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September 20, 2006

緊迫感溢れる好ゲームをあなたに。

今日は、ナビスコ準決勝2ndLeg。様々な物議を醸し出した1stLegは0-1。一点のビハインドは消して大きなモノではないけれど、アウェーゴールの絡みもあって決して簡単なスコアではない。去年もアウェーでのこのスコアが最後まで響く形で、PKで勝てなかった。失点は許されず、最小得点差では勝ちには繋がらない。考えている以上に難しいゲームだと思う。でもね、やるしかないでしょ。

ということで、特別公開(ちょっと大仰な事を書いてみるけど、全然はったり。特別でも何でもない)、僕の鹿島メモ(J23節 vs エスパ @ 国立)

・2トップは田中康平と新加入ダ・シルバの2トップ。その下に深井と野沢。前節の出来を鑑みて大きく変更してきたわけですが、その後の流れを見ると、レギュラー格の選手達に刺激を与えるという意味も含んでいると思うし、もちろん今日のナビスコを見据えた上での「温存」という意味もあると思う。その辺は百戦錬磨の名将のマネジメントだったのかも知れない。

・前節アウトゥオリの怒りを買ったひどいチーム状態からは、完全に脱した。深井のドリブルワークのキレ、幅広い動きが目に付く。ここで局面打開されると、中がずれてくる危険性があり。深井がサイドに張らないこともあって、スペースを見つけて絡んでくる新井場のオーバーラップもより実効度を増してる。回るだけではなく、内側をカットインするような形は非常に危険度を兼ね備えており、誰が見るのか決めておかないと混乱しそう(というより柔軟に受け渡ししたい)フェルナンドの展開力、機を見た攻撃参加からの絡みを含めて、鹿島の左サイドはストロングポイントになっている。

・プレッシングの機能性も目に付く。トップからオフェンシブハーフ、ボランチ、サイドバックと連動してやっていくという意識が高く、高い位置でボールを奪うという意思が非常に表れている。サイド際にコースを制限し、縦方向のパスに対してインターセプトを狙ってくる。プレスに嵌るとそのままの流れで、深井や野沢も高い位置に出てFWのように裏を狙ってくるし、怖いアタックに繋がることが多い。

・バイタルケアを怠ると、フェルナンドの強烈な左足が待ってる。このゲームでも、深井の右サイドで3人を引きつけから、左サイド寄り20m付近からフェルナンドの左足が火を噴いた。この形とは少々違うけれど、両サイドでクロスが来ると思ってずるずるラインを下げ、ボランチもそれに引っ張られるようだと(サイドに引き出されることも含めて)、ここまでケアしきれないだけに、後ろのマネジメントしながらも、バイタルケアにも意識を裂きたい。ボランチのポジショニングバランスはこの一戦のキー。状況によっては山瀬や大ちゃんが下がることも必要になるかも。野沢や増田も注意だよ。

・ウイークポイントとしては、プレスで奪うことに対してもの凄い意識が高いので、その分ポジショニング的には裏を獲りやすい、特にアウトサイドのスペース。ただ、捕まえられてると対応しやすいので、トップの選手が外に流れ、そこにスペースパスで流し込むという形が良さげ。2トップの方が良いかも知れない。

・中盤ではかなりきついプレッシャーを掛かるのだけど、かなり狙っているので一発傾向が強い。そこをかわしてしまえば局面的にセンターで3vs2の状況を作れるのかなと(2トップの場合)センターバックはトップに対して張り付いているので、柔軟な対応がしにくく、相手を後手に陥らせられる可能性がある。キープレーヤーは山瀬か。ただ、何度もノッキングするようだと、このプレーは生み出しにくい(相手はラインを下げるし、ポジショニングバランスを整えてしまう)速いタイミングで前で引き出してこの形を引き出せると面白い。

・カウンターも有効。厚みを出すために、ポゼッション時はサイドバック、ボランチと必ずと言っていいほど攻撃に参加してくるから(まあ展開にもよるけれど)それなりにスペースが出来てくる。しっかりと起点を作り切り替え速く押し上げて絡むような形が有効か。

・後は、恒常的に残る両サイドバックのクロス対応。余り良くなっていない。高い選手がファーに逃げて、そこでミスマッチが作れるのかなと。もちろんクロスの精度、ニアに釣るような絡みがないと、岩政や大岩が飛んでくるから、複数に入ってくるというのも大事。

・最後に。分かってると思うけど、甘いプレーをしないこと。相手は絶対にプレーを切らない。アウトゥオリの指導は徹底している。エスパ戦でも市川がまぶたか何かをカットしていても(このシーンの原因となったのは肘を出していた野沢、手を使って顔をむしった田中のプレーだと思われる。こういうのも前回に引き続いて起こりうる)ゲームを切らずに(意図的に)止められないように攻めてくる。相手の人数が足りなければ薄いところから攻めてくる。相手の弱みにつけ込む「マリーシア」的なことをしてくるチーム。汚いという前に、人数が少なければ自分たちでプレーを故意的にファールしてプレーを止めるぐらいの覚悟が必要。セルフジャッジは絶対にせず、笛が鳴るまで集中は途切れさせてはいけない。

ということで観戦のお供にして下さい。

てゆうかね、またもや観客が足りません。確かに普段にも増して注目度の低いカップ戦、しかも平日開催と言うことで、仕方ない側面もあるのだけど、ちょっと寂しいな~。

今日は天気も良いし、観戦日和。平日で次の日のこともあるだろうけど、よかったら日産スタジアムに来てみませんか?因縁、遺恨、タイトルへの意欲、そういうモノが複雑に絡んで、普段以上に緊迫感の溢れる熱い試合が見られると思います。当日券は5万枚ぐらい余っているはずなので、是非。

2006 J.League YamazakiNABISCO Cup SemiFinal 2ndLeg

9/23 19:00KickOff/横浜Fマリノス vs 鹿島アントラーズ @ 日産スタジアム
(1stLeg結果:鹿島 1-0 横浜 @ カシマスタジアム)

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ということで、取り急ぎ。

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