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October 18, 2006

Final Tournament that I was able to see by a clear victory!@06-07 UCL GroupLeague Matchday3 Celtic vs Benfica

やったねぇ!これではっきり決勝トーナメントが見えてきたよ!しかし、こんなに差が付くとはねぇ、びっくりだ、ああびっくりだ、うはは。

06-07 UEFA ChampionsLeague GroupStage Matchday3
Group F/Glasgow Celtic 3-0 SL Benfica @ Celtic Park
Celtic:56'66'K.Miller 90'S.Pearson

セルティックスタメン:GKボルツ、DFテルファー、ギャリー・コルドウェル、マクマナス、ネイラー、MF中村俊輔、スノ(→88'ピアソン)、レノン、マロニー、FWズラフスキ(→84'ヤロシク)、ケニー・ミラー

ベンフィカスタメン:GKキム、DFアウシデス、ルイゾン、リカルド・ローシャ、レオ、MFカツラニス(→72'ネルソン)、ペティート、ミッコリ、ヌーノ・アシス、シモン、FWヌーノ・ゴメス(→78'キキン)

雨降るセルティック・パークだけど、いつも通り住人達が多く詰めかけ、素晴らしい「ホーム」の雰囲気を作り上げる。セルティックにとっても、ベンフィカにとっても、この直接対決2連戦はグループリーグ突破が掛かる大一番。

しかし、その大一番にここまで好パフォーマンスを見せていたフェネホール・オフ・ヘッセリンク、トーマス・グラベセン、エイダン・マクギーティといった選手が軒並み怪我で出場不能、マチエイ・ズラフスキは何とかこの試合に間に合ったモノのベストメンバーとは言い難く、ゴードン・ストラカンも頭が痛いところ。直前のリーグ戦でハットトリックを完成させた俊輔や、怪我から復帰してきたマロニーの奮起に期待か。ベンフィカの方は、ルイ・コスタが結局間に合わなかったが、アタックラインにはトップにヌーノ・ゴメス、2列目にはファブリツィオ・ミッコリ、ヌーノ・アシス、シモン・サブローサと言った豪華な面子が並ぶ。特に2列目3枚の局面打開力は脅威。

じゃあ、又いつも通り箇条書きで。

・開始早々、深い位置からのスローインをズラが競って裏に流した所をマロニーちゃん、ジャンピングボレー!続けて、CKの流れのセカンドボール、俊輔クロスのこぼれを又もマロニーちゃん(ブロックされちゃう)。良いねー、アグレッシブだねー、ホームの勢い全開の立ち上がり。

・ベンフィカは受けちゃったけど、その後はポゼッションでバランス崩して、穴が空いたところをミッコリやシモンのドリブル突破で広げていこうというやり方。ベンフィカのファーストシュートはミッコリのミドル、ミッコリ怖いよ。エウゼビオもグラズゴーまで遠征。

・でも、勢い落ちないセルティック。長いボールをミラーやズラがサイドに開いて受けることで起点を作り、押し込んだところで俊輔やマロニーちゃんがボールに絡みながら崩しに掛かる。ネイラーのオーバーラップだったり、ミラー・マロニーちゃん・俊輔の仕掛けだったりと、めちゃくちゃアグレッシブ。スタジアムの雰囲気も後押しムード全開。ポゼッションもある程度安定。

・ただ、なかなかフィニッシュに繋がらない。クロスは中の高さで勝てず、パスコンビネーションでの崩しも最後はズレが出て対応されたり。で、ベンフィカは奪ったところからシンプルに前にいるアタッカーに繋いでからのカウンターが増える。相手はちょっとミドル志向が強く、その安易な選択に助けられたけど、攻めに人数掛けるだけにこの部分は怖い。

・キーサイドとなるであろう、俊輔・テルファーvsシモン・レオのサイドは俊輔がポジションを崩すので、結構バランス的に怖い部分も。ただ、スノが意識を裂いてカバーしていることもあって、致命傷には至らず。俊輔のFK1本目は中央30m付近から動き出したミラーに合わせる形も合わず。CKも中とのタイミングがイマイチで、キックはちょっと不調っぽい。

・徐々にベンフィカに耐性が出来てきたのか、ポゼッションからの崩しが絡め取られる形が多くなり、自ずとベンフィカペースに。俊輔の動きもちょっとイマイチ。ダイレクトで裁いたりするプレーは安定しているモノの、前方向で相手に脅威を与えるようなプレーが出てこない。一度プレーした後連続して動く形やスペースを見つけて引き出す形(裏じゃなくても)などが欲しい。てゆうか、全体的に攻守に置いて足が止まってしまうことが多いのが気になりすぎる。一度、マロニーちゃんのイイ飛び出しで生まれたチャンスをシュートに繋げたモノの、フィットせず。うーん。

