードにした守り方の中で、局面的に中国の選手の能力の高さが発揮される形で振り切られること、それとボランチが低いディフェンスラインに引っ張られる形でプレッシャーが掛からないことはあったが、ある程度しっかりと一人一人が対応する選手を捕まえ、局面で粘りを感じさせるプレーをすることで、能力差を埋めていたかな。

前半は、身体能力の押される場面もあったが、全般的に本質的なサッカーの質の違いが見せる形で、リードを保って折り返す。
*中国の選手はサッカーっ"ぽい"ことをしている印象。技術、フィジカルなど、個人能力の高さは感じるんだけど、力任せの感は否めず、細かい要素が足りない感じ。判断であったり、感覚であったり、身体の入れ方、プレーエリアによるプレーを変えていくことなど細かい要素の充実というモノを感じさせず、「うまい!」と感じさせるプレーが少ない。「サッカー」に対しての理解の浅さを感じたかな。それに比べて、日本の選手は中国の選手に比べたらサッカーを知っているし、ちゃんとグループ、チームとして、サッカーが出来る。この辺はサッカー文化の違いが出ていた気がする。まあこういう要素で勝てなかったら、個人能力の差がもろに出ちゃうから、ずーっとこの要素では優位性を保っていかないといけないね。

後半

中国はハーフタイムで尻を叩かれたのか、攻めの意識を強く持ってゲームに入ってくる(メンバー交代を2人)しかし、日本も前半通じてある程度出来ていた粘りある対応を核にしたマンマーキングを継続したことで、穴を作らず。逆に速い切り替えにうまい繋ぎが絡む形で局面を打開してチャンスを作るなど、内容としては悪くない。

早いタイミングでの裁きが目立ち、全体的に頭が良く動いて、それが動きに反映させられている事を感じさせるが、守備に置いては運動量的に厳しくなったのか、ずれたり、浮くようなシーンも出てきたりと、課される役割をこなせなくなっているようなシーンも。相手も前掛かりになって、オープンな展開に推移していくと、プレーの質で上回る日本の方に決定機が多く生まれ、中村北斗のミドルシュートや平山の頭でのトラップからのGKとの1vs1(間違いなく掛かってるけど?)、楔からのサポートアクションでボールを動かし、平山のスルーパスに本田がダイナミズムを付随させてシュートを打つなどのチャンスを作り出す。日本は残り15分ぐらいで初めての交代、増田に代えて枝村を投入。

時間が差し迫って行く中で、優位にゲームを進めながらも決めきれなかった日本でしたが、ようやくエースと目される平山にラッキーなゴールが生まれる。自陣での梶山のインターセプトから、細かくボールを動かして右サイドに展開すると、中村北斗がボールを運びながら中を見据える。中ではラインポジショニングしながら平山が控え、そこに向けて中村北斗は定石通りのGKとDFの間に入れるアーリークロスを供給。少々ボールが長く、GKボールかと思われたが、ここでGKがパンチングでクリアしきれず、中途半端なクリアが詰めていた平山に当たる形でゴールに吸い込まれて、追加点。まあ何だかなぁと言うゴールですが、インターセプトからボールを動かして、流れを感じさせる形で最後までしっかりと作ったというのは良かったし、一応エースと目される選手がラッキーゴールとはいえ、目に見える結果を出したというのも良いことだと思う。国見ホットライン?そっか。

この追加点の後、苔口→前田、梶山→谷口、青山→上田、という交代を絡めて時間を使いながら、しっかり締めて……と書きたいところだったが、ミス絡みで決定機を与えてみたりと、最後は少し若さが見えたか。ただ、結果としては一応無失点で凌いで、2-0。2試合目と言うことを考えたら、しっかりしたゲームで国内初戦を飾った。

まあ中国が相変わらずサッカーがへたっぴーな事を差し引いても、充分な内容。タクティカルなエッセンスと個人技術のバランスであったり、頭の良く動いている事を感じさせるテンポの速いパスコンビネーションやカバーリング、個人能力の差を埋める局面に置ける粘りなど、しっかりとクオリティを示していたと思います。

基本的に、各世代間の継続性を重視しているだけにこのU-21代表にも、A代表のオシムのメソッドやコンセプトを反映されていると思うのですが、当たり前だけど指揮するオシムたんと反さんは違うので、その分だけチームの方向性に差異が出てきた感覚を受けました。

