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September 26, 2006

ビッグマッチで募る期待@Liga Espanola Barcelona vs Valencia

クライフやアラゴネス爺も見守るカンプ・ノウ。スタジアムは超満員、今やリーガ・エスパニョーラではクラシコに次ぐビッグマッチなのかな。明日はUCLもあるし、僕自身楽しみにしてたので。バルセロナ-バレンシア@カンプ・ノウ

06-07 Liga Espanola Day4
Barcelona 1-1 Valencia @ Canp Nou
Barca:49'A.Iniesta Valencia:17'D.Villa

バルセロナスタメン:GKビクトール・バルデス、DFザンブロッタ、マルケス、プジョル、ファン・ブロンクホルスト、MFエジミウソン(→46'イニエスタ)、シャビ、デコ、FWメッシ(→85'サヴィオラ"復帰")、エトー、ロナウジーニョ

バレンシアスタメン:GKカニサレス"神降臨"、DFミゲウ、アジャラ"大先生"、アルビオル(→75'ダビ・ナバーロ)、モレッティ、MFホアキン、アルベルダ(→90'ウーゴ・ヴィアナ)、エドゥ、ビセンテ、FWシルバ、ビジャ"愛してる"(→78'アングロ)

昨シーズンと同じ体制を維持し、新戦力を加えた中で開幕から順調なスタートを切った両チームの直接対決が4節にして実現。少々、早すぎる気もするけど、まあそれはしょうがないのかな。

その中で、バルセロナもバレンシアも少しだけ変更点を伴うスタメンに。バレンシアは、ゲームプランも考えながら2トップにはビジャとシルバ、好調のモリエンテスがスタメンを外れた。又、負傷で出場が危ぶまれていたアルベルダが何とか間に合ったことはバレンシアにとって大きい。バルサはテュラムを温存する形(?)でセンターバックにはマルケス、アンカーにはエジミウソンという形。

前半

序盤から当たり前のようにホームのバルサがボールをポゼッションし、それに対しバレンシアが前からアプローチに行きながら4-4のブロックを組んで迎え撃つ展開。バルサもバレンシアも効果的なチャンスを作り出すことが出来ず、強豪同士の対戦らしい緊張感溢れる立ち上がり。ファーストチャンスとしては、右サイドメッシのスペースパスに素早い反応でそのパスを収めてエトーが深い位置で起点を作り、メッシがパスを出した後ボックス内でリターンパスが受けて、カバーに来たディフェンスをいなしたが最後はカバーに凌がれる形。

どちらかと言えばバルサ優勢の中で進んでいた感もあったが、徐々に高い機能性を示して良い形でのボール奪取を見せ始めていたバレンシアがリズムを掴み始め、その中で訪れた1チャンスを生かす。うまく左サイドから右サイドに展開すると、攻撃参加してきたミゲウまで綺麗に流れ、ミゲウはダイレクトでDFラインとGKの間に素晴らしいグラウンダーのクロスを流し込む。バルサディフェンスは対応しきれずファーまで流れると、そのボールの狙いを察知していた"ビクトール・バルデスハンター"ビジャがバルデスの逆を突いて押し込み、アウェイのバレンシアが先制。面白くなって参りました。

その後も前線からの献身的アプローチから始めるプレッシングディフェンスが機能、個の力に置いては劣勢に立たされることも十分予想された中で様々な局面での守備にも粘りが見え、うまく収縮してボール奪取から早い切り替えを伴ってテンポ良くボールを動かし、スペースが生まれたところでフリーマンを使う攻撃からチャンスを作り出す。特にビジャの質の高い動き出しからのポストワーク、前を向いたら局面打開をしようとするプレーが目立ち、バルサとしてみたら嫌な存在になっていたか。バルサとしてはエースであるロナウジーニョのボールタッチが極端に少なく、メッシも囲い込みの早いバレンシアディフェンス陣に局面打開しきれず、なかなかいつものような開放感溢れるファンタスティックな攻撃を生み出せない。27分過ぎに得たFKのチャンスも、ロナウジーニョの非常に良く変化したFKをカニサレスがセーブ(外から巻くボール)、カウンターからロナウジーニョがフリーでボールを持って左に流れたエトーを使うもミゲウが対応と、なかなかリズムのある攻撃を作り出せない。

笑顔の世界最高フットボーラーロナウジーニョに苛立ちが募る中、バレンシアのプレーペースは衰えず、高い機能性と激しい局面での対応による守備、そして早い切り替えからダイレクトの非常に多い組み立てでバルサを苦しめる。ここまでは余り存在感を示せなかったホアキンも鋭いパスやフィニッシュを見せたりと、チーム全体がうまく回っている印象。ビジャがマルケスを早いタッチの切り返しで外してシュートを打つという決定機が訪れるモノのポスト直撃。惜しい。結局バルサらしい攻撃を許さないまま、前半45分を抑えきる形でバレンシア1点リードで折り返す。

後半

ビハインドのバルサはハーフタイムのタイミングでエジミウソンに代えてイニエスタを投入、より質の高い中盤構成や積極的な攻撃参加から相手のプレスをいなして崩していきたい狙いが見える。そんなバルサは開始早々チャンスを生み出す。左サイドデコからの展開でグラウンダーのパスに前に出てきたイニエスタを中継点にエトーのシュートチャンスを作り出し、早々にカニサレスを脅かす(カニャスの素早い反応で正面で抑える)