・ミッコリのロングフィードからの飛び出し(ボルツイイ飛び出しで先に触る)、ヌーノ・ゴメスのスルーパスへの反応(オフサイド)、ヌーノ・アシスの仕掛け(ファール)、シモンのポジションチェンジからセンターでスルーパスに反応するプレー(センターバック二人で何とか凌ぐ)、シモンとレオの絡みから上げたクロスをカツラニスがヘッド(フリーも枠上)、レオの切り返しからの右足ミドル(枠上)と、ベンフィカに危険なプレーが増えてくる。俊輔玉際激しくいかないと!カツラニスのヘッドに繋がったシーン、レオのミドルのシーンと、寄せ甘い!ストラカンもご立腹な感じ。今日は余り戦ってないぞ。ミラーの仕掛けから右より20m付近のFKも壁、残念。前半はスコアレスで折り返す。

・相変わらず超満員でマフラー掲げて選手を迎えるセルティックパークの住人達。凄いよ。立ち上がり、積極的に押し込んだが決定機を作りきれず。逆にベンフィカに近距離でのFKを与えてしまって危険なシーンを作ったりと、どうも乗り切れない(シモンが左寄りペナ間際からのFKを直接狙ったが枠外)これが後半のファーストシュート。

・止まって受けようとするプレーが多く、実効度が上がらなくなった俊輔に対してなかなかボールが回らなくなると、俊輔もようやく動き出す。そしてそのプレーが活きる形で先制点が生まれる。左サイドオープンでマロニーちゃんが受けると、これに反応する形でネイラーが一気にオーバーラップ、これを簡単に使う形で左サイドを崩すと、トップはゴール前になだれ込む。中を見ながら切れ込んだネイラーはその状況を見極めて、後ろからフリーで中に入ってきた俊輔へグラウンダーのボールを折り返す良い選択。これを俊輔左足ダイレクトで合わせた!しかし、このシュートはフィットせず、枠から外れていく。それでも、前に入っていたミラーがイイ反応でこのボールをスライディングで合わせる!コースを変える形で押し込んで先制!マロニー→ネイラー→俊輔の流れ、そしてミラーの素晴らしい反応、良いプレーだった。俊輔も動いていたからこそ、あそこでボールを受けれたんだよ、続けて!

・ビハインドとなったベンフィカは、一気に前に出てきて、直後にヌーノ・アシスの鋭いミドル!バー直撃、怖い。ただ、セルティックも守りに入ることなく、どんどん攻める。そうなれば、自ずと展開が激しくなる。俊輔もまだ緩慢なところはあるにしても、少し良くなったかな。そして、2点目生まれちゃうんだ、これが。相手CKのセカンドボール、相手のミドルをブロックに入った俊輔が反応して追うと、何とか触る形で相手のカットを避け、ミラーに繋げる。こういう形を予測してか素早い切り替えで左サイドを駆け上がってきたマロニーちゃん、ミラーはそのマロニーちゃんへ簡単に裁き、2vs3のカウンターが出来上がる。マロニーちゃんはボールを運びながら相手と対峙し、縦に仕掛けると見せかけて(これで一枚を縦カバーさせ)中に切り返してタックルに来たペティートを外す。そして最後はこのキープの間にプルアウェイの動きで右サイドオープンの所にポジションを獲っていたミラーへグラウンダーのラストパス!これがスパッと通って、ミラーに決定機!ミラーは落ち着いてニアサイドを抜くシュートで飛び出してきたキムを破り、追加点!うーん、見事、イイカウンターだった。俊輔は良く繋いだし(その後全力で走って最前線に飛び出してレシーバーになって欲しかったけどね)、マロニーちゃんは良さであるキレとスキルを活かす形で二人を外して素晴らしいラストパスと素晴らしい仕上げをして、そしてミラーは繋いで動き出して決めてと、これまた良いプレーが繋がってのゴールだった。よっしゃよっしゃ。

・交代を絡めて前への圧力を増してくるベンフィカに対して、セルティックは2点リードとなったこともあって、守備からしっかりという意識。守備では怖い部分もある俊輔を下げないのかなーと思ってたけど、その俊輔も良く頑張ってシモンやレオに食らい付いたり、奪った後の繋ぎでチームに落ち着きを与えることで貢献。てゆうか、俊輔だけではなく、チーム全体がハードワークの姿勢でプレッシャー掛けたり、空いた穴を埋めたりすることで、ベンフィカの攻勢を凌いでいた。

・残り10分を切って、後は時間を使うだけと言う中でのセルティック・パークの声援は本当に良くサッカーを理解してると感じる。バックパスに拍手で「時間を使う」というのを推奨、ベンフィカの後ろから上がってきたフリーマンにボールが渡ると大きなざわめきで「アプローチに行け」、そんなメッセージがこもっている感じ。ジリ貧気味になってきた中でストラカンはようやくカードを使う。ズラに代えてヤロシク、そしてカードをもらっていたスノに代えてピアソン。そして、ピアソンが最高の仕事をする。残り1分の所で、セルティックのパスコンビネーションが機能。マロニーちゃんの縦パス→俊輔がダイレクトで落とし→ピアソン左サイドへ展開→ミラー中に仕掛けると思わせてヒール→ミラーを回った俊輔がフリー、溜めてシュート!もゴールキーパーセーブ→こぼれ球をピアソンがボレーで詰める!これが決まって、3-0!3-0!美しい流れだったねー。俊輔もこのシーンでは裁いた後も止まらずに動き出してレシーバーとなって良いプレーをした。ストラカンも嬉しそう。これで決まり、3-0で大一番第一戦を制しちゃいました!