どちらがいい悪いではないけれど、A代表の選手達はオシム監督の薫陶を直接受けているからかタスクに対しての従順性が高く、しっかりと課された仕事をこなすことが出来るけれど、その分そのタスクに傾倒する余り試合の中での主体的判断を欠き、状況に合わないプレーをし続けてしまったりするのに対し、このチームはある程度のエッセンスこそ感じるモノの、マーキングの徹底度であったり、ポジションブレイクからのリスクテイクの頻度など、タクティカルな要素に置ける従順性はA代表より低い。けれど、スキルフルな選手が多いこともあってオン・ザ・ボールにおける表現力に長け、タクティカルな要素だけではない部分をチームに反映することが出来ているのかなと。

これをどう判断するかは、人それぞれだと思いますが、個人的にはこれで良いと思います。継続性という意味ではコンセプトから大きく逸脱するモノではないと思うし、反町監督には反町監督のビジョンがあるはず、チームを構成する選手の特徴の違いもある。オシムたんと同じ事ばっかりしても、それは単なるコピーでしかない。そういう意味で早くも独自の方向性が生まれてきた事に関しては喜ぶべき事なのかなーと。
*このチームをあれこれ言う意味でも結構その人のビジョンが出てくるのかな。A代表と比べてタクティカルな要素の表現に置いて物足りないと思う人もいるだろうし、逆にこっちの方が個々の良さが出ていて良いと思う人もいると思う。僕?僕はこっちのチームの方が好感が持てるかな。プレーの抑揚があるし、個に置けるリスクテイク、イマジネーションの表現があるからね。もちろん、やるべきこと、課されたことはもう少しやった方が良いと思うけど、タクティカルな要素を惰性的にやるのではなく、状況や局面によって違うプレーセレクトを主体的に判断していくことはとても良いことだと思うので(当たり前だけどプレーするのは選手達なのだから、ね。それが戦術の運用に繋がる)。

じゃあ、選手評。

西川周作(トリニータ)→守備面に置いては、局面でディフェンス陣が踏ん張っていたこともあり、しっかりとしたポジショニングで決定機を作らせず。キック精度の高さは平山と合わせて大きな武器になりそうな予感。

青山直晃(エスパルス)→やはり対人能力は一枚抜けているかな。序盤は少し感覚を合わせるのに苦労してファールが多かったりしたけど、その感覚を掴んでからは身体能力任せのアタックをしっかりとストップ。ビルドアップはまだまだだけど、積極性はあるし、これからだね。

伊野波雅彦(FC東京)→前回に比べたら安定感は増したし、リベロ的な仕事にも慣れてきたかな。中央で常に目を光らせて漏れてくるところを早い危機察知で埋めた。ただ、クロスに対しての対応はちょっと怖いかな、浮かせてしまう事も多々。これからラインコントロールを含めた中盤との連動したディフェンスのオーガナイズとビルドアップの質の向上だね。速い組み立てを意識していたけど、詰められると少しバタバタするかなー。

一柳夢吾(ヴェルディ)→サイドバックの選手だと思ってたけど、ストッパーもそれなり。1vs1でバスコーンとやられるシーンもあったりと対人に置いては不安も残ったけれど、柔軟な判断でマークを捨ててボールにアプローチを掛けたり、カバーするシーンなどの判断の良さは目に付いた。

青山敏広(サンフレッチェ)→このチームの秩序を担う存在として、しっかりとバイタルエリアを注意しながらバランスを取っていて、とても良かった。この辺の感覚が谷口ではなくて青山が使われている理由なのかな。このチームの"鈴木啓太"って感じ。戦術眼がしっかりしていて、危機察知能力も高い。もちろん、行けるときには上がってミドルを見せたりと柔軟性も感じる。サンフレでアンカーとしてプレーしている経験なのかも。

梶山陽平(FC東京)→抜群の出来。ゴールシーンもそうだけど、運動量豊富で幅広いプレーゾーン、そして攻守に実効性の高いプレーを披露。特に守備に置ける積極的なアプローチアクションで何度もボールを奪ったりと、これまでのさぼり癖というのは全く感じさせず。何かブレイクスルーを果たしそうな雰囲気すら感じた。技術的にはA代表に入ってもトップクラスな訳だから(それこそ中村憲剛、長谷部、遠藤辺りと比べても遜色ない所か上回るかも)、こういうプレーが出来るのであれば、すぐに上に上げて欲しい。継続。

