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October 30, 2006

滑り出しは現実的に@AFC Youth Championship GroupLeague vs 北朝鮮

とにもかくにも勝って良かった。カレーに祟られたのか体調不良とかが伝えられていたけど、ワールドユースに繋がる大会の初戦、何としても結果が欲しかったゲームだったからね。こういう体験を通じて逞しくなっていって欲しいな。

AFC Youth Championship India 2006 GroupLeague Matchday1

Group C/Japan 2-0 DPR.Korea @ Sree Kanteerava Stadium,Bangalore
Japan:34'K.Kawahara 82'Y.Kashiwagi

AFC Official/Match Summary

U-19日本代表スタメン:GK林彰洋(流通経済大)、DF内田篤人(アントラーズ)、福元洋平(トリニータ)、槙野智章(サンフレッチェ)、堤俊輔(レッズ)、MF山本真希(エスパルス)、田中亜土夢(アルビレックス)[→78'柳澤隼(レイソル)]、青山隼(グランパス)、柏木陽介(サンフレッチェ)、FW河原和寿(アルビレックス)[→85'青木孝太(ジェフ)]、森島康仁(セレッソ)[→70'ハーフナー・マイク(Fマリノス)]

ワールドユースに繋がる重要なアジアユース。この大会のベスト4を確保し、ワールドユースの出場権を獲ることは至上命題。そのために多くの遠征や強化合宿を経てきたわけだしね。

ただ、開幕戦前にはインドの環境に洗礼を浴びるかの如く、内田篤人、森重、マイクと言った選手が腹痛に、エース格と目される梅崎も風邪を引いたりと、コンディション的にはばらつきがあるか。相手の北朝鮮は、U-17のアジア選手権で世界への道を絶たれた相手。早熟な選手が多く、フィジカル的には少々見劣りするか。いきなり正念場と言うことになってるらしい。

ちなみに会場は、つい先日アジアカップ予選でA代表が試合をしたスリー・カンタレーバ・スタジアム。そう、照明が消えたり、犬が入ってきたり、芝がぼこぼこでアジャストしきれなかった、あのスタジアム。3戦連続でこのスタジアム。

前半

ピッチコンディションへのアジャスト、チームの機能性、選手個々の局面に置ける差、コンディション、様々な要素が気になったが、開始早々左サイド浅い位置からのFKを、河原がうまくDFの隙を突いてヘッドで狙ってファーストシュート(枠を逸れる)と、いきなりチャンスを迎えたりと悪くない立ち上がり。ボールを丁寧に動かしながら崩すと言うより、長いフィードでビッグマンを狙い、そこから派生するセカンドボールを拾っていくことで攻めていこうという狙いが見える。ディフェンスに関しては前から切り替え速くアプローチを掛けることで相手にプレッシャーを掛け、そこから苦し紛れに出る縦へのボールを前で狙う形なのかな?ラインのばらつき、乖離するMFとDFの距離感など、気になる部分もあるが、とりあえずは落ち着いてゲームに入れた感。

その中で、ピッチコンディションに対してのアジャストには苦労。不規則にボールが跳ねるピッチの前にコントロールがぶれたり、パスのズレたりと軽率なミスが目立ち、簡単にボールロストしてはシンプルに速い攻め込まれては鋭いクロスで狙ってくる北朝鮮のアタックに少々肝を冷やすシーンも。ただ、そういった中で切り替えの意識を伴った前線からの速いフォアチェックをスイッチにした前を狙う姿勢、局面での戦う姿勢といったディフェンスに対しての意識をしっかりと保っていたこともあり、相手にも決定機は与えない。

前線になかなか収まらず、セカンドボールもなかなか拾えずと、散発的に山本真希のミドル(素晴らしいシュートだったがGKのスーパーセーブにはじき出された)、森島の高さを活かしたプレーぐらいしかチャンスを作れない中で、北朝鮮のセットから危ないシーンを作られたりと(ファーに流れた選手を捕まえきれず、林の判断ミスも相まって、走り込まれてヘッドで狙われるも、林が何とかセーブ)と、相変わらずドタバタ。しかし30分過ぎになって、徐々に大きくボールを動かす形でサイドチェンジしたり、サイドバックがオーバーラップするなどのプレーが出始めるなど流れが良くなり、その流れの中で相手のミスを突く。スローインからの展開、後ろに戻そうとしたパスがミスとなって森島に渡ると簡単に左寄りにポジションを獲っていた河原へ、日本選手が次々ゴール前に入っていく中で、プレッシャーのない状態の河原は中に切れ込みながら右足でインスイングの速いシュート!これが枠を捉え、GKの対応を許さず。これが決まって先制点!相手のミスをシンプルに突く形、それにしても素晴らしいシュート。コース、スピード、共に文句なし。この後、交代してきて攻勢を強めてきた北朝鮮に押し込まれるシーンがあったモノの、前半アドバンテージを持って折り返すことに。

後半

ビハインドの北朝鮮は、より個のテクニックを前面に出す形でゲームに入ってくる。その仕掛けにより、いきなり右サイドから局面打開されてボックスの中に入り込まれたり、左サイドをするするっと抜かれてミドルを打たれたりと、少々その仕掛けに対して気圧されるような立ち上がり(対応が少々緩かったかな)。ただ、相手が前掛かりになってきたこともあって、前半に比べてシンプルなフィードやテクニカルな繋ぎからスペースを突く飛び出しなど、相手を揺さぶるような形が出てきたりと、攻撃に関しては悪くない。