とにもかくにも、この勝ち大きい!勝ち点3はもちろん得失点差+3で、ベンフィカとの差を広げたことで、残り3試合で勝ち点2を得れれば、多分上に行ける(まあユナイテッドがベンフィカに勝つと言う前提だけど)この勝ちで本当に上が見えてきたね。セルティックパークの雰囲気はやっぱり凄いんだねー、毎試合見ているとこれが普通に感じてしまうけど、相手にとっては凄いプレッシャーになるだろうし、セルティックの選手達にとってこれほど勇気づけられる事はないだろうね。大一番と言うこともあって、前回のコペンハーゲン戦以上に凄かった気がする。

正直なところ、フェネがいない、グラベセンがいないというのは相当やばいかなーと思ってたんだけど、このチームのコンセプトである細かく、そしてダイレクトを多く使ったポゼッションコントロールは、選手が入れ替わっても余り質が落ちず(全くとは言わないけどね、やっぱりグラベセンのビルドアップの質や経験、戦術眼的な要素は小さくないし[守備に関してはスノが非常に意識を裂いていたので感じなかった。逆にバランス的に良かったぐらい]、フェネの深い位置でも落ち着けることが出来るポストや高さはやっぱり欲しい)、そしてその中で代役と言える選手達がとても良い仕事をしてくれたことで、勝ちに繋げる。これからを考える意味でもとても大きな勝利だったかなと。

で、特に良かったのがミラーとスノ。本来であれば、ベンチにいてもおかしくない選手達なんだけど(ミラーはフェネとのコンビが評価されてよく使われてるから、何とも言えないけど)、本当に良い仕事をしてくれました。ミラーはなんと言っても2ゴール!いつもは決定機をキーパーにぶち当ててたりするのに、この大舞台で決めちゃうとは!ユナイテッド戦のPKは自信になってたのかな?1点目の俊輔のシュートミスを鋭い反応で押し込んだゴール、そして2点目のプルアウェイからのボールの引き出しからニアを抜いて素晴らしいカウンターを仕上げたゴールと、文句の付け所がないプレーだったし、相変わらずチームプレーヤーとして幅広く動いてボールを引き出すアクションであったり、守備貢献であったりと、貢献度は高かったし、間違いなくこの日のMVPでしょ!

で、スノはグラベセンみたいにビルドアップに置いて質であったり、ここ!と言うところでの前方へのアクションや猛チェックみたいなのはないのだけど、リスクマネジメントを重視した貢献度はとても高かった。俊輔がかなりポジションを崩すので(チームタスクの一つだけど)右サイドが空いてくる中で(俊輔も頑張ってたけどね)、そこを意識を裂いてカバーしてたりして、とても頑張ってたかなーと。正直相当スノは不安だった、ボールコントロール粗いから何時かっさらわれるんじゃないかと…でもGJ。

で、最後に俊輔だね。結果としては3点に絡んだわけで、「大車輪の大活躍」みたいに報じられたりしているわけですが、個人的にはそこまで大騒ぎするほどイイ出来とは思えなかったかなぁと。本文にも入れたけど、動きの意識という部分が減退気味で、裁いた後の次であったり(最初は動き出してる)、守備時の反応であったりと、少々緩慢なプレーが多かったかなーと。3点目のプレーのように、1プレーした後に連続して動いて次の仕事出来る場所へアクションをしていくようなプレーをもっとやっていって欲しいなと。てゆうか、普段は出来ているから、継続してやっていくというのが大切かな。減退したら捕まえられてしまうしね。

オン・ザ・ボールのプレーも、安全志向のプレーが多かったかなー。まあリズムを作る意味、相手を動かすという意味はあるのだけど、前方向の実効性がもっと出てきてほしかったかなー。それにはやっぱりもう少し動きが必要だったけどね。それでも、2得点に繋がったフィニッシュに絡む意識であったり、周囲からの信頼であったり(これは動きと共にあるモノだけど)と、質自体は低くない。これからも良いプレーを続けて、決勝トーナメントに行って欲しいね。

何か随分長くなっちゃったけど、とにもかくにも良かった、うん。やっぱり決勝トーナメントで俊輔見たいんだから!と言うことで今日はここまで。

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