中村北斗(アビスパ)→仕掛けの所では相手の強さに屈した形だったが、精力的な上下動は相変わらず。特に危機察知とカバーが良かったね。中に絞って危うくなった所を締めたシーン数度、非常に良かった。隼磨、タイプ的に激似、ライバルだぞ。

本田圭佑(グランパス)→多分、呼ばれるだろうね、A代表。守備では持ち前のフィジカルで強さを見せていた中国の選手を吹っ飛ばしてボール奪取するようなシーンを何度も見せ、アタッキングエリアでは精度の高い中長距離フィード&クロス、アイデアを活かしたリスクチャレンジアクション、ボックス内でのヘディングと高い実効性を示し、攻守を繋ぐ上下動も非常に精力的。非常にクオリティの高いプレーで高い存在感を示した。キッカーとしても素晴らしい訳だから、ね。どうもヒモに違和感を感じるのだけど僕だけ?

増田誓志(アントラーズ)→高い位置の方がイキイキとプレーしている感じ。平山を意識したサポート&ダイナミズムアクションを核に、アタッキングエリアでは収めては臆せず仕掛け、周囲と絡めばダイレクトプレーで変化を付けてと、非常に柔軟なプレーセレクトでセンスを感じさせるプレーを見せた。

苔口卓也(セレッソ)→先制点に繋がった展開プレー、素晴らしかった。良くボールを落ち着かせて、素晴らしいフィード、ちょっとびっくりした。増田と同じくシャドーとして平山を意識したプレーが多く、この辺は頭を使ってプレーしてたかな。縦のスピードと機動力に期待されていると思うので、カウンターの時のポジショニングとかにこだわると怖さが増すのかなー。この辺はもっと工夫したいね。

平山相太(FC東京)→相変わらず判断も動きももっさりしてるんだけど、周囲のサポートもあってそれなりに空中戦やポストで起点となっていたし、梶山の先制点も彼の存在感がマークを引きつけたりと、効果もある。で、うさんくさいけど点も獲った。文句の付けれる出来じゃない。まだコンディション的な部分で物足りない所もあるんだけど、ポテンシャルのなせる技なのかな。これは平山云々じゃないけど、彼がトップに入るとチームとして芯が通る感があるけど、チームが彼の高さを意識しすぎる嫌いもある。平山シンドロームだね。

交代出場

枝村匠馬(エスパルス)→あのポジションより一列下で機動力を活かすようなプレーの方があってるとは思う。ただ、梶山の本領発揮で彼の立場としては苦しくなったかも。

谷口博之(フロンターレ)、前田俊介(サンフレッチェ)、上田康太(ジュビロ)→プレー機会少なく評価なし。谷口も前俊も巻き返せ。

まあとにかく、頭の悪いつっこんでくるだけの相手とはいえ、一応あれでもアジアでは上位クラスのチーム(であろう)、こういう相手に質の違いを見せつけて、2連勝したことは素晴らしいこと。これから又、来月の韓国戦やアジア大会など、強化の機会は様々あるので、多角的にどんどんチーム作りをしていって欲しいなと。元々個々のポテンシャルは非常に高い世代だしね。ということで、ここまで。

*反さん、家長とか、水野はどう使うよ?サイドは本田と中村北斗が良かったけど、彼らの局面打開力はワールドユースでも凄い存在感を誇ったわけで、育てて欲しい選手達。そういう意味で幅も探っていって欲しいなー。てゆうか、水野がアジア大会にいないのがちょっと惜しい。

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October 25, 2006

魅惑のドリブラー乾貴士入団内定!+U-21リスト&雑感

いやー、本当に来ちゃったねー。本当にwktk。囲まれても仕掛けてはすり抜けていく局面打開力にはぞくぞくしたし、野洲にタイトルをもたらした決勝点に繋がるヒールパスには驚かされた。そんなアタッカーがマリノスのシャツを着る。嬉しい事じゃないですか、ということでそんな喜び+明日試合のU-21代表とかを合わせて。

・ドリブラー、キチャッター。

2007年度、新加入選手について(Fマリノスオフィシャル)

と言うことで、昨日の夜京都新聞の勇み足のようなリークで発覚したこの獲得劇。正直、疑心暗鬼だったのだけど、今日正式リリース。

乾 貴士(いぬい たかし)

ポジション:MF
出身:滋賀県
生年月日:1988年6月2日
サイズ:169cm/59kg
出身校:野洲高校(滋賀県)