ロナウジーニョのタッチが増える中で、バルサらしい攻撃が徐々に発揮されるようになると、そのロナウジーニョからゴールが生まれる。左サイドに飛ばされたフィードをうまくラインポジショニングを獲ったロナウジーニョがタッチライン近くで受けると、これに合わせるようにジオが内側にオーバーラップ、しかしこれは使わず突っかけてコースを空けてピンポイントでエトーを狙ったクロス。うまくディフェンスの合間でフリーとなったエトーへ繋がると、既に次の展開を見据えていたエトーはダイレクトのヘッドで空いたスペースへ、そしてそのパスに合わせる形で最前線に飛び出してきたイニエスタがシュート。これが必死にカバーに入ったディフェンスの足に当たって、ふんわりとしたボールが吸い込まれてバルサが後半序盤で同点に追いついた。このゴールに関しては直接的にボールに絡んだ3人も素晴らしかったのだけど、ジオの攻撃参加も効いたね。これでアルビオルを引き出したことで、最終的にイニエスタのシュートを打つスペースを作り出した。くー、見事。悔しいけどね

この得点後に完全にバルサにリズムが移り、一気に逆転ゴールを狙う。バレンシアは前半あれだけ嵌っていたプレッシングがデコ・シャビ・イニエスタというテクニックを持つ中盤にいなされる形で空転し、どんどん高い位置でアタッカーにボールが入ることが多くなり、完全に受けに回らざるを得ない苦しい状態に追い込まれる。

左サイド高い位置に起点を作ってショートパスを受けたメッシが中に切れ込んでのシュート(枠上)、ロナウジーニョのノールックパスからのデコのテクニカルなミドル(カニャスのセーブ)、中央から持ち込んだシャビのミドルシュート(枠外)、イニエスタからエトーという形で右サイドを崩されてクロスを流し込み、途中交代のサヴィオラがインサイドで合わせるシュート(カニャスの素晴らしいセーブ)など、危ないシーンが頻発。しかし、何とかカニャスの好セーブもあって、この後はゴールを許さず。何時やられてもおかしくない状態ながら、水際で凌ぎきったバレンシアがカンプ・ノウで勝ち点1を持ち帰ることになった。バルサとしては、前半こそバレンシアのゲームプランに嵌っていたが後半は実力を発揮する形で勝っていてもおかしくないゲームをしていただけに悔しいゲームだったのかも。

いやー、前半だけ見たらいけるかなーと思ったけど、やっぱり逃げ切らせてくれないね。あれだけ嵌めこまていた状況をテクニカルな中盤を揃えることで打開し、そういう足かせがなくなればやっぱり質の高い攻撃を繰り出してくる。つえーよ、お前ら。でも、カンプ・ノウで勝ち点1は全然OK。てゆうか、カンプ・ノウは相性良いねー。

実はどうもキケの手腕を信用出来ない部分があったのだけど(2シーズン目にもかかわらず)、このゲームに臨む上でのメンバー構成、ゲームプラン、そしてゲームの中での機能性の高いプレッシングを見て、ちょっと見直した。実際、カンプ・ノウで勝ちに行くのは相性云々は別にしても正直難しい。その中でバルサらしい部分をしっかりと抑える事を念頭に、中盤での強いプレッシャー、特別な選手に対するパッキングを強く意識させ、そして機を見て早くボールを動かしてカウンターを仕掛けると言う意図がはっきりと見て取れた。好調のモリエンテスを外し、技術とアイデアに非凡なモノを持ち個の力で何とか出来る可能性を持つシルバの起用したのも、ゲームプランを鑑みた上では理に適っていると思う。まあ、カニャスを核にした守備陣の粘り強さに助けられた部分もあるけれど、このゲームでは???と感じる部分はなかったかなと。

チームとしては、ホアキンがまだまだかなーと言う気はするけど、全体的に仕上がってきた感じはする。ビジャやモリエンテスと言ったアタッカー陣の好調に引っ張られているにしても、中盤の機能性は結構wktk。プレスはもちろん、切り替えで先手を取り、うまくボールを動かして幅広くピッチを使うというのはうまくできていると思うし、そしてアタッカー達に良いボールを供給出来ていることを考えたら、基盤はしっかり出来てるというのは心強い。ディフェンス陣もカニャスやアジャラ大先生と言ったベテランの安定感はさすが、アルビオル、ミゲウ、モレッティも頑張ってるから、今シーズンは安定しそう。これ以上怪我人が出てしまうと、厳しいけどね。ちょっといけるかもと思えるゲームだったのかなと。

バルサの方は、まあ昨シーズンと変わらずと言う感じかな。多少メンバーが入れ替わったけれど、やろうとしている事は変わっていないし、その機能性も昨シーズン同様高いモノがあるかな。ザンブロッタがまだリーガのリズムになれていないこと、アンカーの所での裁きが遅い感じもあるけど、オプションとしてのテクニカルなトライアングルというのが見えたのはそれなりにプラスだと思う。それと、サヴィオラね。干されるんじゃないかと思っていたのだけど、サヴィオラ自身調子が良さそうで良い動き出しから決定機に絡んだりと(ヒヤッとさせられたよ)、このチームでもやれるというのを見せてくれた。この調子で良いプレーを続けていけば、出場機会を増やしていけるんじゃないかと感じれて個人的に嬉しかった(カンプ・ノウの温かいお出迎え良かったねー、ちょっと感動した。出場機会という面では競争は激しいかな、現状ではファーストチョイスとしてメッシがいて、そこにグジョンセン、ジュリもいるし。ただ、中央もいけそうな気がするんだよなー)頑張れコネホ。

明日はUCL、これまた楽しみだね。レッズ-エスパもやるよー。ということでここまで。

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