徐々に焦りが出てきたのか、プレーが粗っぽくなり始めるが、日本としては変に熱くならず、相手の仕掛けに対して粘っこく対応し、カウンターから隙を狙う形を継続。冷静にアドバンテージを守りながら、ゲームを進めていく。その中で素晴らしいプレー、福元の精度の伴ったフィードを河原がうまく自分のボールにすると、GKの位置を見て早いタイミングでシュートに繋げた。ボールは浮いていたが、相手の状況がよく見えて、しかもシュートも鋭いモノで枠に飛んでいれば決まっていたかな。

北朝鮮が個人技で切り崩そうとし、日本がそれを対応しながらスペースを見いだしてカウンターで突くと言う展開の中で、日本は初めての交代。足を痛めたっぽい森島に代えて腹痛マイクを投入。時計が進むと共に中盤の運動量に翳りが見え始め、攻→守の切り替えが遅れてしまったりするシーンが見え始めるモノの、バックラインはしっかりと集中を保つことで失点は許さず。その中で、これまた足を痛めたっぽい田中亜土夢に代え柳澤を投入。

全体的に足が止まり始めていたモノの、スペースに飛び出すことであったり、前を狙うことへの意識が衰えなかった日本は、その意識が実る形で欲しかった追加点を生み出す。内田からの縦パスを引き出した河原が右サイドで粘り強くキープして密集を抜け出し中へ流れていくと、最前線にポジショニングを獲っていた柏木へループのスペースパス。マイクの存在に引きつけられてギャップが出来ていたポイントに競り合いながら抜け出した柏木はこの浮き球を胸で収めて素早くボレーで流し込み、追加点。河原の突破からのラストパスに柏木の飛び出しとしっかりとしたコントロールからのシュート、失わなかった前への意欲が活きたゴールだったかな。マイクもマーク引きつけて、相手のカバーを遅らせた。ナイス存在感(こじつけ?いやいや、マイクの高さを警戒して、マーカーが前に引っ張られたことで、カバーが効かないようにしたんだから)

この後、獅子奮迅大車輪の活躍を見せた河原に代え青木孝太を投入。青木はアグレッシブに仕掛けて、相手を押し込んだりと、守備の時間を減らす役割を担っていたかな?まあ、チームとして日本の集中力は最後まで衰えず、しっかりとゲームを無失点でクローズ。重要なグループリーグ初戦を2-0という形でモノにした。

まあワールドユースに行くためには何を置いても結果、という現実的な要素を感じられるゲームだったかな(元々、そういうチームだったけど)そのゲームプランをしっかりと遂行する形で、有力国の一角と目される北朝鮮を破った事はとても大きいかな。まあピッチコンディションは別にしても、もうちょっとやれるだろーとは思うのだけど、やはりワールドユースに行くと言うことが一番のプライオリティ、とりあえずは黙認と言うことにしておきますよ(僕はこの監督は熊の系譜にあると思うので、基本的にはあんまり好きじゃない)

ただ、選手達はコンディションにばらつきはあったのだろうけど、冷静にハードワークして、粘り強く戦えていたのは良かったと思う。このチームのストロングポイントでもある多岐に渡る個々の特長を使い分ける様なプレーやダイナミズムを活かす形(特に内田篤人の所かな)、そして代表チーム各世代、いや日本サッカー全般に置ける課題であるビルドアップの質含めた攻撃構築能力などが、これから課題になると思うけど、まあとりあえずは目の前にぶら下がっている結果をしっかりと獲って欲しいなと。

で、河原くんはいい仕事したねー、特徴ないなんて書いて悪かった。機動力を活かして幅広く動き、前線で大きな仕事をしたね。様々なタレントがひしめき合う前線で存在感を示したことは彼にとっても大きいのかな?それと、福元くんね。ディフェンスリーダーとしていい仕事をしてた気がする。少々ラインにばらつきがあったりしたけれど、サイドからのクロスに対してほとんど漏れなくはね返し、冷静に締めていたかな。河原のシュートに繋がったフィードも良かったし、ああいうのを増やすことで、一つのパターンとしていきたいね。特に攻撃構築に置いては難を見せるチームだし。

ということで、とにかく初戦快勝、おめ。タジキスタン戦、しっかり勝ってとりあえず決勝トーナメント決めちゃいましょう。次の試合は明後日、連戦でコンディションも難しいだろうから、監督はうまく手綱獲って欲しいね。と言うことでここまで。

*しかし、協会にはもう一度ユース世代の監督の選考基準というのを考え直して欲しい。連続出場を遂げているワールドユース出場権という現実もあるのだろうけど、選手達が特長を生かし、伸ばせるようなサッカーを作れる監督の招聘を考えていく必要があるんじゃないかなと。てゆうか、日本人監督でそんなことを出来る人は余り見あたらないので(僕が知らないだけかも知れないけれど)、外国人監督を招聘すると言うことを含めて。この世代はレギュラーを獲っている選手もいるけれど(内田篤人、柏木陽介とかね。福元もレギュラー格といっては良いだろうし)、比較的活動期間を多く獲れて、精力的に強化出来る世代。ワールドユースでの経験値だけではなく、代表で寄り意欲的なサッカーに取り組むという内相的な要素での成長を促すというのも大切なんじゃないかなーと。もちろんワールドユースも大事なんだけど、さ。

*マイクや梅崎くんはしっかりとコンディション整えて、この先で力発揮してね。

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