今年の初め、こんな事書いてました。

*なんだかんだ言って、野洲の技術レベルの高さはほれぼれするね。判断とか考える力の積み上げを強調したけど、3枚でも平気で抜ききる乾のドリブルテクニックとか、平原のエロイパスセンスとか、青木のスピードとタイミングの良い仕掛け(しかも相手の逆を突く勘の良さ)とか、本当にうまいって感じですよ。青木に決定力がないことが一つの救いであり(ジェフだったらね)、残念な部分であり(ユース代表を考えたらね)

*乾ってまだ2年生なのね、来年までに左サイドも出来るようになってないかなぁ……。コンバートでもイイから来年は獲って欲しいね。勿論中京大中京の伊藤翔も忘れるなよ。伊藤はとにかく確保だよ。争奪戦みたいだけど、負けたらフロント首ものだね。

考える力の結実@第84回高校サッカー選手権 決勝(LooseBlog)

昨年度の選手権をスペクタクルなサッカーで制した野洲高校。その中でも2年生ながら左サイドのアタッカーとして華麗なテクニックと柔軟なアイデアで異彩を放っていたドリブラー(今年はトップ下をやってる見たいね)、乾くん、来ちゃいましたー!久々に「フロントGJ!」となる大仕事!うんうん、大きく育って、Fマリノスの攻撃陣を担う力となって欲しいね。

これは一般論だけど、よりモダンに守備戦術が洗練されていく中で、一人一人の選手がボールを持てる時間やスペースというのは減ってきていて、ドリブラーにとっては生きにくい時代なのかも知れない。でも、そんな閉塞感を破るのも又個人のテクニックであったり、アイデアであったりするモノ。又、スタジアムに訪れる人もなんだかんだ言ってスペクタクルなプレーというのを期待しない人はいない(まあそれが、組織的にもたらされるモノであれ、個の才能でもたらされるモノであれ)そういう意味で、素晴らしい技術と才能を持った選手を獲れたというのはチームの将来にとってとても素晴らしいことなのかなーと。

まあ、彼の才能が現代サッカーの中に埋もれてしまうのか、それとも期待通りに相手を恐怖に陥れるアタッカーとして立場を確立するかどうかは、これから次第。チームとしても彼の才能を消すことなく育てなきゃいけないし、乾くん自身もプロのスピードやフィジカルコンタクトの差異を埋めて慣れていかなきゃいけないけど、ね。

とにもかくにも、めでたいね。頑張れ、期待してるよ、乾くん!クリロナやメッシみたいになって!なんか純粋に期待出来るって楽しいなー。次は、ユースっ子達かな?コミーかな?それとも和製アンリかな?みんな来ちゃえばいいじゃない!

で、検索で若年層年代のことを知りたい人が多いみたいなので、メンバーやコメントを紹介しながら、明日の試合を簡単に見所なんかを。

日中韓サッカー vs U-21中国代表戦(10/25@国立競技場) U-21日本代表メンバー

監督:反町康治
コーチ:井原正巳
GKコーチ:川俣則幸
フィジカルコーチ:矢野由治

GK:
西川周作(トリニータ)
松井謙弥(ジュビロ)

DF:
一柳夢吾(ヴェルディ)
伊野波雅彦(FC東京)
小林祐三(レイソル)
青山直晃(エスパルス)
水本裕貴(ジェフ)[途中離脱]
千葉和彦(アルビレックス)[追加招集]

MF:
本田拓也(法政大)
青山敏弘(サンフレッチェ)
谷口博之(フロンターレ)
梶山陽平(FC東京)
上田康太(ジュビロ)
枝村匠馬(エスパルス)
増田誓志(アントラーズ)
中村北斗(アビスパ)
水野晃樹(ジェフ)
本田圭佑(グランパス)
家長昭博(ガンバ)

FW:
平山相太(FC東京)
カレン・ロバート(ジュビロ)
苔口卓也(セレッソ)
前田俊介(サンフレッチェ)

Style&System(仮):
Pattern1         Pattern2         Pattern3
    平山          平山  カレン         平山
家長  増田  水野       本田圭     家長        水野
  枝村  谷口     家長       中村    梶山   上田
一柳      中村     梶山  谷口    一柳   谷口   中村
  青山  千葉     青山 伊野波 小林    青山   千葉
     西川            西川            西川

Schedule:
10/25(wed) 19:00KickOff/vs 中国 U-21代表 @ 国立競技場

JFA

【10.25 集え、国立へ!】反町康治U-21日本代表監督スペシャルインタビュー

【10.25 集え、国立へ!】試合前日の反町康治監督(U-21日本代表)会見コメント

【10.25 集え、国立へ!】試合前日のU-21日本代表選手コメント(上記全てJ's GOAL)

と言うことで、結構JFAが(集客と注目に)必死になってる明日のU-21の中国戦。まあ世間的には注目がないのかも知れないけど、個人的には結構注目してたりします。というのも、前回やったアジア大会のメンバーと違って、規制なしの現時点でのベストメンバーを集められたし、そのメンバーもアテネの時よりもJでの実績に関しては非常に高い。で、全員が全員集まっていたわけではないけれど、何度か選手を招集してはトレーニングキャンプを張っているので、前回よりゲームの時よりは監督の考えているモノを選手達に伝わっているのかなーと。まあそういう要素を鑑みた上で、どういうゲームを見せてくれるのか、楽しみだったりします(まあ行けないけど)

オシムたんが練習試合見に来て走らないことを反さんに説教したとか、そういうネタもあったけど、実際気になるのは、反さんがどの程度オシムたんのサッカーを咀嚼し、自分のテイストを加えていくのかと言うところ。メンバー的に、オシムたんの考えているサッカーをするには少々機動力という面では不安が残ったりもするのだけど、個々の技術レベルや局面打開力はA代表の選手達より高いと思う。基本的に、A代表との連携を考えてもA代表のコンセプトを基盤に置いては欲しいのだけど、個人の違いをチームに反映することも又悪い選択ではないのかなと。実際、A代表はタスクに傾倒しすぎて、少々単調なサッカーになりすぎる嫌いがあるし。てゆうか、そういう事が出来る選手も揃っているしね。

で、選手起用では、中盤の起用が気になるところ。色々上にパターンを書いてみたけど、このチームは本当に中盤中央の選手の層がめちゃくちゃ厚い、もの凄い激戦区。FC東京の梶山、エスパの枝村、ふろん太の谷口、ジュビロの上田、サンフレの青山、鹿島の増田とチームでレギュラーポジションを得ている選手が多いどころか、素晴らしい特徴を持っている選手が沢山揃ってる。ただ、チームの根幹を担うポジションでもあるだけに、選手達の特徴を活かすというよりタスクやコンセプトの要素を強調したいポジションでもあるはず。そう、それこそA代表で鈴木啓太や阿部勇樹が使われているように。反さんもA代表にコーチとして帯同し続けて薫陶を受けていると思うので、中盤の起用に監督の考え方が表れるんじゃないかなーと。個人的には梶山・谷口、枝村・谷口が見たいけどねー。でも、予想としては青山(本田拓)・谷口になるんじゃないかなー。

相手は、前回もそうだったけど、フィジカル的な要素であったり、個人能力という面では日本よりも高い選手達が多いと思うので、その辺をいかに対応し、その中でどのように自分たちのサッカーを表現するのか、とにかく頑張って欲しいね。勝敗云々は別にして、可能性というのを魅せて欲しい、選手、そして監督にもね。

ユースもやろうと思ったけど、まだ先だしいいかな。とにかく、色々な課題の出るゲームになると良い。若年層代表なのだから、選手達が良い経験を得て個人の成長に繋げてくれるのが一番の目的なわけだしね。ということで合わせてみました、予定変えちゃって申し訳ないっす。明後日辺りにやりますよ。ということで今日はここまで。

*昔の記事を探すのに、久々にサイドバーの検索ボックスを使ったけど、ちゃんとやってくれてるね、優秀じゃんグーグル。"野洲"って入れたらちゃんと目的のモノを引っ張り出してくれた。どうぞ、使っちゃって下さいな。でも、あらさがしはいやん(笑)

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October 24, 2006

Revenge!@J1 第28節 Fマリノス vs アントラーズ

二日経っても嬉しいね。にやけちゃう。長いんで早速。

2006 J.League Division1 第28節

Fマリノス 2-1 アントラーズ @ 日産スタジアム「Revenge!」
F.Marinos:6'坂田大輔 18'山瀬功治 Antlers:29'深井正樹

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、那須大亮、中澤佑二、MF上野良治、河合竜二、田中隼磨"動きだけなら超一流"(→84'吉田孝行)、ドゥトラ"虎神"、山瀬功治"愛してる"、FW坂田大輔"ずばっと"(→88'奥大介)、久保竜彦(→61'マルケス"復帰早々鰻プレー")

アントラーズスタメン:GK曽ヶ端準、DF名良橋晃"名サイドバックも今や……"、青木剛、岩政大樹、ファビオ・サントス、MF増田誓志(→72'田代有三)、フェルナンド、野沢拓也、深井正樹、FW本山雅志(→68'興梠慎三)、アレックス・ミネイロ(→83'柳沢敦)

久々の日産スタジアムでのゲーム。どちらもチームもなかなか思ったように成績が出せず、リーグにおいての目標を見いだすのが難しい中での対戦か。鹿島はナビスコ決勝を見据えた前哨戦においてテスト色の強いメンバーで大敗を喫したりと、テストを繰り返す中でチームバランスを欠いているか。Fマリノスの方は、勝ち点3を手の中に持っていながら、直前でこぼしてしまったりと今シーズンを象徴するようなゲームをしたりと、相変わらず吹っ切れない。

そんな両チームのスタメン、Fマリノスの方は前節と同じ3-4-1-2。マツの代わりには那須、前線のトライアングルはマルケスの復帰も予想されたが、坂田・久保・功治。鹿島の方は、ナビスコ決勝を見据えてアジアユースで出場出来ない内田篤人の代役であったり、フェルナンドの出場停止を埋める存在を探す事に躍起になっているが、なかなかフィットする人材は見つからない。この試合では右サイドバックに名良橋を据えた。

前半

どちらも立ち上がりから自分たちのカラーを出し合うような序盤、鹿島は流動的に様々な選手が絡みながら細かいパスを繋いで崩そうとし、Fマリノスは相変わらずビルドアップに難を見せるモノの、スペースを使いながら両アウトサイドが積極的に高い位置に競り上がりクロスで相手ゴールを襲う。そんな狙いを先に表現していったのは、Fマリノスか。ドゥトラ、隼磨が数多く攻撃に絡んではクロスを上げ、久保や山瀬のヘッドに合うなどどんどん仕掛けると、そのサイドアタックが実る。

ゴール正面からのFK、ドゥトラが直接狙ったキックは曽ヶ端にはじかれてチャンスは潰えたかに思われたが、その流れで得たスローインから。功治がうまく背負って受けて、坂田を経由して、ドゥトラに繋がると、エンドライン際で名良橋との1on1。行き場のない状態でまたいだり、キックフェイクを掛けることでタイミングをずらすと、ブロックをかいくぐるセンタリングを中に供給。そのクロスに対して合わせたのは、ドゥトラに裁いた坂田。走り込んで高い打点のヘッドで合わせ、これがファーサイドに決まって、開始6分での先制点!うーん、久々にアウトサイドからのクロスがゴールに繋がったね。ドゥトラらしい、抜ききらないクロスに、坂田がうまく助走を付けて合わせた。イイよーイイよー。鹿島は時間が掛かった中でマーキングをはっきり出来なかったこと失点の遠因か、前節の後遺症?

いきなりビハインドを負った鹿島は目を覚ましたかのように前に出て攻撃を活性化し、ビハインドをはね返しに掛かる。高い位置からプレスを掛けて拙いビルドアップを絡め取りに掛かり、奪ってからボールを動かしながらポストを絡め、後ろからのダイナミズムを使う形やスキルの高い選手達の仕掛けなどで、Fマリノスゴールを襲う。そんな勢いのあるプレーに気圧されたか飲まれた感があったFマリノスは、何とか水際で凌いでいたモノの先制点までのイイ流れが立ち消えてしまう。

劣勢を強いられたFマリノスですが、その中で手数を掛けず、サイドの切り替えの悪さ、対応の甘さを突く形でスペースに出ていくシンプルな攻撃が何度か出ると、巧プレーが飛び出す。鹿島がカウンターになり、左サイド野沢がボールを運びながら逆サイドでフリーとなった本山を見つけて正確なミドルパスで展開。本山は中を見据えると、那須の内側にポジションを獲りながらゴール前に入り込んだアレックス・ミネイロにグラウンダーのクロスを流し込み、近距離での決定機を作り出すが、ここは那須が身体を投げ出す形でシュートをさせず。そして、このこぼれをドゥトラがボールを拾ったところから、カウンター発動。ドゥトラは前を見据えた上で、左サイド張っていた久保の前のスペースにロングボールを供給、バックスピンの掛かった素晴らしいボールがバックラインの裏に落ちると、久保がイイ動き出しからこのボールを受けて左サイドを独走。深い位置まで運び、中には坂田がトップスピードでゴール前に走り込む。しかし、久保の選択は坂田で